JPH0679283A - 液体のイオン変化方法および装置 - Google Patents

液体のイオン変化方法および装置

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JPH0679283A
JPH0679283A JP5036822A JP3682293A JPH0679283A JP H0679283 A JPH0679283 A JP H0679283A JP 5036822 A JP5036822 A JP 5036822A JP 3682293 A JP3682293 A JP 3682293A JP H0679283 A JPH0679283 A JP H0679283A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる電気化学ポテンシャルを持つ複数個の
電極に対して液体を特定の順次で流すことにより、液体
のイオン変化を生じさせると共に液体の脱色を行なわせ
る。 【構成】 電気絶縁材料からなる管3と、この管内に配
置された電気伝導性材料からなる正の電極1、1Aと、
負の電極2とを用いる。負の電極2は被処理液体中に溶
けた化合物と親和性を有する物質からなり、正の電極
1、1Aの電気伝導性材料とは異なる電気化学ポテンシ
ャルを有している。被処理液体の色を除去するには管3
内の軸方向に対して正電極1を負電極2の下流に配置
し、負電極2の電気伝導性材料に接触した後に、正電極
1の電気伝導性材料に接触するように、液体が軸方向に
管3を通って流通するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、液体を脱色す
るため、またはREDOX反応(酸化還元反応)を行う
ため、液体のイオンを変化させる方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液体の流通・貯溜システムにおける主な
問題点の一つは、金属酸化物その他の金属化合物が上記
システムの内面に沈積することである。種々の金属酸化
物、特に鉄酸化物、およびその他の金属化合物の沈積
は、5年〜10年の期間に亘って増大する。水道管など
の場合には約5年経過後に、蛇口を或る時間止めておい
た後、例えば夜間水道を使わないで翌日に水道の蛇口を
開けると、その水道管から排出される最初の水は鉄酸化
物の赤茶色を呈する。10年の後においてはおそらく、
この水道管から排出される最初の水は随分ひどい着色状
態となっているだろうし、上記水道管から着色した水を
排出してからきれいな水を得るためには、相当な時間が
必要とされるであろう。
【0003】特公平3−7435号公報は、例えば鉄粒
子のような物質が液体配管内面へ沈積することによって
引き起こされる問題を解決するために、固体物質が高濃
度で溶出された液体を効率良くイオン化する、本発明者
によって開発された方法並びに装置を開示している。上
記公報で開示された方法と装置とによれば、異なる電気
化学ポテンシャルを有する電気伝導性材料の2つの電
極、たとえばアルミニウム電極とカーボン電極とがボル
タ電池構造となるように使用される。この電池構造では
被処理液体を電池電解液として使用し、このことによっ
て液体が電極の電気ポテンシャルによってイオン化され
る。米国特許第3,342,712 号および英国特許第1,288,55
2 号もまた、液体処理のために2つの電極を使用する類
似の装置を開示している。
【0004】このような装置は、イオン化合物のスケー
ルを除去するのに効果的である。しかしながら、そのよ
うなスケールを除去する作用は比較的緩慢である。
【0005】このような欠陥を克服するため、本発明者
は米国特許出願第07/657,813号に係る3つの電極を使用
した二重システムを開発した。このシステムにおいて
は、金属たとえば鉄からなる第3の電極が液体中の金属
イオンの濃度を高めるために使用され、この高濃度化に
より、他の鉄化合物から多量の同種イオンが液体中に溶
出するのを抑制している。このような3つの電極を用い
た装置では、2つの電極は沈積した金属化合物を徐々に
除去することにより上記システムを清浄化するのに使用
され、第3の電極は液体の着色を大幅に減少させ、液体
の通常使用を可能としている。
【0006】上記の3電極からなる二重システムの研究
においては、第3の電極が鉄から作られ、この電極が2
つの電極からなる本発明者のオリジナルの装置に組み込
まれたときに満足の行く性能が達成された。しかしなが
ら、第3の電極である鉄の電極がカーボン電極と直接的
に接触しているが、この第3の電極が装置本体内に収納
されていない時には、性能は満足の行くものではなく、
液体の着色はむしろ悪化した。このことにより、液体の
流れおよび液体が電極に接触する順序が肝要な要素であ
ろうということを知得するに至った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、異なる電気化学ポテンシャルを持つ複数個の電極に
対して液体を特定の順序で流すことによって、液体中の
イオンを変化させる方法および装置を提供することにあ
る。
【0008】本発明の他の目的は、液体中のイオン変化
が液体の脱色を生じるような方法と装置を供給すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するため、本発明では電気伝導性材料からなる正の電
極と負の電極とを電気絶縁性管内に配設し、負の電極の
電気伝導性材料は被処理液体中に溶けた物質と親和性を
有する物質からなるとともに前記正の電極の電気伝導性
材料とは異なる電気化学ポテンシャルを有し、前記一方
の電極の電気伝導性材料の少なくとも一部は前記他方の
電極の全ての電気伝導性材料の下流に位置してなり、該
管の軸方向に流通させてなる該被処理液体が両電極に順
次接触するようにしてなるのである。
【0010】本発明者は、2つの電極、即ちカーボンと
鉄、をプラスチックの管内に配設して、管を流通する液
体が前記電極に順次接触するようにした試作品を製作し
た。
【0011】このような試作品を用いた場合、液体中に
浸漬された錆状態の鉄片がある条件下では明らかに液体
を変色させないようにする効果を奏することが観察され
た。
【0012】比較実験のため、同様の大きさで同様の錆
状態の2つの鉄片が用意された。一方の鉄片は上述した
2つの電極を持つ装置と共に液体に浸漬され、他方の鉄
片はそれのみが上記の場合と同様の量の液体に浸漬され
た。約5時間の後、錆びた鉄片のみの液体では時間と共
に着色が徐々に濃くなることが明確に認められた。しか
しながら、2つの電極を含む装置と共に鉄片を浸漬した
液体では3日経過してもわずかな着色を示すのみであっ
た。
【0013】電極配置に起因する影響を確認するため、
実験装置が次のように製作された。 (1)2つのカーボン製筒部の間に1つの鉄製筒部が同
軸状に配設され、これらが所定の長さのプラスチック
(絶縁性)管内に収納され、液体が上記筒部の内面のみ
に接触するようにされている第1の装置。この装置の場
合、全ての筒部は内寸および外寸が同じで、鉄製筒部は
カーボン製筒部部に直接に接触している。 (2)2つの鉄製筒部の間に1つのカーボン製筒部が同
軸状に配設され、これらが上記第1の装置の場合と同様
に所定の長さのプラスチック管に挿入された第2の装
置。 (3)1本の鉄製ロッドの両端にカーボンロッドが取り
付けられてなる第3の装置。
【0014】上記装置の実験のため、等容積の液体
(水)を有する3つの小さな実験容器が組み立てられ
た。実験装置(1)、(2)および(3)はそれぞれ各
実験容器に入れられた。実験装置(1)および(2)の
各プラスチック管は、その軸方向を垂直にして各プラス
チック管の上端がそれぞれの容器の液面下に位置するよ
うに配置した。これにより、液体の着色変化によって認
められるように液体は管を通って下方へ流れる。さら
に、同様な大きさで同様の錆状態の鉄片が実験装置と共
に各実験容器に入れられた。このように組み立てられた
実験装置は実験容器内に放置され、液体中の着色変化を
観察するため、時々検査された。
【0015】上述した3つの実験装置の観察によれば、
カーボンと鉄の棒が露出された構造を有する実験装置
(3)では液体の着色を防止する効果を生じなかった。
実験装置(1)は鉄酸化物によって引き起こされるよう
な着色を防止する効果が大きかったのに対し、実験装置
(2)では時間と共に着色の度合いが増して行くのが認
められた。
【0016】これらの実験装置によって得られた結果を
十分に確認するため、上記実験は繰り返し行われた。即
ち、各実験毎に液体は各容器から排出され、鉄酸化物の
残滓を除去するために各容器は注意深く洗浄された。ま
た、錆びた鉄の実験片はそれぞれ洗われ、そして、前記
の実験と同じ容器内に同じ装置と鉄片が入れられ、新た
な液体(水)が等容積分各容器に入れられた。
【0017】この実験結果の信頼性を確保するため、実
験装置の洗浄、錆びた鉄片および容器の洗浄、並びに、
新たな液体で容器を充満して観察することが、数回繰り
返し行われた。
【0018】上記実験の結果、管内にカーボン/鉄/カ
ーボンの電極を順次組合わせ、これに液体をカーボン/
鉄/カーボンの順序で接触させた場合、この組合わせが
液体の着色化を防止するとが確認された。一方、他の組
合わせ、即ち管内に鉄/カーボン/鉄を順次配設する電
極の組合わせの場合は着色を防止することはできなかっ
たが、他の応用面で利用可能と考えられる。結局、ただ
単にカーボンと鉄とを接続したものを液体中に浸漬した
ものは液体をカーボンから鉄へと順次接触させる構造と
なっていないため、本発明の装置としては無視すること
とする。
【0019】カーボン/鉄/カーボン電極を有する実験
装置は、液体が管を通して両方向へ流れることができる
装置を研究するために用いられた装置である。しかしな
がら、鉄とカーボンの電極だけをプラスチック管内に設
けた装置の実験もまた行われた。この鉄とカーボンのみ
の電極からなる装置は、液体が一方向だけに流れるシス
テムにおいて使用することが出来る。鉄/カーボン電極
のみの組合わせからなる装置の実験では、液体が最初に
鉄電極に接触し、次いでカーボン電極に接触してから管
を通過したとき、液体の着色を減ずる効果のあることが
認められた。
【0020】上記の実験から、脱色に必要な条件は液体
がカーボン電極に接触した後にその管から排出されるこ
とであるということを確認したので、次に本発明者はカ
ーボンと鉄の電極間の伝導的関係について着目して更に
実験を進めた。この目的のため、絶縁管内にカーボン電
極と鉄電極とだけを使用し、液体が最初は鉄電極に接触
し、次にカーボン電極に接触して絶縁管から排出される
ようにし、次のように伝導的関係を変更して実験した。 (a)両電極の電気伝導性材料(鉄およびカーボン)が
直接に物理的接触する状態に置かれた。 (b)抵抗器が両電極の電気伝導性材料(鉄およびカー
ボン)間に接続された。そして、 (c)両電極の電気伝導性材料(鉄およびカーボン)
が、物理的及び電気的に隔離され、液体のみによって両
電極間の電気伝導的接続がなされるようにされた。
【0021】上記装置による一連の実験では、個々の応
用において、全て満足の行く結果を示した。例えば、装
置(a)は鉄酸化物着色が激しいときに好適であり、装
置(c)は着色の初期段階において好適である。
【0022】上述の実験から、本発明者は次のように判
断した。すなわち、液体中のイオン変化は、電極が電気
伝導的に接続される方法は問わず、液体が電極の電気伝
導性材料上を流れる順序に直接的に影響を受ける。ただ
し、電極の電気伝導的接続状態はイオン変化の速度に関
連性があるように見える。特に、液体の物性に応じて管
の出口側電極の材料を選択することにより、液体の所望
のイオン変化を得ることが可能になると考えられる。
【0023】本発明の目的、その他の特徴および利点
は、添付図面と共に示された、以下の好適な実施例につ
いての詳細な説明から明らかになる。
【0024】
【実施例】各図において、符号1は正電極、符号2は負
電極、符号3は電気絶縁材料(プラスチック)から成る
管を示す。この管3内には、管3を流通する液体が両電
極へ順次接触するように配列されている。
【0025】図1の実施例では、電極1、2は円筒状で
あり、この電極1、2の外周は電気絶縁材料の管3の内
周に緊密に嵌合して軸方向に延長する寸法となってい
る。さらに、正電極1と同種の電気伝導性材料から成る
もう1つの電極1Aが管3内に配置されている。
【0026】電極1、2、1Aは、符号X、X1で示す
ように、互いに端部同士が直接的かつ物理的に接触して
いる。この実施例は次のような利点をもつ。すなわち、
液体は矢印4、4Aで示す両方向に流通することが可能
であり、管3から流出する前に、電極1または1Aの電
気伝導性材料に必ず接触することになる。この場合、例
えば、電極1は正のカーボン電極、電極2は負の鉄電極
であり、従って電極1Aも正のカーボン電極である。
【0027】図2は図1と同様の形態であるが、正電極
と負電極とが入れ替わっており、符号2Aはもう1つの
負の鉄電極を示す。
【0028】図1および図2に示された装置では、電極
は円筒状に形成されてその内部を被処理液体が複数の電
極に順次接しながら流通するように形成されているが、
電極を管内に配設したときに軸方向に延長する部分を有
するのであれば円筒形以外の形状をした電極も使用でき
る。
【0029】このようにして、図3では、正電極1、1
Aおよび負電極2を棒状体とすることができる。これら
棒状体の電極は、図1、2の円筒状電極よりも全体寸法
を小さくでき、従って、必要な場合には、装置全体のコ
ンパクト化ができるという利点を有する。
【0030】図4〜図6は、正電極と負電極との種々の
電気伝導性接続を示す。
【0031】図4では、負電極2と正電極1の電気伝導
性材料が“Z”の間隔を置いて離れ、互いに電気的に絶
縁されている。従って、液体が矢印4の方向に流れると
き、液体のみが両電極間の電気伝導性接続を形成するも
のとなる。
【0032】図5においては、両電極は、直接的かつの
物理的に接触するように、“X”で端部と端部とが相互
に接している。
【0033】図6においては、抵抗器“Y”が両電極の
電気伝導性材料間に設けられ、その抵抗器Yでもって電
気伝導的に接続されている。適当な抵抗値の抵抗器を選
択することにより、液体中のイオン変化の発生の度合を
制御することができる。
【0034】図7は、棒状電極を管3内に配置した状態
を示す。図7の実施例では、電極1、2は、電気絶縁材
料の管3の径方向内側に分離して配置され、両電極の端
部と端部とが直接的かつ物理的に接触している。
【0035】図8に示す同様の実施例においては、電極
1、2は円筒状であるが、電気絶縁材料からなる管3の
径方向内側に分離して配置されている。この実施例で
は、電極1、2が液体との比較的大きな接触面積(電極
の内周面及び外周面)を有し、それにより、接触面積に
応じた高い効率を示すことが期待できる。
【0036】図9は、円筒状電極と棒状電極の組合わせ
を採用した場合を示す。この場合、棒状電極1は円筒状
電極2の半径方向内側に分離した位置から円筒状電極の
端部を越えて軸方向に管3内を延長し、被処理液体が両
電極に順次接触することが出来るようにしている。さら
に、この実施例では矢印4の方向に流れる被処理液体に
対してのみ有効であるが、もし電極1が電極2から反対
方向にも延長すれば、図1、2の実施例におけると同様
に、被処理液体を管のいづれの方向からも流通させるこ
とができる。
【0037】上述した各実施例においては、被処理液体
は所望の順序で各電極と接触する構造となっている。被
処理液体を脱色するためには、被処理液体は、負(鉄)
電極と接触してから、正(カーボン)電極側から流出す
るようにしなければならない。
【0038】再度、図4〜図6に言及すると、電極の電
気伝導的な接続は、以下の3つの何れの形態でもよい。 (1)両電極が直接的かつ物理的接触状態にある場合 (2)抵抗器が正電極と負電極との間に接続されている
場合 (3)両電極が電気的に隔離されており、液体のみが両
電極間の電気伝導性接続を形成している場合 図5に示した上記接続(1)の場合、液体が両電極上を
流れると、両電極間に電流が発生する。即ち、液体中へ
多量のイオン(鉄イオン)が放出されて電流が流れ、負
(鉄)電極は徐々に消耗される。接続(2)の場合、抵
抗器は流れる電流量を減少させ、結果的にイオンの液体
への放出を減少させ、負(鉄)電極の消耗速度を減少さ
せる。接続(3)の場合、液体のみが両電極間の電気伝
導性接続をなすので、高電位が存在する一方、電流は最
小となり、負(鉄)電極の消耗は極めてゆっくりで僅か
なものとなる。これらの接続は,種々のレベルの性能に
合わせて、要求に応じて使用することができる。
【0039】しかしながら、鉄電極はカーボン電極と直
接接触しているときに迅速に消耗すると言う事実、およ
び、鉄電極はカーボン電極から電気的に分離された開放
回路状態においても錆びると言う事実を考慮して、鉄電
極の代わりにステンレス鋼を使用することにした。この
ステンレス鋼を電極として使用した実験では信頼できる
結果が得られ、鉄の消耗は非常に少なくなり、錆付きは
完全に除去された。
【0040】液体、特に種々の溶解された物質を含む水
は非常に複雑な性質を有し、それに、この液体に電気エ
ネルギーまたは電位差を印加することによって生み出さ
れる電気化学的作用の複雑さが加えられることを鑑みる
と、このような複雑な状況下で行われる電気化学変化の
真実かつ十分な効果を把握することは極めて困難であ
る。しかしながら、前述したように液体が所定の順序で
電極に接触しながら流れ、かつその液体が正(カーボ
ン)電極側から流出する構造においてはFe++のイオン
変化が生じることは明らかなように思われる。
【0041】鉄が水溶性のイオンに変換されるとき、主
として2価のイオンFe++となる。しかしながら、2価
のイオンFe++においては電子は電気化学効果によって
除去される可能性があり、また、カーボンは電子を受け
とるという事実がある。2価のFe++イオンは電子のド
ナーとなり、カーボンは電子のアクセプタとなる。
【0042】本発明によれば、液体は絶縁材料の管を通
って流れ、特定の順序で複数の電極と接触するので、先
ずイオンFe++は液体中に溶け込み、この液体は、次に
カーボン電極と接触して鉄電極とカーボン電極との間の
電気エネルギーまたは電気ポテンシャルによって影響を
受ける。そして、Fe++は、カーボンへ電子を提供し、
イオン変化を受ける。
【0043】上記のように変化を受けたイオンを含む液
体が装置から流れ出てFe2 3 スケールが沈積したシ
ステムへ流れ込むと、上記変化を受けたイオンはFe2
3と幾分かの親和性を持っているように考えられ、液
体中に溶解されているFe23 は上記変化を受けたイ
オンと反応して、無色の複合水化物(Fe・6H2 O)
+++ となる。このようにして、液体(水)中に溶解され
ていた赤茶色のFe23 は無色の形態である水化物に
変換される。
【0044】上述した本発明の動作原理は理論的であ
り、鉄/カーボンの組合わせ電極を使用して行われた本
発明の実験はこの理論を確証すると思われる結果をもた
らしている。
【0045】つまり、すでに述べたように、絶縁管内に
収納されていない鉄/カーボンの組合わせからなる電極
は何の効果も生じないということが発見された。実際の
ところ、Fe2 3 によって生じた着色は増加した。ま
た、鉄/カーボンの組み合わせからなる電極を絶縁材料
(プラスチック)の管内に収納した場合でも、被処理液
体が鉄の電極側から流出されるようにした場合には着色
の明らかな増加を認められた。しかしながら、液体の流
れが逆となって水がカーボン電極側から流出されるよう
にしたとき、着色減少という非常に顕著な効果が得られ
た。
【0046】さらに、種々の形態の装置が実験されたと
き、被処理液体の着色が非常にゆっくりであるだけでな
く、液体がカーボン電極側から流出する際に着色が生じ
たとき、その着色は本発明の装置を使用しない場合より
もはるかに薄い褐色であった。また、実験装置が可なり
の時間被処理液体中に放置され、沈殿物が沈積するがま
まになされたとき、沈積物の色は非常に薄い褐色であっ
た。しかるに、通常Fe2 3 の場合に観察される沈殿
物は非常に濃い色を有し、赤茶色と言うことができる。
【0047】上述した本発明に係る装置の作動原理は単
純な状態の水(液体)について記載されているが、水の
複雑な性質もまた考慮されなければならない。水に電気
エネルギーが流れると、水の溶質にもあるイオン変化が
生じる。水に通常含まれているカルシウム塩およびマグ
ネシウム塩もまたイオン化され、Feイオン、Caイオ
ン、Mgイオンおよび少量の幾つかの他のイオンも非常
に複雑に混在する。
【0048】これらの活性的なイオンの全ては相互に作
用して、システムに幾分かの電気化学変化を生じさせる
と思われる。従って、異なる要求に合致させるために
は、前記の場合と異なる電極の組合わせが使用されるこ
とになる。例えば、正のカーボン電極と負の銅電極、ま
たはカーボン電極とクロム電極、或いはカーボン電極と
亜鉛電極が、これらの電極を被処理液体に浸漬したとき
に電気ポテンシャルの差が生じる限り使用されることに
なる。
【0049】しかしながら、この発明の重要な特徴は、
被処理液体が電極に順次接触するようにすることで、よ
り本質的には、被処理液体はただ一つの電極の影響を受
けた後に装置から流出することが必要となる。出口側の
電極の種類は得ようとする効果の種類によって決定され
る。
【0050】なお、本発明は、給排水システムの場合の
ように、被処理液体中における鉄酸化物の着色を制御す
るためにイオン変化を生じさせ例に付いて記載している
が、他の応用面においても適用可能であることは明白で
ある。例えば、本発明は電子を水のイオンから除去し、
または電子をイオンに付加すると言ったREDOX反応
を生じさせるために採用することができる。即ち、前述
のように、被処理液体(水)が鉄電極(ドナー電極)か
らカーボン電極(アクセプタ電極)を通過したときは水
のFe++イオンが変化し、逆にカーボン電極から鉄電極
へ流れる場合には水中のFe2 3 の発生速度と量は増
加した。
【0051】さらに、上記記述は通常の水(蛇口の水)
を電解液として使用することに関するものであった。し
かしながら、正電極と負電極並びに電解液として特別の
物質を選択することにより、研究所のためまた産業上の
目的のため、より制御されたREDOX反応を生じさせ
ることは容易であろう。
【0052】なお、上記の記載から、本発明の多くの利
点、変更および修正が当業者にとって明らかになろう。
従って、そのような変更および修正は、本発明の真の精
神およびその範囲内であると見られるが、請求項に記載
されているように、本発明によって包含されると理解さ
れるべきである。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の方法および装置に
おいては、異なる電気化学ポテンシャルを持つ電極を液
体が特定の順序で渡って流れるようにすることにより、
液体中のイオン変化を生じることができるので、液体を
脱色することができ、液体の変色を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体のイオン変化装置の第1実施
例を示す半断面透視図である。
【図2】図1に示された実施例の別形態を第2実施例と
して示す判断面透視図である。
【図3】本発明による第3実施例の本質的部分を示す透
視図である。
【図4】本発明による液体のイオン変化装置の他の実施
例を示す半断面透視図である。
【図5】本発明による液体のイオン変化装置のさらに他
の実施例を示す半断面透視図である。
【図6】本発明による液体のイオン変化装置のさらに他
の実施例を示す半断面透視図である。
【図7】本発明による液体のイオン変化装置のさらに他
の実施例を示す部分断面透視図である。
【図8】本発明による液体のイオン変化装置のさらに他
の実施例を示す半断面透視図である。
【図9】本発明による液体のイオン変化装置のさらに他
の実施例を示す部分断面透視図である。
【符号の説明】
1、1A 正電極 2 負電極 3 管

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性材料からなる管と、該管内に
    配置された電気伝導性材料からなる正の電極と、前記管
    内に配置された電気伝導性材料からなる負の電極とから
    なり、前記負の電極は被処理液体中に溶けた物質と親和
    性を有する物質からなるとともに前記正の電極の電気伝
    導性材料とは異なる電気化学ポテンシャルを有し、前記
    一方の電極の電気伝導性材料の少なくとも一部は前記他
    方の電極の全ての電気伝導性材料の下流に位置してなる
    装置を用い、被処理液体を該管の軸方向に流通させて該
    液体を最初に前記他方の電極の電気伝導性材料に接触さ
    せ、次に前記一方の電極の電気伝導性材料の少なくとも
    前記一部に接触させ、これにより前記負極の前記物質を
    該液体中にイオンとして溶出させ該液体中の前記化合物
    と反応させて該液体のイオン状態を変化させることを特
    徴とするる液体のイオン変化方法。
  2. 【請求項2】 前記電極を内部に収納した前記管を配管
    システム中のFe23 スケールを沈積してなる部分の
    上流側に該配管システムと直列に接続し、前記負の電極
    を鉄電極とし、前記正の電極をカーボン電極として前記
    鉄電極の下流側に設け、前記被処理液体を前記管の軸方
    向に流通させて先ず最初に該鉄電極と接触させ、次いで
    前記カーボン電極の少なくとも一部と接触させ、これに
    より前記被処理液体のイオン変化によってFe2 3
    ケールが沈積されている液体を脱色させることを特徴と
    する請求項1記載の液体のイオン変化方法。
  3. 【請求項3】 前記被処理液体を前記両電極が相互に端
    部同士で直接的に接続されている前記管内に軸方向に流
    通させてなることを特徴とする請求項1記載の液体のイ
    オン変化方法。
  4. 【請求項4】 前記被処理液体を前記両電極が相互に分
    離され該被処理液体のみが該両電極の導電結合をなして
    いる前記管内に軸方向に流通させてなることを特徴とす
    る請求項1記載の液体のイオン変化方法。
  5. 【請求項5】 前記被処理液体を前記両電極が抵抗器を
    介して電気的に接続されて前記両電極管の電流量を制御
    可能にしてなる前記管内に軸方向に流通させてなること
    を特徴とする請求項1記載の液体のイオン変化方法。
  6. 【請求項6】 電気絶縁材料からなる管と、前記管内に
    配置された電気伝導性材料からなる正電極と、前記管内
    に配置された電気伝導性材料からなる負電極とからな
    り、前記両電極の前記電気伝導性材料は互いに異なる電
    気化学ポテンシャルを有し、前記両電極の内の一方の電
    極の前記電気伝導性材料はその全体が前記管の内部に軸
    方向に沿って配設されて、全体が前記管の内部に軸方向
    に沿って配設された前記電極の内の他方の電極の前記電
    気伝導性材料と端部同士が相互に直接的に接触され、被
    処理流体が該管を軸方向に流通したときに、該流体が該
    両電極の前記電気伝導性材料上を順次通過するようにし
    てなることを特徴とする液体のイオン変化装置。
  7. 【請求項7】 前記両電極が円筒状であることを特徴と
    する請求項6記載の液体のイオン変化装置。
  8. 【請求項8】 前記両電極は前記電気的絶縁材料の前記
    管の内周面に緊密に嵌合するように前記内周面に一致し
    た外周面を有し、この外周面は前記内周面に沿って延長
    してなることを特徴とする請求項7記載の液体のイオン
    変化装置。
  9. 【請求項9】 前記両電極は棒状体であり、前記電気絶
    縁材料の前記管の径方向内部に配置されていることを特
    徴とする請求項6記載の液体のイオン変化装置。
  10. 【請求項10】 前記管内にもう1個の電極を追加的に
    配置し、該もう1個の電極は、その材料が前記両電極の
    いづれか一方と同種の電気伝導性材料からなり、前記一
    方の電極と反対側において他方の電極と端部同士が相互
    に接続されてなることを特徴とする請求項6記載の液体
    のイオン変化装置。
  11. 【請求項11】 電気絶縁材料からなる管と、前記管内
    において該管の半径方向内側に配設された棒状の電気伝
    導性材料からなる正電極と、前記管内において該管の半
    径方向内側に配置された棒状の電気伝導性材料からなる
    負電極とからなり、前記両電極の前記電気伝導性材料は
    互いに異なる電気化学ポテンシャルを有すると共に前記
    管内において互いに軸方向に沿って配置され、被処理液
    体が前記管を通って軸方向に流通したときに、該液体が
    該両電極の前記電気伝導性材料上を順次経過するように
    してなることを特徴とする液体のイオン変化装置。
  12. 【請求項12】 電気絶縁材料からなる管と、前記管内
    に配置された電気伝導性材料からなる正電極と、前記管
    内に配置された電気伝導性材料からなる負電極とを備
    え、前記両電極の電気伝導性材料は互いに異なる電気化
    学ポテンシャルを有し、前記両電極は少なくとも1つの
    円筒状電極を含み、前記両電極のうちの一方の電極の電
    気伝導性材料の少なくとも一部は前記電極の他方の電気
    伝導性材料の全ての部分からから該管の軸方向に間隔を
    おいて配置され、被処理液体が前記管を通って軸方向に
    流れるとき、該液体は最初前記電極の他方の電気伝導性
    材料の全てを通って流通し、次に前記電極の一方の電気
    伝導性材料の少なくとも一部を流通することを特徴とす
    る液体のイオン変化装置。
  13. 【請求項13】 前記電極の両者が円筒状であることを
    特徴とする請求項12記載の液体のイオン変化装置。
  14. 【請求項14】 前記両電極が前記管から半径方向内側
    に間隔を置いて配置されていることを特徴とする請求項
    12記載の液体中イオン変化付与装置。
  15. 【請求項15】 前記電極は1つの円筒状の電極と1つ
    の棒状の電極とを含むことを特徴とする請求項12記載
    の液体のイオン変化装置。
  16. 【請求項16】 前記棒状の電極は、前記円筒状電極の
    半径方向内側の位置から、前記円筒状電極の端部を越え
    て前記電気絶縁材料の前記管内を軸方向に延長すること
    を特徴とする請求項15記載の液体のイオン変化装置。
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