JPH0674195A - 遠心ファン及びその製造方法 - Google Patents
遠心ファン及びその製造方法Info
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- JPH0674195A JPH0674195A JP4247184A JP24718492A JPH0674195A JP H0674195 A JPH0674195 A JP H0674195A JP 4247184 A JP4247184 A JP 4247184A JP 24718492 A JP24718492 A JP 24718492A JP H0674195 A JPH0674195 A JP H0674195A
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- Japan
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- end plate
- blade
- centrifugal fan
- blades
- molding die
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠心ファンの強度を改善し、空気の吸込特性
を向上する。 【構成】 ボス(2)を有する第1端板(1)の外周縁部に、
垂直に延在する多数の羽根(3)を有し、この羽根(3)の延
在端部に第2端板(4)を有する遠心ファンにおいて、第
2端板(4)の内周側の羽根(3)との接合部に丸味(11)を形
成して、強度を増強する。この丸味(11)は第1端板(1)
の対応位置に形成された切欠部(図示しない)から成形
用金型を挿入して成形する。
を向上する。 【構成】 ボス(2)を有する第1端板(1)の外周縁部に、
垂直に延在する多数の羽根(3)を有し、この羽根(3)の延
在端部に第2端板(4)を有する遠心ファンにおいて、第
2端板(4)の内周側の羽根(3)との接合部に丸味(11)を形
成して、強度を増強する。この丸味(11)は第1端板(1)
の対応位置に形成された切欠部(図示しない)から成形
用金型を挿入して成形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は送風機に使用される遠
心ファン及びその製造方法に関するものである。
心ファン及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9〜図11は、例えば特開平3−88
998号公報に示された従来の遠心ファン及びその製造
方法を示す図で、図9は遠心ファンの正面図、図10は
図9のX−X線断面図、図11は遠心ファン製造用の射
出成形金型の縦断面図である。
998号公報に示された従来の遠心ファン及びその製造
方法を示す図で、図9は遠心ファンの正面図、図10は
図9のX−X線断面図、図11は遠心ファン製造用の射
出成形金型の縦断面図である。
【0003】図9及び図10において、(1)は回転軸
(図示しない)に支持されるボス(2)を有する円すい台
状の第1端板、(3)は第1端板(1)の外周縁部に第1端板
(1)から垂直に延在する多数の羽根、(4)は羽根(3)の延
在端部外周に設けられた円環状の第2端板である。これ
らの部材(1)〜(4)は一体に成形されている。
(図示しない)に支持されるボス(2)を有する円すい台
状の第1端板、(3)は第1端板(1)の外周縁部に第1端板
(1)から垂直に延在する多数の羽根、(4)は羽根(3)の延
在端部外周に設けられた円環状の第2端板である。これ
らの部材(1)〜(4)は一体に成形されている。
【0004】上記のように構成された遠心ファンは図1
1に示すような成形用金型により射出成形される。すな
わち、固定金型(6)と可動金型(7)からなる射出成形用金
型を用意し、両金型(6)(7)間に形成される空隙(8)に合
成樹脂を射出することにより、第1端板(1)、ボス(2)、
羽根(3)及び第2端板(4)が一体成形される。その後、可
動金型(7)を図11の上方へ離型することにより、上記
一体成形された遠心ファンが型抜きされる。
1に示すような成形用金型により射出成形される。すな
わち、固定金型(6)と可動金型(7)からなる射出成形用金
型を用意し、両金型(6)(7)間に形成される空隙(8)に合
成樹脂を射出することにより、第1端板(1)、ボス(2)、
羽根(3)及び第2端板(4)が一体成形される。その後、可
動金型(7)を図11の上方へ離型することにより、上記
一体成形された遠心ファンが型抜きされる。
【0005】遠心ファンの射出成形用金型は上記のよう
に構成されているため、第2端板(4)は羽根(3)の外周部
にしか設けることができない。一方、例えば実公昭56
−5007号公報には、板金製の遠心ファンが示されて
いるが、この遠心ファンの第2端板(4)に相当する部分
は、羽根(3)の内径付近に設けることが、空気の吸込特
性上望ましい旨、記載されているが、上記のような射出
成形品では、第2端板(4)は羽根(3)の外周部しか設けら
れない。
に構成されているため、第2端板(4)は羽根(3)の外周部
にしか設けることができない。一方、例えば実公昭56
−5007号公報には、板金製の遠心ファンが示されて
いるが、この遠心ファンの第2端板(4)に相当する部分
は、羽根(3)の内径付近に設けることが、空気の吸込特
性上望ましい旨、記載されているが、上記のような射出
成形品では、第2端板(4)は羽根(3)の外周部しか設けら
れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の遠
心ファン及びその製造方法では、第2端板(4)は羽根(3)
の外周部だけに設けられているため、充分な強度を期待
することができず、かつ空気の吸込特性上も望ましいも
のではないという問題点がある。
心ファン及びその製造方法では、第2端板(4)は羽根(3)
の外周部だけに設けられているため、充分な強度を期待
することができず、かつ空気の吸込特性上も望ましいも
のではないという問題点がある。
【0007】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、強度を改善し、空気の吸込特性も向上で
きるようにした遠心ファン及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
されたもので、強度を改善し、空気の吸込特性も向上で
きるようにした遠心ファン及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る遠心ファンは、第1端板と羽根と第2端板とが射出
成形により成形された遠心ファンにおいて、第2端板の
内周側の羽根との接合部に丸味を設けたものである。
係る遠心ファンは、第1端板と羽根と第2端板とが射出
成形により成形された遠心ファンにおいて、第2端板の
内周側の羽根との接合部に丸味を設けたものである。
【0009】また、第2の発明に係る遠心ファンは、第
1端板と羽根と第2端板とが射出成形により成形された
遠心ファンにおいて、第1端板の外径を羽根の外径より
も小さくし、第2端板の内径を羽根の外径よりも小さく
したものである。
1端板と羽根と第2端板とが射出成形により成形された
遠心ファンにおいて、第1端板の外径を羽根の外径より
も小さくし、第2端板の内径を羽根の外径よりも小さく
したものである。
【0010】また、第3の発明に係る遠心ファン及びそ
の製造方法は、第1端板と羽根と第2端板とを成形型に
より射出成形するものにおいて、第1端板の羽根との接
合部に切欠部を形成し、この切欠部を通じて挿入される
成形型により第2端板の内周側の羽根との接合部に丸味
を成形するものである。
の製造方法は、第1端板と羽根と第2端板とを成形型に
より射出成形するものにおいて、第1端板の羽根との接
合部に切欠部を形成し、この切欠部を通じて挿入される
成形型により第2端板の内周側の羽根との接合部に丸味
を成形するものである。
【0011】また、第4の発明に係る遠心ファン及びそ
の製造方法は、第1端板と羽根と第2端板とを成形型に
より射出成形するものにおいて、第1端板側から成形型
を挿入して羽根の外周側を成形し、第2端板側から成形
型を挿入して羽根の内周側を成形し、かつ第1端板の外
径を羽根の外径よりも小さく成形し、第2端板の内径を
羽根の外径よりも小さく成形するものである。
の製造方法は、第1端板と羽根と第2端板とを成形型に
より射出成形するものにおいて、第1端板側から成形型
を挿入して羽根の外周側を成形し、第2端板側から成形
型を挿入して羽根の内周側を成形し、かつ第1端板の外
径を羽根の外径よりも小さく成形し、第2端板の内径を
羽根の外径よりも小さく成形するものである。
【0012】また、第5の発明に係る遠心ファン及びそ
の製造方法は、第1端板と羽根と第2端板とを成形型に
より射出成形するものにおいて、第1端板側から成形型
を挿入して羽根の一面を成形し、第2端板側から成形型
を挿入して羽根の他面を成形するものである。
の製造方法は、第1端板と羽根と第2端板とを成形型に
より射出成形するものにおいて、第1端板側から成形型
を挿入して羽根の一面を成形し、第2端板側から成形型
を挿入して羽根の他面を成形するものである。
【0013】また、第6の発明に係る遠心ファン及びそ
の製造方法は、第1端板と羽根と第2端板とを成形型に
より射出成形するものにおいて、羽根の一面を第1端板
側から挿入した成形型により成形し、羽根の他面を第2
端板側から挿入した成形型により成形して羽根を軸に対
して傾斜させて成形するものである。
の製造方法は、第1端板と羽根と第2端板とを成形型に
より射出成形するものにおいて、羽根の一面を第1端板
側から挿入した成形型により成形し、羽根の他面を第2
端板側から挿入した成形型により成形して羽根を軸に対
して傾斜させて成形するものである。
【0014】
【作用】この発明の第1の発明においては、第2端板の
内周側の羽根との接合部に丸味を設けたため、上記接合
部は補強される。
内周側の羽根との接合部に丸味を設けたため、上記接合
部は補強される。
【0015】また、第2の発明においては、第1端板の
外径を羽根の外径よりも小さく、第2端板の内径を羽根
の外径よりも小さくしたため、第2端板の内径を羽根幅
の中央部まで縮めることができる。
外径を羽根の外径よりも小さく、第2端板の内径を羽根
の外径よりも小さくしたため、第2端板の内径を羽根幅
の中央部まで縮めることができる。
【0016】また、第3の発明においては、第1端板の
羽根との接合部に切欠部を形成し、この切欠部を通じて
第2端板の内周側の羽根との接合部に丸味を成形するよ
うにしたため、第2端板側からの成形型挿入では不能の
部分に丸味を成形することが観となる。
羽根との接合部に切欠部を形成し、この切欠部を通じて
第2端板の内周側の羽根との接合部に丸味を成形するよ
うにしたため、第2端板側からの成形型挿入では不能の
部分に丸味を成形することが観となる。
【0017】また、第4の発明においては、第1端板側
及び第1端板側からそれぞれ成形型を挿入して羽根の外
周側及び内周側を成形し、かつ第1端板の外径を羽根の
外径よりも小さく、第2端板の内径を羽根の外径よりも
小さく成形するようにしたため、第2端板側からだけの
成形型挿入では成形不能であった第2端板の内径縮小が
可能となる。
及び第1端板側からそれぞれ成形型を挿入して羽根の外
周側及び内周側を成形し、かつ第1端板の外径を羽根の
外径よりも小さく、第2端板の内径を羽根の外径よりも
小さく成形するようにしたため、第2端板側からだけの
成形型挿入では成形不能であった第2端板の内径縮小が
可能となる。
【0018】また、第5の発明においては、第1端板側
及び第1端板側からそれぞれ成形型を挿入して羽根の一
面及び他面を成形するようにしたため、同一方向からの
成形に比し、抜きこう配が両者で補正される。
及び第1端板側からそれぞれ成形型を挿入して羽根の一
面及び他面を成形するようにしたため、同一方向からの
成形に比し、抜きこう配が両者で補正される。
【0019】また、第6の発明においては、第5の発明
の製造方法により羽根を軸に対して傾斜させて成形する
ようにしたため、回転時の羽根枚数×回転速度で定まる
周波数騒音は減少する。
の製造方法により羽根を軸に対して傾斜させて成形する
ようにしたため、回転時の羽根枚数×回転速度で定まる
周波数騒音は減少する。
【0020】
実施例1.図1〜図3はこの発明の第1及び第3の発明
の一実施例を示す図で、図1は遠心ファンの正面図、図
2は図1のII−II線断面図、図3は遠心ファンの要
部拡大斜視図であり、従来装置と同様の部分は同一符号
で示す(実施例2〜4も同じ)。なお、図11は実施例
1にも共用する。
の一実施例を示す図で、図1は遠心ファンの正面図、図
2は図1のII−II線断面図、図3は遠心ファンの要
部拡大斜視図であり、従来装置と同様の部分は同一符号
で示す(実施例2〜4も同じ)。なお、図11は実施例
1にも共用する。
【0021】図において、(11)は第2端板(4)の内周側
に設けられ、羽根(3)との接合部に形成された丸味、(1
2)は第1端板(1)の外周側に設けられ、丸味(11)と対向
する位置に形成された切欠部である。
に設けられ、羽根(3)との接合部に形成された丸味、(1
2)は第1端板(1)の外周側に設けられ、丸味(11)と対向
する位置に形成された切欠部である。
【0022】上記のように構成された遠心ファンは、図
11に示すような成形用金型により射出成形されるが、
丸味(11)の部分は第1端板(1)側から、切欠部(12)を通
して挿入される成形用金型(図示しない)により成形さ
れる。丸味(11)は、従来のように第2端板(4)側からだ
けの成形用金型の操作では、破線Aで示すような切り込
みとなり、丸味(11)を形成することはできない。これ
を、第1端板(1)側から成形用金型を挿入することによ
り丸味(11)が形成される。これにより、上記接合部は補
強され、強度は大幅に増加する。
11に示すような成形用金型により射出成形されるが、
丸味(11)の部分は第1端板(1)側から、切欠部(12)を通
して挿入される成形用金型(図示しない)により成形さ
れる。丸味(11)は、従来のように第2端板(4)側からだ
けの成形用金型の操作では、破線Aで示すような切り込
みとなり、丸味(11)を形成することはできない。これ
を、第1端板(1)側から成形用金型を挿入することによ
り丸味(11)が形成される。これにより、上記接合部は補
強され、強度は大幅に増加する。
【0023】実施例2.図4及び図5はこの発明の第2
及び第4の発明の一実施例を示す図で、図4は遠心ファ
ンの縦断面図、図5は図4の要部拡大斜視図である。
及び第4の発明の一実施例を示す図で、図4は遠心ファ
ンの縦断面図、図5は図4の要部拡大斜視図である。
【0024】この実施例では、第1端板(1)の外径D1
を羽根(3)の外径D3よりも小さく形成し、第2端板(4)
の内径D2を羽根(3)の外径D3よりも小さく形成して
いる。すなわち、この実施例では、第1端板(1)の外径
D1は、羽根(3)の幅Wの中央部までとし、第2端板(4)
の内径D2を第1端板(1)の外径D1に等しくしてい
る。
を羽根(3)の外径D3よりも小さく形成し、第2端板(4)
の内径D2を羽根(3)の外径D3よりも小さく形成して
いる。すなわち、この実施例では、第1端板(1)の外径
D1は、羽根(3)の幅Wの中央部までとし、第2端板(4)
の内径D2を第1端板(1)の外径D1に等しくしてい
る。
【0025】このようにして、第2端板(4)の内径D2
を羽根(3)の幅Wの中央部まで縮めているため、空気の
吸込特性上も有用となるとともに、第2端板(4)の羽根
(3)との接触面積を大きくなり、強度を大幅に増大す
る。この場合、第1端板(1)と羽根(3)との接触面積は相
対的に小さくなるが、遠心ファン全体として考えれば、
合理的になっている。すなわち、従来品では、羽根(3)
は第1端板(1)のほぼ全周で係合されており、その強度
は第2端板(4)側に比へれば必要以上になっている。実
施例2ではその分を第2端板(4)側に与えることになっ
ている。
を羽根(3)の幅Wの中央部まで縮めているため、空気の
吸込特性上も有用となるとともに、第2端板(4)の羽根
(3)との接触面積を大きくなり、強度を大幅に増大す
る。この場合、第1端板(1)と羽根(3)との接触面積は相
対的に小さくなるが、遠心ファン全体として考えれば、
合理的になっている。すなわち、従来品では、羽根(3)
は第1端板(1)のほぼ全周で係合されており、その強度
は第2端板(4)側に比へれば必要以上になっている。実
施例2ではその分を第2端板(4)側に与えることになっ
ている。
【0026】実施例3.図6及び図7はこの発明の第5
の発明の一実施例を示す図で、図6は遠心ファンの要部
拡大斜視図、図7は遠心ファン製造用の射出成形金型の
縦断面図である。
の発明の一実施例を示す図で、図6は遠心ファンの要部
拡大斜視図、図7は遠心ファン製造用の射出成形金型の
縦断面図である。
【0027】この実施例では、第1端板(1)の羽根(3)と
の接合部に、羽根(3)の一面の全幅を深さとする切欠部
(15)が形成され、第2端板(4)には図3で説明した丸味
(11)が形成されている。
の接合部に、羽根(3)の一面の全幅を深さとする切欠部
(15)が形成され、第2端板(4)には図3で説明した丸味
(11)が形成されている。
【0028】上記のように構成された遠心ファンは、図
7に示すような成形用金型により射出成形されるが、羽
根(3)の一面は第1端板(1)側の固定金型(6)の部分(6a)
で形成され、他面は第2端板(4)側の可動金型(7)の部分
(7a)で形成される。これにより、羽根(3)を同一方向か
ら成形する場合に比べ、抜きこう配が両者で補正される
ため、羽根(3)の断面は羽根(3)の全長にわたり同一形状
となる。
7に示すような成形用金型により射出成形されるが、羽
根(3)の一面は第1端板(1)側の固定金型(6)の部分(6a)
で形成され、他面は第2端板(4)側の可動金型(7)の部分
(7a)で形成される。これにより、羽根(3)を同一方向か
ら成形する場合に比べ、抜きこう配が両者で補正される
ため、羽根(3)の断面は羽根(3)の全長にわたり同一形状
となる。
【0029】実施例4.図8は、この発明の第6の発明
の一実施例を示す遠心ファンの側面図である。この実施
例は実施例3に示す成形法を利用することにより、羽根
(3)に傾斜θを与えたものである。(16)は型割り面であ
る。これにより、回転時の羽根枚数×回転速度で定まる
周波数騒音を減少させることが可能となる。
の一実施例を示す遠心ファンの側面図である。この実施
例は実施例3に示す成形法を利用することにより、羽根
(3)に傾斜θを与えたものである。(16)は型割り面であ
る。これにより、回転時の羽根枚数×回転速度で定まる
周波数騒音を減少させることが可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1の発
明では、第2端板の内周側の羽根との接合部に丸味を設
けたので、上記接合部は補強され、強度を大幅に増強す
ることができる効果がある。
明では、第2端板の内周側の羽根との接合部に丸味を設
けたので、上記接合部は補強され、強度を大幅に増強す
ることができる効果がある。
【0031】また、第2の発明では、第1端板の外径を
羽根の外径よりも小さく、第2端板の内径を羽根の外径
よりも小さくしたので、第2端板の内径を羽根幅の中央
部まで縮めることができ、空気の吸込特性を向上でき、
強度を増強できる効果がある。
羽根の外径よりも小さく、第2端板の内径を羽根の外径
よりも小さくしたので、第2端板の内径を羽根幅の中央
部まで縮めることができ、空気の吸込特性を向上でき、
強度を増強できる効果がある。
【0032】また、第3の発明では、第1端板の羽根と
の接合部に切欠部を形成し、この切欠部を通じて、第2
端板の内周側の羽根との接合部に丸味を成形するように
したので、第2端板側からの成形型挿入では不能の部分
に丸味を成形することが可能となり、強度の高い遠心フ
ァンを製造できる効果がある。
の接合部に切欠部を形成し、この切欠部を通じて、第2
端板の内周側の羽根との接合部に丸味を成形するように
したので、第2端板側からの成形型挿入では不能の部分
に丸味を成形することが可能となり、強度の高い遠心フ
ァンを製造できる効果がある。
【0033】また、第4の発明では、第1端板側及び第
2端板側からそれぞれ成形型を挿入して、羽根の外周側
及び内周側を成形し、かつ第1端板の外径を羽根の外径
よりも小さく、第2端板の内径を羽根の外径よりも小さ
く成形するようにしたので、第2端板側からだけの成形
型挿入では成形不能であった第2端板の内径縮小が可能
となり、空気の吸込特性が良く、強度の高い遠心ファン
を製造できる効果がある。
2端板側からそれぞれ成形型を挿入して、羽根の外周側
及び内周側を成形し、かつ第1端板の外径を羽根の外径
よりも小さく、第2端板の内径を羽根の外径よりも小さ
く成形するようにしたので、第2端板側からだけの成形
型挿入では成形不能であった第2端板の内径縮小が可能
となり、空気の吸込特性が良く、強度の高い遠心ファン
を製造できる効果がある。
【0034】また、第5の発明では、第1端板側及び第
2端板側からそれぞれ成形型を挿入して、羽根の一面及
び他面を成形するようにしたので、同一方向からの成形
に比べ、抜きこう配が両者で補正され、羽根の断面を羽
根の全長にわたり同一形状に製造できる効果がある。
2端板側からそれぞれ成形型を挿入して、羽根の一面及
び他面を成形するようにしたので、同一方向からの成形
に比べ、抜きこう配が両者で補正され、羽根の断面を羽
根の全長にわたり同一形状に製造できる効果がある。
【0035】また、第6の発明では、第5の発明の製造
方法により、羽根を軸に対して傾斜させて成形するよう
にしたので、回転時の羽根枚数×回転速度で定まる周波
数騒音を減少し、静かな遠心ファンを構成できる効果が
ある。
方法により、羽根を軸に対して傾斜させて成形するよう
にしたので、回転時の羽根枚数×回転速度で定まる周波
数騒音を減少し、静かな遠心ファンを構成できる効果が
ある。
【図1】この発明の実施例1を示す遠心ファンの正面
図。
図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1の遠心ファンの要部拡大斜視図。
【図4】この発明の実施例2を示す遠心ファンの縦断面
図。
図。
【図5】図4の要部拡大斜視図。
【図6】この発明の実施例3を示す遠心ファンの要部拡
大斜視図。
大斜視図。
【図7】図6の遠心ファン製造用の射出成形金型の縦断
面図。
面図。
【図8】この発明の実施例4を示す遠心ファンの側面
図。
図。
【図9】従来の遠心ファンの正面図。
【図10】図9のX−X線断面図。
【図11】図9の遠心ファン製造用の射出成形金型の縦
断面図。
断面図。
1 第1端板 3 羽根 4 第2端板 6 成形型(固定金型) 7 成形型(可動金型) 11 丸味 12 切欠部
Claims (6)
- 【請求項1】 軸に支持される円盤状の第1端板の外周
縁部に、上記第1端板から垂直に延在する多数の羽根を
有し、この羽根の延在端部に環状の第2端板を有する遠
心ファンにおいて、上記第2端板の内周側の上記羽根と
の接合部に丸味を設けたことを特徴とする遠心ファン。 - 【請求項2】 軸に支持される円盤状の第1端板の外周
縁部に、上記第1端板から垂直に延在する多数の羽根を
有し、この羽根の延在端部に環状の第2端板を有する遠
心ファンにおいて、上記第1端板の外径を上記羽根の外
径よりも小さくし、上記第2端板の内径を上記羽根の外
径よりも小さくしたことを特徴とする遠心ファン。 - 【請求項3】 軸に支持される円盤状の第1端板と、こ
の第1端板の外周縁部に上記第1端板から垂直に延在す
る多数の羽根と、この羽根の延在端部に配置された環状
の第2端板とを成形型により射出成形する製造方法にお
いて、上記第1端板の上記羽根との接合部の外周側に切
欠部を形成し、この切欠部を通じて挿入される成形型に
より上記第2端板の内周側の上記羽根との接合部に丸味
を成形することを特徴とする遠心ファンの製造方法。 - 【請求項4】 軸に支持される円盤状の第1端板と、こ
の第1端板の外周縁部に上記第1端板から垂直に延在す
る多数の羽根と、この羽根の延在端部に配置された環状
の第2端板とを成形型により射出成形する製造方法にお
いて、上記第1端板側から成形型を挿入して上記羽根の
外周側を成形し、上記第2端板側から成形型を挿入して
上記羽根の内周側を成形し、かつ上記第1端板の外径を
上記羽根の外径よりも小さく成形し、上記第2端板の内
径を上記羽根の外径よりも小さく成形することを特徴と
する遠心ファンの製造方法。 - 【請求項5】 軸に支持される円盤状の第1端板と、こ
の第1端板の外周縁部に上記第1端板から垂直に延在す
る多数の羽根と、この羽根の延在端部に配置された環状
の第2端板とを成形型により射出成形する製造方法にお
いて、上記第1端板側から成形型を挿入して上記羽根の
一面を成形し、上記第2端板側から成形型を挿入して上
記羽根の他面を成形することを特徴とする遠心ファンの
製造方法。 - 【請求項6】 軸に支持される円盤状の第1端板と、こ
の第1端板の外周縁部に上記第1端板から垂直に延在す
る多数の羽根と、この羽根の延在端部に配置された環状
の第2端板とを成形型により射出成形する製造方法にお
いて、上記第1端板側から成形型を挿入して上記羽根の
一面を成形し、上記第2端板から成形型を挿入して上記
羽根の他面を成形して上記羽根を上記軸に対して傾斜さ
せて成形することを特徴とする遠心ファンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4247184A JPH0674195A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 遠心ファン及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4247184A JPH0674195A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 遠心ファン及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674195A true JPH0674195A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17159694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4247184A Pending JPH0674195A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 遠心ファン及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0674195A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999017027A1 (fr) * | 1997-09-30 | 1999-04-08 | Daikin Industries, Ltd. | Soufflante radiale, procede de fabrication, et conditionneur d'air equipe de cette soufflante |
JP2002155895A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-31 | Daikin Ind Ltd | 多翼送風機の羽根車、及びそれを備えた多翼送風機 |
US6468038B1 (en) * | 1999-03-03 | 2002-10-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Fan, method for producing the fan by molding molten metal, and device for producing the fan by molding molten metal |
JP2003035293A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-02-07 | Daikin Ind Ltd | 遠心送風機の羽根車及びそれを備えた遠心送風機 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP4247184A patent/JPH0674195A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999017027A1 (fr) * | 1997-09-30 | 1999-04-08 | Daikin Industries, Ltd. | Soufflante radiale, procede de fabrication, et conditionneur d'air equipe de cette soufflante |
US6468038B1 (en) * | 1999-03-03 | 2002-10-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Fan, method for producing the fan by molding molten metal, and device for producing the fan by molding molten metal |
JP2002155895A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-31 | Daikin Ind Ltd | 多翼送風機の羽根車、及びそれを備えた多翼送風機 |
JP2003035293A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-02-07 | Daikin Ind Ltd | 遠心送風機の羽根車及びそれを備えた遠心送風機 |
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