JPH0678223A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0678223A
JPH0678223A JP4225843A JP22584392A JPH0678223A JP H0678223 A JPH0678223 A JP H0678223A JP 4225843 A JP4225843 A JP 4225843A JP 22584392 A JP22584392 A JP 22584392A JP H0678223 A JPH0678223 A JP H0678223A
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JP
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time
electronic shutter
illumination
phase
cycle
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JP4225843A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ashizaki
能広 芦崎
Terushi Kabasawa
昭史 樺沢
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮像周期と異る周期の照明光による被写体を
撮像したときに発生するフリッカを、精度良く抑圧し
て、画質を向上させる。 【構成】 複数のフィールド前の照明の光量が第1の周
期の極大値に達するまでの時間を記憶する照明ピーク位
相レジスタと、この複数のフィールド前の、第2の周期
の開始時間から電子シャッタの動作中心時間までの時間
を記憶するシャッタ位相レジスタと、現フィールドの照
明の光量の極大値までの時間である位相値と上記照明ピ
ーク位相レジスタの記憶値とを比較する位相比較器と、
この位相比較器の出力により上記シャッタ位相レジスタ
の記憶値を補正して、次フィールドの上記電子シャッタ
の動作開始時間を制御する電子シャッタ位相可変制御回
路とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流点灯による照明
で照らされた被写体を、別周期の電子シャッタ付きのイ
メージセンサで撮像する際に発生するフリッカを抑圧す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開昭2−306776
号公報や特開平2−306777号公報や特開平3−7
490号公報や特開平3−74979号公報において示
されるようなNTSC方式を例とした従来の撮像装置を
示す構成図である。図において、1は照明光、2は照明
光の方向を拡散する拡散板、3は拡散板2を通過した照
明光1をRGBの各色ごとのレベルを検出する外部光セ
ンサ、4は外部光センサ3のRGB出力を各色ごとに積
分する積分器、5はA/Dコンバータ、6はホワイトバ
ランス補正信号発生回路である。7はオートホワイトバ
ランスの補正データテーブル、8は電子シャッタ幅可変
制御回路、9は蓄積期間レジスタ、10は数値入力キ
ー、11は転送タイミング制御回路、12は出力タイミ
ング制御回路である。13は受光部VCCD駆動回路、
14は受光ゲート駆動回路、15は基板垂直型電子シャ
ッタ駆動回路、16は転送ゲート駆動回路、17は蓄積
部VCCD駆動回路、18は出力ゲート駆動回路、19
はHCCD駆動回路である。また、20はCCDイメー
ジセンサ、21はフォトダイオード群、22は受光ゲー
ト、23は受光部VCCD、24は転送ゲート、25は
蓄積部VCCD、26は出力ゲート、27はHCCD、
28はセンスアンプである。29はS/H色分離回路、
30は自動利得補正回路、31はオートホワイトバラン
ス補正回路、32は画質改善回路、33はNTSCエン
コーダ回路、34はNTSC映像信号出力端子である。
さらに、35はCCDイメージセンサ20に結像するた
めのレンズ、36は全面が一様に白い被写体、37は3
フィールド周期利得検波回路、38は利得値メモリであ
る。
【0003】また図6は、図5の構成をなす従来の撮像
装置のCCDイメージセンサ20の動作タイミング図で
ある。図において、101は照明光1が50Hz電源の
放電灯である時の照明の明るさ変化を表す照度レベル、
102は基底レベルである。また、103はフォトダイ
オード群21の非電荷蓄積期間で、104は電荷蓄積期
間、105は基板垂直型電子シャッタ駆動回路15が発
生する電子シャッタパルスを表す。106は電荷蓄積期
間104の直前の電子シャッタパルスタイミングで、1
08はフォトダイオード群21に蓄積されるフォトダイ
オード電荷量を表し、電子シャッタが動作中に電荷量が
増える。一方、109はフォトダイオード群21から受
光部VCCD23に電荷を移すのにかかる移送期間で、
移送はフィールドに周期して行われる。110は受光ゲ
ート開放タイミング、111は受光ゲート閉鎖タイミン
グである。112は受光部VCCD23の電荷を蓄積部
VCCD25に送る高速転送期間で、113はその転送
ゲート開放タイミング、114は転送ゲート閉鎖タイミ
ングである。115は、全面が一様に白い被写体36を
レンズ35でCCDイメージセンサ20に結像した時
に、センスアンプ28から出力されるセンサ出力信号で
ある。また、116は出力ゲート26を閉鎖した時のセ
ンサ出力ブランキング期間である。117はフィールド
周期の境界を示し、118はフィールド周期を表す。1
19は自動利得制御回路30の輝度信号出力レベル、1
20は増幅されたCCDイメージセンサ20のノイズを
表す。
【0004】次に動作を説明する。従来の撮像装置は上
記のように構成され、例えば照度レベル101で明滅す
る照明1で照明された被写体36を、レンズ35でCC
Dイメージセンサ20に結像すると、フォトダイオード
群21で光電変換されて電荷が蓄積する。まず、数値入
力キー10から設定して入力した値が蓄積期間レジスタ
9に蓄えられ、この設定された蓄積期間以外の走査期間
中は、つまり非電荷蓄積期間103の間中は、電子シャ
ッタ幅可変制御回路8からの信号で、複数の電子シャッ
タパルス105が基板垂直型電子シャッタ駆動回路15
によって発生する。このパルスにより、蓄積された電荷
が半導体基板の基板の垂直方向に抜き出される。そし
て、電荷蓄積期間104直前の電子シャッタパルス10
6の発生直後から、フォトダイオード群21に蓄積され
る電荷は、図5のフォトダイオード電荷量108で表す
波形の様に累積してゆく。そして、受光ゲート22がタ
イミング110で開放されると、受光部VCCD23に
移送期間109のあいだに移送されて、タイミング11
1で受光ゲート22を閉じて移送が完了する。その直
後、転送タイミング制御回路11からの信号で、受光部
VCCD駆動回路13が発生する駆動パルスによって、
また、それと同期して出力タイミング制御回路12から
の信号で、蓄積部VCCD駆動回路17が出力する駆動
パルスとによって、高速転送期間112のあいだに受光
部VCCD23から蓄積部VCCD25に電荷を高速で
転送する。更にその直後、出力タイミング制御回路12
からの信号で、蓄積部VCCD駆動回路17が発生する
パルスにより、NTSCの走査周期の1水平走査周波
数、つまり約15.7kHzのタイミングごとに、蓄積
部VCCD25の1ライン分の電荷がHCCD27に転
送される。さらに、出力タイミング制御回路12からの
信号で、HCCD駆動回路19が発生する駆動パルス
で、HCCD27の電荷はセンスアンプ28で電荷電圧
変換され、出力ゲート26でブランキングされて、1フ
ィールドあたり1/60秒周期でセンサ出力信号115
が得られる。
【0005】得られたセンサ出力信号115は、S/H
色分離回路29で輝度信号と色信号に分離される。利得
値メモリ38で3フィールド遅延した利得制御信号を、
自動利得補正回路30に入力して、3フィールド周期検
波回路37で検波した輝度信号の平均値と隣接するフィ
ールドの平均値との差が零になる様に利得を修正する。
そして、その修正値を利得値メモリ38に書き込む、と
いうフィードバック制御によってフリッカを抑圧する。
また、輝度信号と色信号は、画質改善回路32でアパー
チャやS/Nが改善され、NTSCエンコーダ回路33
でNTSC信号に変換されて映像信号出力端子34から
撮像装置の映像信号として出力される。また、外部光セ
ンサ3で照明光1のRGBの分光レベルを検出し、さら
に積分器4で電子シャッタの電荷蓄積期間104の分の
み平滑化して、A/Dコンバータ5でデジタル信号に変
換した値を得る。照明光1に対する外部光センサ3の分
光感度と、照明光1に対するCCDイメージセンサ20
の分光感度との差異データを記録した、また、多種多様
な分光感度を持つ照明の色と人間の記憶色との差異デー
タをも記録した補正データテーブル7がある。そして、
それを参照して得られた補正データが、ホワイトバラン
ス補正制御信号発生回路6で電圧信号に変換された制御
信号としてオートホワイトバランス補正回路31に出力
され、色信号を人間の記憶色に近づける様になってい
る。
【0006】ところで、上記のような従来の撮像装置で
は、電子シャッタの電荷蓄積期間104は、すべてのフ
ィールドにおいて蓄積期間レジスタ9の指定値で定めら
れた一定値となっている。かつ、電子シャッタの位相が
すべてのフィールドにおいて一定となっている。更に、
照明光1の周期と、撮像装置の動作周期が必ずしも一致
していなかった。このため例えば、照明光1の最大ピー
ク付近と最小ピーク付近にそれぞれに電子シャッタの電
荷蓄積期間104のサンプリング中心があった場合を想
定すると、フィールド間のセンサ出力信号115のレベ
ル差が発生することになる。そして、電子シャッタの電
荷蓄積期間104が短ければ短いほどレベル差が激しく
なる。このレベルを自動利得補正回路によって補正して
いる。いま、照明光1の明滅が、撮像装置の1フィール
ドの周期6DHzと異なる100Hzで、しかもちょう
ど100Hzでなかったり、撮像の周期がちょうど60
Hzでないときには3フィールド後の照明光1のピーク
のタイミングがずれることになり、タイミングがずれた
分CCDイメージセンサ20の電子シャッタの電荷蓄積
期間104の位相が3フィールド前の位相とずれること
になる。また、電子シャッタの電荷蓄積期間104の位
相は固定であるので、照明光1の明滅周期と撮像周期が
例えば1Hzの差異があると、電子シャッタの電荷蓄積
期間104のサンプリングが照明光1の最大ピーク11
8の位相に一致しない状態も起きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の撮像装置は以上
のように構成されているので、照明光1の明滅する周期
が1フィールドの撮像周期60Hzと異なる、例えば1
00Hzであるような場合に、3フィールドごとにセン
サ出力信号115のレベルが異なってフリッカが発生す
るという課題があった。また更に、照明光の周期と撮像
装置の周期の違いにより、照明光の周期中の最大ピーク
と最小ピーク時のサンプリング中心があった場合の、レ
ベル差を自動利得補正回路によってフリッカを補正する
と、CCDイメージセンサ20から出力されるノイズも
増幅してしまい、ノイズが誤動作の原因となってフリッ
カを除去しきれなくなったり、ノイズ自体のフリッカが
発生して画質劣化するという課題もあった。
【0008】また、照明光の周期がちょうど100Hz
でなかったり、撮像の周期がちょうど60Hzでないと
きは、先に説明した位相ずれにより、3フィールド前そ
のままの利得制御値をフィールドバックしてCCDイメ
ージセンサ20の出力信号を増幅すると、照明のレベル
自体が3フィールド前と異なるので、自動利得補正回路
30の出力レベルが3フィールド前の出力レベルと異な
ってしまい、フリッカを抑圧し切れないという課題があ
った。また、照明光1の明滅周期と撮像周期が1Hzの
差異があると、先に説明した位相ずれにより、1/60
Hzの周期で最小ピークと最大ピークとを電荷蓄積期間
104のサンプリングが通過して、CCDイメージセン
サ20の出力レベルが1/60Hzの周期で大小するこ
とによる長周期のフリッカが発生するという課題があっ
た。たとえ照明光1の明滅周期と撮像周期がまったく同
一であったとしても、電荷蓄積期間104と照明光1の
最大ピークの位相とが一致せずにフォトダイオード群2
1に対して照明光1のエネルギーが有効に使用され得な
い場合があるという課題もあった。
【0009】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、回路やセンサ数の増加を押え、被
写体を照らす照明光1がフィールド周波数60Hzと異
なる周波数、例えば50Hz電源の放電灯から発せられ
る100Hz程度で明滅する光であっても、電子シャッ
タによるCCDイメージセンサ20自体の出力信号のフ
リッカを抑圧して、画質が劣化しにくい撮像装置を得る
ことを目的としている。また、照明光量が周期変化しな
い時には、不要な回路の動作を抑制し、消費電力を減少
することを目的としている。さらに、電子シャッタの蓄
積期間がフィールド周期のうち一部分に偏って、間欠的
なまたはぎこちない動作の映像にならないよう、フィー
ルド周期の中心にサンプリングの重心を置いた制御をす
る撮像装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る撮像装置
は、第1の周期で変化する照明に対し、第2の周期で動
作し、その動作時間を制御できる電子シャッタを備えた
撮像装置において、複数フィールド前の照明の光量が第
1の周期の極大値に達するまでの時間を記憶する照明ピ
ーク位相レジスタと、この複数フィールド前の、第2の
周期の開始時間から電子シャッタの動作中心時間までの
時間を記憶するシャッタ位相レジスタと、現フィールド
の照明の光量の極大値までの時間である位相値と上記照
明ピーク位相レジスタの記憶値とを比較する位相比較器
と、この位相比較器の出力により上記シャッタ位相レジ
スタの記憶値を補正して、次フィールドの上記電子シャ
ッタの動作開始時間を制御する電子シャッタ位相可変制
御回路とを備えた。請求項2の発明においては、上記請
求項1の前提の撮像装置において、複数フィールド前の
照明の光量が第1の周期の極大値に達するまでの時間を
記憶する照明ピーク位相レジスタと、この複数フィール
ド前の照明光量の極大値とそれまでの時間から照明光量
の周期積分値を記憶する照明積分値レジスタと、任意の
複数フィールド前の、第2の周期の開始時間から上記電
子シャッタの動作中心時間までの時間を記憶するシャッ
タ位相レジスタと、第1と第2の周期の違いから次フィ
ールドの電荷転送時間が電子シャッタの動作時間と重な
ると予測される時は、別の第1の周期の所定時間から電
子シャッタの動作を開始させ、かつ照明積分値レジスタ
の記憶値から上記電子シャッタの動作時間を制御する電
子シャッタ位相可変制御回路とを備えた。
【0011】請求項3の発明においては、上記請求項1
の前提の撮像装置において、複数フィールド前の照明の
光量が第1の周期の極大値に達するまでの時間を記憶す
る照明ピーク位相レジスタと、この複数フィールド前の
第2の周期の開始時間から電子シャッタの動作中心時間
までの時間を記憶するシャッタ位相レジスタと、上記任
意の複数フィールド前の、上記電子シャッタ動作時の第
1の周期の照明光量を必要に応じて複数周期分積算記憶
する照明積分値レジスタと、ブランキング期間と次のブ
ランキング期間の中央に電子シャッタ動作中心時間が重
なるように電子シャッタの動作を開始させ、かつ照明積
分値レジスタの記憶値から上記電子シャッタの動作時間
を制御する電子シャッタ位相可変制御回路とを備えた。
請求項4の発明においては、請求項1ないし請求項3の
発明において、第1の周期の照明光量またはそれを積算
した照明積分値が設定値以下であると、電子シャッタの
動作開始時間または動作時間の可変制御を中止させるよ
うにした。
【0012】
【作用】この発明における撮像装置は、任意の複数フィ
ールド前の照明光量の極大値到達時間を記憶した照明ピ
ーク位相レジスタと現フィールドの照明光量の位相値と
が比較され、この差の量により次フィールドの電子シャ
ッタの動作開始時間が変化する。請求項2の発明では、
上記請求項1の動作で、照明ピーク位相レジスタ値とシ
ャッタ位相レシスタ値と時間から、つまり第1と第2の
周期の違いから次フィールドの電荷転送時間と電子シャ
ッタの動作時間の重なりが予測でき、その場合は電子シ
ャッタの動作開始時間は所定の位置にずれ、従って照明
積分値レジスタ値になるまで電子シャッタの動作時間幅
が変わる。請求項3の発明では、上記請求項1の動作
で、第1と第2の周期の違いから次フィールドの電荷転
送時間と電子シャッタの動作時間の重なりが予測でき、
その場合は必要に応じて電子シャッタは複数の第1の周
期にわたって分割動作し、フレームの時間中心と複数の
第1の周期にわたる電子シャッタの動作中心時間とが一
致するように、電子シャッタの動作開始時間が他の第1
の周期の所定時間に移る。請求項4の発明では、上記請
求項1ないし請求項3の動作で、十分な光量が得られな
い時は電子シャッタの動作がばらつくので、光量が検出
されて低くなると、電子シャッタの動作開始時間及び動
作時間幅の可変制御がされなくなる。
【0013】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す
構成図である。図において、1〜38は上記従来装置と
同一または同等の機能をもった構成要素である。新規な
要素として、50は外部光センサ3のRGBの3出力を
ひとつにまとめる加算混合回路、51は交流成分の振幅
レベルを検出するACレベル検出回路、53は加算混合
回路50の出力のピーク位相を検出するピークタイミン
グ検出回路、54は加算混合回路50の出力を積分する
積分器である。また、55は後述の位相比較器の出力に
あわせて電子シャッタの位相を制御する電子シャッタ位
相可変制御回路である。56はピークタイミング検出回
路53で検出したピークの位相を複数フィールドにわた
って記憶しておく照明ピーク位相レジスタ、59はシャ
ッタ位相レジスタ、60は複数のフィールド前の値を記
憶する照明ピーク位相レジスタの値と現照明の位相を比
較する位相比較器である。
【0014】また、図2はこの発明の一実施例を示すタ
イミング図であり、101〜119は上記従来装置の動
作で説明した意味とまったく同一の意味をもつ。150
はピークタイミング検出回路53で検出した最小ピーク
の位相、151はピークタイミング検出回路53で検出
した最大ピークの位相であり、同図では照度レベル10
1の明滅周期が100Hz、一方、撮像装置のフィール
ド周期118が60Hzの場合を示す。
【0015】動作を図に基づいて説明する。上記のよう
に構成された撮像装置においては、周期的に明滅する照
明光1によって照明された被写体38を電子シャッタで
撮像するときに、まず、照明光量が十分である例で説明
する。この場合には、以下の電子シャッタの位相制御が
行われる。まず、ピークタイミング検出回路53が加算
混合回路50の出力から照明のピークタイミングである
最小ピークの位相150と最大ピークの位相151とを
フィールド期間ごとにを抽出して3フィールドにわたっ
て照明ピーク位置レジスタ56に記憶してお。また3フ
ィールドにわたっての電子シャッタの動作位相131を
記録しておく。これは、言い換えればフィールド境界1
17後からカウントして、新フィールド中で照明光1の
最小ピーク150から電荷蓄積期間104が十分含まれ
るよう、その動作中心時間までの時間131を記憶する
ことである。そして、現在の光電変換中のフィールドの
照明光のピークの位相(53出力)と3フィールド前の
撮像周期に対する照明光のピークの位相の記憶値(56
出力)との差分量、つまり位相比較器60の出力を得
る。これを、電子シャッタの位相補正量として、次フィ
ールドのための記憶値に加算してタイミング制御データ
とする。
【0016】次フィールドの電子シャッタの電荷蓄積期
間104の中心の位相を次フィールド周期にて発生する
照明光1の最大ピークの位相151にあわせるように予
測して、電子シャッタの動作開始時間を補正制御するこ
とによって、常に各フィールドで照明光1の最大光量を
CCDイメージセンサ20で検出することになり、CC
Dイメージセンサ20の出力レベルが安定する様にな
る。つまり、電子シャッタの動作時間幅を一定として、
この時間幅の中心と、照明光のピーク時間とが一致する
ように、予測制御する。このために、複数のフィールド
前の照明光量の変化、電子シャッタ動作時間を記憶し、
相対時間差の情報を得て、電子シャッタの動作開始時間
を予測制御している。
【0017】実施例2.他の実施例を説明する。図3が
その構成図である。本実施例での新規構成要素は、58
の照明積分値レジスタ、61の積分値比較器がある。こ
の積分値レジスタ58は、電子シャッタの動作期間中の
照明光量101の積分値を、各複数フィールド毎に記憶
している。積分値比較器61は、積分値レジスタ58の
値と現フィールドの電子シャッタの動作期間中の積分値
を比較する。実施例1では電荷蓄積期間104の中心の
位相を照明光1の最大ピークの位相151にあわせるよ
うに予測して制御した。しかし、タイミングによって
は、電子シャッタの電荷蓄積期間104が、受光部VC
CD23から蓄積部VCCD25に電荷を転送する転送
周期112と重なる場合が生じる。また、次フィールド
の3フィールド前の照明のピーク位相の記憶値に複数の
最大ピーク151がある場合には、上記転送周期112
に重ならないように転送周期112に近い最大ピーク1
51の位相を選択して、電子シャッタの電荷蓄積期間1
04の中心をあわせる。こうすると、常に次フィールド
の電荷蓄積期間104の中心の位相をあわせることにな
り、いつも各フィールドで照明光1の最大光量をCCD
イメージセンサ20で検出して、CCDイメージセンサ
20の出力レベルが安定する様になる。
【0018】しかし、次フィールドの3フィールド前の
照明のピーク位相の記憶値にひとつしか最大ピーク15
1がない場合で、上記のように電荷蓄積期間104と転
送周期112が重なる場合は以下のようにする。このと
きは、転送周期112に最も近い最大ピーク151を選
択して、転送周期112と重ならない程度に電荷蓄積期
間104の中心を選択した最大ピーク151の位相から
ずらして電子シャッタの動作を開始する。そして次フィ
ールド用の照明積分値レジスタ58中の値である、次フ
ィールドの3フィールド前における外部光センサ3の出
力の電子シャッタの電荷蓄積期間中の積分値と、予測積
分値と同一となる様に電荷蓄積期間104の幅を広げる
ように制御する。こうして、次フィールドの電荷蓄積期
間104の位相の記憶値を使って、予測的に電子シャッ
タの動作時間幅を補正制御することによって、常に各フ
ィールドで照明光をCCDイメージセンサで検出する積
分量が一定することになり、CCDイメージセンサ20
の出力レベルが安定する様になる。
【0019】実施例3.更に他の実施例を説明する。本
実施の構成図は図3であるが、58の積分値レジスタと
55の電子シャッタ位相可変制御回路の動作が実施例2
と少し異る。また、図4はこの発明の一実施例を示すタ
イミング図である。図中の記号説明で、101〜151
までは図2のそれと同一であり、152は1フィールド
期間118における複数の電荷蓄積期間104を総合し
た総電荷蓄積期間の重心である。
【0020】上記実施例1では電子シャッタの電荷蓄積
期間104を1フィールド周期に1回としているが、本
実施例では図4に示す様に、フォトダイオード群21か
ら受光部VCCD23への電荷の移送を複数回に分割す
る場合を考える。つまり、複数の電荷蓄積期間を1フィ
ールドごとにまとめ、まとめた1フィールド毎で、隣接
するフィールド間で同量の光量を得るよう積分値レジス
タが値を保持する。この値を同一とするよう比較して電
子シャッタの切り出し期間とするように制御する。即
ち、各フィールドで常に照明光1の最大光量を一定にし
てCCDイメージセンサ20で検出することになり、C
CDイメージセンサ20の出力レベルが安定になり、し
かも光量の有効利用ができる。
【0021】具体的動作は以下のようになる。まず、フ
ィールド周期118の中心と電子シャッタの動作重心1
52とが一致するように電子シャッタの動作開始時間1
06をスタートさせ、タイミング111で一旦、電子シ
ャッタを閉じ、比較器で比較しながら同フィールドの次
の照明光の周期で残りの時間、電子シャッタを開く。こ
うして、総電荷蓄積期間の重心152をフィールド周期
118の中心の位相と一致させて、隣接するフィールド
間でのサンプリング周期を一定とすることができる。こ
の結果、CCDイメージセンサ20の出力の周期と撮像
のフィールド周期を一致させて、不連続でぎこちない動
きを抑圧することができる。これら動作は、予測制御を
していることに意味がある。即ち、3フィールド前の積
分値と、現フィールドの積分値を比較し、次フィールド
の照明光の最大ピーク時間が判っているので、これを考
慮して次フィールドでの電子シャッタの動作開始時間と
動作時間配分を制御しようとするものである。
【0022】実施例4.本実施例では、図3の構成で5
2の補正動作決定回路を設けた。この補正動作決定回路
52の入力としては、光センサ3の加算出力があり、あ
るレベル以下、つまりある光量以下を検出して、電子シ
ャッタ位相可変制御回路55の制御を中止させるように
してある。または、補正動作決定回路52の入力とし
て、光量の積分値を採用し、この積分光量がある値以下
の場合は、電子シャッタ位相可変制御回路55の制御を
中止させるようにしてある。または、補正動作決定回路
52の入力として、入力キー10の値を用い、この指定
値に積分値が達しない場合は、電子シャッタ位相可変制
御回路55の制御を中止させるようにしてある。
【0023】実施例5.上記実施例では、光センサはR
GB3色用を別々に用い、その加算出力で照明光量と考
えて制御する例を示した。本実施例では、光センサとし
てオートホワイトバランスのセンサを使用し、これで照
明光量と考えて制御するようにしてもよい。
【0024】実施例6.上記実施例では、3フィールド
前の照明光量と現フィールドの照明光量とを種々比較し
て、次フィールドの電子シャッタを位相制御する例を示
した。しかし予測制御のためのデータは3フィールド前
のものに限定されるものではなく、任意に定める複数フ
ィールド前の記憶値を用いて予測制御するようにしても
よい。
【0025】実施例7.上記実施例では、50Hzの電
源による放電灯による照明光で照らされた被写体を、N
TSC方式の撮像装置で撮影する例を説明した。しかし
もちろん、上記以外の周期的に変化する照明光によるも
のであってもよい。また、上記説明では、電子シャッタ
の電荷蓄積期間を1フィールド周期について1回または
2回の例を示したが、照明光の周期が短い等で、電子シ
ャッタの電荷蓄積期間をもっと多くした撮像装置であっ
てもよい。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果がある。被
写体を照らす照明光の周期が撮像周期と異っていても、
照明光の明滅周期と電子シャッタの電荷蓄積期間をあわ
せるので、電子シャッタによるCCDイメージセンサ自
体の出力信号のフリッカを抑圧することができる効果が
ある。また、照明光が放電灯でない時に不要な回路の動
作を抑制することにより、消費電力を減少し、過剰補正
に依る画質劣化を防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の装置構成を示す構成図で
ある。
【図2】この発明の実施例1の動作タイミングを示すタ
イミング図である。
【図3】この発明の実施例2〜4の装置構成を示す構成
図である。
【図4】この発明の実施例3の動作タイミングを示すタ
イミング図である。
【図5】従来の撮像装置を示す構成図である。
【図6】従来の撮像装置の動作タイミングを示すタイミ
ング図である。
【符号の説明】
20 CCDイメージセンサ 50 加算混合回路 51 ACレベル検出回路 52 補正動作決定回路 53 ピークタイミング検出回路 54 積分器 55 電子シャッタ位相可変制御回路 56 照明ピーク位置レジスタ 58 照明積分値レジスタ 59 シャッタ位相レジスタ 60 位相比較器 61 積分値比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の複数フィールド前の、第1の周期
    で変化する照明の光量が周期の極大値に達するまでの時
    間を記憶する照明ピーク位相レジスタと、 任意の複数フィールド前の、動作開始時間を制御できる
    電子シャッタの、上記周期とは別の第2の周期の開始時
    間から上記電子シャッタの動作中心時間までの時間を記
    憶するシャッタ位相レジスタと、 現フィールドの照明の光量の極大値までの時間である位
    相値と、上記照明ピーク位相レジスタの記憶値とを比較
    する位相比較器と、 上記位相比較器の出力により上記シャッタ位相レジスタ
    の記憶値を補正して、次フィールドの上記電子シャッタ
    の動作開始時間を制御する電子シャッタ位相可変制御回
    路とを備えた撮像装置。
  2. 【請求項2】 任意の複数フィールド前の、第1の周期
    で変化する照明の光量が周期の極大値に達するまでの時
    間を記憶する照明ピーク位相レジスタと、 上記任意の複数フィールド前の照明光量の極大値とそれ
    までの時間から照明光量の周期積分値を記憶する照明積
    分値レジスタと、 任意の複数フィールド前の、動作開始時間を制御できる
    電子シャッタの、上記周期とは別の第2の周期の開始時
    間から上記電子シャッタの動作中心時間までの時間を記
    憶するシャッタ位相レジスタと、 上記第1と第2の周期の違いから、次フィールドの電荷
    転送時間が上記電子シャッタの動作時間と重なると予測
    される時は、別の第1の周期の所定時間から上記電子シ
    ャッタの動作を開始させ、かつ上記照明積分値レジスタ
    の記憶値から上記電子シャッタの動作時間を制御する電
    子シャッタ位相可変制御回路とを備えた撮像装置。
  3. 【請求項3】 任意の複数フィールド前の、第1の周期
    で変化する照明の光量が周期の極大値に達するまでの時
    間を記憶する照明ピーク位相レジスタと、 任意の複数フィールド前の、動作開始時間を制御できる
    電子シャッタの、上記周期とは別の第2の周期の開始時
    間から上記電子シャッタの動作中心時間までの時間を記
    憶するシャッタ位相レジスタと、 上記任意の複数フィールド前の、上記電子シャッタ動作
    時の第1の周期の照明光量を必要に応じて複数周期分積
    算記憶する照明積分値レジスタと、 ブランキング期間と次のブランキング期間の中央に上記
    電子シャッタ動作中心時間が重なるように上記電子シャ
    ッタの動作を開始させ、かつ上記照明積分値レジスタの
    記憶値から上記電子シャッタの動作時間を制御する電子
    シャッタ位相可変制御回路とを備えた撮像装置。
  4. 【請求項4】 第1の周期の照明光量またはそれを積算
    した照明積分値が設定値以下であると、電子シャッタの
    動作開始時間または動作時間の可変制御を中止すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3記載の撮像装置。
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Cited By (4)

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