JPH0677927A - スペクトラム拡散通信受信機 - Google Patents

スペクトラム拡散通信受信機

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Publication number
JPH0677927A
JPH0677927A JP4226792A JP22679292A JPH0677927A JP H0677927 A JPH0677927 A JP H0677927A JP 4226792 A JP4226792 A JP 4226792A JP 22679292 A JP22679292 A JP 22679292A JP H0677927 A JPH0677927 A JP H0677927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
desired channel
channel signal
level
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4226792A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Hagio
稔 萩尾
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、マルチチャンネル通信におい
て、希望チャンネル信号レベルが低い場合にも安定して
同期がとれるようにすることである。 【構成】D/U検出回路22は、AGC回路21で信号
レベルの大きい信号を基準にして増幅された信号の中の
希望チャンネル信号を抽出し、その希望チャンネル信号
レベルに応じた制御電圧を出力して電圧制御増幅器23
の利得を制御する。AGC回路21の出力信号は、乗算
器24でPNコードが乗算され、BPF26を通過して
希望チャンネル信号が取り出され、電圧制御増幅器23
へ出力される。D/U検出回路22で検出される希望チ
ャンネル信号は、希望チャンネル信号と非希望チャンネ
ル信号との電力比に依存するので、D/U検出回路22
から出力される制御電圧に基づいて電力制御増幅器23
の利得を制御することで、一定レベルの希望チャンネル
信号を同期回路17へ出力できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散通信
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信とは、情報を伝送
するのに必要な周波数帯域よりはるかに広い帯域に拡散
させた信号を利用して通信を行う通信方式であり、耐ノ
イズ性、耐フェージング特性に優れているという特徴を
持っている。
【0003】図5は、スペクトラム拡散通信システムの
構成図である。送信側の一次変調回路11において、搬
送波が、送出すべき情報により変調され、さらに二次変
調回路12においてPNコードにより変調されてスペク
トラム拡散される。そして、RF/IF回路13により
無線信号に変換され、アンテナ14から送出される。
【0004】受信側では、アンテナ15で受信された無
線信号がRF/IF回路16において、中間周波信号に
変換、増幅された後、同期回路17においてPNコード
が乗算されて逆拡散が行われる。同期回路17から出力
される狭帯域の変調信号は、復調回路18で復調され元
の情報が取り出される。
【0005】スペクトラム拡散通信における周波数スペ
クトラムは、L=1/( ΔN)(Δ:1チップの時間,
N:PNコード長)の間隔で並ぶ線スペクトラムで構成
されており、一次変調後の周波数帯域幅に比べてLを充
分大きくして、図6に示すように各チャンネルの中心周
波数をずらすことで、周波数分割多重と同様な多重化を
実現できる。同図は、4チャンネルに多重化した場合の
スペクトラムを示している。
【0006】スペクトラム拡散通信受信機では、上述し
た同期回路17を安定して動作させる為に、例えば同期
回路17の入力段にAGC回路を設け、入力する信号レ
ベルを一定に保つようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、受信する必
要のない非希望チャンネル信号レベルが希望チャンネル
信号レベルより大き場合には、AGC回路により信号レ
ベルの大きい非希望チャンネル信号の信号レベルが一定
に保たれ、希望チャンネルの信号レベルは低く抑えられ
てしまう。その結果、同期回路17に入力する希望チャ
ンネル信号レベルが低くなり、同期が取れなくなるとい
う問題点があった。
【0008】本発明の課題は、マルチチャンネル通信に
おいて、希望チャンネル信号レベルが低い場合にも安定
して同期が取れるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】スペクトラム拡散された
無線信号を受信し、増幅する無線回路と、該無線回路の
出力信号にPNコードを乗算して逆拡散する同期回路と
を有するスペクトラム拡散通信受信機において、請求項
1記載の発明では、第1の増幅器は、無線回路からの入
力信号レベルに応じて出力信号を一定レベルに制御す
る。
【0010】乗算器は、第1の増幅器の出力信号にPN
コードを乗算する。帯域フィルタは、乗算器の出力信号
から特定帯域の信号を取り出す。第2の増幅器は、帯域
フィルタの出力信号を増幅する。
【0011】検出回路は、第1の増幅器の出力信号の中
の希望チャンネル信号レベルを検出する。制御回路は、
検出回路で検出される希望チャンネル信号レベルに基づ
いて第2の増幅器の利得を制御し、所定レベルの希望チ
ャンネル信号を同期回路に出力する。
【0012】また、請求項2記載の発明では、増幅器
は、無線回路の出力信号を増幅し、検出回路は、その増
幅器の出力信号の中の希望チャンネル信号レベルを検出
する。制御回路は、その検出回路で検出される希望チャ
ンネル信号レベルに基づいて増幅器の利得を制御し、所
定レベルの希望チャンネル信号を同期回路に出力する。
【0013】
【作用】今、無線回路で受信した希望チャンネル信号レ
ベルが非希望チャンネル信号レベルより低いものとす
る。この場合、第1の増幅器からは、信号レベルの高い
非希望チャンネル信号レベルに応じた増幅度で各信号が
増幅され、乗算器及び検出回路に出力される。
【0014】第1の増幅器の出力信号は、乗算器におい
てPNコードが乗算され、帯域フィルタで希望チャンネ
ル信号が取り出される。検出回路は、例えば乗算器とバ
ンドパスフィルタからなり、第1の増幅器の出力信号を
二乗して得られる希望チャンネル、非希望チャンネル信
号の中心周波数の2倍の中心周波数の信号から希望チャ
ンネル信号の2倍の周波数の信号を抽出する。制御回路
は、検出回路で検出された希望チャンネル信号レベルに
応じた増幅度となるように第2の増幅器を制御する。
【0015】これにより、第2の増幅器の利得は、希望
チャンネル信号の信号レベルに応じて制御され、信号レ
ベルが低いときには利得を大きく、信号レベルが高いと
きには利得を小さくするように制御されるので、適正な
レベルの希望チャンネル信号を同期回路に供給して、安
定な同期動作を行わせることができる。
【0016】また、請求項2記載の発明では、無線回路
で受信された無線信号は、増幅器において所定の増幅度
で増幅される。この場合、増幅器は、出力信号レベルを
一定に保つAGCは行わなくともよい。そして、検出回
路により、増幅された信号の中の希望チャンネル信号の
信号レベルが検出され、制御部により、検出回路で検出
された希望チュンネル信号の信号レベルに応じて増幅器
の利得が制御される。
【0017】従って、希望チャンネル信号の信号レベル
が低いときには、増幅器の利得を大きく、信号レベルが
高いときには利得を小さく制御されるので、非希望チャ
ネンル信号の信号レベルが希望チャンネル信号の信号レ
ベルより大きい場合にも、適正なレベルの希望チャンネ
ル信号を同期回路に供給して、安定な同期動作を行わせ
ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、実施例のスペクトラム拡散通信受信
機の主要部の回路構成図であり、同図に示していないR
F/IF回路、同期回路等の他の回路は図5と同様であ
る。
【0019】RF/IF回路16の出力信号は、AGC
回路21において信号レベルが一定に制御される。AG
C回路21は、RF/IF回路16から出力されるスペ
クトラム拡散された信号の全帯域で最も信号レベルの高
い信号を一定レベルに制御するように動作するので、非
希望チャンネル信号レベルが希望チャンネル信号レベル
より大きいときには、希望チャンネル信号レベルが低く
抑えられてしまう。
【0020】D/U検出回路22は、AGC回路21か
ら出力される信号の中の希望チャンネル信号を抽出し、
希望チャンネル信号レベルに応じて電圧制御増幅器23
の利得を制御する。この場合、D/U検出回路22で抽
出される希望チャンネル信号は、AGC回路21により
増幅度が制御されているので、検出される希望チャンネ
ル信号レベルは、希望チャンネル信号と非希望チャンネ
ル信号との電力比(D/U)に依存する。
【0021】そこで、D/U検出回路22は、希望チャ
ンネル信号レベルが低いときには、電圧制御増幅器23
の利得を増加させる制御電圧を出力し、希望チャンネル
信号レベルが高いときには電圧制御増幅器23の利得を
減らす制御電圧を出力する。
【0022】また、AGC回路21の出力信号は、乗算
器24において、PNコード発生回路25で生成される
PNコードが乗算され、同期、非同期の状態にかわらず
バンドパスフィルタ(BPF)26で希望チャンネル信
号のみが抽出される。そして、電圧制御増幅器23でD
/U検出回路22により制御される利得で希望チャンネ
ル信号が所定レベルに増幅され同期回路17へ出力され
る。
【0023】次に、図2は、D/U検出回路22の具体
的構成を示す図であり、図3は、そのD/U検出回路2
2各部のスペクトラムを示す図である。図2において、
AGC回路21で一定レベルに制御された拡散信号は、
乗算器31で二乗されて逆拡散され、各チャンネルの中
心周波数の2倍の周波数成分、各チャンネル信号の積成
分等が抽出される。
【0024】バンドパスフィルタ32は、希望チャンネ
ル信号の中心周波数の2倍の周波数を通過帯域の中心周
波数とするフィルタである。このバンドパスフィルタ3
2で抽出される希望チャンネル信号の2倍の周波数2f
c の信号レベルは、AGC回路21の出力信号のD/U
(希望チャンネル信号と非希望チャンネル信号との電力
比)に依存する。そこで、制御電圧発生回路33は、2
倍の周波数2fc の信号レベルが低いときには、電圧制
御増幅器23の利得を大とする制御電圧を出力し、2f
c の信号レベルが高いときには電圧制御増幅器23の利
得を小とする制御電圧を出力する。
【0025】図3は、2チャンネルで多重化された信号
がAGC回路21から入力したときのD/U検出回路2
2各部のスペクトラムを示す図である。今、希望チャン
ネル信号の中心周波数をfc 、非希望チャンネル信号の
中心周波数をfu とすると、ACG回路21の出力信号
Aは、図3Aに示すようなスペクトラムとなる。この拡
散された信号を乗算器31で二乗することで、乗算器3
1の出力信号Bとして、図3Bに示すように希望チャン
ネル信号、非希望チャンネル信号の中心周波数fc 、f
u の2倍の周波数2fc 、2fu の信号成分を抽出でき
る。
【0026】これらの信号をバンドパスフィルタ32を
通過させると、バンドパスフィルタ32の中心周波数を
2fc に設定してあるので、出力信号Cとして、図3C
に示すように中心周波数2fc の狭帯域の信号F(2fc)
を抽出することができる。この信号F(2fc) のレベル
は、AGC回路21の出力信号のD/Uに依存するの
で、制御電圧発生回路33から信号F(2fc) のレベルに
応じた制御電圧を電圧制御増幅器23に供給してやれ
ば、受信した希望チャンネル信号のレベルに応じた増幅
度で希望チャンネル信号を増幅することができる。
【0027】これにより、希望チャンネル信号の受信レ
ベルが低い場合にも、適切なレベルの信号を同期回路1
7に供給して、同期を安定して取ることが可能となる。
上述した実施例では、AGC回路21から出力される信
号レベルが制限された信号から希望チャンネル信号レベ
ルを検出しているが、図4に示すようにRF/IF回路
16の出力信号を電圧制御増幅器34で増幅し、その電
圧制御増幅器34の利得をD/U検出回路22により制
御することもできる。
【0028】この場合、電圧制御増幅34の利得がD/
U検出回路22により制御されていない初期状態では、
電圧制御増幅器34は、RF/IF回路16からの入力
信号を一定の増幅度で増幅して出力する。D/U検出回
路22は、上述したように電圧制御増幅器34の出力信
号を二乗し、希望チャンネル信号の中心周波数fc の2
倍の周波数2fc の信号成分を取り出し、その信号レベ
ルに応じた制御電圧を電圧制御増幅器34に出力する。
【0029】これにより、電圧制御増幅器34は、希望
チャンネル信号の受信レベルに応じた増幅度で入力信号
を増幅して出力することができるので、非希望チャンネ
ル信号に比べて希望チャンネル信号の信号レベルが低い
ときにも、一定レベル以上の希望チャンネル信号を出力
して同期回路17を安定して動作させることができる。
【0030】なお、D/U検出回路22は、上述した乗
算器31、バンドパスフィルタ32等からなる構成に限
らず他の回路でも良い。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、非希望チャンネル信号
レベルに比べて希望チャンネル信号レベルが低い場合に
も、適切な信号レベルまで希望チャンネル信号を増幅で
きるので、同期補足を安定に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスペクトラム拡散通信受信機の主要部
の回路構成図である。
【図2】D/U検出回路の具体的構成を示す図である。
【図3】D/U検出回路各部のスペクトラムを示す図で
ある。
【図4】他の実施例の受信機の主要部の回路構成図であ
る。
【図5】スペクトラム拡散通信システムの構成図であ
る。
【図6】マルチチャンネルでの周波数スペクトラムを示
す図である。
【符号の説明】
21 AGC回路 22 D/U検出回路 23 電圧制御増幅器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム拡散された無線信号を増幅
    する無線回路と、該無線回路の出力信号にPNコードを
    乗算して逆拡散する同期回路とを有するスペクラム拡散
    通信受信機において、 前記無線回路からの入力信号レベルに応じて出力信号を
    一定レベルに制御する第1の増幅器と、 前記第1の増幅器の出力信号にPNコードを乗算する乗
    算器と、 該乗算器の出力信号から特定帯域の信号を取り出す帯域
    フィルタと、 該帯域フィルタの出力信号を増幅する第2の増幅器と、 前記第1の増幅器の出力信号の中の希望チャンネル信号
    レベルを検出する検出回路と、 該検出回路で検出される希望チャンネル信号レベルに基
    づいて前記第2の増幅器の利得を制御し、所定レベルの
    希望チャンネル信号を前記同期回路に出力させる制御回
    路とを備えることを特徴とするスペクトラム拡散通信受
    信機。
  2. 【請求項2】 スペクトラム拡散された無線信号を増幅
    する無線回路と、該無線回路の出力信号にPNコードを
    乗算して逆拡散する同期回路とを有するスペクラム拡散
    通信受信機において、 前記無線回路の出力信号を増幅する増幅器と、 該増幅器の出力信号の中の希望チャンネル信号レベルを
    検出する検出回路と、 該検出回路で検出される希望チャンネル信号レベルに基
    づいて前記増幅器の利得を制御し、所定レベルの希望チ
    ャンネル信号を前記同期回路に出力させる制御回路とを
    備えることを特徴とするスペクトラム拡散通信受信機。
JP4226792A 1992-08-26 1992-08-26 スペクトラム拡散通信受信機 Withdrawn JPH0677927A (ja)

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ID=16850693

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991102