JPH0673059U - フックのラッチ装置 - Google Patents

フックのラッチ装置

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Publication number
JPH0673059U
JPH0673059U JP1482093U JP1482093U JPH0673059U JP H0673059 U JPH0673059 U JP H0673059U JP 1482093 U JP1482093 U JP 1482093U JP 1482093 U JP1482093 U JP 1482093U JP H0673059 U JPH0673059 U JP H0673059U
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JP
Japan
Prior art keywords
hook
spring wire
latch device
shape
opening
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Withdrawn
Application number
JP1482093U
Other languages
English (en)
Inventor
明 田中
一幸 坂本
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JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP1482093U priority Critical patent/JPH0673059U/ja
Publication of JPH0673059U publication Critical patent/JPH0673059U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】クレーンのフック1のロープ外れを防止するた
めに、フックの開口部を閉止する、寿命が長く、作動が
確実で信頼性の高いラッチ装置を提供する。 【構成】フック1の開口部に、ばね線材2からなるラッ
チを設けた。ばね線材2のU字形の先端に平行部21、
22を形成し、この平行部の相互間隔より大きい間隔を
もつ孔31、32に平行部21、22を嵌入し、ばね線
材2を歪ませて、開・閉2位置安定のラッチ装置を形成
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はクレーンのフックのロープ外れ防止のために、フックの開口部を閉止 するラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、クレーンフックのラッチ装置は図3に示すように、フック1の基部にラ ッチ取付具10を備え、取付具10にバー8を吊り下げ、このバー8に偏心引張 りスプリング9を取付け、バー8を揺動させてバー8,8’の2位置においてフ ック1の内側に当接するようにした、揺動ラッチ装置が用いられている。このよ うな従来のラッチ装置はスプリング9がへたりやすく、作動不良となる問題があ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記問題点を解決した、作動が確実で簡易な構造のラッチ装置を供給 することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ばね線材をU字に曲げ、その両先端を前記U字と同一面内でU字の 両辺の長さの異なる位置で、例えば内向きに等角度、折り曲げて互いに平行な平 行部を形成し、この2つの平行部の相互間隔より間隔が大きく、この平行部をそ れぞれ挿入する2孔を、フックの基部の開口部側にフックの長手方向に間隔を開 けて設け、この2孔に前記2つの平行部をそれぞれ挿入し、フックの開口部に2 位置安定の揺動ラッチを形成したことを特徴とするフックのラッチ装置である。
【0005】
【作用】
図2は本考案の装置の作動原理を説明する説明図である。 図2(a)に示すようにばね線材2をU字形に曲げ、さらにこのU字と同一の 面内で、U字の両先端に高さの異なる平行部21、22を形成する。図2(b) は図2(a)の側面図である。この平行部21、22の中心距離をaとし、成形 品の全高をLとする。
【0006】 今この図2(b)に示す成形品の寸法aを少し拡大した寸法bにすると、図2 (c)に示すように、ばね線材2は矢印4方向に歪む。図2(f)はこの状態を 示したもので、寸法aが寸法bに拡大されると、ばね線材の下端部DはL’だけ 横にずれる。このずれが生じたとき、 a/b=cosθ L’/L=sinθ ただし、θはL’だけずれた頂角の角度である。このとき、図2(f)の他方の 平行部22はB点からE点に移動したため、ばね線材2はその底部23(下端部 D)付近に捩り変形を生じている。この捩り変形がばね線材2の弾性限内にある ように、ばね線材2の太さ、弾性率等に応じて、a、b、L、L’を設計するこ とができる。
【0007】 ばね線材2のU字形の形状は図2(a)に限られるものではなく、図2(e) に示すように下端側23の幅Cが上端側に比し先細り形状であってもよい。 図2(d)に示すように平行部21、22の距離bを保ったまま、ばね線材2 を矢印5で示すように左右に動かすと、左右の2つの安定位置に常に留まり、そ の中間位置に停滞しない。
【0008】 この特性を利用して図1に示すようにこのばね線材2をフック1の開口部に取 付けると優れたラッチ装置として作動する。このばね線材2は図3に示す従来の コイルばね9のように不均一作動が生ずるような多数の曲げ箇所をもたず、その 捩り変形は弾性限内にあるからへたりを起こすことはなく、永久的に安定に使用 することができる。
【0009】
【実施例】 図1は本考案の実施例を示すもので、フック1の開口部にばね線材2からなる ラッチ装置を設けた。ばね線材2は当初図2(a)に示すように成形され、図2 (a)に示す寸法aより広い中心距離をもつ孔31、32を備えた基部取付金物 3にばね線材2の平行部21、22を嵌入した。
【0010】 本考案の1実施例のラッチ装置の寸法等は次の通りである。 フックの大きさ:吊り荷重50トン ばね鋼線の直径:10mmφ ばね鋼線の材質:SUP4 寸法L:300mm 寸法a:35mm 寸法b:40mm 寸法L’:145mm ばね線材の幅は図2(a)のように全体が略同一でもよいが、図2(e)のよ うに先端の幅Cが先細形状でもよい。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、簡単なばね鋼の加工により、寿命が長く、作動が確実で信頼 性の高いラッチ装置を提供することができ、クレーンフックの玉掛けロープ外れ が皆無となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のフックのラッチ装置の(a)側面図、
(b)正面図である。
【図2】作動原理の説明図である。
【図3】従来のラッチ装置の側面図である。
【符号の説明】
1 フック 2 ばね線材 3 基部取付金物 4、5 矢印 21、22 平行部 23 底部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばね線材をU字に曲げ、その両先端を前
    記U字と同一面内でU字の両辺の長さの異なる位置で折
    り曲げて平行部を形成し、該2つの平行部の相互間隔よ
    り間隔が大きい2孔をフックの基部の開口部側にフック
    の長手方向に間隔を開けて設け、該2孔に前記2つの平
    行部をそれぞれ挿入し、フックの開口部に揺動ラッチを
    形成したことを特徴とするフックのラッチ装置。
JP1482093U 1993-03-29 1993-03-29 フックのラッチ装置 Withdrawn JPH0673059U (ja)

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JPH0673059U true JPH0673059U (ja) 1994-10-11

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101300582B1 (ko) * 2011-08-04 2013-08-27 고두정 트롤리 락커 이동 장치
JP2014001578A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Hory Corp 仮設物用吊りチェーンのフック
CN103612974A (zh) * 2013-12-06 2014-03-05 攀枝花钢城集团有限公司 起重机吊钩锁绳装置

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