JPH0679443U - 調理容器などの載置具 - Google Patents

調理容器などの載置具

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JPH0679443U
JPH0679443U JP2145393U JP2145393U JPH0679443U JP H0679443 U JPH0679443 U JP H0679443U JP 2145393 U JP2145393 U JP 2145393U JP 2145393 U JP2145393 U JP 2145393U JP H0679443 U JPH0679443 U JP H0679443U
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JP
Japan
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substrate
cooking container
heat
metal
support member
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Pending
Application number
JP2145393U
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English (en)
Inventor
吉扶 榎本
大二 宮崎
敬 金子
Original Assignee
吉扶 榎本
大二 宮崎
敬 金子
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Publication date
Application filed by 吉扶 榎本, 大二 宮崎, 敬 金子 filed Critical 吉扶 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱により変質がしやすい素材をもって多様で且
つ斬新なデザインを可能にし、室内の調度品としても十
分に耐えることができ、しかも天然素材と比較して安価
で且つ容易に製作できる調理容器などの載置具を提供す
ることにある。 【構成】熱により変質し易い合成樹脂や木材からなる基
板(1) と金属やセラミックスなどの耐熱性素材からなる
複数個の球体(2) の半部(22)を前記基板の表面に適宜配
列をもって埋込み固定し、前記球体(2) により鍋底の複
数部分を点状に支持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば鍋、フライパン、やかん等の各種調理容器を載せるための所 謂ナベ敷に関し、更に詳しくは耐熱性に乏しい天然素材あるいは天然素材に近く 本来は熱による変形や変色のしやすい人工素材などを主体として使用した調理容 器などの載置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のやかん置き、ナベ敷、フライパン置きなどの調理容器載置具は、古く は藁などを編んだものや木製のものが使われたこともあったが、近年では金属線 の素材を単に組んで製作された主体の脚部に合成樹脂材を一体化したもの等が主 流となっている。これは、調理容器の載置具を使用する場合に同容器が高温であ ることが多く、耐熱性に優れた素材を使用することが要求されるがためであり、 更には耐久性に富み且つ加工が容易であるなどの理由に基づくものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかして、上述のように主体が金属線素材から製作される調理容器の載置具に あっては、いかにも無機質的な外観を呈し、実利本位で製作されているためデザ イン面にも限度があり、使用時、不使用時を問わず室内の調度品としては不釣り 合いなものとなっている。
【0004】 一方、安価で多様なデザインを可能にした素材として各種の合成樹脂材料や合 成樹脂材料に他の素材を混入した複合樹脂材料が多方面に使われている。また、 近年は天然素材或いは疑似天然素材に対する欲求が広がり、これも多分野で使用 されるようになってきている。しかしながら、これらの素材を調理容器載置具の 主体として使用することは、上述のような理由、特に熱による変質を伴う樹脂材 料や木材の使用には不向きであるとされ、実用化されていない。天然素材にも、 例えば石材などの耐熱性素材もあるが、加工に手間がかかり工賃が高くなってし まい、実用品である調理容器の載置具としては使いきれないのが実情である。
【0005】 本考案は上述の現状を踏まえてなされたものであり、その目的は熱により変質 がしやすい素材をもって多様で且つ斬新なデザインが得られ、室内の調度品とし ても十分に使用でき、しかも高価な天然素材と比較して安価な調理容器などの載 置具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の主要な構成は、熱により変質しやすい素材 からなる基板と耐熱性素材からなる複数個の調理容器支持部材とを備え、前記調 理容器支持部材は前記調理容器を点支持する支持部と基部とからなり、前記基部 を基板の表面に適宜配列をもって埋込み固定してなることを特徴とする調理容器 などの載置具にある。
【0007】 そして、本考案の好適な実施の態様によれば、前記基板として木材又は各種の セラミックス粒を熱可塑性合成樹脂で固めた人工大理石が使われ、前記調理容器 支持部材として金属やセラミックスなどからなる球体を使用して、同球体の半部 を前記基板に埋め込んで固定する。また、前記球体に代えて、例えば前記調理容 器支持部材の支持部を円錐、多角錐などの様々な形態とすることも可能である。
【0008】
【作用】
高熱の調理容器類が載せられても、高熱の底面を支持する部分は基板基盤との 間に所要の間隔を形成する複数の耐熱性支持部である上に、それぞれの支持部が 基板を点状に支持するため、基板表面には空間を介する放射熱と点状で支持する 金属球による熱伝導となり、大きな接触面積を有する直接的な熱伝導に比べると 極めて伝熱量が減少し、耐熱性に乏しい基板を変質させるには到らず耐久性を持 続する。
【0009】 更に、上記理由により基板に使用される材質が限定されないため、加工性に優 れた素材の使用を可能にし、従って例えば室内の調度品に合致する多彩な色調や 形状が容易に得られるようになり、多様な要求にも即座に対応することをも可能 にする。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図示実施例に基づいて具体的に説明する。 図1及び図2は本考案が適用されたナベ敷の2つの実施例である基板と完成品 とを示す斜視図であり、図3は同ナベ敷の側面図である。
【0011】 本考案に係る調理容器などの載置具は、既述したとおり熱により変質する素材 からなる基板1と耐熱性素材からなる複数個の調理容器支持部材2とを備え、前 記調理容器支持部材2としては、例えば図1〜図3に示す球体や、図5に示すよ うに上半部が円錐状となし、下半部が半球状をなした構成を有しており、その上 半部を調理容器を点支持するための支持部21とし、下半部を前記基板1に埋め 込む基部22して、複数個の調理容器支持部材2の各基部22を基板1の表面に 適宜配列をもって埋込んで固定することを特徴としている。
【0012】 図に示す実施例によれば、前記基板1は円盤状に形成された合成樹脂製の人工 大理石からなり、前記調理容器支持部材2は金属球体からなっている。前記人工 大理石としては、例えばメチルメタアクリレートやポリエステルに水酸化ナトリ ウムなどからなる無機質粒子を混入して成形された板材(ジュポン社製「コーリ アン」登録商標」がある。基板1の材料としては前記人工大理石に限定されるも のではなく、例えば所望の色調を有する各種の熱可塑性合成樹脂や木材などが使 用できる。また、基板1の形状も円盤に限定されず、正多角形状、木の葉や魚の 形など多様な形状が採用できる。前記調理容器支持部材2の形状も球状に限定さ れず、多様な形状を採用できるが、基板1に対する伝熱を少なくするためには容 器を支持する部分21の接触面積は極力小さくする必要があり、例えば上述のよ うに先端を球面とした円錐形或いは多角錐形とすることが望ましい。更に、本考 案では同じ理由から基板1の表面から突出する調理容器支持部材2の支持部21 には所定の高さが必要である。なお、調理容器支持部材2の基部22は如何なる 形状であってもよい。
【0013】 図1に示す実施例では、円盤状基板1の表面に6芒星の模様が彫り込まれてお り、その交差点に金属製球状体からなる調理容器支持部材2の半部が全て埋め込 まれた状態で固定されている。調理容器支持部材2の埋込み固定は、基板1と同 質又は基板1の材質及び金属の双方に接着性能を発揮する接着剤などによる接着 である。各調理容器支持部材2の支持部21の突出高さは、図3に示すように全 て同一高さとしているが、同一円周上に配置された支持部材2を同一高さとし、 外周に近づくにつれて漸次高くすることが望ましい。
【0014】 図2に示す実施例では、円盤状基板1の表面に複数の同心円上所定の間隔をお いて金属製球状体からなる調理容器支持部材2の半部が全て埋め込まれた状態で 固定されている。調理容器支持部材2の埋込み固定の態様は、図1に示す実施例 と同様である。
【0015】 上述のように構成された本実施例によるナベ敷には、図4に示すように高熱の 鍋類3が載せられる。このとき、高熱の鍋底を支持する部分は基板1にほぼ半部 が埋め込まれた複数の球状金属製支持部材2であり、鍋底の表面と基板1との間 には前記支持部材2の半径にあたる寸法間隔を有しているばかりでなく、基盤1 を点状に支持のするため、基板1表面は空間を介する放射熱と点状で支持する金 属球を介しての熱伝導となり、大きな接触面積で熱伝導がなされる場合に比べる と極めて伝熱量が減少され、基板1を変質するには到らず耐久性を持続する。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなごとく本考案の調理容器などの載置具によれば、同 容器の載置面と基板との間に点支持できる形状の耐熱性素材からなる支持部材を 介在させると共に、多様な加工が容易になし得るにも関わらず耐熱性に乏しい素 材を主体として使用するようにしたため、基板に対する熱の影響を激減させると 同時に、多彩なデザインのものが得られるようになり、実用本位に製作されてき た従来の同種載置具と比較すると、室内の置物としての価値を付与することが可 能となり、その用途も、例えば花瓶敷や装飾具などの広範な用途に適用てきるよ うになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の代表的な実施例であるナベ敷の基板と
完成品とを示す斜視図である。
【図2】本考案の代表的な他の実施例であるナベ敷の基
板と完成品とを示す斜視図である。
【図3】同ナベ敷の側面図である。
【図4】同ナベ敷に鍋を載せた状態を示す斜視図であ
る。
【図5】本考案に適用される調理容器支持部材の他例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 調理容器支持部材 21 支持部 22 基部 3 鍋類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮崎 大二 東京都板橋区三園1丁目41−30 (72)考案者 金子 敬 東京都杉並区宮前5−6−11

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱により変質しやすい素材からなる基板
    と耐熱性素材からなる複数個の調理容器支持部材とを備
    え、前記調理容器支持部材は前記調理容器を点支持する
    支持部と基部とからなり、前記基部を基板の表面に適宜
    配列をもって埋込み固定してなることを特徴とする調理
    容器などの載置具。
  2. 【請求項2】 前記基板が木材又は各種のセラミックス
    粒を熱可塑性合成樹脂で固めた人工大理石であり、前記
    調理容器支持部材が金属やセラミックスなどからなる球
    体であって、同球体の半部が前記基板に埋め込まれてな
    る請求項1記載の調理容器などの載置具。
  3. 【請求項3】 前記基板が木材又は各種のセラミックス
    粒を熱可塑性合成樹脂で固めた人工大理石であり、前記
    調理容器支持部材の金属やセラミックスなどからなり、
    その支持部が円錐体又は多角錐体である請求項1記載の
    調理容器などの載置具。
JP2145393U 1993-04-23 1993-04-23 調理容器などの載置具 Pending JPH0679443U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201700008403A1 (it) * 2017-01-26 2018-07-26 I L L A S P A Sottopentola

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3089673B2 (ja) * 1991-02-25 2000-09-18 松下電器産業株式会社 磁気ヘッド

Patent Citations (1)

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