JPH0678810U - 摩耗検知装置 - Google Patents

摩耗検知装置

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JPH0678810U
JPH0678810U JP2447393U JP2447393U JPH0678810U JP H0678810 U JPH0678810 U JP H0678810U JP 2447393 U JP2447393 U JP 2447393U JP 2447393 U JP2447393 U JP 2447393U JP H0678810 U JPH0678810 U JP H0678810U
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JP
Japan
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wear
pipe
groove
pressure
pressure switch
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Pending
Application number
JP2447393U
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English (en)
Inventor
俊夫 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chuzo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chuzo Co Ltd
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Publication date
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  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物体の摩耗を、人手によらず機械的に確実に
検知し、摩耗部分の交換を適確に行って、摩耗によるト
ラブルの発生を防止する。 【構成】 物体1の摩耗部分に、その表面から摩耗部分
に向けて所定深さの溝2が形成され、そして、溝2の開
口位置に圧力スイッチ4が取り付けられている。物体1
の摩耗によって溝2の下端が開口すると、圧力スイッチ
4に加わる圧力の変動によって警報が発信され、物体1
の摩耗を自動的に確実に検知することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば流体輸送管のような物体の摩耗を自動的に検知するための 摩耗検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、空気輸送またはポンプにより、その中を一定圧で粉粒体またはスラリ ーが流れる流体輸送管の管体内表面は、粉粒物やスラリー等によって摩耗する。 このような摩耗が進行して管体に穴が明くと、その穴から、粉粒物やスラリー等 が噴出して周囲に飛散する事故が発生する。このような事故が発生すると、周囲 の環境を汚染するのみならず、その始末および復旧作業のために長期間を必要と し、経済的にも甚大な損失を招く。
【0003】 上述した問題を防止するために、流体輸送管の摩耗量が一定値以上になったと きには、これを交換しなければならない。そのために、従来は、管体の内表面を 定期的に点検して、その摩耗量を測定しまたは目視によってその摩耗状態を判断 し、物体の交換を行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、流体輸送管の摩耗量は必ずしも一定ではなく、定期点検時より も早く摩耗する場合がある。また、摩耗状態の点検は作業員による測定や目視に よって行われていたので、点検作業のための作業員を必要とし、且つ、点検結果 が必ずしも正確であるとはいえない。
【0005】 耐摩耗材をライニングすることによって、管体内表面の摩耗を減少させること が行われているが、耐摩耗材にも限度があり、上述した問題を防止するには至っ ていない。摩耗が激しくなって管体に穴が明く前に管体を交換すればよいが、管 体の摩耗は一様ではないので、適切な交換時期および交換すべき管体部分を選ぶ ことが困難である。
【0006】 管体内面の摩耗状態を検知するために、管体内面をモニターカメラによって監 視することも行われている。しかしながら、監視は常時行わなければならないの で、そのための専任の作業員を必要とし、且つ、作業員は、監視のために常時緊 張を強いられる上、必ずしも、摩耗状態を確実に検知し得るとは限らない。
【0007】 従って、この考案の目的は、上述した問題を解決し、例えば、その中を一定圧 で粉粒体またはスラリーが流れる流体輸送管の管体内表面のような物体の摩耗を 、人手によらず機械的に確実に検知し、摩耗部分の交換を適確に行って、摩耗に より生ずる問題を防止することができる物体の摩耗検知装置を提供することにあ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の第1実施態様の摩耗検知装置は、物体の摩耗部分に、その表面から 摩耗部分に向けて所定深さに形成された溝と、溝の開口位置に取り付けられた圧 力スイッチとからなり、物体の摩耗によって、溝の下端が開口したときに、圧力 スイッチに加わる圧力の変動によって、物体の摩耗を検知することに特徴を有す るものである。
【0009】 この考案の第2実施態様の摩耗検知装置は、物体が、その中を一定圧で粉粒体 またはスラリーが流れる流体輸送管であり、流体輸送管の所定位置に、管体の外 表面からその内表面に向けて、管体肉厚方向に所定深さの溝が形成され、そして 、溝の管体外表面の開口位置に、圧力スイッチが取り付けられ、管体の摩耗によ って、溝の下端が開口したときに、圧力スイッチに加わる圧力の変動によって、 管体の摩耗を検知することに特徴を有するものである。
【0010】 この考案の第3実施態様の摩耗検知装置は、上記流体輸送管の所定区間の管体 外側に、管体から所定間隔をあけて管体を覆うように、気密に外管が設けられ、 そして、外管の所定箇所に設けられた開口の位置に、圧力スイッチが取り付けら れており、管体にその摩耗によってその肉厚方向の貫通孔が生じたときに、圧力 スイッチに加わる圧力の変動によって管体の摩耗を検知することに特徴を有する ものである。
【0011】
【作用】
この考案の装置によれば、摩耗によって流体輸送管のような物体に穴が明いた 場合に、その部分に生ずる圧力の変動により圧力スイッチが作動して、信号が発 信される。その結果、物体に生じた穴明きを、大きなトラブルが生ずる前に、自 動的に確実に知ることができ、これによって、摩耗によるトラブルの発生が防止 される。
【0012】
【実施例】
次に、この考案の装置を図面を参照しながら説明する。図1は、この考案の装 置の第1実施態様をその取付け状態で示す概略垂直断面図、図2は、その作動状 態を示す概略垂直断面図である。図面に示すように、物体1の摩耗部分には、そ の表面1aから摩耗面1bに向けて、所定深さの溝2が形成されており、溝2の、物 体表面1aにおける開口位置には、導管3を介して圧力スイッチ4が取り付けられ ている。溝2は、その物体1の摩耗限界深さ、即ち、物体1の交換を必要とする 摩耗量に対応する深さに形成されている。
【0013】 圧力スイッチ4は、圧力が入る開口を一端に有するボックス内に、スプリング を介してダイヤフラムが取り付けられ、上記開口から入った圧力により、スプリ ングの弾力に抗してダイヤフラムが変位し、このようなダイヤフラムの変位が設 定値を超えると、マイクロスイッチが作動して警報を発信する構造になっている 。
【0014】 従って、図2に示すように、物体1の摩耗によって、その摩耗限界深さの溝2 の下端が開口すると、溝2の上端に取り付けられた圧力スイッチ4に加わる圧力 が変動する結果、圧力スイッチ4が作動して警報信号を発信し、物体1の摩耗が 、摩耗限界深さに達したことを知らせる。従って、直ちに摩耗部分を交換するこ とによって、摩耗によるトラブルの発生を適確に防止することができる。
【0015】 図3は、上記物体が、その中を一定圧で粉粒体またはスラリーが流れる流体輸 送管の管体の摩耗を検知する、この考案の第2実施態様の装置を示す概略垂直断 面図である。図3に示すように、その中を一定圧で粉粒体またはスラリーが流れ る流体輸送管5の所定位置に、その管体外表面5aから、ライニング5cが施されて いる管体内表面5bに向けて、管体の肉厚方向に、その摩耗限界深さの溝2が形成 され、そして、溝2の管体外表面5aの開口位置に、圧力スイッチ4が取り付けら れている。従って、輸送管5の摩耗によって、溝2の下端が開口すると、圧力ス イッチ4が作動して警報信号を発信し、かくして、流体輸送管5の管体摩耗が検 知される。
【0016】 図4は、上記流体輸送管の管体の摩耗を検知する、この考案の第3実施態様の 装置を示す概略垂直縦断面図、図5は、その概略垂直横断面図である。図4およ び図5に示すように、その中を一定圧で粉粒体またはスラリーが流れる流体輸送 管6を、その内面にライニング6aが施されている複数本の短管6A,6B,6C───に よって構成し、短管6A,6B,6C───の各両端にその周方向にフランジ7a,7b を取 り付ける。そして、フランジ7a,7b 間にわたって、輸送管6の外側に、その管体 から所定間隔10をあけて、輸送管6を覆うように、外管8を気密に設ける。外管 8の所定箇所に開口9を設け、開口9の位置に圧力スイッチ4を取り付ける。
【0017】 流体輸送管6の管体に、摩耗によってその肉厚方向の貫通孔が生ずると、その 貫通孔を通って外管8内の圧力が変動する。その結果、圧力スイッチ4が作動し て警報信号を発信し、かくして、流体輸送管6の管体に、摩耗による貫通孔が生 成したことが検知される。なお、図4に示した流体輸送管6の管体曲がり部にお る曲管6bの摩耗は、曲がり部の管体外側に生ずるので、このような場合には、図 6に概略垂直横断面図で示すように、外管8を曲管6bの外側半分部分のみに設け てもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、例えば、その中を一定圧で粉粒体また はスラリーが流れる流体輸送管の管体内表面のような物体の摩耗を、人手によら ず機械的に確実に検知し、摩耗部分の交換を適確に行って、摩耗により生ずる問 題を防止することができる工業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の装置の第1実施態様をその取付け状
態で示す概略垂直断面図である。
【図2】この考案の装置の作動状態を示す概略垂直断面
図である。
【図3】この考案の第2実施態様の装置を示す概略垂直
断面図である。
【図4】この考案の第3実施態様の装置を示す概略垂直
縦断面図である。
【図5】図4の装置の概略垂直横断面図である。
【図6】この考案の第3実施態様の装置の他の例を示す
概略垂直横断面図である。
【符号の説明】
1 物体、 1a 物体表面、 1b 物体摩耗面、 2 溝、 3 導管、 4 圧力スイッチ、 5 流体輸送管、 5a 外表面、 5b 内表面、 6 流体輸送管、 7 フランジ、 8 外管、 9 開口、 10 間隙。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の摩耗部分に、その表面から前記摩
    耗部分に向けて所定深さに形成された溝と、前記溝の開
    口位置に取り付けられた圧力スイッチとからなり、前記
    物体の摩耗によって、前記溝の下端が開口したときに、
    前記圧力スイッチに加わる圧力の変動によって、前記物
    体の摩耗を検知することを特徴とする摩耗検知装置。
  2. 【請求項2】 前記物体が、その中を一定圧で粉粒体ま
    たはスラリーが流れる流体輸送管であり、前記流体輸送
    管の所定位置に、管体の外表面からその内表面に向け
    て、管体肉厚方向に所定深さの前記溝が形成され、そし
    て、前記溝の前記管体外表面の開口位置に、前記圧力ス
    イッチが取り付けられ、前記管体の摩耗によって、前記
    溝の下端が開口したときに、前記圧力スイッチに加わる
    圧力の変動によって、前記管体の摩耗を検知する、請求
    項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記物体が、その中を一定圧で粉粒体ま
    たはスラリーが流れる流体輸送管であり、前記流体輸送
    管の所定区間の管体外側に、前記管体から所定間隔をあ
    けて前記管体を覆うように、気密に外管が設けられ、そ
    して、前記外管の所定箇所に設けられた開口の位置に、
    前記圧力スイッチが取り付けられており、前記管体にそ
    の摩耗によってその肉厚方向の貫通孔が生じたときに、
    前記圧力スイッチに加わる圧力の変動によって前記管体
    の摩耗を検知する、請求項1記載の装置。
JP2447393U 1993-04-13 1993-04-13 摩耗検知装置 Pending JPH0678810U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012106839A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スラリー配管監視装置およびスラリー搬送設備

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049410B2 (ja) * 1979-06-04 1985-11-01 松下電工株式会社 片面金属箔張り積層板の製造方法
JPH0534140A (ja) * 1991-08-05 1993-02-09 Shinagawa Refract Co Ltd 輸送管及び輸送管ライナ材の摩耗検出法

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