JPH0675776B2 - 防撓構造 - Google Patents
防撓構造Info
- Publication number
- JPH0675776B2 JPH0675776B2 JP13977386A JP13977386A JPH0675776B2 JP H0675776 B2 JPH0675776 B2 JP H0675776B2 JP 13977386 A JP13977386 A JP 13977386A JP 13977386 A JP13977386 A JP 13977386A JP H0675776 B2 JPH0675776 B2 JP H0675776B2
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- JP
- Japan
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- steel
- shape
- stiffener
- corrugated
- depth
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は船体等における防撓構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、船舶等における防撓材は、一般に断面形状が第7
図(A)(B)(C)(D)のような略I型或いは略
型のように深さ(幅)方向に対称な形状を有し第8図に
示す如く圧延等により直線状に成形された型鋼1を、ウ
ェブ部2の深さ方向中心部において深さ方向に対称にな
るように長手方向に沿って切断することにより2本の直
線材1a,1bとし、それを長手方向に所要の長さで切断す
ることにより形成されており、このように形成された直
線状の防撓材3を、例えば第9図に示すような支持桁4,
4間及び外板5に溶接固定するようにしている。
図(A)(B)(C)(D)のような略I型或いは略
型のように深さ(幅)方向に対称な形状を有し第8図に
示す如く圧延等により直線状に成形された型鋼1を、ウ
ェブ部2の深さ方向中心部において深さ方向に対称にな
るように長手方向に沿って切断することにより2本の直
線材1a,1bとし、それを長手方向に所要の長さで切断す
ることにより形成されており、このように形成された直
線状の防撓材3を、例えば第9図に示すような支持桁4,
4間及び外板5に溶接固定するようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記従来の防撓材3は、防撓を行うための強度
上だけから見れば、第9図中ハッチングで示した部分は
余分である。即ち、支持桁4,4間に固定される防撓材3
には、支持桁4に近い位置に最も大きなモーメント荷重
が作用することになり、このため従来はこのモーメント
荷重に見合った深さLで単に直線的に均一深さの防撓材
を構成するようにしているが、ハッチングで示した部分
は余分であった。
上だけから見れば、第9図中ハッチングで示した部分は
余分である。即ち、支持桁4,4間に固定される防撓材3
には、支持桁4に近い位置に最も大きなモーメント荷重
が作用することになり、このため従来はこのモーメント
荷重に見合った深さLで単に直線的に均一深さの防撓材
を構成するようにしているが、ハッチングで示した部分
は余分であった。
従って、従来の防撓材8は、ハッチングの部分だけ材料
費が増加し、且つその重量分が船体に余分に作用する問
題を有していた。
費が増加し、且つその重量分が船体に余分に作用する問
題を有していた。
本発明は、上記従来の問題点に着目してなしたもので、
最少の材料費で必要な強度を確保できる防撓構造を得よ
うとするものである。
最少の材料費で必要な強度を確保できる防撓構造を得よ
うとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記技術的課題を解決しようとしたもので、
深さ方向に対称な形状をもつ型鋼を深さ方向にジグザグ
状に曲げて波形型鋼とし、該波形型鋼をウェブ部におい
て長手方向に直線的に切断することにより山部と谷部を
有する2本の波形に構成した防撓材を、支持桁間に谷部
が位置するよう溶接固定したことを特徴とする防撓構
造、に係るものである。
深さ方向に対称な形状をもつ型鋼を深さ方向にジグザグ
状に曲げて波形型鋼とし、該波形型鋼をウェブ部におい
て長手方向に直線的に切断することにより山部と谷部を
有する2本の波形に構成した防撓材を、支持桁間に谷部
が位置するよう溶接固定したことを特徴とする防撓構
造、に係るものである。
[作用] 従って、本発明では、支持桁の中間部に谷部を形成する
ように深さ寸法が小さくなった防撓材を設けて効果的な
防撓を行い得る。
ように深さ寸法が小さくなった防撓材を設けて効果的な
防撓を行い得る。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
例えば第1、2図に示すような直線状の一般のI型鋼1
に、例えば第6図に示すような支持桁4,4の相互間隔l
に対してl/2のピッチになるような長手方向位置におい
て、フランジ部6と6′側から交互に押圧力Wを与える
ことにより、第3図又は第4図に示すような前記間隔l
と同一のピッチPを有して連続して深さ方向にジグザグ
状に曲げられた波形型鋼7を形成する。
に、例えば第6図に示すような支持桁4,4の相互間隔l
に対してl/2のピッチになるような長手方向位置におい
て、フランジ部6と6′側から交互に押圧力Wを与える
ことにより、第3図又は第4図に示すような前記間隔l
と同一のピッチPを有して連続して深さ方向にジグザグ
状に曲げられた波形型鋼7を形成する。
上記波形型鋼7の曲げ成形は、圧延時のロール押付力の
調整によって行ったり、或いは赤熱状態の型鋼1に第1
図に示す方向から押圧力Wを与える等により行っても良
い。
調整によって行ったり、或いは赤熱状態の型鋼1に第1
図に示す方向から押圧力Wを与える等により行っても良
い。
上記したように形成された波形型鋼7を、第3〜5図に
示すようにウェブ部2において、上下がl/2ピッチずれ
て深さ方向に対称な形状になるように長手方向に切断す
ることにより防撓材8を構成する。このとき防撓材8は
2つ割りにした波形材7a,7bを、破線で示すように山部
(最も幅広xの部分)に支持桁4が位置するように配置
される。
示すようにウェブ部2において、上下がl/2ピッチずれ
て深さ方向に対称な形状になるように長手方向に切断す
ることにより防撓材8を構成する。このとき防撓材8は
2つ割りにした波形材7a,7bを、破線で示すように山部
(最も幅広xの部分)に支持桁4が位置するように配置
される。
上記構成の防撓材8を第6図に示すように支持桁4,4間
に配置し、該支持桁4及び船の外板5に溶接固定する。
に配置し、該支持桁4及び船の外板5に溶接固定する。
上記により、防撓材8における支持桁4,4の中間部に谷
部(最も幅狭yの部分)が位置し、これにより最少の材
料量で目的の防撓強度を効果的に保持することができ
る。
部(最も幅狭yの部分)が位置し、これにより最少の材
料量で目的の防撓強度を効果的に保持することができ
る。
又、上記において、防撓材8における山部の深さxと谷
部の深さyは、要求される強度によって決定され、且つ
それにより、初めの型鋼1の深さ寸法と波形型鋼7とす
る曲げ量が決定される。
部の深さyは、要求される強度によって決定され、且つ
それにより、初めの型鋼1の深さ寸法と波形型鋼7とす
る曲げ量が決定される。
尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではな
く、防撓材の深さ形状、ピッチ長さ等は種々変更できる
こと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ること、等は勿論である。
く、防撓材の深さ形状、ピッチ長さ等は種々変更できる
こと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ること、等は勿論である。
[発明の効果] 上記したように、本発明の防撓構造によれば、支持桁の
相互間に深さ寸法が小さくなるように谷部を形成した防
撓材を溶接固定することにより防撓構造を構成するよう
にしているので、必要最少限の材料費で必要な強度を確
保することができる優れた効果を奏し得る。
相互間に深さ寸法が小さくなるように谷部を形成した防
撓材を溶接固定することにより防撓構造を構成するよう
にしているので、必要最少限の材料費で必要な強度を確
保することができる優れた効果を奏し得る。
第1図は本発明に使用するI型鋼とその曲げ点を示す説
明図、第2図は第1図のII方向矢視図、第3図及び第4
図は第1図の型鋼を曲げて形成した波形型鋼の説明図、
第5図は波形型鋼を切断して本発明における防撓材を構
成する状態を示す説明図、第6図は本発明の防撓構造の
一例を示す説明図、第7図(A)(B)(C)(D)は
従来の防撓材として使用されている型鋼の断面形状例を
示す説明図、第8図は型鋼を切断して従来の防撓材を形
成する状態を示す説明図、第9図は従来の防撓構造の一
例を示す説明図である。 1は型鋼、2はウェブ部、4は支持桁、5は外板、6,
6′はフランジ部、7は波形型鋼、7a,7bは波形材、8は
防撓材を示す。
明図、第2図は第1図のII方向矢視図、第3図及び第4
図は第1図の型鋼を曲げて形成した波形型鋼の説明図、
第5図は波形型鋼を切断して本発明における防撓材を構
成する状態を示す説明図、第6図は本発明の防撓構造の
一例を示す説明図、第7図(A)(B)(C)(D)は
従来の防撓材として使用されている型鋼の断面形状例を
示す説明図、第8図は型鋼を切断して従来の防撓材を形
成する状態を示す説明図、第9図は従来の防撓構造の一
例を示す説明図である。 1は型鋼、2はウェブ部、4は支持桁、5は外板、6,
6′はフランジ部、7は波形型鋼、7a,7bは波形材、8は
防撓材を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】深さ方向に対称な形状をもつ型鋼を深さ方
向にジグザグ状に曲げて波形型鋼とし、該波形型鋼をウ
ェブ部において長手方向に直線的に切断することにより
山部と谷部を有する2本の波形に構成した防撓材を、支
持桁間に谷部が位置するよう溶接固定したことを特徴と
する防撓構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13977386A JPH0675776B2 (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 | 防撓構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13977386A JPH0675776B2 (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 | 防撓構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62296970A JPS62296970A (ja) | 1987-12-24 |
JPH0675776B2 true JPH0675776B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=15253076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13977386A Expired - Lifetime JPH0675776B2 (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 | 防撓構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0675776B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101285007B1 (ko) * | 2010-03-22 | 2013-07-10 | 현대중공업 주식회사 | 압력 용기용 보강판 |
CN203757362U (zh) * | 2011-11-17 | 2014-08-06 | 现代重工业株式会社 | 压力容器用加强板以及包括其的液化气储存及运输用罐体 |
-
1986
- 1986-06-16 JP JP13977386A patent/JPH0675776B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62296970A (ja) | 1987-12-24 |
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