JPH0677236U - 基板処理液の流量計測装置 - Google Patents

基板処理液の流量計測装置

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JPH0677236U
JPH0677236U JP1764193U JP1764193U JPH0677236U JP H0677236 U JPH0677236 U JP H0677236U JP 1764193 U JP1764193 U JP 1764193U JP 1764193 U JP1764193 U JP 1764193U JP H0677236 U JPH0677236 U JP H0677236U
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JP
Japan
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substrate
liquid
pressure sensor
cleaning
flow rate
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JP1764193U
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Inventor
祐介 村岡
裕之 北澤
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Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理液の滞留を抑えて劣化を防止する。 【構成】流量計28は、基板洗浄装置1に供給される純
水や薬液の流量を計測するためのものである。この流量
計は、本体ボディ32と第1,第2の圧力センサ38,
39とを備えている。本体ボディ32は、純水や薬液が
流通する配管の途中に設けられ、所定の内径を有するの
ど部35と、のど部35に向かって内径が徐々に縮小す
る絞り部36と、のど部35から内径が徐々に拡大する
拡がり部37とを有している。第1圧力センサ38は、
のど部35にその先端が臨むように配置されている。第
2圧力センサ39は、絞り部36から上流側にその先端
が臨むように配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流量計測装置、特に、基板処理装置に供給される基板処理液の流量 を計測するための基板処理液の流量計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、半導体基板や液晶用ガラス基板等の処理対象基板の表面を洗浄する 場合に、浸漬型の基板処理装置が用いられる。この基板処理装置は、基板を複数 枚浸漬する基板浸漬槽と、基板浸漬槽に基板処理液を供給する処理液供給部とを 備えている。処理液供給部には、薬液と純水とを混合する薬液純水混合装置と、 薬液及び純水を一定流量に制御して供給する薬液及び純水供給装置とが設けられ ている。この供給装置の配管途中には、薬液や純水の流量を計測するための流量 計測装置が接続されている。
【0003】 従来の流量計測装置として、配管フランジ間に配置されたオリフィス式のもの が知られている。この流量計測装置は、配管のフランジ間に挟み込まれたオリフ ィス板と、オリフィス板の前後から外側に導かれた2つの圧力検出管と、両圧力 検出管の差圧を検出する微差圧計と、この差圧信号により流量を得るための演算 部とを備えている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の構成では、オリフィス板の下流側にデッドスペースが生じてしまう 。このため液体の流れが悪くなり、そこに液体が長期間滞留することがある。ま た圧力検出管に導かれた流体は、長期間圧力検出管内に滞留する。このように液 体が長期間滞留すると、液体が徐々に汚染され、劣化していく。特にフッ化水素 (HF)等の液体では、液体が長期間滞留すると純度が低下する。またフッ化ア ンモニウム(NH4 F)等の液体では、析出が発生し検出管内に詰まりが発生す る。
【0005】 本考案の目的は、液体の流量計測に際し、処理液の滞留を抑えることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る流量計測装置は、基板処理装置に供給される基板処理液の流量を 計測するための装置である。この装置は、本体ボディと第1圧力センサと第2圧 力センサとを備えている。 本体ボディは、基板処理液が流通する配管の途中に設けられ、所定の内径を有 するのど部と、のど部に向かって内径が徐々に縮小する絞り部と、のど部から内 径が徐々に拡大する拡がり部とを有している。第1圧力センサは、のど部にその 先端が臨むように配置されている。第2圧力センサは、絞り部上流側又は拡がり 部下流側にその先端が臨むように配置されている。
【0007】
【作用】
本考案に係る流量計測装置では、基板処理液が本体ボディを流通するときに、 絞り部で絞られ、のど部を通過して拡がり部で拡大する。このときベルヌーイ効 果により圧力の減少が生じる。この圧力の減少量、つまり差圧を第1,第2の圧 力センサで計測することにより流量を測定する。ここでは、オリフィス板を用い ていないので、のど部の下流側での処理液の滞留がない。また、各圧力センサを 配管に臨むように配置しているので、圧力センサと配管との間での処理液の滞留 が少ない。
【0008】
【実施例】
図1及び図2において、本考案の一実施例を採用した浸漬型基板洗浄装置1は 、基板収容カセットCの搬入搬出部2と、カセットCからの基板Wの取り出し又 はカセットCへの基板Wの装填を行う基板移載部3と、カセットCの洗浄を行う カセット洗浄器3aと、カセットCの搬入搬出部2と基板移載部3とカセット洗 浄器3aとの間でカセットCを移載するカセット移載ロボット4と、複数の基板 Wを一括して洗浄する浸漬型基板洗浄処理部5と、基板Wの液切り及び乾燥を行 うための基板乾燥部6と、基板移載部3でカセットCから取り出した複数の基板 Wを一括保持して基板洗浄部5及び基板乾燥部6に搬送する基板搬送ロボット7 とから構成されている。
【0009】 基板移載部3は、2つのカセットCを載置する回転可能なテーブル8を有して いる。テーブル8は、カセットCを必要に応じて90°回転させる。テーブル8 の中心には、矩形の開口が形成されており、この開口の下方には、カセットCか ら基板Wを一括して取り出すとともに、カセットCに基板Wを一括して装填する ための昇降可能な基板受け部8aが配置されている。
【0010】 カセット移載ロボット4は、昇降及び回転自在でありかつ矢印A方向に移動可 能に構成されている。カセット移載ロボット4は、搬入搬出部2に搬入されてき たカセットCを基板移載部3のテーブル8上に移載し、基板洗浄中において、カ セット洗浄器3aとテーブル8との間でカセットCを出し入れし、また、洗浄済 み基板を収容したカセットCをテーブル8から搬入搬出部2へ移載する。
【0011】 基板搬送ロボット7は、移動部10内を矢印B方向に移動可能であり、基板移 載部3の基板受け部8aから受け取った複数の基板Wを挟持する基板挟持アーム 9を有している。このロボット7は、基板挟持アーム9で挟持した複数の基板W を、移動部10に沿って基板洗浄処理部5及び基板乾燥部6へ順次搬送する。 基板洗浄処理部5は、オーバーフロー型の洗浄処理部5aと、オーバーフロー させないで酸洗浄を行う酸洗浄処理部5bとの2つの別系統の処理部から構成さ れている。各処理部5a,5bは洗浄槽12a,12bと、洗浄槽12a,12 bに昇降自在に設けられた基板保持部11とを備えている。各洗浄処理部5a, 5bは、基板搬送ロボット7から受け取った複数の基板Wを、基板保持部11で 保持して洗浄槽12a,12b内に浸漬する。
【0012】 オーバーフロー型の洗浄処理部5aは、図3に示すように、洗浄液中に複数の 基板Wを一括して浸漬して基板Wの表面洗浄を行う2つの基板洗浄槽12aと、 各基板洗浄槽12aへ下方より複数種の洗浄液を供給する洗浄液供給部13と、 各基板洗浄槽12aよりオーバーフローした洗浄液を排出する洗浄液排出部14 とを有している。
【0013】 基板洗浄槽12aは石英ガラス製であり、側面視略V字状,平面視略矩形状に 形成されている。また、この基板洗浄槽12aは、洗浄液の均一な上昇流を形成 して基板Wを表面処理するとともに、洗浄液を複数種の洗浄処理工程毎に迅速に 置換し得るオーバーフロー層として構成されている。なお、基板洗浄槽12aは 石英ガラス製に限られず、例えば、洗浄液として石英ガラスを腐食させてしまう フッ酸等を用いる場合には、4フッ化エチレン樹脂等の樹脂製材料で形成したも のでも良い。
【0014】 基板洗浄槽12aの周囲には、洗浄液排出部14を構成するオーバーフロー液 回収部15が設けられている。このオーバーフロー液回収部15には排液管16 が接続され、排液管16には排液ドレン17が接続されている。ここでは、オー バーフロー液回収部15へオーバーフローした洗浄液は、排液管16を介して排 液ドレン17へ搬出される。
【0015】 洗浄液供給部13は、各基板洗浄槽12aの下部にそれぞれ連結した純水供給 管18を備えている。純水供給管18には、基板洗浄槽12aより上流側へ順に 、給排液切替え弁23、スタティックミキサー24、導入弁連結管19、開閉弁 27、流量計28及びニードル弁29が配置されている。純水供給管18には、 常温又は所定温度に過熱した純水DW が供給される。導入弁連結管19には、選 択的に開閉制御される複数の薬液導入弁20A 〜20E (薬液導入弁20A のみ 図示)が連結されている。各薬液導入弁20A 〜20E には、純水供給管18に 所定の薬液を供給するための薬液圧送部21が連結されている。この薬液導入弁 20A 〜20E には、空気圧制御により開度が調節可能な絞り弁31が設けられ ている。この絞り弁31と薬液圧送部21との間にも流量計28が配置されてい る。薬液圧送部21は、1種類の薬液を貯溜するための薬液貯溜容器22A と、 この容器22A (22B 〜22E )から導出した薬液を薬液導入弁20A (20 B 〜20E )に圧送するための圧送ポンプ25とを主として有している。
【0016】 酸洗浄処理部5bは、複数の基板Wを一括して酸洗浄する酸洗浄槽12bと、 酸洗浄槽12bの下部より酸洗浄液を供給する酸洗浄液供給部13aと、酸洗浄 槽12bより酸洗浄液を回収する酸洗浄液回収部13bとを有している。 次に流量計28について説明する。 流量計28は、図4に示すように、PVDF等の樹脂製の本体ボディ32を有 している。本体ボディ32の図4左右には、継手部33,33が突出している。 本体ボディ32には、左右の継手部33,33に連なる流路34が形成されてい る。流路34の中央にはのど部35が形成されている。また流路34には、のど 部35に向かって内径が徐々に縮小する絞り部36と、のど部35から内径が徐 々に拡大する拡がり部37とが形成されている。
【0017】 本体ボディ32には、流路34に対して直交するように、かつのど部35及び 絞り部36の上流側に連通するように、センサ取付け用の孔32a,32bが形 成されている。これらの孔32a,32bには、それぞれ第1圧力センサ38及 び第2圧力センサ39が流路34に臨むように配置されている。両圧力センサ3 8,39は半導体製であり、表面にSiC等の耐薬品コーティングがなされてい る。孔32a,32bの一部にはねじが形成されており、このねじに螺合する押 さえねじ40,41により各圧力センサ38,39は固定されている。なお、こ の孔32a,32bにはOリング42,43が配置され、圧力センサ取付部分を 液密に封止している。
【0018】 圧力センサ38,39は、それぞれ増幅部44,45に接続されている。増幅 部44,45は圧力センサ38,39で検出した圧力信号を増幅する。増幅部4 4,45は、演算部46に接続されている。演算部46は、増幅部で増幅された 圧力信号の差を演算する。そしてその差圧信号に基づいて純水や薬液の流量を演 算する。ここでは流量Qの演算を公知の下記式により行う。
【0019】 Q=(α/(π/4)d2 )(2ΔP/ρ)1/2 ここで、αは流量係数、dはのど部35の直径、ΔPは差圧、ρは液体の密度 である。 演算部46には7セグメントの4桁のLEDからなる表示部47が接続されて いる。
【0020】 次に、上述の実施例の動作について説明する。 基板Wが収容されたカセットCが搬入搬出部2に載置されると、カセット移載 ロボット4がそれを受け取り、基板移載部3に移載する。カセットCが基板移載 部3に移載されると、基板受け部8aがカセットCから基板Wを取り出し、基板 搬送ロボット7にカセットCを受け渡す。基板搬送ロボット7は洗浄処理部5a の基板洗浄槽12a又は酸洗浄槽5bの酸洗浄槽12bに基板Wを搬送する。洗 浄処理が終了すると、浸漬されていた基板Wは基板搬送ロボット7により基板乾 燥部6に運ばれる。基板乾燥部6では、基板Wに対する液切り及び乾燥処理が行 われる。乾燥処理が終了すると、基板Wは、基板移載部3に載置されたカセット C内に収納される。なお、基板Wの収納前に、カセットCは一旦カセット洗浄器 3aで洗浄される。
【0021】 前記工程においては、基板洗浄槽12aに基板洗浄液が充填されており、酸洗 浄槽12b内に酸洗浄液が充填されている。酸洗浄液を酸洗浄槽12bに供給す る際には、酸洗浄液供給部13aが動作するが、洗浄液を洗浄槽12aに供給す る際には以下の動作が行われる。 まず純水供給管18から純水TW が供給され、流量計28でその流量が計測さ れる。流量は表示部47に表示される。操作者は表示部47に表示された流量を 見て、調整する必要があればニードル弁29を調整する。また、薬液圧送部21 から導入弁連結管19を介して所定の薬液が供給される。この薬液の供給量は、 流量計28の表示部47に表示される。操作者はこの流量を見て、所定の混合比 となるように空気圧制御により薬液導入弁20A 〜20E のいずれか1つの開度 を調整する。
【0022】 このとき、流量計28では、純水又は薬液(以下、単に液体と記す)は、絞り 部36で絞られてのど部35に導かれるため、のど部35での流速が速くなり、 ベルヌーイ効果によって圧力が下がる。したがって、第1圧力センサ38の検出 値と第2圧力センサ39の検出値との間に差が生じる。演算部46では、この差 圧を検出し、前述の式に基づいて流量を演算する。
【0023】 このような流量計では、流路34中にオリフィス板を設けていないので、デッ ドスペースが生じない。このため、液体の滞留が少なく、長期滞留による劣化を 抑えることができる。なお、圧力センサ38,39の下面と流路34との間に空 間が形成されるが、この空間は僅かなものである。このため、液体の長期滞留を 防止できる。
【0024】 また、液体の滞留を抑えることができるので、液体の純度低下の要因を抑える ことができる。 〔他の実施例〕 (a) 図5に示すように、圧力センサ39と抑えねじ41との間に0リング4 3を配置してもよい。この場合には、流路34と圧力センサ39との間の空間が さらに小さくなる。 (b) 図6に示すように、圧力センサ39を抑えねじ41の先端に固定して、 流路34に臨むようにしても良い。この場合には、流路34と圧力センサ39の 下面との間の空間がなくなる。なお、この例では、抑えねじ41の下部において Oリング33を配置する。 (c) 図7に示すように、拡がり部37の下流側に連通するようにセンサ取付 用の孔32bを設け、この孔32bに第2圧力センサ39を、流路34bに望む 状態で配置してもよい。この実施例においても、図4に示した実施例同様、第1 圧力センサ38と第2圧力センサ39との検出値に基づいて流量を検出すること ができる。 (d) 圧力センサとしては半導体圧力センサに限らず歪みゲージを用いたもの や他の構成でも良い。
【0025】
【考案の効果】
本考案に係る流量計測装置では、本体ボディにのど部と絞り部と拡がり部とを 設け、また絞り部上流側又は拡がり部下流側とのど部とにそれぞれ先端が臨むよ うに圧力センサを配置したので、滞留する処理液の量が少なくなり、処理液の劣 化が抑えられ、また処理液の純度低下が抑えられ、これにより、被処理基板の歩 留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を採用した基板洗浄装置の斜
視図。
【図2】その縦断面概略図。
【図3】その処理液供給回路の回路図。
【図4】流量計の縦断面図。
【図5】流量計の他の実施例を示す縦断面拡大部分図。
【図6】流量計のさらに他の実施例を示す縦断面拡大部
分図。
【図7】流量計のさらに他の実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 基板洗浄装置 13 洗浄液供給部 28 流量計 32 本体ボディ 35 のど部 36 絞り部 37 拡がり部 38 第1圧力センサ 39 第2圧力センサ DW 純水

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板処理装置に供給される基板処理液の流
    量を計測するための基板処理液の流量計測装置であっ
    て、 前記基板処理液が流通する配管の途中に設けられ、所定
    の内径を有するのど部と、前記のど部に向かって内径が
    徐々に縮小する絞り部と、前記のど部から内径が徐々に
    拡大する拡がり部とを有する本体ボディと、 前記のど部にその先端が臨むように配置された第1圧力
    センサと、 前記絞り部上流側又は拡がり部下流側にその先端が臨む
    ように配置された第2圧力センサと、 を備えた基板処理液の流量計測装置。
JP1764193U 1993-04-08 1993-04-08 基板処理液の流量計測装置 Pending JPH0677236U (ja)

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JP1764193U JPH0677236U (ja) 1993-04-08 1993-04-08 基板処理液の流量計測装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017049125A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 国立研究開発法人産業技術総合研究所 流量計

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017049125A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 国立研究開発法人産業技術総合研究所 流量計

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