JPH067387U - リモコンキーカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キー数を制限したリモコンキーカバーをリモ
コンに装着して、簡単リモコンを実現する。 【構成】 電源入切キー４とモードキー５とチャンネル
アップキー６とチャンネルダウンキー７と音量アップキ
ー８と音量ダウンキー９等の基本キーを備えたリモコン
キーカバー２と、該リモコンキーカバー２を装着方向１
０に沿って装着する前部に赤外線発光窓３を後部に電池
ケース２２を備えたリモコン１とでなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、リモコントランスミッターに被せることにより、該リモコントラン スミッターの特定のキーのみ操作可能とするリモコンキーカバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ＡＶ形テレビ等の機器に使用するリモコン（トランスミッター）は、多くの機 能を遠隔制御するため、例えば、キー数が７２キーを超えるものも珍しくない。 図３は、従来のＡＶ機器用のリモコンの外観平面図である。１は前方に赤外線発 光窓３と、上面に基本機能を制御するための基本キー２０およびその他の機能を 制御するための一般キー２１とでなるキー配置部と、後部に電池ケース２２を備 えてなる従来のリモコンである。 従来、多くのキーからなるリモコンの操作性を向上するため、動作モード別に 配置したり、同一の機能のキーは同一の色で分かり易く表示したり、また、それ ぞれのキーの操作頻度を考慮して配置したり等様々の工夫がなされている。 しかし、手にもって操作する条件より、リモコンの大きさに制約がある上、キ ーの数が増大傾向にあるので、各キーの大きさは指で押す操作が可能な限り小さ くなっている。また、キーに近接して印刷等されるキーの名称の文字も細かい字 が使われることが普通である。 従って、ＡＶ形テレビ等の機能の内、基本的な機能だけを主として使用する多 くの利用者にとって、リモコンにほとんど使用しないキーが多数あり、多機能を 制御できる高機能のリモコンは、かえって使い難いリモコンになってしまうとい う問題が起こっていた。 また、高齢者等にはキーの数が多すぎキーを探すのに苦労する問題があると共 に、キーの大きさが小さすぎて、操作が困難という問題や、キーの名称の文字が 細かくて読めないという問題もあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 本考案は、以上の問題点に鑑みなされたもので、基本キーのみ操作するように 、しかもサイズの大きなキーおよびキーの名称の文字を備えると共に、対応する リモコンに自由に着脱することができ、該リモコンのキー配置部に被せて使用す るリモコンキーカバーを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、リモコントランスミッターのキー配置部を着脱自 在に覆う手段でなる。

【０００５】

【作用】

以上のように構成したので、着脱自在に覆う手段に備えたサイズの大きい基本 キーを操作すると、リモコンのキー配置部の相応する基本キーが押され、該基本 キーに固有のリモコンコードが赤外線で送信される。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案によるリモコンキーカバーについて、図を用いて詳細に説明する 。 図１は、本考案によるリモコンキーカバーを装着したリモコンの外観平面図（イ ）および線Ｂ−Ｂ’に沿って切断した横断面図（ロ）である。２はリモコン１に 着脱方向１０にそってスライドするように取りつけると共に、以下で説明する６ 種の基本キーのみを備えてなるリモコンキーカバーである。４から９は基本キー を表し、例えば、４は電源入切キーであり、５はテレビとＢＳあるいはＣＳ等の モードを切り換えるモードキーであり、６はチャンネルアップキーであり、７は チャンネルダウンキーであり、８は音量アップキーであり、９は音量ダウンキー である。 尚、各基本キーの大きさは、従来のリモコンの各キーの大きさや配置の間隔に より制限があるが、従来より２倍程度大きく押し易くすることができる。 また、基本キーは上記の６種に限定する必要はなく、実施に当たって、適宜決 めれば良い。

【０００７】 動作を説明する。図２は、本考案によるリモコンキーカバーを装着したリモコ ンの要部拡大断面図である。 リモコンキーカバー２に備える基本キー、例えば、チャンネルアップキー６を 上方より押す力１１により下方向に押すと、基本キーに備えた突起１２が、リモ コン１の相応する基本キー２０（チャンネルアップキー）を上方向より押すこと になり、リモコン１が操作される。 尚、前記押す力１１が存在しない状態では、チャンネルアップキー６等は、例 えば、内蔵するバネにより上方の所定の位置戻っているので、前記突起１２はリ モコン１の基本キーに接触することはない。従って、リモコンキーカバー２を、 スライドさせることにより、リモコンキーカバー２の着脱ができる。 尚、リモコンキーカバー２の着脱は、スライド方式に限定するものではなく、 リモコン１のキー配置部の上方から被せて固定する方法でもよい。 また、図２は、図１のＡ−Ａ’による断面図である。

【０００８】

【考案の効果】

基本キーだけを備えると共に、該基本キーのサイズが押しやすい大きさのリモ コンキーカバーを提供できるので、従来の多数キーを備えたリモコンに本考案の リモコンキーカバーを被せるだけで、一般的な使いかたをする多くの使用者にと って、使い易い簡単リモコンに変えることができる。 また、リモコンキーカバーを取り付けたリモコンは、使用頻度が高い基本キー だけを大きなキーで備えていて、キーの名称の文字も大きくできるので、高齢者 にも操作し易いリモコンを実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるリモコンキーカバーを装着したリ
モコンの外観平面図（イ）および線Ｂ−Ｂ’に沿って切
断した横断面図（ロ）である。

【図２】本考案によるリモコンキーカバーを装着したリ
モコンの要部拡大断面図である。

【図３】従来のＡＶ機器用のリモコンの外観平面図であ
る。

【符号の説明】

１ 従来のリモコン ２ リモコンキーカバー ３ 赤外線発光窓 ４ 電源入切キー ５ モードキー ６ チャンネルアップキー ７ チャンネルダウンキー ８ 音量アップキー ９ 音量ダウンキー １０ 着脱方向 １１ 押す力 １２ 突起 ２０ 基本キー ２１ 一般キー ２２ 電池ケース

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 リモコントランスミッターのキー配置部
   を着脱自在に覆う手段でなることを特徴とするリモコン
   キーカバー。
2. 【請求項２】 上記着脱自在に覆う手段が、キーを備え
   ると共に、該キーを操作することにより、上記リモコン
   トランスミッターのキーを操作する機構を備えてなる請
   求項１記載のリモコンキーカバー。
3. 【請求項３】 上記着脱自在に覆う手段が、上記リモコ
   ントランスミッターに、スライドして着脱する機構を備
   えてなる請求項１記載のリモコンキーカバー。