JPH0679578A - 加工機械における摺動部の潤滑方法 - Google Patents

加工機械における摺動部の潤滑方法

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JPH0679578A
JPH0679578A JP13908292A JP13908292A JPH0679578A JP H0679578 A JPH0679578 A JP H0679578A JP 13908292 A JP13908292 A JP 13908292A JP 13908292 A JP13908292 A JP 13908292A JP H0679578 A JPH0679578 A JP H0679578A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動部に対し適正量の潤滑油を供給して、潤
滑油の無駄な消費を防ぐと共に、クーラント中への潤滑
油の混入を防ぐ。 【構成】 加工機械におけるレール2と摺動板3の摺動
面3aとの間の摺動部の摺動負荷抵抗を、送りモータ4
の出力トルクとしてトルク検出器5により検出する。ト
ルク検出器5によって検出された摺動負荷抵抗に相当す
る出力トルクが所定値を越えたとき、給油弁6を開放し
て摺動部に適正量の潤滑油を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加工機械の摺動部に
潤滑油を供給する潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、穿孔機等の加工機械において
は、工具等を装着した摺動板が基台上にレールを介して
摺動可能に支持され、摺動板がレールに沿ってワークに
対し接離方向へ往復摺動されることにより、穿孔等の加
工が行われるようになっている。
【0003】この種の加工機械においては、基台上のレ
ールと摺動板との間の摺動部が潤滑油不足になると、同
摺動部に大きな摩擦抵抗が作用して、焼き付き等の取り
返しのつかない事態が生じるおそれがある。このため、
従来の加工機械では、潤滑油消耗における最悪条件を想
定して、潤滑油不足が絶対に生じないように常に所定の
短い時間おき(例えば15分おき)で摺動部に潤滑油を
供給していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
潤滑装置においては、摺動部への潤滑油の供給が、潤滑
油の消耗条件にかかわらず所定時間おきに強制的に行わ
れるため、潤滑油が無駄に消費されて経費がかかるもの
であった。また、ワークの加工部に供給されるクーラン
ト中に余分に供給された潤滑油が混入して、クーラント
の劣化を招くという問題があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、摺動部に対し適正量の潤滑油を供給す
ることができ、潤滑油の無駄な消費を防止して経費の節
減を図ることができると共に、ワークの加工部に供給さ
れるクーラント中に潤滑油が混入するのを防いで、クー
ラントの使用寿命を延ばすことができる加工機械におけ
る摺動部の潤滑装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の加工機械における摺動部の潤滑装置に
おいては、加工機械の摺動部の摩擦抵抗を検出する検出
手段と、その検出手段により検出された摩擦抵抗が所定
値を越えたとき、前記摺動部に潤滑油を供給する給油手
段とを備えたものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された加工機械における摺動
部の潤滑装置においては、加工機械の運転時に、検出手
段により摺動部の摩擦抵抗が検出される。そして、この
検出手段により検出された摩擦抵抗が所定値を越えたと
き、給油手段により摺動部に潤滑油が供給される。従っ
て、潤滑油の無駄な消費を防止して経費の節減を図るこ
とができると共に、ワークの加工部に供給されるクーラ
ント中に潤滑油が混入するのを防いで、クーラントの使
用寿命を延ばすことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化した加工機械におけ
る摺動部の潤滑装置の一実施例を、図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1及び図2に示すように、基台1は図示
しない加工機械のフレーム上に固定され、その上面には
一対のレール2が形成されている。摺動板3はレール2
上に摺動面3aを介して摺動可能に支持され、その上面
には図示しない工具や主軸ヘッド等が装着される。正逆
回転可能なサーボモータよりなる送りモータ4は基台1
の一端部に配設され、この送りモータ4の回転により図
示しない送りネジ機構等を介して、摺動板3がレール2
上で往復摺動される。そして、摺動板3がワークに対し
接離方向へ往復摺動されることにより、穿孔等の加工が
行われる。
【0010】検出手段としてのトルク検出器5は前記送
りモータ4に付設され、レール2と摺動板3の摺動面3
aとの間の摺動部の摩擦抵抗を、送りモータ4の出力ト
ルクとして電流値の変動により検出する。すなわち、こ
の実施例においては、図6に示すように、送りモータ4
により摺動板3が静止状態、早送り、切削送り、早戻り
及び静止状態の順で作動されて、1サイクルの加工動作
が行われる間で、摺動板3の移動及び停止に必要な出力
トルクに対応する電流値がトルク検出器5により検出さ
れる。
【0011】そして、この実施例においては、摺動板3
の早送りの前の静止状態、又は早戻りの後の静止状態の
いずれか一方のときに、このトルク検出器5により検出
された値が予め設定された基準値と比較される。なお、
サーボモータの特性として、摺動してきて停止したとき
には、ハンチングの防止のため、摺動してきたときと同
じ方向のトルクを発生し、トルク検出器5もそれに対応
した電圧を発生する。すなわち、前進時はプラス、前進
後の停止時もプラス、後退時にはマイナス、後退後の停
止時もマイナスといった、摺動してきたときと同じ電極
側の電圧が表れる。従って、停止時における摩擦抵抗が
大きいときには、摺動してきたときと同じ電極側でさら
に大きい電圧値として表れる。
【0012】電磁分配弁等よりなる給油手段としての給
油弁6は前記摺動板3の側部に取着され、その入口側が
潤滑油タンク7に接続されている。複数の給油通路8は
レール2と摺動板3の摺動面3aとの間の摺動部に連通
するように摺動板3内に形成され、それらの外端が給油
弁6の出口側に接続されている。そして、この給油弁6
が開放されたとき、潤滑油タンク7内の潤滑油が給油通
路8を通して前記摺動部に供給される。
【0013】次に、前記のように構成された潤滑装置の
制御回路について説明すると、図3に示すように、制御
装置10は例えばプログラマブルコントローラやNCコ
ントローラを内蔵し、制御装置10にはメモリ11が接
続されている。メモリ11には図6に示すような送りモ
ータ4の静止状態における出力トルクの基準値T等が記
憶されている。
【0014】また、前記制御装置10にはトルク検出器
5及びタイマ13が接続され、これらから制御装置10
に対して、出力トルクの検出信号や時間の経過信号が出
力される。さらに、制御装置10には前記送りモータ4
及び給油弁6が駆動回路14,15を介して接続され、
これらに対して制御装置10から、駆動あるいは停止信
号が出力される。
【0015】そして、前記制御装置10は、トルク検出
器5から基準値Tを越える検出信号を入力したとき、タ
イマ13から前回の給油時より所定時間(実施例では3
0分間)の経過信号を入力したとき、及び図示しない電
源スイッチの投入信号を入力したとき、給油弁6を開放
動作させて、摺動部に対する潤滑油の供給を行わせる。
【0016】次に、前記のように構成された加工機械に
おける摺動部の潤滑装置について、動作を説明する。さ
て、この加工機械の運転時には、前記制御装置10の制
御のもとで、図4に示すフローチャートの動作が行われ
る。すなわち、図示しない電源スイッチがオンされる
と、給油ルーチンの動作が行われる(ステップS1〜S
2)。その後、摺動板3上のドリル等の工具が回転され
ながら、送りモータ4の回転により、摺動板3が図6に
示すように、静止状態、早送り、切削送り、早戻り及び
静止状態の順で作動されて、1サイクルの穿孔等の加工
動作が行われる(ステップS3)。
【0017】そして、送りモータ4による摺動板3の動
作が静止されたか否かが判別され、摺動板3が静止状態
にある場合には、給油ルーチンの動作が行われる(ステ
ップS4〜S5)。
【0018】次に、図4に示された給油ルーチンを図5
について説明すると、まず、電源スイッチがオンされた
か否か、前回の給油時から30分間が経過したか否か、
及びトルク検出器5からの検出信号がメモリ11に記憶
された出力トルクの基準値Tを越えているか否かが、順
に判別される(ステップS11〜S13)。そして、電
源スイッチが投入されたとき、前回の給油時より30分
間が経過しているとき、及び出力トルクの検出信号が基
準値Tを越えているときには、それぞれ給油弁6が開放
されて、潤滑油タンク7から摺動板3の摺動面3aに潤
滑油が供給される(ステップS14)。
【0019】すなわち、図4のメインルーチンにおい
て、ステップS1で電源投入が判別された後の給油ルー
チンでは、制御装置10はステップS11からステップ
S14に進行して潤滑油供給を行わせる。また、図4の
メインルーチンにおいて、ステップS4で摺動板3の静
止が判別された後の給油ルーチンでは、制御装置10は
ステップS12からステップS14に進行して、あるい
はステップS13からステップS14に進行して潤滑油
供給を行わせる。
【0020】つまり、電源投入時及び前回の給油から3
0分経過した時は、摺動板3が機械停止や待機状態で静
止状態を継続していても潤滑油不足になるおそれがある
ので、そのおそれを解消するために給油が行われる。摺
動部の摩擦抵抗が増大して、その値が基準値を上回った
場合には、潤滑油不足が生じる事態なので、それを解消
するために給油が行われる。
【0021】ちなみに、図6に示すように、潤滑不足時
には摺動部の摺動抵抗が大きくて、出力トルクの変動曲
線C2が大きく変動しているのに対し、この実施例によ
れば摺動部の摺動抵抗が小さくなって、出力トルクの変
動曲線C1の変動が小さくなり、十分な潤滑効果が発揮
される。
【0022】従って、この実施例の潤滑装置において
は、摺動部に対し摩擦抵抗に応じて適正な量の潤滑油を
供給することができて、潤滑油の無駄な消費を防止して
経費の節減を図ることができる。また、この実施例にお
いては、大量の潤滑油を無闇に供給しないため、ワーク
の加工部に供給されるクーラント中に潤滑油が混入する
のを防ぐことができて、クーラントの使用寿命を延ばす
こともできる。
【0023】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で、次のように変更して具体化することも可能であ
る。 (1)送りモータ4による摺動板3の静止状態でなく、
切削送り中に出力トルクを検出して、予め設定された基
準値と比較するようにするように構成すること。 (2)捩れ量検出用のひずみ検出センサ等によりモータ
軸の捩じれひずみを検出してモータの出力トルクを、摺
動部の摩擦抵抗として検出するように構成すること。こ
れは、送りモータ4としてサーボモータ以外の他のモー
タを使用した場合に都合が良い。 (3)前記実施例ではプログラム制御により、給油を行
ったが、そのプログラムに依存することなく、送りモー
タ4の出力トルクが所定値を越えたとき、動作されるス
イッチング回路を介して、給油弁6をハード的に動作さ
せるように構成すること。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、摺動部に対し摩擦抵抗に応じて適正な量
の潤滑油を供給することができ、潤滑油の無駄な消費を
防止して経費の節減を図ることができると共に、ワーク
の加工部に供給されるクーラント中に潤滑油が混入する
のを防いで、クーラントの使用寿命を延ばすことができ
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した加工機械における摺動部
の潤滑装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その潤滑装置の部分拡大断面図である。
【図3】同じく潤滑装置の制御回路を示すブロック図で
ある。
【図4】加工機械の加工動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】給油ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】加工機械の加工動作時における送りモータの出
力トルク特性を示す特性図である。
【符号の説明】
2…レール、3…摺動板、3a…摺動面、4…送りモー
タ、5…検出手段としてのトルク検出器、6…給油手段
としての給油弁。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月27日
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加工機械の摺動部に
潤滑油を供給する潤滑方法に関するものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
潤滑方法においては、摺動部への潤滑油の供給が、潤滑
油の消耗条件にかかわらず所定時間おきに強制的に行わ
れるため、潤滑油が無駄に消費されて経費がかかるもの
であった。また、ワークの加工部に供給されるクーラン
ト中に余分に供給された潤滑油が混入して、クーラント
の劣化を招くという問題があった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、摺動部に対し適性量の潤滑油を供給す
ることができ、潤滑油の無駄な消費を防止して経費の節
減を図ることができると共に、ワークの加工部に供給さ
れるクーラント中に潤滑油が混入するのを防いで、クー
ラントの使用寿命を延ばすことができる加工機械におけ
る摺動部の潤滑方法を提供することにある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の加工機械における摺動部
の潤滑方法においては、加工機械の摺動部の摺動負荷
抗が所定値を越えたとき、前記摺動部に潤滑油を供給す
るものである。また、請求項2に記載の発明において
は、上記摺動負荷抵抗を送りモータの出力トルクにより
検出するものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【作用】上記のように構成された加工機械における摺動
部の潤滑方法においては、加工機械の運転時に、例えば
トルク検出器により摺動部の摺動負荷抵抗が送りモータ
の出力トルクにより検出される。そして、この検出
より検出された出力トルク摺動負荷抵抗の所定値に対
応する基準値を越えたとき、給油手段により摺動部に潤
滑油が供給される。従って、潤滑油の無駄な消費を防止
して経費の節減を図ることができると共に、ワークの加
工部に供給されるクーラント中に潤滑油が混入するのを
防いで、クーラントの使用寿命を延ばすことができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化した加工機械におけ
る摺動部の潤滑方法の一実施例を、図面に基づいて詳細
に説明する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】検出手段としてのトルク検出器5は前記送
りモータ4に付設され、レール2と摺動板3の摺動面3
aとの間の摺動部の摺動負荷抵抗を、送りモータ4の出
力トルクの変動により検出する。すなわち、摺動負荷抵
抗は送りモータ4の出力トルクと比例関係にあるため、
摺動負荷抵抗の変動を出力トルクの変動として見ること
ができる。この実施例においては、図6に示すように、
送りモータ4により摺動板3が静止状態、早送り、切削
送り、早戻り及び静止状態の順で作動されて、1サイク
ルの加工動作が行われる間で、摺動板3の移動及び停止
に必要な出力トルクがトルク検出器5により検出され
る。実際に、トルク検出器5では、検出された出力トル
クがこれに比例する電圧値として表われる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】次に、前記のように構成された加工機械に
おける摺動部の潤滑方法について、動作を説明する。さ
て、この加工機械の運転時には、前記制御装置10の制
御のもとで、図4に示すフローチャートの動作が行われ
る。すなわち、図示しない電源スイッチがオンされる
と、給油ルーチンの動作が行われる(ステップS1〜S
2)。その後、摺動板3上のドリル等の工具が回転され
ながら、送りモータ4の回転により、摺動板3が図6に
示すように、静止状態、早送り、切削送り、早戻り及び
静止状態の順で作動されて、1サイクルの穿孔等の加工
動作が行われる(ステップS3)。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】つまり、電源投入時及び前回の給油から3
0分経過した時は、摺動板3が機械停止や待機状態で静
止状態を継続していても潤滑油不足になるおそれがある
ので、そのおそれを解消するために給油が行われる。摺
動部の摺動負荷抵抗が増大すると、これに比例して出力
トルクが増大し、その値が基準値を上回った場合には、
潤滑油不足が生じる事態なので、それを解消するために
給油が行われる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】ちなみに、図6に示すように、潤滑不足時
には摺動部の摺動負荷抵抗が大きくて、出力トルクの変
動曲線C2が大きく変動しているのに対し、この実施例
によれば摺動部の摺動負荷抵抗が小さくなって、出力ト
ルクの変動曲線C1の変動が小さくなり、充分な潤滑効
果が発揮される。静止状態を見ても、変動曲線C2は基
準値Tを大きく越えているが、給油後の摺動曲線C1は
基準値T内にあり、正常な潤滑状態となっている。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】従って、この実施例の潤滑方法において
は、摺動部に対し摺動負荷抵抗に応じて適正な量の潤滑
油を供給することができて、潤滑油の無駄な消費を防止
して経費の節減を図ることができる。また、この実施例
においては、大量の潤滑油を無闇に供給しないため、ワ
ークの加工部に供給されるクーラント中に潤滑油が混入
するのを防ぐことができて、クーラントの使用寿命を延
ばすこともできる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で、次のように変更して具体化することも可能であ
る。 (1)送りモータ4による摺動板3の静止状態でなく、
切削送り中に出力トルクを検出して、予め設定された基
準値と比較するように構成すること。 (2)捩れ量検出用のひずみ検出センサ等によりモータ
軸の捩じれひずみを検出してモータの出力トルクすな
わち摺動部の摺動負荷抵抗検出するように構成するこ
と。これは、送りモータ4としてサーボモータ以外の他
のモータを使用した場合に都合が良い。 (3)前記実施例ではプログラム制御により、給油を行
ったが、そのプログラムに依存することなく、送りモー
タ4の出力トルクが所定値を越えたとき、動作されるス
イッチング回路を介して、給油弁6をハード的に動作さ
せるように構成すること。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】この発明は、以上説明したように構成され
ているため、摺動部に対し摺動負荷抵抗に応じて適正な
量の潤滑油を供給することができ、潤滑油の無駄な消費
を防止して経費の節減を図ることができると共に、ワー
クの加工部の供給されるクーラント中に潤滑油が混入す
るのを防いで、クーラントの使用寿命を延ばすことがで
きるという優れた効果を奏する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機械の摺動部の摩擦抵抗を検出する
    検出手段と、その検出手段により検出された摩擦抵抗が
    所定値を越えたとき、前記摺動部に潤滑油を供給する給
    油手段とを備えたことを特徴とする加工機械における摺
    動部の潤滑装置。
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