JPH0679299A - 汚泥水切乾燥装置 - Google Patents

汚泥水切乾燥装置

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JPH0679299A
JPH0679299A JP4257301A JP25730192A JPH0679299A JP H0679299 A JPH0679299 A JP H0679299A JP 4257301 A JP4257301 A JP 4257301A JP 25730192 A JP25730192 A JP 25730192A JP H0679299 A JPH0679299 A JP H0679299A
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sludge
pipe
slurry
heat exchanger
tank
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JP4257301A
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Tatsuumi Ito
達海 伊藤
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TOA KANKYO SERVICE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的大量のスラリ状汚泥を効率的に水切乾
燥して、後処理を容易に行うことができる汚泥水切乾燥
装置を提供することにある。 【構成】 孔明きパイプの外周に濾過布を取り付けた濾
過パイプ1を2重底の容器2内の内底3に多数取り付け
て容器2内に入れられた濃縮汚泥5を濾過パイプ1を介
してスラリ状汚泥と水に分離する水切槽6と、水切槽6
内のスラリ状汚泥を熱交換用パイプ15に送って加熱す
る熱交換器14と、熱交換器14のパイプ15から放出
された高温のスラリ状汚泥を強制搬送するスクリュウコ
ンベヤ16と、スクリュウコンベヤ16から熱交換器1
4のパイプ15を加熱した状態で加熱後の熱風を外部に
排出するバーナ22と、熱交換器14のパイプ15に結
露した水を溜める凝縮水槽26とのそれぞれを備えた汚
泥水切乾燥装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機・無機を含む食品
排水処理、下水処理、し尿処理等排水処理汚泥を、環境
破壊の原因とすることなく有効に処分することができる
ように水切乾燥する汚泥水切乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下水等の排水処理時に出るスラリ
状汚泥はそのまま特定した廃棄物処分場に投棄するか、
焼却している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、投棄の場合
には環境破壊が問題になるばかりか、現実には極力環境
破壊を抑えた状態での捨て場所がなくなって来ており、
一方、焼却の場合には相当の設備と燃料を必要とするこ
とから費用が嵩むばかりか、焼却には相当の時間を用す
るため、大量の汚泥処理には無理があると言う欠点があ
った。そこで、本発明の目的は、比較的大量のスラリ状
汚泥を効率的に水切乾燥して、後処理或いは他材料と混
合させて煉瓦等の商品化を容易にすることができる汚泥
水切乾燥装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、外周に
多数の貫通孔を形成した孔明きパイプの外周に濾過布を
取り付けた濾過パイプを2重底の容器内の内底に多数取
り付けて濾過パイプを介して2重底の容器内と底室とを
連通させるとともに前記2重底の容器内に入れられた濃
縮汚泥を濾過パイプを介してスラリ状汚泥と水に分離し
てスラリ状汚泥を2重底の容器内に残しかつ水を底室を
介して外部に排出する水切槽と、水切槽内のスラリ状汚
泥をポンプで熱交換用パイプに送ってパイプ内のスラリ
状汚泥を加熱する熱交換器と、該熱交換器のパイプから
放出された高温のスラリ状汚泥を強制搬送して外部に搬
出するスクリュウコンベヤと、該スクリュウコンベヤの
シリンダ内部から前記熱交換器のパイプを加熱した状態
で加熱後の熱風を外部に排出するバーナと、スクリュウ
コンベヤ内の汚泥を加熱した後前記熱交換器に送られた
熱風に含まれる水分が熱交換器のパイプに結露するとと
もに落下して溜まる凝縮水槽とのそれぞれを備えた汚泥
水切乾燥装置にある。
【0005】
【作用】このように構成された汚泥水切乾燥装置の場
合、濃縮汚泥、例えば、沈澱槽で分離された後、汚泥引
き抜きポンプ等を介して水切槽に移された濃縮汚泥は、
水切槽内の濾過パイプによって更に水分が分離されてス
ラリ状汚泥になるとともに、このスラリ状汚泥は汚泥切
り込みポンプ等によって熱交換器のパイプに送り込まれ
る。ここで熱交換器のパイプはバーナによってスクリュ
ウコンベヤのシリンダ内部とともに加熱されているた
め、パイプに送り込まれたスラリ状汚泥は程良く加熱さ
れて、乾燥され易い状態でスクリュウコンベヤに送り込
まれるとともに、ここではバーナからの熱風を直接受け
る上、既に相当加熱されていることからスクリュウコン
ベヤによる搬送過程において十分に乾燥され、スラリ状
汚泥は乾燥した粉末体として外部に搬出される。この場
合において、スクリュウコンベヤのシリンダ内で発生し
たスラリ状汚泥乾燥時の水分を多く含んだ熱風はそのま
ま熱交換器のパイプに触れ、しかも、このパイプは比較
的熱容量の大きいスラリ状汚泥の通過によって温度が低
くなっているため、スクリュウコンベヤから排出された
熱風中に含まれた水分は熱交換器のパイプに結露した
後、凝縮水槽に溜められ、その結果、熱交換器からは水
分が除去されて比較的悪臭のない熱風が排出される。
【0006】
【発明の効果】このように本発明は、濃縮汚泥から水分
を効率良く除去して、汚泥の乾燥粉末体を容易に得るこ
とができる効果がある。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例の構成を図によって
説明する。パンチングメタル或いは金網等で形成した外
周に多数の貫通孔を形成した孔明きパイプの外周に濾過
布を取り付けた濾過パイプ1を、ホッパ状2重底の容器
2内の内底3に多数取り付けて濾過パイプ1を介して容
器2内と2重底の底室4とを連通させるとともに2重底
の容器2内に入れられた濃縮汚泥5を濾過パイプ1を介
してスラリ状汚泥と水に分離してスラリ状汚泥を2重底
の容器2内に残しかつ水を底室4を介して外部に排出す
る水切槽6には、図示省略沈澱槽から分離して来た濃縮
汚泥5を溜める濃縮汚泥槽7内の濃縮汚泥5が汚泥引き
抜きポンプ8と配管9を介して供給される。
【0008】水切槽6の外底10には底室4に溜まった
水を外部の図示省略原水槽に送水する際に用いる開閉弁
11が取り付けられ、水切槽6の内底3には底室4を貫
通して取り付けられた開閉弁12と汚泥打ち込みポンプ
13を介して熱交換器14のパイプ15が接続され、熱
交換器14の下部には熱交換器14のパイプ15から放
出された高温のスラリ状汚泥を強制搬送して外部に搬出
するスクリュウコンベヤ16、この場合、減速機17を
介してのモータ18駆動のスクリュウコンベヤ16が取
り付けられ、スクリュウコンベヤ16の先端位置にはス
ラリ状汚泥の乾燥した粉末体を強制的に外部に搬出する
ためのロータリバルブ19が取り付けられている。
【0009】スクリュウコンベヤ16のシリンダ20に
は、スクリュウコンベヤ16のシリンダ20内部から熱
交換器14のパイプ15を加熱した状態で加熱後の熱風
を煙突21を介して外部に排出するバーナ22が取り付
けられ、熱交換器14の下部とスクリュウコンベヤ16
のシリンダ20先端部間にはスクリュウコンベヤ16を
加熱した後の熱風を熱交換器14に送るためのダクト2
3が取り付けられ、バーナ22にエアを圧送するルーツ
ブロワ24からのエアは熱風が通るダクト23内をUタ
ーン配管されたエアダクト25を通ってバーナ22に送
られている。一方、熱交換器14の下部には、スクリュ
ウコンベヤ16内の汚泥を加熱した後、熱交換器14に
送られた熱風に含まれる水分が熱交換器14のパイプ1
5に結露するとともに落下して溜まる凝縮水槽26が形
成され、この凝縮水槽26に溜められた水は開閉弁27
を介して外の凝縮水槽28に送られた後、凝縮水ポンプ
29を介して図示省略原水槽に適宜送水される。
【0010】次に、本実施例の作用について説明する。
このように構成された汚泥水切乾燥装置30において、
濃縮汚泥5、例えば、図示省略沈澱槽で分離された濃縮
汚泥5を入れた濃縮汚泥槽7内濃縮汚泥5は、汚泥引き
抜きポンプ9を介して水切槽6の容器2に移された状態
で、水切槽6内の濾過パイプ1によって更に水分が分離
されてスラリ状汚泥になるとともに、このスラリ状汚泥
は汚泥打ち込みポンプ13によって熱交換器14のパイ
プ15に送り込まれる。ここで熱交換器14のパイプ1
5はバーナ22の点火によってスクリュウコンベヤ16
のシリンダ20内部とともに既に加熱されているため、
パイプ15に送り込まれたスラリ状汚泥は程良く加熱さ
れて、乾燥され易い状態になってスクリュウコンベヤ1
6に送り込まれるとともに、ここではバーナ22からの
熱風を直接受ける上、スラリ状汚泥が既に相当加熱され
ていることからスクリュウコンベヤ16による搬送過程
において十分に乾燥され、スラリ状汚泥は乾燥した粉末
体としてロータリバルブ19の作動によって外部に搬出
される。
【0011】この場合において、スクリュウコンベヤ1
6のシリンダ20内で発生したスラリ状汚泥乾燥時の水
分を多く含んだ熱風はそのまま熱交換器14のパイプ1
5に触れ、しかも、このパイプ15は比較的熱容量の大
きいスラリ状汚泥の通過によって温度が低くなっている
ため、スクリュウコンベヤ16から排出された熱風中に
含まれた水分は熱交換器14のパイプ15に結露した
後、凝縮水槽26に溜められ、その結果、熱交換器14
の煙突21からは水分が除去されて比較的悪臭のない熱
風が排出され、かつ、凝縮水槽26に溜められた水は開
閉弁27を介して外部の凝縮水槽26に溜められるとと
もに、凝縮水槽ポンプ29の作動によって適宜図示省略
原水槽に送られる。なお、この汚泥水切乾燥装置30は
洗浄を容易にするため分解・組立が適宜容易に行える構
造になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】汚泥水切乾燥装置30全体を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 濾過パイプ 5 濃縮汚泥 6 水切槽 14 熱交換器 15 パイプ 16 スクリュウコンベヤ 22 バーナ 26 凝縮水槽 30 汚泥水切乾燥装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に多数の貫通孔を形成した孔明きパ
    イプの外周に濾過布を取り付けた濾過パイプを2重底の
    容器内の内底に多数取り付けて濾過パイプを介して2重
    底の容器内と底室とを連通させるとともに前記2重底の
    容器内に入れられた濃縮汚泥を濾過パイプを介してスラ
    リ状汚泥と水に分離してスラリ状汚泥を2重底の容器内
    に残しかつ水を底室を介して外部に排出する水切槽と、
    水切槽内のスラリ状汚泥をポンプで熱交換用パイプに送
    ってパイプ内のスラリ状汚泥を加熱する熱交換器と、該
    熱交換器のパイプから放出された高温のスラリ状汚泥を
    強制搬送して外部に搬出するスクリュウコンベヤと、該
    スクリュウコンベヤのシリンダ内部から前記熱交換器の
    パイプを加熱した状態で加熱後の熱風を外部に排出する
    バーナと、スクリュウコンベヤ内の汚泥を加熱した後前
    記熱交換器に送られた熱風に含まれる水分が熱交換器の
    パイプに結露するとともに落下して溜まる凝縮水槽との
    それぞれを備えることを特徴とする汚泥水切乾燥装置。
JP4257301A 1992-08-31 1992-08-31 汚泥水切乾燥装置 Expired - Lifetime JPH074599B2 (ja)

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JPH0679299A true JPH0679299A (ja) 1994-03-22
JPH074599B2 JPH074599B2 (ja) 1995-01-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104529131A (zh) * 2015-01-06 2015-04-22 常州市新港热电有限公司 热风干燥式污泥干化设备
CN109928601A (zh) * 2019-03-28 2019-06-25 北京科技大学 基于空气热泵的污泥深度干化方法及系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104529131A (zh) * 2015-01-06 2015-04-22 常州市新港热电有限公司 热风干燥式污泥干化设备
CN109928601A (zh) * 2019-03-28 2019-06-25 北京科技大学 基于空气热泵的污泥深度干化方法及系统

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JPH074599B2 (ja) 1995-01-25

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