JPH0676063A - 画像相関器 - Google Patents

画像相関器

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JPH0676063A
JPH0676063A JP22624692A JP22624692A JPH0676063A JP H0676063 A JPH0676063 A JP H0676063A JP 22624692 A JP22624692 A JP 22624692A JP 22624692 A JP22624692 A JP 22624692A JP H0676063 A JPH0676063 A JP H0676063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
convex lens
spherical convex
images
optical system
Prior art date
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Pending
Application number
JP22624692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Fukui
将樹 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication of JPH0676063A publication Critical patent/JPH0676063A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常に多くの画素を有する画像のパターンマ
ッチング演算を高速に実行する。 【構成】 入力画像12を入力するためのSLM13
と、画像の重ね合わせ方を指定する点光源アレイ11
と、点光源アレイ11から出射した光をSLM13に異
なる角度で入射する平面波に変換する球面凸レンズ9
と、SLM13から異なる角度で出射した複数の平面波
をその出射角度に応じた位置で、互いに重ならないよう
に多重結像させる球面凸レンズ10および球面凸レンズ
アレイ14と、出射方向に応じた位置で多重に結像され
た像それぞれについて、その結像位置に対応するシフト
量だけ像をずらせて結像させる球面凸レンズアレイ15
および球面凸レンズ16とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、非常に多くの画素を
有する画像のパターンマッチング演算を高速に実行する
画像相関器に関する。
【0002】
【従来の技術】画像から特定のパターンを抽出する演算
を画像のパターンマッチング演算といい、この演算を実
行する装置を画像相関器という。ここで、図3に画像の
パターンマッチング演算の一例を示す。入力画像から抽
出すべき2次元パターンをテンプレートといい、図3に
示す例においては、入力画像から2つのテンプレートが
抽出されている。
【0003】次に、図4に画像のパターンマッチング演
算を光学的に実行する手法の一例を示す。図4において
は、情報の表現として負論理を用いている。すなわち、
論理値0が明状態(光強度がある状態)を意味し、論理
値1が暗状態(光強度がない状態)を意味している。画
像のパターンマッチング演算は、入力画像をシフトして
重ね合わせた後、閾値処理を施すことにより、光学的に
実行される。画像のシフト方向、シフト量および重ね合
わせる画素数は、テンプレートによって決定される。図
4に示す例においては、元の画像と、図中右にシフトし
た画像および図中上にシフトした画像の計3枚の画像を
重ね合わせることにより、図中下部に示すテンプレート
が抽出される。
【0004】また、閾値処理は、光強度がない場合に論
理値1を出力し、その他の場合に論理値0を出力する処
理である。このような閾値処理は、光非線形媒質や光半
導体素子の非線形性を利用することにより、実現するこ
とができる。いっぽう、画像のシフトおよび重ね合わせ
処理に関しては、レンズアレイによる多重結像光学系に
より、実現することができる。
【0005】次に、図5に従来の画像のシフトおよび重
ね合わせ処理を行う画像シフト重ね合わせ光学系の構成
例を示す。図において、1は焦点距離f1の球面凸レン
ズ、2は球面凸レンズ1の前側焦点面上に設けられた入
力画像、3は焦点距離f2の球面凸レンズアレイ、4は
透過形の空間光変調器(SLM:たとえば、強誘電性液
晶SLM)によって構成されたシャッタアレイであり、
レンズアレイ3の後側焦点面上に設けられ、重ね合わせ
る画像を選択する。
【0006】また、5は焦点距離f3の球面凸レンズア
レイ、6は焦点距離f4の球面凸レンズ、7は球面凸レ
ンズ6の後側焦点面8上に得られた出力画像である。こ
の球面凸レンズ6の後側焦点面8上には、通常、上述し
た閾値処理を行う閾値デバイスが設けられる。以上説明
したように、球面凸レンズ1および6並びに球面凸レン
ズアレイ3および5は、8f系を構成するように配置さ
れている。なお、図4において、破線は照明光線を示し
ている。
【0007】このような構成において、シフトされた画
像は、シャッタアレイ4と球面凸レンズアレイ5との距
離を、球面凸レンズアレイ5の焦点距離f3よりも僅か
な距離dだけずらせることにより得られる。ここで、球
面凸レンズ1および6並びに球面凸レンズアレイ3およ
び5のオフセット量をXとすると、球面凸レンズ6の後
側焦点面8上に得られた出力画像7の、光軸方向へのシ
フト量Δzおよび光軸に垂直な方向へのシフト量Δx
は、それぞれ(1)式および(2)式で表される。 Δz=−f42/f32・d……(1) Δx=f4/f32・X・d……(2)
【0008】(1)式からわかるように、シフト量Δz
は、オフセット量Xに無関係である。したがって、球面
凸レンズアレイ3および5の異なるレンズを通過した像
は、球面凸レンズ6の正規の後側焦点面から光軸方向に
Δzだけずれた同一の後側焦点面8上に結像する。ま
た、(2)式は、球面凸レンズアレイ3および5の各レ
ンズを通過した像の、球面凸レンズ6の後側焦点面8上
の結像位置が、球面凸レンズアレイ3および5のオフセ
ット量Xに比例した量だけシフトして結像することを意
味している。
【0009】したがって、距離d、焦点距離f3および
f4並びにオフセット量Xを適当に設計することによ
り、所望のシフト量ΔzおよびΔxが得られる光学系を
設計することが可能である。なお、図5に示す画像シフ
ト重ね合わせ光学系の詳細については、J.Tanida et a
l.によって著されたOptics Letters Vol.16, No.8, p59
9-601,1991を参照されたい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の画像シフト重ね合わせ光学系においては、シャッタ
アレイ4の1つのシャッタのサイズが画像のサイズより
も大きくなければならない。すなわち、大面積のシャッ
タセルが必要である。このシャッタセルとしては、強誘
電性液晶や素子サイズの大きなMQW光変調素子が考え
られるが、いずれにしろ、大きなサイズの素子を高速で
駆動するためには、大きなエネルギが必要である。
【0011】また、シャッタセルを駆動するのに要する
スイッチング時間についても、強誘電性液晶の場合、マ
イクロ秒オーダであり、MQW光変調素子の場合、素子
のCR積による制限から100ナノ秒オーダが限界であ
り、それ以上のスイッチング時間は、原理的に不可能で
ある。この発明は、このような背景の下になされたもの
で、非常に多くの画素を有する画像のパターンマッチン
グ演算を高速に実行することができる画像相関器を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明による画像相関
器は、入力画像を入力するための空間光変調素子と、画
像の重ね合わせ方を指定する点光源アレイと、該点光源
アレイから出射した光を前記空間光変調素子に異なる角
度で入射する平面波に変換する第1の光学系と、前記空
間光変調素子から異なる角度で出射した複数の平面波を
その出射角度に応じた位置で、互いに重ならないように
多重結像させる第2の光学系と、出射方向に応じた位置
で多重に結像された像それぞれについて、その結像位置
に対応するシフト量だけ像をずらせて結像させる第3の
光学系とを具備することを特徴としている。
【0013】
【作用】上記構成によれば、入力画像は、点光源アレイ
の点灯パターンを切り換えることにより、必要なシフト
量を有する画像のみが選択され、出力面上に重ね合わさ
れて出力される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1はこの発明の第1実施例による画
像相関器に用いられる画像シフト重ね合わせ光学系の構
成を示す概略図であり、この図において、9および10
はそれぞれ焦点距離f1の球面凸レンズ、11は面発光
レーザアレイ等、レーザをアレイ状に配置したものによ
って構成された点光源アレイであり、球面凸レンズ9の
前側焦点面上に設けられ、重ね合わせる画像を選択す
る。
【0015】また、12は球面凸レンズ10の前側焦点
面上に設けられた入力画像、13は入力画像12を表示
するための透過形の空間光変調器(SLM)であり、た
とえば、強誘電性液晶SLMによって構成されている。
14は焦点距離f2の球面凸レンズアレイ、15は焦点
距離f3の球面凸レンズアレイ、16は焦点距離f4の
球面凸レンズである。さらに、17は球面凸レンズ16
の後側焦点面18上に得られた出力画像である。この球
面凸レンズ16の後側焦点面18上には、通常、上述し
た閾値処理を行う閾値デバイスが設けられる。以上説明
したように、球面凸レンズ9、10および16並びに球
面凸レンズアレイ14および15は、アフォーカル系を
構成するように配置されている。なお、図1において、
破線は照明光線を示している。
【0016】このような構成において、シフトされた画
像は、球面凸レンズアレイ14と球面凸レンズアレイ1
5との距離を、それぞれの球面凸レンズアレイ14およ
び15の焦点距離の和(f2+f3)よりも僅かな距離
dだけずらせることにより得られる。ここで、球面凸レ
ンズ9、10および16並びに球面凸レンズアレイ14
および15のオフセット量をXとすると、球面凸レンズ
16の後側焦点面18上に得られた出力画像17の、光
軸方向へのシフト量Δz’および光軸に垂直な方向への
シフト量Δx’は、それぞれ(3)式および(4)式で
表される。 Δz’=−f42/f32・d……(3) Δx’=f4/f32・X・d……(4)
【0017】(3)式からわかるように、シフト量Δ
z’は、オフセット量Xに無関係である。したがって、
球面凸レンズアレイ14および15の異なるレンズを通
過した像は、球面凸レンズ16の正規の後側焦点面から
光軸方向にΔz’だけずれた同一の後側焦点面18上に
結像する。また、(4)式は、球面凸レンズアレイ14
および15の各レンズを通過した像の、球面凸レンズ1
6の後側焦点面18上の結像位置が、球面凸レンズアレ
イ14および15のオフセット量Xに比例した量だけシ
フトして結像することを意味している。したがって、距
離d、焦点距離f3およびf4並びにオフセット量Xを
適当に設計することにより、所望のシフト量Δz’およ
びΔx’が得られる光学系を設計することが可能であ
る。
【0018】次に、この発明の第2実施例について説明
する。図2はこの発明の第2実施例による画像相関器に
用いられる画像シフト重ね合わせ光学系の構成を示す概
略図であり、この図において、図1の各部に対応した部
分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図2に
示す画像シフト重ね合わせ光学系おいては、図1に示す
透過形のSLM13に代えて、反射形のSLM19が新
たに設けられている。この反射形のSLM19として
は、光アドレス形のMQW変調素子のアレイ等を用いる
ことができる。また、20はビームスプリッタである。
このような構成において、球面凸レンズ9から出射した
光は、ビームスプリッタ20により一旦反射された後、
反射形のSLM19によって変調され、ビームスプリッ
タ20を通過し、球面凸レンズ10に入射する。なお、
その後の動作については、上述した第1実施例と同様で
あるので、その説明を省略する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光の並列性、非干渉性を利用した画像のパターンマ
ッチングが可能であり、従来の電気回路によって構成さ
れた画像相関器では不可能な大規模な画像の高速画像相
関演算が可能となるという効果がある。また、この発明
においては、従来のように、シャッタアレイによって必
要な画像のみを選択する代わりに、点光源アレイの点灯
パターンを制御することにより必要な画像を選択するた
め、従来にように、スイッチィング時間の遅い強誘電性
液晶や素子サイズの大きなMQW変調素子の代わりに、
素子サイズの小さく、波長可変な面発光レーザを点光源
アレイとして利用することができ、超高速で画像スイッ
チングが可能であるという効果がある。したがって、非
常に多くの画素を有する画像のパターンマッチング演算
を高速に実行することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による画像相関器に用い
られる画像シフト重ね合わせ光学系の構成を示す概略図
である。
【図2】この発明の第2実施例による画像相関器に用い
られる画像シフト重ね合わせ光学系の構成を示す概略図
である。
【図3】画像のパターンマッチング演算の一例を示す図
である。
【図4】画像のパターンマッチング演算を光学的に実行
する手法の一例を示す図である。
【図5】従来の画像シフト重ね合わせ光学系の構成例を
示す概略図である。
【符号の説明】
9 球面凸レンズ(第1の光学系) 10 球面凸レンズ(第2の光学系) 16 球面凸レンズ(第3の光学系) 11 点光源アレイ 12 入力画像 13,19 SLM 14 球面凸レンズアレイ(第2の光学系) 15 球面凸レンズアレイ(第3の光学系) 17 出力画像 18 後側焦点面 20 ビームスプリッタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を多重結像する画像相関器におい
    て、 入力画像を入力するための空間光変調素子と、 画像の重ね合わせ方を指定する点光源アレイと、 該点光源アレイから出射した光を前記空間光変調素子に
    異なる角度で入射する平面波に変換する第1の光学系
    と、 前記空間光変調素子から異なる角度で出射した複数の平
    面波をその出射角度に応じた位置で、互いに重ならない
    ように多重結像させる第2の光学系と、 出射方向に応じた位置で多重に結像された像それぞれに
    ついて、その結像位置に対応するシフト量だけ像をずら
    せて結像させる第3の光学系とを具備することを特徴と
    する画像相関器。
JP22624692A 1992-08-25 1992-08-25 画像相関器 Pending JPH0676063A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22624692A JPH0676063A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 画像相関器

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JP22624692A JPH0676063A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 画像相関器

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ID=16842188

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JP22624692A Pending JPH0676063A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 画像相関器

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