JPH0673590U - 樹脂ホース及び接続金具の組立品 - Google Patents

樹脂ホース及び接続金具の組立品

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JPH0673590U
JPH0673590U JP2167893U JP2167893U JPH0673590U JP H0673590 U JPH0673590 U JP H0673590U JP 2167893 U JP2167893 U JP 2167893U JP 2167893 U JP2167893 U JP 2167893U JP H0673590 U JPH0673590 U JP H0673590U
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hose
fitting
resin
resin hose
nut
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JP2167893U
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達雄 吉積
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】補強層を有する樹脂ホースと接続金具とを専用
のかしめ装置を必要とせず、ホース使用現場で容易に固
定できるようにする。 【構成】樹脂ホース10を、内面樹脂層12,繊維補強
層14及び外面樹脂層16の積層構造と成すとともに外
面樹脂層16を内面樹脂層12よりも薄肉且つ軟らかい
ものとする。また接続金具を接続金具本体18,ナット
20,スリーブ42にて構成するとともに、金具本体1
8に樹脂ホース10への円筒形状の嵌入部26を形成
し、そしてこの嵌入部26を樹脂ホース10内部に嵌入
させた状態でナット20を金具本体18に捩じ込む。そ
してその捩込力に基づいてスリーブ42を塑性変形させ
つつカム面30の作用でスリーブ42の内周側の食込部
44,46を樹脂ホース10に食い込ませて固定を行
う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は樹脂ホース及び接続金具の組立品に関し、詳しくは内面層と外面層 との中間に補強層を有する樹脂ホース及び接続金具の組立品に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、耐圧性の要求されるホースにあっては内層と外層との間に補強層を形成 しているが、この種ホースにおいては接続金具として図3(A)に示しているよ うなニップル金具100及びソケット金具102を用い、これをホース104に 対してかしめ付け固定していた。
【0003】 具体的には、ニップル金具100の凹凸状の外周面106を有する円筒部10 8とその外側のソケット金具102との間にホース104の端部を挿入し、その 状態でソケット金具102を外側から内側に部分的に押圧変形させて、それらニ ップル金具108とソケット金具102とでホース104端部を内外両面から挾 み付ける状態に固定していた。
【0004】 この固定構造によれば、接続金具のホース104からの引抜力を大きくでき、 高圧条件でホースを用いた場合にも接続金具がホース104から抜けるのを防止 できるが、一方においてこの固定構造の場合、専用のかしめ装置が必要で、ホー スの使用現場において必要に応じて接続金具をホース104に固定するといった ことが出来ない問題がある。
【0005】 他方、特に耐圧性の要求されないホースとして、これを樹脂チューブ単体で構 成し、端部に図3(B)に示すような接続金具を固定して成るものが各種配管用 等として広く用いられている。
【0006】 ここで図に示す接続金具は、接続金具本体110とナット112と金属スリー ブ114とから成るもので、樹脂チューブ(例えばポリアミド樹脂チューブ)単 体からなるホース(樹脂ホース)116を接続金具本体110内部に嵌入した状 態でナット112を接続金具本体110に捩じ込むと、スリーブ114がその軸 方向両端部及び接続金具本体110,ナット112に形成したカム面の作用で塑 性変形して食込部118がホース116に食い込み、かかるスリーブ114を介 してホース116と接続金具とが固定される。
【0007】 このホースにおいては、接続金具本体110へのナット112の捩込力で接続 金具とホース116とを固定できることから、専用のかしめ装置を必要とせず、 ホースの使用現場において容易にそれらを固定できる利点があるものの、補強層 を形成して耐圧性を付与したホースへの適用が困難である問題がある。
【0008】 上記樹脂ホースにおいては、樹脂チューブから成るホース116の適度な硬さ 及び大きな変形能力を利用してスリーブ114をこれに食い込ませることで必要 な引抜力を確保しているが、補強層を有するホースの場合、別言すればホースの 変形抵抗力が大きい場合、一定の力でナット112を接続金具本体110に捩じ 込んだとき、スリーブ114をホース116に対して十分に食い込ませることが できず、大きな引抜力を得ることが難しいからである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の耐圧樹脂ホースはこのような課題を解決するためになされたものであ り、その要旨は、(イ)内面樹脂層,該内面樹脂層より薄肉且つ軟かい外面樹脂 層及び中間の補強層の積層構造を成す樹脂ホースと、(ロ)該樹脂ホースの内周 面に対して軸方向所定長さに亘って嵌合される円筒形状の嵌入部が延設された接 続金具本体と、(ハ)前記樹脂ホースに外嵌され、該接続金具本体のねじ部に螺 合されるナットと、(ニ)前記嵌入部の外側において該樹脂ホースの端部外周面 に嵌装され、内周側の軸方向両端部に該樹脂ホース外周面への食込部が形成され た塑性変形可能な金属スリーブとを含んで成り、且つ該金属スリーブの外周面の 軸方向端部及び/又は前記接続金具本体,ナットの各対応する部位に、該ナット の該接続金具本体へのねじ込み力に基づいて該金属スリーブの軸方向端部を半径 方向内方に変形せしめるカム面が形成されていることにある。
【0010】
【作用及び考案の効果】
以上のように本考案は、ホースを内面樹脂層,補強層,外面樹脂層の積層構造 と成す一方、接続金具本体にホース端部への嵌入部を設け、そしてナットを接続 金具本体に捩じ込むことにより、嵌入部の外側においてスリーブの軸方向両端部 をホース外周面に食い込ませて接続金具とホースとを固定するようにしたもので ある。
【0011】 本考案の組立品にあっては、補強層によってホースに耐圧性が付与されるとと もに、このホースにおける外面樹脂層が樹脂ホースの主体を成す内面樹脂層より も薄肉且つ軟らかくされているため、ナットを接続金具本体に対して捩じ込んだ とき、スリーブ内周側の軸方向両端部の食込部がホースの外周面に十分に食い込 んだ状態となり、接続金具とホースとが強固に固定される。
【0012】 本考案によれば、従来の耐圧ホースのように接続金具をかしめ装置にてホース に固定する必要はなく、ナットの捩じ込みにてそれらを固定できるため、専用の かしめ装置を必要とせず、ホースの使用現場において簡単に接続金具とホースと を固定できる利点が得られる。
【0013】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1及び図2において、10は内径が9.5mmφ,外径が15.1mmφの 樹脂ホースで、内面樹脂層12,繊維補強層14,外面樹脂層16の積層構造を 成している。
【0014】 ここで内面樹脂層12はポリアミド樹脂から成るもので、厚みが1.0mm, 硬さがロックウェルR硬さで75〜108とされている。
【0015】 繊維補強層14はポリエステル繊維を編組して成る層で、また外面樹脂層16 はポリウレタン樹脂から成っている。外面樹脂層16は厚みが0.6mm,硬さ がショアA硬さで80〜90のものである。
【0016】 図2において18,20は接続金具を構成する接続金具本体,ナットである。 接続金具本体(以下金具本体と略す)18には、軸方向中間部に工具を係合さ せるための係合部22が形成されており、また後端側(図中右端側)外周面に雄 ねじ24が形成されている。
【0017】 金具本体18には、更に樹脂ホース10の端部内周面に所定長さに亘って嵌合 する円筒形状の嵌入部26が軸方向に延設されており、更にその外側に円環状の 溝28が形成されている。
【0018】 溝28の幅は、図2(B)に示しているように樹脂ホース10端部を同部に挿 入したとき溝28の周面と樹脂ホース10との間に所定の隙間32が形成される 幅とされている。
【0019】 尚、嵌入部26の外周面には複数(この例では2つ)の環状溝34が形成され ている。
【0020】 一方、ナット20には金具本体18の雄ねじ24に対応する雌ねじ36と内向 きの鍔状部38とが形成されており、この鍔状部38の軸方向前端部にカム面3 0が形成されている。またこれに対応して金具本体18においても、その後端部 にカム面30が形成されている。
【0021】 尚、金具本体18及びナット20は何れも黄銅から成っている。 42は同じく黄銅から成るスリーブで、樹脂ホース10への食込みに基づいて 接続金具と樹脂ホース10とを互いに固定する作用をなすものである。
【0022】 このスリーブ42には、外周面の軸方向前端部と後端部とにカム面30が形成 されている。また内周側の前端部と後端部とには角状のエッジ部から成る食込部 44,46が形成されている。
【0023】 本例の組立品において、接続金具と樹脂ホース10との固定は次のようにして 行うことが出来る。 即ちまず予めスリーブ42及びナット20を樹脂ホース10に外嵌しておいて 、金具本体18の嵌入部26を樹脂ホース10の端部内側に嵌入させる。このと き樹脂ホース10端部は嵌入部26の外側の溝28内部に入り込んだ状態となる 。
【0024】 次にこの状態でナット20を金具本体18の雄ねじ24にねじこむ。するとス リーブ42が前端部及び後端部において軸方向に強く押圧されるとともに、スリ ーブ42及び金具本体18,ナット20の各カム面30の作用でスリーブの前端 部と後端部とが内向きに強く押されて塑性変形させられ、内周側の前端部及び後 端部の食込部44,46が樹脂ホース10の外周面に食い込んだ状態となる。
【0025】 図1はこの状態を拡大して示したものである。図に示しているように本例のホ ースにあっては外面樹脂層16が薄肉且つ軟かいものとされているために、スリ ーブ42の前端部と後端部との各食込部44,46が樹脂ホース10の外面樹脂 層16及びこれを介して繊維補強層14に深く食い込んだ状態となり、かかるス リーブ42を介して接続金具と樹脂ホース10とが強固に固定され、抜け止めさ れる。
【0026】 尚、図3(B)に示す従来の組立品のように金具本体110に嵌入部が設けら れていない場合、スリーブ114の前端部と後端部との何れか変形し易い側(通 常は前端部側)のみがホース116の側に食い込んだ状態となり易いが、本例で は嵌入部26によって樹脂ホース10が内面側からバックアップされているため 、即ち樹脂ホース10(及びスリーブ42)の内方への逃げが阻止されているた め、スリーブ42の前端部と後部端部との何れもがカム面30の作用で確実に内 方に変形させられて各食込部44,46が樹脂ホース10に食い込まされる。こ のため強い抜き力(耐圧力)が得られる。 因みに種々の寸法の樹脂ホース及び接続金具の組立品に対して耐圧試験を行っ たところ、表1に示すような結果が得られた。
【0027】
【表1】
【0028】 但し表中耐圧衝撃試験はJIS B 8362B種に基づいて試験を行った結果 の値である。
【0029】 この結果から、本例の組立品の場合優れた耐圧性を有することが分る。 即ち本考案は耐圧性の要求されるもの(例えば100kgf/cm2以上)に 適用して効果の大きいものである。
【0030】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案はその 主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態 で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である組立品の樹脂ホースと
接続金具との固定部分の拡大断面図である。
【図2】同じ組立品の接続金具及びホースの固定前後の
状態を示す図である。
【図3】従来の組立品における接続金具とホースとの固
定部の図である。
【符号の説明】
10 樹脂ホース 12 内面樹脂層 14 繊維補強層 16 外面樹脂層 18 接続金具本体 20 ナット 26 嵌入部 30 カム面 42 スリーブ 44,46 食込部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)内面樹脂層,該内面樹脂層より薄肉
    且つ軟かい外面樹脂層及び中間の補強層の積層構造を成
    す樹脂ホースと (ロ)該樹脂ホースの内周面に対して軸方向所定長さに
    亘って嵌合される円筒形状の嵌入部が延設された接続金
    具本体と (ハ)前記樹脂ホースに外嵌され、該接続金具本体のね
    じ部に螺合されるナットと (ニ)前記嵌入部の外側において該樹脂ホースの端部外
    周面に嵌装され、内周側の軸方向両端部に該樹脂ホース
    外周面への食込部が形成された塑性変形可能な金属スリ
    ーブと を含んで成り、且つ該金属スリーブの外周面の軸方向端
    部及び/又は前記接続金具本体,ナットの各対応する部
    位に、該ナットの該接続金具本体へのねじ込み力に基づ
    いて該金属スリーブの軸方向端部を半径方向内方に変形
    せしめるカム面が形成されていることを特徴とする樹脂
    ホース及び接続金具の組立品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011185435A (ja) * 2010-02-10 2011-09-22 Nippon Flex Kk ホースコネクタ
JP2021011891A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 日平機器株式会社 ホース金具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024081B2 (ja) * 1984-01-11 1990-01-26 Mitsubishi Electric Corp

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