JPH0675242B2 - 曲面の加工方法 - Google Patents

曲面の加工方法

Info

Publication number
JPH0675242B2
JPH0675242B2 JP2339387A JP2339387A JPH0675242B2 JP H0675242 B2 JPH0675242 B2 JP H0675242B2 JP 2339387 A JP2339387 A JP 2339387A JP 2339387 A JP2339387 A JP 2339387A JP H0675242 B2 JPH0675242 B2 JP H0675242B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimensional
locus
dimensional tool
tool
master model
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2339387A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63191207A (ja
Inventor
守孝 畔柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aida Engineering Ltd filed Critical Aida Engineering Ltd
Priority to JP2339387A priority Critical patent/JPH0675242B2/ja
Publication of JPS63191207A publication Critical patent/JPS63191207A/ja
Publication of JPH0675242B2 publication Critical patent/JPH0675242B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、曲面の加工方法に係わり、特に、仕上げ作業
を容易に行なうことを可能にした曲面の加工方法に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、自由曲面形状を有する複雑な形状の金型の加工
は、デザインされた形状をマスターモデルで表現し、こ
のマスターモデルにより金型加工のための傲いモデルあ
るいはオス・メス反転モデル等を作成し、傲い加工機に
より加工することにより行なわれている。
一方、CAD,CAM等のシステムを用い自由曲面形状を有す
る複雑な形状の金型を加工することも検討されている
が、デザインされた自由曲面形状を(X,Y,Z)座標で表
現するには、非常な労力が必要とされる。
すなわち、現時点では、傲い加工の手軽さと、表現力に
おける優秀性から、傲い加工がその主流を占めている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、傲い加工においてもすべてを満足してい
る訳ではなく、金型を作成する工程から見て、なお改良
の余地がある。
一般に、傲い加工は、マスターモデルの立体形状を測定
して、そのデータを取り出す測定工程と、このデータを
取り込んで金型を切削する加工工程とからなる。
測定工程は、3次元測定機に測定経路を、通常直線的
に、(X,Y)座標で与え、この後、この直線的な測定経
路に沿ってスタイラスと呼ばれるセンサを当接しなが
ら、この時の高さ、すなわち、Z座標を測定し、(X,Y,
Z)座標からなる3次元測定データを得ることにより行
なわれる。
この3次元測定データは、傲い加工機に入力され、前述
したスタイラスとほぼ同一径のボールエンドミルという
工具により金型の切削加工が行なわれる。
このようにして加工された金型の表面には、通常、第6
図に示すように、加工工具の軌跡と同一のピッチPで凹
凸11が形成されている。
従って、従来、金型の表面形状をマスターモデルの表面
形状と同一にするためには、この凹凸11を除去するため
の仕上げ作業が必要となる。
しかしながら、この仕上げ作業は、サンドペーパー等を
用いて通常人手により行なわれており、多大な工数が必
要とされるという問題がある。
また、この仕上げ作業により、金型の形状精度が大きく
左右されるため、作業者には、充分な熟練が要求される
という問題がある。
本発明者は、かかる仕上げ作業の能率化を図るため、鋭
意研究した結果、仕上げ作業を困難にしている最大の原
因は、その傲い方向であり、また、その加工ピッチであ
ることを見出した。
特に、表面形状に対しての凹凸11の方向は、仕上げ易さ
の重要な要素であることを見出した。
すなわち、従来、傲い加工機による金型の加工は、第7
図に矢符で示すように、金型に沿って工具を直線的(こ
の例ではY軸方向)に移動しながら、高さ(Z座標)を
変化することにより行なわれており、表面形状に対して
の凹凸11の方向が金型表面全体において同一方向であ
り、ある部分においては仕上げ作業が非常に困難とな
る。
〔発明の目的〕
本発明は、かかる知見に基づいてなされたもので、最終
工程である仕上げ作業を、精度良く、かつ容易に行なう
ことを可能にした曲面の加工方法を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明にかかわる曲面の加工方法は、マスターモデルの
形状に対応して仕上げ作業に望ましい2次元工具軌跡を
作成した後、この2次元工具軌跡に沿って3次元測定機
を移動し、この3次元測定機により、前記2次元工具軌
跡に沿った前記マスターモデルの3次元工具軌跡を求
め、この3次元工具軌跡に基づいて被加工物に曲面を形
成するものである。
〔発明の作用〕
本発明においては、マスターモデルの形状に対応して仕
上げ作業に望ましい2次元工具軌跡が作成され、この2
次元工具軌跡に沿って3次元測定機が移動され、この3
次元測定機により、前記2次元工具軌跡に沿った前記マ
スターモデルの3次元工具軌跡が求められ、この3次元
工具軌跡に基づいて被加工物に曲面が形成される。
従って、2次元工具軌跡の作成時に、例えば、被加工物
の輪郭線に沿った、仕上げ作業に最も望ましい2次元工
具軌跡を設定することにより、加工された金型には、2
次元工具軌跡に沿った工具の加工軌跡が形成されるた
め、最終工程である仕上げ作業を、精度良く、かつ容易
に行なうことが可能となる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明方法の詳細をその実施例について図面を用
いて説明する。
第1図は、この実施例で加工対象となる金型のマスター
モデル13の形状を示している。
この実施例の方法では、まず、第1図に示すマスターモ
デル13の形状に対応した、工具軌跡の基準となる基準2
次元工具軌跡が求められる。
この基準2次元工具軌跡は、金型に最終的に形成される
加工工具の軌跡が、仕上げ作業に最も適した軌跡となる
ように設定される。
すなわち、加工された金型の表面形状に対しての凹凸11
の方向が、最も仕上げ作業に適しているように設定され
る。
第2図は、第1図に示したマスターモデル13に対応する
基準2次元工具軌跡を示すもので、この基準2次元工具
軌跡15は、前述したように金型に最終的に形成される加
工工具の軌跡が、仕上げ作業に最も適した軌跡となるよ
うに選ばれる。
第3図は、基準2次元工具軌跡15を用いることとした場
合のマスターモデル13の中央部に形成される凸部21の加
工ブロック17を示している。
この後、第4図に示すように、基準2次元工具軌跡15に
対して平行に、指定した加工ピッチPで、加工ブロック
17内を満たすように分枝2次元工具軌跡23が自動プログ
ラミング装置により作成される。
なお、この分枝2次元工具軌跡23は、基準2次元工具軌
跡15に交差する線分16を仮定し、この線分16を等分に分
割して基準2次元工具軌跡15に平行な軌跡を作成するこ
とにより行なわれる。
次に、第5図に示すように、基準2次元工具軌跡15およ
び分枝2次元工具軌跡23が、指定した測定ピッチP′で
分割され、これにより3次元測定機により高さZを取り
出すべき測定点群Aが、自動プログラミング装置により
(X,Y)座標で求められる。
次に、この測定点群Aを3次元測定機に与え、この3次
元測定機をマスターモデル13に沿って移動することによ
り、このマスターモデル13から、仕上げ作業に望ましい
分枝2次元工具軌跡23に沿った3次元工具軌跡が取り出
される。
すなわち、3次元測定機は、与えられた測定点群A(X,
Y)の順にマスターモデル13の測定を行ない、その測定
点の位置での高さZを取り出し、3次元測定点群(X,Y,
Z)を作成する。
なお、この作業は、加工ブロック17毎に行なわれる。
3次元測定機により測定された3次元測定点群(X,Y,
Z)は、自動プログラミング装置に出力され、この自動
プログラミング装置により、スタイラス径が考慮され、
仕上形状を示す3次元形状点列データが求められる。
この後、自動プログラミング装置により工具径のオフセ
ット処理、オス・メスの反転処理等が行なわれ、NC加工
データが作成される。
なお、工具径のオフセット処理は、例えば、本出願人が
先に出願した特願昭61−260463号に記載される方法によ
り行なわれる。
すなわち、この方法では、前述した3次元形状点列デー
タの各点において、2次元的にオフセット長さが求めら
れるとともに、各オフセット位置に工具がある時に工具
と干渉する3次元形状点列データ上の点が検索され、干
渉する点がある時には、その干渉する点に工具が干渉し
ないようにオフセット長さが補正されるため、曲面が過
剰に切削されることが有効に防止される。
この後、前述したNC加工データは、自動プログラミング
装置からNC工作機械に入力され、NC工作機械により金型
の加工が行なわれる。
しかして、以上述べた曲面の加工方法によれば、マスタ
ーモデル13の形状に対応して仕上げ作業に望ましい2次
元工具軌跡、すなわち前述した基準2次元工具軌跡15お
よび分枝2次元工具軌跡23が作成され、この基準2次元
工具軌跡15および分枝2次元工具軌跡23に沿って3次元
測定機が移動され、この3次元測定機により、分枝2次
元工具軌跡23に沿ったマスターモデル13の3次元工具軌
跡が求められ、この3次元工具軌跡に基づいて金型等の
被加工物に曲面が形成される。
従って、分枝2次元工具軌跡23の基準となる基準2次元
工具軌跡15の作成時に、例えば、金型の輪郭に沿った、
仕上げ作業に最も望ましい基準2次元工具軌跡15を設定
することにより、加工された金型には、基準2次元工具
軌跡15に沿った加工工具の軌跡が形成されるため、最終
工程である仕上げ作業を、精度良く、かつ容易に行なう
ことが可能となる。
すなわち、金型形状に応じて仕上げ作業に最適な切削方
向を指定できるので、仕上げ時間の短縮を図ることがで
き、また、仕上げ精度を向上することができる。
また、以上述べた曲面の加工方法では、マスターモデル
13を複数の加工ブロック17に分割したので、加工ブロッ
ク17に応じて最適のスタイラスを使用することが可能と
なり、マスターモデル13の形状を正確に測定することが
できる。
そして、マスターモデル13を複数の加工ブロック17に分
割したので、加工ブロック17に応じて最適な工具で部分
的な切削が可能となり、加工時間の短縮を図ることがで
きる。
さらに、以上述べたような曲面の加工方法によれば、仕
上げ作業のみではなく、形状加工に最適な軌跡をも指定
できるので、金型の加工時間を短縮することが可能とな
る。
また、平面等の余分な形状を測定する必要がなくなるた
め、測定時間を短縮することができる。
なお、以上述べた実施例では、望ましい基準2次元工具
軌跡15としてマスターモデル13の輪郭線を用いた例につ
いて説明したが、本発明は、かかる実施例に限定される
ものではなく、最終工程である仕上げ作業を、精度良
く、かつ容易に行なうことが可能となるような2次元工
具軌跡であれば良いことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、マスターモデルの形状に
対応して仕上げ作業に望ましい2次元工具軌跡を作成し
た後、この2次元工具軌跡に沿って3次元測定機を移動
し、この3次元測定機により、2次元工具軌跡に沿った
マスターモデルの3次元工具軌跡を求め、この3次元工
具軌跡に基づいて被加工物に曲面を形成するので、最終
工程である仕上げ作業を、精度良く、かつ容易に行なう
ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の曲面の加工方法で加工対象となる金型
のマスターモデルの一例を示す斜視図、第2図は基準2
次元工具軌跡を示す説明図、第3図は加工ブロックを示
す説明図、第4図は分枝2次元工具軌跡を示す説明図、
第5図は測定点群を示す説明図、第6図は金型表面に形
成される凹凸を示す説明図、第7図は従来の金型加工方
法を示す説明図である。 13……マスターモデル、15……基準2次元工具軌跡、23
……分枝2次元工具軌跡。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスターモデルの形状に対応して仕上げ作
    業に望ましい2次元工具軌跡を作成した後、この2次元
    工具軌跡に沿って3次元測定機を移動し、この3次元測
    定機により、前記2次元工具軌跡に沿った前記マスター
    モデルの3次元工具軌跡を求め、この3次元工具軌跡に
    基づいて被加工物に曲面を形成することを特徴とする曲
    面の加工方法。
  2. 【請求項2】2次元工具軌跡は、マスターモデルの輪郭
    線である特許請求の範囲第1項記載の曲面の加工方法。
JP2339387A 1987-02-03 1987-02-03 曲面の加工方法 Expired - Lifetime JPH0675242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2339387A JPH0675242B2 (ja) 1987-02-03 1987-02-03 曲面の加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2339387A JPH0675242B2 (ja) 1987-02-03 1987-02-03 曲面の加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63191207A JPS63191207A (ja) 1988-08-08
JPH0675242B2 true JPH0675242B2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=12109265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2339387A Expired - Lifetime JPH0675242B2 (ja) 1987-02-03 1987-02-03 曲面の加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0675242B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5398649A (en) * 1991-11-08 1995-03-21 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha S.O.H.C. five valve engine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63191207A (ja) 1988-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7024272B2 (en) Virtual design, inspect and grind optimization process
JP7446055B2 (ja) 切削工具を製造するための方法及び機械設備
JP2019107763A5 (ja)
JPH0565886B2 (ja)
JPS61125754A (ja) 金型加工用ncデ−タ作成装置
DE4223483A1 (de) Verfahren zur Bestimmung der Form- und Lageabweichungen von Fertigungsteilen
US5175689A (en) Apparatus for processing tool path to obtain workpiece examination data
KR880002420B1 (ko) 수치 제어방법
JPH0675242B2 (ja) 曲面の加工方法
JPS6062448A (ja) 倣い制御方法
JP3202068B2 (ja) Nc加工用工具移動経路の作成方法
Takizawa et al. Prompt estimation of die and mold machining time by AI without NC program
JP3344811B2 (ja) 工具経路データ生成方法
JPH06344121A (ja) ロボットへの教示方法
Yoshioka et al. Direct NC Toolpath Generation from 3D Point Cloud Datasets
JP2918192B2 (ja) 加工データ作成方法
JP2001134311A (ja) 加工データ作成方法及び加工データ作成装置並びに記録媒体
JP2792764B2 (ja) 数値制御データ編集装置
Muslimin Direct NC Toolpath Generation from 3D
JPS63123658A (ja) 形状加工用工具経路デ−タ作成方法
JP2007058531A (ja) 工具の使用順序決定方法及び使用順序決定プログラム
Wang Computer Image Processing and Nc Carving Methods for Complex Ceramic Products
JPH03121747A (ja) 金型加工方法および装置
Stănăşel et al. Reverse engineering and CAD-CAM approach for manufacturing of spare parts. Case study
JPS6324303A (ja) 形状モデルデ−タの形状変更に伴う工具通路デ−タの作成方法