JPH06754Y2 - 採土器 - Google Patents

採土器

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JPH06754Y2
JPH06754Y2 JP3841088U JP3841088U JPH06754Y2 JP H06754 Y2 JPH06754 Y2 JP H06754Y2 JP 3841088 U JP3841088 U JP 3841088U JP 3841088 U JP3841088 U JP 3841088U JP H06754 Y2 JPH06754 Y2 JP H06754Y2
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locking
soil
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次郎 広瀬
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次郎 広瀬
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は農学、工学の分野において、土壌の物理性を測
定するために土壌を採取する採土器に関するものであ
る。
「従来の技術」 通常、研究対象とされる土壌は、採取後分析器によって
土壌中に含まれている三相(固相、液相、気相)の測定
や、通気性、透水性、保水性等を測定して当該土壌の物
理的性質を知るものである。従って、この土壌採取に当
っては、採取する個所の土壌構造を破壊することなく、
自然状態のままで採取することが望ましい。
また、採取する場所も、山地、果樹園、畑地、水田、造
成地等室外がほとんどである。
そのため、従来の採土器は第6図に示す如く、外筒(31)
内部に土壌を採取する円筒状の内筒(40)を収容する空室
を設けると共に、該外筒の一側面に内筒(40)を出入れす
る出入口(32)を設けてある。
この外筒(31)の出入口(32)には、該外筒内に収容した内
筒(40)が、出入口(32)より脱落するのを防止するため、
支持部片(45)を着脱可能に取付けてある。
この支持部片(45)は、下端に突設した係止部(48)を出入
口(32)の下端中央に設けた係止凹部に係止し、同じく上
端に突設した係止凸部(47)を、外筒(31)の上部に回動可
能に取付けた係止リング(35)の係止溝(36)内に位置させ
た後、係止リング(35)を回動させて係止溝(36)の位置を
係止凸部(47)の位置よりずらして支持部片(45)を係止さ
せていた。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、従来の採土器は以下のような問題点を有してい
た。
採取目的の深さの土壌を採取する際、採土器の外筒
(31)外周面が垂直で目印がないため、採取者によって地
中に刺し込まれる採土器の深さが異なり、同じ深さの土
壌を多数採取することが困難であった。
土壌を採取するため採土器には土が付着しやすく、
使用後の掃除が大変であり、且つ、支持部片(45)を係止
する回転リング(35)の溝内に土が付着して目詰まりする
ことにより回転リング(35)が回転不良を起して係止した
支持部片(45)が外れなくなったり又は、係止出来なくな
るため採土器が使用できなくなる虞れがあった。
支持部片(45)は第7図に示す如く全体形状が小さ
く、使用中に紛失すると探すのが困難であり、万一、支
持部片(45)を紛失すると採取器が使えなくなり、作業が
著しく遅れる原因となる。
土壌の採取作業において、外筒(31)内に土壌が侵入
した場合における筒内の空気は、筒内に抜け穴が無いた
め侵入した土壌により圧縮されると共に、土壌をも圧縮
してしまい自然状態のままの土壌を採取することが困難
であった。
「問題点を解決するための手段」 そこで本考案は上述の如き問題点を解決するための手段
として、内部中央に収容室、一側壁に出入口、周縁下端
が鋭角な開口部をそれぞれ有する外筒を、通気孔を有す
ると共に外周に鍔部、一側面中央に係止穴を有する係合
凹部を形成した本体の下面に固着し、前記外筒の収容室
に収容する内筒の脱落防止用係止部片に存する凸部を出
入口の中央凹部に、係止部片の係止突起を係合凹部の係
止穴にそれぞれ着脱可能に掛止すると共に、該係止部片
を本体上部に取付けた支持軸に係留させて形成したもの
である。
「作用」 外筒の収容室に内筒を収容した後、支持軸に係留してあ
る係止部片の凸部と出入口の凹部とを係止部片の係止突
起と係合凹部の係止穴とをそれぞれ掛止させた後、本体
を地中へ刺し込むと本体は係止鍔部で地表に係止し、外
筒内の空気は土壌に押圧されて通気孔より排気すること
ができる。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面により説明すると、(1)は
外周下端の周方向に係止鍔部(2)を突設すると共に、上
面中央に軸孔(3)を設けた本体で、該軸孔の周縁に複数
の通気孔(4)を垂直方向に設け、該本体の一側面には後
記する係止部片(17)と係合する係合凹部(5)を設けると
共に、該係合凹部の中央に係止穴(6)を設けてある。(9)
は前記本体(1)の下面に固着する円筒状の外筒で、内部
中央に段部(10)を介して後記する内筒(23)を収容するた
めの収容室(11)、一側壁面には内筒(23)を出入れする出
入口(12)を設け、この出入口(12)の反対側面には内筒(2
3)を出入口(12)方向へ押し出すための押出口(13)を設
け、下端周囲を鋭角に形成した開口部(15)を設けてあ
る。この出入口(12)の下面中央には後記する係止部片(1
7)の凸部(20)と係止する凹部(14)を設けてある。
(17)は上方に前記係合凹部(5)に係合する係止部(17a)を
有すると共に該係合部の内面中央に係合凹部の係止穴
(6)に嵌合する係止突起(18)を有した係止部片で、下端
中央には前記出入口(12)の凹部(14)に掛止される凸部(1
9)を突設し、内面には、外筒(19)の収容室(11)に収容し
た内筒(23)を支持する段部(20)を設けてある。この係止
部片(17)の係合部(17a)の上方には、後記する支持軸(2
7)と係留するためのチェーン(25)を連結するリング孔(2
1)を設け、該リング孔にリング(22)を嵌挿してチェーン
(25)を連結してある。
(23)は土壌サンプルを収容する円筒状の内筒で、外筒
(9)内に段部(10)を介した収容室(11)内に収容する。こ
の収容室(11)内に収容した内筒(23)の内径は、外筒(9)
の内径と同一内径になるように収容してあるため、筒内
に侵入する土壌をスムースに内筒(23)内に侵入させるこ
とができる。
(27)は本体(1)の上面中央に取付けた支持軸で、一方に
係止部片(17)を係留するためのチェーン(25)の一端を連
結するねじ(28)を固着してある。この支持軸(27)の上端
には、外筒(9)を地中に刺し込む場合に押圧するハンド
ル(図示せず)又は、外筒(9)を地中に打ち込む場合の
打ち込み頭部(図示せず)を着脱可能に連結してある。
以下、実施例の作用について説明すると、土壌サンプル
を採取する内筒(23)を開口している外筒(9)の出入口(1
2)から収容室(11)内に挿入する。挿入された内筒(23)の
上下両端は収容室(11)の段部(10)に嵌合してあるため、
外筒(9)を地中へ刺し込むときまたは引き抜き時にも、
上下方向へ動くことはない。
次いで、係止部片(17)の凸部(19)を出入口(12)の凹部(1
4)に掛止させ、係合部(17a)を本体(1)の係合凹部(5)に
係合させると共に、係合部(17a)の係止突起(18)を係止
穴(6)に掛止させるだけで、簡単に係止部片(17)を止め
ることができる。この係止部片(17)を出入口(12)に係止
することによって、内筒(23)の脱落を防止することがで
きると共に、係止部片(17)を出入口(12)に係止する際、
段部(10)を内筒(23)の上端に係止させて、収容室(11)内
の内筒(23)のガタつきを押えている。
更に、地表に外筒(9)の下面を当て支持軸(27)のハンド
ルを回転または打ち込むことによって外筒(9)を地表に
侵入させる。外筒(9)の下端開口部(15)は鋭角に形成し
てあるためスムースに地中に侵入すると共に、外筒
(9)、内筒(23)は同一内径であるため土壌が抵抗なくス
ムースに筒内に侵入し、土壌の構造破壊を防止して自然
状態のまま採取することができる。
地中に侵入した外筒(9)は、所定の深さまで侵入する
と、本体(1)の係止鍔部(2)が地表面に当接し、外筒が侵
入しなくなる(第5図)。
このように係止鍔部(2)が必ず一定の深度で当接して止
まるので、誰れが採取しても、同じ深さの土壌サンプル
を採取することができる。
次に、内筒(23)の交換作業を行う場合、係止部片(17)の
係合部(17a)を手前方向に引くことにより係止穴(6)より
係止突起(18)が外れ、且つ、凹部(14)より凸部(20)を外
して出入口(12)を開口し、外筒(9)の押出孔(13)より内
筒(23)を出入口(12)方向に押すことによって、筒内の土
壌は出入口(12)の上下両面で削り取られ、内筒(23)内の
土壌だけを内筒(23)と共に取り出すことが出来る。
次にまた新しい室の内筒を前述した工程と同じように外
筒(9)内に収容して使用することが出来る。この内筒(2
3)の交換作業を行う場合、小さな係止部片(17)はチェー
ン(25)により支持軸(27)に係留されているため、紛失せ
ず能率的に作業を行うことが出来る。
更には、採取作業中における本体(1)周辺の土は、係止
鍔部(2)によって押えることができるため、本体(1)の上
方に土が付かず掃除が簡単である。
「考案の効果」 本考案は以下のような効果を有する。
係止部片を出入口の凹部と本体の係合凹部とに係合
掛止するだけで出入口を開閉することが出来るため作業
能率が向上する。
係止部片をチェーンで支持軸に連結してあるため、
内筒の交換作業中に紛失する虞れがない。
本体と一体に係止鍔部を設けてあるため、地中に侵
入する外筒の深さをほぼ一定にできるため、誰れでも同
じ状態の土壌を採取できる。
本体に通気孔を設けてあるため、筒内に侵入した土
壌圧によって筒内の空気は通気孔より排気されるため、
筒内の空気圧は変わらず自然状態のまま土壌を採取する
ことができる。
本体及び外筒の構造が簡単で、回動部分がないため
土砂の目詰まりによる回転不良がなく、確実に操作でき
ると共に掃除が簡単でる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したものにして、第1図は全
体の斜視図、第2図は本体の平面図、第3図は係止部片
の断面図、第4図は内筒と係止部片を外した状態の断面
図、第5図は使用状態を示す断面図、第6図は従来の採
取器の斜視図、第7図は従来の係止部片の斜視図であ
る。 (1)…本体、(2)…係止鍔部、(4)…通気孔、(5)…係合凹
部、(6)…係止穴、(9)…外筒、(11)…収容室、(12)…出
入口、(17)…係止部片、(19)…係止突起、(23)…内筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部中央に収容室、一側壁に出入口、下端
    に周縁下端が鋭角な開口部をそれぞれ有する外筒を、通
    気孔を有すると共に外周に鍔部、一側面中央に係止穴を
    有する係合凹部を形成した本体の下面に固着し、前記外
    筒の収容室に収容する内筒の脱落防止用係止部片に存す
    る凸部を出入口の中央凹部に、係止部片の係止突起を係
    合凹部の係止穴にそれぞれ着脱可能に掛止すると共に、
    該係止部片を本体上部に取付けた支持軸に係留させて成
    る採土器。
JP3841088U 1988-03-25 1988-03-25 採土器 Expired - Lifetime JPH06754Y2 (ja)

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JP3841088U JPH06754Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25 採土器

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JPH01142838U JPH01142838U (ja) 1989-09-29
JPH06754Y2 true JPH06754Y2 (ja) 1994-01-05

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