JPH067659A - 高粘性液の攪拌方法 - Google Patents

高粘性液の攪拌方法

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JPH067659A
JPH067659A JP4168909A JP16890992A JPH067659A JP H067659 A JPH067659 A JP H067659A JP 4168909 A JP4168909 A JP 4168909A JP 16890992 A JP16890992 A JP 16890992A JP H067659 A JPH067659 A JP H067659A
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JP
Japan
Prior art keywords
highly viscous
viscous liquid
heater
pump
tank
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4168909A
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English (en)
Inventor
Atsushi Takagi
淳 高木
Tasuke Shiokawa
太助 塩川
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータによって保温或いは加熱される高粘性
液の温度を簡単な方法によって均一化する。 【構成】 ポンプ6の吸込口5をタンク1底部のヒータ
3近くに、排出口7をタンク上部にそれぞれ設け、ヒー
タ近くの加熱された高粘性液をポンプ6により吸上げて
タンク内に戻す動作を定期的に繰返すか、或いは連続的
に行ってタンク内の高粘性液を攪拌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒータを備えた貯槽タ
ンク内に貯留される高粘性液の撹拌方法に関する。
【0002】
【従来技術】一定温度の供給液を供給するために或いは
冬季の凍結防止や高粘性液の流動性を保つために、タン
ク内に貯留される高粘性液をヒータにより保温或いは加
熱することが必要とされるものがある。ステンレス鋼を
熱間圧延する際に用いる潤滑剤がその一つの例である。
ステンレス鋼製品は優れた表面肌が要求されるが、ステ
ンレス鋼の圧延時には、表面に酸化スケールの生成が極
めて少ないためメタルタッチが起きてロールに疵が発生
し易く、疵が生じると、製品に転写されて表面疵となり
がちである。製品の表面疵を防ぐため植物性油脂や鉱物
系或いは合成系潤滑剤が用いられているが、このほか高
粘性の水溶液に酸化鉄粉末を配合したものも開発されて
いる。いづれにしてもこうした高粘性液では、冬季の凍
結防止や流動性を保つため保温或いは加熱をヒータによ
って行う場合、高粘性のため(因みに酸化鉄粉末を配合
した上述の潤滑剤では粘度が104 cp(センチポアズ)
にも達する)対流が生じにくゝ、ヒータ付近の液が過熱
されがちである。タンク内の温度を均一化するために一
般には撹拌翼が使用され撹拌される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】撹拌翼により高粘性液
を撹拌するにしても高粘性のため対流が生じにくゝ、温
度を均一にすることが困難であった。更に攪拌翼による
攪拌を長時間行うと高粘性水溶液として例えばアクリル
酸重合体、カルボキシビニールポリマー等の高分子化合
物重合体を使用すると、翼の回転により架橋結合が切断
され粘度が低下し、そのため液中に均一に分散された酸
化鉄粉末の分散性を損なう。
【0004】また局部的な加熱を行うと、高粘性液によ
っては変質したり、酸化鉄粉末を配合した上述の潤滑剤
では、製造時に均一に分散させた酸化鉄粉末が凝集しが
ちとなり、凝集した潤滑剤をロールに吹付けると、メタ
ルタッチを防ぐ効果が半減し、ステンレス鋼の表面に疵
が付き易くなる。高粘性液の撹拌時においてはまた、撹
拌翼を駆動すると大きな動力を必要とする。
【0005】本発明は、上記の問題を解消し、ヒータに
よって保温或いは加熱されるタンク内の高粘性液の温度
を簡単な方法によって均一化することができる撹拌方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題の解決手段】本発明はそのため、加熱された高粘
性液を吸い上げてはタンク内に戻す動作を定期的に繰返
すか或いは連続的に行うようにしたものである。すなわ
ち本発明は、ヒータによって保温或いは加熱される貯槽
タンク内の高粘性液を撹拌する方法において、貯槽タン
ク内の高粘性液を吸引するポンプを設けるとともにポン
プの吸込口をヒータ近くに、排出口をタンク上部乃至上
方にそれぞれ設け、ヒータ近くの加熱された高粘性液を
ポンプにより吸い上げてタンク内に戻す動作を定期的に
繰返すか或いは連続的に行うようにしたことを特徴とす
るものである。
【0007】
【実施例】貯槽タンク1内には高粘性液2、例えば圧延
用潤滑液が貯えられている。貯槽タンク1の底下にはヒ
ータ3が設置され、貯槽タンク内の高粘性液を保温或い
は加熱するようになっている。そして底上のヒータ近く
には、供給管4の吸込口5が設けられている。
【0008】供給管4はポンプ6を有し、貯槽タンク内
の高粘性液を吸い上げて所要箇所、例えば熱間圧延設備
のロールに供給するようになっている。ポンプ吐出側の
供給管4には、吐出口7をタンク上部に位置させたバイ
パス管8が分岐して設けられている。図中、9はバイパ
ス管8に設けた電磁弁である。以上のように構成される
装置において、ポンプ6が連続運転される場合には、電
磁弁9を例えば1時間に5分づゝ定期的にONにするか
或いはポンプ6を定期的に繰返し駆動することにより、
すなわち断続的に駆動することにより貯槽タンクの下部
の加熱された高粘性液が吸い上げられて貯槽タンク上部
に戻され、撹拌されて温度の均一化が行われるようにな
っている。
【0009】図2に示す実施例では、電磁弁の代りに流
量調整弁11が設けられ、ポンプ12の運転中、貯槽タンク
下部の加熱された高粘性液の一部が常に貯槽タンク上部
に戻されるようになっている。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載の方法は、ヒータ近く
の加熱された高粘性液を吸い上げて上部に戻すことによ
り撹拌するようにしたもので、撹拌翼によるものと比
べ、温度の均一化が図られ、撹拌に要する動力も少なく
てすむ。しかも攪拌は、攪拌翼による攪拌でないため、
架橋重合体よりなる高粘性液を用いても架橋が切断され
ることはなく、酸化鉄粉末の分散性を損なうことがない
ので、潤滑剤としての特性が保持される。
【0011】請求項2記載の方法によれば、ポンプを設
けるだけで撹拌を行うことができる。請求項3記載の方
法においては、ポンプを高粘性液の供給と撹拌の両者に
兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法を実施するための装置の概略図。
【図2】 別の装置の概略図。
【符号の説明】
1・・・貯槽タンク 2・・
・高粘性液 3・・・ヒータ 4・・
・供給管 5・・・吸込口 6、1
2・・・ポンプ 7・・・吐出口 8・・
・バイパス管 9・・・電磁弁 11・
・・流量調整弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって保温或いは加熱される貯
    槽タンク内の高粘性液を撹拌する方法において、貯槽タ
    ンク内の高粘性液を吸引するポンプを設けるとともにポ
    ンプの吸込口をヒータ近くに、排出口をタンク上部乃至
    上方にそれぞれ設け、ヒータ近くの加熱された高粘性液
    をポンプにより吸い上げてタンク内に戻す動作を定期的
    に繰返すか或いは連続的に行うようにしたことを特徴と
    する撹拌方法。
  2. 【請求項2】 ヒータ近くより吸い上げた高粘性液を貯
    槽タンクに戻す動作は、ポンプを断続的に或いは連続的
    に駆動することによって行う請求項1記載の撹拌方法。
  3. 【請求項3】 ポンプの吐出口に連結される供給管より
    分岐し、上記排出口を備えたバイパス管には、バルブが
    設けられ、ヒータ近くより吸い上げた高粘性液を貯槽タ
    ンクに戻す動作がバルブ操作によって行われる請求項1
    記載の撹拌方法。
JP4168909A 1992-06-26 1992-06-26 高粘性液の攪拌方法 Withdrawn JPH067659A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5991834A (en) * 1995-12-06 1999-11-23 Cypress Semiconductor Corp. State machine design for generating half-full and half-empty flags in an asynchronous FIFO
WO2006054478A1 (ja) * 2004-11-18 2006-05-26 Kansai Paint Co., Ltd. 塗料製造方法及び塗料製造システム

Cited By (3)

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