JPH067247A - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JPH067247A
JPH067247A JP485291A JP485291A JPH067247A JP H067247 A JPH067247 A JP H067247A JP 485291 A JP485291 A JP 485291A JP 485291 A JP485291 A JP 485291A JP H067247 A JPH067247 A JP H067247A
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Toshiaki Kawai
敏明 河合
Yoshihito Tsujinaga
義仁 辻永
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内容液の保温が適正な制御によって不用意な
沸騰を招かずに、より高温度での保温が可能なようにす
ることを目的とするものである。 【構成】 雰囲気温度を検出する室温センサと、内容液
の液量検出手段と、室温センサからの室温情報および内
容液の液量情報から内容液の降温特性を判定するととも
に、この判定結果に見合う内容液保温のための加熱条件
を設定する制御手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内容液を主として高温
に保温しておく電気貯湯容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気貯湯容器は、家庭用の電気
ポットとして広く用いられている。電気ポットはコーヒ
ーやお茶類の抽出のめに貯湯しておくことが多い。特に
コーヒーの抽出には高温度の熱湯が要求される。これに
対処するものとして従来、内容液を一旦沸騰させた後、
所定の温度に保温しておき、必要に応じて内容液をいつ
でも沸騰させることができる再沸騰機能を持ったものが
提案されている。そして前記保温制御は、内容液の温度
をセンサにより検出し、この検出結果に基づいてヒータ
をオン、オフすることにより行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記のような保
温制御では、内容液の保温中における実際の温度は、ヒ
ータの前記オン、オフに対応して図14に示すように波
状に変化するものであるうえ、ヒータ制御は実際の内容
液の温度の変化に対し充分に追従したものとはなりにく
く、前記波状変化による温度幅は比較大きくなる。この
ため保温中に沸騰に至ることのない温度域にまで保温温
度を抑えて万一の危険を防止することが行われている。
【0004】ところがこのような保温条件では、内容液
を高温に保温しておけない。またこのため内容液を前記
再沸騰機能の利用によって再沸騰させて使用する場合、
内容液が沸騰するまで長い時間かかることになる。この
ための待ち時間は長く感じられるものであり、保温温度
の高温化と再沸騰の待ち時間の短縮化が望まれている。
【0005】そこで本発明は、上記のような要求に応え
られる電気貯湯容器を提供することを課題とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を解決するため、雰囲気温度を検出する室温センサ
と、内容液の液量検出手段と、室温センサからの室温情
報および内容液の液量情報から内容液の降温特性を判定
するとともに、この判定結果に見合う内容液保温のため
の加熱条件を設定する制御手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】本発明の上記構成によると、制御手段が、保温
中の内容液の降温特性を、室温センサによる雰囲気の室
温情報と、液量検出手段による内容液の液量情報とから
判定するので、内容液の降温特性をより実際に則して判
定することができ、制御手段はさらにこの判定結果に見
合う内容液保温のための加熱条件を設定するので、内容
液の温度を所定温度にほぼ安定させることができる。
【0008】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1〜図6を参照し
て詳細に説明する。
【0009】本実施例は図1、図2に示すように、内容
器2の底部下面にヒータ1を取付け、これをマイクロコ
ンピュータ66を含む制御回路91により通電制御して
内容液を適宜加熱し、一旦沸騰させた後所定温度に保温
しておくようにしてある。
【0010】内容器2は外装ケース3に収容保持され、
器体4を形成している。内容器2の口部2aは外装ケー
ス3の上端に合成樹脂製の肩部材5によって連結され、
肩部材5の後部の軸受9にヒンジピン6によって蓋7が
開閉可能および着脱自在に枢着されている。
【0011】蓋7の下面には内容器2の口部2aを閉じ
る内蓋8が取付けられ、蓋7と一体に開閉される。
【0012】蓋7内には、蓋7の上面押圧板10によっ
て押圧操作されるベローズポンプ11が設けられてい
る。このベローズポンプ11は蓋7とベローズポンプ下
板12との間に設けられる給気通路13を通じて内容器
2内に加圧空気を送り込み、内容液を加圧する。
【0013】給気通路13の途中からは分岐孔14を通
じて蓋7の上面へ抜ける蒸気抜き通路15が形成され、
ヒータ1による保温や沸騰の際に生じる蒸気を外部に逃
がし、内容器2内が異常昇圧しないようにしている。
【0014】前記分岐孔14は、ベローズポンプ11の
押圧操作連動して下動される弁36によって、ベローズ
ポンプ下板12の吐出口16と切換え閉塞され、内容液
加圧浄水排出口6に加圧空気が蒸気抜き通路15へ逃げ
たり、貯湯状態のとき蒸気がベローズポンプ11内に侵
入したりするのを防止する。
【0015】前記加圧される内容液を内容器2の外部上
方に案内する注出路17が、基部を内容器2の底部に接
続して設けられている。注出路17は内容器2と底部で
通じ、上端が外部に開放されていることにより、内容器
2内の内容液42が常時流入して内容器2内と同一レベ
ルを保つようになっている。
【0016】注出路17の上端には、合成樹脂エルボ2
0を介して合成樹脂製の逆U字管23が接続されてい
る。この逆U字管23は肩部材5の前部に形成された嘴
状突出部5aの裏面に固着され、先端の注出口19が下
向きに開口している。
【0017】逆U字管23のエルボ20との接続部の直
ぐ下流部に転倒時止水弁25を内蔵している。注出口1
9にはその前面側に下端から内容器2の満水水位よりも
上位まで達するスリット26が形成されている。嘴状突
出部5aには嘴状突出部5aおよび前記逆U字管23を
包囲する形のパイプカバー27が設けられ、嘴状突出部
5aおよび外装ケース3に嵌め付けられている。
【0018】パイプカバー27の底部には、前記注出口
19からの注出液を大気への開放状態で受け入れて下方
へ静かに流下させる注液ガイド24が下方より着脱自在
に取付られている。前記給気通路13にも転倒時止水弁
29が設けられている。
【0019】前記注出路17の立ち上がり部は液位検出
部17bとし、絶縁材料で形成してある。具体的にはガ
ラスでのよいが樹脂の方が誘電率がよく静電容量変化を
得やすい。また液面周囲の表面張力による盛り上がりが
原因した液面レベルの不特定性を抑えることができる。
【0020】液位検出部17bは、合成樹脂製の直状接
続管17c、金属製曲管17a、合成樹脂製エルボ17
d、金属製接続口17eを介し内容器2の底部に接続さ
れている。
【0021】ここで液位検出部17bの外周にはアルミ
ニウム泊41を巻付けて第1の電極とし、液位検出部1
7b内の内容液に電気的につながる前記曲管17aを第
2の電極とし、第1の電極41と、第2の電極17aに
通じた液位検出部17b内の内容液42とが、液位検出
部17bの絶縁周壁を介し対峙し、その対峙領域の大き
さ、つまり内容液42の液位高さに応じた静電容量を得
られるようにしてある。
【0022】この液位に応じた静電容量の違いは、第
1、第2の各電極41、17aを図3に示すようにマイ
クロコンピュータ66に液量検出回路301を介し接続
することで、マイクロコンピュータ66に入力するよう
にしている。これによりマイクロコンピュータ66はそ
の静電容量の違いに応じた入力によって内容液の液量を
判定し、その判定に応じてマイクロコンピュータ66に
表示回路302を介し接続された外部表示用の発光ダイ
オード421 〜426 を駆動し、液量を外部表示する。
【0023】発光ダイオード421 〜426 は外装ケー
ス3の前部に嵌め付けた樹脂製パネル43に有する窓4
4を通じ点灯表示するようにしてある。樹脂製パネル4
3の最下部には電源投入表示用の発光ダイオード80が
設けられ、これも前記同様にマイクロコンピュータ66
に接続されている。
【0024】内容器2の底部中央にはヒータ1の中央孔
を利用して設けられた温度センサ68が当接されてお
り、内容液の温度を検出するようになっている。また前
記パイブカバー27の正面に設けられた操作バネル20
3に内蔵している操作回路基板201には室温センサ2
04が他の必要な電気部品とともに装備されている。こ
れら温度センサ68および室温センサ204はA/D変
換部205を介しマイクロコンピュータ66に接続さ
れ、内容液の沸騰や保温のための加熱制御に用いるよう
にしている。
【0025】前記操作パネル203には、内容液をいつ
でも沸騰させることができる再沸騰キー206、内容液
の初期沸騰を終える時刻を予約設定するためのタイマ設
定キー207、カルキ除去のために沸騰状態を所定時間
持続させたり所定回数繰り返したりするためのカルキ除
去設定キー208等が設けられ、これら各キー206〜
208がスイッチ回路303を介しマイクロコンピュー
タ66に接続されている。
【0026】操作パネル203には前記各キー206〜
208の操作に基づいて行われる制御モードに対応する
表示部(図示せず)も設けられ、前記表示回路302を
介しマイクロコンピュータ66に接続される。
【0027】マイクロコンピュータ66はヒータ1の通
電や信号ブザー65の動作も制御するが、CPUとRO
Mとを持ったものであり、計時動作はタイマ77によっ
て行う。そしてクロック発生回路304からのクロック
信号を基準に動作する。さらにプラグ外れ回路305も
接続されている。前記ヒータ1の通電制御はリレー21
1を介し行われる。
【0028】以下動作制御について説明する。図4は主
な動作制御を示すメインルーチンのフローチャートであ
り、電源オンによってまずステップ#1の初期設定が行
われた後、各種の入出力に応じた処理が行われる(ステ
ップ#2)。次で沸騰処理(ステップ#3)がコールさ
れ、内容液が保温温度よりも低いとき、つまり給水初期
や内容液の注ぎ足しによって温度が低い場合、また再沸
騰キー206が操作されている場合に、内容液を沸騰ま
で加熱するように制御する。
【0029】続いて保温処理(ステップ#4)がコール
され、初期沸騰ないしは再沸騰の後内容液を所定温度に
保温するように制御する。
【0030】さらに続いてタイマ処理(ステップ#5)
がコールされ、タイマ設定キー207によってタイマ設
定がなされている場合、前記ステップ#3の沸騰処理で
の初期沸騰の場合のみ沸騰動作開始時刻をタイマ設定時
刻にて内容液を沸騰させるのに必要な時刻まで遅らせる
ように遅延制御する。
【0031】次でカルキ除去処理(ステップ#6)がコ
ールされ、カルキ除去設定キー208が操作されている
場合、ステップ#3での沸騰動作を所定時間継続させた
り、所定回数繰返し行うように制御する。
【0032】最後にその他の処理(ステップ#7)を終
えて後ステップ#2に戻り、以後上記制御を繰り返す。
【0033】図5は保温処理サブルーチン(ステップ#
4)のフローチャートを示し、保温モードであると(ス
テップ#11)、ステップ#12以下の処理を実行す
る。ステップ#12では室温センサ204からの室温デ
ータを取り込み、ステップ#13で液位検出部17bに
からの液量データを取り込む。
【0034】次でステップ#14で前記室温データと液
量データとから内容液の現時点での降温特性を判定し、
これを補償するに適正なヒータ1の通電W数を図示しな
いテーブル等から設定し、ステップ#15でヒータ1の
通電W数を前記設定にしたがって変更する。これにより
内容液はその残量と室温とにより変化する降温特性に見
合った加熱を常時受けることになり、理想的には温度変
化のない構成度な保温制御を実現する。実験によっても
所定温度をほぼ正確に保つことができ、保温温度を例え
ば98°程度の高温に設定しても沸騰に至ることはな
く、安全に使用できた。
【0035】このような制御での内容液の温度変化の一
例を示せば図6の通りである。
【0036】なおこの場合の各種取り込み条件の評価と
W数の設定にファジィ理論を適用してさらに制御精度を
向上することもできる。
【0037】また前記内容液の液量の検出は、前記静電
容量方式によるほか、例えば前記注出路17の立ち上が
り部を透明にし、これにフロートを収容してこのフロー
トの液位による高さ位置の変化をフォトセンサ等にて検
出する方法、その他種々のセンサ類を用いる方法があ
る。
【0038】さらにセンサ類が適用されない場合も、液
量を判定することは可能である。図7〜図11はこれを
行うようにした本発明の第2の実施例を示している。
【0039】図7に制御回路91の一部を示すように、
マイクロコンピュータ66の割り込み端子INTにタイ
マ回路221が接続され、保温中の所定時間毎にこのタ
イマ回路221からの2秒毎の割り込み信号を利用した
内容液の液量判定が行われるようにしている。
【0040】この液量判定のため図8に示すようにメイ
ンルーチンのフローチャート中に、液量判定処理のサブ
ルーチン(ステップ#4a)が設けられる。
【0041】液量判定処理サブルーチンはそのフローチ
ャートを図9の(a)に示すように、保温モードである
と(ステップ#21)、ステップ#22以下の処理が行
われる。まずヒータ1を図11のRで示すようにオフし
(ステップ#22)、前記タイマ回路221からのIN
T割り込みを許可する(ステップ#23)。
【0042】この割り込み処理は、図9の(b)に示す
ように前記ヒータ1がオフされた状態で次第に降温して
いく内容液温度のデータを、前記温度センサ68から読
み込む(ステップ#41)。次でステップ#42におい
てポインタレジスタ222に設定されているポインタア
ドレスPで示される記憶位置に、前記読み込んだ温度デ
ータを書き込む。次にステップ#43にてポインタレジ
スタ222に設定されているポインタアドレスPに1を
加算し、サンプリングした温度データの次の書き込みポ
インタアドレスPを設定して、割り込み処理を終了し、
液量判定処理サブルーチン4aに戻る。
【0043】この処理はポインタレジスタ222が示す
図10のようなマイクロコンピュータ66における温度
系列記憶領域223の各ポインタアドレスP1〜P19
までの全てに、前記降温してしく温度データが格納され
るまで繰り返され、この処理の終了が判定されると(ス
テップ#24)、ヒータ1を図11のSに示すようにオ
ンして保温状態に戻しておき(ステップ#25)、ステ
ップ#26〜#30に示す処理を行う。
【0044】ここでは、前記記憶領域223の温度デー
タを4つの区間に区切って、各区間毎に格納している温
度データを加算し、おのおのの区間データを求める。ま
ずステップ#26でポインタアドレスPにより、温度系
列記憶領域223に記憶された温度データをt1〜t1
9に読み込む。ステップ#27においてポインタアドレ
スt0〜t4までの温度データを加算して区間温度デー
タAとする。
【0045】次にステップ#28でt5〜t9の温度デ
ータを加算して区間温度データBとする。さらにステッ
プ#29でt10〜t14の温度データを加算して区間
温度データCとする。最後にステップ#30にてt15
〜t19の温度データを加算して区間温度データDとす
る。
【0046】次でステップ#31で区間データCから区
間データAを減算し、これを第1区間減少分データxと
し、次のステップ#32で前記第1区間減少分データx
が7以下であるかどうか判定する。そうであれば内容液
の降温が小さく液量が大であると判定する(ステップ#
36)。
【0047】第1区間減少分データxが7を越えていれ
ばステップ#33で7を越え15以下かどうか判定す
る。そうであれば液量が少量であると判定し(ステップ
#34)、そうでなければ液量が中量であると判定する
(ステップ#35)。
【0048】そしてこの結果が内容液の保温制御に用い
られる。
【0049】図12は本発明の第3の実施例を示し、保
温中は室温の影響が大きいので、これを考慮して前記の
ような内容液の降温特性から液量をより正確に判定でき
るようにした場合を示している。
【0050】図に示すように液温Xと室温Yとを取り込
んだ後(ステップ#51、#52)ヒータ1をオフし
(ステップ#53)、液量判定のための内容液の降温を
見るに必要な単位時間が経過したとき(ステップ#5
4)、再度液温を取り込む(ステップ#55)。次にス
テップ#56にて前記液温Z−Xの演算を行って液温の
変化量Qを得る。そして別に用意しているテーブルを参
照して前記室温と、液温の変化量との関係から液量を判
定し(ステップ#57、#58)、これを終了するとヒ
ータ1をオンして保温状態に戻す。
【0051】図13は本発明の第3の実施例を示し、前
記のように室温と液量とから判定した内容液の降温特性
に応じてヒータの通電W数を設定するのに、ヒータの消
費電力のバラツキが影響することをも考慮したものであ
る。
【0052】図に示すように、保温モードであると(ス
テップ#60)、室温データの取り込み、液量データの
取り込み、これらデータによる内容液の降温特性の判
定、この判定結果によるヒータ通電W数の設定を順次行
い(ステップ#61〜#64)、ヒータ1の通電W数の
前記設定W数に変更した後(ステップ#65)、所定時
間、具体的には1時間が経過した後に(ステップ#6
6)、ステップ#67以下の通電W数の調整処理に入
る。
【0053】この調整処理は、温度センサ68からの温
度データを取り込み(ステップ#67)、96℃以下で
あると(ステップ#68)通電W数を2W増加し(ステ
ップ#69)、99℃以上であると(ステップ#70)
通電W数を2W減少させる(ステップ#71)。これに
よって実際の保温温度が目標温度に合致するようにな
る。
【0054】97℃〜98℃以下であると(ステップ#
68、#70)調整は行わずにそのまま、また前記調整
を行った場合はその調整後、ステップ#72に移行し3
0秒経過する都度ステップ#67に戻って前記調整処理
を繰返しながら実情にあった保温を行う。しかし途中内
容液の温度が95℃以下になって沸騰モードに復帰する
場合等の保温モードが解除されるべきときにはこれを判
断してメインルーチンにリターンするようにする(ステ
ップ#72)。
【0055】
【発明の効果】本発明によると、制御手段が、保温中の
内容液の降温特性を、室温センサによる雰囲気の室温情
報と、液量検出手段による内容液の液量情報とから判定
して内容液の降温特性をより実際に則して判定するし、
制御手段はさらにこの判定結果に見合う、内容液保温の
ための必要加熱条件を設定ないし補正することにより、
内容液の温度を所定温度にほぼ安定させることができる
ので、保温温度を沸騰温度に近い例えば99℃近くに設
定しても沸騰状態を不用意に招くことはなく、高温の内
容液を即座に得られるし、沸騰させた内容液が必要で再
沸騰させてから内容液を注出するような場合でも待ち時
間を極短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気貯湯容器の縦
断面図である。
【図2】図1の電気貯湯容器の一部の拡大断面図であ
る。
【図3】図1の電気貯湯容器の制御回路のブロック図で
ある。
【図4】図1の電気貯湯容器の主な動作制御のメインル
ーチンを示すフローチャートである。
【図5】図4のスローチャートの保温処理サブルーチン
のフローチャートである。
【図6】図1の電気貯湯容器の内容液の温度変化の一例
を示すグラフである。
【図7】本発明の第2の実施例を示す制御回路のブロッ
ク図である。
【図8】図7の制御回路の主な動作制御のメインルーチ
ンのフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートの液量判定処理サブルー
チンのフローチャートである。
【図10】図9のフローチャートにおける温度データサ
ンプリングの状態を示す説明図である。
【図11】図7の制御回路によるヒータの通電状態と内
容液の温度変化を示す説明図である。
【図12】本発明の第3の実施例を示す液量判定処理サ
ブルーチンのフローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施例示す保温処理サブルー
チンのフローチャートである。
【図14】従来の保温制御におけるヒータの通電状態と
内容液温度の変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ヒータ 2 内容器 17 注出路 17b 液位検出部 66 マイクロコンピュータ 91 制御回路
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】この種の電気貯湯容器は、家庭用の電気
ポットとして広く用いられている。電気ポットはコーヒ
ーやお茶類の抽出のめに貯湯しておくことが多い。特
にコーヒーの抽出には高温度の熱湯が要求される。これ
に対処するものとして従来、内容液を一旦沸騰させた
後、所定の温度に保温しておき、必要に応じて内容液を
いつでも沸騰させることができる再沸騰機能を持ったも
のが提案されている。そして前記保温制御は、内容液の
温度をセンサにより検出し、この検出結果に基づいてヒ
ータをオン、オフすることにより行っている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】前記注出路17の立ち上がり部は液位検出
部17bとし、絶縁材料で形成してある。具体的にはガ
ラスでよいが樹脂の方が誘電率がよく静電容量変化を
得やすい。また液面周囲の表面張力による盛り上がりが
原因した液面レベルの不特定性を抑えることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】内容器2の底部中央にはヒータ1の中央孔
を利用して設けられた温度センサ68が当接されてお
り、内容液の温度を検出するようになっている。また前
記パイカバー27の正面に設けられた操作ネル20
3に内蔵している操作回路基板201には室温センサ2
04が他の必要な電気部品とともに装備されている。こ
れら温度センサ68および室温センサ204はA/D変
換部205を介しマイクロコンピュータ66に接続さ
れ、内容液の沸騰や保温のための加熱制御に用いるよう
にしている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雰囲気温度を検出する室温センサと、内
    容液の液量検出手段と、室温センサからの室温情報およ
    び内容液の液量情報から内容液の降温特性を判定すると
    ともに、この判定結果に見合う内容液保温のための加熱
    条件を設定する制御手段とを備えたことを特徴とする電
    気貯湯容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0956592A (ja) * 1995-08-23 1997-03-04 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気貯湯容器
US6900825B2 (en) 1999-12-24 2005-05-31 Fuji Photo Film Co., Ltd. Printer and projector equipped with micromirror device

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