JPH067724Y2 - 生体用導線 - Google Patents

生体用導線

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JPH067724Y2
JPH067724Y2 JP10439088U JP10439088U JPH067724Y2 JP H067724 Y2 JPH067724 Y2 JP H067724Y2 JP 10439088 U JP10439088 U JP 10439088U JP 10439088 U JP10439088 U JP 10439088U JP H067724 Y2 JPH067724 Y2 JP H067724Y2
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conductor
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康延 半田
望 星宮
好則 谷本
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、生体との間で電気信号を送受するべく、少な
くとも一部を生体内に埋設して使用する生体用導線に関
する。
〔従来の技術〕
従来、例えば心臓ペースメーカなど、生体機能の補助、
再建などの目的の為に電気刺激パルスを生体内部の適所
に与える方法があり、この方法では生体内に導線が埋設
される。
さらに導線を生体に埋める他の例として、例えば特開昭
60−108054号公報が開示する機能的電気刺激法
(以下、FES法という)があり、この方法は、第4図
に示すように、刺激装置本体Aと、電極部Bを一端に具
えた導線CとからなるシステムDを用いるとともに、前
記導線Cを電極部Bを含めて生体皮下内に刺入する。な
お本体Dには、通常、口aからの音声信号、肩、手など
の健常部の動きに応じて信号を生じる信号発生器bから
の信号が与えられ、本体Aはその信号を、刺激する神経
に従って変換した再建信号を電極部Bを介して神経に与
えうる。
このようなFES法において使用される導線Cについ
て、例えば前記公報では、カーボンファイバーあるいは
ステンレス鋼(例えば直径0.2mm程度)の細線を複数本
撚りあわせた上、樹脂を被覆したものを開示している。
他方、本考案者は、FES法の実施に際して、その導線
Cとして、第9図に示すような、A-M Systema社(アメ
リカ合衆国)製の、ステンレス鋼軟質細線のロープ状の
撚り線Eに樹脂Fを被覆したものを試用している。
〔考案が解決しようとする課題〕
一般にこのようなFES用の導線Cは、人体組織の動き
等に追随しかつ組織損傷を防止するべく、可撓性が必要
であり、従って、そのためには、用いる細線の太さを微
小化しているが、この微小化によって強度が低下する。
しかも、前記第9図の導線Cにおいては、細線として比
較的細い線材を使用しているとはいえ、前記のごとく、
それらは強固に撚り合わされロープ状の撚り線Eを構成
しているため、可撓性、柔軟性に劣っていた。なおこの
ような撚り線Eは、細線の微小化によって強度が小であ
ることに加えて細線が互いに直接接触しており、従って
生体内への埋設により、生体の動きに応じて湾曲、変形
するに際して破断が生じやすく、又短絡などによる通電
特性の不良が発生しやすいものであった。
なお本考案者らは、特開昭62−215882号明細
書、図面によって前記課題の一端を解決しうる生体内埋
め込み用電極を提案したが、本考案は、柔軟性について
さらに改良を加えた生体用導線の提供を目的とする。
さらに本考案の導線は、素材に埋設される複数本の導体
を、電気的に夫々絶縁することも可能であり、その結
果、一本の導線によって、複数個所との間の信号の送受
が可能となる。又導線は、導体の細径化とともに、導体
を絶縁化することと相俟って低雑音化も可能となる結
果、運動中枢からの随意的な信号の検出をもなしうるこ
ととなり、又このことは、例えば運動中枢からのパルス
を前記装置本体Aに送り、この信号によって筋肉を動作
するFES法とすることも可能となる。さらに例えば、
内耳の蝸牛管の複数個所を、多チャンネルによって電気
刺激し、音の高低情報をも伝えうる人工内耳用多チャン
ネル刺激電極としても用いうることともなる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、外周面を生体になじむ生体なじみ面としかつ
弾性を有する基材内に、直径30μ以下の複数本の導電
性の導体を、夫々非接触状態で長手方向に埋設するとと
もに太さを0.5mm以下とした生体用導線である。
〔作用〕
外周面を生体になじむ生体なじみ面とすることによっ
て、生体内への埋込みが可能となり、又生体組織への悪
影響がない。又導体として微小径の30μm以下のもの
を用いているため、導体を神経等の生体組織近傍に用い
るときにも細径かつ可撓性に優れることにより、組織の
損傷を防止して使用範囲を拡大しうる。さらにこのよう
な導体を複数本用いるとともに、非接触状態にて長手方
向にかつ弾性材からなる基材内に埋設しているため、従
来の撚り合わせ線を用いるものに比して、可撓性をま
し、生体の動きに追随できかつ患者の苦痛を減じる。又
各導体を夫々電気絶縁しうることも可能であり、このと
き複数個所との間の信号送受の他、雑音の低減にも寄与
させうる。さらに太さを0.5mm以下としているため、生
体への埋着を容易としかつ患者の苦痛を減じる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は、生体用導線(以下、導線という)1の拡大斜
視図であって、導線1は、弾性を有する基材3内に複数
本の導体4……が埋設され、又基材3の少なくとも外周
面を生体となじみのよい生体なじみ面5としている。前
記導体4は、本例では単線からなる細線であって、細線
は、金属繊維、炭素繊維等の繊維材又はダイス引線等の
導電性と強度的とに優れた材料を用いた30mμ以下、
好ましくは5〜20μmの直径を持つものを使用すると
ともに、これら各導体4を実質的に前記導線1の横断面
において、独立して、すなわち非接触状態で埋設し、さ
らに導線1の太さを0.5mm以下にしている。
細線の太さを30μm以下とするのは、それをこえると
き、柔軟性が阻害される。従って、細線を露出させて直
接生体に接触する、例えば電極部として使用するとき、
細線によって生体を傷めるなど患者に肉体的負担を与え
ることとなる。又細径化することによって雑音係数をも
低減する。
雑音係数とは、雑音を表す等価雑音係数Rnと、導体の
インピーダンスを抵抗とリアクタンスとの直列回路で示
したときの抵抗分Rと比Rn/Rであって、発生雑音の
量比を示し、この雑音係数Rn/Rが1に近づくほど信
号における雑音比率を低減できる。又この雑音係数は、
細線の表面積と反比例の関係にあり、従って同じ断面積
の導電材を用いる場合には表面積がより高くなる微細線
を使用し、あるいは断面不定形とするのが好ましい。
又雑音係数を、ステンレス鋼の場合と、タングステン、
白金の場合とで対比して第3図に示している。なおタン
グステン、白金は同様の特性を有している。第3図から
もステンレス鋼の雑音特性が1Hz近傍から安定してお
り、他のものに比して優れているのがわかる。従って細
線として金属材を用いるときには、ステンレス鋼を用い
るのがよい。又ステンレス鋼として、SUS304、S
US316、SUS316Lなどを好適に用いうる。
又ステンレス鋼を用いるときには、引張強さを180kg
f/mm2以上を有するのが好ましい。これによって細径化
に伴う強度不足を補い、電極に求められる前記強度、可
撓性さらには耐疲労性などを向上させる。なお、一般的
にステンレス鋼は軟質状態においても50〜80kgf/mm
2程度の高い引張強さを有しているが、生体組織との強
度の調和と、生体埋込みの際の形状、位置の安定性との
両面から、前記のごとく180kgf/mm2以上、さらに好
ましくは200kgf/mm2以上とするのが好ましい。
しかもこのような太さと、引張強さとを有する細線で
は、その断面において、1つの結晶組織が長手方向に沿
って伸びる繊維状組織を持ち、従って高い弾性限と弾性
係数を有する結果、バネ性にもすぐれ、しかも可撓性の
高い細線となる。又このような細線は、その使用中にお
いても局部的なくり返し曲げによる変形が防止でき、撚
り合わせでの均一性を高めて通電特性も安定させうる。
このような細線は、従来から実施されているダイス引き
抜き加工法、例えばダイヤモンドダイスによる伸線加工
方法などによって得られる。又細線は、必要によって例
えば300〜500℃程度での低温熱処理を行い、バネ
性をより高めたものとして用いることもできる。
導線1では、このような導体4を複数本(例えば3〜2
00本程度)が、前記基材3にお互いに接触しないよう
に一端2Aから他端2Bまで連続して配置されている。
第1図は、合計7本の導体4が互いに接触することなく
間隔をもって配置された導線1を示し、各導体4,4の
間には前記基材3を十分に含浸することによって、導体
4を非接触状態とする。又導体4は単に平行に配置する
ことも、非接触状態で撚った撚り合わせ状とすることも
できる。
このように各導体4間に間隔を保ち非接触状態で基材3
内に埋設することによって、導線1の変形、例えば湾曲
などに伴う前記導体4間の摩擦を低減し、しかもその間
に含浸した前記基材3が弾性材であることか一種のクッ
ション的な働きを示し、従って導線1に十分な柔軟性を
与えることができる。さらに、各導体4が実質的に他の
導体4と接触をしないため、通電特性においても安定す
る。
又基材3として電気絶縁材を用いるときには、導体4は
互いに電気的に独立するため、各導体4……を夫々別の
部位との間の信号の送受のために使用しうることともな
る。
さらに、各導体4は、第2図(a)に示すごとく、予め
隔離層3Bを設けることにより非接触状態とすることも
できる。又隔離層3Bに、電気絶縁材を用いることによ
って、各導体4を電気的に独立させて用いることができ
る。なおこのとき、隔離層3Bは、基材3が絶縁材を有
し、しかも隔離層3Bが接触することなく基材3に埋設
されるときには、非絶縁材であってもよい。
基材3は、前記のごとく、外周面を生体になじみのよい
生体なじみ面5としている。生体になじみの良いとは、
生体内に埋設されたときにも少なくとも生体に悪影響が
なく生体内で長期に使用しうることを意味する。生体な
じみ面としてさらに好ましい特性は、生体の活性によっ
て生体が付着し、あたかも生体の一部として機能するこ
とである。
このため、基材3の外面に生体用樹脂からなる外周層3
Aを設けてもよく、又基材3全体を生体用樹脂により形
成することもできる。さらに前記した隔離層3Bも好ま
しくは、生体用樹脂を用いることによって、各導体4ご
とに、別の部位へ配着するべく導体4を露出させるとき
の端面における処理を容易にする。なお端面に生体との
接触を防ぐ端面処理を行うことを前提に、非生体用樹脂
を用いてもよい。
生体用樹脂としては、アパタイト、テフロン樹脂、シリ
コン樹脂、フッ素樹脂などの他、ポリウレタンなどがあ
る。特にポリウレタンは、最も軟質であることから好適
に用いうる。又第2図(a)に一点鎖線で示すように、
アパタイトを部分的あるいは全面に被覆した生体層3C
を形成しておくことも好ましい。アパタイトは生体が付
着する生体なじみ性に特に優れており、従って導線1を
生体に固着させようとする際、その部分のみに前記アパ
タイトを塗布する。又パラキシレンの高分子ポリマーで
あるバリレン(登録商標:ユニオンカーバイト社)など
の使用も可能である。
非生体用樹脂としては、ナイロン、ポリエステル、ポリ
ビニール、塩化ビリニデンなど一般的なプラスチック材
料が使用される。
導線1は、その太さを0.5mm以下に仕上げられる。又前
記導線4の合計断面積の2〜10倍の断面積となるよう
に太さを調整することが望ましい。2倍以下では可撓性
が低く、又10倍以上では微細化を前提とするとき、強
度との関係において十分とはいい難い。なお導線1は、
生体内に刺入する時にコイリングされて用いられる場合
が多く、そのため太さを0.5mmとすることによりコイリ
ング外径を小にし、刺入時等の患者の苦痛を減じる。
さらに導線1は断面円形の他、楕円形、多角形などさま
ざまな非円形形状ともなしうる。
なお前記導体4に前記隔離層3Bを設けた上、その複数
本を束ねもしくは撚り合わせ等の手段によって一本化し
た集束材の表面に、前記基材3を被覆し、所定の太さに
仕上げることによって第2図(a)に示す導線1を製造
できる。なお基材3は複数層に分けて被覆するのもよ
い。又各層は、樹脂種類を変えてもよいが外周は前記生
体用樹脂とする。
他の製造方法としては、第2図(b)に示すごとく、隔
離用の複数本の絶縁線材6と、前記導体4……とを交互
に組み合わせ、前記導体4間が実質的に非接触状態にな
るような集束材を形成した上、その表面に前記基材3を
被覆することによっても形成しうる。
このような導体1は、一端部で導体4を露出させ、電極
部Bを形成し、生体内に埋設して使用される。又複数の
導体4を、まとめて1つの部位に配することも、個々独
立して別部位に配設し、本体Aからの信号の送信するF
ES用の導線として用いうる。又導体4を個々に電気的
に絶縁したときにも、導線4をまとめて用いることも、
各導体4の電極部Bを各異なる部位に配することもでき
る。又神経への信号の送信の他、神経からの信号の取出
しのためにも好適に利用できる。さらに各導体4は、複
数の細線を用いて形成することもでき、このとき、各導
体4は、使用目的によって、同種、異種の形状、寸法を
有するものであってもよい。
以下導線1の使用例について説明する。
導線1は、前記したように、例えば第4図に示すFES
法における神経への信号の送信のために利用できる。
さらに、第4図に一点鎖線で示すように、運動中枢cか
らの随意的な信号の検出のためにも利用できる。
従来のFES法では、前記のごとく、口aからの音声指
令、肩、手などの建常部の動きに応じた信号を生じる信
号発生器bの信号を装置本体Aに取入れていた。従って
動作のためには多少の不自然な動作、発声などが伴って
いた。
これは、交通事故などにより脊髄に損傷を受け重篤な四
肢麻痺になった場合でも末梢の運動神経や骨格筋に器質
的な障害がなく電気刺激によって活動電位を発生し、伝
導し、筋収縮を惹起することができる場合には、運動中
枢からの随意的な信号を検出できれば、これに応じて本
体Aを介して、直接麻痺上肢の神経、筋にその指令に応
じた刺激(機能的電気刺激)を与えることによって随意
的な運動機能の再建が可能となり、前記不自然さを軽減
しうるのであるが、従来の導線では、神経に直接接触
させても神経に傷をつけないような柔軟な生体親和性の
よいものがなかった。神経に直接接触させるような細
い導線で低雑音のものが得られなかったため、前記した
音声、建常部の動きを信号として用いていたのである。
これに対して、本考案の導線は、柔軟で生体親和性に優
れる他、第5,6図に示すように、数本の導体4の先端
部分をまとめて数mmずつ離して露出させて神経束外に接
触あるいは神経外膜内に刺入することによって、神経イ
ンパルスを直接検出しうることとなる。しかも数本の導
線4……をまとめて使用することによってグループとし
ての導線4……の露出部分のインビーダンスが低下する
ために、発生する熱雑音を低レベルに抑えることができ
るのである。なお第5図、第6図は夫々2チャネル検出
法、3チャネル検出法を夫々示す。外来雑音が大きくな
い時には信号成分が大きくとれる前者が、外来雑音が大
きいときには外来雑音抑圧効果の大きな後者が、夫々優
れている。導線1を、このように用いることにより、機
能的電気刺激による麻痺上、下肢の制御を、人の随意的
な神経指令を検出し機器を直接制御しうることにより、
より自然な動きの再建が可能となる。なおこのときの導
線として導体4……が電気的に絶縁されている第2図
(a)のものを用いる。
なお図中7は差動増幅器、8は基準電極、9は神経束で
あって、このように複数チャネル方式とすることによっ
て、周知のごとく、神経束9の外来雑音信号を打消し減
少し、端子x,xから安定した出力を取出しうる。
又一本の導線1によって多数個所に電気刺激を与える場
合として、筋肉の他、例えば第7,8図に示すような、
内耳の蝸牛管の複数個所に信号を送る場合がある。
これは聴覚障害の内でも、内耳の有毛細胞に障害のある
感音性難聴では、蝸牛管内の内耳へ直接細い電極を挿入
して電気刺激する方法が、現在知られている唯一の有効
な方法であり、又具体的な装置として1チャネルのシス
テムがすでに米国3m社から市販されている。しかし、
人の音声のように音の高低の情報をも伝えるためには、
蝸牛管の入口部(高周波成分を受容)から、細いうずま
きの奥部(低周波成分を受容)まで、個々独立に電気刺
激することが必要となる。しかし従来の導線では柔軟性
に劣りしかも導体が互いに接触しているため1つの信号
しか送信できないなどかかる用途に用いることができな
い。これに対して本考案の導体4は極細、可撓性に富み
しかも互いに電気絶縁することによって先端部分を数mm
づつ離して露出することにより蝸牛管の中に刺入しうる
人工内耳用多チャネル刺激電極として用いることができ
る。なお第7図は10チャネルの場合を例示し、又第2
図(b)の隔離層3Bを有する10本の導線4……を具
える導線4……を用いる。この導線4を例えば2mm間隔
で基材3から取出しかつ隔離層3Bを排除し電極部Bを
形成した上、湾曲させ、第8図に示すように、蝸牛管の
中心(最奥部)から、最優先の電極部Bが例えば10mm
隔てるように挿入している。
〔考案の効果〕
本考案の導線は、外周面を生体になじむ生体なじみ面と
することによって、生体内への埋込みが可能となり、又
生体組織への悪影響を防止するとともに、導体として微
小径の30μm以下のものを用いるため、可撓性に優れ
埋設に伴う組織の損傷を防止できかつ使用範囲を拡大し
うる。さらにこのような導体を複数本用いるとともに、
非接触状態にて長手方向にかつ弾性材からなる基材内に
埋設しているため、従来の撚合わせ線を用いるものに比
して、可撓性をまし、生体の動きに追随できる。又導体
をも夫々電気絶縁したときには、複数個所との間の信号
送受の他、雑音の低減にも寄与し、さらに太さを0.5mm
以下としているため、生体への埋着を容易としかつ患者
の苦痛を減じる等の効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す拡大斜視図、第2図
(a)(b)はそれぞれ他の実施例を示す斜視図、第3図は、
雑音特性を比較する線図、第4図は導線を用いるFES
法を略示する正面図、第5,6図は他の使用例を示す斜
視図、第7図は他の用途で用いる導線を例示する斜視
図、第8図はその用例を示す線図、第9図は従来の電線
を示す断面図である。 3……基材、4……導体、5……生体なじみ面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 谷本 好則 大阪府枚方市池之宮4丁目17番1号 日本 精線株式会社枚方工場内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面を生体になじむ生体なじみ面としか
    つ弾性を有する基材内に、直径30μ以下の複数本の導
    電性の導体を、夫々非接触状態で長手方向に埋設すると
    ともに太さを0.5mm以下とした生体用導線。
  2. 【請求項2】前記基材は、生体用樹脂からなることによ
    り外周面を生体なじみ面としたことを特徴とする請求項
    1記載の生体用導線。
  3. 【請求項3】前記基材は、生体用樹脂が外周に被覆され
    ることにより生体なじみ面を外周面に具えることを特徴
    とする請求項1記載の生体用導線。
  4. 【請求項4】前記導体は、夫々が予め隔離層により被覆
    されることにより、互いに非接触状態としたことを特徴
    とする請求項1記載の生体用導線。
JP10439088U 1988-08-05 1988-08-05 生体用導線 Expired - Lifetime JPH067724Y2 (ja)

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