JPH0679492A - ろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラッド材 - Google Patents
ろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラッド材Info
- Publication number
- JPH0679492A JPH0679492A JP25226892A JP25226892A JPH0679492A JP H0679492 A JPH0679492 A JP H0679492A JP 25226892 A JP25226892 A JP 25226892A JP 25226892 A JP25226892 A JP 25226892A JP H0679492 A JPH0679492 A JP H0679492A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper
- layer
- stainless steel
- brazing
- clad material
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F21/00—Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials
- F28F21/08—Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials of metal
- F28F21/081—Heat exchange elements made from metals or metal alloys
- F28F21/085—Heat exchange elements made from metals or metal alloys from copper or copper alloys
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F21/00—Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials
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- F28F21/081—Heat exchange elements made from metals or metal alloys
- F28F21/082—Heat exchange elements made from metals or metal alloys from steel or ferrous alloys
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラッド
材の使用に当たり、接合面に必要な十分な量の銅ろうを
提供する。 【構成】 ベース材にＳＵＳ３０４またはＳＵＳ４３０
等のステンレスを用いたステンレス層１と、その両面に
無酸素銅等の銅層２、３を接合したろう付用銅／ステン
レス／銅の三層クラッド材において、銅層３を銅層２よ
り厚くし、銅層３をオイルクーラー等のフィンを接合す
るために使用する。
材の使用に当たり、接合面に必要な十分な量の銅ろうを
提供する。 【構成】 ベース材にＳＵＳ３０４またはＳＵＳ４３０
等のステンレスを用いたステンレス層１と、その両面に
無酸素銅等の銅層２、３を接合したろう付用銅／ステン
レス／銅の三層クラッド材において、銅層３を銅層２よ
り厚くし、銅層３をオイルクーラー等のフィンを接合す
るために使用する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルクーラー、ラジ
エター等の構成部材に用いられる銅／ステンレス／銅の
三層クラッド材に関し、特に、両側の銅層の被覆厚に差
を設けたろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラッド材
に関する。
エター等の構成部材に用いられる銅／ステンレス／銅の
三層クラッド材に関し、特に、両側の銅層の被覆厚に差
を設けたろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラッド材
に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車用のオイルクーラー、ラジエター
等は、冷却フィン等を多段に組み合わせた構造となって
いる。従来のオイルクーラー等は、ＳＵＳ製の薄板を成
型加工したプレートと、フィンとから構成されている。
これらの構成部材を接合するには、接合面間に挿入され
る銅箔をろう材にして接合していた。
等は、冷却フィン等を多段に組み合わせた構造となって
いる。従来のオイルクーラー等は、ＳＵＳ製の薄板を成
型加工したプレートと、フィンとから構成されている。
これらの構成部材を接合するには、接合面間に挿入され
る銅箔をろう材にして接合していた。
【０００３】すなわち、接合面と同じ形態に成型された
銅箔をプレートとフィンとの間に挿入しつつ、これらを
多段に組み立て、真空炉を通すことにより、銅箔を熱で
溶解してプレートとフィンとの界面に流し込んでろう付
けしている。
銅箔をプレートとフィンとの間に挿入しつつ、これらを
多段に組み立て、真空炉を通すことにより、銅箔を熱で
溶解してプレートとフィンとの界面に流し込んでろう付
けしている。
【０００４】ところで、上記のような組立作業は生産性
の向上に限界がある。なぜなら、銅箔を挿入することは
煩わしく、また、部品の数も多くなるからである。
の向上に限界がある。なぜなら、銅箔を挿入することは
煩わしく、また、部品の数も多くなるからである。
【０００５】そこで近年は、組立作業の効率化、部品点
数の削減を目的とし、ステンレス／銅めっき品が採用さ
れ、また、銅／ステンレスのクラッド材もそのシェアを
上げつつある。ステンレスに銅めっきしたものは、ステ
ンレスの両面に１０から２０μｍ程度等厚にめっきした
ものであり、クラッド材の場合は、例えば特開平２−３
０１４２８等に示されるように、ステンレスの両面に１
０から３０μｍ程度に銅を等厚接合したものである。
数の削減を目的とし、ステンレス／銅めっき品が採用さ
れ、また、銅／ステンレスのクラッド材もそのシェアを
上げつつある。ステンレスに銅めっきしたものは、ステ
ンレスの両面に１０から２０μｍ程度等厚にめっきした
ものであり、クラッド材の場合は、例えば特開平２−３
０１４２８等に示されるように、ステンレスの両面に１
０から３０μｍ程度に銅を等厚接合したものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
使用に当たり、めっき品・クラッド材の両面が同じ構造
物に接することは少ない。すなわち、オイルクーラー等
に見られるように、その面が接する構造物の一方は、多
くの銅ろうを必要とする複雑な面であり、他方は銅ろう
を多少用いれば十分という面であることが多い。このよ
うな場合に従来のめっき品・クラッド材を使用するに
は、不足の面に銅箔を挿入することが必要であった。
使用に当たり、めっき品・クラッド材の両面が同じ構造
物に接することは少ない。すなわち、オイルクーラー等
に見られるように、その面が接する構造物の一方は、多
くの銅ろうを必要とする複雑な面であり、他方は銅ろう
を多少用いれば十分という面であることが多い。このよ
うな場合に従来のめっき品・クラッド材を使用するに
は、不足の面に銅箔を挿入することが必要であった。
【０００７】また、めっき品の場合は、接合面に合わせ
てめっきを厚くするためには、多層めっきを施す必要が
あり、また、めっきを厚くすればする程表面がポーラス
になり、プレス成型時に銅カスが出る等不都合であっ
た。
てめっきを厚くするためには、多層めっきを施す必要が
あり、また、めっきを厚くすればする程表面がポーラス
になり、プレス成型時に銅カスが出る等不都合であっ
た。
【０００８】したがって、本発明の目的は、オイルクー
ラー、ラジエター等の製造に順応して生産性を向上させ
ることができるろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラ
ッド材を提供することにある。
ラー、ラジエター等の製造に順応して生産性を向上させ
ることができるろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラ
ッド材を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するため、ベース材にＳＵＳ３０４またはＳ
ＵＳ４３０等のステンレスを用い、その両面に無酸素銅
等の銅層を接合したろう付用銅／ステンレス／銅の三層
クラッド材において、前記銅層が、被接触部材が位置す
る第１の面における厚さが、被接触部材が位置しない第
２の面における厚さより大になるように構成されている
ことを特徴とするろう付用銅／ステンレス／銅三層クラ
ッド材を提供する。
課題を解決するため、ベース材にＳＵＳ３０４またはＳ
ＵＳ４３０等のステンレスを用い、その両面に無酸素銅
等の銅層を接合したろう付用銅／ステンレス／銅の三層
クラッド材において、前記銅層が、被接触部材が位置す
る第１の面における厚さが、被接触部材が位置しない第
２の面における厚さより大になるように構成されている
ことを特徴とするろう付用銅／ステンレス／銅三層クラ
ッド材を提供する。
【００１０】前記ろう付用銅／ステンレス／銅の三層ク
ラッド材を構成する銅は、例えば、水と接触する面には
耐蝕性を向上させるために、ニッケル等との合金であっ
ても良い。
ラッド材を構成する銅は、例えば、水と接触する面には
耐蝕性を向上させるために、ニッケル等との合金であっ
ても良い。
【００１１】
【作用】本発明に係るろう付用銅／ステンレス／銅の三
層クラッド材は、被接触部材に対し、接合に多くの銅ろ
うが必要な面には、無酸素銅等の被覆が厚い銅層が、接
合に多くの銅ろうを必要としない面には、無酸素銅等の
被覆が薄い銅層が形成される。そして、被接触部材が位
置する面に、厚い銅層を配置し、これを加熱すると、接
合に必要な銅ろうが溶解し、その後これを冷却すると、
銅ろうが固化し、被接触部材と接合される。
層クラッド材は、被接触部材に対し、接合に多くの銅ろ
うが必要な面には、無酸素銅等の被覆が厚い銅層が、接
合に多くの銅ろうを必要としない面には、無酸素銅等の
被覆が薄い銅層が形成される。そして、被接触部材が位
置する面に、厚い銅層を配置し、これを加熱すると、接
合に必要な銅ろうが溶解し、その後これを冷却すると、
銅ろうが固化し、被接触部材と接合される。
【００１２】
【実施例１】以下、本発明の実施例を図面を参照にしつ
つ詳細に説明する。
つ詳細に説明する。
【００１３】図１には、本発明に係る一実施例の構成を
示す断面図が示され、表１には、本発明に係る一実施例
の構成を具体的に数値化したものが示されている。
示す断面図が示され、表１には、本発明に係る一実施例
の構成を具体的に数値化したものが示されている。
【表１】 本実施例に係るクラッド材は、中心のステンレス層１
と、このステンレス１の両側に接合された銅層２、３と
からなる。ステンレス層１は、ＳＵＳ３０４またはＳＵ
Ｓ４３０からなり、銅層は、無酸素銅からなり、銅層２
は、被覆厚が薄く、銅層３は、被覆厚が厚くなるように
銅が被覆されている。
と、このステンレス１の両側に接合された銅層２、３と
からなる。ステンレス層１は、ＳＵＳ３０４またはＳＵ
Ｓ４３０からなり、銅層は、無酸素銅からなり、銅層２
は、被覆厚が薄く、銅層３は、被覆厚が厚くなるように
銅が被覆されている。
【００１４】次に、オイルクーラーを形成する場合につ
いて、本実施例に係るクラッド材の使用法を説明する。
いて、本実施例に係るクラッド材の使用法を説明する。
【００１５】図２において、本実施例に係る複数のクラ
ッド材を、オイル流路１０のフィン４と接合する面に銅
の被覆が厚い銅層３が向き、水流路２０に被覆が薄い銅
層２が向くように配置して、オイルクーラー組立材とす
る。
ッド材を、オイル流路１０のフィン４と接合する面に銅
の被覆が厚い銅層３が向き、水流路２０に被覆が薄い銅
層２が向くように配置して、オイルクーラー組立材とす
る。
【００１６】そして、図３に示すように、上記組立材を
加熱すると、銅層３が溶解してフィン４の周り等を囲
み、これを冷却することにより、接合部５を介して、オ
イルクーラーの外回り、オイル流路１０においてフィン
４が接合され、オイルクーラーが完成する。
加熱すると、銅層３が溶解してフィン４の周り等を囲
み、これを冷却することにより、接合部５を介して、オ
イルクーラーの外回り、オイル流路１０においてフィン
４が接合され、オイルクーラーが完成する。
【００１７】この加熱の際、銅層２は、拡散層としてス
テンレス１との界面に残留し、，また、接合部６となっ
て接合部５とともに完全に密封された状態を作り出す。
テンレス１との界面に残留し、，また、接合部６となっ
て接合部５とともに完全に密封された状態を作り出す。
【００１８】以上説明したように、本実施例によれば、
銅層２、３の被覆厚に差を設けたため、銅ろうが多すぎ
たり少なすぎたりすることがなく、薄い銅層２は、接合
部とともに水耐蝕性を提供し、また、厚い銅層３は、フ
ィンとの接合部を含めて必要な箇所を接合するので、所
定の特性と耐水性を有したオイルクーラーを提供するこ
とができる。
銅層２、３の被覆厚に差を設けたため、銅ろうが多すぎ
たり少なすぎたりすることがなく、薄い銅層２は、接合
部とともに水耐蝕性を提供し、また、厚い銅層３は、フ
ィンとの接合部を含めて必要な箇所を接合するので、所
定の特性と耐水性を有したオイルクーラーを提供するこ
とができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るろう
付銅／ステンレス／銅の三層クラッド材によれば、クラ
ッド材を使用する用途に合わせて予め銅ろうの厚みが変
えてあるため、オイルクーラー等のろう付組立作業にお
いて、生産性、作業性等の向上を図ることができる。し
たがって、銅箔を挿入しながらの単体組立、あるいは、
等厚のクラッド材、めっき品を使用し、不足分の銅ろう
を更に銅箔で補充していた作業の不都合は一挙に解決で
きる。
付銅／ステンレス／銅の三層クラッド材によれば、クラ
ッド材を使用する用途に合わせて予め銅ろうの厚みが変
えてあるため、オイルクーラー等のろう付組立作業にお
いて、生産性、作業性等の向上を図ることができる。し
たがって、銅箔を挿入しながらの単体組立、あるいは、
等厚のクラッド材、めっき品を使用し、不足分の銅ろう
を更に銅箔で補充していた作業の不都合は一挙に解決で
きる。
【図１】本発明の一実施例の構成を示す断面図である。
【図２】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図３】本発明の一実施例によって形成されたオイルク
ーラーの部分断面図である。
ーラーの部分断面図である。
１ ステンレス層１ ２ 銅層 ３ 銅層 ４ フィン ５、６ 接合部 １０ オイル流路 ２０ 水流路
Claims (1)
- 【請求項１】 ベース材にＳＵＳ３０４またはＳＵＳ４
３０等のステンレスを用い、その両面に無酸素銅等の銅
層を接合したろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラッ
ド材において、 前記銅層が、被接触部材が位置する第１の面における厚
さが、被接触部材が位置しない第２の面における厚さよ
り大になるように構成されていることを特徴とするろう
付用銅／ステンレス／銅の三層クラッド材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25226892A JPH0679492A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラッド材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25226892A JPH0679492A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラッド材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0679492A true JPH0679492A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17234881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25226892A Pending JPH0679492A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ろう付用銅／ステンレス／銅の三層クラッド材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0679492A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006177613A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Denso Corp | 沸騰冷却装置 |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP25226892A patent/JPH0679492A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006177613A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Denso Corp | 沸騰冷却装置 |
| JP4617869B2 (ja) * | 2004-12-22 | 2011-01-26 | 株式会社デンソー | 沸騰冷却装置 |
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