JPH0679201U - スコップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木の根を容易に切ることができるスコップを
提供する。 【構成】 長棒１と、この長棒１の先端部に固定された
刃部材２と、前記長棒１の後端部に固定された取手部材
３とを具備する。前記刃部材２は後端部に平坦部２ａを
有し先部２ｂをほぼ円周の一部をなす形状とし、前記刃
部材２の先部２ｂの中央部に幅が後方に行くにしたがっ
て小さくなる切込孔２ｃを形成し、かつ、この切込孔２
ｃの縁部２ｄを鋭角状の刃とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、土地を掘り起こす場合に使用されるスコップに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、スコップとして、長棒と、この長棒の先端部に固定された刃部材と 、前記長棒の後端部に固定された取手部材とを具備し、前記刃部材は、後端部に 平坦部を有し先部をほぼ円周の一部をなす形状としたものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来のスコップは、木が植わっている土地を掘り起こして土および木 を除去する場合にスコップの先部の刃が木の根を滑べり易いから木の根を切りに くいという問題がある。 本考案の課題は、木の根を容易に切ることができるスコップを提供することに ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、長棒と、この長棒の先端部に固定された刃部材と、前記長棒 の後端部に固定された取手部材とを具備し、前記刃部材は後端部に平坦部を有し 先部をほぼ円周の一部をなす形状とし、前記刃部材の先部の中央部に幅が後方に 行くにしたがって小さくなる切込孔を形成し、かつ、この切込孔の縁部を鋭角状 の刃としたことを特徴とするスコップが得られる。

【０００５】

【実施例】

次に、本考案の１実施例を図面に基いて詳細に説明する。 図１は、本考案の１実施例を示す正面図である。図１に示すように、本考案の スコップは、長棒１と、この長棒１の先端部に固定された刃部材２と、前記長棒 １の後端部に固定された取手部材３とを具備している。

【０００６】 前記刃部材２は、後端部に平坦部２ａを有し先部２ｂをほぼ円周の一部をなす 形状とし、先部２ｂの中央部に幅が後方に行くにしたがって小さくなる切込孔２ ｃを形成し、かつ、この切込孔２ｃの縁部２ｄを鋭角状の刃としたものである。 前記刃部材２における後端部の平坦部２ａは、足で踏んで前記刃部材２に押込 力を加えるためのものである。前記刃部材２を土地に押し込む場合に、前記切込 孔２ｃに木の根を入れてこの切込孔２ｃの縁部２ｄを木の根に押し当てるように すると、この切込孔２ｃの縁部２ｄにより木の根を切ることができる。

【０００７】 例えば、スコップの高さＨ１は９５０〜１０５０ｃｍに設定されいる。前記刃 部材２は、例えば、高さｈ１が３０〜３５ｃｍであり、中間部の幅ｂ１がほぼ１ ６〜２３ｃｍであり、後端部の平坦部２ａの幅ｂ２が２３〜２５ｃｍであり、切 込孔２ｃの最大幅ｂ３が２〜５ｃｍであり、かつ、切込孔２ｃの深さｄ１が５〜 １７ｃｍであるように形成されている。前記取手部材３は、幅ｂ４が１２〜１５ ｃｍであり、かつ、高さｈ２が１０〜１５ｃｍであるように形成されている。

【０００８】

【考案の効果】

本考案のスコップは、木の根を容易に切ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例を示す正面図である。

【符号の説明】

１ 長棒 ２ 刃部材 ２ｃ 切込孔 ３ 取手部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長棒と、この長棒の先端部に固定された
   刃部材と、前記長棒の後端部に固定された取手部材とを
   具備し、前記刃部材は後端部に平坦部を有し先部をほぼ
   円周の一部をなす形状とし、前記刃部材の先部の中央部
   に幅が後方に行くにしたがって小さくなる切込孔を形成
   し、かつ、この切込孔の縁部を鋭角状の刃としたことを
   特徴とするスコップ。