JPH0678349A - 加入者拡張データ伝送方式 - Google Patents
加入者拡張データ伝送方式Info
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- JPH0678349A JPH0678349A JP22866792A JP22866792A JPH0678349A JP H0678349 A JPH0678349 A JP H0678349A JP 22866792 A JP22866792 A JP 22866792A JP 22866792 A JP22866792 A JP 22866792A JP H0678349 A JPH0678349 A JP H0678349A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】集線装置等のハードウェアを変更することなく
交換機から加入者回路のBN、A/D変換ロス、D/A
変換ロス等を設定する。 【構成】制御パッケージ15は、交換機11の本体ソフ
トウェア間で授受するH.Kデータ(PCM符合化法
則、A/D変換ロス等の値)のプロトコル制御を行う。
交換機11から加入者回路にH.Kデータを設定するに
は、本体ソフトウェアが、加入者回路内Shelf を特定す
るShelf-Noと、Card-0,Circuit-5の指定アドレス情報を
信号チャネルに送出し、H.Kデータを所定のデータフ
ォマットに変換する。制御パッケージ15は、同期パタ
ーンの検出、エラー検出後H.KデータをSSMに書き
込む。その後LPR12aがSSMのH.Kデータを読
み出し、該当加入者装置13へ転送する。加入者回路は
そのデータによりBN、A/Dロス、D/Aロスの値等
を設定する。
交換機から加入者回路のBN、A/D変換ロス、D/A
変換ロス等を設定する。 【構成】制御パッケージ15は、交換機11の本体ソフ
トウェア間で授受するH.Kデータ(PCM符合化法
則、A/D変換ロス等の値)のプロトコル制御を行う。
交換機11から加入者回路にH.Kデータを設定するに
は、本体ソフトウェアが、加入者回路内Shelf を特定す
るShelf-Noと、Card-0,Circuit-5の指定アドレス情報を
信号チャネルに送出し、H.Kデータを所定のデータフ
ォマットに変換する。制御パッケージ15は、同期パタ
ーンの検出、エラー検出後H.KデータをSSMに書き
込む。その後LPR12aがSSMのH.Kデータを読
み出し、該当加入者装置13へ転送する。加入者回路は
そのデータによりBN、A/Dロス、D/Aロスの値等
を設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機側から加入者回
路のPCM符合化法則、A/Dロス、D/Aロス、終端
抵抗等を設定する為の加入者拡張データ伝送方式に関す
る。
路のPCM符合化法則、A/Dロス、D/Aロス、終端
抵抗等を設定する為の加入者拡張データ伝送方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】加入者回路の仕様は、国、地域などによ
りそれぞれ異なっており、それぞれの仕向地に合わせ
て、加入者回路のPCMの符号化法則(A−low /μ−
low)、A/D変換時のロス、D/A変換時のロス、アナ
ログ回線の終端抵抗をマッチングさせる為のBN(Bala
ncing Network)の設定等を行う必要がある。
りそれぞれ異なっており、それぞれの仕向地に合わせ
て、加入者回路のPCMの符号化法則(A−low /μ−
low)、A/D変換時のロス、D/A変換時のロス、アナ
ログ回線の終端抵抗をマッチングさせる為のBN(Bala
ncing Network)の設定等を行う必要がある。
【0003】従来、これらの設定は工場出荷時、局立ち
上げ時、SLCSH等の増設時、障害復旧時、あるいは
設定を変更する必要が生じたとき人手により行われてい
た。最近では、これらの設定をホスト交換機からの指示
により自動的に行える自動設定機能を有する加入者装置
SLCSH(Subscriber Line Circuit Shelf)が実用化
されており、交換機、集線装置LC(Line Concentrate
r)もそれに対応したハードウェア、ソフトウェア構成と
なっている。
上げ時、SLCSH等の増設時、障害復旧時、あるいは
設定を変更する必要が生じたとき人手により行われてい
た。最近では、これらの設定をホスト交換機からの指示
により自動的に行える自動設定機能を有する加入者装置
SLCSH(Subscriber Line Circuit Shelf)が実用化
されており、交換機、集線装置LC(Line Concentrate
r)もそれに対応したハードウェア、ソフトウェア構成と
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、既に設置されて
いる交換機、集線装置の中には、上述したA/D変換時
のロス、D/A変換時のロス等の自動設定機能に対応し
ていないものも存在するので、加入者装置が自動設定機
能を持っていても、ホスト交換機から加入者装置内の加
入者回路の設定条件を変更することができなかった。そ
の為、局の立ち上げ時、増設時等に加入者回路の設定条
件を変更する必要が生じたときには、人手により個々の
加入者回路の設定条件を変更しなければならず、作業上
の負担が大きいという問題点があった。
いる交換機、集線装置の中には、上述したA/D変換時
のロス、D/A変換時のロス等の自動設定機能に対応し
ていないものも存在するので、加入者装置が自動設定機
能を持っていても、ホスト交換機から加入者装置内の加
入者回路の設定条件を変更することができなかった。そ
の為、局の立ち上げ時、増設時等に加入者回路の設定条
件を変更する必要が生じたときには、人手により個々の
加入者回路の設定条件を変更しなければならず、作業上
の負担が大きいという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、集線装置のハードウェア
を変更することなく、ホスト交換機から加入者回路のB
N、A/D変換ロス、D/A変換ロス等を設定できるよ
うにすることである。
を変更することなく、ホスト交換機から加入者回路のB
N、A/D変換ロス、D/A変換ロス等を設定できるよ
うにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。交換機に設けられるデータ送出手段2
は、少なくとも加入者回路1のPCM符合化法則、A/
Dロス、D/Aロス、ハイブリッド回路での終端抵抗の
値を決める加入者拡張データを、音声チャネルの空きチ
ャネルを利用して集線装置を介して加入者装置に送出す
る。
ロック図である。交換機に設けられるデータ送出手段2
は、少なくとも加入者回路1のPCM符合化法則、A/
Dロス、D/Aロス、ハイブリッド回路での終端抵抗の
値を決める加入者拡張データを、音声チャネルの空きチ
ャネルを利用して集線装置を介して加入者装置に送出す
る。
【0007】加入者装置内に設けられる記憶手段3は、
交換機から送出される加入者拡張データを記憶する。ま
た、設定手段4は、記憶手段3に記憶された加入者拡張
データに基づいて自装置内の加入者回路1のPCM符合
化法則、A/Dロス、D/Aロス、終端抵抗の値を設定
する。
交換機から送出される加入者拡張データを記憶する。ま
た、設定手段4は、記憶手段3に記憶された加入者拡張
データに基づいて自装置内の加入者回路1のPCM符合
化法則、A/Dロス、D/Aロス、終端抵抗の値を設定
する。
【0008】
【作用】本発明では、加入者回路1のPCM符合化法
則、A/Dロス、D/Aロス、終端抵抗の値を設定する
為の加入者拡張データを、音声チャネルの空きを利用し
て交換機から集線装置に送出するようにしたので、集線
装置では、通常の音声データとしてそのまま加入者装置
の該当する加入者回路に送出すれば良い。そして、加入
者装置では、例えば、加入者回路に共通に設けられてい
る記憶手段3に集線装置を介して送られてくる加入者拡
張データを記憶し、その記憶したデータに基づいて設定
手段4が、加入者回路1のPCM符合化法則、A/Dロ
ス、D/Aロス、終端抵抗の値を設定する。
則、A/Dロス、D/Aロス、終端抵抗の値を設定する
為の加入者拡張データを、音声チャネルの空きを利用し
て交換機から集線装置に送出するようにしたので、集線
装置では、通常の音声データとしてそのまま加入者装置
の該当する加入者回路に送出すれば良い。そして、加入
者装置では、例えば、加入者回路に共通に設けられてい
る記憶手段3に集線装置を介して送られてくる加入者拡
張データを記憶し、その記憶したデータに基づいて設定
手段4が、加入者回路1のPCM符合化法則、A/Dロ
ス、D/Aロス、終端抵抗の値を設定する。
【0009】従って、既存の集線装置のハードウェア、
ソフトウェアを変更することなく、交換機から加入者回
路個々のPCM符合化法則、A/Dロス、D/Aロス、
終端抵抗の値を設定することができる。
ソフトウェアを変更することなく、交換機から加入者回
路個々のPCM符合化法則、A/Dロス、D/Aロス、
終端抵抗の値を設定することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図2は、実施例の交換機システムの構成図で
ある。交換機(NW)11は、集線装置12で集線され
る回線と他局からの回線との交換接続を行うものであ
り、MPR14によりそれらの制御が行われる。
説明する。図2は、実施例の交換機システムの構成図で
ある。交換機(NW)11は、集線装置12で集線され
る回線と他局からの回線との交換接続を行うものであ
り、MPR14によりそれらの制御が行われる。
【0011】制御パッケージ(PKG)15は、交換機
11の本体ソフトウェア(交換制御等を実行するプログ
ラム)との間で送受信するH.Kデータ(House Keeping
Data)(PCM符合化法則(A−low /μ−low)の選
択、A/D変換時のロス、D/A変換時のロス、アナロ
グ回線の終端抵抗をマッチングさせる為のBN(Balanci
ng Network) の値)のプロトコル制御を行うものであ
る。
11の本体ソフトウェア(交換制御等を実行するプログ
ラム)との間で送受信するH.Kデータ(House Keeping
Data)(PCM符合化法則(A−low /μ−low)の選
択、A/D変換時のロス、D/A変換時のロス、アナロ
グ回線の終端抵抗をマッチングさせる為のBN(Balanci
ng Network) の値)のプロトコル制御を行うものであ
る。
【0012】集線装置12は、各加入者装置11−1〜
11−16からの上り音声・制御データを集線して交換機
11へ送出し、交換機11からの下り音声・制御データ
を各加入者装置11−1 〜11−16へ分配する機能を有
し、最大で16台の加入者装置11−1〜11−16を集
線することができる。
11−16からの上り音声・制御データを集線して交換機
11へ送出し、交換機11からの下り音声・制御データ
を各加入者装置11−1 〜11−16へ分配する機能を有
し、最大で16台の加入者装置11−1〜11−16を集
線することができる。
【0013】加入者装置13−1 〜13−16は、それぞ
れ120回線分の加入者回路を実装し、交換機11から
の下り音声・制御データの加入者回路への分配及び加入
者回路からの上り音声・制御データを集線する装置であ
る。
れ120回線分の加入者回路を実装し、交換機11から
の下り音声・制御データの加入者回路への分配及び加入
者回路からの上り音声・制御データを集線する装置であ
る。
【0014】次に、図3は、交換機からの指示に従って
PCM符合化法則(A−low /μ−low)の選択、A/D
変換時のロス、D/A変換時のロス、アナログ回線の終
端抵抗をマッチングさせる為のBN(Balancing Networ
k) の値の設定機能を有する実施例の加入者回路の構成
図である。
PCM符合化法則(A−low /μ−low)の選択、A/D
変換時のロス、D/A変換時のロス、アナログ回線の終
端抵抗をマッチングさせる為のBN(Balancing Networ
k) の値の設定機能を有する実施例の加入者回路の構成
図である。
【0015】加入者回路には、通話電流の供給を行う電
流供給回路(Battery Feed)21と、2線/4線変換を行
うハイブリッド回路22と、アナログ音声信号をディジ
タル信号に、あるいはディジタル信号をアナログ音声信
号に変換する符合/復号化回路(Codec) 23が設けられ
ている。
流供給回路(Battery Feed)21と、2線/4線変換を行
うハイブリッド回路22と、アナログ音声信号をディジ
タル信号に、あるいはディジタル信号をアナログ音声信
号に変換する符合/復号化回路(Codec) 23が設けられ
ている。
【0016】また、ハイブリッド回路22での4線側の
受信信号が4線の送信側に回りこまないないように2線
側とのインピーダンスのマッチングを取るBN(Balanci
ng Network) 24と、A/D変換時の中継線のロス、D
/A変換時の中継線のロス及び不整合状態でのハウリン
グを抑える為に信号レベルを調整するロスパッド25
a、25bとが設けられており、これらの回路の制御
は、交換機11からの指示に従って制御部(LSI Logic C
ircuit) 26により行われる。
受信信号が4線の送信側に回りこまないないように2線
側とのインピーダンスのマッチングを取るBN(Balanci
ng Network) 24と、A/D変換時の中継線のロス、D
/A変換時の中継線のロス及び不整合状態でのハウリン
グを抑える為に信号レベルを調整するロスパッド25
a、25bとが設けられており、これらの回路の制御
は、交換機11からの指示に従って制御部(LSI Logic C
ircuit) 26により行われる。
【0017】図2には示していないが、各加入者装置1
3-1〜13-16 内には、交換機11から指示されたH.
Kデータ及び加入者回路から交換機11に送出する障害
情報、発呼情報、宅内アラーム情報等を記憶しておく共
通メモリが設けられており、加入者回路の制御部26
は、その共通メモリに記憶されているH.Kデータに基
づいて符合/複合化回路23のPCM符合化法則の選
択、BN24、ロスパッド25a、25bの値の設定を
行う。なお、各制御部26内にメモリを設け、加入者回
路単位で制御データを記憶するようにしても良い。
3-1〜13-16 内には、交換機11から指示されたH.
Kデータ及び加入者回路から交換機11に送出する障害
情報、発呼情報、宅内アラーム情報等を記憶しておく共
通メモリが設けられており、加入者回路の制御部26
は、その共通メモリに記憶されているH.Kデータに基
づいて符合/複合化回路23のPCM符合化法則の選
択、BN24、ロスパッド25a、25bの値の設定を
行う。なお、各制御部26内にメモリを設け、加入者回
路単位で制御データを記憶するようにしても良い。
【0018】次に、交換機11とLPR12aとの間の
データパスの割り当てについて図4を参照して説明す
る。ホスト交換機11と集線装置12との間には4本の
サブハイウェイが設けられており、各ハイウェイはTS
0〜TS31の32タイムスロットに分割され、合計1
28タイムスロット分の通信チャネルが存在する。
データパスの割り当てについて図4を参照して説明す
る。ホスト交換機11と集線装置12との間には4本の
サブハイウェイが設けられており、各ハイウェイはTS
0〜TS31の32タイムスロットに分割され、合計1
28タイムスロット分の通信チャネルが存在する。
【0019】128タイムスロットの内、TS0とTS
16、TS17の一部の合計8タイムスロットが同期用
パターン等に割り当てられており、サブハイウェイ0〜
3のTS0は、交換機11と遠隔集線装置(RLC)と
の間で通信を行う場合の同期パターン用として割り当て
られ、サブハイウェイ0、1のTS16は、交換機11
と遠隔集線装置又は集線装置12との間で通信を行う場
合の同期パターン用として割り当てられ、サブハイウェ
イ0、1のTS17は、はNo7信号線方式のDLIF用
パターンに割り当てられている。
16、TS17の一部の合計8タイムスロットが同期用
パターン等に割り当てられており、サブハイウェイ0〜
3のTS0は、交換機11と遠隔集線装置(RLC)と
の間で通信を行う場合の同期パターン用として割り当て
られ、サブハイウェイ0、1のTS16は、交換機11
と遠隔集線装置又は集線装置12との間で通信を行う場
合の同期パターン用として割り当てられ、サブハイウェ
イ0、1のTS17は、はNo7信号線方式のDLIF用
パターンに割り当てられている。
【0020】さらに、サブハイウェイ2、3のTS16
の未使用の2タイムスロットを除いた残りの118タイ
ムスロットが音声データ用のチャネルとして割り当てら
れている。
の未使用の2タイムスロットを除いた残りの118タイ
ムスロットが音声データ用のチャネルとして割り当てら
れている。
【0021】加入者装置13−1〜16には、1枚のカー
ドに8加入者分の加入者回路が実装されており、16枚
のカードで合計128Card-Ccc(Circuit) チャネルが設
けられている。128Card-Cccチャネルの内、Card0/Cc
t0,1はトーン分配、Card0/Cct2,3,6,7はMUL機能、Ca
rd0/Cct4は切断パターンにそれぞれ割り当てられてお
り、Card0/Cct5は空きチャネルとなっている。本実施例
では、この空きチャネルのCard0/Cct5チャネルを利用し
てH.Kデータを送受信している。
ドに8加入者分の加入者回路が実装されており、16枚
のカードで合計128Card-Ccc(Circuit) チャネルが設
けられている。128Card-Cccチャネルの内、Card0/Cc
t0,1はトーン分配、Card0/Cct2,3,6,7はMUL機能、Ca
rd0/Cct4は切断パターンにそれぞれ割り当てられてお
り、Card0/Cct5は空きチャネルとなっている。本実施例
では、この空きチャネルのCard0/Cct5チャネルを利用し
てH.Kデータを送受信している。
【0022】実施例の加入者拡張データ伝送方式では、
交換機11と集線装置12との間は、図4の118本の
音声チャネルの内の空きチャネルを利用してH.Kデー
タを送受信し、加入者装置13内では、図5の空きチャ
ネルのCard0/Cct5チャネルを利用してH.Kデータを送
受信する。
交換機11と集線装置12との間は、図4の118本の
音声チャネルの内の空きチャネルを利用してH.Kデー
タを送受信し、加入者装置13内では、図5の空きチャ
ネルのCard0/Cct5チャネルを利用してH.Kデータを送
受信する。
【0023】ここで、加入者回路に設定するH.Kデー
タを交換機11内のSSM(Send Signal Memory)に書き
込む場合の手順を図6を参照して説明する。先ず、交換
機11の本体ソフトウェアは、H.Kデータを設定する
加入者回路が収容されているShelf-No(4bits) と、Card
-0(4bits),Circuit-5(3bits)を指定するアドレス情報を
信号チャネルLCMに送出する(図6、S1)。次に、
図7に示すようなデータフォーマットの同期パターン、
Flagデータ、V-bit(=0) 、データレングス(Data-Lengt
h) 、データ、CS(Check Sum) を設定する(S2)。
この場合、データの書き込みであるのでV-bit に「0」
を設定する。
タを交換機11内のSSM(Send Signal Memory)に書き
込む場合の手順を図6を参照して説明する。先ず、交換
機11の本体ソフトウェアは、H.Kデータを設定する
加入者回路が収容されているShelf-No(4bits) と、Card
-0(4bits),Circuit-5(3bits)を指定するアドレス情報を
信号チャネルLCMに送出する(図6、S1)。次に、
図7に示すようなデータフォーマットの同期パターン、
Flagデータ、V-bit(=0) 、データレングス(Data-Lengt
h) 、データ、CS(Check Sum) を設定する(S2)。
この場合、データの書き込みであるのでV-bit に「0」
を設定する。
【0024】図7は、交換機11の本体ソフトウェアに
より作成されるH.Kデータのデータフォーマットの一
例を示す図である。フレームN〜N+5は、同期確立用
フィールドであり、「1」、「0」が繰り返される同期
パターンである。フレームN+6のビット1〜ビット4
はフラグパターンであり、特定のパターン(例えば、1
010)が設定される。フレームN+8は、アドレスフ
ィールドであり、H.Kデータを設定する特定の加入者
回路を指定するCard-No,Circuit-Noが設定される。図7
のドレレスフィールドは、Card-0,Cct-3の場合を示して
いる。フレームN+9〜N+13は、データフィールド
であり、H.Kデータが設定される。フレームN+14
は、チエックサムフィールドであり、チエックサムデー
タが設定される。
より作成されるH.Kデータのデータフォーマットの一
例を示す図である。フレームN〜N+5は、同期確立用
フィールドであり、「1」、「0」が繰り返される同期
パターンである。フレームN+6のビット1〜ビット4
はフラグパターンであり、特定のパターン(例えば、1
010)が設定される。フレームN+8は、アドレスフ
ィールドであり、H.Kデータを設定する特定の加入者
回路を指定するCard-No,Circuit-Noが設定される。図7
のドレレスフィールドは、Card-0,Cct-3の場合を示して
いる。フレームN+9〜N+13は、データフィールド
であり、H.Kデータが設定される。フレームN+14
は、チエックサムフィールドであり、チエックサムデー
タが設定される。
【0025】交換機11の本体ソフトウェアによるデー
タの設定が終了すると、制御パッケージ15が、同期パ
ターンの検出を行い、さらにフラグデータの2回読み込
みを行ってフラグのチエックを行う(図6、S3)。
タの設定が終了すると、制御パッケージ15が、同期パ
ターンの検出を行い、さらにフラグデータの2回読み込
みを行ってフラグのチエックを行う(図6、S3)。
【0026】フラグデータが有効であれば、データレン
グス、データ、チエックサムを2回読み込みして、それ
らのデータを取り込む(S4)。そして、チエックサム
によりデータの正常性を判定する(S5)。チエックサ
ムエラーが検出されたときには、取り込んだデータを捨
て次の同期パターンの検出を行う(S8)。
グス、データ、チエックサムを2回読み込みして、それ
らのデータを取り込む(S4)。そして、チエックサム
によりデータの正常性を判定する(S5)。チエックサ
ムエラーが検出されたときには、取り込んだデータを捨
て次の同期パターンの検出を行う(S8)。
【0027】チエックサムによる判定結果が正常であっ
たときには、取り込んだデータをSSMに書き込む(S
6)。このとき、制御パッケージ15は、図7のデータ
フォーマットのアドレスフィールドのアドレス値(特定
の加入者回路を指定するCard-No,Circuit-No) をメモリ
の格納アドレスとして指定し、そのアドレスにフレーム
N+9〜N+13のH.KデータをSSMへ書き込む。そ
の後、制御パッケージ15は、Card0,Cct5の回線状態を
示すSCNaビットを「0」にして、H.Kデータの書き込
みが終了したことを交換機11の本体ソフトウェアに通
知する(S7)。
たときには、取り込んだデータをSSMに書き込む(S
6)。このとき、制御パッケージ15は、図7のデータ
フォーマットのアドレスフィールドのアドレス値(特定
の加入者回路を指定するCard-No,Circuit-No) をメモリ
の格納アドレスとして指定し、そのアドレスにフレーム
N+9〜N+13のH.KデータをSSMへ書き込む。そ
の後、制御パッケージ15は、Card0,Cct5の回線状態を
示すSCNaビットを「0」にして、H.Kデータの書き込
みが終了したことを交換機11の本体ソフトウェアに通
知する(S7)。
【0028】さらに、交換機11の本体ソフトウェア
が、集線装置12のLPR12aにSSMへのデータの
書き込みを終了したことを通知すると、LPR12a
は、SSMからH.Kデータを読み出し、該当するShel
f のCard0,Cct5チャネルにそのH.Kデータを転送す
る。このとき、LPR12aによるSSMからのH.K
データの読み出しは音声チャネルの空きチャネルを利用
して行われ、加入者装置13へのH.Kデータの転送は
Card0,Cct5チャネルを利用して行われる。
が、集線装置12のLPR12aにSSMへのデータの
書き込みを終了したことを通知すると、LPR12a
は、SSMからH.Kデータを読み出し、該当するShel
f のCard0,Cct5チャネルにそのH.Kデータを転送す
る。このとき、LPR12aによるSSMからのH.K
データの読み出しは音声チャネルの空きチャネルを利用
して行われ、加入者装置13へのH.Kデータの転送は
Card0,Cct5チャネルを利用して行われる。
【0029】LPR12aによりデータの設定先として
指定された加入者回路の制御部26は、Card0,Cct5チャ
ネルのH.Kデータを取り込み、そのH.Kデータに基
づいてBN24、ロスパッド25a、25bの各値を設
定し、コーディック回路23のPCM符合化法則を選択
する。
指定された加入者回路の制御部26は、Card0,Cct5チャ
ネルのH.Kデータを取り込み、そのH.Kデータに基
づいてBN24、ロスパッド25a、25bの各値を設
定し、コーディック回路23のPCM符合化法則を選択
する。
【0030】この実施例では、交換機11から加入者回
路のPCM符合化法則の選択、BN、A/D変換ロス、
D/A変換ロスの値の設定を、音声チャネルの空きチャ
ネルと加入者装置内の空きチャネルのCard0,Cct5チャネ
ルを利用して行っているので、特定の加入者回路に割り
当てられている通信チャネルを潰さずにH.Kデータを
送信することができる。なお、この実施例では、加入者
装置内の空きチャネルのCard0,Cct5チャネルを利用して
H.Kデータを送信しているが、空きチャネルが無い場
合には、使用されていない加入者回路の通信チャネルを
利用してH.Kデータを送信するれば良い。
路のPCM符合化法則の選択、BN、A/D変換ロス、
D/A変換ロスの値の設定を、音声チャネルの空きチャ
ネルと加入者装置内の空きチャネルのCard0,Cct5チャネ
ルを利用して行っているので、特定の加入者回路に割り
当てられている通信チャネルを潰さずにH.Kデータを
送信することができる。なお、この実施例では、加入者
装置内の空きチャネルのCard0,Cct5チャネルを利用して
H.Kデータを送信しているが、空きチャネルが無い場
合には、使用されていない加入者回路の通信チャネルを
利用してH.Kデータを送信するれば良い。
【0031】次に、加入者回路に設定されているデータ
を交換機11側から読み出す場合の動作を図8を参照し
て説明する。先ず、交換機11の本体ソフトウェアが、
読み出そうとする加入者回路のShelf-No,Card-No,Cct-N
o を信号チャネルに送出する( 図8、S11)。さら
に、同期パターン、Flag、V-bit(=1) を設定する(S1
2)。このとき、データレングス、データ、CSの各フ
ィールドは、各フィールドが意味の無いデータであるこ
とを示すビット「1」が設定される。
を交換機11側から読み出す場合の動作を図8を参照し
て説明する。先ず、交換機11の本体ソフトウェアが、
読み出そうとする加入者回路のShelf-No,Card-No,Cct-N
o を信号チャネルに送出する( 図8、S11)。さら
に、同期パターン、Flag、V-bit(=1) を設定する(S1
2)。このとき、データレングス、データ、CSの各フ
ィールドは、各フィールドが意味の無いデータであるこ
とを示すビット「1」が設定される。
【0032】V-bitに「1」が設定されたH.Kデータ
を受信すると、該当する加入者回路は、自装置内のメモ
リに記憶してあるBN24、ロスパッド25a、25b
等の設定値をCard0,Cct5のチャネルを利用してLPR1
2aに送出する。LPR12aは、そのH.Kデータを
交換機11のRSM(Receive Signal Memory) に転送す
る。
を受信すると、該当する加入者回路は、自装置内のメモ
リに記憶してあるBN24、ロスパッド25a、25b
等の設定値をCard0,Cct5のチャネルを利用してLPR1
2aに送出する。LPR12aは、そのH.Kデータを
交換機11のRSM(Receive Signal Memory) に転送す
る。
【0033】RSMへのデータの書き込みが行われる
と、制御パッケージ15は、RSMのH.Kデータに同
期パターン、V-bit、データレングス、CSを付加して
図7のデータフォーマットに変換し、上りハイウェイに
送出する(S13)。
と、制御パッケージ15は、RSMのH.Kデータに同
期パターン、V-bit、データレングス、CSを付加して
図7のデータフォーマットに変換し、上りハイウェイに
送出する(S13)。
【0034】交換機11の本体ソフトウェアは、データ
ベースに記憶してある各加入者回路のH.Kデータと、
制御パッケージ15から出力されたH.Kデータとを照
合し(S14)、両者が一致するか否かを判別する(S
15)。両者が一致する場合には、そこで処理を終了
し、不一致の場合には、H.Kデータの書き込み、読み
出しを再度行い、2回不一致となったなら、該当するSh
elf のサービスを中止する。
ベースに記憶してある各加入者回路のH.Kデータと、
制御パッケージ15から出力されたH.Kデータとを照
合し(S14)、両者が一致するか否かを判別する(S
15)。両者が一致する場合には、そこで処理を終了
し、不一致の場合には、H.Kデータの書き込み、読み
出しを再度行い、2回不一致となったなら、該当するSh
elf のサービスを中止する。
【0035】なお、交換機11から各加入者回路へ送出
するデータ及び加入者回路から交換機11に送出するデ
ータは、上述したH.Kデータに限らず、電話料金等の
課金通知、ニュース等のメディア通信データ、あるいは
加入者回路の障害情報等でもよい。上述した加入者拡張
データ伝送方式によれば、非定期的なデータを交換機と
加入者回路との間で送受信する場合に、専用の通信チャ
ネルを確保せずに、空きチャネルを利用して加入者回路
へのデータの設定、読み出しを行うことができる。
するデータ及び加入者回路から交換機11に送出するデ
ータは、上述したH.Kデータに限らず、電話料金等の
課金通知、ニュース等のメディア通信データ、あるいは
加入者回路の障害情報等でもよい。上述した加入者拡張
データ伝送方式によれば、非定期的なデータを交換機と
加入者回路との間で送受信する場合に、専用の通信チャ
ネルを確保せずに、空きチャネルを利用して加入者回路
へのデータの設定、読み出しを行うことができる。
【0036】また、プロトコル制御を行う制御パッケー
ジ15は、ハードウェア、ソフトウェアの何れで実現す
ることができる。
ジ15は、ハードウェア、ソフトウェアの何れで実現す
ることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、集線装置のハードウェ
ア等を変更せずに、交換機から直接加入者回路のPCM
符合化法則、BN、A/Dロス、D/Aロスの値を設定
できるので、局立ち上げ時、あるいは増設時の調整作業
を大幅に減らすことができる。また、H.Kデータのよ
うな非定期的なデータを専用チャネルを確保せずに伝送
することができる。
ア等を変更せずに、交換機から直接加入者回路のPCM
符合化法則、BN、A/Dロス、D/Aロスの値を設定
できるので、局立ち上げ時、あるいは増設時の調整作業
を大幅に減らすことができる。また、H.Kデータのよ
うな非定期的なデータを専用チャネルを確保せずに伝送
することができる。
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】実施例の交換機システムの構成図である。
【図3】実施例の加入者回路のブロック図である。
【図4】交換機─LPR間のデータパスの説明図であ
る。
る。
【図5】SLCSH内のCard-Cctの説明図である。
【図6】H.KデータをSSMに書き込む場合の手順を
示す図である。
示す図である。
【図7】H.Kデータのフォーマットを示す図である。
【図8】加入者回路のデータを読み出す場合の手順を示
す図である。
す図である。
1 加入者回路 2 データ送出手段 3 記憶手段 4 設定手段
Claims (3)
- 【請求項1】交換機と加入者装置とを介してデータの伝
送を行う方式において、 前記交換機に設けられ、少なくとも加入者回路(1)の
PCM符合化法則、A/Dロス、D/Aロス、終端抵抗
の値を決める加入者拡張データを音声チャネルの空きチ
ャネルを利用して集線装置を介して加入者装置に送出す
るデータ送出手段(2)と、 前記加入者装置に設けられ、前記交換機から送出される
前記加入者拡張データを記憶する記憶手段(3)と、 前記加入者装置に設けられ、前記記憶手段(3)に記憶
された加入者拡張データに基づいて自装置内の加入者回
路(1)のPCM符合化法則、A/Dロス、D/Aロ
ス、終端抵抗の値を設定する設定手段(4)とを具備す
ることを特徴とする加入者拡張データ伝送方式。 - 【請求項2】前記設定手段(4)は、交換機からのデー
タ読み出し要求に応じて、前記記憶手段(3)に記憶さ
れている加入者拡張データを交換機に送出することを特
徴とする請求項1記載の加入者拡張データ伝送方式。 - 【請求項3】前記加入者拡張データは、交換機から各加
入者に伝送する同報通信データ又は加入者から交換機へ
伝送する障害データであることを特徴とする請求項2記
載の加入者拡張データ伝送方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22866792A JPH0678349A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 加入者拡張データ伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22866792A JPH0678349A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 加入者拡張データ伝送方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678349A true JPH0678349A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16879929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22866792A Withdrawn JPH0678349A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 加入者拡張データ伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678349A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008271269A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Oki Electric Ind Co Ltd | 加入者回路装置及びアナログ電話加入者回路装置 |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP22866792A patent/JPH0678349A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008271269A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Oki Electric Ind Co Ltd | 加入者回路装置及びアナログ電話加入者回路装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |