JPH0677783U - ビンゴ・ゲーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピーディにビンゴ・ゲームを行なえるよう
にする。 【構成】 ビンゴ・カード表示部11をもつＣＲＴ表示装
置10，それぞれ４つ，３つおよび２つの数字を表示でき
る出現数字表示器31，32および33，ならびに第１回目，
第２回目および第３回目のトライ・ボタン41，42および
43が設けられている。出現数字表示器31にランダムに４
つの数字が順次変化しながら表示され，第１回目のトラ
イ・ボタン41の押下に応答して４つの数字が出現数字と
して固定される。これらの出現数字はビンゴ・カード表
示部11に確定表示される。縦，横または斜めに一ライン
でも確定数字が揃えば当りとなる。第２回目のトライで
は３つの数字が出現し，第３回目のトライでは２つの数
字が出現する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】

この考案は，電気的な制御に基づいてプレイヤがビンゴ・ゲームを行うことが できるビンゴ・ゲーム装置に関する。

【０００２】

【従来技術】

この種のビンゴ・ゲーム装置として，実開平３−24179 号公報および特開平４ −307078号公報に記載のものがある。このビンゴ遊戯機は多人数のプレイヤが一 緒に遊ぶのに適したものであり，一人用のものではない。

【０００３】 一人用のビンゴ・ゲーム機として特開昭63−24969 号公報および特開昭63−24 970 号公報に記載のものがある。このビンゴ・ゲーム機ではＣＲＴ画面上にビン ゴ・カードが表示される。水平または斜めの盤面上にボールを転がし，盤面にあ けられた穴にボールを入れる。ボールの入った穴の番号と同じ番号がＣＲＴ画面 上のビンゴ・カードに表示される。一つずつボールを転がして穴に入れることに なるので，一ゲームにかなり時間がかかり勝負の迅速性に欠ける。

【０００４】 番号が割当てられた穴にボールを入れる代わりに，番号を電子的にかつランダ ムに発生させるタイプのビンゴ・ゲーム装置が特開昭63−292982号公報に記載さ れている。この装置もまた番号を一つずつ発生させるという点で迅速性に乏しい 。

【０００５】 一人用のゲーム装置は勝負の速さが重要である。たとえばパチンコでは一個の 玉を打つ毎にその玉についての勝敗が即座に決る。スロット・マシンにおいても 一回のレバー操作で勝敗および配当が決る。

【０００６】

【考案の開示】

この考案は，とくに一人用に適し，勝負が迅速に決るビンゴ・ゲーム装置を提 供するものである。

【０００７】 この考案はまた，コインを投入することを条件としてゲームを開始し，ゲーム の勝敗に応じた数のコインの放出によって配当をするタイプのビンゴ・ゲーム装 置を提供するものである。

【０００８】 この考案はさらに，特定の勝ち方をしたときには特典が与えられ，ゲームの楽 しさを倍加できるビンゴ・ゲーム装置を提供するものである。

【０００９】 この考案によるビンゴ・ゲーム装置は，異なるキャラクタがマトリクス状に配 列されてなるビンゴ・カードを表示するビンゴ・カード表示手段，キャラクタの 出現を開始させるためのトライ信号の入力手段，上記トライ信号入力手段を通し て入力されたトライ信号に応答して，異なる複数のキャラクタをランダムに生成 するキャラクタ発生手段，上記キャラクタ発生手段が生成した複数の異なるキャ ラクタを表示する出現キャラクタ表示手段，および上記キャラクタ発生手段が生 成した複数の異なるキャラクタを，上記ビンゴ・カード表示手段によって表示さ れたビンゴ・カード表示上において，他のキャラクタと区別して明示的に確定表 示するよう制御する表示制御手段を備えている。

【００１０】 この考案による複数回のトライが許容されるビンゴ・ゲーム装置は，異なるキ ャラクタがマトリクス状に配列されてなるビンゴ・カードを表示するビンゴ・カ ード表示手段，キャラクタの出現を開始させるためのトライ信号を，許された複 数回の範囲内で入力可能なトライ信号入力手段，上記トライ信号入力手段を通し て入力されたトライ信号に応答して，１ゲームにおける第１回目のトライ信号が 入力されたときには異なる複数のキャラクタを生成し，第２回目以降のトライ信 号が入力する毎に生成するキャラクタの数を減少させかつ既に生成したキャラク タを除くキャラクタを生成するキャラクタ発生手段，上記キャラクタ発生手段が 生成したキャラクタを，上記トライ信号の入力毎に別個に表示する出現キャラク タ表示手段，および上記キャラクタ発生手段が生成した複数の異なるキャラクタ を上記ビンゴ・カード表示手段によって表示されたビンゴ・カード表示上におい て，他のキャラクタと区別して明示的に確定表示するよう制御する表示制御手段 を備えている。

【００１１】 ここでキャラクタとは数字，文字，アルファベット，符号，記号，図形等を含 む。

【００１２】 上記キャラクタが数字であるこの考案の好ましい実施態様においては，上記ビ ンゴ・カード表示手段が連続する一定範囲内の異なる数字を表示するものであり ，上記キャラクタ発生手段が上記一定範囲内に含まれる複数の異なる数字を生成 するものである。

【００１３】 この考案によると，トライ信号に応答して複数の異なるキャラクタが生成され て出現し，これらの複数の異なるキャラクタがビンゴ・カード上に確定表示され る。したがって一回のトライで確定表示されたキャラクタがビンゴ・カード上で 縦，横または斜めに揃う当り状態となりうることがあり，迅速に勝負がつく。多 くても数回程度のトライを許せば充分であるからプレイヤはスピーディなビンゴ ・ゲームを楽しむことができる。

【００１４】 この考案の好ましい実施態様では，上記ビンゴ・カード表示において，各キャ ラクタが表示される区画の数が縦方向と横方向とにおいて等しく，かつキャラク タ表示が除かれた少なくとも一つのフリー区画が設けられ，上記キャラクタ発生 手段が生成するキャラクタの数が，上記ビンゴ・カード表示の縦または横方向の 区画の数よりも一つ少ない数に設定されている。

【００１５】 これにより，１回のトライで当りとなる確率が零でないことが保証される。

【００１６】 この考案の他の好ましい実施態様では，上記フリー区画が上記ビンゴ・カード 表示における縦および横のすべてのラインに一つずつ含まれている。これにより １回のトライで当りとなる確率が増加するので，プレイヤは当りの期待をもって ゲームを楽しむことができる。

【００１７】 この考案はコインを利用してビンゴ・ゲームを楽しめる装置も提供している。 ここでコインとは，ゲーム装置用に特別に作製されたメダルまたはコインを含む 概念である。

【００１８】 この考案ではコインはゲーム開始のために使用される。すなわちこの考案によ るビンゴ・ゲーム装置は，コイン投入口，および上記コイン投入口に投入された コインの真偽と枚数とを判別するコイン鑑別計数手段をさらに備えている。上記 ビンゴ・カード表示手段は上記コイン鑑別計数手段が真のコインと判別した少な くとも一枚のコインを計数したことに応答して上記ビンゴ・カードを表示する。

【００１９】 この考案ではコインはゲームの勝敗に関係する配当として利用される。すなわ ち，この考案によるビンゴ・ゲーム装置は，上記ビンゴ・カード表示上において ，他のキャラクタと区別して明示的に確定表示されたキャラクタが縦，横または 斜めのライン上に揃ったときに，配当としてのコインを放出するコイン放出手段 をさらに備えている。

【００２０】 一実施態様では配当算出手段がさらに設けられ，この配当算出手段は，揃った ラインの数に応じて配当として放出するコインの枚数を算出する，または，あら かじめ定められた倍率と揃ったラインの数とに応じて，配当として放出するコイ ンの枚数を算出する。

【００２１】 プレイヤはビンゴ・ゲームの当りの態様に応じた枚数のコインを得ることがで きるのでゲームを真剣に行うようになり，ゲームの楽しみが増大する。

【００２２】 この考案の他の実施態様においては，ビンゴ・ゲーム装置は，コイン投入口に 投入されたコインの真偽と枚数とを判別するコイン鑑別計数手段，上記ビンゴ・ カード表示上において，他のキャラクタと区別して明示的に確定表示されたキャ ラクタが縦，横または斜めのライン上に揃ったときに，あらかじめ定められた倍 率と揃ったラインの数と上記コイン鑑別計数手段が真のコインであると判別した 枚数とに応じて配当としてのコインの枚数を算出する配当算出手段，および上記 配当算出手段が算出した枚数のコインを放出するコイン放出手段をさらに備えて いる。

【００２３】 配当が投入コイン数に比例するので，ゲームにおいて当ったときの喜びが増大 する。

【００２４】 この考案はゲームとしての楽しみが倍加するビンゴ・ゲーム装置をさらに提供 している。

【００２５】 この考案によるビンゴ・ゲーム装置は，第１回目のトライ信号が入力したこと に応答して上記キャラクタ発生手段が生成した複数のキャラクタが，上記ビンゴ ・カード表示上において縦，横または斜めのライン上に揃ったときに，上記ビン ゴ・カード表示手段の画面上に，キャラクタの確定表示が少なくとも一ライン上 に揃ったボーナス用ビンゴ・カードを表示するボーナス・ゲーム移行制御手段， および上記ボーナス用ビンゴ・カード表示ののち，上記トライ信号入力手段から トライ信号が入力したことに応答して上記キャラクタ発生手段に複数のキャラク タを生成させ，生成したキャラクタを上記出現キャラクタ表示手段に表示させ， 生成したキャラクタを上記ビンゴ・カード表示手段に確定表示させるよう制御す るボーナス・ゲーム制御手段をさらに備えている。

【００２６】 ボーナス用ビンゴ・カード表示ではキャラクタの確定表示が少なくとも一ライ ン上に揃っているから，当る確率が高く楽しみが倍加する。

【００２７】 このボーナス・ゲームにおいてもコインの利用が可能である。すなわち，一実 施態様においては，ボーナス用ビンゴ・カード表示において，確定表示されたキ ャラクタが少なくとも一ライン上に新たに揃ったときに，配当としてのコインを 放出するコイン放出手段がさらに設けられる。

【００２８】 他の実施態様においては，コイン投入口，および上記コイン投入口に投入され たコインの真偽と枚数とを判別するコイン鑑別計数手段がさらに設けられる。上 記ボーナス・ゲーム制御手段は上記コイン鑑別計数手段が真のコインと判別した 少なくとも一枚のコインを計数したことに応答して上記トライ信号入力手段から のトライ信号の入力を許すように働く。

【００２９】 さらに他の実施態様においては，コイン投入口に投入されたコインの真偽と枚 数を判別するコイン鑑別計数手段，ボーナス用ビンゴ・カード表示上において， 確定表示されたキャラクタが少なくとも一ライン上に新たに揃ったときに，あら かじめ定められた倍率と，新たに揃ったライン数および上記コイン鑑別計数手段 が真のコインであると判別した枚数のうちのいずれか小さい値とに応じて配当と してのコインの枚数を算出する配当算出手段，および上記配当算出手段が算出し た枚数のコインを放出するコイン放出手段がさらに設けられている。

【００３０】

【実施例の説明】

図１はこの考案の実施例によるビンゴ・ゲーム装置の正面を示すものである。

【００３１】 ビンゴ・ゲーム装置の正面にはＣＲＴ表示装置10が設けられている。このＣＲ Ｔ表示装置10の表示画面には，ビンゴ・カードを表示する主表示領域（ビンゴ・ カード表示部）11，その右側の縦に長い副表示領域12，および主表示領域11の下 側に位置する横に長い副表示領域13がある。この実施例では表示されるビンゴ・ カードは縦方向および横方向にそれぞれ５つに分割され，合計25個の正方形の区 画を含む。副表示領域12には，上から下に向って，第１回目トライ，第２回目ト ライおよび第３回目トライの配当倍率をそれぞれ表示する部分21，22および23， 配当によるコインの放出（払出）枚数を表示する部分24，ならびにクレジットと して預けたコイン枚数を表示する部分25が設けられている。この副表示領域12に おける表示形態はゲームの進行に応じて後述するように変化する。副表示領域13 は主にゲーム情況を表示するもので，通常は，図に示されるように，ビンゴ・ゲ ームである旨の「ＢＩＮＧＯ」という文字が表示されている。この副表示領域13 の表示は，「当り」，「ボーナス」のようにゲームの進展情況に応じて変化する 。副表示領域13の表示をフリッカさせてもよい。

【００３２】 この実施例のビンゴ・ゲーム装置では１ゲームについて最高３回までトライす ることができる。ＣＲＴ表示装置10の上方に，第１回目，第２回目および第３回 目のトライ信号をそれぞれ入力するためのトライ・ボタン41，42および43が設け られている。一個のトライ・ボタンを設け，このトライ・ボタンを一ゲームにお いて３回まで押すことを許すようにしてもよい。トライ・ボタン41〜43の両側に はスタート・ボタン44およびクレジット・ボタン45が設けられている。トライ・ ボタン41〜43は押されると点灯する照光式であることが好ましい。さらにコイン の払出しボタン46が設けられている。

【００３３】 これらのボタン群のさらに上方には，第１回目，第２回目および第３回目のト ライにおいてそれぞれ出現した数字を表示するための出現数字表示器31，32およ び33が設けられている。この実施例では第１回目のトライにおいて４種類の数字 が一挙に出現し，第２回目および第３回目のトライにおいてそれぞれ３種類およ び２種類の数字がそれぞれ出現する。したがって，これらの表示器31，32および 33はそれぞれ４種類，３種類および２種類の数字をそれぞれ表示可能である。

【００３４】 この実施例のビンゴ・ゲーム装置はコインを投入することによってゲームが可 能となり，勝敗，すなわち当り方によって配当がコインにより支払われる。一回 のゲームのために投入できるコインの枚数はこの実施例では３枚である。ビンゴ ・ゲーム装置にはさらにコイン投入口15，投入されかつ真と判定されたコインの 枚数を表示するコイン表示灯51，52，53，および配当として放出されたコインを 保持するコイン受皿16が設けられている。投入されたコインの枚数は点灯するコ イン表示灯の数によって表現される。もっとも，コイン枚数を数字で表示する表 示器を設けてもよい。コイン表示灯を１個にして枚数表示を省略することもでき るし，投入されたコインに関する表示手段を設けなくてもよい。

【００３５】 図２はビンゴ・ゲーム装置の電気的構成を示している。ビンゴ・ゲーム装置の 全体的な動作はマイクロプロセッサ（ＭＰＵ）60によって制御される。ＭＰＵ60 にはメモリ61が接続されている。メモリ61にはＭＰＵ60の実行プログラムの他に ，ＣＲＴ10に表示されているビンゴ・カードの数字，その確定状態，フリー区画 ，その他のビンゴ・ゲームの進行情況を表わすデータを記憶するゲーム進行情況 記憶エリア，投入されかつ真と判定されたコインの枚数を記憶するコイン枚数エ リア，預け入れられているコインの枚数を記憶するクレジット枚数エリア，ボー ナス・ゲームかどうかを表わすボーナス・フラグとして用いられるエリア，行な われたボーナス・ゲームのゲーム回数を計数するボーナス・ゲーム・カウンタと して用いられるエリア，その他のエリアが設けられている。メモリ61は一般にＲ ＯＭおよびＲＡＭにより実現される。

【００３６】 ＭＰＵ60にはさらに，上述したＣＲＴ表示装置10における各種表示を制御する ための表示制御回路62が接続され，この表示制御回路62は表示メモリ63を備えて いる。表示メモリ63にはビンゴ・カード・パターン，数字パターン，その他のＣ ＲＴ表示に必要な画像データが格納されている。上述した出現数字表示器31〜33 ，押ボタン・スイッチ41〜46，表示灯51〜53は入力および表示インターフェイス 64を介してＭＰＵ60に接続されている。ＣＲＴ表示装置10に代えて液晶表示装置 を用いることができる。また，表示領域11，12，13における表示をそれぞれ別個 の表示装置により実現してもよい。出現数字表示器31〜33は，たとえば液晶表示 器，プラズマ表示器，数字表示管等により実現されよう。出現数字表示器31〜33 における表示をＣＲＴ表示装置10における表示の一部として実現することもでき る。

【００３７】 ビンゴ・ゲーム装置にはさらに，コイン投入口15に投入されたコインの真偽を 鑑別するとともに，真であると判定されたコインの枚数を計数するコイン受入機 65，および指令された枚数のコインを放出するコイン放出機66が設けられている 。コイン受入機65が受入れたコインの枚数を表わす信号はＭＰＵ60に与えられる 。また，コイン放出機66には放出指令と放出枚数とを表わす信号がＭＰＵ60から 与えられる。

【００３８】 図３から図７は主にＭＰＵ60によって実行される制御の処理手順を示すもので ある。これらの図を参照して，プレイヤが行う操作およびそれに応答してビンゴ ・ゲーム装置が行う動作について説明する。

【００３９】 ビンゴ・ゲーム装置は一枚のコインが投入口15に投入されることによってその 動作を開始する。アイドル状態ではＣＲＴ表示装置10には，人を引きつけるもし くは誘うような画像，または広告画像が表示されている。また，出現数字表示器 31〜33の各表示区画には星印等の表示が行なわれている。

【００４０】 コイン受入機65が投入口15に投入された一枚のコインが正規のものであると判 定すると（ステップ101 でYES ），その旨の信号がＭＰＵ60に与えられる。ＭＰ Ｕ60はメモリ61のコイン枚数エリアに１枚のコイン投入の旨を記憶するとともに ，ＣＲＴ表示装置10の主表示領域11に図８に示すようなビンゴ・カードを表示さ せる（ステップ102 ）。副表示領域12の部分21，22，23には好ましくは倍率が， たとえば，×５，×３，×１というように表示される。

【００４１】 表示されるビンゴ・カードは上述したように５×５＝25の区画をもち，これら の区画に１〜25の数字のいずれかが，重複しないように割当てられる。25の区画 に25種類の異なる数字を割当てる組合せの数は膨大である。このような組合せの うちのいくつかをまたはすべてをあらかじめ作成してメモリ61または63にあらか じめ記憶しておいて，そのうちの一つを選択して表示させてもよい。またはステ ップ102 におけるビンゴ・カード表示処理ルーチンにおいて１〜25の範囲内で乱 数を発生させ，これらを同じ数字が重複しないように各区画に割当てるようにし てもよい。ビンゴ・カード表示において，中央の区画はフリーと表示される。こ れは通常のビンゴ・ゲームにおけるビンゴ・カードと同じである。この実施例で はさらに４個のフリー区画が追加される（図８に円で表わす）。これらのフリー 区画は，ビンゴ・カード上の縦および横のラインに必ず一つずつ存在するように 定められる。４個のフリー区画の組合せは２つあり，その一つは図８に示す組合 せであり，他の一つは図８における数字２，６，10，14の区画の組合せである。 後述する当りの判定においてフリー区画に隠された数字の出現が既に確定してい るとみなされる。このようなフリー区画の追加により当る確率が高くなり，ビン ゴ・ゲームの楽しさが増加する。

【００４２】 この実施例ではさらにもう一個のフリー区画が追加される（ステップ103 ）。 図９に示すように，中心の区画を囲む８個の区画（ハッチングで示す）の明度も しくは色が変化し，これに代えてもしくは加えてその部分がフラッシュし，上記 ８個の区画のうちの任意に選ばれた区画がフリーとなる。

【００４３】 この後，スタート・ボタン44が押されればゲームが開始される（ステップ104 でYES ）。

【００４４】 スタート・ボタンが押されないまま（ステップ104 でNO），追加のコインが投 入口15に投入され，それが正規のものであると判定されると（ステップ105 でYE S ），メモリ61のコイン枚数エリアのコイン枚数が更新される。上述したように 一回のゲームで投入が許されるコインの枚数は３枚に制限されているので，３枚 を超える正規のコインが投入されたときには（ステップ106 でYES ），その超過 分のコインは受皿16に返却される（ステップ107 ）。投入されるコインの枚数に 応じて表示部21，22，23に表示される倍率を変えてもよい。

【００４５】 スタート・ボタン44が押されると，ＭＰＵ60は第１回目トライ用出現数字表示 器31に表示させるべき４種類の乱数を１〜25の数字の範囲内で相互に重複しない ように発生し，これらの発生した乱数をそれぞれ表示器31の４つの区画に表示さ せる。これらの乱数の発生は一定周期で順次行なわれるので，表示器31の４つの 区画に表示される出現数字が変化する（ステップ108 ）。好ましくは１〜25の数 字のうち，ビンゴ・カードの中央のフリー区画に隠された数字を除く24個の数字 を４つのグループに分け，各グループの中から一つずつの数字を選んで表示器31 の４つの表示区画に表示し，表示される数字を各グループ内で一定の順番で選択 するようにすれば，同時に表示される数字の重複を回避することができ，かつ処 理が簡単となる。各表示区画ごとに，表示される数字の変化の周期を異ならせる ようにしてもよい。

【００４６】 第１回目のトライ・ボタン41が押されると（ステップ109 でYES ），その時点 で出現数字表示器31に表示されている数字が固定される。この固定された数字が 出現数字である。また，ＣＲＴ画面におけるビンゴ・カード表示において，出現 数字が他の数字と異なった状態で表示される。たとえば出現数字が表わされた区 画の色が変わる，明度が変わる，または点滅する（ステップ110 ）。これが出現 数字の確定表示である。

【００４７】 トライ・ボタンからの入力信号の使い方として，トライ・ボタンの押下に応答 してその一定時間後に表示数字を固定してもよいし，トライ信号が入力したこと に応答して出現数字表示器に表示すべき乱数を発生させ，その一定時間後に表示 されている数字を固定するようにしてもよい。いずれにしてもトライ・ボタンか らのトライ信号は出現数字の生成のタイミング信号として用いられればよい。

【００４８】 ビンゴ・カードにおける４個の出現数字が確定すると当りかどうかの判定が行 なわれる（ステップ111 ）。当りとは，フリー区画も含めて確定した出現数字が 縦，横または斜め（対角線）の少なくとも一つのライン上に揃っていることであ る。これは従来のビンゴ・ゲームのルールと同じである。縦のラインに揃った例 が図10に，斜め（対角線）のラインに揃った例が図11にそれぞれ示されている。 確定表示は二重のハッチングで表現されている。

【００４９】 第１回目のトライ・ボタン41の押下によって４種類の出現数字が得られるから ，当りとなる可能性がある。このように，１回のトライ・ボタンの押下で勝敗の 決着がつく可能性があるので，１回のゲームをスピーディに行うことができる。

【００５０】 当っていれば配当としてのコイン枚数が算出される。配当コイン枚数は，倍率 （表示部21，22，23に表示されている１枚の投入コインについての倍率）と，投 入コイン枚数と，揃ったラインの数との積として算出される。算出された配当コ イン枚数のコインは原則的に預け入れられる（クレジット）（ステップ112 ）。 すなわち，算出された配当コイン枚数は配当表示部24に表示される。また，既に クレジットされているコインの枚数と配当表示部24に表示された配当コイン枚数 の和がクレジット表示部25に表示される。プレイヤが払出しボタン46を押すと， クレジットされている枚数のコインが受皿16に放出される。クレジット表示部25 に表示されているコイン枚数が零でない限り，コインを投入口に入れる代わりに この表示部25を指で１回触れることにより，１枚のコインを投入したのと等価と なる。表示部25が指で１回触れられればクレジット・コイン枚数は１減算されて 表示されるのはいうまでもない。この実施例のＣＲＴ表示装置10はクレジット表 示部25の部分がタッチ・スイッチとなっているのでクレジット・ボタンを別途設 ける必要はない。もちろん，クレジット・ボタンを別途設けてもよいのはいうま でもない。

【００５１】 第１回目のトライで当りとなったときにはボーナス・ゲームに移る。ボーナス ・ゲームについては後述する。当りのときに，副表示領域13に当りの旨を表示す ることが好ましい。

【００５２】 第１回目のトライが当りでない場合には（ステップ111 でNO），１〜25の数字 のうち既に出現し確定した数字を除く（および必要ならば中央のフリー区画に隠 された数字を除く）数字の中から３種類の異なる数字が乱数として発生し，出現 数字表示器32の３つの表示区画に表示されるとともに，この表示が一定周期で変 化していく（ステップ113 ）。第２回目のトライ・ボタン42が押されると表示器 32にそのときに表示されている数字が固定され，かつＣＲＴ表示装置10の表示画 面のビンゴ・カード上にそれらの数字が確定表示される（ステップ114 ，115 ） 。

【００５３】 第１回目のトライで確定した４種類の数字，第２回目のトライで確定した３種 類の数字，およびフリー区画が，一つ以上のライン上に揃って並んでいるかどう か（当りかどうか）が判定される（ステップ116 ）。当りであれば配当コイン枚 数の算出，その放出または預け入れが行なわれ（ステップ117 ），１ゲーム終了 となる。

【００５４】 当っていなければ続いて出現数字表示器33に，既に出現し確定した数字等を除 く残りの数字のうちの二種類がランダムに表示され，かつ表示される数字が変化 する（ステップ118 ）。第３回目トライ・ボタン33が押されると，そのとき表示 されている２種類の数字が固定され，かつビンゴ・カード上に確定表示される（ ステップ120 ）。

【００５５】 第１回目から第３回目のトライで確定した数字に基づいて当りかどうかが判定 される（ステップ121 ）。当りであれば，配当コイン数の算出，その放出または 預け入れが行なわれる（ステップ122 ）。第３回目のトライが修了すると，当っ ていても当っていなくても１ゲーム終了となる。

【００５６】 第２回目，第３回目のトライにおいては当る確率が高くなるので，出現数字の 種類数を３，２と順次少なくして，当り確率があまりに高くならないように配慮 されている。

【００５７】 第１回目のトライで当りとなり，ボーナス・ゲームに移行するときには，ボー ナス・フラグが立てられかつボーナス・カウンタの値が１に初期化される（ステ ップ123 ）。そして，ＣＲＴ表示装置10の主表示領域11にはボーナス用ビンゴ・ カードが表示される（ステップ124 ）。ボーナス・ゲームに移行するときには副 表示領域13にボーナス・ゲームの旨を表示することが好ましい。

【００５８】 ボーナス用ビンゴ・カード表示の例が図12および図13に示されている。第１回 目のトライで縦または横のラインが揃ったときには（たとえば図10），図12に示 すように，縦方向および横方向の中央の２つのライン上の区画が十字形に確定表 示される。また，第１回目のトライで斜め（対角線）のラインが揃ったときには （たとえば図11），図13に示すように，２つの斜めのライン上の区画がＸ字形に 確定表示される。このようにして，ボーナス・ゲームにおいては，確定表示され る区画が増えるので（確定表示区画はフリー区画と等価である），当る確率が高 くなる。

【００５９】 また，副表示領域12における表示が好ましくは図14に示すようなボーナス・ゲ ーム用の表示に変化する。副表示領域12には，何回目のボーナス・ゲームである か，投入されたコインの枚数，倍率，揃ったライン数，配当コイン数，クレジッ ト・コイン枚数等が表示される。

【００６０】 ボーナス・ゲームは10回まで連続して行うことができる（ステップ125 ）。１ 回のボーナス・ゲームの終了ごとにボーナス・ゲーム・カウンタがインクレメン トされるので，行なわれたボーナス・ゲームの回数が分る。

【００６１】 ボーナス・ゲームにおいてもコインの投入またはクレジット・コインの使用が 必要である。ステップ105 〜107 と同じ処理により，投入コイン枚数またはクレ ジット・コインから使用されるコイン枚数が計数される（ステップ126 ）。１回 のボーナス・ゲームにおいて投入または使用できるコイン枚数は３枚に限られて いる。

【００６２】 スタート・ボタン44が押されると（ステップ127 ），上述したステップ108 〜 110 の処理と同じように，第１回目トライ・ボタン41の押下に応答した４種類の 数字が出現し，ビンゴ・カード上に確定表示される（ステップ128 ）。そして， 新たに揃ったラインがあるかどうかが判定される（ステップ129 ）。新たに揃っ たラインがあれば当りであるから，配当コイン枚数の算出，その放出または預け 入れに進む（ステップ130 ）。

【００６３】 ボーナス・ゲームにおいては配当コイン枚数は投入コイン枚数によって制限さ れる。すなわち，配当コイン枚数は，倍率と，新たに揃ったライン数および投入 コイン枚数（またはクレジットから使用するコイン枚数，以下同じ）のうちのい ずれか小さい値との積によって定められる。したがって，たとえ２ラインが新た に揃ったとしても投入コイン枚数が１枚であれば，配当は１ライン揃った場合と 同じになる。このようにして算出された枚数のコインが放出されるか，またはク レジット扱いとなる。

【００６４】 ボーナス・ゲームにおいては，新たに揃ったライン数が投入したコイン枚数に 等しくなるまでゲームを続けることができる。新たに揃ったライン数が投入コイ ン数以上であれば（ステップ131 でYES ），１回のボーナス・ゲームが終り，ス テップ125 を経てステップ124 に戻る。そうでなければ２回目のトライに進む。

【００６５】 １回目のトライで当りでない場合，および新たに揃ったライン数が投入コイン 枚数に満たない場合には，ステップ113 〜115 の処理と同じように，第２回目の トライ・ボタン42の押下に応答して３種類の新たな数字が出現し，ビンゴ・カー ド上に確定表示される（ステップ132 ）。

【００６６】 当っていればステップ130 の場合と同じように配当コイン枚数の算出，放出ま たは預け入れが行なわれる（ステップ134 ）。第２回目のトライにおいては倍率 が低くなるであろう。ボーナス・ゲームにおいて新たに揃ったライン数が投入コ イン枚数以上であれば１回のボーナス・ゲームが終る（ステップ135 でYES ）。

【００６７】 第２回目のトライでも当らなかった場合，および新たに揃ったライン数が投入 コイン枚数に達しなかった場合には，プレイヤは第３回目のトライを行うことが できる。ステップ118 〜120 の処理と同じようにして第３回目のトライ・ボタン 43の押下に応答して２種類の新たな数字が出現し，ビンゴ・カード上に確定表示 される（ステップ136 ）。

【００６８】 当っていればステップ130 または134 と同じようにして配当コイン枚数の算出 ，放出または預け入れが行なわれ（ステップ138 ），ステップ124 に戻る。

【００６９】 第３回目のトライでも当らなかった場合（ステップ137 でNO），および10回の ボーナス・ゲームが終了したのちは（ステップ125 でYES ），ボーナス・フラグ がオフとされ（ステップ139 ，140 ），ボーナス・ゲームがすべて終了する。

【００７０】 ボーナス・ゲームにおいては，図15に示すように４隅の位置をフリー区画とし てもよい。また，太い線で示すように，この４隅の各フリー区画を囲む３つの区 画の数字が出現して確定表示されたときにも当りと判定してもよい。このように 当りの判定は従来のビンゴ・ゲームのルールに必ずしもこだわる必要はない。

【図面の簡単な説明】

【図１】ビンゴ・ゲーム装置の正面図である。

【図２】ビンゴ・ゲーム装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。

【図３】ビンゴ・ゲーム装置の動作を示すフロー・チャ
ートである。

【図４】ビンゴ・ゲーム装置の動作を示すフロー・チャ
ートである。

【図５】ビンゴ・ゲーム装置の動作を示すフロー・チャ
ートである。

【図６】ビンゴ・ゲーム装置の動作を示すフロー・チャ
ートである。

【図７】ビンゴ・ゲーム装置の動作を示すフロー・チャ
ートである。

【図８】ビンゴ・カードの初期表示例を示す。

【図９】フリー区画を１つ追加したビンゴ・カードの表
示例を示す。

【図１０】ビンゴ・カードにおける当りの態様の例を示
す。

【図１１】ビンゴ・カードにおける当りの態様の例を示
す。

【図１２】ボーナス・ゲームにおけるビンゴ・カードの
初期表示例を示す。

【図１３】ボーナス・ゲームにおけるビンゴ・カードの
初期表示例を示す。

【図１４】副表示領域の他の表示例を示す。

【図１５】ボーナス・ゲームにおける当りの他の態様の
例を示す。

【符号の説明】

10 ＣＲＴ表示装置 11 ビンゴ・カード表示部（主表示領域） 15 コイン投入口 31，32，33 出現数字表示器 41，42，43 トライ・ボタン 44 スタート・ボタン 60 ＭＰＵ 61 メモリ 65 コイン受入機 66 コイン放出機

Claims (27)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 異なるキャラクタがマトリクス状に配列
   されてなるビンゴ・カードを表示するビンゴ・カード表
   示手段， キャラクタの出現を開始させるためのトライ信号の入力
   手段， 上記トライ信号入力手段を通して入力されたトライ信号
   に応答して，異なる複数のキャラクタをランダムに生成
   するキャラクタ発生手段， 上記キャラクタ発生手段が生成した複数の異なるキャラ
   クタを表示する出現キャラクタ表示手段，および上記キ
   ャラクタ発生手段が生成した複数の異なるキャラクタ
   を，上記ビンゴ・カード表示手段によって表示されたビ
   ンゴ・カード表示上において，他のキャラクタと区別し
   て明示的に確定表示するよう制御する表示制御手段， を備えたビンゴ・ゲーム装置。
2. 【請求項２】 上記キャラクタが数字であって，上記ビ
   ンゴ・カード表示手段は連続する一定範囲内の異なる数
   字を表示するものであり，上記キャラクタ発生手段は上
   記一定範囲内に含まれる複数の異なる数字を生成するも
   のである，請求項１に記載のビンゴ・ゲーム装置。
3. 【請求項３】 上記ビンゴ・カード表示上において，他
   のキャラクタと区別して明示的に確定表示されたキャラ
   クタが縦，横または斜めのライン上に揃ったときに，配
   当としてのコインを放出するコイン放出手段をさらに備
   えている，請求項１または２に記載のビンゴ・ゲーム装
   置。
4. 【請求項４】 揃ったラインの数に応じて配当として放
   出するコインの枚数を算出する配当算出手段をさらに備
   えている，請求項３に記載のビンゴ・ゲーム装置。
5. 【請求項５】 あらかじめ定められた倍率と揃ったライ
   ンの数とに応じて，配当として放出するコインの枚数を
   算出する配当算出手段をさらに備えている，請求項３に
   記載のビンゴ・ゲーム装置。
6. 【請求項６】 コイン投入口，および上記コイン投入口
   に投入されたコインの真偽と枚数とを判別するコイン鑑
   別計数手段をさらに備え， 上記ビンゴ・カード表示手段は上記コイン鑑別計数手段
   が真のコインと判別した少なくとも一枚のコインを計数
   したことに応答して上記ビンゴ・カードを表示する，請
   求項１から５のいずれか一項に記載のビンゴ・ゲーム装
   置。
7. 【請求項７】 コイン投入口に投入されたコインの真偽
   と枚数とを判別するコイン鑑別計数手段， 上記ビンゴ・カード表示上において，他のキャラクタと
   区別して明示的に確定表示されたキャラクタが縦，横ま
   たは対角線のライン上に揃ったときに，あらかじめ定め
   られた倍率と揃ったラインの数と上記コイン鑑別計数手
   段が真のコインであると判別した枚数とに応じて配当と
   してのコインの枚数を算出する配当算出手段，および上
   記配当算出手段が算出した枚数のコインを放出するコイ
   ン放出手段， をさらに備えた請求項１または２に記載のビンゴ・ゲー
   ム装置。
8. 【請求項８】 上記ビンゴ・カード表示において，各キ
   ャラクタが表示される区画の数が縦方向と横方向とにお
   いて等しく，かつキャラクタ表示が除かれた少なくとも
   一つのフリー区画があり，上記キャラクタ発生手段が生
   成するキャラクタの数が，上記ビンゴ・カード表示の縦
   または横方向の区画の数よりも一つ少ない，請求項１か
   ら７のいずれか一項に記載のビンゴ・ゲーム装置。
9. 【請求項９】 上記フリー区画が上記ビンゴ・カード表
   示における縦および横のすべてのラインに一つずつ含ま
   れている，請求項８に記載のビンゴ・ゲーム装置。
10. 【請求項１０】 上記キャラクタ発生手段は上記トライ
    信号が入力する毎に，生成するキャラクタの数を減少さ
    せかつ既に生成したキャラクタを除くキャラクタを生成
    するものである，請求項１から９のいずれか一項に記載
    のビンゴ・ゲーム装置。
11. 【請求項１１】 １回のゲームで許される上記トライ信
    号の入力回数に等しい数の上記トライ信号入力手段，お
    よび上記トライ信号の入力ごとに上記キャラクタ発生手
    段が生成するキャラクタを，上記トライ信号の入力ごと
    にまとめてかつ異なる場所に表示する上記出現キャラク
    タ表示手段， を備えている請求項10に記載のビンゴ・ゲーム装置。
12. 【請求項１２】 異なるキャラクタがマトリクス状に配
    列されてなるビンゴ・カードを表示するビンゴ・カード
    表示手段， キャラクタの出現を開始させるためのトライ信号を，許
    された複数回の範囲内で入力可能なトライ信号入力手
    段， 上記トライ信号入力手段を通して入力されたトライ信号
    に応答して，１ゲームにおける第１回目のトライ信号が
    入力されたときには異なる複数のキャラクタを生成し，
    第２回目以降のトライ信号が入力する毎に生成するキャ
    ラクタの数を減少させかつ既に生成したキャラクタを除
    くキャラクタを生成するキャラクタ発生手段， 上記キャラクタ発生手段が生成したキャラクタを，上記
    トライ信号の入力毎に別個に表示する出現キャラクタ表
    示手段，および上記キャラクタ発生手段が生成した複数
    の異なるキャラクタを，上記ビンゴ・カード表示手段に
    よって表示されたビンゴ・カード表示上において，他の
    キャラクタと区別して明示的に確定表示するよう制御す
    る表示制御手段， を備えたビンゴ・ゲーム装置。
13. 【請求項１３】 上記キャラクタが数字であって，上記
    ビンゴ・カード表示手段は連続する一定範囲内の異なる
    数字を表示するものであり，上記キャラクタ発生手段は
    上記一定範囲内に含まれる複数の異なる数字を生成する
    ものである，請求項12に記載のビンゴ・ゲーム装置。
14. 【請求項１４】 上記ビンゴ・カード表示上において，
    他のキャラクタと区別して明示的に確定表示されたキャ
    ラクタが縦，横または斜めのライン上に揃ったときに，
    配当としてのコインを放出するコイン放出手段をさらに
    備えている，請求項12または13に記載のビンゴ・ゲーム
    装置。
15. 【請求項１５】 揃ったラインの数に応じて配当として
    放出するコインの枚数を算出する配当算出手段をさらに
    備えている，請求項14に記載のビンゴ・ゲーム装置。
16. 【請求項１６】 あらかじめ定められた倍率と揃ったラ
    インの数とに応じて，配当として放出するコインの枚数
    を算出する配当算出手段をさらに備えている，請求項14
    に記載のビンゴ・ゲーム装置。
17. 【請求項１７】 コイン投入口，および上記コイン投入
    口に投入されたコインの真偽と枚数とを判別するコイン
    鑑別計数手段をさらに備え， 上記ビンゴ・カード表示手段は上記コイン鑑別計数手段
    が真のコインと判別した少なくとも一枚のコインを計数
    したことに応答して上記ビンゴ・カードを表示する，請
    求項12から16のいずれか一項に記載のビンゴ・ゲーム装
    置。
18. 【請求項１８】 コイン投入口に投入されたコインの真
    偽と枚数とを判別するコイン鑑別計数手段， 上記ビンゴ・カード表示上において，他のキャラクタと
    区別して明示的に確定表示されたキャラクタが縦，横ま
    たは斜めのライン上に揃ったときに，あらかじめ定めら
    れた倍率と揃ったラインの数と上記コイン鑑別計数手段
    が真のコインであると判別した枚数とに応じて配当とし
    てのコインの枚数を算出する配当算出手段，および上記
    配当算出手段が算出した枚数のコインを放出するコイン
    放出手段， をさらに備えた請求項12または13に記載のビンゴ・ゲー
    ム装置。
19. 【請求項１９】 上記ビンゴ・カード表示において，各
    キャラクタが表示される区画の数が縦方向と横方向とに
    おいて等しく，かつキャラクタ表示が除かれた少なくと
    も一つのフリー区画があり，上記キャラクタ発生手段が
    生成するキャラクタの数が，上記ビンゴ・カード表示の
    縦または横区画の数よりも一つ少ない，請求項12から18
    のいずれか一項に記載のビンゴ・ゲーム装置。
20. 【請求項２０】 上記フリー区画が上記ビンゴ・カード
    表示における縦および横のすべてのラインに一つずつ含
    まれている，請求項19に記載のビンゴ・ゲーム装置。
21. 【請求項２１】 上記トライ信号入力手段は１回のゲー
    ムで許される上記トライ信号の入力回数に等しいトライ
    信号入力ボタンを備え， 上記出現キャラクタ表示手段は，上記トライ信号の入力
    ごとに上記キャラクタ発生手段が生成するキャラクタ
    を，上記トライ信号の入力ごとにまとめて表示する複数
    の表示領域を備えている， 請求項12から20のいずれか一項に記載のビンゴ・ゲーム
    装置。
22. 【請求項２２】 第１回目のトライ信号が入力したこと
    に応答して上記キャラクタ発生手段が生成した複数のキ
    ャラクタが，上記ビンゴ・カード表示上において縦，横
    または斜めのライン上に揃ったときに，上記ビンゴ・カ
    ード表示手段の画面上に，キャラクタの確定表示が少な
    くとも一ライン上に揃ったボーナス用ビンゴ・カードを
    表示するボーナス・ゲーム移行制御手段，および上記ボ
    ーナス用ビンゴ・カード表示ののち，上記トライ信号入
    力手段からトライ信号が入力したことに応答して上記キ
    ャラクタ発生手段に複数のキャラクタを生成させ，生成
    したキャラクタを上記出現キャラクタ表示手段に表示さ
    せ，生成したキャラクタを上記ビンゴ・カード表示手段
    に確定表示させるよう制御するボーナス・ゲーム制御手
    段， をさらに備えた請求項12から21のいずれか一項に記載の
    ビンゴ・ゲーム装置。
23. 【請求項２３】 ボーナス用ビンゴ・カード表示におい
    て，確定表示されたキャラクタが少なくとも一ライン上
    に新たに揃ったときに，配当としてのコインを放出する
    コイン放出手段をさらに備えた請求項22に記載のビンゴ
    ・ゲーム装置。
24. 【請求項２４】 コイン投入口，および上記コイン投入
    口に投入されたコインの真偽と枚数とを判別するコイン
    鑑別計数手段をさらに備え， 上記ボーナス・ゲーム制御手段は上記コイン鑑別計数手
    段が真のコインと判別した少なくとも一枚のコインを計
    数したことに応答して上記トライ信号入力手段からのト
    ライ信号の入力を許す，請求項22または23に記載のビン
    ゴ・ゲーム装置。
25. 【請求項２５】 コイン投入口に投入されたコインの真
    偽と枚数を判別するコイン鑑別計数手段， ボーナス用ビンゴ・カード表示上において，確定表示さ
    れたキャラクタが少なくとも一ライン上に新たに揃った
    ときに，あらかじめ定められた倍率と，新たに揃ったラ
    イン数および上記コイン鑑別計数手段が真のコインであ
    ると判別した枚数のうちのいずれか小さい値とに応じて
    配当としてのコインの枚数を算出する配当算出手段，お
    よび上記配当算出手段が算出した枚数のコインを放出す
    るコイン放出手段， をさらに備えた請求項22または23に記載のビンゴ・ゲー
    ム装置。
26. 【請求項２６】 許された複数回の範囲内のトライ入力
    信号入力に応答して発生したキャラクタの確定表示が少
    なくとも一ライン上に新たに揃う限りにおいて，あらか
    じめ定められた所定複数回のボーナス・ゲームを許すボ
    ーナス・ゲーム繰返し制御手段をさらに備えている，請
    求項22から25のいずれか一項に記載のビンゴ・ゲーム装
    置。
27. 【請求項２７】 許された複数回のトライ信号を入力し
    ても，生成したキャラクタの確定表示が新たに一ライン
    上に揃わないときにはボーナス・ゲームを終了させる，
    ボーナス・ゲーム強制終了制御手段をさらに備えてい
    る，請求項22から26のいずれか一項に記載のビンゴ・ゲ
    ーム装置。