JPH0677514U - 宇宙空間用小物収納ベルト - Google Patents

宇宙空間用小物収納ベルト

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Publication number
JPH0677514U
JPH0677514U JP1873493U JP1873493U JPH0677514U JP H0677514 U JPH0677514 U JP H0677514U JP 1873493 U JP1873493 U JP 1873493U JP 1873493 U JP1873493 U JP 1873493U JP H0677514 U JPH0677514 U JP H0677514U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
velcro
belt
attached
outer space
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP1873493U
Other languages
English (en)
Inventor
茂樹 上垣内
隆 松尾
敬喜 山根
勝 植村
正烈 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP1873493U priority Critical patent/JPH0677514U/ja
Publication of JPH0677514U publication Critical patent/JPH0677514U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は宇宙実験室における実験用器具の保
持を容易にするため、両端部にベルクロを長さ調整可能
に取付けたベルトに器具保持用の袋、フック等を付設
し、腰に巻きつけられるようにした宇宙空間用小物収納
ベルトを提供することを目的とする。 【構成】 本考案はフック、袋等の器具保持手段を付設
されたベルクロよりなるベルト本体と、同ベルト本体の
両端部にベルト長さの調整可能に着脱ピンによって装着
され双方をベルクロ結合可能な端部ベルクロとを具備し
てなることを特徴とする宇宙空間用小物収納ベルトを構
成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は宇宙環境下宇宙実験室中での実験に用いる諸器具を保持するためのベ ルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、宇宙環境下宇宙実験室で実験中使用する器具の保持は器具とその仮置き 場所との双方にベルクロを設けて、双方を結合させて微小重力環境下での浮遊を 防止するか、ベルクロをつけることの出来ない器具はベルクロを取付けたケース にいれて、そのケースをベルクロ結合している。
【0003】 なお、ここにベルクロとはベルクロテープを言い、微視的には一方が無数のル ープを有し、他方が無数のフックを有して、双方を合するとループとフックとが 結合され、所定の力で双方を引離すと分離され、頻回な反復使用に耐えるテープ である。
【0004】 従ってベルクロ結合とは上述のような結合分離可能な結合を言い、ベルクロを 取付ける、ないしは設けるとはベルクロのループ側またはフック側の何れかを取 付けることを意味し、相手側はその反対となるフックまたはループのベルクロが 取付けられることになる。即ち、ループに対してはフックの、フックに対しては ループのベルクロが取付けられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の宇宙環境下宇宙実験室での器具の保持手段には解決すべき次の課題 があった。
【0006】 (1)ベルクロを取りつけることの困難な形状(円筒球等)の器具等を実験操 作要求上最も操作が容易な状態に保持することが難しい。
【0007】 (2)予め器具の設置場所にベルクロテープを取付けておくので実験者が操作 を容易とする任意の位置に実験器具を置くことができない場合が多い。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題の解決手段として、フック、袋等の器具保持手段を付設され たベルクロよりなるベルト本体と、同ベルト本体の両端部にベルト長さの調整可 能に着脱ピンによって装着され双方をベルクロ結合可能な端部ベルクロとを具備 してなることを特徴とする宇宙空間用小物収納ベルトを提供しようとするもので ある。
【0009】
【作用】
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有する。
【0010】 即ち、器具保持手段を付設されたベルクロよりなるベルト本体の両端部に端部 ベルクロを着脱可能に装着するので、たとえば実験者がベルト本体を腰に巻いて 端部ベルクロを結合すれば、ベルト本体と端部ベルクロとがいわゆる“ベルト” として腰を囲繞し、器具保持手段を身に纏うことができる。従って実験用の諸器 具を実験中、最も取扱い易い腰近傍の器具保持手段に保持させることができる。 ベルトとしての長さ調節は着脱ピンによって行なう。
【0011】 因みに実験器具は安全性の要求、雑菌防止、機能障害防止のため保護袋、消毒 器、盲栓等の小物を伴なって操作される。これらを宇宙実験室内で紛失すること なく取り扱うには身体に密着したベルト上で保持するのが最も便利である。なお 、実験者は一般に軽装でポケット等を持たない服装であるからポケット等に器具 を保持することはできない。
【0012】 ベルトは腰に纏う以外に宇宙実験室のハンドレール等に通して端部ベルクロを 結合しループを作って固定することも可能である。
【0013】
【実施例】
本考案の一実施例を図1にもとづいて説明する。図1は本実施例の斜視図で、 他部材との混同を避けるためベルト1の中間は省略して示す。
【0014】 図において、ベルクロからなるベルト1には実験器具類を固定するための器具 固定袋5、器具固定フック6およびベルクロフック/ループ7が設けられ、実験 器具の収納操作、保持が行なえるようになっている。ベルト1の両端には後述す るピン4を着脱するためのピン穴1aが適数設けられており、ベルクロフック帯 2とベルクロループ帯3が上記ピン穴1aに対応して設けられたピン穴1bを利 用して着脱可能にピン4で固定される。ピン4の目的はベルト1、ベルクロフッ ク帯2、ベルクロループ帯3によって出来る全体の長さを実験者の身体等に合せ て調整するためのものである。
【0015】 なお、8は実験器具の一つである細胞培養容器、9は同じく注射器、10は同 じくドライバー、11は同じくステムを示し、それらの部位に対応する器具固定 袋5、器具固定フック6等に着脱可能に収納保持される。
【0016】 次に上記構成の作用について説明する。実験者はベルト1を腰に巻き、ベルク ロフック帯2とベルクロループ帯3とを結合する。これにより実験に用いる細胞 培養容器8、注射器9、ドライバー10、ステム11等はすべて器具固定袋5、 器具固定フック6、ベルクロフック/ループ7により腰廻りに保持されることに なる。実験中はそれらのうちの所要の器具たとえばドライバー10を手で抜いて 用い、用を終えると再び元の位置へ収納する。
【0017】 ベルト1、ベルクロフック帯2及びベルクロループ帯3を合した全長が腰まわ りにふさわしくない場合はピン4を抜いて全体長さを調整し、再びピン穴1a, 1bに挿通する。
【0018】 以上は実施例のベルトを実験者が身に纏う例で説明したが、たとえば、実験中 、最も身近な部位であるハンドレール等に通して用いてもよく、その他考案の目 的を逸脱しない範囲でどのような用いかたをしてもよい。また、保持する器具も 上記に例示のものに限らず如何ような器具が保持されてもよい。
【0019】 以上の通り、本実施例によれば実験者が身に纏うことの可能なベルトに実験用 器具の保持手段を付設するので、実験者は実験中、常に器具を最も身近かで、か つ取扱い易い部位に保持することができるという利点がある。また、一連のベル トに整然と器具保持手段を設けるので、器具を不用意に見失ったり、載置場所を 間違ったりすることがないという利点がある。また、ベルトの全長はピン4によ って自由に調整できるので実験者は自分の体形に合わせて最適状態で使用でき、 かつ、身体以外の適所にも全長を適切に調節してベルクロフック帯2とベルクロ ループ帯3とによって容易に取付け、取外しができるという利点がある。
【0020】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有する。
【0021】 即ち、ベルトに宇宙実験室で用いる諸器具を保持する手段を設けるので、実験 者はそれを身に着け、器具を最も取扱い易い状態で用いることができる。また長 さも使用し易い最適長さに調整できるので利便性が高い。
【0022】 宇宙実験に於いては実験器具の一つである細胞培養容器等に別の実験器具であ る注射器から必要な液を短時間で注液することが必要となる例がある。この場合 数種の注液と排液が行なわれることが通例であるので、例えばドライバーやステ ム等を含む必要実験器具一式を身体につけ、実験結果観察装置(カメラ、顕微鏡 等)の付近で実験操作を器具の浮遊を気にすることなく行なえることは、実験遂 行上非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る宇宙空間用小物収納ベ
ルト及びそれに保持する器具例も同時に示した分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 ベルト 1a,1b ピン穴 2 ベルクロフック帯 3 ベルクロループ帯 4 ピン 5 器具固定袋 6 器具固定フック 7 ベルクロフック/ループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山根 敬喜 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)考案者 植村 勝 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)考案者 矢野 正烈 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フック、袋等の器具保持手段を付設され
    たベルクロよりなるベルト本体と、同ベルト本体の両端
    部にベルト長さの調整可能に着脱ピンによって装着され
    双方をベルクロ結合可能な端部ベルクロとを具備してな
    ることを特徴とする宇宙空間用小物収納ベルト。
JP1873493U 1993-04-13 1993-04-13 宇宙空間用小物収納ベルト Pending JPH0677514U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1873493U JPH0677514U (ja) 1993-04-13 1993-04-13 宇宙空間用小物収納ベルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1873493U JPH0677514U (ja) 1993-04-13 1993-04-13 宇宙空間用小物収納ベルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0677514U true JPH0677514U (ja) 1994-11-01

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ID=11979907

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JP1873493U Pending JPH0677514U (ja) 1993-04-13 1993-04-13 宇宙空間用小物収納ベルト

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990209