JPH0674574A - 冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル

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Publication number
JPH0674574A
JPH0674574A JP22693492A JP22693492A JPH0674574A JP H0674574 A JPH0674574 A JP H0674574A JP 22693492 A JP22693492 A JP 22693492A JP 22693492 A JP22693492 A JP 22693492A JP H0674574 A JPH0674574 A JP H0674574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
compressor
valve
condenser
liquid refrigerant
Prior art date
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Pending
Application number
JP22693492A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Mangyo
政男 萬行
Takanao Kurabayashi
孝尚 倉林
Keizo Iida
慶三 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP22693492A priority Critical patent/JPH0674574A/ja
Publication of JPH0674574A publication Critical patent/JPH0674574A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はコンプレッサが過酷使用により過熱
されたことを感知して自動的に開閉する弁(電力は使用
しない弁)を備え、過熱された時にインジェクションし
て強力に冷却し、コンプレッサの信頼性向上と長寿命を
図る。 【構成】 凝縮器2内で凝縮した液体冷媒を、密閉型コ
ンプレッサ21の運転中の温度を感知して、その温度が
高い時だけ、シリンダの中の高温部に向かってその凝縮
器2に連結したバイパス管25に配設した温度自動開閉
弁27を開いてインジェクションする。コンプレッサ2
1の温度が低い時は温度自動開閉弁27は閉弁される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫,冷凍装置に使用
される冷凍サイクルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷凍サイクルに使用される密閉型
コンプレッサ(以下コンプレッサという)は過酷な条件
で使用されることが多くなっている。又フロン規制によ
り冷媒を従来のR−12からR−22,R−134aに
変更する等の理由により高温になった時にコンプレッサ
を冷却することが信頼性の面で重要になっている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
冷凍サイクルの一例について説明する。
【0004】図6は実公昭51−49639に示されて
いる冷凍装置で、コンプレッサ1から吐出された冷媒ガ
スを凝縮液化する凝縮器2、液冷媒を減圧する膨脹弁5
によって減圧された液冷媒を蒸発気化する蒸発器6、お
よびコンプレッサ1の吸込側が順次連通されて、冷凍サ
イクルを構成している。また凝縮器2と膨脹弁5とを接
続する接続管7の中途部から分岐して一端をコンプレッ
サ1の吸込側と蒸発器6の吐出側を接続する接続管8の
中途部に連通する冷媒導通管9が配管されている。
【0005】この冷媒導通管9の中途部には通電時に管
路を閉成する電磁弁10が設けられ、この電磁弁にはコ
ンプレッサ1の密閉容器1a下部に感熱部11aを臨ま
せた電磁開閉機構11が連結され、この一部を構成する
開閉スイッチ11bが上記感熱部11aからの信号によ
って開閉することにより電磁弁10を開閉するようにな
っている。
【0006】以上のような構成において、まずコンプレ
ッサ1に通電して冷媒を吸入圧縮し、高温高圧の冷媒ガ
スとして凝縮器2へ順次吐出する。このとき同時に冷媒
導通管9に設けられた電磁弁10は励磁されて管路を閉
成するから冷媒は実線矢印で示す方向に順次循環し、蒸
発器6での冷媒の蒸発気化熱で被冷凍室(図示しない)
を冷却している。
【0007】一方、コンプレッサ1の密閉容器1a下部
の温度が所定の温度以上に到達したら感熱部11aから
の信号によって開閉スイッチ11bが閉成して電磁弁1
0が開放され、破線矢印で示すように液冷媒の一部が冷
媒導通管9を介してコンプレッサ1の吸入側に流入して
液冷媒の蒸発気化熱で密閉容器1a内に収納された電動
コンプレッサおよび底部に溜まった潤滑油を冷却する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では2つの課題がある。即ち、冷媒導通管から
過熱されているコンプレッサ1の吸入側に入流した液冷
媒はシリンダに到着するまでに過熱されてしまうのでコ
ンプレッサを冷却する力は弱くなる。又、電磁弁10,
電磁弁開閉機構11,感熱部11aと多くの部品を必要
とし、しかもその作動に電力を必要とすることである。
【0009】本発明は上記課題に鑑みコンプレッサが過
酷使用により、過熱された時にコンプレッサを強力に冷
却する。その方法としてコンプレッサが所定温度以上に
過熱されたことを感知して自動的に開閉する弁(電力は
使用しない弁)を備えた冷凍サイクルを提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明の冷凍サイクルは凝縮器内で凝縮した
液体冷媒を、密閉型コンプレッサの運転中の温度を感知
してその温度が高い時だけ、シリンダの中の高温部、シ
リンダの環状室の高圧側、密閉容器内の潤滑オイルの中
等機種に応じてその凝縮器に連結したバイパス管に配設
した温度自動開閉弁を開いて直接注入する温度自動開閉
弁を備え、弁のセンサーである感温部をコンプレッサの
吐出管又は吐出管近傍の密閉容器に付けたという構成を
備えたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により密閉型コンプレッ
サの温度が所定値より高い時だけ、前記したコンプレッ
サ内の所定位置に向かって液体冷媒を直接注入するので
インジェクションの蒸発潜熱による冷却効果で強く冷却
でき、コンプレッサの過熱を除くことができる。密閉型
コンプレッサの温度が所定の温度より低い時にはインジ
ェクションされないので凝縮した液体冷媒は前記の被冷
凍室を有効に冷凍するから無駄がない。
【0012】又、液体冷媒は自動温度開閉弁によって制
御されるため、従来のように電磁弁,電磁弁開閉機構の
如き多くの部品は不要、そして作動のために必要として
いた電力も不要となる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例の冷凍サイクルについ
て図面を参照しながら説明する。尚、従来品と同一部品
は同一符号を用いて説明し構成,動作の同じところは省
略する。図1において、コンプレッサ21から吐出され
た冷媒ガスを吐出管22を通して凝縮液化する凝縮器
2、液冷媒を減圧するキャピラリーチューブ23によっ
て減圧された液冷媒を蒸発気化する蒸発器6、および吸
入管24を通してコンプレッサ21の吸込側が順次連通
されて冷凍サイクルを構成している。また凝縮器2とキ
ャピラリーチューブ23とを接続する管の中途部から分
岐して一端をコンプレッサ21のシリンダの中の高温部
とを連通するバイパス管25が配管されている。26は
バイパス管25を流れる冷媒の量を制限するためのキャ
ピラリーである。
【0014】バイパス管25の途中に温度自動開閉弁2
7が配設され、それのセンサーである感温部29がコン
プレッサ21の吐出管又は吐出管近傍の密閉容器に取り
つけられ細管28で結ばれていて、コンプレッサ21の
運転中の温度を感知してその温度が所定温度(ガスの種
類によって異なるがR−12で吐出ガス温度150℃、
密閉容器で110℃程度)より高い時だけシリンダの中
の高温部に向かって液体冷媒を噴射する(以下、インジ
ェクションするという)ため温度自動開閉弁27が開
く。一方コンプレッサ21の温度が低い時は弁は閉じて
いる。図1に示すものは特公昭39−24260号公報
に示されているものに、温度自動開閉弁27を追加して
コンプレッサ21の温度が所定値より高い時だけシリン
ダの中の高温部に向かってインジェクションするように
したものである。
【0015】図2,図3はロータリの密閉型コンプレッ
サにインジェクションされる様子を示し、ロータリコン
プレッサ30は密閉容器31内に電動要素32と圧縮要
素33が一体的に配設されている。
【0016】圧縮要素33はシリンダ34の環状室35
を構成するLベアリング36,Sベアリング37と、環
状室35と高圧側38と低圧側39に区割するローラ5
1とベーン40,吸入通路41,吐出孔42,吐出弁4
3等より成っている。44は潤滑オイルである。
【0017】図2,図3に示すように冷凍サイクルの凝
縮した冷媒源から液体冷媒を注入口の開口45へ供給す
る装置を設ける。バイパス管25(図1参照)と連結さ
れた通路は太い管47でありこの管47は密閉容器に入
って潤滑オイル44内を上方へ到り、そこで注入口の開
口45と一致して設けた連結短管48により、Sベアリ
ング37に連結している。細い毛細管49を連結短管4
8の中心を通し管47内の液体冷媒中に常に浸漬して注
入口の開口45へ至る液体冷媒供給通路を形成する。
【0018】膨脹室50はローラ51の回転中注入口4
5の間歇的開閉に基づいて発生される振動即ち液体の衝
撃を緩和する。
【0019】図4は図1の他の実施例による冷凍サイク
ルの略図でありコンプレッサが異なっている。55はレ
シプロの密閉型コンプレッサで密閉容器56内には電動
要素と一体になった圧縮要素57が収納され吐出管22
は圧縮要素57と直結され、下部には潤滑オイル44が
封入されている。レシプロの密閉コンプレッサ55の運
転中の温度を感知してその温度が高い時だけ密閉容器5
6内の潤滑オイル44の中にその凝縮器2に連結したバ
イパス管25に配設した温度自動開閉弁27を開いて直
接注入するようにしてインジェクションした時には潤滑
オイル44と圧縮要素57を強く冷却できる。
【0020】尚、温度自動開閉弁27のセンサーである
感温部は図1,図4ともコンプレッサの吐出管又は吐出
管近傍の密閉容器に付けて当該コンプレッサの最高温度
を感温するように配慮されている。
【0021】図5は開閉弁の説明図であり、温度自動開
閉弁27は細管28と感温部29と連結され弁本体の内
部は弁部58,ベローズ59,プッシュピン60,内部
均圧孔61が配設され、感温部29が所定の温度を感知
すると弁部58の弁が開いて矢印の方向に液体冷媒が流
れ、感温部29が所定温度より以下を感知すると弁部5
8は閉じる構成となっている。
【0022】以上のような構成において、密閉型コンプ
レッサの温度が所定値より高い時だけシリンダの中の高
温部(コンプレッサがレシプロの場合は密閉容器内の潤
滑オイル)に向かって液体冷媒を直接注入するのでイン
ジェクションの蒸発潜熱による冷却効果で強く冷却で
き、コンプレッサの過熱を除くことができる。密閉型コ
ンプレッサの温度が所定の温度より低い時(冷凍機の負
荷が軽い機種とか、気候が冬期の場合)にはインジェク
ションされないので凝縮した液体冷媒は前記の被冷凍室
を有効に冷凍できるから凝縮した液体冷媒は無駄になら
ない。
【0023】又、液体冷媒は自動温度開閉弁によって制
御されるため従来のように電磁弁,電磁弁開閉機構の如
き多くの部品は不要、そして作動のために必要としてい
た電力も不要となる。
【0024】以上の効果をまとめると過熱を除くことに
よりコンプレッサの信頼性が向上する。コンプレッサの
温度の低い時は液体冷媒の有効利用でムダがない。液体
冷媒は自動温度開閉弁によって制御されるため従来のよ
うに多くの部品は不要、そして作動のために必要として
いた電力は不要とすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は凝縮器内で凝縮し
た液体冷媒を、密閉型コンプレッサの運転中の温度を感
知してその温度が高い時だけ、シリンダの中の高温部、
シリンダの環状室の高圧側、密閉容器内の潤滑オイルの
中等機種に応じてその凝縮器に連結したバイパス管に配
設した温度自動開閉弁を開いて直接注入する密閉型コン
プレッサと温度自動開閉弁とを備え、弁のセンサーであ
る感温部をコンプレッサの吐出管又は吐出管近傍の密閉
容器に付けたという構成を備えることにより、液体冷媒
を直接注入するのでインジェクションの蒸発潜熱による
冷却効果で強く冷却でき、コンプレッサの過熱を除くこ
とができる。密閉型コンプレッサの温度が所定の温度よ
り低い時(冷凍機の負荷が軽い機種とか、気候が冬期の
場合)にはインジェクションされないので凝縮した液体
冷媒は前記の被冷凍室を有効に冷凍できるから無駄がな
い。
【0026】又、液体冷媒は自動温度開閉弁によって制
御されるため従来のような電磁弁,電磁弁開閉機構のよ
うに多くの部品は不要、そして作動のために必要として
いた電力を不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍サイクルの配管図
【図2】本発明の冷凍サイクルに使用されるコンプレッ
サの一例を示すロータリコンプレッサの縦断面図
【図3】図2のB−B線に沿う平面断面図
【図4】本発明の他の実施例を示す冷凍サイクルの配管
【図5】本発明の冷凍サイクルに使用する温度自動開閉
弁の概略図
【図6】従来の冷凍サイクルの配管図
【符号の説明】
2 凝縮器 21 コンプレッサ 22a 吐出管 25 バイパス管 27 温度自動開閉弁 28 細管 29 感温部 30 密閉型ロータリコンプレッサ 35 シリンダの環状室 55 密閉型レシプロコンプレッサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝縮器と、この凝縮器の出口とコンプレ
    ッサのシリンダの環状室とを連結したバイパス管と、前
    記バイパス管に配設して前記コンプレッサの温度が所定
    値より高い時に開弁する温度自動開閉弁と、この温度自
    動開閉弁と細管でつながって前記コンプレッサの外表面
    に付けられた感温部とを備えたことを特徴とする冷凍サ
    イクル。
  2. 【請求項2】 凝縮器と、この凝縮器の出口とコンプレ
    ッサの圧縮室又は密閉容器とを連結したバイパス管と、
    前記バイパス管に配設して前記コンプレッサの温度が所
    定値より高い時に開弁する温度自動開閉弁と、この温度
    自動開閉弁と細管でつながって前記コンプレッサの吐出
    管又は吐出管近傍の密閉容器に付けたことを特徴とする
    冷凍サイクル。
JP22693492A 1992-08-26 1992-08-26 冷凍サイクル Pending JPH0674574A (ja)

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JP22693492A JPH0674574A (ja) 1992-08-26 1992-08-26 冷凍サイクル

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