JPH067896B2 - 除塵機 - Google Patents

除塵機

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Publication number
JPH067896B2
JPH067896B2 JP63317233A JP31723388A JPH067896B2 JP H067896 B2 JPH067896 B2 JP H067896B2 JP 63317233 A JP63317233 A JP 63317233A JP 31723388 A JP31723388 A JP 31723388A JP H067896 B2 JPH067896 B2 JP H067896B2
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JP
Japan
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water
belt
adsorption
dust
absorbent polymer
Prior art date
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Application number
JP63317233A
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English (en)
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JPH02160015A (ja
Inventor
健一 長井
和則 木場
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、工場その他で生じる粉塵などを除去する除
塵機に関し、より詳しくは、新規粉塵吸着材料を用いて
なる除塵機に関する。この発明による除塵機は、また、
種々の煙を構成するミストや微粒子を除去する消煙装置
としても使用できるものである。
[従来技術およびその問題点] この種の除塵機としては、古くから、通気部に粒状固形
物よりなる粉塵吸着剤が充填されている除塵機や、除塵
フィルターが組込まれた除塵機などがある。この種の除
塵機はいずれも乾式のものであるので、吸着剤やフィル
ターへの粉塵の付着による除塵は期待できない。そのた
め、微細な粉塵を除去しようとする時には、前者の除塵
機では粒状固形物よりなる粉塵吸着剤を密に充填する必
要があり、また後者の除塵機では目の細かいフィルター
を組込む必要がある。その結果、通気抵抗がはなはだ大
きくなるので、強力なブロワーが必要となる。
近年、アクリル系ポリマー自身、あるいはこれと他の高
分子とのグラフト重合体をそれぞれ架橋して作る吸水性
ポリマーが、開発されている。これは重量で数百倍とい
う多量の水を吸蔵することができるもので、水溜めとし
ての役割を持ち得る。吸蔵水は衝撃を与えても離水する
ことがない上に、表面は出み出た水で濡れている。この
ようなポリマーを粉塵吸着材料として使用することによ
り、付着による除塵が効果的になされる。
しかしながら、この方法では使用中にポリマーが徐々に
乾燥するので、操作途中で給水が必要である。
この発明は、上記の如き実情に鑑み、給水を連続的に行
なうこことができるとともに、ポリマーに付着した固形
物を除去してポリマーの連続再生使用を可能とした除塵
機を提供することを目的とする。
[問題点の解決手段] この発明による除塵機は、上記目的の達成のために、ガ
ス流路の吸着部とその下方の洗浄槽とにわたって、吸水
性ポリマー布よりなるエンドレス状の吸着ベルトが配さ
れて、同ベルトが長さ方向に移動できるようになされ、
吸水性ポリマー布は、吸水性ポリマー製繊維を他種の繊
維と織り合わせて通気用の空間部を有する織布としたも
の、または、吸水性ポリマーの線状物ないし粒状物を布
製の支持片の細長い空胴部に詰め込んだものであり、吸
着ベルトの移動方向は、洗浄再生後の吸着ベルトがガス
流れ方向の下流側で洗浄槽から煙道に入り、吸着後の同
ベルトがガス流れ方向の上流側で煙道から洗浄槽に引き
出されるように設定されているものである。
ここで、吸水性ポリマーは、アクリル系ポリマー自体、
あるいはアクリル系ポリマーと他の高分子物質とのグラ
フト重合体をそれぞれ架橋して成る水不溶性の物質であ
る。上記グラフト重合体は、例えば、澱粉とアクリル系
ポリマーとのグラフト重合体の加水分解物、ポリ酢酸ビ
ニルとアクリル系ポリマーとのグラフト重合体などであ
る。このようなポリマーは、これ自体の数百倍(重量
で)の水を収蔵することができ、水溜めの役目を持ち得
る。この吸水性ポリマーに収められた収蔵水は、ポリマ
ーに衝撃を与えっても吸水性ポリマーから離水すること
がない。ただし、ポリマーの表面は浸み出た水で濡れて
いる。
この吸水性ポリマーはポリマーの一種であるので自在な
形状を取ることができる。
上記吸水性ポリマーは、かくの如き性質を持っているの
で、優れた粉塵吸着剤を構成することができる。
水を含んだ吸水性ポリマーは凝集塊になるので、これを
粉塵吸着剤として効果的に機能させるには、通気性を損
なわないようにする必要がある。このように通気性を持
たせた粉塵吸着剤の例としては、第2図に示すように、
吸水性ポリマー製繊維を他種の繊維と織り合わせて、通
気用の空間部を有する織布としてもの、第3図に示すよ
うに、吸水性ポリマーの線状物ないし粒状物を布製の支
持片の細長い空胴部に詰め込んだものなどがある。この
ような構造は、通気性をよくするのみならず、濡れ表面
積を増大し、さらにはガスとの接触面積を増大するの
で、除塵効果が向上せられる。
洗浄槽における吸着ベルトの水洗は、水を噴射する方
法、水を旋回する方法、吸着物をこすり取る方法、超音
波をかける方法などによって行なわれる。洗浄槽のベル
ト出口にラバースリットを設けることも吸着ベルトの粉
塵の除去に有効である。
吸着ベルトの移動方向は、洗浄再生後の吸着ベルトがガ
ス流れ方向の下流側で洗浄槽から煙道に入り、吸着後の
同ベルトがガス流れ方向の上流側で煙道から洗浄槽に引
き出されるように設定される。その結果、やや乾燥した
上流側の吸着ベルトによって、比較的粗大な粉塵を取り
去るとともに、同粉塵を速やかに洗い落とすことができ
る。また、下流側の洗浄再生後の吸着ベルトは常に水で
濡れているので、これに比較的微細な粉塵を付着させ
て、完全な除塵を行なうことができる。こうして吸着ベ
ルトの移動方向を上述のようにすることによって、効果
的な除塵が行なえる。
[実 施 例] つぎに、この発明の実施例について、添付の図面に基づ
いて具体的に説明する。
第1図において、煙道(1)の吸着部内の上下両側に、複
数の上部支持ローラ(2)が千鳥状に配されている。吸着
部の下方には洗浄槽(3)が設けられている。煙道(1)と洗
浄槽(3)は、下向きに開口した上流側ラバースリット(4)
と上向きに開口した下流側ラバースリット(5)とによっ
て連通されている。これらラバースリット(4)(5)はガス
漏れ防止の役割をする。また、下流側ラバースリット
(5)は、吸着ベルトから付着粉塵を除去する働きをす
る。ラバースリットの代わりにローラを使用してもよ
い。洗浄槽(3)の底部には上流側に駆動ローラ(6)が、下
流側に下部支持ーラ(7)が1つずつ配されている。
上流側ラバースリット(4)は最も上流側の上部支持ロー
ラ(2)の下方にあり、駆動ローラ(6)は同スリット(4)の
下方にある。下流側ラバースリット(5)は最も下流側の
上部支持ローラ(2)の下方にあり、下部支持ローラ(7)は
同スリット(5)の下方にある。
上部支持ローラ(2)から上流側ラバースリット(4)を経て
駆動ローラ(6)へ、さらに下部支持ローラ(7)から下流側
ラバースリット(5)を経て上部支持ローラ(2)へ、エンド
レス状の吸着ベルト(8)が張設されている。吸着ベルト
(8)は千鳥状の複数の上部支持ローラ(2)にわたって上下
交互に配されて吸着部内を蛇行している。したがって同
ベルト(8)は吸着部内において表面をガス流れ方向に向
けて幾重にも設けられている。
洗浄槽(3)内には洗浄水ノズル(9)が吸着ベルト(8)向き
に設けられ、槽高の中間部まで洗浄水(10)が溜めてあ
る。駆動ローラ(6)は時計方向に回転されている。これ
に従って吸着ベルト(8)が吸着部内を蛇行しながらガス
流れ方向の逆方向へ移動し、ついで洗浄槽の水中を通過
し、吸着部へ戻るというコースを連続的に巡回する。
吸着ベルトは吸水性ポリマー布よりなる。第2図におい
て、吸水性ポリマー布は繊維の形態になされている。す
なわち、吸水性ポリマー製繊維(11)と他種の繊維(12)例
えば化学繊維または植物繊維とが織り合わされて、通気
用の空間部(13)を有する織布(14)が製作されている。
もう一つの吸水性ポリマー布の例は第3図に示す構造を
とる。すなわち、細長い空胴部(15)を有する布製の支持
片(16)が用意され、この空胴部(15)に線状の吸水性ポリ
マー(17)または粒状の同ポリマーが詰め込まれている。
[発明の効果] この発明による除塵機は、ガス流路の吸着部とその下方
の洗浄槽とにわたって、吸水性ポリマー布よりなるエン
ドレス状の吸着ベルトが配されて、同ベルトが長さ方向
に移動できるようになされているものであるので、吸着
ベルトと槽内の洗浄水との接触によって、同ベルトへの
給水を連続的に行なうことができるとともに、同ベルト
に吸着された粉塵を連続的に除去することができ、しか
し吸着ベルトを洗浄により脱着処理して連続的に再生処
理することができる。また本書冒頭で説明した従来技術
の場合のように、大きな通気抵抗のために強力なブロワ
ーが必要となるといった問題を解消して、除塵機の稼動
を経済的に行なうことができる。
また、吸水性ポリマー布は、吸水性ポリマー製繊維を他
種の繊維と織り合わせて通気用の空間部を有する織布と
したもの、または、吸水性ポリマーの線状物ないし粒状
物を布製の支持片の細長い空胴部に詰め込んだものであ
る。このような構造は、通気性をよくするのみならず、
濡れ表面積を増大し、さらにはガスとの接触面積を増大
するので、除塵効果が向上せられる。
さらに、吸着ベルトの移動方向は、洗浄再生後の吸着ベ
ルトがガス流れ方向の下流側で洗浄槽から煙道に入り、
吸着後の同ベルトがガス流れ方向の上流側で煙道から洗
浄槽に引き出されるように設定されている。そのため、
やや乾燥した上流側の吸着ベルトによって、比較的粗大
な粉塵を取り去るとともに、同粉塵を速やかに洗い落と
すことができる。また、下流側の洗浄再生後の吸着ベル
トは常に水で濡れているので、これに比較的微細な粉塵
を付着させて、完全な除塵を行なうことができる。こう
して吸着ベルトの移動方向を上述のようにすることによ
って、効果的な除塵が行なえる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は除塵機
の垂直断面図、第2図および第3図は粉塵吸着剤の斜視
図である。 (1)…煙道(ガス通路)、(2)…上部支持ローラ、(3)…
洗浄槽、(4)…上流側ラバースリット、(5)…下流側ラバ
ースリット、(6)…駆動ローラ、(7)…下部支持ローラ、
(8)…吸着ベルト、(9)…洗浄水ノズル、(10)…洗浄水。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス流路の吸着部とその下方の洗浄槽とに
    わたって、吸水性ポリマー布よりなるエンドレス状の吸
    着ベルトが配されて、同ベルトが長さ方向に移動できる
    ようになされ、吸水性ポリマー布は、吸水性ポリマー製
    繊維を他種の繊維と織り合わせて通気用の空間部を有す
    る織布としたもの、または、吸水性ポリマーの線状物な
    いし粒状物を布製の支持片の細長い空胴部に詰め込んだ
    ものであり、吸着ベルトの移動方向は、洗浄再生後の吸
    着ベルトがガス流れ方向の下流側で洗浄槽から煙道に入
    り、吸着後の同ベルトがガス流れ方向の上流側で煙道か
    ら洗浄槽に引き出されるように設定されている、除塵
    機。
JP63317233A 1988-12-14 1988-12-14 除塵機 Expired - Lifetime JPH067896B2 (ja)

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JP63317233A JPH067896B2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 除塵機

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JPH02160015A JPH02160015A (ja) 1990-06-20
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