JPH0677786A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH0677786A
JPH0677786A JP4227279A JP22727992A JPH0677786A JP H0677786 A JPH0677786 A JP H0677786A JP 4227279 A JP4227279 A JP 4227279A JP 22727992 A JP22727992 A JP 22727992A JP H0677786 A JPH0677786 A JP H0677786A
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circuit
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potential
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voltage
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JP4227279A
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Yukihiro Araya
幸博 荒谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/14Indicating direction of current; Indicating polarity of voltage
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/153Arrangements in which a pulse is delivered at the instant when a predetermined characteristic of an input signal is present or at a fixed time interval after this instant

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  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送路の直流電圧の極性を判別する極性検出
回路を集積化し、部品点数を削減することを目的とす
る。 【構成】 半導体基板上に形成された入力回路4、クラ
ンプ回路5、コンパレータ6及び制御回路7により伝送
路51,52間の電圧極性を検出する極性検出回路を構
成する。入力インピーダンスの大きな入力回路4は入力
された電位を所定の割合で分圧して出力する。クランプ
回路5は入力回路4のそれぞれの出力が接地電位に対す
る所定電圧を下回らないよう所定電圧でクリップする。
入力回路5の出力は制御回路7及びコンパレータ6に入
力される。制御回路7は、伝送路51,52間の電位差
が所定電圧以上であると判別すれば、コンパレータ6に
対して伝送路51,52の電位の高低の比較を行って結
果を出力するよう制御信号を出力する。 【効果】 極性検出回路を集積化して部品点数を削減す
ることで装置を小型化し、安価にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路装置に
関し、特に信号と直流電圧の双方を伝送する複数本の伝
送路の直流電圧の極性を検出する極性検出回路を有する
半導体集積回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6はホームバス等の伝送路及び伝送路
に接続された機器を示すブロック図である。図6におい
て、50a〜50dは直流電圧を受けて動作する各種機
能を備えた機器、51,52は機器50a〜50dに接
続し、機器50a〜50dに直流電圧を供給するととも
に各機器50a〜50d間の信号をその直流電圧に重畳
して伝達する伝送路、53は抵抗54,55を介して伝
送路51,52に接続され、機器50a〜50dに電源
電圧を供給する直流電源、56〜58は伝送路51,5
2を伝達する信号波形の歪を抑えるために付加された抵
抗及びコンデンサである。図に示すように伝送路51,
52の間には機器50a〜50dの出力する信号と共に
直流電圧が印加されている。しかし、伝送路51,52
に印加される直流電圧の極性は伝送路51,52の外観
からは見分けられない場合が多く、例えば伝送路51の
方が伝送路52より常に高いとは限っておらず、直流電
源53から直流電圧の供給がなされていない場合もあ
る。そのため、機器50a〜50dはそれぞれ伝送路5
1,52に印加された直流電圧の極性を検出するための
回路を備えているのが一般的である。
【0003】図7は図6の点線で囲まれた部分を拡大し
た図である。機器50aは直流電圧を入力するための電
源端子65とコンデンサ63,64を介して信号を入出
力するための信号入出力端子66とを備えており、例え
ばドライバ/レシーバ回路61が信号入出力端子66に
接続され、データの送受信を行う。また、電源端子65
には極性検出回路60が接続され、電源端子65から直
流電圧を取り込み、その極性を極性検出回路60で検出
して機器50aは直流電圧を使用することが可能にな
る。なお、機器50aが伝送路51,52より電源を取
る場合は、ブリッジ回路を通して接続された電源回路が
必要であるが、ここでは図示していない。
【0004】次に、図8に図7で示した極性検出回路の
一例として回路図を示す。図8において、51,52は
伝送路、60は極性検出回路、75は一方端を伝送路5
2に接続し、極性検出回路60に流れる電流を制限する
ための電流制限抵抗、72,73は電流制限抵抗75の
他方端と伝送路51との間に接続された保護用ダイオー
ドである。69は電流制限抵抗75の他方端にアノード
を接続したダイオード、67はダイオード69のカソー
ドにフォトダイオードのアノードを接続し、伝送路51
にフォトダイオードのカソードを接続し、フォトトラン
ジスタのエミッタを接地したフォトカプラー、74aは
フォトカプラー67のフォトトランジスタのコレクタに
一方端を接続し、電源に他方端を接続したプルアップ抵
抗である。伝送路51が伝送路52に対して電圧が低く
なり、ダイオード69とフォトカプラー67のフォトダ
イオードのしきい値電圧の和以上にその絶対値が大きく
なった場合、伝送路52からダイオード69、フォトカ
プラー67及び電流制限抵抗75を通して伝送路51へ
電流が流れる。その結果、極性検出信号出力端76より
出力される出力信号PO1は“H”レベルから“L”レ
ベルへと変化する。また、70は電流制限抵抗75の他
方端にカソードを接続したダイオード、68はダイオー
ド70のアノードにフォトダイオードのカソードを接続
し、伝送路51にフォトダイオードのアノードを接続
し、フォトトランジスタのエミッタを接地したフォトカ
プラー、74bはフォトカプラー68のフォトトランジ
スタのコレクタに一方端を接続し、電源に他方端を接続
したプルアップ抵抗である。伝送路51が伝送路52に
対して電圧が高くなり、ダイオード70とフォトカプラ
ー68のフォトダイオードのしきい値電圧の和以上にそ
の電圧の絶対値が大きくなった場合、伝送路51からダ
イオード70、フォトカプラー68及び電流制限抵抗7
5を通して伝送路52へ電流が流れる。その結果、極性
検出信号出力端77より出力される出力信号PO2は
“H”レベルから“L”レベルへと変化する。伝送路5
1,52の間の電圧極性は極性検出回路60より出力さ
れる出力信号PO1,PO2によって判断される。ま
た、極性検出回路60はフォトカプラー67,68によ
って伝送路51,52と出力端76,77より先の回路
とは絶縁されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
装置は以上のように構成されているので、フォトカプラ
ー等の個別部品を用いており、部品点数が多くなるため
装置が大型化するとともに高価な装置になるという問題
点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、極性検出回路を集積化すること
により部品点数を削減し、伝送路の極性を検出できる安
価な半導体集積回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
集積回路装置は、第1及び第2の電位の直流電圧と該直
流電圧に重畳された信号とを供給するための第1及び第
2の伝送路に接続されて、前記直流電圧に関する検出を
行うための半導体集積回路装置であって、前記第1及び
第2の伝送路にそれぞれ接続された第1及び第2の入力
端子と、半導体基板上に形成され、制御信号を入力する
制御信号入力端と、前記第1及び第2の入力端子に作動
的に結合され、該第1及び第2の入力端子に入力された
前記第1及び第2の電位に応じた電位をそれぞれ入力す
る第1及び第2の入力端と、出力端とを有し、前記第1
及び第2の入力端間の電位差に基づいて前記第1の電位
と前記第2の電位の高低を比較し、その比較結果を前記
制御信号にしたがって前記出力端より出力する比較回路
と、前記半導体基板上に形成され、前記比較回路の前記
制御信号入力端に接続された制御信号出力端と、前記第
1及び第2の入力端子に作動的に結合され、該第1及び
第2の入力端子に入力された前記第1及び第2の電位に
応じた電位をそれぞれ入力する第1及び第2の入力端と
を有し、該第1の入力端の電位と該第2の入力端の電位
との電位差が所定の値以上になると前記比較回路に前記
比較結果を出力させるための第1の制御信号を前記制御
信号出力端より出力し、前記電位差が所定の値に満たな
いときは前記比較回路に前記比較結果を出力させないた
めの第2の制御信号を前記制御信号出力端より出力する
制御回路とを備えて構成されている。
【0008】第2の発明に係る半導体集積回路装置は、
前記第1及び第2の入力端子にそれぞれ接続された第1
及び第2の入力端と、前記比較回路及び前記制御回路の
前記第1及び第2の入力端にそれぞれ接続された第1及
び第2の出力端とを有し、自身の前記第1及び第2の入
力端の電位と基準電位との電位差を所定の割合で分圧し
て前記第1及び第2の出力端よりそれぞれ出力する高入
力インピーダンスの入力回路を備えて構成されている。
【0009】第3の発明に係る半導体集積回路装置は、
前記半導体基板上に形成され、前記入力回路の前記第1
及び第2の出力端に接続され、該第1及び第2の出力端
の電位と前記基準電位との電位差が所定電圧以上になら
ないように制限するクランプ回路を備えて構成されてい
る。
【0010】第4の発明に係る半導体集積回路装置は、
前記制御回路が前記第1及び第2の制御信号を出力する
際の閾値となる前記所定の値を所定のスイッチング素子
がスイッチングする閾値電圧となるように設定したこと
を特徴とする。
【0011】
【作用】第1の発明における制御回路は、比較回路の第
1の入力端の電位と第2の入力端の電位との差が所定の
値以上になった時、比較回路に第1及び第2の伝送路の
間の電位の高低の比較結果を示す信号を出力させるため
の第1の制御信号を出力し、比較回路の第1の入力端の
電位と第2の入力端の電位との差が所定の値未満の時、
比較回路に第1及び第2の伝送路の間の電位の高低の比
較結果を示す信号を出力させないための第2の制御信号
を出力するので、所定の範囲で第1及び第2の伝送路の
電圧の小さな変動によって比較回路が比較結果を出力し
ないよう比較回路を不能状態にすることができる。ま
た、比較回路を用いているので小さな電位差でも応答速
度が速く、集積化するのに適した構成で、第1及び第2
の伝送路の電位の比較結果を出力しないような一定の不
感帯を有する極性検出機能を半導体集積回路装置にもた
せることができる。
【0012】第2の発明における入力回路は大きな入力
インピーダンスを有しており、第1及び第2の伝送路と
半導体集積回路装置の入力回路より内部の回路との絶縁
性を高める役目を果たしている。また、この第2の制御
信号により比較回路が不能状態となる不感帯の幅は入力
回路における第1の伝送路の電位と基準電位の分圧の割
合及び第2の伝送路の電位と基準電位の分圧の割合の設
定により任意に変えることができる。
【0013】第3の発明におけるクランプ回路は、入力
回路の第1及び第2の出力端の間の電位差を所定電圧以
下に抑えることができ、半導体基板上の寄生素子が動作
するのを抑制することができ、半導体集積回路装置の誤
動作を防止することができる。
【0014】第4の発明における入力回路は、制御回路
が第1及び第2の制御信号を出力する際の閾値となる所
定の値を一つのスイッチング素子がスイッチングする閾
値電圧となるように設定しているので、制御回路におい
て一つのスイッチング素子で比較回路が検出結果を出力
しない不感帯を設定することができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図について説
明する。図1はこの発明の第1実施例による極性検出機
能を持った半導体集積回路装置の構成を示すブロック図
である。図1において、51及び52は図6で説明した
と同様の伝送路であり、1は伝送路51,52から受け
る直流電圧の極性を検出する機能を有する半導体集積回
路装置、2及び3は半導体集積回路装置1に設けられ、
伝送路51,52に接続される入力端子、4は入力端子
2,3に接続され、伝送路51,52の電位と接地電位
との電位差を分割してそれぞれ出力する入力回路、5は
入力回路4の出力を入力し、入力回路4の出力が接地電
位に対して所定の電圧以下にならないように制限するク
ランプ回路、7はクランプ回路5を通して出力された入
力回路4のそれぞれの出力の電位差が所定の値以上にな
っているか否かを判別してコンパレータ6に対して出力
信号を出力するか出力しないかの制御信号を出力する制
御回路、6はクランプ回路5を通して出力された入力回
路4のそれぞれの出力電圧の大きさを比較して、比較し
た結果を出力するコンパレータである。これら入力回路
4、クランプ回路5、コンパレータ6及び制御回路7は
同一半導体基板上に形成されている。そのため、従来の
極性検出回路に比べて部品点数が少なく、小型化でき
る。
【0016】次に、半導体集積回路装置1の動作の一例
を示す。例えば、伝送路51が接地電位に対して15
V、伝送路52が接地電位に対して−5Vの電位にある
とする。これらの電位は入力端子2,3を介して入力回
路4に入力される。入力回路4では所定の割合で電圧を
分割して出力する。例えば分圧する割合を1/5とする
と、入力回路4の出力端4a,4bからは出力電圧3V
と−1Vが出力される。ここでクランプ回路5の出力が
−0.4V以下にならないように設定されているとする
と、クランプ回路5の出力端5a,5bからは出力電圧
3Vと−0.4Vが出力される。まず、制御回路7はク
ランプ回路5の出力端5a,5bの電位差が所定電圧以
上であるか否かを判定し、例えばこの所定電圧を3Vと
すると出力端5a,5bの電位差が3.4Vであるため
コンパレータ6に対して出力端7aからコンパレータ6
の出力をイネーブルとする制御信号を出力する。この制
御信号を受けてコンパレータ6はクランプ回路5から出
力されたそれぞれの出力電圧を比較して出力端6a,6
bから出力端5aの出力電圧の方が出力端5bの出力電
圧より大きい、すなわち、伝送路51の方が伝送路52
よりも大きいという比較結果を示す出力信号を出力す
る。しかし、例えば接地電位に対して伝送路51の電位
が10V、伝送路52の電位が−5Vであれば、各回路
4〜7が上記の条件で動作するとき、クランプ回路5の
出力端5a,5bの間の電位差は2.4Vとなり、制御
回路7からコンパレータ6の出力をディスイネーブルと
する制御信号を出力する。
【0017】図1で示した各回路の構成の一例を示す回
路図を図2に示す。図2において、図1と同一符号は図
1と同一もしくは相等する部分を示す。入力回路4は抵
抗R1〜R4で構成されている。抵抗R1,R2は入力
端子2と接地電位との間に直列に接続され、出力端4a
から出力される電圧は抵抗R1と抵抗R2の抵抗値の和
と抵抗R2の抵抗値との比で定まる。同様に抵抗R3,
R4は入力端子3と接地電位との間に直列に接続され、
出力端子4bから出力される電圧は抵抗R3と抵抗R4
の抵抗値の和と抵抗R4の抵抗値との比で定まる。通
常、入力回路4の入力インピーダンスを高くするため、
抵抗R1,R3の抵抗値は高く設定する。ここで抵抗R
1と抵抗R2との抵抗値の比と抵抗R3と抵抗R4との
比を同じにすれば、伝送路51,52の電位が変化して
も伝送路51,52間の電位差が一定ならば、出力端4
a,4b間の電位差も伝送路51,52の電位にかかわ
らず一定に保たれる。従ってコンパレータ6の動作しな
い不感帯の幅は伝送路51,52の電位にかかわらず一
定である。逆に、コンパレータ6の不感帯の幅を伝送路
51,52の電位によって変えたい時には、抵抗R1と
抵抗R2との抵抗値の比と抵抗R3と抵抗R4との抵抗
値の比とを場合に応じて設定すればよい。
【0018】なお、半導体基板上に形成された抵抗R
2,R4の抵抗値を変える方法として図11に示すよう
に並列に接続した複数の抵抗を用いることもできる。図
11において、25,26は半導体基板10の上に形成
された抵抗R2,R4を構成している拡散抵抗、27は
入力端子2,3と半導体基板10とを接続するためのパ
ッド、30は抵抗26の両端に設けられたヒューズであ
る。レーザ等によりヒューズ30を溶断することにより
抵抗R2,R4を所望の抵抗値に設定することができ
る。
【0019】次に、クランプ回路5について説明する。
クランプ回路5はNPNトランジスタQ1,Q2と抵抗
R5〜R8で構成されている。抵抗R5,R6は電源電
位と接地電位との間に直列に接続され、電源電圧を分割
してNPNトランジスタQ1のベースを適当な電位に固
定する。入力回路4の出力端4aに接続されたNPNト
ランジスタQ1のエミッタの電位が下がり、ベース・エ
ミッタ間電圧がNPNトランジスタQ1のしきい値電圧
VBE1 をこえるとNPNトランジスタQ1がオンしてN
PNトランジスタQ1の電源に接続したコレクタから電
流が流れ込み、出力端4aの電位はクランプされる。例
えば、NPNトランジスタQ2のベース電位を0.3V
となる様に抵抗R5,R6の抵抗値の比を決定するとN
PNトランジスタQ1のエミッタの電位は(0.3−V
BE1 )で与えられ、ほぼ−0.4Vとなり、寄生素子の
動作をおさえることができる。抵抗R7,R8及びNP
NトランジスタQ2の接続も抵抗R5,R6及びNPN
トランジスタQ1と同様の接続になっており、出力端子
4bの電位をクランプすることができる。この回路では
寄生素子の動作は出力端4a,4bが負の電位になった
時に起こり易いためクランプするのは一定の電位以下に
ならないようにする。
【0020】次に、制御回路7について説明する。制御
回路7はNPNトランジスタQ3〜Q6,Q9,Q1
0,Q12,Q13とPNPトランジスタQ7,Q8,
Q10,抵抗R9,R10及び定電流源C1,C2によ
り構成されている。NPNトランジスタQ3,Q4のベ
ースはクランプ回路5の出力端5aに接続され、エミッ
タは出力端5bに接続されている。また、NPNトラン
ジスタQ3のコレクタも出力端5aに接続され、NPN
トランジスタQ3,Q4はカレントミラー回路となって
いる。したがって、出力端5aの電位が出力端5bの電
位より高くなり、NPNトランジスタQ3のしきい値電
圧VBE3 を越えると、NPNトランジスタQ3がオンし
て電流が流れる。NPNトランジスタQ4もNPNトラ
ンジスタQ3と同じ値の電流が流れ、NPNトランジス
タQ4のコレクタにコレクタを接続したPNPトランジ
スタQ7がオンし、PNPトランジスタQ7のエミッタ
を通して電源より電流が流れる。
【0021】そして、PNPトランジスタQ7のベース
にベースを接続し、PNPトランジスタQ7とカレント
ミラー回路を構成するPNPトランジスタQ8,Q11
もオンしてPNPトランジスタQ7に流れる電流と同じ
値の電流が電源からPNPトランジスタQ8,Q11の
エミッタに流れ込む。PNPトランジスタQ8,Q11
のエミッタに流れ込んだ電流は、PNPトランジスタQ
8,Q11のコレクタに接続された抵抗R9,R10を
通して流れ、NPNトランジスタQ9,Q12のベース
電流となる。NPNトランジスタQ9,Q12はベース
電流が供給されてオン状態となり、NPNトランジスタ
Q9,Q12のコレクタに接続された定電流源C1,C
2が出力する電流はNPNトランジスタQ9,Q12の
コレクタからエミッタを通して接地電位へと放出され
る。
【0022】そのため、NPNトランジスタQ9,Q1
2のコレクタに接続されたNPNトランジスタQ10,
Q13のベースにはベース電流が供給されず、NPNト
ランジスタQ10,Q13はオフ状態へと変化する。N
PNトランジスタQ10,Q13がオン状態でNPNト
ランジスタQ10,Q13のコレクタが接地されたエミ
ッタと同電位であったものが、NPNトランジスタQ1
0,Q13がオフすることによりNPNトランジスタQ
10,Q13のコレクタがハイインピーダンス状態とな
る。つまり、制御回路7からコンパレータ6に出力され
る制御信号CS1,CS2が“L”レベルから“ハイイ
ンピーダンス”へと変化する。
【0023】同様に、NPNトランジスタQ5,Q6の
ベースはクランプ回路5の出力端5bに接続され、エミ
ッタは出力端5aに接続されている。また、NPNトラ
ンジスタQ5のコレクタも出力端5bに接続され、NP
NトランジスタQ5,Q6はカレントミラー接続となっ
ている。従って、出力端5bの電位が出力端5aの電位
より高くなり、NPNトランジスタQ5のしきい値電圧
VBE5を越えるとNPNトランジスタQ5がオンしてコ
レクタ・エミッタ間に電流が流れる。NPNトランジス
タQ6もNPNトランジスタQ3と同じ値の電流が流
れ、NPNトランジスタQ6のコレクタにコレクタを接
続したPNPトランジスタQ7がオンしてPNPトラン
ジスタQ7のエミッタを通して電源より電流が流れる。
以下、NPNトランジスタQ8,Q11等の動作につい
ては、NPNトランジスタQ3,Q4によりPNPトラ
ンジスタQ7がオンした場合と同じである。ここでは、
クランプ回路5の出力端5a,5b間の電位差がNPN
トランジスタQ3,Q5のしきい値電圧VBE3 ,VBE5
以下であればコンパレータ6は動作せず、NPNトラン
ジスタQ3,Q5のしきい値電圧によって不感帯が決ま
っている。
【0024】なお、図12に示すように、ベースとコレ
クタを接続し、ダイオードとして働くNPNトランジス
タQ30〜Q33をNPNトランジスタQ3〜Q6と直
列に接続することにより、NPNトランジスタQ30〜
Q33の閾値電圧分だけ不感帯の幅を広げることができ
る。
【0025】次にコンパレータ6について説明する。コ
ンパレータ6はPNPトランジスタQ14〜Q17,Q
22〜Q25、PNPトランジスタQ18〜Q21,Q
26〜Q29、抵抗R11,R12及び定電流源C3〜
C10により構成されている。クランプ回路5の出力端
5a,5bはPNPトランジスタQ14,Q15のベー
スに接続されている。PNPトランジスタQ14,Q1
5のエミッタにベースを接続しているPNPトランジス
タQ16,Q17は互いに差動対を構成している。この
PNPトランジスタQ16,Q17のベース電位はPN
PトランジスタQ14,Q15のベース電位にPNPト
ランジスタQ14,Q15のベース・エミッタ間電圧を
加えたものとなる。PNPトランジスタQ16,Q17
のベース電流は定電流源C3,C4より供給され、PN
PトランジスタQ14,Q15と定電流源C3,C4
は、差動対を成すPNPトランジスタQ16,Q17の
ベース電流の影響を小さくする回路である。
【0026】ここで、出力端5aの電位が出力端5bの
電位より高いとき、PNPトランジスタQ16よりもP
NPトランジスタQ17に流れる電流の方が多い。PN
PトランジスタQ16,Q17のコレクタにコレクタを
接続したNPNトランジスタQ18,Q19は互いにベ
ースを接続し、カレントミラー回路となっており、PN
PトランジスタQ17の方に多くの電流が流れる場合に
は、NPNトランジスタQ20のベースに対して電流が
流出し、PNPトランジスタQ20がオンする。NPN
トランジスタQ20がオンすると定電流源C6から出力
される電流はNPNトランジスタQ20のコレクタから
エミッタを通して接地電位へと引き抜かれるので、NP
NトランジスタQ21のベースには定電流源C6よりベ
ース電流が供給されず、NPNトランジスタQ21はオ
フ状態となり、出力端6aから出力される出力信号PO
3は抵抗R11から電源電圧が供給され、“H”レベル
となる。
【0027】一方、出力端5aの電位が出力端5bの電
位より低いとき、PNPトランジスタQ16よりもPN
PトランジスタQ17に流れる電流の方が少ない。PN
PトランジスタQ17の方に流れる電流が少ない場合に
は、NPNトランジスタQ20のベースに対して電流が
供給されず、NPNトランジスタQ20はオフしたまま
である。NPNトランジスタQ20がオフした状態のと
きには、NPNトランジスタQ21のベースに定電流源
C6よりベース電流が供給され、NPNトランジスタQ
21はオン状態である。従って、NPNトランジスタQ
21のコレクタは“L”レベルになり、出力端6aから
出力される出力信号PO3も“L”レベルとなる。
【0028】但し、これは、制御回路7から出力される
制御信号CS1が“ハイインピーダンス”の場合であ
る。制御信号CS1が“L”レベルであれば、NPNト
ランジスタQ21のベースには、ベース電流が供給され
ず、NPNトランジスタQ21がオフ状態であり、出力
信号PO3は常に“H”レベルである。
【0029】以上説明したトランジスタQ14〜Q2
1、抵抗R11及び定電流源C3〜C6で構成され、能
動負荷を有する差動増幅回路回路部と、トランジスタQ
22〜Q29、抵抗R12及び定電流源C7〜C10で
構成され、能動負荷を有する差動増幅回路部は同様の接
続関係を有し、制御信号CS2に制御され、同様の動作
を行う。ただし、差動対に入力される出力端5a,5b
の電圧が逆転しているので、出力信号PO4は出力信号
PO3と相補関係にある。その一例として上記の半導体
集積回路装置に入力される伝送路51,52の電位と出
力信号PO3,PO4との関係を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】但し、表1において直流電圧が印加されて
いる時、伝送路51,52間の電位差は不感帯の幅より
も大きいものとする。なお、出力信号PO3,PO4の
状態はコンパレータ6の構成を変えることにより任意に
選定することができる。
【0032】次に、この発明の第2実施例を図について
説明する。図3はこの発明の第2実施例による半導体集
積回路装置の構成を示すブロック図である。図3におい
て図1と同一符号は図1と同一もしくは相当する部分を
示す。図3に示した半導体集積回路装置が図1に示した
半導体集積回路装置と異なる点は、図3に示した半導体
集積回路装置では図1に示したクランプ回路5を省いて
いる点である。このクランプ回路5は、ここでは接地電
位に対して出力回路4の出力電圧が所定電圧以下になら
ないように、コンパレータ6及び制御回路7への出力電
圧の変化に対して下限または上限を設定して制限するた
めに設けられている。従って、図2に示すような回路の
構成の場合、例えば伝送路51,52が半導体集積回路
装置と共通の接地電位に対して常に正の電圧を有するの
であれば所定の負電圧以下にならないように制限するク
ランプ回路を省くことができる。即ち、図1においてク
ランプ回路5は入力回路4による絶縁が不十分な点を補
償することにより半導体集積回路装置の使用できる範囲
を拡大することを目的としているが、実際に使用する場
合に予め伝送路の使用が決まっておりその補償が必要な
いのであれば、クランプ回路を付加しないことで更に半
導体集積回路装置の小型化、低価格化を実現することが
できる。
【0033】更に、図4及び図5を用いて寄生素子の作
用の一例について説明する。図4及び図5において、1
0は半導体基板、11は半導体基板上に形成されたエピ
タキシャル層、12はN+ 埋め込み層、13は各素子を
分離するためのP+ 分離層、14は拡散抵抗、15はN
PNトランジスタを構成しているコレクタ電極、16は
NPNトランジスタを構成しているベース電極、17は
NPNトランジスタを構成しているエミッタ電極、7X
は制御回路のうち図2に示したNPNトランジスタQ3
〜Q6で構成されている入力回路から出力される2つの
出力間の電圧の差を検出する部分であり、その他図2と
同一符号は図2と同一符号は図2と同一もしくは相当す
る部分を示す。ここで、入力端子2,3が負電位になっ
た場合、図に示すダイオード20,21等の寄生素子が
働き、回路が正常に動作しなくなる可能性がある。つま
り、寄生素子20,21が働くことによりノードNCま
たはノードNDの電位が−0.7Vにクランプされる。
これに対してクランプ回路5を付加すると、例えばノー
ドNEとノードNFの電位が0.3Vとなる様にクラン
プ回路5のNPNトランジスタQ1,Q2のベースに接
続した抵抗R5〜R8の抵抗比を設定することができ、
入力端子2,3が負電位となった場合でもノードNCま
たはノードNDの電位は−0.4Vとなり、寄生素子の
動作を抑制することができる。
【0034】次に、図9及び図10を用いてこの発明の
第3、第4実施例について説明する。図9及び図10は
この発明の第3、第4実施例による半導体集積回路装置
の構成を示すブロック図である。図9及び図10におい
て、R40〜R43は半導体基板10の外に設けられた
入力回路を構成する抵抗であり、その他図1と同一符号
は図1と同一もしくは相当する部分を示す。そして、図
9及び図10が第1及び第2実施例の半導体集積回路装
置と異なる点は、図9及び図10で示した半導体集積回
路装置では図1及び図2に示した入力回路4を半導体基
板10の外部に設けている点である。図9及び図10に
示した半導体集積回路装置はその不感帯を半導体集積回
路装置の製造後に調整することが必要な場合もあり、抵
抗R41,R43を可変抵抗として、半導体集積回路装
置の使用時に抵抗R40,R42に対する抵抗R41,
R43の比を変えることが可能な構成となっている。ま
た、図1及び図2における入力回路4は伝送路51,5
2と半導体集積回路装置のコンパレータ6や制御回路7
等との絶縁を目的として設けられたものであるので、通
常抵抗R40,R42の両端には大きな電圧が発生す
る。そのため、半導体集積回路装置において入力回路4
で発生する電圧は誤動作の原因となる可能性もあり、特
に入力回路は他の回路より高い絶縁性を必要とするな
ど、構成及び製造において困難を伴う可能性もあり、こ
のように、入力回路を半導体基板の外に設けるほうが有
利な場合もある。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明の半
導体集積回路装置によれば、第1及び第2の伝送路にそ
れぞれ接続された第1及び第2の入力端子と、半導体基
板上に形成され、制御信号を入力する制御信号入力端
と、第1及び第2の入力端子に作動的に結合され、該第
1及び第2の入力端子に入力された第1及び第2の電位
に応じた電位をそれぞれ入力する第1及び第2の入力端
と、出力端とを有し、第1及び第2の入力端間の電位差
に基づいて前記第1の電位と前記第2の電位の高低を比
較し、その比較結果を前記制御信号にしたがって出力端
より出力する比較回路と、半導体基板上に形成され、比
較回路の前記制御信号入力端に接続された制御信号出力
端と、第1及び第2の入力端子に作動的に結合され、該
第1及び第2の入力端子に入力された第1及び第2の電
位に応じた電位をそれぞれ入力する第1及び第2の入力
端とを有し、該第1の入力端の電位と該第2の入力端の
電位との電位差が所定の値以上になると比較回路に比較
結果を出力させるための第1の制御信号を制御信号出力
端より出力し、電位差が所定の値に満たないときは比較
回路に比較結果を出力させないための第2の制御信号を
制御信号出力端より出力する制御回路とを備えて構成さ
れており、比較回路と制御回路とにより構成された極性
検出回路は、集積化が進み部品点数が削減できるという
効果がある。また、そのため、第1及び第2の伝送路の
極性を検出できる半導体集積回路装置を小型化でき、安
価に得ることができるという効果がある。
【0036】さらに、請求項2記載の発明の半導体集積
回路装置によれば、第1及び第2の入力端子にそれぞれ
接続された第1及び第2の入力端と、比較回路及び制御
回路の第1及び第2の入力端にそれぞれ接続された第1
及び第2の出力端とを有し、自身の第1及び第2の入力
端の電位と基準電位との電位差を所定の割合で分圧して
前記第1及び第2の出力端よりそれぞれ出力する高入力
インピーダンスの入力回路を備えて構成されているの
で、第2の制御信号により比較回路が不能状態となる不
感帯の幅を任意に設定することができるという効果があ
る。さらに、入力インピーダンスが大きいので、第1お
よび第2の伝送路と半導体集積回路装置との間の相互の
影響を小さくすることができるという効果がある。
【0037】さらに、請求項3記載の発明の半導体集積
回路装置によれば、半導体基板上に形成され、入力回路
の第1及び第2の出力端に接続され、該第1及び第2の
出力端の電位と基準電位との電位差が所定電圧以上にな
らないように制限するクランプ回路を備えて構成されて
おり、第1及び第2の入力端子に入力される第1及び第
2の電位が基準電位に対して寄生素子が働くような電位
であっても、クランプ回路を接続した制御回路や比較回
路の寄生素子の動作を抑制でき、対応できる第1及び第
2の伝送路の電位の範囲が広がり、使用できる範囲の広
い半導体集積回路装置を得ることができるという効果が
ある。
【0038】また、請求項4記載の発明の半導体集積回
路装置によれば、制御回路が第1及び第2の制御信号を
出力する際の閾値となる所定の値を所定のスイッチング
素子がスイッチングする閾値電圧となるように設定する
よう構成されているので、制御回路の回路構成か簡単に
なり、さらに集積化が進み部品点数が削減できるという
効果があり、第1及び第2の伝送路の極性を検出できる
半導体集積回路装置をさらに安価に得ることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による半導体集積回路装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1実施例による半導体集積回路装
置の構成を示す回路図である。
【図3】この発明の第1実施例による半導体集積回路装
置の構成の一部を示す断面図である。
【図4】この発明の第2実施例による半導体集積回路装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の第2実施例による半導体集積回路装
置の構成の一部を示す断面図である。
【図6】従来の伝送路と機器の接続を示すブロック図で
ある。
【図7】図6の機器の構成の一部を示すブロック図であ
る。
【図8】従来の極性検出回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】この発明の第3実施例による半導体集積回路装
置の構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の第4実施例による半導体集積回路
装置の構成を示すブロック図である。
【図11】図2に示した半導体集積回路装置の入力回路
の構成の一例を示す平面図である。
【図12】図2に示した半導体集積回路装置の制御回路
の構成の他の態様を示す回路図である。
【符号の説明】
1 半導体集積回路装置 2,3 入力端子 4 入力回路 5 クランプ回路 6 コンパレータ 7 制御回路 51,52 伝送路 Q1〜Q33 トランジスタ R1〜R12 抵抗 C1〜C10 定電流源 50a〜50d 機器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】次に、図8に図7で示した極性検出回路の
一例として回路図を示す。図8において、51,52は
伝送路、60は極性検出回路、75は一方端を伝送路5
2に接続し、極性検出回路60に流れる電流を制限する
ための電流制限抵抗、72,73は電流制限抵抗75の
他方端と伝送路51との間に接続された保護用ダイオー
ドである。69は電流制限抵抗75の他方端にアノード
を接続したダイオード、67はダイオード69のカソー
ドに発光ダイオードのアノードを接続し、伝送路51に
発光ダイオードのカソードを接続し、フォトトランジス
タのエミッタを接地したフォトカプラー、74aはフォ
トカプラー67のフォトトランジスタのコレクタに一方
端を接続し、電源に他方端を接続したプルアップ抵抗で
ある。伝送路51が伝送路52に対して電圧が低くな
り、ダイオード69とフォトカプラー67の発光ダイオ
ードのしきい値電圧の和以上にその絶対値が大きくなっ
た場合、伝送路52からダイオード69、フォトカプラ
ー67及び電流制限抵抗75を通して伝送路51へ電流
が流れる。その結果、極性検出信号出力端76より出力
される出力信号PO1は“H”レベルから“L”レベル
へと変化する。また、70は電流制限抵抗75の他方端
にカソードを接続したダイオード、68はダイオード7
0のアノードに発光ダイオードのカソードを接続し、伝
送路51に発光ダイオードのアノードを接続し、フォト
トランジスタのエミッタを接地したフォトカプラー、7
4bはフォトカプラー68のフォトトランジスタのコレ
クタに一方端を接続し、電源に他方端を接続したプルア
ップ抵抗である。伝送路51が伝送路52に対して電圧
が高くなり、ダイオード70とフォトカプラー68の
ダイオードのしきい値電圧の和以上にその電圧の絶対
値が大きくなった場合、伝送路51からダイオード7
0、フォトカプラー68及び電流制限抵抗75を通して
伝送路52へ電流が流れる。その結果、極性検出信号出
力端77より出力される出力信号PO2は“H”レベル
から“L”レベルへと変化する。伝送路51,52の間
の電圧極性は極性検出回路60より出力される出力信号
PO1,PO2によって判断される。また、極性検出回
路60はフォトカプラー67,68によって伝送路5
1,52と出力端76,77より先の回路とは絶縁され
ている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】次に、制御回路7について説明する。制御
回路7はNPNトランジスタQ3〜Q6,Q9,Q1
0,Q12,Q13とPNPトランジスタQ7,Q8,
11,抵抗R9,R10及び定電流源C1,C2によ
り構成されている。NPNトランジスタQ3,Q4のベ
ースはクランプ回路5の出力端5aに接続され、エミッ
タは出力端5bに接続されている。また、NPNトラン
ジスタQ3のコレクタも出力端5aに接続され、NPN
トランジスタQ3,Q4はカレントミラー回路となって
いる。したがって、出力端5aの電位が出力端5bの電
位より高くなり、NPNトランジスタQ3のしきい値電
圧VBE3 を越えると、NPNトランジスタQ3がオンし
て電流が流れる。NPNトランジスタQ4もNPNトラ
ンジスタQ3と同じ値の電流が流れ、NPNトランジス
タQ4のコレクタにコレクタを接続したPNPトランジ
スタQ7がオンし、PNPトランジスタQ7のエミッタ
を通して電源より電流が流れる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】同様に、NPNトランジスタQ5,Q6の
ベースはクランプ回路5の出力端5bに接続され、エミ
ッタは出力端5aに接続されている。また、NPNトラ
ンジスタQ5のコレクタも出力端5bに接続され、NP
NトランジスタQ5,Q6はカレントミラー接続となっ
ている。従って、出力端5bの電位が出力端5aの電位
より高くなり、NPNトランジスタQ5のしきい値電圧
VBE5を越えるとNPNトランジスタQ5がオンしてコ
レクタ・エミッタ間に電流が流れる。NPNトランジス
タQ6もNPNトランジスタQ5と同じ値の電流が流
れ、NPNトランジスタQ6のコレクタにコレクタを接
続したPNPトランジスタQ7がオンしてPNPトラン
ジスタQ7のエミッタを通して電源より電流が流れる。
以下、NPNトランジスタQ8,Q11等の動作につい
ては、NPNトランジスタQ3,Q4によりPNPトラ
ンジスタQ7がオンした場合と同じである。ここでは、
クランプ回路5の出力端5a,5b間の電位差がNPN
トランジスタQ3,Q5のしきい値電圧VBE3 ,VBE5
以下であればコンパレータ6は動作せず、NPNトラン
ジスタQ3,Q5のしきい値電圧によって不感帯が決ま
っている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】この発明の第2実施例による半導体集積回路装
置の構成を示すブロック図である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】この発明の第1実施例による半導体集積回路装
置の構成の一部を示す断面図である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の電位の直流電圧と該直流
    電圧に重畳された信号とを供給するための第1及び第2
    の伝送路に接続されて、前記直流電圧に関する検出を行
    うための半導体集積回路装置であって、 前記第1及び第2の伝送路にそれぞれ接続された第1及
    び第2の入力端子と、 半導体基板上に形成され、制御信号を入力する制御信号
    入力端と、前記第1及び第2の入力端子に作動的に結合
    され、該第1及び第2の入力端子に入力された前記第1
    及び第2の電位に応じた電位をそれぞれ入力する第1及
    び第2の入力端と、出力端とを有し、前記第1及び第2
    の入力端間の電位差に基づいて前記第1の電位と前記第
    2の電位の高低を比較し、その比較結果を前記制御信号
    にしたがって前記出力端より出力する比較回路と、 前記半導体基板上に形成され、前記比較回路の前記制御
    信号入力端に接続された制御信号出力端と、前記第1及
    び第2の入力端子に作動的に結合され、該第1及び第2
    の入力端子に入力された前記第1及び第2の電位に応じ
    た電位をそれぞれ入力する第1及び第2の入力端とを有
    し、該第1の入力端の電位と該第2の入力端の電位との
    電位差が所定の値以上になると前記比較回路に前記比較
    結果を出力させるための第1の制御信号を前記制御信号
    出力端より出力し、前記電位差が所定の値に満たないと
    きは前記比較回路に前記比較結果を出力させないための
    第2の制御信号を前記制御信号出力端より出力する制御
    回路と、 を備える、半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の入力端子にそれぞれ
    接続された第1及び第2の入力端と、前記比較回路及び
    前記制御回路の前記第1及び第2の入力端にそれぞれ接
    続された第1及び第2の出力端とを有し、自身の前記第
    1及び第2の入力端の電位と基準電位との電位差を所定
    の割合で分圧して前記第1及び第2の出力端よりそれぞ
    れ出力する高入力インピーダンスの入力回路をさらに備
    える、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板上に形成され、前記入力
    回路の前記第1及び第2の出力端に接続され、該第1及
    び第2の出力端の電位と前記基準電位との電位差が所定
    電圧以上にならないように制限するクランプ回路をさら
    に備える、請求項2記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路が前記第1及び第2の制御
    信号を出力する際の閾値となる前記所定の値を所定のス
    イッチング素子がスイッチングする閾値電圧となるよう
    に設定したことを特徴とする、請求項2記載の半導体集
    積回路装置。
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