JPH0673670U - 太陽電池によるカーエアコンの運転 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［目的］従来は太陽光線を利用しないか、もしくは自動
車を動かす動力源として利用しようとしていたので実用
的でなっかた。それをカーエアコンなどの付属機器を動
かすために利用することで実用的なものにしようとし
た。 ［構成］自動車に太陽電池（１）とバッテリー（２）と
カーエアコン（３）を装備して、それらを互いに送電線
（４）でつないだ装置。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は太陽光を利用して太陽電池により電気を起こし、それを用い てカーエアコンを運転する装置に関するものである。

従来、カーエアコンは車に登載された発電機により起こされる電気によ り運転されていたため、車が停止しているときにもエアコンを利用するた めにはエンジンを停止する事ができなかった。また、夏はエアコンを常時 利用するためバッテリーもあがり易く燃料費も馬鹿にならない状態だった 。また、これ迄のソーラーカーは、太陽電池による電力を自動車の主動力 源として用いようとしていたため、車体全体に太陽電池をびっしりと貼り 付けることになり、あまり格好良いものではなかった。また、電力的余力 もなかった。

本考案は、その欠点を補うために為されたものである。これを図面につ いて説明すれば、図１のようなシステムであり、太陽電池（１）による電 力をバッテリー（２）に貯え、その電力によりカーエアコン（３）を運転 する。もしくは、太陽電池（１）による電力を直接カーエアコン（３）の 運転に利用する。

これにより、ガソリンを節約でき、太陽光線の強い所ならエンジンを止 めてもエアコンを使う事ができるから燃費も向上する。

また、バッテリーにも充電するためカーエアコン以外にもカーステレオ などの付属機器の電源としても利用できる。ただし、太陽電池の発電量が 十分でない場合は、これ迄通り発電機でも発電する。

なお、本考案はこれまでの様に太陽電池を自動車本体の動力源として用 いるのではなく付属機器の電源として用いることにより、これ迄のように 車体全体に太陽電池をびっしりと貼り付けなくとも天井の太陽電池だけで も意味をなすようになり、これまでのような格好の悪さも改善できる。

また、光にあたっていればいつでも充電するのでバッテリーがあがりに くく、バッテリーの劣化による交換の周期を遅らせても支障がなくなる。

また、電気自動車の場合は、主動力源としての役割も果たすバッテリー に補助的な意味での充電をすることもできるので、一度の充電で走行でき る距離を伸ばすこともできる。

非動力部分において船にも利用できる。

【図面の簡単な説明】 ［図１］ 本考案の斜視図である。 ［符号の説明］ １ 太陽電池 ２ バッテリー ３ カーエアコン ４ 送電線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ［請求項１］車に付けた太陽電池により供給される電力
   によりカーエアコンを運転する装置。