JPH067965B2 - 長尺複合管状体の製造方法 - Google Patents
長尺複合管状体の製造方法Info
- Publication number
- JPH067965B2 JPH067965B2 JP60260670A JP26067085A JPH067965B2 JP H067965 B2 JPH067965 B2 JP H067965B2 JP 60260670 A JP60260670 A JP 60260670A JP 26067085 A JP26067085 A JP 26067085A JP H067965 B2 JPH067965 B2 JP H067965B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tubular body
- pipe
- communication
- extrusion
- composite tubular
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- Expired - Lifetime
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- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Extrusion Of Metal (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、通信用電線を内蔵した長尺複合管状体の製造
方法に関するものである。
方法に関するものである。
［従来の技術と問題点］ 金属パイプには各種の用途があり、それぞれ用途にかな
った製造法によって製造されている。
った製造法によって製造されている。
このような金属パイプは、使用目的によっては、十分な
強度とそれなりの可撓性あるいは電気的熱的伝導性ある
いは耐食性といった、一種類の材料によっては完全に満
足せしめることの困難な特性が要求されることがあり、
さらにはこのパイプの中に例えば電線といった線条体が
収容されて使用されるようなこともある。
強度とそれなりの可撓性あるいは電気的熱的伝導性ある
いは耐食性といった、一種類の材料によっては完全に満
足せしめることの困難な特性が要求されることがあり、
さらにはこのパイプの中に例えば電線といった線条体が
収容されて使用されるようなこともある。
上記のようなさまざまな特性の要求に同時に応えるもの
として、それぞれの特性の相補効果を期待した複合金属
パイプが提案されていることは周知の通りである。この
ような複合金属パイプを製造する従来の方法には、所要
の材料を複合した中空ビレットを製造してこれを所要寸
法に押出成形する方法、積層した複数の金属テープをパ
イプ状に成形し、突合せ端面をシーム溶接する方法、な
どがあるが、複合ビレットの押出では製造長さが決って
しまうために長尺材の要望には応じられないし、シーム
溶接では溶接条件の異なる各層をそれぞれ同条件で完全
に密着溶接することは不可能に近いのである。そしてま
た、光ファイバ複合架空地線のように、パイプ内に通信
用電線として光ファイバを収納するような場合には、長
尺の金属パイプ内に強度の小さい光ファイバを引入れる
ことが困難であり、もしも金属パイプの製造過程に同時
に収納できれば非常に作業が簡単となるのであるが、こ
のような提案は未だみられていないのである。
として、それぞれの特性の相補効果を期待した複合金属
パイプが提案されていることは周知の通りである。この
ような複合金属パイプを製造する従来の方法には、所要
の材料を複合した中空ビレットを製造してこれを所要寸
法に押出成形する方法、積層した複数の金属テープをパ
イプ状に成形し、突合せ端面をシーム溶接する方法、な
どがあるが、複合ビレットの押出では製造長さが決って
しまうために長尺材の要望には応じられないし、シーム
溶接では溶接条件の異なる各層をそれぞれ同条件で完全
に密着溶接することは不可能に近いのである。そしてま
た、光ファイバ複合架空地線のように、パイプ内に通信
用電線として光ファイバを収納するような場合には、長
尺の金属パイプ内に強度の小さい光ファイバを引入れる
ことが困難であり、もしも金属パイプの製造過程に同時
に収納できれば非常に作業が簡単となるのであるが、こ
のような提案は未だみられていないのである。
［発明の目的］ 本発明の目的は、上記のような実情にかんがみ、光ファ
イバなどの通信用電線を内蔵した特定の構造の長尺複合
管状体であって、機械的強度および耐食性に優れたもの
を容易に得ることができる長尺複合管状体の製造方法を
提供することにある。
イバなどの通信用電線を内蔵した特定の構造の長尺複合
管状体であって、機械的強度および耐食性に優れたもの
を容易に得ることができる長尺複合管状体の製造方法を
提供することにある。
［発明の概要］ すなわち、本発明の要旨は、強度の大きい鉄よりなる金
属条を成形ダイによりパイプ状に成形する際に、パイプ
内に通信用電線を抱き込ませつつ成形し、当該通信用電
線を抱き込んだ成形パイプを押出装置のニップルに供給
し、当該成形パイプの外周に押出ダイを介して耐食性の
良好なアルミよりなる被覆層を押出被覆することにあ
り、それによってアルミの肉厚をさほど大きくすること
なく機械的強度および耐食性に優れた長尺複合管状体を
容易に得ることを可能にしたものである。
属条を成形ダイによりパイプ状に成形する際に、パイプ
内に通信用電線を抱き込ませつつ成形し、当該通信用電
線を抱き込んだ成形パイプを押出装置のニップルに供給
し、当該成形パイプの外周に押出ダイを介して耐食性の
良好なアルミよりなる被覆層を押出被覆することにあ
り、それによってアルミの肉厚をさほど大きくすること
なく機械的強度および耐食性に優れた長尺複合管状体を
容易に得ることを可能にしたものである。
［実施例］ 以下に実施例に基いて説明する。
第１図は、強度の大きい鉄よりなる成形パイプ２の外周
に耐食性の良好なアルミよりなる被覆層１を押出被覆し
た複合金属管状体４の断面図であり、第２図は、その内
部に通信用電線３を収納したケーブル断線検知線として
の一態様を示した本発明に係る複合金属管状体の一実施
例を示す断面図である。
に耐食性の良好なアルミよりなる被覆層１を押出被覆し
た複合金属管状体４の断面図であり、第２図は、その内
部に通信用電線３を収納したケーブル断線検知線として
の一態様を示した本発明に係る複合金属管状体の一実施
例を示す断面図である。
第３図は、上記のような複合金属管状体４を本発明に係
る製造方法により製造している様子を示す説明断面図で
ある。１０は押出装置であって、ラム押出方式あるいは
コンフォーム押出方式など常用の押出装置を使用すれば
よい。１１は押出ダイ、１２はダイ１１と相対して設置
されるニップルである。１５は上記成形パイプ２を形成
するための鉄製の金属条２ａの巻かれているドラムであ
る。ドラム１５に巻かれた金属条２ａは、ガイドロール
１４を介して成形ダイ１３に送り込まれ、当該成形ダイ
１３によって連続的にパイプ状に成形され、前記押出装
置１０のニップル１２に供給される。このようにニップ
ル１２に供給された成形パイプ２は、押出ダイ１１に送
られ、当該ダイ１１を介してアルミよりなる被覆層１が
被覆され、前記した第１図に示すような複合金属管状体
４が得られる。
る製造方法により製造している様子を示す説明断面図で
ある。１０は押出装置であって、ラム押出方式あるいは
コンフォーム押出方式など常用の押出装置を使用すれば
よい。１１は押出ダイ、１２はダイ１１と相対して設置
されるニップルである。１５は上記成形パイプ２を形成
するための鉄製の金属条２ａの巻かれているドラムであ
る。ドラム１５に巻かれた金属条２ａは、ガイドロール
１４を介して成形ダイ１３に送り込まれ、当該成形ダイ
１３によって連続的にパイプ状に成形され、前記押出装
置１０のニップル１２に供給される。このようにニップ
ル１２に供給された成形パイプ２は、押出ダイ１１に送
られ、当該ダイ１１を介してアルミよりなる被覆層１が
被覆され、前記した第１図に示すような複合金属管状体
４が得られる。
複合金属管状体４の内部を第１図のように中空のままに
保持するのであれば、上記の製造方法でよいが、第２図
のように、内部に通信用電線３を収容する場合には、金
属管状体を製造した後でこの中空内に線条を引入れるの
では作業が面倒であるし、前記のように引入れる通信用
電線３の強度によっては、長尺の管状体内に引入れるこ
とが不可能な場合もある。
保持するのであれば、上記の製造方法でよいが、第２図
のように、内部に通信用電線３を収容する場合には、金
属管状体を製造した後でこの中空内に線条を引入れるの
では作業が面倒であるし、前記のように引入れる通信用
電線３の強度によっては、長尺の管状体内に引入れるこ
とが不可能な場合もある。
第３図は、そのような通信用電線３を、金属条２ａの成
形に際して内部に同時抱き込みしている本発明に係る実
施例を併せ示すものである。通信用電線３を巻き取って
いるドラム１６を前記金属条２ａのドラム１５と並設し
ておき、前記成形ダイ１３、ニップル１２、押出ダイ１
１に当該通信用電線３を通しておくのである。この状態
で上記手順により金属条２ａを成形してやれば、通信用
電線３が連続的に成形パイプ２に抱き込まれていき、上
記方法によって複合金属管状体４が得られたときには、
内部に通信用電線３を収容した状態において、第２図に
示したような本発明に係る複合金属管状体４が容易入手
せられるのである。このようにして金属管状体内に通信
用電線を収容すれば、後から通信用電線を引入れるとき
のような大きな張力を通信用電線に付加する必要が皆無
となり、例えば光ファイバのような非常に強度が小さく
かつ繊細な構造の通信用電線であっても、なんらの問題
もなく収容できるのである。そしてまた、内部に収容す
る通信用電線が例えばケーブルの断線検知線のように比
較的強度の大きい通信用電線であったにしても、それを
長尺にわたって引入れることはこれまた非常に厄介であ
るが、本発明に係る方法によれば、かかる厄介な引入れ
作業からも完全に解放されるのである。
形に際して内部に同時抱き込みしている本発明に係る実
施例を併せ示すものである。通信用電線３を巻き取って
いるドラム１６を前記金属条２ａのドラム１５と並設し
ておき、前記成形ダイ１３、ニップル１２、押出ダイ１
１に当該通信用電線３を通しておくのである。この状態
で上記手順により金属条２ａを成形してやれば、通信用
電線３が連続的に成形パイプ２に抱き込まれていき、上
記方法によって複合金属管状体４が得られたときには、
内部に通信用電線３を収容した状態において、第２図に
示したような本発明に係る複合金属管状体４が容易入手
せられるのである。このようにして金属管状体内に通信
用電線を収容すれば、後から通信用電線を引入れるとき
のような大きな張力を通信用電線に付加する必要が皆無
となり、例えば光ファイバのような非常に強度が小さく
かつ繊細な構造の通信用電線であっても、なんらの問題
もなく収容できるのである。そしてまた、内部に収容す
る通信用電線が例えばケーブルの断線検知線のように比
較的強度の大きい通信用電線であったにしても、それを
長尺にわたって引入れることはこれまた非常に厄介であ
るが、本発明に係る方法によれば、かかる厄介な引入れ
作業からも完全に解放されるのである。
なお、上記の実施例においては、内部の成形パイプを成
形ダイにより成形したままで被覆層を押出被覆する場合
が示されたが、より高い座屈強度が要求されるような場
合には、成形ダイとニップルの間に溶接機を配置し、成
形により突合わされた金属条の突合わせ部を連続的にシ
ーム溶液してやればよい。
形ダイにより成形したままで被覆層を押出被覆する場合
が示されたが、より高い座屈強度が要求されるような場
合には、成形ダイとニップルの間に溶接機を配置し、成
形により突合わされた金属条の突合わせ部を連続的にシ
ーム溶液してやればよい。
押出装置としては、製品の長さが余り長くなければラム
押出装置でもよいが、長尺のものに対しては、理論上無
限長の製品を得ることができる回転ホイールを用いたコ
ンフオーム押出装置を使用するのがよく、この方法によ
ればよりサイズの細い製品を入手するにも便利なのであ
る。
押出装置でもよいが、長尺のものに対しては、理論上無
限長の製品を得ることができる回転ホイールを用いたコ
ンフオーム押出装置を使用するのがよく、この方法によ
ればよりサイズの細い製品を入手するにも便利なのであ
る。
被覆層の肉厚は、ダイの形状を選択することにより所望
のものを得ることができる。さらにまた、内部に収容す
る通信用電線は複数であってもよいことは勿論なのであ
る。
のものを得ることができる。さらにまた、内部に収容す
る通信用電線は複数であってもよいことは勿論なのであ
る。
［発明の効果］ 以上、本発明に係る複合金属管状体の製造方法によれ
ば、光ファイバなどの通信用電線を内蔵した特定の構造
の長尺複合管状体であって、機械的強度および耐食性に
優れたものを容易に得ることができる、特に鉄よりなる
金属条の成形パイプの外周にアルミを押出被覆すること
により、アルミの肉厚や外径をさほど大きくすることな
く機械的強度および耐食性に優れた前記複合管状体を容
易に得ることができる上、押出方法としてコンフォーム
押出法を採用することにより、前記複合管状体を連続的
にしかも長尺材の形で容易に得ることができるという顕
著な効果がある。
ば、光ファイバなどの通信用電線を内蔵した特定の構造
の長尺複合管状体であって、機械的強度および耐食性に
優れたものを容易に得ることができる、特に鉄よりなる
金属条の成形パイプの外周にアルミを押出被覆すること
により、アルミの肉厚や外径をさほど大きくすることな
く機械的強度および耐食性に優れた前記複合管状体を容
易に得ることができる上、押出方法としてコンフォーム
押出法を採用することにより、前記複合管状体を連続的
にしかも長尺材の形で容易に得ることができるという顕
著な効果がある。
第１図は長尺複合管状体の断面図、第２図は本発明に係
る方法により製造した長尺複合管状体の一実施例を示す
断面図、第３図は本発明に係る製造方法の実施態様の一
を示す説明断面図である。 １：被覆層、 ２：成形パイプ、 ３：通信用電線、 ４：複合金属管状体、 １１：押出ダイ、 １２：ニップル、 １３：成形ダイ。
る方法により製造した長尺複合管状体の一実施例を示す
断面図、第３図は本発明に係る製造方法の実施態様の一
を示す説明断面図である。 １：被覆層、 ２：成形パイプ、 ３：通信用電線、 ４：複合金属管状体、 １１：押出ダイ、 １２：ニップル、 １３：成形ダイ。
Claims (2)
- 【請求項１】強度の大きい鉄よりなる金属条を成形ダイ
によりパイプ状に成形する際に、パイプ内に通信用電線
を抱き込ませつつ成形し、当該通信用電線を抱き込んだ
成形パイプを引続き押出装置のニップルに供給し、当該
成形パイプの外周に押出ダイを介して耐食性の良好なア
ルミよりなる被覆層を押出被覆する長尺複合管状体の製
造方法。 - 【請求項２】押出方法が回転ホイールの外周に形成され
たエンドレス溝とこれに嵌合するシューブロックとによ
り構成されるコンフォーム押出法により行われる特許請
求の範囲第１項に記載の長尺複合管状体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60260670A JPH067965B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 長尺複合管状体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60260670A JPH067965B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 長尺複合管状体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62124022A JPS62124022A (ja) | 1987-06-05 |
| JPH067965B2 true JPH067965B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=17351135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60260670A Expired - Lifetime JPH067965B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 長尺複合管状体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067965B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5724371B2 (ja) * | 2010-12-24 | 2015-05-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | シールド導電体 |
| JP2012138179A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電体 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53135868A (en) * | 1977-04-30 | 1978-11-27 | Hitachi Cable Ltd | Method and apparatus for manufacture of composite wire |
| JPS5462157A (en) * | 1977-10-28 | 1979-05-18 | Fujikura Ltd | Manufacture of aluminum-gopper composite wire |
| JPS5527409A (en) * | 1978-08-14 | 1980-02-27 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | Producing method and apparatus for composite material |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP60260670A patent/JPH067965B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62124022A (ja) | 1987-06-05 |
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