JPH0674697U - シールド掘進機のカッタビット摩耗検出装置 - Google Patents

シールド掘進機のカッタビット摩耗検出装置

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JPH0674697U
JPH0674697U JP2004193U JP2004193U JPH0674697U JP H0674697 U JPH0674697 U JP H0674697U JP 2004193 U JP2004193 U JP 2004193U JP 2004193 U JP2004193 U JP 2004193U JP H0674697 U JPH0674697 U JP H0674697U
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JP
Japan
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wear
cutter bit
cutter
lead wire
detected
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Pending
Application number
JP2004193U
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English (en)
Inventor
一弘 和泉
一成 川合
啓志 三浦
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カッタビットの摩耗状態が容易かつ正確に検
出できるようにする。 【構成】 シールド本体の前部に回転自在に設けられた
カッタヘッド3の前面に、切羽を掘削する多数のカッタ
ビット4を着脱自在に取付けたシールド掘進機におい
て、上記カッタビット4内に、検出部6aにリード線6
bがU字形に収容された摩耗検出センサ6を設け、かつ
該摩耗検出センサ6のリード線6bに、シールド本体1
内に設けたチェッカより交流電圧を印加すると共に、上
記カッタビット4が摩耗して上記検出部6a内のリード
線6bが断線したのを交流インピーダンスの増加により
検出することにより、カッタビット4の摩耗状態を検出
するようにしたもので、断線したリード線6bが泥水な
どに浸漬されていても、カッタビット4の摩耗状態が容
易かつ正確に検出することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はカッタビットの摩耗を電気的に検出するようにしたシールド掘進機 のカッタビット摩耗検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来トンネルを掘削するシールド掘進機は、シールド本体の前部にカッタヘッ ドモータにより回転駆動されるカッタヘッドが設けられていて、このカッタヘッ ドの前面には、カッタヘッドの回転とともに切羽を掘削する多数のカッタビット が取付けられている。
【0003】 これらカッタビットは、掘削対象土質が砂礫や砂質土の場合、及び土圧式シー ルドの場合早期に摩耗して掘削能率が低下する。 このため従来ではカッタビットの交換時期を土質から経験的に想定したり、フ ァイバスコープなどを使用してカッタビットの摩耗状態を観察することにより決 定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記何れの場合もカッタビットの摩耗を観察後に交換判断する方法であ るから、機械停止に伴う稼動率の低下を避けることができなかった。 この考案はかかる不具合を改善するためになされたもので、機械の始業点検時 等の短時間でカッタビットの摩耗限界を容易かつ正確に検出できるようにしたシ ールド掘進機のカッタビット摩耗検出装置を提供することを目的とするものであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために、シールド本体の前部に回転自在に設け られたカッタヘッドの前面に、切羽を掘削する多数のカッタビットを着脱自在に 取付けたシールド掘進機において、上記カッタビット内に、検出部にリード線が U字形に収容された摩耗検出センサを設け、かつ該摩耗検出センサのリード線に 、シールド本体内に設けたチェッカより交流電圧を印加すると共に、上記カッタ ビットが摩耗して上記検出部内のリード線が断線したのを交流インピーダンスの 増加により検出することにより、カッタビットの摩耗状態を検出するようにした ものである。
【0006】
【作用】
上記構成により、断線したリード線が泥水中に浸漬していても、交流インピー ダンスの増加によりリード線の断線が検出できるため、カッタビットの交換時期 が容易かつ正確に判断できるようになる。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。 図において1はシールド本体で、前部にカッタヘッドモータ2により回転駆動 されるカッタヘッド3が設けられている。
【0008】 上記カッタヘッド3の前面には、放射方向に複数のスポーク3aが形成されて いて、これらスポーク3aの両側に多数のカッタビット4が着脱自在に取付けら れていると共に、これらカッタビット4で掘削された土砂は土砂取込み口3bよ りチャンバ1a内へ取込まれた後、図示しない土砂排出装置により後方へ搬送さ れるようになっている。
【0009】 また上記カッタビット4は図3及び図4に示すように、メインチップ4aと、 背面摩耗防止用チップ4bを有していて、シャンク4cが固着具5によりカッタ ヘッド3に取付けられていると共に、カッタビット4内には、背面側よりメイン チップ4aへ向けて複数のセンサ取付け孔4dが角度を変えて穿設されていて、 これらセンサ取付け孔4dに摩耗検出センサ6が挿入されている。 上記摩耗検出センサ6は、図6に示すように検出部6a内にリード線6aがU 字状に屈曲されて収容されている。
【0010】 これらリード線6bの基端側は、カッタビット4内より延出された後、カッタ ヘッド3を支承する回転軸3a内を通ってシールド本体内に突設されたコネクタ 7に接続されていると共に、カッタビット4よりカッタヘッド3内へ引込む部分 は、樹脂系硬化材8により固定された後、表面が鋼板などのプロテクタ9で覆わ れている。
【0011】 一方シールド本体1内に突設されたコネクタ7には、カッタビット4の摩耗状 態を検出する可搬式のチェッカ12が接続できるようになっている。 上記チェッカ12は図7に示すように、発振回路13を有していて、この発振 回路13によりブリッジ回路14を介して上記摩耗検出センサ6内のリード線6 bに例えば50Hzの交流電圧が印加できるようになっている。
【0012】 またブリッジ回路14の検出端子14a、14bは差動アンプ15の入力側に 接続されていて、これら端子14a、14bの電位差Vabが検出されるように なっていると共に、差動アンプ15の出力側より出力された電位差Vabは、整 流回路16により整流された後比較回路17へ入力されて基準電圧Vrefと比 較され、カッタビット4の摩耗状態が駆動回路18を介して表示器19へ表示さ れるようになっている。
【0013】 次に作用を説明すると、シールド本体1を地中へ推進させながらカッタヘッド 3を回転させて、カッタヘッド3の前面に取付けられたカッタビット4によりト ンネルを掘削するが、長距離掘削している間にカッタビット4が摩耗する。 カッタビット4の摩耗を検出するに当っては、カッタヘッド3を停止させた状 態でコネクタ7にチェッカ12を接続して、チェッカ12の発振回路13よりカ ッタビット4内の摩耗検出センサ7に交流電圧を印加する。 カッタビット4の摩耗が摩耗検出センサ6に達していない場合は、ブリッジ回 路14の検出端子14a、14b間の電位差Vabは0のため、差動アンプ15 より電圧が出力されず、従って表示器19には摩耗が摩耗検出センサ6まで進ん でいないことが表示される。
【0014】 一方カッタビット4の摩耗が進んで摩耗検出センサ6の先端に達している場合 は、検出部6a内のリード線6bが断線されている。 しかし断線されたリード線6bの端面はカッタヘッド3内に注入された泥水に 浸漬されているため、リード線6b間の電気抵抗は無限大とならず、電気抵抗を 測定しただけでは断線の判断が難しい。
【0015】 そこでこの発明では、チェッカ12の発振回路13により摩耗検出センサ6内 のリード線6bに交流電圧を印加して、リード線6bが断線したのを交流インピ ーダンスの増加により検出するようにしている。 すなわちカッタビット4が摩耗検出センサ6の先端まで摩耗して検出部6a内 のリード線6bが断線すると、リード線6b間の交流インピーダンスが増加して 、ブリッジ回路14の検出端子14a、14b間に電位差Vabが発生する。 この電位差Vabは差動アンプ15により増幅された後整流回路16により整 流されて比較回路17へ入力される。 比較回路17は予め設定された基準電圧Vrefと入力された電圧を比較し、 入力電圧が基準電圧Vrefを越えた場合に、表示器19にカッタビット4の摩 耗を表示する。
【0016】 これによって表示器19を見るだけでカッタビット4の摩耗が摩耗検出センサ 6まで進んで交換時期にあることを容易に判断することができるようになる。 なお上記実施例ではカッタビット4内に複数本摩耗検出センサ6を設けたが、 図8及び図9に示すように2本または1本だけ設けても勿論よい。
【0017】
【考案の効果】
この考案は以上詳述したように、カッタビット内に摩耗検出センサを設けて、 カッタビットの摩耗状態をこの摩耗検出センサで電気的に検出するようにしたこ とから、カッタビットの交換時期がファイバスコープのような高価な機器を使用 せずに容易かつ正確に判断できるようになる。 また摩耗検出センサのリード線に交流電圧を印加して、リード線の断線による 交流インピーダンスの増加により摩耗状態を検出するようにしたことから、断線 したリード線の端部が泥水中に浸漬されていても、カッタビットの摩耗状態が正 確に検出できると共に、従来の光学的に検出していたものに比べて、光−電気変 換器などを必要としないので、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるカッタビット摩耗検
出装置の設けられたシールド掘進機の断面図である。
【図2】この考案の一実施例になるカッタビット摩耗検
出装置の設けられたシールド掘進機の正面図である。
【図3】この考案の一実施例になるカッタビット摩耗検
出装置の摩耗検出センサが設けられたカッタビットの正
面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】この考案の一実施例になるカッタビット摩耗検
出装置の構成図である。
【図6】この考案の一実施例になるカッタビット摩耗検
出装置の摩耗検出センサを示す断面図である。
【図7】この考案の一実施例になるカッタビット摩耗検
出装置の回路図である。
【図8】この考案の他の実施例になるカッタビット摩耗
検出装置の摩耗検出センサが設けられたカッタビットの
断面図である。
【図9】この考案の他の実施例になるカッタビット摩耗
検出装置の摩耗検出センサが設けられたカッタビットの
断面図である。
【符号の説明】
1 シールド本体 3 カッタヘッド 4 カッタビット 6 摩耗検出センサ 6a 検出部 6b リード線 12 チェッカ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド本体1の前部に回転自在に設け
    られたカッタヘッド3の前面に、切羽を掘削する多数の
    カッタビット4を着脱自在に取付けたシールド掘進機に
    おいて、上記カッタビット4内に、検出部6aにリード
    線6bがU字形に収容された摩耗検出センサ6を設け、
    かつ該摩耗検出センサ6のリード線6bに、シールド本
    体1内に設けたチェッカ12より交流電圧を印加すると
    共に、上記カッタビット4が摩耗して上記検出部6a内
    のリード線6bが断線したのを交流インピーダンスの増
    加により検出することにより、カッタビット4の摩耗状
    態を検出することを特徴とするシールド掘進機のカッタ
    ビット摩耗検出装置。
JP2004193U 1993-03-29 1993-03-29 シールド掘進機のカッタビット摩耗検出装置 Pending JPH0674697U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2004193U JPH0674697U (ja) 1993-03-29 1993-03-29 シールド掘進機のカッタビット摩耗検出装置

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JP2004193U JPH0674697U (ja) 1993-03-29 1993-03-29 シールド掘進機のカッタビット摩耗検出装置

Publications (1)

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JPH0674697U true JPH0674697U (ja) 1994-10-21

Family

ID=12015981

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004193U Pending JPH0674697U (ja) 1993-03-29 1993-03-29 シールド掘進機のカッタビット摩耗検出装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109339805A (zh) * 2018-09-11 2019-02-15 山西省交通规划勘察设计院 一种盾构机刀头磨损监测及清洗装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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