JPH0673211B2 - トラッキング装置 - Google Patents
トラッキング装置Info
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- JPH0673211B2 JPH0673211B2 JP62210434A JP21043487A JPH0673211B2 JP H0673211 B2 JPH0673211 B2 JP H0673211B2 JP 62210434 A JP62210434 A JP 62210434A JP 21043487 A JP21043487 A JP 21043487A JP H0673211 B2 JPH0673211 B2 JP H0673211B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ヘリカル走査方式の磁気記録再生装置のトラ
ッキング装置に関するものである。
ッキング装置に関するものである。
従来の技術 一般にヘリカル走査方式の磁気記録再生装置において
は、特殊再生を行う場合テープ速度が記録時と異なるた
めに回転磁気ヘッドの走査軌跡が記録トラックと傾きが
異なり正しくトラッキング出来なくなる。また通常の再
生を行う場合においても、記録時と装置が異なる場合種
々の機械精度の差やテープ走行条件の差などにより正し
くトラッキング出来ない場合がある。
は、特殊再生を行う場合テープ速度が記録時と異なるた
めに回転磁気ヘッドの走査軌跡が記録トラックと傾きが
異なり正しくトラッキング出来なくなる。また通常の再
生を行う場合においても、記録時と装置が異なる場合種
々の機械精度の差やテープ走行条件の差などにより正し
くトラッキング出来ない場合がある。
従来、上述のような問題を解決するために、回転磁気ヘ
ッドをバイモルフ構成の圧電素子によりトラック幅方向
に変位しうるように構成し、再生時回転磁気ヘッドより
得られるトラッキング誤差信号に従って圧電素子を駆動
することによりトラッキングをとる方法が採用されてい
る。(たとえば、特公昭61−27808号公報) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような従来の方式においては(1)
回転する圧電素子に電力を供給せねばならず、そのため
にブラシ・スリップリングが必要となりコスト・信頼性
において問題がある。(2)一般に圧電素子は安定性に
欠け、ドリフト性の歪みがあり、そのために圧電素子に
より駆動されるヘッドは再生専用としてしか使用出来
ず、装置として記録ヘッドが必要になり、よってロータ
リトランス数を増さねばならず高精度が要求される回転
ドラムの構造が複雑となり組立時の歩留り悪化する。
(3)また、ヘッドの先端をトラック幅方向に平行に変
位させる事が困難なため、特に短波長記録された信号を
再生する場合ヘッドタッチが悪くなり再生信号のS/Nが
悪化する等の問題を有している。
ッドをバイモルフ構成の圧電素子によりトラック幅方向
に変位しうるように構成し、再生時回転磁気ヘッドより
得られるトラッキング誤差信号に従って圧電素子を駆動
することによりトラッキングをとる方法が採用されてい
る。(たとえば、特公昭61−27808号公報) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような従来の方式においては(1)
回転する圧電素子に電力を供給せねばならず、そのため
にブラシ・スリップリングが必要となりコスト・信頼性
において問題がある。(2)一般に圧電素子は安定性に
欠け、ドリフト性の歪みがあり、そのために圧電素子に
より駆動されるヘッドは再生専用としてしか使用出来
ず、装置として記録ヘッドが必要になり、よってロータ
リトランス数を増さねばならず高精度が要求される回転
ドラムの構造が複雑となり組立時の歩留り悪化する。
(3)また、ヘッドの先端をトラック幅方向に平行に変
位させる事が困難なため、特に短波長記録された信号を
再生する場合ヘッドタッチが悪くなり再生信号のS/Nが
悪化する等の問題を有している。
本願発明は上記問題点に鑑み成されたもので、テープの
送りをダイナミックに制御することにより、再生用のト
ラッキングヘッドが不用で、かつヘッドタッチが良好な
トラッキングを可能とするヘリカル走査型の磁気記録再
生装置のトラッキング装置を提供するものである。
送りをダイナミックに制御することにより、再生用のト
ラッキングヘッドが不用で、かつヘッドタッチが良好な
トラッキングを可能とするヘリカル走査型の磁気記録再
生装置のトラッキング装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のトラッキング装置
は、回転ドラムが角度θP回転する毎に、回転ドラムに
配置された回転磁気ヘッドが磁気テープ上をθW(但
し、θW<θP)の回転角度に渡って走査し、信号を記
録再生する磁気記録再生装置において、前記回転ドラム
部における前記磁気テープのテンションを制御するテン
ション制御手段と、前記回転ドラムとキャプスタン間に
移動可能に配置され前記回転ドラムから前記キャプスタ
ンに至る磁気テープ長を可変するためのトラッキングガ
イドポストと、前記トラッキングガイドポストを起動す
るポストアクチュエータと、前記回転磁気ヘッドにより
再生される信号よりトラッキング誤差信号を検出するト
ラッキング誤差信号検出手段と、前記ポストアクチュエ
ータを駆動し前記トラッキングガイドポスト位置を制御
する駆動手段とを構成し、再生時、前記回転ドラムが角
度θP回転する期間を一周期とし前記一周期間において
前記駆動手段は前記回転磁気ヘッドが前記磁気テープ上
を少なくとも走査する第一の期間では前記トラッキング
誤差信号により前記ポストアクチュエータを駆動し前記
トラッキングポスト位置を制御し、他の第二の期間では
前記一周期間の初期におけるトラッキング誤差信号が略
零になるような位置にトラッキングガイドポスト移動す
るようにしたものである。
は、回転ドラムが角度θP回転する毎に、回転ドラムに
配置された回転磁気ヘッドが磁気テープ上をθW(但
し、θW<θP)の回転角度に渡って走査し、信号を記
録再生する磁気記録再生装置において、前記回転ドラム
部における前記磁気テープのテンションを制御するテン
ション制御手段と、前記回転ドラムとキャプスタン間に
移動可能に配置され前記回転ドラムから前記キャプスタ
ンに至る磁気テープ長を可変するためのトラッキングガ
イドポストと、前記トラッキングガイドポストを起動す
るポストアクチュエータと、前記回転磁気ヘッドにより
再生される信号よりトラッキング誤差信号を検出するト
ラッキング誤差信号検出手段と、前記ポストアクチュエ
ータを駆動し前記トラッキングガイドポスト位置を制御
する駆動手段とを構成し、再生時、前記回転ドラムが角
度θP回転する期間を一周期とし前記一周期間において
前記駆動手段は前記回転磁気ヘッドが前記磁気テープ上
を少なくとも走査する第一の期間では前記トラッキング
誤差信号により前記ポストアクチュエータを駆動し前記
トラッキングポスト位置を制御し、他の第二の期間では
前記一周期間の初期におけるトラッキング誤差信号が略
零になるような位置にトラッキングガイドポスト移動す
るようにしたものである。
作 用 本発明は上記した構成により、再生時、トラッキング誤
差信号検出手段で検出されたトラッキング誤差信号に従
ってポストアクチュエータを駆動しトラッキングガイド
ポストの位置を制御し回転ドラム部における磁気テープ
の長手方向の位置を可変することにより回転磁気ヘッド
は磁気テープ上に記録されている記録トラック上を正確
に走査し、また回転磁気ヘッドがトラッキングする必要
のない期間において次のトラッキング初期位置となるよ
うにトラッキングガイドポスト補正することにより回転
磁気ヘッドは常に安定して記録トラッキング上トラッキ
ングしながら走査することができる。
差信号検出手段で検出されたトラッキング誤差信号に従
ってポストアクチュエータを駆動しトラッキングガイド
ポストの位置を制御し回転ドラム部における磁気テープ
の長手方向の位置を可変することにより回転磁気ヘッド
は磁気テープ上に記録されている記録トラック上を正確
に走査し、また回転磁気ヘッドがトラッキングする必要
のない期間において次のトラッキング初期位置となるよ
うにトラッキングガイドポスト補正することにより回転
磁気ヘッドは常に安定して記録トラッキング上トラッキ
ングしながら走査することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例のトラッキング装置について、
図面を参照しながら説明する。
図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明に係わる磁気記録再生装置の要部構成
図、第2図は第1図におけるガイドポストP6,P8とトラ
ッキングガイドポストP7の位置関係を示したポスト配置
図、第3図は本発明に係わるトラッキング装置の要部ブ
ロック、第4図は磁気テープ3の記録トラックと回転磁
気ヘッドの走査軌跡関係を示した説明のための図であ
る。
図、第2図は第1図におけるガイドポストP6,P8とトラ
ッキングガイドポストP7の位置関係を示したポスト配置
図、第3図は本発明に係わるトラッキング装置の要部ブ
ロック、第4図は磁気テープ3の記録トラックと回転磁
気ヘッドの走査軌跡関係を示した説明のための図であ
る。
第1図において1は供給リール、2aは供給リール1にト
ルクを与え磁気テープ3にテンションを付与する為のリ
ールモータ、2bはリールモータ2aに電力を供給するモー
タ駆動回路である。磁気テープ3は供給リール1よりガ
イドポストP1,テンションレバの一端に配置されたテン
ションポストP2,ガイドポストP3,P4を経由し回転ドラム
5に至り回転ドラム5にθW=90(度)に渡って添接さ
れ、さらにガイドポストP5,P6,トラッキングガイドポス
トP7,ガイドポストP8を経由しキャプスタン9及びピン
チローラ10に狭接され図示していないが巻き取りリール
に至る。キャプスタン9は記録時及び再生時、磁気テー
プ3を一定速度で巻き取りリールに移送する。回転ドラ
ム5には二つの回転磁気ヘッド5a,5bがθP=180(度)
の間隔で配置されている。すなわち、回転磁気ヘッド5
a,5bは回転ドラム5がθP回転する毎に交互に磁気テー
プ3上をθWの角度に渡って走査する。
ルクを与え磁気テープ3にテンションを付与する為のリ
ールモータ、2bはリールモータ2aに電力を供給するモー
タ駆動回路である。磁気テープ3は供給リール1よりガ
イドポストP1,テンションレバの一端に配置されたテン
ションポストP2,ガイドポストP3,P4を経由し回転ドラム
5に至り回転ドラム5にθW=90(度)に渡って添接さ
れ、さらにガイドポストP5,P6,トラッキングガイドポス
トP7,ガイドポストP8を経由しキャプスタン9及びピン
チローラ10に狭接され図示していないが巻き取りリール
に至る。キャプスタン9は記録時及び再生時、磁気テー
プ3を一定速度で巻き取りリールに移送する。回転ドラ
ム5には二つの回転磁気ヘッド5a,5bがθP=180(度)
の間隔で配置されている。すなわち、回転磁気ヘッド5
a,5bは回転ドラム5がθP回転する毎に交互に磁気テー
プ3上をθWの角度に渡って走査する。
一端にテンションポストP2が設置されたテンションレバ
4aは他端4eを支点とし回動自在に構成されており、磁気
テープ3のテンションにより反時計方向の回動力が与え
られ、一端が固定部に支持されたバネ4bにより時計方向
の回動力を与えられている。テンションレバ4aの略中央
部に磁石片4cが配置され磁気センサ4dが磁石片4cに対向
して固定部に配置されており、磁気センサ4dによりテン
ションレバの回動量を検出する。モータ駆動回路2bは磁
気センサ4dの出力に対応した電力をリールモータ2aに供
給し、テンションポスト4aは常に所定の位置になるよう
に制御される。すわなち、磁気テープ3のテンションは
一定に保たれる。テンションポストP2,テンションレバ4
a、バネ4b,磁石片4c,磁気センサ4d、モータ駆動回路2
b、リールモータ2aはテンション制御手段を構成してい
る。
4aは他端4eを支点とし回動自在に構成されており、磁気
テープ3のテンションにより反時計方向の回動力が与え
られ、一端が固定部に支持されたバネ4bにより時計方向
の回動力を与えられている。テンションレバ4aの略中央
部に磁石片4cが配置され磁気センサ4dが磁石片4cに対向
して固定部に配置されており、磁気センサ4dによりテン
ションレバの回動量を検出する。モータ駆動回路2bは磁
気センサ4dの出力に対応した電力をリールモータ2aに供
給し、テンションポスト4aは常に所定の位置になるよう
に制御される。すわなち、磁気テープ3のテンションは
一定に保たれる。テンションポストP2,テンションレバ4
a、バネ4b,磁石片4c,磁気センサ4d、モータ駆動回路2
b、リールモータ2aはテンション制御手段を構成してい
る。
6bは圧電素子より構成されたポストアクチュエータで、
一端は固定部材6aを介して固定配置され、他端にはトラ
ッキングガイドポストP7が構成され、トラッキングガイ
ドポストP7が配置された裏面には磁石片6cが配置されて
いる。
一端は固定部材6aを介して固定配置され、他端にはトラ
ッキングガイドポストP7が構成され、トラッキングガイ
ドポストP7が配置された裏面には磁石片6cが配置されて
いる。
6dは磁気センサで磁石片6cに対向し固定部に設置されト
ラッキングガイドポスト位置を検出する。トラッキング
ガイドポストP7は記録時は所定の位置に固定されてお
り、再生時はポストアクチュエータ6bにより可動され磁
気テープの経路を変更する。
ラッキングガイドポスト位置を検出する。トラッキング
ガイドポストP7は記録時は所定の位置に固定されてお
り、再生時はポストアクチュエータ6bにより可動され磁
気テープの経路を変更する。
ガイドポストP6,P8,トラッキングガイドポストP7は第2
図に示すような位置関係にあり、本実施例ではトラッキ
ングガイドポストP7からガイドポストP6,P8の距離等し
くなるように配置している。トラッキングガイドポスト
P7はトラッキング動作を行わない記録時等においてはY0
の位置に固定されている。このとき、ガイドポストP6か
らP8に至る磁気テープ3の長さはL0は である。トラッキングアクチュエータ6bを駆動しトラッ
キングガイドポストP7の位置を±δYだけ微小変位させ
ると、ガイドポストP6からP8に至る磁気テープ3の長さ
は L=L0±δY・(4・Y0/L0) =L0±k0・δY;k0=4・Y0/L0 と近似出来る。
図に示すような位置関係にあり、本実施例ではトラッキ
ングガイドポストP7からガイドポストP6,P8の距離等し
くなるように配置している。トラッキングガイドポスト
P7はトラッキング動作を行わない記録時等においてはY0
の位置に固定されている。このとき、ガイドポストP6か
らP8に至る磁気テープ3の長さはL0は である。トラッキングアクチュエータ6bを駆動しトラッ
キングガイドポストP7の位置を±δYだけ微小変位させ
ると、ガイドポストP6からP8に至る磁気テープ3の長さ
は L=L0±δY・(4・Y0/L0) =L0±k0・δY;k0=4・Y0/L0 と近似出来る。
すなわちトラッキングガイドポストP7をδYだけ変位さ
せるとガイドポストP6からP8に至る磁気テープ3の長さ
はδL=k0・δYだけ変化する。
せるとガイドポストP6からP8に至る磁気テープ3の長さ
はδL=k0・δYだけ変化する。
キャプスタン9は磁気テープ3を一定速度で移送するよ
うに制御されているため、このδLは回転ドラム5側の
磁気テープ3の移送の変化となる。この変化に対してテ
ンション制御手段は磁気テープ3のテンションを一定に
保つように動作するため回転磁気ヘッド5a,5bは磁気テ
ープ3に対し良好な接触を保つことが出来、安定して信
号を再生することが出来る。
うに制御されているため、このδLは回転ドラム5側の
磁気テープ3の移送の変化となる。この変化に対してテ
ンション制御手段は磁気テープ3のテンションを一定に
保つように動作するため回転磁気ヘッド5a,5bは磁気テ
ープ3に対し良好な接触を保つことが出来、安定して信
号を再生することが出来る。
第3図は本発明に係わるトラッキング装置の要部ブロッ
ク図で、第3図において第1図と同じ構成要素について
は同一記号を付してある。第3図において、11はパルス
発生器で回転磁気ヘッド5a,5bが回転角θW渡って磁気
テープ3を走査する第一の期間はハイレベル、それ以外
の第二の期間はローレベルであるパルス信号を出力す
る。12はスイッチ回路で、回転磁気ヘッド5a,5bにより
再生される再生信号を選択し出力する。13はトラッキン
グ誤差検出手段でスイッチ回路12の出力が入力され、入
力信号よりトラッキング誤差信号を他の信号と分離し出
力する。トラッキング誤差検出手段は第一の期間におい
てトラッキング幅方向のトラッキング位置の位置偏差ε
を検出しトラッキング誤差信号として出力する。
ク図で、第3図において第1図と同じ構成要素について
は同一記号を付してある。第3図において、11はパルス
発生器で回転磁気ヘッド5a,5bが回転角θW渡って磁気
テープ3を走査する第一の期間はハイレベル、それ以外
の第二の期間はローレベルであるパルス信号を出力す
る。12はスイッチ回路で、回転磁気ヘッド5a,5bにより
再生される再生信号を選択し出力する。13はトラッキン
グ誤差検出手段でスイッチ回路12の出力が入力され、入
力信号よりトラッキング誤差信号を他の信号と分離し出
力する。トラッキング誤差検出手段は第一の期間におい
てトラッキング幅方向のトラッキング位置の位置偏差ε
を検出しトラッキング誤差信号として出力する。
磁気センサ6dは磁石片6cの磁束を検出することによりト
ラッキングガイドポストP7の位置Yを検出する。
ラッキングガイドポストP7の位置Yを検出する。
14は駆動手段で駆動回路14a,ラッチ手段14b,演算手段14
cより構成されており、駆動回路14aおよびラッチ回路14
bにはトラッキング誤差検出手段13,磁気センサ6d,パル
ス発生器11の出力が入力されている。演算手段14cには
ラッチ手段14bの二つの出力が入力され、その出力は駆
動回路14aに入力される。
cより構成されており、駆動回路14aおよびラッチ回路14
bにはトラッキング誤差検出手段13,磁気センサ6d,パル
ス発生器11の出力が入力されている。演算手段14cには
ラッチ手段14bの二つの出力が入力され、その出力は駆
動回路14aに入力される。
回転磁気ヘッド5a,5bが磁気テープ3上を走査する第一
の期間においては、駆動回路14aはトラッキング誤差検
出手段13により検出される位置偏差εに対応しトラッキ
ングガイドポストP7がδY=(ε/sinθ)/k0(θ;磁
気テープ3の長手方向に対する記録トラックの傾き角)
変位するようにトラッキングアクチュエータ6bを駆動
し、回転磁気ヘッド5a,5bが記録トラック上を正確に走
査するように磁気テープ位置を制御しトラッキングをと
る。
の期間においては、駆動回路14aはトラッキング誤差検
出手段13により検出される位置偏差εに対応しトラッキ
ングガイドポストP7がδY=(ε/sinθ)/k0(θ;磁
気テープ3の長手方向に対する記録トラックの傾き角)
変位するようにトラッキングアクチュエータ6bを駆動
し、回転磁気ヘッド5a,5bが記録トラック上を正確に走
査するように磁気テープ位置を制御しトラッキングをと
る。
ラッチ手段14bはパルス発生器11の立ち上がり縁により
二つの入力信号をラッチすることにより、第一の期間の
初期におけるトラッキング位置偏差εiおよびトラッキ
ングガイドポストP7の位置Yiをラッチする。
二つの入力信号をラッチすることにより、第一の期間の
初期におけるトラッキング位置偏差εiおよびトラッキ
ングガイドポストP7の位置Yiをラッチする。
演算手段14cは第一の期間においてYi+εi/sin(θ)/k
0の演算を行い第二の期間におけるトラッキングガイド
ポストP7の移動目標位置YTを設定し出力する。第二の期
間において駆動回路14aはトラッキングガイドポストP7
が目標位置YTとなるように磁気センサ6dの出力によりト
ラッキングアクチュエータbを駆動し、次の第一の期間
の初期におけるトラッキング位置偏差が略零となるよう
にする。
0の演算を行い第二の期間におけるトラッキングガイド
ポストP7の移動目標位置YTを設定し出力する。第二の期
間において駆動回路14aはトラッキングガイドポストP7
が目標位置YTとなるように磁気センサ6dの出力によりト
ラッキングアクチュエータbを駆動し、次の第一の期間
の初期におけるトラッキング位置偏差が略零となるよう
にする。
一例をあげて上述の動作を更に具体的に説明する。磁気
テープの長手方向に対し記録トラック角θで記録された
記録済みの磁気テープ3を機械誤差等により磁気テープ
の長手方向に対してθ′の走査角で走査する回転磁気ヘ
ッド5a,5bでトラッキングガイドポストP7の位置をY0に
固定し再生した場合トラッキング誤差が発生する。この
場合に、発生しうる記録トラックと回転磁気ヘッドの走
査軌跡との関係を第4図に示す。第4図において実線は
記録トラックの中心を、破線は回転磁気ヘッドの走査軌
跡の中心を示している。すなわち回転磁気ヘッド3a,3b
が磁気テープ3を走査毎に発生する記録トラックに対す
るトラッキング位置偏差εは+ε1(μm)から直線的
に−ε2(μm)まで変化するものとなる。この位置偏
差εを磁気テープ3の長手方向の偏差λに換算するとλ
=ε/sinθとなる。
テープの長手方向に対し記録トラック角θで記録された
記録済みの磁気テープ3を機械誤差等により磁気テープ
の長手方向に対してθ′の走査角で走査する回転磁気ヘ
ッド5a,5bでトラッキングガイドポストP7の位置をY0に
固定し再生した場合トラッキング誤差が発生する。この
場合に、発生しうる記録トラックと回転磁気ヘッドの走
査軌跡との関係を第4図に示す。第4図において実線は
記録トラックの中心を、破線は回転磁気ヘッドの走査軌
跡の中心を示している。すなわち回転磁気ヘッド3a,3b
が磁気テープ3を走査毎に発生する記録トラックに対す
るトラッキング位置偏差εは+ε1(μm)から直線的
に−ε2(μm)まで変化するものとなる。この位置偏
差εを磁気テープ3の長手方向の偏差λに換算するとλ
=ε/sinθとなる。
εのトラッキング位置偏差にたいし磁気テープ3を長手
方向にλ(μm)変位させることによりトラッキング位
置偏差を零にできる。
方向にλ(μm)変位させることによりトラッキング位
置偏差を零にできる。
そして回転磁気ヘッド3a,3bが磁気テープ3上を走査す
る第一の期間の初期のトラッキング位置偏差εiとトラ
ッキングガイドポストP7の位置Yi(トラッキング動作の
初期においてはεi=ε1,Yi=Y0)をラッチ手段14bに
てラッチし次の第二の期間においてトラッキングガイド
ポストP7を YT=Yi+εi/sin(θ)/K0 の位置〔トラッキング動作の初期においてはYT=Y0+ε
1/sin(θ)/K0〕に移動させ、次の第一の期間の初期に
おけるトラッキング位置偏差が零となるように磁気テー
プ3を長手方向に移動させる。そして第一の期間におい
てはトラッキング検出手段13により検出されるトラッキ
ング検出信号が略零となるようにトラッキングアクチュ
エータ6bを駆動しトラッキングガイドポストP7の位置を
制御し磁気テープ3の長手方向の位置を可変することに
より回転磁気ヘッド3a,3bは磁気テープ3の記録トラッ
ク上を正確に走査する。
る第一の期間の初期のトラッキング位置偏差εiとトラ
ッキングガイドポストP7の位置Yi(トラッキング動作の
初期においてはεi=ε1,Yi=Y0)をラッチ手段14bに
てラッチし次の第二の期間においてトラッキングガイド
ポストP7を YT=Yi+εi/sin(θ)/K0 の位置〔トラッキング動作の初期においてはYT=Y0+ε
1/sin(θ)/K0〕に移動させ、次の第一の期間の初期に
おけるトラッキング位置偏差が零となるように磁気テー
プ3を長手方向に移動させる。そして第一の期間におい
てはトラッキング検出手段13により検出されるトラッキ
ング検出信号が略零となるようにトラッキングアクチュ
エータ6bを駆動しトラッキングガイドポストP7の位置を
制御し磁気テープ3の長手方向の位置を可変することに
より回転磁気ヘッド3a,3bは磁気テープ3の記録トラッ
ク上を正確に走査する。
発明の効果 以上のように本発明は回転ドラムが角度θP回転する毎
に、回転磁気ヘッドが磁気テープ上をθW(θW<
θP)の回転角に渡って走査し信号を記録再生する磁気
記録再生装置において磁気テープのテンションを制御す
るテンション制御手段とキャプスタンから回転ドラムに
至る磁気テープ長を可変するトラッキングガイドポスト
とトラッキングガイドポストを駆動するポストアクチュ
エータと再生時回転磁気ヘッドよりトラッキング誤差信
号を検出するトラッキング誤差信号検出手段とトラッキ
ングアクチュエータを駆動する駆動手段とを構成し、再
生時回転磁気ヘッドが磁気テープ上を走査し信号を再生
する第一の期間においてはトラッキング誤差信号により
トラッキングアクチュエータを駆動しトラッキングをと
り回転磁気ヘッドが磁気テープ上を走査しない第二の期
間においてトラッキングガイドポストを所定位置に移動
させることにより回転磁気ヘッドを安定にかつ正確に磁
気テープに記録された記録トラック上を走査させること
ができるもので、さらに以下のような効果を発揮する。
に、回転磁気ヘッドが磁気テープ上をθW(θW<
θP)の回転角に渡って走査し信号を記録再生する磁気
記録再生装置において磁気テープのテンションを制御す
るテンション制御手段とキャプスタンから回転ドラムに
至る磁気テープ長を可変するトラッキングガイドポスト
とトラッキングガイドポストを駆動するポストアクチュ
エータと再生時回転磁気ヘッドよりトラッキング誤差信
号を検出するトラッキング誤差信号検出手段とトラッキ
ングアクチュエータを駆動する駆動手段とを構成し、再
生時回転磁気ヘッドが磁気テープ上を走査し信号を再生
する第一の期間においてはトラッキング誤差信号により
トラッキングアクチュエータを駆動しトラッキングをと
り回転磁気ヘッドが磁気テープ上を走査しない第二の期
間においてトラッキングガイドポストを所定位置に移動
させることにより回転磁気ヘッドを安定にかつ正確に磁
気テープに記録された記録トラック上を走査させること
ができるもので、さらに以下のような効果を発揮する。
(1) 従来のように回転する磁気ヘッドを変位させる
となくトラッキングをとることができるために、回転ド
ラムの構造が簡単である。
となくトラッキングをとることができるために、回転ド
ラムの構造が簡単である。
(2) 回転ヘッドを変位させずにトラッキングをとれ
るためテープと回転磁気ヘッド間のタッチ(ヘッドタッ
チ)が安定し、短波長記録された信号をも安定に再生で
きる。
るためテープと回転磁気ヘッド間のタッチ(ヘッドタッ
チ)が安定し、短波長記録された信号をも安定に再生で
きる。
(3) 特に、信号を時間軸圧縮し磁気テープに間欠的
に記録されるディジタル記録方式の磁気記録再生装置
(たとえば、R・DATのような方式)に有効でありヘッ
ドタッチが安定でかつ高精度にトラッキングできるため
狭トラック化が可能である。
に記録されるディジタル記録方式の磁気記録再生装置
(たとえば、R・DATのような方式)に有効でありヘッ
ドタッチが安定でかつ高精度にトラッキングできるため
狭トラック化が可能である。
尚、本発明は記録トラック上より間欠的にトラッキング
誤差信号を検出する場合にも同様の効果が得られる事は
いうまでもない。
誤差信号を検出する場合にも同様の効果が得られる事は
いうまでもない。
第1図は本発明に係わる磁気記録再生装置の要部構成
図、第2図はポスト配置図、第3図は本発明に係わるト
ラッキング装置の要部ブロック図、第4図は説明に供す
る磁気テープ上の記録トラックと回転磁気ヘッドの走査
軌跡の関係を示した関係図である。 1……供給リール、2a……リールモータ、2b……モータ
駆動回路、3……磁気テープ、4a……テンションレバ、
4b……バネ、4c……磁石片、4a……磁気センサ、5……
回転ドラム、5a,5b……回転磁気ヘッド、6b……トラッ
キングアクチュエータ、6c……磁石片、6d……磁気セン
サ、9……キャプスタン、10……ピンチローラ、P2……
テンションポスト、P7……トラッキングガイドポスト、
11……パルス発生器、13……トラッキング誤差検出手
段、14a……駆動回路、14b……ラッチ回路、14c……演
算回路。
図、第2図はポスト配置図、第3図は本発明に係わるト
ラッキング装置の要部ブロック図、第4図は説明に供す
る磁気テープ上の記録トラックと回転磁気ヘッドの走査
軌跡の関係を示した関係図である。 1……供給リール、2a……リールモータ、2b……モータ
駆動回路、3……磁気テープ、4a……テンションレバ、
4b……バネ、4c……磁石片、4a……磁気センサ、5……
回転ドラム、5a,5b……回転磁気ヘッド、6b……トラッ
キングアクチュエータ、6c……磁石片、6d……磁気セン
サ、9……キャプスタン、10……ピンチローラ、P2……
テンションポスト、P7……トラッキングガイドポスト、
11……パルス発生器、13……トラッキング誤差検出手
段、14a……駆動回路、14b……ラッチ回路、14c……演
算回路。
Claims (2)
- 【請求項1】回転ドラムが角度θP回転する毎に、回転
ドラムに配置された回転磁気ヘッドが磁気テープ上をθ
W(但し、θW<θP)の回転角度に渡って走査し、信
号を記録再生する磁気記録再生装置において、前記回転
ドラム部における前記磁気テープのテンションを制御す
るテンション制御手段と、前記回転ドラムとキャプスタ
ン間に移動可能に配置され前記回転ドラムから前記キャ
プスタンに至る磁気テープ長を可変するためのトラッキ
ングガイドポストと、前記トラッキングガイドポストを
駆動するポストアクチュエータと、前記回転磁気ヘッド
により再生される信号よりトラッキング誤差信号を検出
するトラッキング誤差信号検出手段と、前記ポストアク
チュエータを駆動し前記トラッキングガイドポストの位
置を制御する駆動手段とを構成し、再生時、前記回転ド
ラムが角度θP回転する期間を一周期とし前記一周期間
において前記駆動手段は前記回転磁気ヘッドが前記磁気
テープ上を走査する第一の期間では前記トラッキング誤
差信号により前記ポストアクチュエータを駆動し前記ト
ラッキングガイドポストの位置を制御し、他の第二の期
間では前記トラッキングガイドポストの位置が所定位置
になるように前記ポストアクチュエータを駆動するよう
になされたことを特徴とするトラッキング装置。 - 【請求項2】ポストアクチュエータはトラッキングガイ
ドポストの位置を検出する位置検出手段を含み構成さ
れ、駆動手段は第一の期間の初期におけるトラッキング
誤差信号と前記位置検出手段により検出されるポスト位
置信号をラッチするラッチ手段及び前記ラッチ手段によ
りラッチされた信号を演算し第二の期間に前記トラッキ
ングガイドポストを移動させる目標位置となる信号を出
力する演算手段と前記ポストアクチュエータを駆動する
駆動回路より構成され、第二の期間において前記ポスト
アクチュエータを駆動し前記トラッキングガイドポスト
位置が前記目標位置となるようになされた特許請求の範
囲第(1)項記載のトラッキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62210434A JPH0673211B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | トラッキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62210434A JPH0673211B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | トラッキング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6453374A JPS6453374A (en) | 1989-03-01 |
JPH0673211B2 true JPH0673211B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=16589261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62210434A Expired - Lifetime JPH0673211B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | トラッキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673211B2 (ja) |
-
1987
- 1987-08-25 JP JP62210434A patent/JPH0673211B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6453374A (en) | 1989-03-01 |
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