JPH0675856A - キャッシュメモリシステム - Google Patents

キャッシュメモリシステム

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JPH0675856A
JPH0675856A JP5051757A JP5175793A JPH0675856A JP H0675856 A JPH0675856 A JP H0675856A JP 5051757 A JP5051757 A JP 5051757A JP 5175793 A JP5175793 A JP 5175793A JP H0675856 A JPH0675856 A JP H0675856A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、SRAMとDRAMを混用し
て、構成の大型化を招くことなく、大容量化ならびに高
速化を達成することができるキャッシュメモリシステム
を提供することを目的とする。 【構成】 この発明は、命令を格納するDRAMからな
る命令用キャッシュメモリ31と、命令の操作対象とな
るオペランドデータを格納するSRAMからなるデータ
用キャッシュメモリ33とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主記憶とプロセッサ
との間に位置して主記憶のアクセス時間とプロセッサの
サイクルタイムとの時間差を調整するキャッシュメモリ
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロプロセッサ(MPU)搭
載のシステムにおいて、キャッシュメモリシステムが導
入されはじめている。キャッシュメモリを内蔵したMP
Uは、そのキャッシュメモリがスタティック型のRAM
(以下「SRAM」と呼ぶ)で構成されたものと、ダイ
ナミック型のRAM(以下「DRAM」と呼ぶ)で構成
されたものとがある。
【0003】SRAMは、その代表的なセルとして、図
14に示すようなCMOS6Tr (トランジスタ)型
と、図15に示すようなE/R型のものがあげられる。
【0004】CMOS6Tr 型セルは、(MOSからな
る2個のインバ―タ回路1をたすき掛け接続したフリッ
プフロップ回路と、このフリップフロップ回路とデ―タ
線(ビット線)との接続/分離をワ―ド線の電位に応じ
て行なう2個のトランスファゲ―ト3から構成されてい
る。
【0005】E/R型セルは、エンハンスメント型の2
個のNチャンネルMOS型FET(以下「NMOS」と
呼ぶ)5とこのNMOS5の負荷となる抵抗7とからな
るフリップフロップ回路と、2個のトランスファゲ―ト
3から構成されている。このE/R型セルは、抵抗7を
比抵抗の高いポリシリコンで形成して、抵抗7の占有面
積を小さくしているため、スタティック型のセルの中に
あっては高集積化、高速化に適している。
【0006】一方、DRAMは、その代表的なセルとし
て、図16に示す4Tr (トランジスタ)型と、図17
に示す1Tr (トランジスタ)キャパシタンス型のもの
があげられる。
【0007】4Tr 型セルは、図15に示したE/R型
セルのそれぞれの抵抗7を削除した形のものである。こ
のような構成では、2本のデ―タ線を相補的に用いるた
め、比較的高速に動作させることが可能となる。
【0008】1Tr キャパシタンス型セルは、蓄積容量
9とトランスファゲ―ト3を直列に接続して構成され
て、1本のデ―タ線に接続されている。したがって、こ
の1Tr キャパシタンス型セルは、必要最小限の素子と
信号線で構成され、高集積化に最も適している。
【0009】このようなセルが、それぞれ対応してSR
AM、DRAMに用いらており、それぞれのセルの特性
を比較すると、図18に示すようになる。
【0010】図18を参照して、6Tr 型のSRAM
は、E/R型SRAMに比べて、専有面積が著しく大き
くなる。このため、大容量のメモリには不向きである。
したがって、以下、SRAMはE/R型のSRAMを指
すものとする。
【0011】4Tr DRAMは、製造プロセスが単純で
アクセス時間も小さく専有面積はE/R型のSRAMと
ほぼ同等である。しかしながら、ダイナミック型である
ためにリフレッシュ動作が必要となる。このため、シス
テム構成が複雑となり、E/R型SRAMに比べて使い
難い。また、専有面積では、同様にリフレッシュ動作を
必要とする1Tr DRAMに比べて大きくなり、高集積
化にとって不利となる。したがって、以下、DRAMは
1Tr 型DRAMを指すものとする。
【0012】一方、SRAMとDRAMのそれぞれのセ
ルを比較してみると、図19に示すように、SRAM
は、アクセス時間がDRAMに比べて2〜3倍程度高速
となるが、専有面積はDRAMに比べて5〜10倍程度
大きくなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、キャシュ
メモリを内蔵したMPUは、キャッシュメモリのセルが
前述したSRAMあるいはDRAMの一方でのみ構成さ
れていた。
【0014】例えば、キャッシュメモリをSRAMでの
み構成した場合には、高速なアクセス時間によりデ―タ
処理を高速に行なうことが可能となる。その反面、同一
の専有面積ではDRAMに比べて容量が少なくなる。こ
れにより、キャッシュメモリのヒット率が低下して、主
記憶へのアクセス頻度が増加する。したがって、処理効
率を低下させるという問題が生じていた。
【0015】一方、キャッシュメモリをDRAMでのみ
構成した場合には、大容量化が可能となり、ヒット率を
高めることができるようになる。その反面、アクセス時
間がSRAMに比べて長くなる。このため、キャッシュ
メモリに格納されている命令やオペランドデ―タの読出
しに時間がかかり、それぞれの命令の処理時間が長くな
るという問題があった。
【0016】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、SRAMとD
RAMを混用して、構成の大型化を招くことなく、大容
量化ならびに高速化を達成し、プロセッサの大型化を招
くことなく、プロセッサの処理効率及び処理時間の向上
に寄与することができるキャッシュメモリシステムを提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、命令を格納するDRAM
(ダイナミック型のランダム・アクセス・メモリ)から
なる命令用キャッシュメモリと、命令の操作対象となる
オペランドデータを格納するSRAM(スタティック型
のランダム・アクセス・メモリ)からなるデータ用キャ
ッシュメモリとから構成される。
【0018】請求項2記載の発明は、前記命令用キャッ
シュメモリは、スタティックカラムモード方式によりア
クセスされて構成される。
【0019】請求項3記載の発明は、主記憶に格納され
ている情報の部分集合及びこれに対応するタグアドレス
を保持するDRAM(ダイナミック型のランダム・アク
セス・メモリ)からなる第1のキャッシュメモリと、前
記第1のキャッシュメモリに保持される情報の部分集合
及びこれに対応するタグアドレスを保持するSRAM
(スタティック型のランダム・アクセス・メモリ)から
なる第2のキャッシュメモリとから構成される。
【0020】
【作用】上記構成において、請求項1記載の発明は、キ
ャッシュメモリにおける格納デ−タの種類によるセパレ
−ト化を図り、構成の大型化を招くことなく、命令用キ
ャッシュメモリの大容量化ならびにデ−タ用キャッシュ
メモリの高速化を達成するようにしている。
【0021】請求項3記載の発明は、キャッシュメモリ
システムにおける階層化を図り、構成の大型化を招くこ
となく、第1のキャッシュメモリの大容量化ならびに第
2のキャッシュメモリの高速化を達成するようにしてい
る。
【0022】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。
【0023】まず、請求項1〜3記載の発明の実施例を
説明する前に、この発明に関連した参考例のキャッシュ
メモリシステムの構成を図1〜図3を用いて説明する。
【0024】この参考例に示すキャッシュメモリシステ
ム11は、図2に示すように、MPU(マイクロプロセ
ッサ)13とともに1チップ化されたものである。
【0025】この参考例を説明する前に、キャッシュメ
モリについて簡単に説明する。 キャッシュメモリは、
プロセッサと主記憶との間に置かれた高速なメモリであ
り、主記憶の情報の部分集合が格納されてアクセスされ
るものである。したがって、アクセス頻度の高い情報が
キャッシュメモリに格納されてヒット率が高くなると、
キャッシュメモリの効果が発揮される。
【0026】このようなキャッシュメモリシステムは、
図1に示すように、主記憶(図示せず)に格納されてい
る情報の部分集合を格納保持するデ―タメモリ部15
と、部分集合の各情報に対応したタグアドレスを格納保
持するタグメモリ部17とのそれぞれ機能が異なる2つ
のモジュ―ルを備えている。
【0027】この参考例のキャッシュメモリシステは、
タグメモリ部17がSRAMで構成され、デ―タメモリ
部15がDRAMで構成されている。これらのタグメモ
リ部17及びデ―タメモリ部15は、32ビットのアド
レス空間(a0〜a31)に対応したものであり、16バイト
のブロック長で256エントリ―のダイレクトマッピン
グ方式で構成されている。
【0028】このようなキャッシュメモリシステムは、
タグメモリ部17とデ―タメモリ部15がキャッシュメ
モリシステムに与えられる32ビットのアドレス(a0〜
a31)の内8ビットのアドレス(a20 〜a27)によりアクセ
スされる。このアドレスによりタグメモリ部17から読
出された20ビットのアドレスは、比較器19により3
2ビットのアドレスの内20ビットのアドレス(a0〜a1
9)と比較される。
【0029】比較結果において、両アドレスが一致した
ならば、タグメモリ部17から読出されたアドレス(図
1中に斜線で示す)に対応してデ―タメモリ部15から
読出された16バイトのデ―タ(図1中に斜線で示す)
が、所望のデ―タであることが確認されて、ヒット信号
が比較器19から制御ロジック21に与えられる。これ
により、ヒットしたことを示す状態信号が制御ロジック
21からMPUに与えられる。デ―タメモリ部15から
読出された16バイトのデ―タは、32ビットのアドレ
スのうち4ビットのアドレス(a28 〜a31)にしたがって
セレクタ23により1バイトのデ―タに選択されて、M
PUに与えられる。このような、読出し動作のタイミン
グを図3に示す。
【0030】一方、両アドレスが一致していない場合に
は、デ―タメモリ部15から読出されたデ―タが所望の
デ―タでないことを示すミス信号が比較器19から制御
ロジック21に出力される。これにより、制御ロジック
21は主記憶に対してデ―タメモリ部15に格納されて
いない所望のデ―タをアクセスする。
【0031】このように、ヒット信号及びミス信号は、
読出そうとする所望のデ―タがデ―タメモリ部15に格
納されているか否かを示す信号となる。ゆえに、ヒット
信号が出力されるか、あるいはミス信号が出力されるか
で、デ―タメモリ部15からのデ―タの読出し動作以降
の動作が異なる。このため、ヒット信号及びミス信号
は、高速化が要求される。ヒット信号及びミス信号の出
力を高速にするためには、タグメモリ部17のアドレス
出力を高速にする必要がある。したがって、タグメモリ
部17の高速化が要求される。
【0032】一方、デ―タメモリ部15とタグメモリ部
17の容量は以下に示すようになる。デ―タメモリ部
128ビット/エントリ ×256エントリ=32780ビット タグメモリ部 20ビット/エントリ ×256エントリ=5120ビット このように、デ―タメモリ部15はタグメモリ部17の
6倍以上の容量が必要となる。しかしながら、デ―タメ
モリ部15はタグメモリ部17に比べて高速性は要求さ
れない。
【0033】したがって、この参考例は、デ―タメモリ
部15をDRAMで構成し、タグメモリ部17をSRA
Mで構成しているので、専有面積の大型化を招くことな
く、上述したデ―タメモリ部15の大容量化と、タグメ
モリ部17の高速化を達成することが可能となる。この
結果、デ―タ処理を効率良くかつ高速に行なうことがで
きるようになる。
【0034】次に、請求項1又は2記載の発明の一実施
例を図4を参照して説明する。
【0035】この実施例は、セパレ―トキャッシュメモ
リシステムの最適化を図ったものである。セパレ―トキ
ャッシュメモリシステムは、キャッシュメモリを命令キ
ャッシュとデ―タキャッシュの2つの部分に分割して、
それぞれ命令用として機械語命令を保持し、デ―タ用と
してメモリオペランドを保持するようにした方式であ
る。
【0036】このセパレ―トキャッシュメモリシステム
の利点は、MPUの命令フェッチとオペランドアクセス
が1つのデ―タバス上で競合することがないので、MP
Uを円滑に動作させることができることにある。さら
に、MPUの命令キャッシュメモリへのアクセスとデ―
タキャッシュメモリへのアクセスとの特徴の違いによ
り、それぞれの最適化が可能となる。
【0037】ここで、ノイマン型のコンピュ―タにあっ
ては、命令を1ステップずつ処理してプログラムを実行
するようにしているので、命令は連続したアドレスで順
次フェッチされる頻度が高い。一方、メモリオペランド
は、予め決められた順序でアクセスされる頻度が低い。
このことに着目して、この実施例では、図4に示すよう
に、セパレ―ト化されたキャッシュメモリシステムにあ
って、その命令キャッシュメモリ31をDRAMで構成
し、デ―タキャッシュメモリ33をSRAMで構成し
て、MPU35とともに1チップ化するようにした。
【0038】命令キャッシュメモリ31は、図5に示す
ように構成されている。図5において、タグメモリ部3
7から読出されるアドレスA,Bは、どちらか一方がセ
レクタ39により選択されて、MPUから与えられるア
ドレスと比較器41で比較され、比較結果に応じてヒッ
ト信号あるいはミス信号が出力される。
【0039】一方、デ―タメモリ部43は、連続したア
ドレスがシ―ケンシャルにアクセスされることが多いの
で、ブロックサイズを大きくして、格納された命令をス
タティックカラムモ―ドのアクセス方式により読出すよ
うにしている。
【0040】このスタティックカラムモ―ドは、セルの
デ―タ線(ビット線)の電位を任意のクロック期間だけ
一定にする方式である。このモ―ドでは、はじめに読出
し動作が行なわれると、列(ロウ)アドレスをアクセス
している間は、読出し動作を行なうことなく行(カラ
ム)アドレスを変化させるだけで、デ―タが読出され
る。 デ―タメモリ部43から読出された4組の命令a
0、a1,b0,b1は、その1つがセレクタ45によって選
択されて、命令デコ―ダ47に与えられデコ―ドされ
る。図6は、タグメモリ部37とデ―タメモリ部43の
読出しタイミングを示している。
【0041】このように、命令をデ―タメモリ部43か
らスタティックカラムモ―ドによりアクセスすること
で、DRAMでありながらアクセス時間を高速にするこ
とが可能となる。さらに、DRAMで構成されているた
めに大容量化が可能となる。
【0042】一方、デ―タキャッシュメモリ33は、図
7に示すように構成されている。図7において、デ―タ
メモリ部49から読出されたオペランドデ―タは、デ―
タの右シフト等の位置調整や符号拡張がデ―タ位置調整
回路51及び符号拡張回路53によって行なわれて、演
算ユニット55に与えられる。
【0043】このような動作をパイプライン処理で行な
う場合には、パイプラインの段数を少なくするために、
デ―タの位置調整や符号拡張等の処理を含めて1サイク
ルで高速に実行しなければならない。また、オペランド
デ―タの読出し動作は、MPUのクロックサイクルに同
期させなければならないので、高速性が要求される。そ
こで、デ―タキャッシュメモリをSRAMで構成するこ
とにより、オペランドデ―タの高速アクセスが可能にな
る。このように、この実施例では、命令キャッシュメモ
リとデ―タキャッシュメモリの最適化を図っているの
で、専有面積の大型化を招くことなく、大容量化とデ―
タ処理の高速化が可能となる。
【0044】次に、請求項3記載の発明の一実施例を図
8を参照して説明する。
【0045】この実施例は、階層化されたキャッシュメ
モリシステムにおける構成を最適化したものである。
【0046】キャッシュメモリシステムにおいて、MP
Uと主記憶との間のアクセスギャップが大きい場合に
は、キャッシュメモリ自体を階層に分けることが考えら
れる。そこで、この実施例に示すキャッシュメモリシス
テムは、図8に示すように、第1キャッシュメモリ61
と第2キャッシュメモリ63とに分割して、1チップ化
したものである。
【0047】第2キャッシュメモリ63は、MPUが直
接アクセスするキャッシュメモリであり、MPUのクロ
ックサイクルに同期してアクセスできるように、高速性
が要求される。このため、第2キャッシュメモリ63
は、図9に示すように構成されており、タグメモリ部6
5とデ―タメモリ部67とがSRAMで構成されてい
る。さらに、タグメモリ部65とデ―タメモリ部67を
メモリステ―ジとし、比較器69と制御ロシック71及
びセレクタ73をロ―ドステ―ジとし、これらのステ―
ジ間に両ステ―ジ間を入出力する情報を一時的に保持す
るレジスタ75,77,79を設けて、パイプライン構
造としている。なお、第2キャッシュメモリ63は、3
2ビットのアドレス空間に対応したものであり、4バイ
トのブロックサイズで64エントリ―のダイレクトマッ
ピング方式である。
【0048】このような構造にあって、読出し動作は図
10に示すようにパイプライン処理によって行なわれ
る。したがって、第2キャッシュメモリ63は、そのタ
グメモリ部65とデ―タメモリ部67をSRAMで構成
して、パイプライン構造をとることによって、高速アク
セスが可能となる。
【0049】一方、第1キャッシュメモリ61は、第2
キャッシュメモリ63のエントリ―に所望のデ―タが格
納されていない場合にアクセスされる。このアクセスに
おいても所望のデ―タが第1キャッシュメモリ61に格
納されていない場合には、第1キャッシュメモリ61は
主記憶に対してアクセスを行なう。このため、第1キャ
ッシュメモリ61には、ヒット率を高めて、主記憶への
アクセス頻度を小さくすることが要求される。
【0050】そこで、この実施例は、32ビットのアド
レス空間に対応して、64バイトのブロックサイズで1
28エントリ―のダイレクトマッピング方式で、第11
図に示すように構成された第1キャッシュメモリにおい
て、タグメモリ部81とデ―タメモリ部83をDRAM
で構成するようにしている。これにより、タグメモリ部
81とデ―タメモリ部83を大容量化して、ヒット率を
高めることが可能となる。
【0051】さらに、第1キャッシュメモリ61は、パ
イプライン構造をとらず、主記憶の比較的低速なメモリ
サイクルと同期して、図12に示すようなタイミングで
エントリ―の更新を行なうようにしている。これによ
り、構成を簡単にすることができる。
【0052】また、第1キャッシュメモリ61から第2
キャッシュメモリ63へのデ―タの転送は、前述したス
タティックカラムモ―ド等のDRAMの高速アクセスモ
―ドを用いることにより、高速に転送を行なうことが可
能となる。
【0053】したがって、第1キャッシュメモリ61を
DRAMで構成し、第2キャッシュメモリ63をSRA
Mで構成することによって、高速にデ―タ処理が可能な
階層化されたキャッシュメモリシステムを実現すること
ができる。
【0054】なお、このような階層化されたキャッシュ
メモリシステムは、図13に示すようにMPU85と一
体化して1チップ化するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、SRAMをアクセス速度の高速化が要求されるメモ
リ領域に使用し、DRAMを容量の大型化が要求される
メモリ領域に使用して、キャッシュメモリシステムを構
築するようにしたので、専有面積の大型化を招くことな
く、アクセス速度を高速化することが可能となる。これ
により、プロセッサにおける処理効率及び処理速度の向
上に寄与するキャッシュメモリシステムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3記載の発明に関連した参考例に係
るキャッシュメモリシステムの構成を示す図である。
【図2】請求項1〜3記載の発明に関連した参考例に係
るキャッシュメモリシステムの構成を示す図である。
【図3】図1に示すシステムの動作タイミングを示す図
である。
【図4】請求項1又は2記載の発明の一実施例に係るキ
ャッシュメモリシステムの構成を示す図である。
【図5】請求項1又は2記載の発明の一実施例に係るキ
ャッシュメモリシステムの構成を示す図である。
【図6】図4に示すシステムの動作例を示す図である。
【図7】請求項1又は2記載の発明の一実施例に係るキ
ャッシュメモリシステムの構成を示す図である。
【図8】請求項3記載の発明の一実施例に係るキャッシ
ュメモリシステムの構成を示す図である。
【図9】請求項3記載の発明の一実施例に係るキャッシ
ュメモリシステムの構成を示す図である。
【図10】図9に示すシステムのパイプライン動作のタ
イミングを示す図である。
【図11】請求項3記載の発明の一実施例に係るキャッ
シュメモリシステムの構成を示す図である。
【図12】図11に示すシステムの更新のタイミングを
示す図である。
【図13】図8に示すシステムの1チップ化を示す図で
ある。
【図14】従来のメモリセルの構成を示す図である。
【図15】従来のメモリセルの構成を示す図である。
【図16】従来のメモリセルの構成を示す図である。
【図17】従来のメモリセルの構成を示す図である。
【図18】図14〜図17に示すメモリセルの特性比較
を示す図である。
【図19】図14〜図17に示すメモリセルの特性比較
を示す図である。
【符号の説明】 11 キャッシュメモリシステム 13 MPU(マイクロプロセッサ) 15 デ―タメモリ部 17 タグメモリ部 31 命令キャッシュメモリ 33 デ―タキャッシュメモリ 61 第1キャッシュメモリ 63 第2キャッシュメモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令を格納するDRAM(ダイナミック
    型のランダム・アクセス・メモリ)からなる命令用キャ
    ッシュメモリと、 前記命令の操作対象となるオペランドデータを格納する
    SRAM(スタティック型のランダム・アクセス・メモ
    リ)からなるデータ用キャッシュメモリとを有すること
    を特徴とするキャッシュメモリシステム。
  2. 【請求項2】 前記命令用キャッシュメモリは、スタテ
    ィックカラムモード方式によりアクセスされてなること
    を特徴とする請求項1記載のキャッシュメモリシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 主記憶に格納されている情報の部分集合
    及びこれに対応するタグアドレスを保持するDRAM
    (ダイナミック型のランダム・アクセス・メモリ)から
    なる第1のキャッシュメモリと、 前記第1のキャッシュメモリに保持される情報の部分集
    合及びこれに対応するタグアドレスを保持するSRAM
    (スタティック型のランダム・アクセス・メモリ)から
    なる第2のキャッシュメモリとを有することを特徴とす
    るキャッシュメモリシステム。
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