JP3298748B2 - 導管検査用ピグの走行監視システム - Google Patents

導管検査用ピグの走行監視システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導管内を走行させて、
導管の腐食減肉等の欠陥を検出するための検査用ピグに
おいて、漏洩磁束法を用いて、導管内の溶接線を検出す
ることにより、ピグの位置を把握できるようにした、導
管検査用ピグの走行監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地中に敷設した導管の腐食減肉等
の欠陥を検査する方法として、導管内に導管の腐食減肉
等の欠陥を検出するための漏洩磁束検知装置を搭載した
検査用ピグをガス圧により走行させて行う手段が知られ
ている。前記漏洩磁束検知装置は、永久磁石によって導
管(鋼管)の管壁を磁化した際、管壁の外面、内面に肉
厚の変化があると、その変化の箇所で、磁束が管内外面
に漏れてくるのを、磁気センサによって検知するように
したものである。例えば、導管に減肉箇所が存在する
と、図2に示すように、減肉箇所は、管壁が他の箇所に
比較して肉薄であるため、漏洩磁束が大となり、急峻な
立ち上がりを示す。これに対して、溶接線の箇所では、
逆に溶接金属が溶融して肉厚となっており、他の箇所よ
り漏洩磁束が減少して、磁気センサによる検知信号が小
となり、信号レベルの落ち込みがみられる。なお、前記
溶接線は、施工時に、出来型図面に即して、所定の箇所
を溶接することにより形成される。そのような検査用ピ
グによる検査に先立ち、正確な検査をするために、導管
内の清掃のためのクリーニングピグを走行させ、さら
に、前記検査用ピグが導管内を通過することができるか
どうか導管内面の形状を検査をするためのキャリパーピ
グを走行させるようにしている。
【0003】ところで、検査用ピグを導管内において走
行させる際、ピグが導管のどの位置を走行中であるか、
常時把握するようにすると、作業進行上、好都合であ
る。現在では、前述したように、導管(鋼管製)は、出
来型図面に即して溶接によって接合構成されることか
ら、検査用ピグ1が溶接線Mを通過する時に生ずる音を
捉え、出来型図面とその音とを照らし合わせながら、検
査用ピグ1の位置を把握するようにしている。なお、検
査用ピグ1が溶接線Mを通過する時に生ずる音とは、内
径が他の箇所よりも管壁全周にわたって狭い溶接箇所を
検査用ピグ1が通過する際に発生する打撃音のことであ
る。かかる検査用ピグ1の通過音は、埋設された導管2
に地表から接触するように、適所に設けた沈下棒3に聴
音器Rを取り付けて、この聴音器Rにより、拾うことが
できる(図3参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような方法では、 多くの箇所での計測が必要、 測定者が聴音器Rにより、検査用ピグ1の通過音を拾
うという作業であるので、正確な位置の特定が困難、 検査用ピグ1の通過に合わせて測定者も移動しなけれ
ばならないか、複数の測定者が必要、といった不都合が
ある。 本発明は、このような不都合を改善するためになされた
ものであって、導管内を走行させて、導管内の腐食減肉
等の欠陥を検査するための検査用ピグが、導管内の溶接
箇所を検知することにより、検査用ピグの位置を把握で
きるようにした、溶接箇所検知による導管検査用ピグの
走行監視システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、地中に埋設した導管内を走行し、導
管の腐食減肉等の欠陥を検査するための検査用ピグに、
前記導管の管壁を磁化する磁化ユニットと、漏洩磁束を
検知する磁気センサとを備えた漏洩磁束検知装置と発振
器とを搭載する一方、前記検査用ピグから離隔した箇所
に前記発振器からの信号を受信する受信器と、この受信
器による受信信号を信号処理して表示又は報知する測定
機器本体とを備え、前記漏洩磁束検知装置における磁気
センサにより漏洩磁束を検知して導管の腐食減肉等の欠
陥を検出する一方、前記磁気センサによる検知信号の一
定の落ち込みがあるとその検知箇所を溶接線の箇所であ
るとして、前記発振器により前記受信器に送信し、この
受信器による受信信号を前記測定機器本体により信号処
理して表示又は報知するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】検査用ピグを検査すべき導管内を走行させて、
漏洩磁束検知装置の磁気センサにより漏洩磁束を検知す
ることにより導管の腐食減肉等の欠陥を検出する他、前
記磁気センサによる検知信号のレベルが導管全周に渡っ
て、一定以上のレベルの落ち込みがあると、そのレベル
の落ち込みにかかる箇所が溶接線の箇所であるとして、
信号が発振器より、受信器に送信され、測定機器本体
は、信号を信号処理して、溶接箇所を通過したとして、
例えば適宜な表示手段に表示したり、第何番目かをカウ
ントして報知したりすることができ、測定者は、その受
信した信号の数と配管の出来型図面と対比することで、
検査用ピグの現在位置を容易に把握することができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明にかかる導管検査用ピグの走行
監視システムについて、一実施例を挙げ、以下詳細に説
明する。図1に導管検査用ピグ10を、地中に埋設した
導管11内を走行させるところを示す。この導管検査用
ピグ10は、導管11内を走行して、導管11の腐食減
肉等の欠陥を検査するための漏洩磁束検知装置(図示省
略)を搭載しており、検査すべき導管11の内周面に密
接した状態で摺動自在に構成している。なお、かかる検
査用ピグ10は、検査すべき導管11の一端側に設けた
ランチャー(導管内にピグを誘導して走行させるための
発射器){図示省略}から導管11内に誘導され、高圧
ガスによって、導管11内を走行する構成である。ま
た、前記検査用ピグ10には、発振器12が搭載されて
いる。
【0008】前記漏洩磁束検知装置は、例えば導管11
の管壁を磁化する磁化ユニット(図示せず)と、漏洩磁
束を検知する磁気センサ(図示せず)とを備えたもので
ある。さらに、漏洩磁束検知装置は、詳細な構成は示さ
ないが、磁気センサによって検知された漏洩磁束にかか
る信号に、導管11全周に渡ってレベル変動(レベルダ
ウン)が一定値以上あると、そのレベル変動箇所を、溶
接線Mの箇所であるとして信号を出力する機能を有し、
この信号を前記発振器12によって、外部の離隔した箇
所に設けた受信器13に送信する構成としている。ま
た、受信器13の近くに設けられた観測箇所14には、
受信器13によって受信した発振器12からの信号を信
号処理して、CRTディスプレイ等に表示したり、適宜
な音声報知手段等により溶接線Mを通過した旨報知する
測定機器本体15が設置されている。
【0009】本発明にかかる導管検査用ピグの走行監視
システムは、以上のように構成されるものであり、次に
その作用を説明する。検査用ピグ10を、検査すべき導
管11の一端側のランチャーから導管11内に導入する
と、検査用ピグ10は、ガス圧により導管11内を走行
することができる。検査用ピグ10は、導管11内を検
査すべき導管内を走行しながら、漏洩磁束検知装置の磁
気センサにより漏洩磁束を検知する。この場合、導管1
1に腐食減肉等の欠陥が存在すると、管壁を走る磁束の
うちの一部が漏洩するので、磁気センサによる検知信号
は、急峻な立ち上がりの変動を起こす。一方、溶接線M
の箇所においては、溶接線Mの箇所が管壁全周に渡って
肉厚に形成されているので、磁気センサによる検知信号
のレベルが管壁全周に渡って逆に落ち込むような変動を
起こす。漏洩磁束検知装置は、そのレベルの落ち込みに
かかる箇所が溶接線Mの箇所であるとする信号を出力し
て、発振器12より、受信器13に送信し、受信器13
の近くの観測箇所14に設置した測定機器本体15にお
いて所定の信号処理をして、溶接線Mの箇所を通過した
として、例えば適宜なCRTディスプレイに表示した
り、その溶接線Mの箇所が第何番目かをカウントして報
知したりすることができ、測定者は、その表示信号また
は溶接線Mの箇所が第何番目かを示す情報に基づいて、
配管の出来型図面と対比することで、検査用ピグ10の
現在位置を容易に把握することができる。
【0010】このように、測定者は、受信器13近くの
観測箇所14において、検査用ピグ10の位置を把握す
ることができるので、検査用ピグ10の通過に合わせて
測定者が移動したり、多くの測定者によって複数の箇所
での計測が必要、といったことはない。また、あらかじ
め知られている溶接線Mによって検査用ピグ1の走行位
置を特定することができるので、作業進行上、好都合と
なる。
【0011】
【発明の効果】以上、本発明によれば、的確に溶接箇所
を捉えることができるので、検査用ピグの位置を正確に
把握することができ、作業進行上、好都合となる。ま
た、検査用ピグに設けた発振器により、溶接箇所にかか
る信号を送信するので、測定者は、受信器近くの測定機
器本体を設置した観測箇所にいるだけで、検査用ピグの
位置を把握することができる。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる導管検査用ピグの走行監視シス
テムの一例を示す模式的な説明図である。
【図2】本発明にかかる導管検査用ピグにおける漏洩磁
束検査装置の磁気センサによる、導管内の減肉箇所と溶
接箇所に対応する検知信号の変動の一例をを示すグラフ
である。
【図3】従来における導管検査用ピグの走行監視の一手
段を示す模式的な説明図である。
【符号の説明】
10 検査用ピグ 11 導管 12 発振器 13 受信器 14 観測箇所 15 測定機器本体 M 溶接箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−136703(JP,A) 特開 平5−302913(JP,A) 特開 昭52−32388(JP,A) 特開 昭61−38536(JP,A) 特開 昭59−183316(JP,A) 特公 昭49−15515(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/72 - 27/90 G01B 17/00 - 17/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設した導管内を走行し、導管
    の腐食減肉等の欠陥を検査するための検査用ピグに、
    記導管の管壁を磁化する磁化ユニットと、漏洩磁束を検
    知する磁気センサとを備えた漏洩磁束検知装置と発振器
    とを搭載する一方、前記検査用ピグから離隔した箇所に
    前記発振器からの信号を受信する受信器と、この受信器
    による受信信号を信号処理して表示又は報知する測定機
    器本体とを備え、前記漏洩磁束検知装置における磁気セ
    ンサにより漏洩磁束を検知して導管の腐食減肉等の欠陥
    を検出する一方、前記磁気センサによる検知信号の一定
    の落ち込みがあるとその検知箇所を溶接線の箇所である
    として、前記発振器により前記受信器に送信し、この受
    信器による受信信号を前記測定機器本体により信号処理
    して表示又は報知するようにしたことを特徴とする導管
    検査用ピグの走行監視システム。
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