JPH0676001A - 電子ファイリング装置 - Google Patents

電子ファイリング装置

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JPH0676001A
JPH0676001A JP4224734A JP22473492A JPH0676001A JP H0676001 A JPH0676001 A JP H0676001A JP 4224734 A JP4224734 A JP 4224734A JP 22473492 A JP22473492 A JP 22473492A JP H0676001 A JPH0676001 A JP H0676001A
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JP4224734A
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Inventor
Akihiro Matsumoto
明弘 松本
Satoshi Fujii
智 藤井
Takeshi Yoshino
毅 吉野
Hiroshi Hamano
博 浜野
Yoshifumi Tamura
栄史 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検索性および操作性を向上させる。 【構成】 まず光磁気ディスク12に、ドキュメントの
実イメージを圧縮して記録するとともに、その実イメー
ジを縮小したフィーチャーイメージを生成して記録して
おく。ドキュメントの検索を行う場合、ドキュメントの
ドキュメントID「NEWS」を入力すると(図16
(a)または(b))、そのドキュメントID「NEW
S」に対応するドキュメントのフィーチャーイメージが
光磁気ディスク12から読み出され、16分割された画
面に表示される(図16(c)または(d))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばA3やA4など
の定型の文書を電子ファイリングして管理する電子ファ
イリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスで取り扱われるドキュメ
ントや資料、報告書などの文書の量の増大に伴い、ペー
パレス化、省スペース化のために、文書を電子ファイリ
ングして管理する電子ファイリング装置が用いられるよ
うになってきた。
【0003】この電子ファイリング装置においては、例
えばA4やA3などの定型の文書を、イメージスキャナ
などでイメージデータに変換し、その文書を識別(判
別)するためのIDコードと関連づけて光磁気ディスク
などの記録媒体にデータベースとして記録する(電子フ
ァイリングする)ことができるようになっている。そし
て、所定のIDコードを指定すると、そのIDコードに
対応する文書(イメージデータ)が光磁気ディスクより
読み出され(検索され)、CRTなどに表示されたり、
プリントアウトされるようになっている。
【0004】また、IDコードだけでは、それに対応す
る文書の内容がわからなくなる可能性があるので、この
ような電子ファイリング装置では、IDコードととも
に、例えば文書の内容を表すキーワード(少なくとも1
つのキーワード)を、文書と関連づけておくことがで
き、これにより、IDコードだけでなくキーワードを用
いて、文書を検索することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このキーワ
ードを用いて文書を検索すると、同じキーワードで関連
づけられた複数の文書の文書名(ファイル名)が、検索
結果として出力される場合がある。このような場合、目
的の文書を探し出すために、複数の文書(イメージデー
タ)を1文書ずつ光磁気ディスクから読み出し、CRT
に表示して確認しなければならず、使用者にわずらわし
さを感じさせる課題があった。
【0006】さらに、目的の文書が、比較的多くのペー
ジからなり、その一部分を必要とする場合には、文書の
イメージデータを1ページずつ光磁気ディスクから読み
出し、CRTに表示して確認しなければならず、使用者
に、さらにわずらわしさを感じさせる課題があった。
【0007】そこで、例えば文書の各ページを縮小し、
複数ページを同時にCRTに表示する方法がある。しか
しながらこの方法でも、文書のイメージデータを1ペー
ジずつ光磁気ディスクから読み出し、順次縮小処理をし
てから、縮小した文書をCRTに表示するので、時間が
かかる課題があった。
【0008】さらに、この装置を、例えば遠隔地のホス
トコンピュータに接続し、このホストコンピュータが管
理する光磁気ディスクに記録されている文書を検索する
ような場合には、さらに時間がかかる課題があった。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、装置の検索性能を向上させ、必要とする
文書を短時間で検索することができるようにするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電子フ
ァイリング装置は、電子ファイリングされた少なくとも
1ページからなる文書に付けられたIDコードにより、
文書を管理する電子ファイリング装置において、文書の
実際のイメージである実イメージ、および実イメージの
特徴を有する特徴イメージを生成する生成手段としての
プログラムの処理ステップS1乃至S3と、その実イメ
ージおよび特徴イメージとを記録する記録媒体としての
光磁気ディスク12と、実イメージおよび特徴イメージ
が、光磁気ディスク12に記録された位置を、IDコー
ドと対応付けて管理する管理手段としてのインデックス
ファイル20と、インデックスファイル20を参照し
て、IDコードに対応する文書の各ページの特徴イメー
ジすべてを光磁気ディスク12から検索して読み出す検
索手段としてのプログラムの処理ステップS31および
S32と、読み出された文書の各ページの特徴イメージ
を、所定数に分割した画面にそれぞれ表示する表示手段
としてのディスプレイ5とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の電子ファイリング装置
は、プログラムの処理ステップS2に、実イメージを縮
小して特徴イメージを生成させることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の電子ファイリング装置
は、特徴イメージのデータ長は、固定長であることを特
徴とする。
【0013】請求項4に記載の電子ファイリング装置
は、プログラムの処理ステップS32に、複数の文書の
特徴イメージを光磁気ディスク12から検索させて読み
出させ、ディスプレイ5に、その複数の文書の各先頭ペ
ージの特徴イメージを、所定数に分割した画面にそれぞ
れ表示させることを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の電子ファイリング装置
は、ディスプレイ5に画面分割して表示された文書の各
ページの特徴イメージを指定する指定手段としてのマウ
ス11と、マウス11により指定された特徴イメージに
対応する実イメージを、光磁気ディスク12から読み出
す読み出し手段としてのプログラムの処理ステップS3
9乃至S42およびS51とを備え、ディスプレイ5
に、プログラムの処理ステップS39乃至S42および
S51により読み出された特徴イメージに対応する実イ
メージを表示させることを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の電子ファイリング装置
は、ディスプレイ5に、文書の各ページの特徴イメージ
を、所定数ごとにページ送りして表示させることを特徴
とする。
【0016】請求項7に記載の電子ファイリング装置
は、ディスプレイ5に、文書の各ページの特徴イメージ
を、1ページごとにページ送りして表示させることを特
徴とする。
【0017】請求項8に記載の電子ファイリング装置
は、ディスプレイ5に、文書の各ページの特徴イメージ
を、画面単位でページ送りして表示させることを特徴と
する。
【0018】請求項9に記載の電子ファイリング装置
は、プログラムの処理ステップS1に、文書の縦横を判
別させ、文書の縦横に対応して、文書の特徴イメージを
生成させることを特徴とする。
【0019】請求項10に記載の電子ファイリング装置
は、ディスプレイ5に、プログラムの処理ステップS1
により判別された文書の縦横に対応して、文書の特徴イ
メージを表示させることを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1に記載の電子ファイリング装置におい
ては、文書の実際のイメージである実イメージ、および
実イメージの特徴を有する特徴イメージを生成し、光磁
気ディスク12に記録するとともに、この実イメージお
よび特徴イメージを、光磁気ディスク12に記録した位
置を、IDコードと対応付けて管理するインデックスフ
ァイル20を光磁気ディスク12に記録する。そして、
インデックスファイル20を参照して、IDコードに対
応する文書の各ページの特徴イメージすべてを光磁気デ
ィスク12から検索して読み出し、その文書の各ページ
の特徴イメージを、所定数に分割した画面にそれぞれ表
示する。従って、文書を検索するときに、光磁気ディス
ク12にあらかじめ記録された文書の各ページの特徴を
有する特徴イメージが一度に読み出されて表示されるの
で、必要とする文書または必要とする文書のページを短
時間で検索することができる。
【0021】請求項2に記載の電子ファイリング装置に
おいては、実イメージを縮小して特徴イメージを生成す
るので、容易に特徴イメージを作成することができ、装
置を簡単に構成することができる。
【0022】請求項3に記載の電子ファイリング装置に
おいては、特徴イメージのデータ長は、固定長であるの
で、光磁気ディスク12に記録したときに、容易に管理
することができ、従って特徴イメージを短時間で検索し
て表示することができる。
【0023】請求項4に記載の電子ファイリング装置に
おいては、複数の文書の特徴イメージを検索して読み出
し、ディスプレイ5に、その複数の文書の各先頭ページ
の特徴イメージを、所定数に分割した画面にそれぞれ表
示させる。従って、例えばキーワードなどを用いて文書
を検索し、検索結果として複数の文書が出力された場合
に、必要とする文書を容易に特定することができる。
【0024】請求項5に記載の電子ファイリング装置に
おいては、ディスプレイ5に画面分割して表示された文
書の各ページの特徴イメージを指定し、その特徴イメー
ジに対応する実イメージを、光磁気ディスク12から読
み出して、ディスプレイ5に表示する。従って、特徴イ
メージにより文書のページと特定してから、それに対応
する文書の実イメージを光磁気ディスク12から読み出
すので、短時間で必要とする文書のページを検索するこ
とができる。
【0025】請求項6に記載の電子ファイリング装置に
おいては、ディスプレイ5に、文書の各ページの特徴イ
メージを、所定数ごとにページ送りして表示させるの
で、多くのページからなる文書の中から、必要とするペ
ージを容易に探し出すことができる。
【0026】請求項7に記載の電子ファイリング装置に
おいては、ディスプレイ5に、文書の各ページの特徴イ
メージを、1ページごとにページ送りして表示させるの
で、多くのページからなる文書の中から、必要とするペ
ージを容易に探し出すことができる。
【0027】請求項8に記載の電子ファイリング装置に
おいては、ディスプレイ5に、文書の各ページの特徴イ
メージを、画面単位でページ送りして表示させるので、
多くのページからなる文書の中から、必要とするページ
を容易に探し出すことができる。
【0028】請求項9に記載の電子ファイリング装置に
おいては、文書の縦横を判別し、文書の縦横に対応し
て、文書の特徴イメージを生成する。従って、文書の実
イメージを確認しなくても、特徴イメージから文書の縦
横を確認することができるようになる。
【0029】請求項10に記載の電子ファイリング装置
においては、ディスプレイ5に、文書の縦横に対応し
て、文書の特徴イメージを表示させるので、文書の実イ
メージを確認しなくても、特徴イメージから文書の縦横
を確認することができる。
【0030】
【実施例】図1は、本発明の電子ファイリング装置の一
実施例の構成を示すブロック図である。この電子ファイ
リング装置は、EWS(エンジニアリングワークステー
ション)に、電子ファイリング装置としての動作(処
理)を行わせるための電子ファイリングプログラムをイ
ンストールしたもので、従ってROM2には、この電子
ファイリングプログラムとともに、システムプログラム
(例えばオペレーティングシステムやウインドウ制御用
のウインドウシステムなどを含む)が記憶されている。
【0031】CPU1は、装置の起動時にROM2から
RAM3に転送されるシステムプログラムおよび電子フ
ァイリングプログラムにしたがって、装置全体を制御す
る。RAM3は、ROM2に記憶されたシステムプログ
ラムおよび電子ファイリングプログラムや、光磁気ディ
スク12またはスキャナ8によりプリンタスキャナバッ
ファ6を介して供給される、例えばA4判などの定型の
文書(以下、ドキュメントと記載する)の各ページその
もののイメージ(以下、実イメージと記載する)、およ
び実イメージの特徴を表したイメージ(以下、フィーチ
ャーイメージと記載する)としての実イメージを縮小し
たイメージの他、装置の動作上必要なデータを記憶す
る。
【0032】表示用バッファ4は、CPU1の指令によ
りRAM3より供給されるドキュメントの実イメージお
よびフィーチャーイメージの他、グラフィックデータお
よび文字データなどの表示用データを一時記憶し、ディ
スプレイ5に出力する。ディスプレイ5は、例えば10
0DPI(DOT/INCH)の解像度を有し、表示用
バッファ4より出力される表示用データに対応して、ド
キュメントの実イメージやフィーチャーイメージ、グラ
フィックス、文字などを表示する。
【0033】プリンタスキャナバッファ6は、スキャナ
8より出力されるドキュメントのイメージを一時記憶
し、RAM3に供給する。さらに、プリンタスキャナバ
ッファ6は、CPU1の指令によりRAM3から出力さ
れるプリント用のデータを一時記憶し、プリンタ7に供
給する。プリンタ7は、プリンタスキャナバッファ6よ
り供給されるプリント用のデータに対応して、ドキュメ
ントやグラフィックス、文字などをプリントアウトす
る。スキャナ8は、紙上の文字や図形、即ちドキュメン
トを、例えば400DPIなどの所定の解像度で読み取
り、そのイメージ(ディジタルデータ)を、プリンタス
キャナバッファ6に出力する。
【0034】キーボードマウスインターフェース9は、
CPU1に代わってキーボード10およびマウス11を
管理する。キーボード10は、例えばコマンドを入力す
るときや、光磁気ディスク12に記録されたドキュメン
トを検索する場合に、そのドキュメントのIDコード
(以下、ドキュメントIDと記載する)を入力するとき
などに操作され、マウス11は、ディスプレイ5に表示
されるボタン(例えば、図4における新規ボタン32、
割込/追加ボタン33、終了ボタン34、差替ボタン3
5、削除ボタン36、および変更/移動ボタン37)を
クリックする場合などに操作される。
【0035】光磁気ディスク12には、スキャナ8によ
り取り込まれた資料や報告書などのドキュメントの実イ
メージからなる、図2に示す実イメージファイル21が
記録されるとともに、実イメージの解像度を落として縮
小した(例えば400DPIから25DPI)、固定長
のフィーチャーイメージからなるフィーチャーイメージ
ファイル22が記録される。さらに、光磁気ディスク1
2には、実イメージファイル21およびフィーチャーイ
メージファイル22が、そこに記録された位置を管理す
る、後述するインデックスファイル20が記録される。
【0036】なお、前述したようにドキュメントの解像
度は、例えば400DPIの解像度を有するので、その
イメージデータは莫大なデータ量になる。そこで、光磁
気ディスク12には、ドキュメントの実イメージが、例
えばいわゆるMMR(Modified Modified Read)方式な
どにより圧縮され、可変長データとして記録される。
【0037】即ち、例えばドキュメントが5ページ
(枚)からなる場合、光磁気ディスク12には、図2に
示すように、実イメージファイル21として、ドキュメ
ントの1乃至5ページそれぞれに対応する、圧縮された
実イメージ(データ)D1乃至D5がシーケンシャルに
記録されるとともに、フィーチャーイメージファイル2
2として、実イメージD1乃至D5がそれぞれ縮小され
た、固定長のフィーチャーイメージ(データ)F1乃至
F5がシーケンシャルに記録される。
【0038】これを管理するインデックスファイル20
は、ドキュメント(実イメージファイル21およびフィ
ーチャーイメージファイル22)のドキュメントID、
実イメージファイル21のファイル名、フィーチャーイ
メージファイル22のファイル名、およびそれらが記録
されたディレクトリ名からなるヘッダ、並びに連続する
実イメージD1乃至D5の先頭アドレス(実イメージD
1の先頭アドレス)からの、実イメージD1乃至D5そ
れぞれの先頭アドレス、即ち実イメージD1乃至D5そ
れぞれのオフセットアドレス、実イメージD1乃至D5
それぞれのデータサイズ、および連続するフィーチャー
イメージF1乃至F5の先頭アドレス(フィーチャーイ
メージF1の先頭アドレス)からの、フィーチャーイメ
ージF1乃至F5それぞれの先頭アドレス、即ちフィー
チャーイメージF1乃至F5それぞれのオフセットアド
レスからなるインデックスデータP1乃至P5より構成
される。
【0039】なお、連続する実イメージD1乃至D5の
先頭アドレス(実イメージD1の先頭アドレス)、即ち
実イメージD1乃至D5のセグメントアドレス、および
連続するフィーチャーイメージF1乃至F5の先頭アド
レス(フィーチャーイメージF1の先頭アドレス)、即
ちフィーチャーイメージF1乃至F5のセグメントアド
レスは、インデックスファイル20のヘッダにおける実
イメージファイル21およびフィーチャーイメージファ
イル22のファイル名、並びにそれらが記録されている
ディレクトリ名により与えられるようになっている。ま
た、インデックスファイル20に書き込まれたインデッ
クスデータP1乃至P5は、それぞれ固定長となってい
る。
【0040】次に、ドキュメントを光磁気ディスク12
に記録する場合の装置の動作について、図3のフローチ
ャートを参照して説明する。まず最初に、装置を起動す
ると、図4に示すように、ディスプレイ5にウインドウ
31が開かれ、そこに、新規にドキュメントを登録(光
磁気ディスク12に記録)する場合にマウス11でクリ
ックされる新規ボタン32、既に登録されているドキュ
メントに新たなページを割り込ませる場合か、または追
加する場合にマウス11でクリックされる割込/追加ボ
タン33、ウインドウ31を閉じる場合にマウス11で
クリックされる終了ボタン34、既に登録されているド
キュメントの任意のページを差し替える場合にマウス1
1でクリックされる差替ボタン35、登録されているド
キュメントの任意のページを削除する場合にマウス11
でクリックされる削除ボタン36、および登録されてい
るドキュメントのページの並びを変更する場合か、また
は移動する場合にマウス11でクリックされる変更/移
動ボタン37が表示される。
【0041】ここで、以下、既に登録されているドキュ
メントに新たなページを割り込ませる場合か、もしくは
追加する場合、その任意のページを差し替える場合、削
除する場合、またはそのページの並びを変更する場合
か、もしくは移動する場合を、既に登録されているドキ
ュメントを修正する場合と記載する。
【0042】そして、新規ボタン32、割込/追加ボタ
ン33、差替ボタン35、削除ボタン36、または変更
/移動ボタン37のうちのいずれかがマウス11でクリ
ックされると、ディスプレイ5に図5に示すウインドウ
41が開かれる。
【0043】ウインドウ41は、スキャナ8からのドキ
ュメントの読み込み(ドキュメントの実イメージの取り
込み)を開始させる場合にマウス11でクリックされる
読込開始ボタン42、図4に示すウインドウ31が開か
れた状態に戻る場合にマウス11でクリックされる戻る
ボタン43、新規に登録するドキュメントのドキュメン
トID、または既に登録されているドキュメントのドキ
ュメントIDを入力するためのID入力枠44、並びに
新規に登録するドキュメント(実イメージおよびフィー
チャーイメージ)を記録する(格納する)、論理的もし
くは物理的に分割された光磁気ディスク12の領域(場
所)(領域「cabinet1」乃至「cabinet
10」)、または既に登録されているドキュメント(実
イメージおよびフィーチャーイメージ)が光磁気ディス
ク12に記録されている領域を指定するための格納場所
指定ボタン部45から構成される。
【0044】このウインドウ41内のID入力枠44
に、新規に登録するドキュメントまたは既に登録されて
いるドキュメントのドキュメントIDが、キーボード1
0より入力され(図5においては、ID入力枠44にド
キュメントID「NEWS」が入力された状態を示して
いる)、新規にドキュメントを登録する場合には、その
ドキュメントを、光磁気ディスク12に記録する領域
(領域「cabinet1」乃至「cabinet1
0」のうちのいずれかの領域)が、マウス11によりク
リックされる(図5においては、領域「cabinet
1」がマウス11によりクリックされた状態を示してい
る)。
【0045】そして、スキャナ8のペーパーフィーダ
(図示せず)に、例えばA4判のドキュメントがセット
され、読込開始ボタン42がマウス11でクリックされ
ると、ディスプレイ5に、図6に示すウインドウ51が
開かれる。ウインドウ51は、スキャナ8にセットされ
たドキュメントのイメージの取り込みを開始させる場合
に操作される実行ボタン52、および図5に示すウイン
ドウ41が開かれた状態に戻る場合にマウス11でクリ
ックされる戻るボタン53から構成され、そこには、ド
キュメントのセットを確認するメッセージ「原稿のセッ
トはよろしいですか?」が表示される。
【0046】このウインドウ51内の実行ボタン52が
マウス11でクリックされると、図3に示すステップS
1において、スキャナ8により、そのペーパーフィーダ
にセットされたドキュメントのイメージ(実イメージ)
の取り込みが順次開始され、RAM3に記憶されてステ
ップS2に進む。
【0047】なお、このとき、ウインドウ51において
は、実行ボタン52は反転表示され、ドキュメントの実
イメージを取り込んでいることを示すメッセージ「読み
取り中です。暫くお待ち下さい。」が表示される(図
7)。
【0048】ステップS2において、RAM3に記憶さ
れたA4判の実イメージが、例えばその大きさの1/1
6に縮小され、フィーチャーイメージが生成されてステ
ップS3に進む。ステップS3において、RAM3に記
憶されたA4判の実イメージが圧縮され、ステップS4
に進み、ステップS1でスキャナ8から取り込まれたイ
メージが新規のドキュメントのものであるか否かが判定
される。ステップS4において、ステップS1でスキャ
ナ8から取り込まれたイメージが新規のドキュメントの
ものでないと判定された場合、ステップS5およびS6
をスキップしてステップS7に進む。
【0049】ステップS4において、ステップS1でス
キャナ8から取り込まれたイメージが新規のドキュメン
トのものであると判定された場合、ステップS5に進
み、ステップS3で圧縮された実イメージを記録するた
めの実イメージファイルが、光磁気ディスク12上に作
成されるとともに、ステップS2で生成されたフィーチ
ャーイメージを記録するためのフィーチャーイメージフ
ァイルが光磁気ディスク12上に作成される。さらに、
ステップS5において、実イメージファイルとフィーチ
ャーイメージファイルを管理する、前述したデータ構成
のインデックスファイルが作成され、ステップS6に進
み、図5のウインドウ41内のID入力枠44に入力さ
れたドキュメントID「NEWS」が、インデックスフ
ァイルのヘッダに記録され、ステップS7に進む。
【0050】ステップS7において、光磁気ディスク1
2上の実イメージファイルの最後(エンドオブファイ
ル)に、ステップS3で圧縮された実イメージが書き込
まれ、ステップS8において、光磁気ディスク12上の
フィーチャーイメージファイルの最後(エンドオブファ
イル)に、ステップS2で生成された、実イメージを縮
小したフィーチャーイメージが書き込まれてステップS
9に進む。
【0051】即ち、ステップS7またはS8では、実イ
メージファイルまたはフィーチャーイメージファイル
に、実イメージまたはフィーチャーイメージがシーケン
シャルにそれぞれ記録される。
【0052】ステップS9において、ステップS7で実
イメージファイルの最後(エンドオブファイル)に書き
込まれた実イメージの位置(実イメージファイルの先頭
アドレスからのオフセットアドレス)、およびそのデー
タサイズ、並びにステップS8でフィーチャーイメージ
ファイルの最後(エンドオブファイル)に書き込まれた
フィーチャーイメージの位置(フィーチャーイメージフ
ァイルの先頭アドレスからのオフセットアドレス)が、
ステップS5で作成されたインデックスファイルの最後
(エンドオブファイル)に書き込まれる。
【0053】そして、ステップS10に進み、スキャナ
8による、ドキュメントすべてのページの実イメージの
取り込みが終了したか否かが判定される。
【0054】なお、このとき、ウインドウ51において
は、図8に示すように、実行ボタン52は通常の表示に
戻り、実イメージの取り込みが、さらにあるのか否かを
問い合わせるメッセージ「更に追加しますか?」が表示
される。
【0055】ステップS10において、ドキュメントす
べてのページの実イメージの取り込みが終了していない
と判定された場合、ステップS1に戻り、再びステップ
S1からの処理を繰り返す。ステップS10において、
ドキュメントすべてのページの実イメージの取り込みが
終了したと判定された場合、処理を終了する。
【0056】以上のようにして、ドキュメントの実イメ
ージ(実イメージファイル)とともにフィーチャーイメ
ージ(フィーチャーイメージファイル)が光磁気ディス
ク12に記録された後、この実イメージまたはフィーチ
ャーイメージを確認するか否かを問い合わせるメッセー
ジ「確認しますか?」が、ウインドウ51内に表示され
る(図9)。
【0057】このとき、ウインドウ51内の確認ボタン
61がマウス11でクリックされると、光磁気ディスク
12に記録されたドキュメントの各ページの実イメージ
を1/16に縮小したフィーチャーイメージが読み出さ
れるとともに、ディスプレイ5に16分割されたウイン
ドウ71が開かれ、そこに、実イメージを1/16に縮
小したフィーチャーイメージが表示される(図10)。
【0058】さらに、ウインドウ71内に表示されたフ
ィーチャーイメージ(図10においては、16のフィー
チャーイメージが表示されている様子を示している)が
マウス11でクリックされると、そのフィーチャーイメ
ージが反転表示され(図11)、反転表示されたフィー
チャーイメージに対応する、圧縮された実イメージが、
光磁気ディスク12から伸張されて読み出され、RAM
3に記憶される。そして、RAM3に記憶された、解像
度400DPIの実イメージは、その解像度がディスプ
レイ5の解像度と同じ100DPIに落とされ、例えば
実際の大きさでディスプレイ5に表示される。これによ
り、スキャナ8から取り込んだドキュメントが、正確に
光磁気ディスク12に記録されたか否かを確認すること
ができる。
【0059】なお、図11は、16のフィーチャーイメ
ージのうち、1段目の左から4列目、2段目の左から2
列目、3段目の左から3列目、および4段目の左から1
列目におけるフィーチャーイメージがマウス11でクリ
ックされ、反転表示されている様子を示している。ま
た、図12には、図3に示す処理により、光磁気ディス
ク12へのドキュメント(実イメージおよびフィーチャ
ーイメージ)の記録が行われる場合の、使用者の操作手
順としてのステップS21乃至S30を示してある。
【0060】次に、光磁気ディスク12に記録されたド
キュメント(実イメージおよびフィーチャーイメージ)
を検索する場合の装置の動作について、図13および図
14のフローチャートを参照して説明する。まず、装置
を起動したときに、ディスプレイ5の上部に表示され
る、図15に示すメニューバー80におけるファイル棚
ボタン81乃至83、番号検索ボタン84、DB(デー
タベース)検索ボタン85、または終了ボタン86のう
ち、例えば番号検索ボタン84がマウス11でクリック
されると、ドキュメントIDを入力するための入力枠
(図16(a))が表示される。
【0061】なお、図15に示すメニューバー80にお
いては、ファイル棚ボタン81乃至83は、光磁気ディ
スク12の、ファイル棚ボタン81乃至83に対応する
ディレクトリに記録されたドキュメント(実イメージお
よびフィーチャーイメージ)を検索する場合にマウス1
1でクリックされ、DB検索ボタン85は、例えばキー
ワードを用いて、光磁気ディスク12に記録されたドキ
ュメント(実イメージおよびフィーチャーイメージ)を
検索する場合にマウス11でクリックされる。また、終
了ボタン86は、装置の動作を終了させる場合にマウス
11でクリックされる。
【0062】そして、図13のステップS31におい
て、ディスプレイ5に表示された入力枠に、検索するド
キュメントのドキュメントID(例えば「NEWS」)
が、例えばキーボード10から入力され(図16
(a))、ステップS32に進み、光磁気ディスク12
に記録されているドキュメント(実イメージおよびフィ
ーチャーイメージ)を管理するすべてのインデックスフ
ァイルのヘッダが参照され、入力されたドキュメントI
Dと一致するドキュメントIDが記録されたヘッダを有
する、例えば図2に示すインデックスファイル20が検
出(検索)される。さらに、ステップS32において、
インデックスファイル20のヘッダに記録されたドキュ
メントID「NEWS」がディスプレイ5に表示され
(図16(b))、インデックスファイル20のインデ
ックスデータP1乃至P5が参照されて固定長のフィー
チャーイメージのデータF1乃至F5が、光磁気ディス
ク12から読み出される。
【0063】ステップS32で光磁気ディスク12から
読み出されたフィーチャーイメージのデータF1乃至F
5は、ステップS33においてRAM3に格納され、ス
テップS34において、ディスプレイ5が、例えば16
分割され、そこにRAM3に記憶されたフィーチャーイ
メージのデータF1乃至F5に対応するフィーチャーイ
メージが表示されるとともに(図16(c))、インデ
ックスボタン91、一括表示ボタン92、および戻るボ
タン93を有するウインドウ90(図17)が表示さ
れ、ステップS35に進む。
【0064】ここで、図17のインデックスボタン91
は、図10に示すように、フィーチャーイメージを表示
させる場合にマウス11でクリックされ、一括表示ボタ
ン92は、図18に示すように、実イメージを表示させ
る場合にマウス11でクリックされる。また、戻るボタ
ン93は、図15のメニューバー80を表示させる場合
にマウス11でクリックされる。
【0065】ステップS35において、ディスプレイ5
に表示されたフィーチャーイメージのいずれかがマウス
11でクリックされて指定され、ステップS36に進
み、ステップS35で指定されたフィーチャーイメージ
すべてが反転表示され(図16(d))、ステップS3
7に進む。
【0066】ステップS37において、ステップS34
で表示されたウインドウ90の一括表示ボタン92(図
17)がマウス11でクリックされ、ステップS38に
進み、ステップS36で反転表示されたフィーチャーイ
メージ(図16(d)において、斜線を付してある部
分)すべてのページ番号(ドキュメントのページ)が、
RAM3に設けられた画面表示テーブル(図示せず)と
しての領域に登録され(記憶され)、ステップS39に
進む。
【0067】ステップS39において、RAM3の画面
表示テーブルからページ番号が読み出され、ステップS
40に進み、RAM3の画面表示テーブルにページ番号
が記憶されているか否かが判定される。ステップS40
において、RAM3の画面表示テーブルにページ番号が
まだ記憶されていると判定された場合、ステップS41
に進み、インデックスファイルが参照され、ステップS
39で読み出されたページ番号に対応するドキュメント
のページの実イメージが光磁気ディスク12に記録され
ている位置情報(格納情報)が検出され、ステップS4
2に進む。
【0068】ステップS42において、ステップS41
で検出された位置情報(格納情報)を基に、圧縮された
実イメージが光磁気ディスク12より読み出され、RA
M3に記憶され、図14に示すステップS51に進む。
【0069】図14のステップS51において、ステッ
プS42でRAM3に記憶された、圧縮された実イメー
ジが伸張され、ステップS52に進み、その実イメージ
の解像度が、ディスプレイ5の解像度と同一の100D
PIに変換され、ステップS53に進む。ステップS5
3において、ステップS52で解像度が100DPIに
変換された実イメージが表示され(図16(e))、図
13のステップS39に戻る。
【0070】ステップS40において、RAM3の画面
表示テーブルにページ番号が記憶されていないと判定さ
れるまで、ステップS39乃至S42(図13)、およ
びステップS51乃至S53(図14)の処理を繰り返
す。ステップS40において、RAM3の画面表示テー
ブルにページ番号が記憶されていないと判定された場
合、処理を終了する。
【0071】なお、図17に示すインデックスボタン9
1をマウス11でクリックすることにより、実イメージ
の表示(図16(e))は、フィーチャーイメージの表
示(図16(d))になり、一括表示ボタン92をマウ
ス11でクリックすることにより、フィーチャーイメー
ジの表示(図16(d))は、実イメージの表示(図1
6(e))になる。
【0072】また、図19には、図13および図14に
示す処理により、光磁気ディスク12からのドキュメン
ト(実イメージおよびフィーチャーイメージ)の検索が
行われる場合の、使用者の操作手順としてのステップS
61乃至S66を示してある。
【0073】以上のように、ドキュメントの実イメージ
を圧縮して光磁気ディスク12に記録するとともに、固
定長のフィーチャーイメージを生成して光磁気ディスク
12に記録しておき、ドキュメントの検索を行う場合
に、まず固定長のフィーチャーイメージを光磁気ディス
ク12から読み出して表示するようにしたので、検索し
たドキュメントの内容を容易に把握することができ、さ
らにその中の必要とするページを短時間で探し出すこと
ができる。
【0074】ところで、図15の番号検索ボタン84で
はなく、DB検索ボタン85がマウス11でクリックさ
れ、キーワードを用いて、光磁気ディスク12に記録さ
れたドキュメント(実イメージおよびフィーチャーイメ
ージ)が検索されると、例えば図20(a)に示すよう
に、複数のドキュメント(ドキュメントA乃至F)が検
出される場合がある。
【0075】図1の電子ファイリング装置では、このよ
うな場合、ドキュメントA乃至Fそれぞれの、例えば1
ページ目(A−1乃至F−1)のフィーチャーイメージ
がディスプレイ5に表示されるようになっている(図2
0(b))。即ち、各ドキュメントA乃至Fの各ページ
のフィーチャーイメージが、その1ページ目のフィーチ
ャーイメージでそれぞれ代表されるようになっている。
【0076】そして、その中から必要とする、例えばド
キュメントEの1ページ目のフィーチャーイメージがマ
ウス11でクリックされると、そのフィーチャーイメー
ジが反転表示され(図20(c)において斜線を付して
ある)、ドキュメントEの各ページ(E−1乃至E−
8)のフィーチャーイメージが、ドキュメントA乃至F
それぞれの1ページ目(A−1乃至F−1)のフィーチ
ャーイメージに代わって、ディスプレイ5に表示される
(図21(a))。
【0077】さらに、ディスプレイ5に表示されたドキ
ュメントEの各ページ(E−1乃至E−8)のフィーチ
ャーイメージの、例えばページE−2およびE−4が、
マウス11でクリックされると、前述したように、その
フィーチャーイメージが反転表示され(図21(b)で
影を付してある)、反転表示されたページE−2および
E−4の実イメージが光磁気ディスク12より読み出さ
れて表示される(図21(c))。
【0078】また、この装置では、ドキュメントが、そ
のフィーチャーイメージをディスプレイ5に一度に表示
することのできる16ページより多い、例えば48ペー
ジからなる場合、フィーチャーイメージは、図22に示
すようにページ送りされて表示されるようになってい
る。即ち、図22(a)においては、48のフィーチャ
ーイメージが、光磁気ディスク12から読み出され、1
6ページ単位で(1乃至16ページ、17乃至32ペー
ジ、および33乃至48ページに分けて)ページ送りさ
れて表示されている様子を示している。
【0079】図22(b)においては、最初に1乃至1
6ページのフィーチャーイメージが表示された後、残り
のフィーチャーイメージが1ページずつページ送りされ
て表示されている様子を示している。これにより、例え
ば16ページと17ページとが何らかのつながりがある
ドキュメントのフィーチャーイメージが表示される場合
でも、その表示が見にくくなることが防止される。
【0080】また、図22(c)においては、最初に1
乃至16ページの1画面目のフィーチャーイメージが表
示された後、16ページを1単位とした画面数(画面番
号)が、例えば3とキーボード10から入力され、1画
面目からジャンプして、3画面目の33乃至48ページ
のフィーチャーイメージが表示されている様子を示して
いる。
【0081】なお、図22(a)および(c)におい
て、フィーチャーイメージの下部の数字は、上述した1
6ページを1単位とした画面数(画面番号)を示してい
る。また、図22(b)において、フィーチャーイメー
ジの右上のカッコ内の数字は、現在表示されているフィ
ーチャーイメージのページを示している。
【0082】次に、図23は、A4判の縦(A4判の縦
置きの)ドキュメント、A4判の横(A4判の横置き
の)ドキュメント、A3判の横ドキュメント、またはA
3判の縦ドキュメントの、それぞれのフィーチャーイメ
ージの表示方法を示している。即ち、この装置では、A
4判の縦ドキュメントのフィーチャーイメージは、その
まま表示され、A4判の横ドキュメントのフィーチャー
イメージは、縦置きに、枠付けして表示される。さら
に、A3判の横ドキュメントは、A4判の縦ドキュメン
トのフィーチャーイメージの2つ分の表示スペースを使
い、枠付けして表示され、A3判の縦のドキュメント
は、横置きに、A4判の縦ドキュメントのフィーチャー
イメージの2つ分の表示スペースを使って表示される。
【0083】以上のように、A4判またはA3判の横ド
キュメントのフィーチャーイメージは、両方とも枠付け
して表示されるので、フィーチャーイメージだけでドキ
ュメントの方向(縦置きで使われているか、または横置
きで使われているか)が容易に判る。なお、ドキュメン
トの大きさ(ドキュメントがA4判であるか、またはA
3判であるか)と、その方向は、図3のステップS1で
スキャナ8からドキュメントのイメージを取り込むとき
に指定することができるようになっている。
【0084】以上の説明においては、ドキュメントのフ
ィーチャーイメージとして、実イメージを縮小したもの
を用いたが、例えば図24に示す文字だけからなるドキ
ュメントの場合、これを縮小し、フィーチャーイメージ
として、図25に示すようにウインドウ101内に表示
すると、ドキュメントの内容がほとんど把握できず、そ
の特定が困難になるときがある。そこで、この装置で
は、図3のステップS1でスキャナ8からドキュメント
のイメージを取り込むときに、そのドキュメントの特徴
を示す、例えば記事録の議題や報告書の題目など任意の
部分を指定し、そこを拡大または縮小してフィーチャー
イメージとすることができる。即ち、図24の文字だけ
からなるドキュメントの特徴部分としての題目を示す部
分「フィーチャーイメージの使い方」を切り出し、これ
をフィーチャーイメージとすることができる(図2
6)。
【0085】さらに、ドキュメントの任意の1ページに
対し、そのページの特徴部分を複数箇所指定し、複数の
フィーチャーイメージを割り当てる、即ち1ページ(1
つの実イメージ)に複数のフィーチャーイメージを割り
当てるようにすることができる。
【0086】このように、ドキュメントの特徴を示す任
意の部分を拡大または縮小したフィーチャーイメージを
図27に示す。
【0087】なお、本実施例においては、16ページ単
位でフィーチャーイメージを表示するようにしたが、1
6ページ単位ではなく、例えば8ページ単位など任意の
ページ数を1単位としてフィーチャーイメージを表示す
るようにすることができる。さらに、フィーチャーイメ
ージの大きさをA4判の実イメージの大きさの1/16
としたが、これに限定されるものではない。また、本実
施例では、フィーチャーイメージの表示を1ページ目か
ら順番にするようにしたが、この順番も限定されるもの
ではなく、任意の順番で表示するようにすることができ
る。
【0088】さらに、文書のイメージおよびインデック
スファイル20を記録する記録媒体も本実施例で示した
光磁気ディスク12に限らず、例えば磁気ディスクや磁
気テープなどの記録媒体を用いることができる。
【0089】
【発明の効果】請求項1に記載の電子ファイリング装置
によれば、文書の実際のイメージである実イメージ、お
よび実イメージの特徴を有する特徴イメージを生成し、
記録媒体に記録するとともに、この実イメージおよび特
徴イメージを、記録媒体に記録した位置を、IDコード
と対応付けて管理する管理手段を記録媒体に記録する。
そして、管理手段を参照して、IDコードに対応する文
書の各ページの特徴イメージすべてを記録媒体から検索
して読み出し、その文書の各ページの特徴イメージを、
所定数に分割した画面にそれぞれ表示する。従って、文
書を検索するときに、記録媒体にあらかじめ記録された
文書の各ページの特徴を有する特徴イメージが一度に読
み出されて表示されるので、必要とする文書または必要
とする文書のページを短時間で検索することができる。
【0090】請求項2に記載の電子ファイリング装置に
よれば、実イメージを縮小して特徴イメージを生成する
ので、容易に特徴イメージを作成することができ、装置
を簡単に構成することができる。
【0091】請求項3に記載の電子ファイリング装置に
よれば、特徴イメージのデータ長は、固定長であるの
で、記録媒体に記録したときに、容易に管理することが
でき、従って特徴イメージを短時間で検索して表示する
ことができる。
【0092】請求項4に記載の電子ファイリング装置に
よれば、複数の文書の特徴イメージを検索して読み出
し、表示手段に、その複数の文書の各先頭ページの特徴
イメージを、所定数に分割した画面にそれぞれ表示させ
る。従って、例えばキーワードなどを用いて文書を検索
し、検索結果として複数の文書が出力された場合に比較
して、必要とする文書を容易に特定することができる。
【0093】請求項5に記載の電子ファイリング装置に
よれば、表示手段に画面分割して表示された文書の各ペ
ージの特徴イメージを指定し、その特徴イメージに対応
する実イメージを、記録媒体から読み出して、表示手段
に表示する。従って、特徴イメージにより文書のページ
と特定してから、それに対応する文書の実イメージを記
録媒体から読み出すので、短時間で必要とする文書のペ
ージを検索することができる。
【0094】請求項6に記載の電子ファイリング装置に
よれば、表示手段に、文書の各ページの特徴イメージ
を、所定数ごとにページ送りして表示させるので、多く
のページからなる文書の中から、必要とするページを容
易に探し出すことができる。
【0095】請求項7に記載の電子ファイリング装置に
よれば、表示手段に、文書の各ページの特徴イメージ
を、1ページごとにページ送りして表示させるので、多
くのページからなる文書の中から、必要とするページを
容易に探し出すことができる。
【0096】請求項8に記載の電子ファイリング装置に
よれば、表示手段に、文書の各ページの特徴イメージ
を、画面単位でページ送りして表示させるので、多くの
ページからなる文書の中から、必要とするページを容易
に探し出すことができる。
【0097】請求項9に記載の電子ファイリング装置に
よれば、文書の縦横を判別し、文書の縦横に対応して、
文書の特徴イメージを生成する。従って、文書の実イメ
ージを確認しなくても、特徴イメージから文書の縦横を
確認することができるようになる。
【0098】請求項10に記載の電子ファイリング装置
によれば、表示手段に、文書の縦横に対応して、文書の
特徴イメージを表示させるので、文書の実イメージを確
認しなくても、特徴イメージから文書の縦横を確認する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子ファイリング装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の光磁気ディスク12に記録され
るインデックスファイル20、実イメージファイル2
1、およびフィーチャーイメージファイル22のデータ
形式を示す図である。
【図3】ドキュメントを光磁気ディスク12に記録する
場合の装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】装置を起動したときにディスプレイ5に表示さ
れる初期画面を示す図である。
【図5】ドキュメントを格納する格納場所を指定すると
ともに、ドキュメントIDを入力するときにディスプレ
イ5に表示されるウインドウ41を示す図である。
【図6】スキャナ8からドキュメントのイメージを取り
込むときにディスプレイ5に表示される確認画面を示す
図である。
【図7】スキャナ8からドキュメントのイメージを取り
込んでいる最中にディスプレイ5に表示される表示画面
を示す図である。
【図8】スキャナ8からの、ドキュメントの1つのペー
ジの取り込みが終了したときにディスプレイ5に表示さ
れる表示画面を示す図である。
【図9】スキャナ8からの、ドキュメントのすべてのペ
ージの取り込みが終了したときにディスプレイ5に表示
される表示画面を示す図である。
【図10】ディスプレイ5に表示されたフィーチャーイ
メージを示す図である。
【図11】ディスプレイ5に表示されたフィーチャーイ
メージがマウス11でクリックされ、反転表示された様
子を示す図である。
【図12】図3の処理により、光磁気ディスク12への
ドキュメント(実イメージおよびフィーチャーイメー
ジ)の記録が行われる場合の操作手順を示すフローチャ
ートである。
【図13】光磁気ディスク12に記録されたドキュメン
ト(実イメージおよびフィーチャーイメージ)を検索す
る場合の装置の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図14】図13のフローチャートに続くフローチャー
トである。
【図15】ディスプレイ5の上部に表示されるメニュー
バー80を示す図である。
【図16】検索されたドキュメントの表示方法を説明す
るための図である。
【図17】ドキュメントの実イメージを表示するときに
マウス11でクリックされるインデックスボタン91
と、ドキュメントのフィーチャーイメージを表示すると
きにマウス11でクリックされる一括表示ボタン92を
示す図である。
【図18】図17の一括表示ボタン92がマウス11で
クリックされ、ディスプレイ5に表示されたドキュメン
トの実イメージを示す図である。
【図19】図13および図14の処理により、光磁気デ
ィスク12からのドキュメント(実イメージおよびフィ
ーチャーイメージ)の検索が行われる場合の操作手順を
示すフローチャートである。
【図20】複数のドキュメントのフィーチャーイメージ
をディスプレイ5に表示する方法を説明するための図で
ある。
【図21】複数のドキュメントの中から指定されたもの
のフィーチャーイメージまたは実イメージの表示方法を
説明するための図である。
【図22】フィーチャーイメージのページ送りを説明す
るための図である。
【図23】大きさまたは向きの異なるドキュメントのフ
ィーチャーイメージの表示方法を説明するための図であ
る。
【図24】文字だけからなるドキュメントを示す図であ
る。
【図25】図24のドキュメントを縮小したフィーチャ
ーイメージを示す図である。
【図26】図24のドキュメントの題目を切り出して作
成したフィーチャーイメージを示す図である。
【図27】ドキュメントの特徴を切り出して作成したフ
ィーチャーイメージを示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 表示用バッファ 5 ディスプレイ 6 プリンタスキャナバッファ 7 プリンタ 8 スキャナ 9 キーボードマウスインターフェース 10 キーボード 11 マウス 12 光磁気ディスク 20 インデックスファイル 21 実イメージファイル 22 フィーチャーイメージファイル 31 ウインドウ 32 新規ボタン 33 割込/追加ボタン 34 終了ボタン 35 差替ボタン 36 削除ボタン 37 変更/移動ボタン 41 ウインドウ 42 読込開始ボタン 43 戻るボタン 44 ID入力枠 45 格納場所指定ボタン部 51 ウインドウ 52 実行ボタン 53 戻るボタン 61 確認ボタン 71 ウインドウ 80 メニューバー 81乃至83 ファイル棚ボタン 84 番号検索ボタン 85 DB検索ボタン 86 終了ボタン 90 ウインドウ 91 インデックスボタン 92 一括表示ボタン 93 戻るボタン 101 ウインドウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜野 博 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 田村 栄史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ファイリングされた少なくとも1ペ
    ージからなる文書に付けられたIDコードにより、前記
    文書を管理する電子ファイリング装置において、 前記文書の実際のイメージである実イメージ、および前
    記実イメージの特徴を有する特徴イメージを生成する生
    成手段と、 前記生成手段により生成された前記実イメージおよび前
    記特徴イメージとを記録する記録媒体と、 前記実イメージおよび前記特徴イメージが、前記記録媒
    体に記録された位置を、前記IDコードと対応付けて管
    理する管理手段と、 前記管理手段を参照して、前記IDコードに対応する前
    記文書の各ページの特徴イメージすべてを前記記録媒体
    から検索して読み出す検索手段と、 前記検索手段により読み出された前記文書の各ページの
    特徴イメージを、所定数に分割した画面にそれぞれ表示
    する表示手段とを備えることを特徴とする電子ファイリ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段は、前記実イメージを縮小
    して前記特徴イメージを生成することを特徴とする請求
    項1に記載の電子ファイリング装置。
  3. 【請求項3】 前記特徴イメージのデータ長は、固定長
    であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子
    ファイリング装置。
  4. 【請求項4】 前記検索手段は、複数の文書の特徴イメ
    ージを前記記録媒体から検索して読み出し、 前記表示手段は、前記検索手段により読み出された前記
    複数の文書の各先頭ページの特徴イメージを、前記所定
    数に分割した画面にそれぞれ表示することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の電子ファイリング装
    置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段に画面分割して表示された
    前記文書の各ページの特徴イメージを指定する指定手段
    と、 前記指定手段により指定された前記特徴イメージに対応
    する実イメージを、前記記録媒体から読み出す読み出し
    手段とを備え、 前記表示手段は、前記読み出し手段により読み出された
    前記特徴イメージに対応する実イメージを表示すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子フ
    ァイリング装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記文書の各ページの
    特徴イメージを、前記所定数ごとにページ送りして表示
    することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の電子ファイリング装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、前記文書の各ページの
    特徴イメージを、1ページごとにページ送りして表示す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    電子ファイリング装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は、前記文書の各ページの
    特徴イメージを、前記画面単位でページ送りして表示す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    電子ファイリング装置。
  9. 【請求項9】 前記生成手段は、前記文書の縦横を判別
    し、前記文書の縦横に対応して、前記文書の特徴イメー
    ジを生成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれ
    かに記載の電子ファイリング装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は、前記生成手段により
    判別された前記文書の縦横に対応して、前記文書の特徴
    イメージを表示することを特徴とする請求項9に記載の
    電子ファイリング装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001101200A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Sony Corp 電子ファイリング装置
JP2001184042A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Nec Information Service Ltd イメージ表示装置

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JP2001101200A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Sony Corp 電子ファイリング装置
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