JPH0674657A - 焼成炉用台車 - Google Patents

焼成炉用台車

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JPH0674657A
JPH0674657A JP24872692A JP24872692A JPH0674657A JP H0674657 A JPH0674657 A JP H0674657A JP 24872692 A JP24872692 A JP 24872692A JP 24872692 A JP24872692 A JP 24872692A JP H0674657 A JPH0674657 A JP H0674657A
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JP
Japan
Prior art keywords
support shaft
wheels
fired
firing furnace
truck
Prior art date
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Pending
Application number
JP24872692A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisaku Kato
栄作 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takasago Industry Co Ltd filed Critical Takasago Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被焼成物を均一に加熱してムラなく焼成す
る。 【構成】 台板8に複数個の被焼成物aを所定の配置で
載置し、焼成炉用台車1が移動すると、車輪14の回転
力が傘歯車9、10の噛合い(回転駆動手段)を介して
回転支持軸6に伝達され、台板8に載置された複数個の
被焼成物aが、炉壁Cに近い位置と炉壁Cから遠い位置
との間を循環するように順次に回転移動する。 【効果】 炉壁に近い位置と炉壁から遠い位置との間で
温度差があつても、すべての被焼成物が均一に加熱され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上面側に被焼成物が載
置される台車本体の下面側に支持した車軸の両端の車輪
を焼成炉内に敷設したレール上で転動させつつ移動する
焼成炉用台車であつて、焼成炉内の位置によつて温度差
がある場合でも被焼成物を均一に焼成することができる
ようにした焼成炉用台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
上面側に被焼成物が載置される台車本体の下面側に支持
した車軸の両端の車輪を焼成炉内に敷設したレール上で
転動させつつ移動する焼成炉用台車においては、台車本
体の上面に固設した載置台に被焼成物を所定の配列で所
定の高さに積み重ねた状態で載置され、焼成が行われる
間は各被焼成物が焼成炉用台車に対して常に一定の位置
を保つた状態で加熱されるようになつていた。
【0003】しかしながら、焼成中に焼成炉内の温度が
すべての位置で一定となるようにすることは難しく、炉
壁に近い外側位置と炉壁から遠い内側位置との間での温
度差、または、高い位置と低い位置との間での温度差が
生じることは避けられないのであつて、このために、従
来の焼成炉用台車では、被焼成物を均一に加熱できず、
焼成ムラが生じる恐れがあつた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、第1発明は、請求項1に記載したよう
に、台車本体に軸線を鉛直方向に向けた耐火性材料から
なる回転支持軸を貫通させて回転自由に支持し、回転支
持軸の台車本体から突出した上端に、被焼成物が載置さ
れる耐火性材料からなる台板を一体回転するように固着
し、台車本体の下面側に、車輪の回転力を回転支持軸の
台車本体から突出した下端に伝達することによりその回
転支持軸を車輪と連動して回転させる回転駆動手段を設
けた構成とした。
【0005】第2発明は、請求項2に記載したように、
台車本体に軸線を鉛直方向に向けた耐火性材料からなる
昇降支持軸を貫通させて昇降自由に支持し、昇降支持軸
の台車本体から突出した上端に、被焼成物が載置される
耐火性材料からなる台板を一体昇降するように固着し、
台車本体の下面側に、車輪の回転力を昇降支持軸の台車
本体から突出した下端に上下方向の往復移動力として伝
達することによりその昇降支持軸を車輪と連動して昇降
させる昇降駆動手段を設けた構成とした。
【0006】
【作用】第1発明においては、台板に複数個の被焼成物
を所定の配置で載置し、かかる状態で焼成炉用台車を移
動させると、焼成炉用台車の移動にともなつて回転する
車軸の回転力が回転駆動手段を介して回転支持軸に伝達
され、回転支持軸と台板が一体となつて回転する。
【0007】これにより、台板に載置されている複数個
の被焼成物は、炉壁に近い位置と炉壁から遠い位置との
間を循環するように順次に移動するのであつて、炉壁に
近い位置と炉壁から遠い位置との間で温度差があつて
も、すべての被焼成物が均一に加熱される。
【0008】また、第2発明においては、台板に複数個
の被焼成物を積み重ねて載置し、かかる状態で焼成炉用
台車を移動させると、焼成炉用台車の移動にともなつて
回転する車軸の回転力が昇降駆動手段を介して昇降支持
軸に伝達され、昇降支持軸と台板が一体となつて昇降す
る。
【0009】これにより、台板に載置されている複数個
の被焼成物は、高い位置と低い位置との間を往復移動す
るのであつて、高い位置と低い位置との間で温度差があ
つても、すべての被焼成物が均一に加熱される。
【0010】
【実施例】以下、第1発明にかかる一実施例を図1に基
づいて説明する。床面にレールB、Bが付設され、炉壁
Cに図示しないバーナが固設されたトンネル状の焼成炉
A内には、台車本体2の下面に、両端に車輪4、4が一
体回転するように固着された複数本の車軸3を車軸受
5、5によつて回転自由に支持した構造になる本実施例
の焼成炉用台車1が、その車輪4、4をレールB、B上
で転動させながら一方向へ移動するように設けられてい
る。
【0011】焼成炉用台車1の台車本体2には、セラミ
クスや耐熱性の高い金属等の耐火性材料からなる複数本
の回転支持軸6が、台車本体2に形成した支持孔7に軸
線を鉛直方向に向けて嵌通されて上下両端部を台車本体
2の上面側と下面側とに突出させた状態で軸線回りの回
転のみを自由に支持されている。回転支持軸6は、各車
軸3の真上において台車本体2の中心からずれて左右に
分かれた位置に配置される2本で一組をなしており、各
焼成炉用台車1毎にその車軸3の本数と同じ組数だけ設
けられている。
【0012】なお、回転支持軸6は、台車本体2の上面
側に突出して高温雰囲気に曝される上側部分と上側部分
ほどの高い温度には曝されない下側部分とを別体として
両者を1本に結合固定したものとしてもよい。この場合
には、上側部分の材料として比較的耐火性の高いものを
用い、下側部分の材料として比較的耐火性の低いものを
用いるようにすればよい。
【0013】各回転支持軸6の台車本体2の上面側に突
出した上端には、セラミクスや耐熱性の高い金属等の耐
火性材料からなり、水平な上面に被焼成物aが載置され
るようになつている円形の台板8が、回転支持軸6と同
心に、かつ、回転支持軸6と一体回転するように固着さ
れている。
【0014】各回転支持軸6の台車本体2の下面側に突
出した下端には傘歯車9が一体回転するように固着され
ている。一方、車軸3には、回転支持軸6の傘歯車9と
噛み合わされた傘歯車10が車軸3と一体回転するよう
に固着されている。この回転支持軸6の傘歯車9と車軸
3の傘歯車10とは、第1発明の構成要素である回転駆
動手段をなしている。
【0015】次に、本実施例の作用を説明する。各回転
支持軸6の台板8上に複数の被焼成物aを複数位置に配
置して載置し、かる状態で焼成炉用台車1を移動させる
と、その車輪4、4がレールB、B上で転動するのにと
もなつて車軸3及び車軸3に固着した傘歯車10が回転
し、この車軸3の傘歯車10と回転支持軸6の傘歯車9
との噛合いにより、回転支持軸6が車輪4及び車軸3と
一体となつて連動回転する。
【0016】この回転支持軸6の回転にともない、台板
8が回転支持軸6と一体となつて回転し、台板8に載置
されている被焼成物aは、炉壁Cに近い位置と炉壁Cか
ら遠い位置との間を循環するように順次に回転移動しな
がら加熱される。
【0017】したがつて、焼成炉1内において炉壁Cに
近い位置と炉壁Cから遠い位置との間で温度差があつて
も、すべての被焼成物aは均一に加熱されて焼成され
る。
【0018】なお、本実施例においては、回転駆動手段
として回転支持軸6に固着した傘歯車9と車軸3に固着
した傘歯車10とを噛み合わせるようにした場合につい
て説明したが、これに替えて、回転支持軸に固着した歯
車と車輪に固着または形成した歯車とを噛み合わせるよ
うな、軸線が直交する2本の軸の間で回転力の伝達を行
わせる他の機構を回転駆動手段として用いてもよい。
【0019】同じく本実施例においては、回転支持軸6
のすべてが車軸3から直接に回転力を伝達されるように
したが、これに替えて、回転支持軸の一部が、他の回転
支持軸を介すことによつて間接的に回転力を伝達される
ようにしてもよい。
【0020】次に、第2発明にかかる一実施例を図2及
び図3に基づいて説明する。床面にレールB、Bが付設
され、炉壁Cに図示しないバーナが固設されたトンネル
状の焼成炉A内には、台車本体12の下面に、両端に車
輪14、14が一体回転するように固着された複数本の
車軸13を車軸受15、15によつて回転自由に支持し
た構造になる本実施例の焼成炉用台車11が、その車輪
14、14をレールB、B上で転動させながら一方向へ
移動するように設けられている。
【0021】焼成炉用台車11の台車本体12には、セ
ラミクスや耐熱性の高い金属等の耐火性材料からなる複
数本の昇降支持軸16が、台車本体12に形成した支持
孔17に軸線を鉛直方向に向けて嵌通されて上下両端部
を台車本体12の上面側と下面側とに突出させた状態で
昇降自由に支持されている。昇降支持軸16は、各車軸
13毎にその真上の位置に2本ずつ設けられている。
【0022】なお、昇降支持軸16は、台車本体12の
上面側に突出して高温雰囲気に曝される上側部分と上側
部分ほどの高い温度には曝されない下側部分とを別体と
して両者を1本に結合固定したものとしてもよい。この
場合には、上側部分の材料として比較的耐火性の高いも
のを用い、下側部分の材料として比較的耐火性の低いも
のを用いるようにすればよい。
【0023】各昇降支持軸16の台車本体12の上面側
に突出した上端には、セラミクスや耐熱性の高い金属等
の耐火性材料からなり、水平な上面に被焼成物aが載置
されるようになつている台板18が、昇降支持軸16と
一体に昇降するように固着されている。
【0024】車軸13の軸線方向において昇降支持軸1
6の台車本体12の下面側へ突出した下端と対応する位
置には、夫々、車軸13の軸線と直角な面の形状が略卵
形をなすカム(第2発明の構成要素である昇降駆動手段
に相当する)19が車軸13と一体回転するように固着
されており、このカム19の外周面には昇降支持軸16
の下端面が摺動可能に当接している。
【0025】次に、本実施例の作用を説明する。各昇降
支持軸16の台板18に複数の被焼成物aを積み重ねて
載置し、かかる状態で焼成炉用台車11を移動させる
と、その車輪14、14がレールB、B上で転動するの
にともなつて車軸13及び車軸13に固着したカム19
が回転し、このカム19の外周面に下端面を当接させて
いる昇降支持軸16が、その下端面をカム19の外周面
に摺接させながら車輪14の回転に連動して上下方向に
一定ストロークで往復移動する。
【0026】この昇降支持軸16の上下動にともない、
台板18が昇降支持軸16と一体となつて上下動し、台
板18に載置されている被焼成物aは、高い位置と低い
位置との間を往復移動しながら加熱される。
【0027】したがつて、焼成炉A内において高い位置
と低い位置との間で温度差があつても、すべての被焼成
物aは均一に加熱されて焼成される。
【0028】なお、本実施例においては、昇降駆動手段
として昇降支持軸16の下端面を車軸13に固着したカ
ム19の外周面に当接させるようにした場合について説
明したが、回転運動を直線往復運動に変換して伝達する
機構であれば本実施例以外の手段を昇降駆動手段として
用いることが可能である。
【0029】
【発明の効果】上記実施例において具体的に説明したよ
うに、第1発明の焼成炉用台車においては、焼成炉用台
車の移動にともない、台板に載置されている複数個の被
焼成物が炉壁に近い位置と炉壁から遠い位置との間を循
環するように順次に移動するようになつているから、炉
壁に近い位置と炉壁から遠い位置との間で温度差があつ
ても、被焼成物を均一に加熱することができ、焼成ムラ
が生じる恐れはない。
【0030】第2発明の焼成炉用台車においては、焼成
炉用台車の移動にともない、台板に積み重ねて載置され
ている複数個の被焼成物が高い位置と低い位置との間を
往復移動するようになつているから、高い位置と低い位
置との間で温度差があつても、被焼成物を均一に加熱す
ることができ、焼成ムラが生じる恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明にかかる一実施例の断面図である。
【図2】第2発明にかかる一実施例の断面図である。
【図3】第2発明にかかる一実施例の昇降駆動手段をあ
らわす部分断面図である。
【符号の説明】
1、11:焼成炉用台車 2、12:台車本体 3、1
3:車軸 4、14:車輪 6:回転支持軸 8、1
8:台板 9、10:傘歯車(回転駆動手段) 16:昇降支持軸 19:カム(昇降駆動手段) A:
焼成炉 B:レール a:被焼成物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面側に被焼成物が載置される台車本体
    の下面側に支持した車軸の両端の車輪を焼成炉内に敷設
    したレール上で転動させつつ移動する焼成炉用台車であ
    つて、 前記台車本体に軸線を鉛直方向に向けた耐火性材料から
    なる回転支持軸を貫通させて回転自由に支持し、前記回
    転支持軸の前記台車本体から突出した上端に、前記被焼
    成物が載置される耐火性材料からなる台板を一体回転す
    るように固着し、前記台車本体の下面側に、前記車輪の
    回転力を前記回転支持軸の前記台車本体から突出した下
    端に伝達することにより該回転支持軸を前記車輪と連動
    して回転させる回転駆動手段を設けたことを特徴とする
    焼成炉用台車。
  2. 【請求項2】 上面側に被焼成物が載置される台車本体
    の下面側に支持した車軸の両端の車輪を焼成炉内に敷設
    したレール上で転動させつつ移動する焼成炉用台車であ
    つて、 前記台車本体に軸線を鉛直方向に向けた耐火性材料から
    なる昇降支持軸を貫通させて昇降自由に支持し、前記昇
    降支持軸の前記台車本体から突出した上端に、前記被焼
    成物が載置される耐火性材料からなる台板を一体昇降す
    るように固着し、前記台車本体の下面側に、前記車輪の
    回転力を前記昇降支持軸の前記台車本体から突出した下
    端に上下方向の往復移動力として伝達することにより該
    昇降支持軸を前記車輪と連動して昇降させる昇降駆動手
    段を設けたことを特徴とする焼成炉用台車。
JP24872692A 1992-08-24 1992-08-24 焼成炉用台車 Pending JPH0674657A (ja)

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JP24872692A JPH0674657A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 焼成炉用台車

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JP24872692A JPH0674657A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 焼成炉用台車

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JPH0674657A true JPH0674657A (ja) 1994-03-18

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JP24872692A Pending JPH0674657A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 焼成炉用台車

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JP (1) JPH0674657A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333375A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Samsung Electro Mech Co Ltd 複合焼成炉及びこれに採用される昇降装置
KR100897734B1 (ko) * 2007-07-10 2009-05-14 이영근 도자기 소성로

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JP2007333375A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Samsung Electro Mech Co Ltd 複合焼成炉及びこれに採用される昇降装置
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