JPH0674373A - パイプ - Google Patents

パイプ

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Publication number
JPH0674373A
JPH0674373A JP25210492A JP25210492A JPH0674373A JP H0674373 A JPH0674373 A JP H0674373A JP 25210492 A JP25210492 A JP 25210492A JP 25210492 A JP25210492 A JP 25210492A JP H0674373 A JPH0674373 A JP H0674373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
diameter
small
diameter pipe
pipes
Prior art date
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Pending
Application number
JP25210492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanori Muramatsu
久範 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOOKEN KOGYO KK
Original Assignee
KOOKEN KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KOOKEN KOGYO KK filed Critical KOOKEN KOGYO KK
Priority to JP25210492A priority Critical patent/JPH0674373A/ja
Publication of JPH0674373A publication Critical patent/JPH0674373A/ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の異なった性質の要求に応えることが可能
な特性をもち、しかもそれらの特性を長期間にわたって
維持することができるパイプ、および配管の引き回しを
簡易化でき、スペースを効率よく利用できるパイプを提
供する。 【構成】パイプ1は大径のパイプ2と、大径のパイプ2
に挿通され一体化された小径のパイプ3とによって構成
されている。大径のパイプ2は鉄鋼によって構成され、
小径のパイプ3は銅によって構成されている。小径のパ
イプ3の厚さ寸法は約500ミクロンである。パイプ1
は大径のパイプ2によって大きな強度を得ることがで
き、しかも小径のパイプ3によって内周面は高い耐食性
をもつことになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工場内の配管や機械類に
用いられる金属製等のパイプに関する。
【0002】
【従来の技術】工場内の配管や機械類に用いられるパイ
プは用途に応じた特性をもつ材料によって構成されてい
る。例えば大きな強度を必要とするパイプは鉄鋼によっ
て構成され、耐食性が要求されるパイプは銅によって構
成されている。さらにアルコールや薬品を搬送するのに
用いるパイプは耐薬品性をもつ樹脂によって構成するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のパイプでは、1つのパイプで複数の特性が要求される
場合に対応することができない。例えば大きな強度と耐
食性を要求される場合や、大きな強度と耐薬品性を要求
される場合には、上記いずれの材料によって構成された
パイプも対応することができない。そこで、例えば鉄鋼
製のパイプの内周面に銅めっきを施して、強度と耐食性
をもつパイプを製作することも考えられるが、銅めっき
はせいぜい10ミクロン程度の厚さしかないため、オク
タン価の高いガソリンなどを搬送するのに用いると、短
期間で銅めっきが溶解して長期間の使用に耐えない問題
がある。
【0004】また工場では、空気、水、燃料などを搬送
するために多数のパイプを用いて配管を行なっているた
め、配管の引き回しが煩雑となったり、スペースを効率
よく利用できないなどの問題がある。本発明は上記従来
の問題点に着目してなされたものであり、複数の異なっ
た性質の要求に応えることが可能な特性をもち、しかも
それらの特性を長期間にわたって維持することができる
パイプ、および配管の引き回しを簡易化でき、スペース
を効率よく利用できるパイプを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、大径
のパイプに、前記大径のパイプより径が小さく、且つ大
径のパイプと異なる特性をもつ材料によって構成された
小径のパイプを挿通して、少なくとも大径のパイプの径
を絞り、前記大径のパイプと前記小径のパイプとを一体
化してなるパイプである。
【0006】請求項2の発明は、大径のパイプに、前記
大径のパイプより径が小さい複数の小径のパイプを挿通
し、少なくとも大径のパイプの径を絞り、前記大径のパ
イプ内に前記複数の小径のパイプを保持させてなるパイ
プである。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、特性の異なる大径のパイ
プと小径のパイプとを一体化したので、複数の特性、例
えば大きな強度と耐食性を兼ね備えるパイプとなり、複
数の要求に応えることができるようになる。請求項2の
発明では、大径のパイプに小径のパイプを挿通して保持
させたので、このパイプを利用すれば1本の配管で複数
のものを搬送でき、配管の引き回しの簡易化を図ること
ができるようになる。
【0008】
【実施例】本発明の第1実施例を図1から図6によって
説明する。符号1はパイプを示し、このパイプ1は大径
のパイプ2と、大径のパイプ2に挿通され一体化された
小径のパイプ3とによって構成されている。大径のパイ
プ2は鉄鋼によって構成され、小径のパイプ3は銅によ
って構成されている。小径のパイプ3の厚さ寸法は約5
00ミクロンである。パイプ1は大径のパイプ2によっ
て大きな強度を得ることができ、しかも小径のパイプ3
によって内周面は高い耐食性をもつことになる。このパ
イプ1は内周面が約500ミクロンの厚さ寸法をもつ銅
製の小径のパイプ3によって構成されているので、例え
ばオクタン価の高いガソリンを搬送するのに用いても、
充分な耐久性を発揮することになる。
【0009】次にこのパイプ1の製作方法について説明
する。図3、図4に示すように、大径のパイプ2に小径
のパイプ3を挿通し、大径のパイプ2に引き抜きを施
し、大径のパイプ2の径を絞り、小径のパイプ3に密着
させて一体化させる。なお大径のパイプ2といっしょに
小径のパイプ3の径も絞るようにしてもよい。このよう
にして製作したパイプ1を図5に示す真っ直な状態か
ら、NCベンダーなどを用いて、図6に示すようにクラ
ンク状等、所望の形状に加工する。
【0010】本発明の第2実施例を図7、図8の図面に
よって説明する。符号5はパイプを示し、このパイプ5
は大径のパイプ6と、大径のパイプ6に挿通され一体化
された小径のパイプ7とによって構成されている。大径
のパイプ6は鉄鋼によって構成され、小径のパイプ7は
ポリプロピレン樹脂によって構成されている。パイプ5
は大径のパイプ6によって大きな強度を得ることがで
き、しかも小径のパイプ7によって内周面は高い耐薬品
性をもつことになる。したがって例えばアルコールを搬
送するのに用いても、充分な耐久性を発揮することにな
る。このパイプ5の製作方法は、第1実施例にかかるパ
イプ1と同様である。
【0011】本発明の第3実施例を図9、図10の図面
によって説明する。符号10はパイプを示し、このパイ
プ10は大径のパイプ11と、大径のパイプ11に挿通
され一体化された3本の小径のパイプ12、13、14
とによって構成されている。大径のパイプ11は鉄鋼に
よって構成され、小径のパイプ12、13、14は銅に
よって構成されている。パイプ10は大径のパイプ11
によって大きな強度を得ることができ、しかも耐食性を
もつ3本の小径のパイプ12、13、14をまとめるこ
とができ、パイプ10を用いれば複数のものを搬送で
き、配管の引き回しの簡易化を図ることができるように
なる。
【0012】このパイプ10の製作方法は、第1実施例
にかかるパイプ1と同様である。なお図11に示すよう
に、用途、配置場所に応じてパイプ10をさらに細くな
るように絞ってもよい。
【0013】本発明の第4実施例を図12の図面によっ
て説明する。符号20はパイプを示し、このパイプ20
は大径のパイプ21と、大径のパイプ21に挿通され一
体化された2本の小径のパイプ22、23とによって構
成されている。小径パイプ23は小径のパイプ22に挿
通されて、一体化されている。大径のパイプ21は鉄鋼
によって構成され、小径のパイプ22はナイロン樹脂に
よって構成されており、小径のパイプ23はアルミニウ
ム合金によって構成されている。
【0014】このパイプ20は大径のパイプ21によっ
て大きな強度を得ることができる。また小径のパイプ2
2はナイロン樹脂によって構成されているので、大径の
パイプ21と小径のパイプ23とを電気的に絶縁するこ
とになり、大径のパイプ21と小径のパイプ23との電
位差によって小径のパイプ23が溶解するのを防止する
ことができる。
【0015】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更
などがあっても本発明に含まれる。例えば大径のパイプ
と小径のパイプを構成する材料は、鉄鋼、銅、ステンレ
ス鋼、アルミニウム合金、セラミック、ポロプロピレン
樹脂、ナイロン樹脂、四ふっ化エチレン樹脂、塩化ビニ
ル樹脂等を、水素、酸性またはアルカリ性の薬品などの
搬送物や用途に応じて組み合わせて用いる。例えば大径
のパイプまたは小径のパイプに13クロム系のステンレ
スを用いてパイプを製作し、所望の曲げ加工を施してか
ら、加熱し除々に冷却して焼き入れを行なえば、所望の
形状としてから高硬度化させることができる。
【0016】また鉄鋼製の大径のパイプと、ステンレス
鋼製の小径のパイプとを一体化したパイプは、エンジン
などの噴射管として利用される。噴射管には1800K
g/cm2から2000Kg/cm2の高圧がかけられる
場合もある。噴射管に用いるパイプはステンレス鋼製の
小径のパイプによって内周面を高硬度のものとするとと
もに耐腐食性を得るようにし、しかも鉄鋼製の大径のパ
イプによって高圧に耐え得る強度を確保する。なお噴射
管に用いられるパイプは外径が6mm、内径が0.7m
mから2.5mm程度である。
【0017】第3実施例にかかるパイプ10は鉄鋼製の
大径のパイプ11に3本の銅製の小径のパイプ12、1
3、14を保持させているが、小径のパイプの本数は3
本に限定されず、2本あるいは4本以上を大径のパイプ
11に保持させてもよい。また小径のパイプ12、1
3、14の材質を異なったものとしてもよい。例えば、
小径のパイプ12を銅によって、小径のパイプ13をポ
リプロピレン樹脂によって、さらに小径のパイプ14を
ステンレス鋼によって構成することも可能である。なお
大径のパイプに複数の小径のパイプを保持させたパイプ
は、例えば航空機の燃料系に適用できる。かかる場合複
数の小径のパイプのうちのいくつかを緊急時の予備とし
て、通常使用されているパイプと切り換えができるよう
にすれば、安全性を確保するのに役立つことになる。
【0018】
【発明の効果】以上のように請求項1、2の発明によれ
ば、パイプの強度、内周面の耐食性、耐薬品性等の複数
の要求に応えることができるようになり、しかもめっき
を施した場合と比較して著しく耐久性を向上できる。ま
た請求項2の発明によれば、配管の引き回しを簡易化で
き、配管スペースを効率良く利用することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるパイプの平面図で
ある。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の第1実施例にかかるパイプの径を絞る
前の平面図である。
【図4】本発明の第1実施例にかかるパイプの径を絞る
前の斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例にかかるパイプの斜視図で
ある。
【図6】曲げ加工を施した本発明の第1実施例にかかる
パイプの斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例にかかるパイプの平面図で
ある。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】本発明の第3実施例にかかるパイプの平面図で
ある。
【図10】図9のA−A断面図である。
【図11】本発明の第3実施例にかかるパイプを図9の
状態からさらに径を絞った状態の平面図である。
【図12】本発明の第4実施例にかかるパイプの平面図
である。
【符号の説明】
1、5、10、20 パイプ 2、6、11、21 大径のパイプ 3、7、12、13、14、22、23 小径のパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径のパイプに、前記大径のパイプより径
    が小さく、且つ大径のパイプと異なる特性をもつ材料に
    よって構成された小径のパイプを挿通して、少なくとも
    大径のパイプの径を絞り、前記大径のパイプと前記小径
    のパイプとを一体化してなるパイプ。
  2. 【請求項2】大径のパイプに、前記大径のパイプより径
    が小さい複数の小径のパイプを挿通し、少なくとも大径
    のパイプの径を絞り、前記大径のパイプ内に前記複数の
    小径のパイプを保持させてなるパイプ。
JP25210492A 1992-08-27 1992-08-27 パイプ Pending JPH0674373A (ja)

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JP25210492A JPH0674373A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 パイプ

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JP25210492A JPH0674373A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 パイプ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57194832A (en) * 1981-05-25 1982-11-30 Kawasaki Heavy Ind Ltd Manufacture of double pipe

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57194832A (en) * 1981-05-25 1982-11-30 Kawasaki Heavy Ind Ltd Manufacture of double pipe

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