JPH067466U - 漁網自動洗浄装置 - Google Patents

漁網自動洗浄装置

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JPH067466U
JPH067466U JP4587392U JP4587392U JPH067466U JP H067466 U JPH067466 U JP H067466U JP 4587392 U JP4587392 U JP 4587392U JP 4587392 U JP4587392 U JP 4587392U JP H067466 U JPH067466 U JP H067466U
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JP
Japan
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fishing net
fishing
cage
pressure water
trolley
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Application number
JP4587392U
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English (en)
Inventor
孝雄 浜地
Original Assignee
有限会社浜地鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漁網の洗浄を高圧水で自動的に洗浄できるよ
うにする。 【構成】 漁網Aを支持する簀子1の後部に漁網を巻取
る水平の巻取りローラ2と、該ローラ2の軸方向に平行
して往復動する台車3を配置し、この台車3に巻取りロ
ーラ2を跨いで簀子1上に突出するよう設けたアーム4
の先端に高圧水の噴射ノズル22を回転と角度調整が可
能となるよう取付け、漁網Aに対する高圧水の噴射と回
転及び台車3の移動により、漁網Aを効率よく洗浄する
と共に、洗浄後の漁網Aを巻取る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、漁網の自動洗浄装置、特に大型漁網の洗浄に適した洗浄装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
魚類の養殖を行なういけすは、周囲と下部に漁網を張設した構造になっており 、このようないけすを使用していると、漁網にカキやフジツボ等の貝類や海藻類 が付着し、網目が小さくなって海水の流入、流出を妨げ、給餌の残飯がいけすか ら落下しないため、酸欠状態を生じさせ、養殖魚を死に至らしめるため、数ケ月 に一度海中から取出して漁網の洗浄を行なう必要がある。
【0003】 従来、上記のような漁網の洗浄は、ホースの先端に取付けたノズルを作業員が 手で保持し、漁網に向けて水を噴射しながら洗浄していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで漁網は、例えば8〜13m2 程度の大きさを有するため重量が極めて 重く、特に大きな漁網ほど重量が重くなり、これを手作業で洗浄するには重労働 になると共に、数人の作業員が必要になり、作業能率が悪く洗浄コストが高くつ くという問題がある。
【0005】 また、手作業による洗浄は、漁網の裏側まで確実に洗浄することは非常に困難 であり、付着物が残った状態で漁網を再使用しているのが現状である。
【0006】 そこでこの考案は、漁網の洗浄が自動的に行なえ、特に重量の重い大きな漁網 の洗浄が円滑に行なえ、洗浄作業の省力化と能率向上が図れると共に、高圧水に よって漁網の洗浄が確実に行なえる漁網の洗浄装置を提供することを課題として いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、支持フレームの上面に多数本 の漁網支持桟を平行状に並べ、その上面で漁網を支持する簀子を形成し、この簀 子の後部に、漁網を間歇的に巻取る巻取りローラと、簀子の長さ方向に沿って往 復移動する台車とを配置し、前記台車に巻取りローラ上を跨って先端が簀子上に 臨むアームを立設し、このアームの先端に、簀子上に支持された漁網に圧力洗浄 水を噴射する回転ノズルを取付けた構成を採用したものである。
【0008】
【作用】
簀子上に漁網を平面的に広げ、圧力水噴射ノズルから高圧水を漁網に向けて噴 射した状態で、回転ノズルを回転させ、かつ台車を移動させれば、回転ノズルの 回転直径の幅で漁網を横方向に洗浄して行く。漁網は支持桟で支持されているの で高圧水は漁網を通過し、確実な洗浄が行なえる。
【0009】 台車が往復動の一端側に停止すると、巻取りローラが漁網を洗浄した分だけ巻 取り、再び台車が移動し、これを順次繰返すことにより、漁網の全面を自動的に 洗浄して巻取ることができる。巻取時に漁網は支持桟上を摺動するため、重量の 重い大きな漁網でも円滑に巻取れる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0011】 図1乃至図3に示すように、洗浄装置は、漁網Aを平面的に広げた状態で支持 する簀子1と、この簀子1の図1右側後部の位置に取付けられ、漁網Aを間歇的 に巻取る水平の巻取りローラ2と、簀子1の後部床面上に配置され、簀子1の横 方向に沿って往復移動する台車3と、この台車3上に固定され、巻取りローラ2 上を跨って先端が簀子1上に臨むアーム4と、アーム4の先端に取付けた回転ノ ズル5とによって構成されている。
【0012】 前記簀子1は、両側に対向立設した枠状支持フレーム6と6の上端部間に多数 の漁網支持桟7を一定間隔で平行状に並べて固定し、広げた漁網Aを該支持桟7 群で平面的に支持するようになっている。
【0013】 この簀子1は、前部に複数の漁網支持桟7aを前方下りの傾斜状に配置し、支 持桟7群上への漁網Aの引込みが円滑に行なえるようにしている。
【0014】 また、各漁網支持桟7、7aは、パイプを用い、支持フレーム6、6間に固定 した例を示したが、パイプを回転動するように支持したり、半割りパイプを固定 配置するようにしてもよく、要は漁網Aを円弧面で支持することにより、漁網A の移動に抵抗の少ない構造であればよい。
【0015】 前記巻取りローラ2は、支持フレーム6、6の後端に固定した支持アーム8と 8間の上部に軸受で回動自在に支持され、モータ9によって間歇的に回転が付与 され、漁網Aを洗浄した長さだけ順次巻取るようになっている。
【0016】 前記台車3は、床面に敷設した一対のレール11、11上に車輪12が載り、 クラッチ付のギヤモータ13による車輪12の駆動により、巻取りローラ2の軸 方向に平行して往復移動し、両端に取付けたドッグ14、15でリミットスイッ チS1 、S2 を押すことによってその移動範囲が設定されている。
【0017】 この台車3に取付けたアーム4は、ステンレス等のパイプを用いて形成され、 後端部が台車3に固定され、その途中が巻取りローラ2の上部を直角の配置で跨 いで通過し、先端が簀子1の直上に臨むように配置されている。
【0018】 前記アーム4の先端に設けたヘッドボックス16に、軸受で垂直に支持した回 転筒軸17が設けられ、この回転筒軸17の上端に前記高圧水ホース18の先端 がロータリジョイント19を介して接続され、回転筒軸17はヘッドボックス1 6内に設けたギヤモータ20で回転が与えられる。
【0019】 上記回転筒軸17にはヘッドボックス16の下面から下方に突出する下端に回 転ノズル5が取付けられ、このノズル5は水平状態で四方に突出する分岐管21 と、各分岐管21の下方に向けて屈曲する先端に取付けた圧力水の噴射ノズル2 2とで形成されている。
【0020】 上記噴射ノズル22は、各分岐管21の先端に二個ずつを取付けると共に、各 噴射ノズル4は下方に向けて噴射する高圧水の噴射角度が調整可能になっている 。
【0021】 図4は噴射ノズル22の角度調整を行なう構造の一例を示し、分岐管と噴射ノ ズル22の間に角度可変ジョイント23を設け、締付けボルト24によって調整 後の噴射ノズル22の角度を固定化できるようにしている。
【0022】 なお、両支持フレーム6、6の後部に立設したポール25、25間にワイヤー 26を張設し、アーム4の先端に装着したモータ20への電源コードや噴射ノズ ル22への圧力水ホース18をワイヤー26で吊下げ保持し、台車3の移動に支 障を与えないようにしている。
【0023】 この考案の洗浄装置は上記のような構成であり、高圧水ホース18を高圧ポン プと接続した状態で、噴射ノズル22の角度を設定し、洗浄せんとする漁網Aの 端部を簀子A上に広げ、この状態で海水等を使用した高圧水を噴射ノズル22に 向けて供給すると共に、モータ20を起動して噴射ノズル22を図2に矢印で示 すように回転させる。
【0024】 各噴射ノズル22は、直下の漁網Aに向けて、回転筒軸17を中心に平面的に 回転しながら高圧水を噴射し、これと同時に台車3を移動させる。
【0025】 噴射ノズル22から噴射される高圧水は簀子1上に支持された漁網Aに衝突す る水圧によって、漁網Aの付着物を除去すると共に、漁網Aを格子状となる支持 桟7で支持し、かつ噴射ノズル22の角度を設定することにより、表面だけでな く裏面側にまで圧力水が作用し、漁網の洗浄が確実に行なえる。
【0026】 噴射ノズル22の回転と台車3の移動により、噴射ノズル22の回転直径の幅 で漁網Aを幅方向の全長を洗浄することができ、台車3の一端側での停止により 、漁網Aの端部を巻取りローラ2の外周にフック等を利用して係止し、モータ9 を起動して巻取りローラ2を回転させ、漁網Aを洗浄した長さ量だけ巻取る。
【0027】 再び高圧水の供給と噴射ノズル22の回転及び台車3の反対側へ向けての移動 により漁網Aを洗浄し、洗浄毎に漁網Aを巻取り、これを繰り返して行なうこと により、漁網Aの全長を自動的に洗浄することができる。
【0028】
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、漁網の洗浄が自動的に行なえ、洗浄作業の 省力化と能率向上が図れると共に、漁網を簀子で支持するので、漁網に対して高 圧水を効果的に作用させることができ、漁網の洗浄が確実に行なえる。
【0029】 また、漁網を簀子で支持するので、巻取りローラによる漁網巻取り時の漁網の 移動が円滑となり、大きな重量の重い漁網でも能率よく洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る洗浄装置の側面図
【図2】同上の平面図
【図3】同上の背面図
【図4】噴射ノズルの角度可変構造を示す断面図
【符号の説明】
1 簀子 2 巻取りローラ 3 台車 4 アーム 5 回転ノズル 6 支持フレーム 22 噴射ノズル A 漁網

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持フレームの上面に多数本の漁網支持
    桟を平行状に並べ、その上面で漁網を支持する簀子を形
    成し、この簀子の後部に、漁網を間歇的に巻取る巻取り
    ローラと、簀子の長さ方向に沿って往復移動する台車と
    を配置し、前記台車に巻取りローラ上を跨って先端が簀
    子上に臨むアームを立設し、このアームの先端に、簀子
    上に支持された漁網に圧力洗浄水を噴射する回転ノズル
    を取付けた漁網自動洗浄装置。
JP4587392U 1992-07-01 1992-07-01 漁網自動洗浄装置 Pending JPH067466U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4587392U JPH067466U (ja) 1992-07-01 1992-07-01 漁網自動洗浄装置

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JP4587392U JPH067466U (ja) 1992-07-01 1992-07-01 漁網自動洗浄装置

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JPH067466U true JPH067466U (ja) 1994-02-01

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ID=12731333

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JP4587392U Pending JPH067466U (ja) 1992-07-01 1992-07-01 漁網自動洗浄装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100394400B1 (ko) * 2000-11-16 2003-08-19 동해산업 영어조합법인 정치망 세척장치
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JPH02174623A (ja) * 1988-07-05 1990-07-06 Takeshi Matsumoto 全自動洗網機

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