JPH0677770A - フィルタ係数の適応推定方式 - Google Patents

フィルタ係数の適応推定方式

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JPH0677770A
JPH0677770A JP22957992A JP22957992A JPH0677770A JP H0677770 A JPH0677770 A JP H0677770A JP 22957992 A JP22957992 A JP 22957992A JP 22957992 A JP22957992 A JP 22957992A JP H0677770 A JPH0677770 A JP H0677770A
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JP
Japan
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coefficient
filter
transfer function
difference
adaptive filter
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JP22957992A
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Inventor
Kensaku Fujii
健作 藤井
Atsushi Yamaguchi
敦 山口
Toshiro Oga
寿郎 大賀
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定が未知の第1の系の応答と非巡回型フィ
ルタの応答との差分を最小とする係数を推定演算するフ
ィルタ係数の適応推定方式に関し、安定且つ高速でフィ
ルタ係数の適応推定を行わせる。 【構成】 第2の系2を介してのみ非巡回型フィルタ4
の出力と、特性が未知の第1の系1の応答との差分を減
算器5を介して求めることが可能であると共に、その減
算器5の出力を第3の系3を介してのみ観測可能である
システムに於いて、非巡回型フィルタ4の係数更新周期
を、更新間隔拡大制御部7に於いて第3の系3の遅延時
間より長く設定し、1次巡回型に近似できるようにし
て、係数更新演算部6に於いて非巡回型フィルタ4の係
数の推定演算を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特性が未知の第1の系
の応答と非巡回型フィルタの応答との差分を最小とする
係数を推定演算するフィルタ係数の適応推定方式に関す
る。制御された結果と目標値との差分が最小となるよう
に制御する各種のシステムが知られており、例えば、騒
音制御システムに於いては、騒音と逆位相の擬似騒音を
発生させて騒音を打ち消すものであり、打ち消された結
果が最小となるように、擬似騒音のレベルや位相等を制
御することになる。このような制御系に於ける精度を向
上し、且つ安定に動作させることが要望されている。
【0002】
【従来の技術】騒音制御システムとして、例えば、図9
に示す空調ダクトの騒音制御システムが知られている。
同図に於いて、51はダクト、52はファン、53,5
4はマイクロホンA,B、55はスピーカ、56はスピ
ーカを駆動する増幅器等を含む適応フィルタである。フ
ァン52の回転によってダクト内に送風され、それに伴
って騒音が発生してダクト51内を伝播することにな
る。
【0003】発生した騒音をマイクロホン53により検
出し、適応フィルタ56を介してスピーカ55を駆動
し、騒音と逆位相となる擬似騒音を発生させて、ダクト
51内を伝播した騒音をスピーカ55の位置に於いて打
ち消すものであり、騒音が打ち消された結果をマイクロ
ホン54により検出し、このマイクロホン54の検出信
号が最小となるように適応フィルタ56の係数を更新す
るものである。
【0004】この騒音制御システムに於いて、騒音がダ
クト51内を伝播する特性が未知の第1の系の応答と適
応フィルタ56の応答との差分が最小となるように、適
応フィルタ56の係数を決定することになるが、その場
合に、マイクロホン54とスピーカ55との間の音響結
合と、マイクロホン54と適応フィルタ56の係数修正
部に至る音響/電気変換回路部分の伝達関数が1となる
ならば、エコーキャンセラと同様な係数推定アルゴリズ
ム、例えば、学習同定法等のLMS(LeastMean Squ
ares)法を適用することが可能となる。しかし、実際の
システムに於いては、前述の伝達関数が1とはならない
ので、単純にLMS法等を適用することができないもの
である。又騒音発生源に近い位置のマイクロホン53
と、その騒音を打ち消す為のスピーカ55との間の距離
を短縮できないものであった。
【0005】前述の図9に示す空調ダクトの騒音制御シ
ステムは、図10に示すブロック図で表すことができ
る。なお、スピーカ55からマイクロホン54に至る音
響結合が存在するが、騒音制御システムの解析に与える
本質的な影響が小さいから、説明を簡単化する為には省
略することができる。同図に於いて、61は適応フィル
タの係数修正部、62は減算器、63はマイクロホンA
の位置からマイクロホンBの位置に至るダクト51内の
騒音の伝播経路の伝達関数FX 、64はマイクロホンB
から係数修正部61に至る系の音響/電気変換回路の伝
達関数FB 、65はマイクロホンAから適応フィルタ5
6に至る系の音響/電気変換回路の伝達関数FA 、66
は伝達関数FY の適応フィルタ、67は適応フィルタか
らマイクロホンBに至る系(スピーカ55とマイクロホ
ン54との音響結合を含む)の伝達関数FS を示し、入
力端子は、騒音源及びマイクロホンAに相当する。
【0006】音響系や他の物理系の未知の特性の第1の
系の伝達関数がFX で表され、この第1の系の応答と、
電気系又は電気系と音響系を含む第2の系の応答との差
分が減算器62により得られる。この減算器62はスピ
ーカ55とマイクロホン54とに相当し、騒音と擬似騒
音との差分をマイクロホン54から出力することにな
る。又ファン52によって発生された騒音は、ダクト5
1内の第1の系を伝播すると共に、マイクロホンAによ
って検出されて伝達関数FA を介して適応フィルタと係
数修正部61とに入力される。そして、適応フィルタ6
6の係数が係数修正部61により修正され、騒音と逆位
相の擬似騒音がスピーカ55から発生される。それによ
り、第1の系を伝播した騒音とスピーカ55からの擬似
騒音との差分がマイクロホンBによって得られる。
【0007】このマイクロホンBによって得られた差分
は、伝達関数FB の低域フィルタ等を含む第3の系を介
して係数修正部61に加えられる。この時、 FA =FB =FS ≒1 …(1) とすると、伝達関数FX と等価な伝達関数FY が得られ
るように係数修正部61により適応フィルタ66の係数
を修正すれば良いことになり、従って、エコーキャンセ
ラと等価な構成となるから、学習同定法の単純な適用に
より、適応フィルタ66の係数を決定することができ
る。しかし、実際のシステムに於いては、伝達関数
A ,FB ,FS は、(1)式のような近似が成り立た
ないものであるから、騒音制御システムに於いては、学
習同定法の単純な適用だけで、適応フィルタ66の係数
を推定することはできない。
【0008】そこで、マイクロホンBから係数修正部6
1に至る系の音響/電気変換回路の伝達関数FB のみ
を、FB ≒1と近似するFiltered−X法が知ら
れている。これは、伝達関数FS を既知と仮定して、伝
達関数FX を FX =FA Z S …(2) のように、FA とFZ とFS とに分割し、図11に示す
構成で表すものである。この構成は、エコーキャンセラ
に於ける係数推定手段と比較して、68で示す伝達関数
S を介して係数推定演算を実行する点に特徴がある。
【0009】ここで、FB ≒1として、この伝達関数F
B の系を省略し、又伝達関数FS とFZ ,FS とFY
接続順序を入替えると、図12に示す構成となる。この
場合、図11の68で示す伝達関数FS は、図11に於
ける適応フィルタ66と減算器62との間の伝達関数F
S と同一であるから、図12に於いては一つの伝達関数
S として示している。この図12は、Filtere
d−X法の原理ブロック図を示し、適応フィルタ66の
係数を学習同定法により推定可能であることを示してい
る。
【0010】即ち、適応フィルタ66を1次非巡回型フ
ィルタとした時、時刻j+1に於けるそのフィルタのm
番目のタップ係数Hj+1 (m)は、 Hj+1 (m)=Hj (m)+KEj j (m)/ΣXj 2(i) …(3) により算出される。但し、Kは修正定数(ステップゲイ
ン)、Xj (m)は適応フィルタを構成するシフトレジ
スタの1〜I番目の中のm番目のタップ出力、Σはi=
1〜Iのタップ出力の加算を示す。又Ej はマイクロホ
ンBの出力の Ej =gj −Gj …(4) を示す。即ち、時刻jに於ける騒音gj と擬似騒音Gj
との差分を示す。
【0011】しかし、現実には、マイクロホンBの出力
を処理して適応フィルタ66の係数を推定する為に、フ
ィルタ等による遅延が含まれるから、FB ≠1であり、
且つ適応フィルタ66からマイクロホンBに至るスピー
カを含む系の伝達関数FS は、伝達関数FB を含めてF
SBとして観測される。このような修正を加えると、図1
3に示すブロック図で表すことができる。即ち、図11
の68で示す伝達関数FS は、図13の69で示す伝達
関数FSBとして表され、係数修正部61には、64で示
す伝達関数FB を介した信号と、69で示す伝達関数F
SBを介した信号との時間が同一となる。
【0012】伝達関数FB の一例として単純遅延Z
-N(N標本化周期の遅延)とし、伝達関数FS とFZ
S とFY の位置をそれぞれ入替えると、図14に示す
構成となる。即ち、図13の69で示す伝達関数F
SBは、72で示す伝達関数FS と73で示す遅延Z-N
により表され、又図13の64で示す伝達関数FB は、
74で示す伝達関数Z-Nで表される。そして、70〜7
2で示す伝達関数FS は、入力端子から伝達関数FA
介して接続された構成となるから、それぞれの出力Xj
は同一の値となる。この時の適応フィルタ66の係数
は、 Hj+1 (m)=Hj (m)+KEj-N j-N (m)/ΣXj-N 2 (i) …(5) により算出されることになる。
【0013】この(5)式によって適応フィルタの係数
が正しく推定可能であるか否かについて検討してみる。
学習同定法の1次巡回型フィルタ表現〔電子情報通信学
会論文誌A,J73−A,11,pp. 1769−177
5(1990−11)〕を参照して、(5)式を図15
に示す係数推定演算説明図で表すことができる。但し、
同図に於いて、81,83,84は加算器、82,85
は乗算器、86,87は遅延回路を示す。加算器81
は、入力端子からのインパルス応答h(m)と外乱に相
当する値とを加算し、乗算器82により利得調整用の係
数が乗算され、又乗算器85に於いて遅延回路87の出
力Hj-N (m)に対してフィルタの係数が乗算される。
【0014】又伝達関数FZ は、定常なインパルス応答
h(i)〔i=1〜I〕を持つと仮定し、 gj =Σh(i)Xj (i) …(6) Gj =ΣH(i)Xj (i) …(7) Δj (i)=h(i)−Hj (i) …(8) とおいている。更に、伝達関数FY の適応フィルタ66
の係数が安定に推定される為には、図15に示す構成が
低域フィルタを構成する必要があることが指摘されてい
る。
【0015】ところが、文献〔電子情報通信学会論文誌
A,J74−A,4,pp. 635−643(1990−
04)〕に従って、図15に示すフィルタ係数を、定数 β=KXj-N 2 (m)/ΣXj-N 2 (i) …(9) とし、その巡回部の伝達関数を、1/(1−Z-1+βZ
-N)で表した時、低域フィルタとならないことが明らか
である。即ち、図15に於いては、Z-1の遅延回路86
と、Z-(N-1)の遅延回路87とを含み、N次巡回型フィ
ルタを構成している。従って、図14或いは図13に示
す伝達関数FB が存在する制御システムに対して、学習
同定法の単純な適用だけでは、適応フィルタの係数の安
定的な推定は不可能であることが判る。
【0016】そこで、図13に於ける伝達関数FB は、
騒音gj と擬似騒音Gj とに共通することに着目し、伝
達関数FB を減算器62の入力側に移して、図16の構
成に変更する。同図に於いて、75〜77のFSBは、伝
達関数FB と伝達関数FS とを含むことを示す。この図
16に示す構成は、図11或いは図12の構成と同様と
なり、適応フィルタの係数の安定的な推定が可能となる
ことが推測される。即ち、減算を係数修正部の直前で実
行する図16に示す構成を等価的に実現すれば良いこと
になり、その等価構成の一例を図17に示す。同図に於
いて、78は伝達関数FW の適応フィルタ、79は減算
器を示す。
【0017】図17に於いて、最初に適応フィルタ66
の係数を、例えば、0とおいて、図18に示す状態から
係数の推定演算を開始する。即ち、スピーカから擬似騒
音を出力しない状態とする。その場合、スピーカを駆動
しないから、伝達関数FY ,FS を省略することができ
る。そして、伝達関数FB を介したマイクロホンBの出
力(騒音に相当する)と、伝達関数FW の適応フィルタ
78の出力(擬似騒音に相当する)との差を減算器79
により求めて、係数修正部61に入力する。
【0018】適応フィルタ78の係数を学習同定法等に
より推定することによって、伝達関数FW は伝達関数F
Z に漸近することになる。この状態は、減算器79の出
力が減少することにより観測できるから、所定の出力値
に減少した時に、適応フィルタ78の係数は、騒音を打
ち消す為の値を示すものとして、伝達関数FW の適応フ
ィルタ78の係数を伝達関数FY の適応フィルタ66の
係数として、図17の矢印で示すように転送する。適応
フィルタ66は、転送された係数を用いてスピーカを駆
動して擬似騒音を発生させ、マイクロホンBの位置に於
ける騒音を打ち消すことになる。しかし、適応フィルタ
66の係数の更新が必要となる毎に、騒音制御を停止す
る必要があるから、係数更新毎に空調ダクトの騒音が一
時的に増加する欠点がある。
【0019】この欠点は、適応フィルタ66に転送する
係数を、現係数推定値に対する差分だけを転送するよう
に変更することにより解消することができる。即ち、図
17に於ける伝達関数FW の適応フィルタ78の係数
を、適応フィルタ66の係数とするように転送する代わ
りに、図19に示す構成が考えられた。即ち、88で示
す差分転送型の適応フィルタ(D)の出力により、減算
器89に於いて伝達関数FB を介したマイクロホンBの
出力Ej から電気的に減算し、その差分が最小となるよ
うに、係数修正部61に於いて適応フィルタ88の係数
を修正し、その係数の修正差分を適応フィルタ66に転
送し、適応フィルタ66に於いては差分の極性に対応し
た係数の増減修正を行うことになる。即ち、時刻k+1
に於けるm番目のタップ係数値H(k+1,m)は、時
刻kに於けるm番目のタップに対応する差分d(k,
m)が転送されて、 H(k+1,m)=H(k,m)+d(k,m) …(10) により求めることができる。但し、kは差分の転送時刻
を示す。
【0020】この時、適応フィルタ66の係数は、次に
差分が転送されて更新される時刻k+1まで変化しない
から、マイクロホンBの出力Ej は、この間に於いて、 Ej =Σ〔h(i)−H(k,i)〕Xj (i) …(11) =ΣD(k,i)Xj (i) …(12) D(k,i)=h(i)−H(k,i) …(13) と表すことができる。従って、図19に於いて、学習同
定法は差分D(k,i)を推定して適応フィルタ88の
係数とすることであることが判る。
【0021】そこで、その係数をdj (i)とおき、F
B =Z-Nと仮定すると、この係数推定演算は、図20に
示す差分転送法の演算説明図に示す構成によって行うこ
とができる。同図に於いて、91,93は加算器、9
2,94は乗算器、95はZ-1の遅延回路である。この
図20の演算構成は、加算器93と乗算器94とZ-1
遅延回路95とによる1次巡回型フィルタによる低域フ
ィルタを表すことができるから、適応フィルタの係数推
定が可能となることを示している。従って、係数更新毎
の騒音制御の停止を必要とすることなく、適応フィルタ
の係数を安定的に推定することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする問題点】前述の図19に示す
差分転送型の構成に於いて、適応フィルタ88の係数修
正が収束し、減算器89の出力が所定値以下になった
時、適応フィルタ66に差分D(k,i)を転送する
と、騒音は抑圧されて、伝達関数FB による遅延後に、
減算器89にマイクロホンBにより検出された差分Ej
が加えられる。そして、抑圧された騒音に対して適応フ
ィルタ88の係数は適合しなくなっているから、その時
点で、エコーキャンセラで言うエコー経路変動が生じた
場合と同様になり、減算器89の出力は急増する。
【0023】例えば、第1回目の差分D(k,i)の転
送を行い、騒音gj と擬似騒音Gjとの差分Ej が伝達
関数FB による遅延後に減算器89に入力された時、適
応フィルタ88は、それ以前の減算器89の出力が所定
値に低下した時点の擬似騒音を出力する為の係数である
から、差分D(k,i)の転送時に於いて低下していた
減算器89の出力は、〔擬似騒音(適応フィルタ(D)
による)+差分転送によって減少したマイクロホンBに
よる検出騒音〕に増加することになる。このような減算
器89の出力の変動は、差分D(k,i)の転送毎に生
じるものであり、エコーキャンセラに於けるエコー経路
変動と同様な推定誤差増加により、再び減算器89の出
力が増加し、差分転送が可能となる時間は、その増加分
だけ遅れることになる。又収束が非常に遅くなる欠点が
ある。
【0024】更に、差分転送を行う場合に、適応フィル
タ88から差分D(k,i)を適応フィルタ66に有効
に転送する為には、転送に伴う減算器89の出力(推定
誤差)増加分が、前回の転送時に於ける出力よりも小さ
くなっていることが必要である。この条件は、推定誤差
が充分に収束してから差分を転送すべきであることを示
している。又マイクロホンBが騒音gj と擬似騒音Gj
との差分のみでなく、外来雑音を検出することが実際の
システムに於いて発生することが多い。この外来雑音の
検出信号は減算器89に入力される。その結果、想定し
た以上の強度の外来雑音の場合には、推定誤差が充分に
減少してから差分転送を行うことが不可能となり、途中
で差分転送を行った場合は、転送毎に推定誤差が徐々に
増大することになる。それにより、推定誤差が外来雑音
より大きくなると、外来雑音が無くなっても収束しなく
なる問題がある。本発明は、従来例に於ける問題点を解
決し、安定且つ高速にフィルタ係数の適応推定を行わせ
ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルタ係数の
適応推定方式は、図1を参照して説明すると、特性が未
知の第1の系1の応答と、係数を更新可能とした非巡回
型フィルタ4の応答の差分を最小とするように、前記係
数を修正するシステムであって、非巡回型フィルタ4の
出力が、特性が未知或いは既知の第2の系2を介しての
み、第1の系1の応答との差分を求めることが可能であ
ると共に、特性が未知或いは既知の第3の系3を介して
のみ差分が観測可能のシステムに於いて、非巡回型フィ
ルタ4の係数更新周期を、第3の系3の遅延時間よりも
充分に長く設定して、非巡回型フィルタ4の係数を推定
するものであり、5は第1の系1の応答と第2の系2の
応答との差分を求める減算手段、6は非巡回型フィルタ
4の係数を更新する係数更新演算部、7は係数更新周期
を長くする為の更新間隔拡大制御部、8は伝達関数FSB
に相当する第2の系2と第3の系3との縦属接続系を示
す。
【0026】又非巡回型フィルタ4の係数更新に必要な
信号を、この非巡回型フィルタ4の係数更新周期内に於
いて加算し、この加算した値を用いて係数更新周期毎の
係数の推定演算を実行するものである。
【0027】又非巡回型フィルタ4の係数更新周期に相
当する区間を、第3の系3の影響が無視できる程度で、
且つ非巡回型フィルタ4の係数の推定演算を1次巡回型
構成に近似できる時点に設定して、係数更新周期毎の係
数の推定演算を実行するものである。
【0028】
【作用】第1の系1は、例えば、空調ダクトのような特
性が未知の系であり、又第2の系2は、例えば、騒音と
逆位相の擬似騒音を発生する為のスピーカと打ち消し結
果を検出するマイクロホン等を含む特性が既知或いは未
知の系である。又第3の系3は、例えば、打ち消し残差
の騒音を検出するマイクロホンの出力を伝送する特性か
既知或いは未知の系であり、この第3の系3を介しての
み、差分手段5による差分を観測できるシステムに於い
て、非巡回型フィルタ4の係数更新演算部6による係数
更新周期を、第3の系3の遅延時間よりも充分に長くな
るように、更新間隔拡大制御部7により設定する。即
ち、差分転送法による適応フィルタ4の係数更新が、第
3の系3によって遅延された信号を用いて実行すること
による不安定性を、第3の系3の影響が小さく、且つ係
数推定演算の構造が1次巡回型と近似されるように、係
数更新周期を選定して改善するものである。又この係数
の更新周期に相当する区間に於ける係数更新用の信号の
平均値を用いることができる。又更新周期を大きくする
か又は修正係数を小さくすることにより、1次巡回型フ
ィルタの構成と近似できるようにして、係数推定を安定
に行わせることができる。
【0029】
【実施例】図2は本発明の実施例の説明図であり、騒音
制御システムに適用した場合を示し、11はダクト、1
2はファン、13,14はマイクロホンA,B、15は
スピーカ、16は伝達関数FY の適応フィルタ、17は
マイクロホン13から適応フィルタに入力される系の伝
達関数FA 、18は伝達関数FSB、19は割算器、20
はノルムの平均値PJ 、21は適応フィルタのタップ数
Iに相当する差分演算部、22,23は乗算器、24は
積分器Σιである。
【0030】ファン12によって発生された騒音がダク
ト11内を伝播する系が第1の系1に相当し、適応フィ
ルタ16からスピーカ15を介してマイクロホン14ま
での系が第2の系2に相当し、マイクロホン14から差
分演算部21までの系が第3の系3に相当し、適応フィ
ルタ16が非巡回型フィルタ4に相当し、割算器19,
ノルム平均値PJ ,差分演算部21等を含む構成が更新
間隔拡大制御部7及び係数更新演算部6に相当し、伝達
関数FSB18が第2,第3の系の縦属接続系8に相当す
る。
【0031】従来例の差分転送法は、適応フィルタの係
数更新が第3の系の伝達関数FB により遅延された信号
を用いて実行されることにより、前述のような各種の欠
点が生じるものであり、本発明は、係数更新周期を第3
の系の伝達関数FB による影響が無視できるように選定
し、等価的に1次巡回型フィルタの演算構成に近似させ
て、係数の推定演算を実行するものである。以下簡単化
の為に、第2の系の伝達関数FB を、単純な遅延Z-N
した場合について説明する。
【0032】係数更新周期を標本化周期のL倍とする為
に、図14に於ける遅延Z-Nの出力Ej-N とノルムΣX
j-N 2 (i)について、L標本化周期分を加算し、その
平均値を算出する。例えば、その平均値を時刻j=JL
(J=0,1,2,・・・)に於いて得られる値 MJ (m)=ΣιEJL -ι+1JL -ι+1(m)/L …(14) PJ =ΣιΣXJL -ι+1 2 (i)/L …(15) (但し、EJL -ι+1はマイクロホン14の出力、XJL -
ι+1(m)は適応フィルタを構成するシフトレジスタの
m番目のタップ出力、Σιはι=1〜Lの標本化周期毎
の加算を示す。)として与えた時、そのJ番目の更新周
期に於いて得られる適応フィルタ(FY )の係数は、学
習同定法に於いて、 HJ+1 (m)=HJ (m)+KMJ (m)/PJ …(16) とするように変更する。又式(16)に於いて、MJ
J の分母Lは共通であるから、式(16),(15)
の計算に於いてLによる除算を省略できることは自明で
ある。
【0033】(14)式で表される平均値MJ (m)
は、図2の積分器24から出力され、又(15)式で表
されるノルムの平均値PJ は、図2の20で示す演算部
から出力される。又(16)式の第2項のKMJ (m)
/PJ がタップ対応(m=1〜I)の差分演算部21か
ら出力されて、適応フィルタ16の係数HJ (m)に加
算されて、次の時刻J+1の係数HJ+1 (m)となる。
この場合、遅延Z-Nの存在によって、マイクロホン14
の出力である差分EJL -ι+1は、二つの推定値(a) 時刻
j=(J−1)L+1〜(J−1)L+Nまでは、H
J-1 (m),(b) 時刻j=(J−1)L+N+1〜JL
までは、HJ (m)によって与えられることになる。
【0034】ここで、平均値MJ (m)の時間(a) に関
係する加算をΣ1 、又時間(b) に関係する加算をΣ2
表すと、前述の(14)式の平均値MJ (m)は、二つ
の係数に対応して分解され、 MJ (m)=Σ1 JL -ι+1JL -ι+1(m)/L =Σ1 Σ{h(i)−HJ-1 (i)}Xj (i)Xj (m)/L +Σ2 Σ{h(i)−HJ (i)}Xj (i)Xj (m)/L =Σ1 h(m)Xj (m)Xj (m)/L +Σ1 J-1 (m)Xj (m)Xj (m)/L +Σ1 Σm {h(i)−HJ-1 (i)}Xj (i)Xj (m)/L +Σ2 h(m)Xj (m)Xj (m)/L +Σ2 J (m)Xj (m)Xj (m)/L +Σ2 Σm {h(i)−HJ (i)}Xj (i)Xj (m)/L =Σ1 h(m)Xj 2 (m)/L+Σ1 J-1 (m)Xj 2 (m)/L +Σ2 h(m)Xj 2 (m)/L+Σ2 J (m)Xj 2 (m)/L +Σ1 Σm ΔJ-1 (i)Xj (i)Xj (m)/L +Σ2 Σm ΔJ (i)Xj (i)Xj (m)/L =h(m)Σ1 j 2 (m)/L +Σ1 J-1 (m)Xj 2 (m)/L +Σ1 Σm ΔJ-1 (i)Xj (i)Xj (m)/L +Σ2 J (m)Xj 2 (m)/L +Σ2 Σm ΔJ (i)Xj (i)Xj (m)/L …(17) ΔJ-1 (i)=h(i)−HJ-1 (i) …(18) ΔJ (i)=h(i)−HJ-1 (i) …(19) と表すことができる。
【0035】この平均値による係数推定演算は、図3に
示す巡回型フィルタの演算構成で表現できる。同図に於
いて、25,27,28は加算器、26,29,30は
乗算器、31,32はZ-1の遅延回路であり、2次巡回
型フィルタを構成している。更に、説明を簡単にする為
に、文献〔電子情報通信学会論文誌A,J74−A,
4,pp. 635−643(1990−04)〕に従っ
て、フィルタ係数を定数化すると、図4に示す構成とな
る。
【0036】図4に於いて図3と同一符号は同一部分を
示し、タップ数I或いは標本化周期の倍数Lを充分に大
きくとるか、又は修正定数Kを充分に小さくとるかによ
り、乗算器30に加える2次フィルタ係数KN/LIを
充分に小さくすれば、乗算器30の出力は零に近くなる
から、図5に示すように1次巡回型フィルタとして表す
ことができる。図5に於いて図4と同一符号は同一部分
を示す。この図5に示す構成により、通常の学習同定法
による係数推定が可能となり、安定且つ高速な収束特性
を得ることができる。
【0037】又平均値の計算を遅延Z-Nに相当する分を
捨てて実行することもできる。即ち、時刻j=(J−
1)L+N+1〜JLまでの間の信号を用いて、(1
4)式の平均値MJ (m)を計算するように構成すれ
ば、その平均値MJ (m)には、時刻j以前のタップ係
数値HJ-1 (m)に対応する分が含まれなくなり、図5
に示す1次巡回型フィルタの係数推定演算構成が得られ
る。或いは、平均値を計算する信号数を1とし、例え
ば、j=JLの信号を用いて係数推定演算を実行するこ
ともできる。即ち、係数更新周期に相当する区間内の一
つの信号を用いて係数推定演算を実行することもでき
る。
【0038】又適応フィルタ16の係数推定を実行する
前に、第2の系と第3の系との縦属接続系の伝達関数F
SBを決定する必要があり、その為に、図2に於ける適応
フィルタ16の伝達関数FY を零として、従来例の図1
8に示す構成に対応した図6に示す構成とする。同図に
於いて、33,37は伝達関数FA 、34は伝達関数F
Z 、35,39は伝達関数FS 、36,43は減算器、
38は伝達関数FY の適応フィルタ、40は伝達関数F
B 、41は伝達関数F1 =FZ ・FS ・FB の適応フィ
ルタ、42は係数修正部を示す。
【0039】減算器36を構成するマイクロホンA(図
2参照)の出力EJ は、擬似騒音がスピーカ15から出
力されていないので、第1の系の伝達関数FA ,FZ
Sを介した騒音を示すことになり、40で示す伝達関
数FB を介して減算器43に入力され、係数修正部42
により適応フィルタ41の係数が修正され、適応フィル
タ41の出力が減算器43に加えられて、電気的に騒音
が打ち消される。従って、減算器43の出力が最小とな
るように、適応フィルタ41の係数が修正されることに
より、伝達関数FZ ,FS ,FB が推定されることにな
る。
【0040】減算器43の出力が所定値以下となると、
減算器43の出力には騒音が含まれていないと見做すこ
とができる。そこで、適応フィルタ38の伝達関数FY
を1とするか、或いはバイパスして図7に示す構成とす
る。同図に於いて、図6と同一符号は同一部分を示し、
44は減算器、45は適応フィルタである。又伝達関数
Y を1とし、或いはバイパスすることにより、適応フ
ィルタ38は省略した場合と同様となり、その状態でス
ピーカ15(図2参照)から擬似騒音を出力する。その
場合、減算器43の出力は擬似騒音を示すものとなるか
ら、適応フィルタ45(伝達関数F2 =FSB)に対し
て、減算器44の出力が小さくなるように係数修正部4
2により係数を修正する。それにより、伝達関数FSB
等価な伝達関数F2 の適応フィルタ45が得られる。
【0041】伝達関数FSBが得られると、伝達関数F1
の適応フィルタ41は不要となるから取り除き、係数更
新周期Lを充分に長くとって、(14),(15)式に
より平均値MJ (m),PJ を求め、(16)式の第2
項の差分を求め、差分転送法に従って伝達関数FY の適
応フィルタ38の係数を更新することになる。
【0042】図8は本発明の実施例の係数更新のフロー
チャートであり、(a)〜(j)のステップについて示
す。初期状態は、前述の(14),(15)式の加算Σ
ιのι=0とし(a)、次にマイクロホンBの出力Ej
を読込む(b)。又マイクロホンAの出力を読込む
(c)。そして、図6及び図7について説明した伝達関
数FSBを求め、その伝達関数FSBの出力Xj を計算する
(d)。
【0043】そして、(14),(15)式に対応した
平均値M(i),Pを求める(e),(f)。そして、
ι+1とし(g)、ι=Lであるか否かを判定し
(h)、ι=Lとなると、係数更新周期であるから、平
均値M(i),Pと修正定数Kとを基に差分を求めて適
応フィルタ16に転送し、適応フィルタ16の係数H
(i)を更新し(i)、ι=0とする(j)。そして、
次の係数更新周期に於ける係数推定演算を開始する。
【0044】前述の実施例に於いて、第3の系の伝達関
数FB をN標本化周期の遅延Z-Nとした場合を示してい
るが、その他の特性の場合でも適用できるものであり、
本発明に於いては、この伝達関数FB による影響が小さ
く、係数推定演算に於いて1次巡回型フィルタに近似す
ることができる係数更新周期に選定するものである。又
騒音制御システム以外に、第1の系が機械的な振動等を
含む系の安定化制御システム等にも適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、特性が
未知の第1の系1の応答と、非巡回型フィルタ4の応答
との差分を最小とするように、非巡回型フィルタ4の係
数を修正し、その場合の非巡回型フィルタ4の出力が第
2の系2を介してのみ、第1の系1の応答との差分を求
めることが可能であると共に、第3の系3を介してのみ
差分を観測できるシステムに於いて、非巡回型フィルタ
4の係数更新周期を、第3の系3の遅延時間よりも充分
に長く設定して、非巡回型フィルタ4の係数を推定する
ものであり、その係数推定の演算を1次巡回型フィルタ
に近似できるようにしたもので、それにより、第3の系
3の伝達関数FB の影響を少なくして、安定且つ高速で
非巡回型フィルタ4の係数を推定することができる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の説明図である。
【図3】本発明の実施例の巡回型フィルタの演算構成説
明図である。
【図4】本発明の実施例のフィルタ係数を定数とした演
算構成説明図である。
【図5】平均区間をFB の影響が無視できる時点にとっ
た係数推定演算説明図である。
【図6】本発明の実施例の伝達関数FSBの推定演算説明
図である。
【図7】本発明の実施例の伝達関数FSBの推定演算説明
図である。
【図8】本発明の実施例の係数更新のフローチャートで
ある。
【図9】空調ダクトの騒音制御システムの説明図であ
る。
【図10】空調ダクトの騒音制御システムのブロック図
である。
【図11】Filtered−X法によるブロック図で
ある。
【図12】Filtered−X法の原理ブロック図で
ある。
【図13】Filtered−X法によるブロック図で
ある。
【図14】FB =Z-Nとした場合のブロック図である。
【図15】FB =Z-Nとした場合の係数推定演算説明図
である。
【図16】FB を減算器の入力側に移行した場合のブロ
ック図である。
【図17】係数転送型のブロック図である。
【図18】係数転送型の初期状態を示すブロック図であ
る。
【図19】差分転送型のブロック図である。
【図20】差分転送法の演算説明図である。
【符号の説明】
1 第1の系 2 第2の系 3 第3の系 4 非巡回型フィルタ 5 減算器 6 係数更新演算部 7 更新間隔拡大制御部 8 第2,第3の系の縦属接続系

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特性が未知の第1の系(1)の応答と、
    係数を更新可能とした非巡回型フィルタ(4)の応答と
    の差分を最小とするように、前記係数を修正するシステ
    ムであって、前記非巡回型フィルタ(4)の出力が、特
    性が未知或いは既知の第2の系(2)を介してのみ、前
    記第1の系(1)の応答との差分を求めることが可能で
    あると共に、特性が未知或いは既知の第3の系(3)を
    介してのみ前記差分が観測可能のシステムに於いて、 前記非巡回型フィルタ(4)の係数更新周期を、前記第
    3の系(3)の遅延時間よりも充分に長く設定して、該
    非巡回型フィルタ(4)の係数の推定演算を実行する構
    成としたことを特徴とするフィルタ係数の適応推定方
    式。
  2. 【請求項2】 前記非巡回型フィルタ(4)の係数更新
    に必要な信号を、該非巡回型フィルタ(4)の前記係数
    更新周期内に於いて加算し、該加算した値を用いて前記
    係数更新周期毎の係数の推定演算を実行する構成とした
    ことを特徴とする請求項1記載のフィルタ係数の適応推
    定方式。
  3. 【請求項3】 前記非巡回型フィルタ(4)の前記係数
    更新周期に相当する区間を、前記第3の系(3)の影響
    が無視できる程度で、且つ前記非巡回型フィルタ(4)
    の係数の推定演算を1次巡回型構成に近似できる時点に
    設定して、前記係数更新周期毎の係数の推定演算を実行
    する構成としたことを特徴とする請求項1記載のフィル
    タ係数の適応推定方式。
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