JPH0672330A - 複合輸送車両の連結装置 - Google Patents

複合輸送車両の連結装置

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JPH0672330A
JPH0672330A JP11904892A JP11904892A JPH0672330A JP H0672330 A JPH0672330 A JP H0672330A JP 11904892 A JP11904892 A JP 11904892A JP 11904892 A JP11904892 A JP 11904892A JP H0672330 A JPH0672330 A JP H0672330A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 台車とトレーラとの結合を容易かつ確実で、
走行時においてトレーラ相互間の動きを妨げないように
滑らかに連結する。 【構成】 ボギー台車2の心皿6にアダプターフレーム
5を回動自在に装着し、アダプターフレーム5のボギー
台車2の心皿6の中心を通る延長線上の部位に、連結ピ
ン8を、アダプターフレーム5に上下方向に摺動自在に
配置し、トレーラ1の下部フレーム15に、連結ピン8
に挿嵌するピン案内部材16を固着するとともに、連結
ピン8に設けた溝11に遊嵌して連結ピンを係止する一
対の爪17を軸着し、軸着された一対の爪17にリンク
装置を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、トラクター
に牽引されて路上を走行するトレーラを、鉄道車両用台
車に搭載し、連結して軌道上を走行する複合輸送車両の
連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、セミトレーラ方式のトレーラをボ
ギー台車等に載置結合することにより、複数台のトレー
ラを連結した貨物列車編成として、貨物を一度に多量輸
送するとともに、貨物ターミナルでのトレーラに積載さ
れた貨物の積み替え時間の短縮を図るようにした輸送方
式が活用されている。
【0003】上記輸送方式に用いられるトレーラは、図
12に示すように、トレーラ本体50にランディングギ
ヤ51と後輪52を備えて構成されており、トレーラ本
体50の前端部および後端部を各種構造の台車53(図
12ではボギー台車)に載置結合することにより、トレ
ーラ本体50をランディングギヤ51や後輪52を装備
したままで、鉄道用の輸送車両として利用するようにし
ている。トレーラを載置結合する台車としては、図13
ないし図16に示す形式のものが知られている。
【0004】図13は、一方のトレーラ50Aの端部
に、連結ロッド54を設けるとともに、他方のトレーラ
50Bの端部に、連結ロッド54を受ける連結孔55を
設け、連結孔55を設けたトレーラ50Bを台車53に
載置し、トレーラ50Bの連結孔55にトレーラ50A
の連結ロッド54を挿入し、図示しないピンにより連結
ロッド54を連結孔55に固定し、トレーラ50Aとト
レーラ50Bを連結することで、台車53に2つのトレ
ーラ50Aとトレーラ50Bを載置結合するものである
(アメリカ特許第4202277号参照)。
【0005】図14は、トレーラ本体50に端部梁56
を設け、台車53の上部にこの端部梁56を受ける梁受
台57,57を設け、台車53に設けた2つの梁受台5
7に各トレーラ本体50の端部梁56を装着すること
で、台車53に2つのトレーラを載置結合するものであ
る。
【0006】図15は、台車53にサブフレーム58を
固着し、このサブフレーム58に設けたトラクタカプラ
59を、トレーラ50に設けた図示しないトラクタ牽引
用グースネックカプラやキングピンに連結するものであ
る(特開平2−88357号公報参照)。
【0007】図16は、台車53にユニバーサルピボッ
ト軸受60を介してカップリングアーム61を軸支し、
このカップリングアーム61の上面にユニバーサルピボ
ット62および支持部63を突設し、カップリングアー
ム61の端部を、トレーラ50の後部に設けたカップリ
ングアーム受け64に挿着し、ユニバーサルピボット6
2にトレーラ50の前部下面に設けたピボット軸受部6
5を装着し、支持部63にトレーラ50の後部下面に設
けた係着部66を装着することにより、台車53に2つ
のトレーラ50を載置結合するものである(特開平3−
90469号公報参照)。この場合には、台車53に2
つのトレーラ50を載置結合するには、フォークリフト
等によりカップリングアーム61の端部をトレーラ50
の後部に設けたカップリングアーム受け64に挿入し、
トレーラ50の係着部66をカップリングアーム61の
上面に設けた支持部63に係着し、トレーラ50とカッ
プリングアーム61をロックピン67で固定し、カップ
リングアーム61を台車53のユニバーサルピボット軸
受60の直上に位置させ、空気ばね68内の空気圧を減
じることで、カップリングアーム61をユニバーサルピ
ボット軸受60に座するようにし、トレーラ50の前部
に設けたピボット軸受部65をカップリングアーム61
に設けたユニバーサルピボット62に軸支させ、浮き上
がり防止のピン69をトレーラ50側に設けたピン受け
部70に挿入するこ操作を必要としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】トレーラの端部に連結
ロッドを設けたトレーラの連結装置では、トレーラの端
部に突設された連結ロッドが、トレーラの全長としての
寸法に入るため、自動車車両限界規制によるトレーラ全
長の制約を受けることになり、また、連結ロッドをトレ
ーラに取付けるには、この連結ロッドの補強部材を付設
しなければならず、積載重量や車両重量の点で問題があ
る。
【0009】台車に梁受台を設けたトレーラの連結装置
では、トレーラを台車に確実に固定することはできるも
のの、台車に組み込まれたばね機構が軸方向のばねとし
てしか作用せず、トレーラの積載荷重の差により台車の
輪重差が大きくなり、台車の振動特性が安定せず、走行
速度の向上に支障となるという問題がある。
【0010】台車にサブフレームを設けたトレーラの連
結装置では、サブフレームに載置された2つのトレーラ
の重量に差があると、片方のトレーラが持ち上げられて
しまい、サブフレームとトレーラが分離してしまうこと
があるという問題がある。
【0011】台車に軸支されるカップリングアームを有
するトレーラの連結装置では、トレーラの空気ばねの空
気圧を減じてトレーラを落とし込む操作を必要とし、ま
た、鉄道モードでは、車両限界を回避するために道路走
行用タイヤを上げた位置に保つ必要があり、空気ばねの
ストロークは、車両限界回避分と空気圧を減じての落と
し込み分が加わり、空気ばねのストロークを多く必要と
するという難点と、ピンによるロック位置が多くあり、
操作が繁雑となるという難点がある。
【0012】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、台車とトレーラとの結合を容易かつ確実で、走行時
においてトレーラ相互間の動きを妨げないように滑らか
に連結できる複合輸送車両の連結装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の複合輸送車両の
連結装置は、トラクターに牽引されて路上を走行するト
レーラを鉄道車両用台車に搭載し、連結して軌道上を走
行する複合輸送車両の連結装置において、ボギー台車の
心皿の中心にアダプターフレームを回動自在に装着し、
アダプターフレームのボギー台車の心皿の中心を通る前
後方向に延びる延長線上の部位に、先端傾斜面とこの傾
斜面の下側に溝を設けた連結ピンを、アダプターフレー
ムの上面より突出するように上下方向に摺動自在に配置
し、トレーラの端側に位置する下部フレームに、内周面
を曲面とし連結ピンに挿嵌するピン案内部材を固着する
とともに連結ピンに設けた溝に遊嵌して連結ピンを係止
する一対の爪を軸着し、軸着された一対の爪にこの爪を
連結ピンの係止位置と解除位置に回動するためのリンク
装置を連結して構成される。
【0014】
【作用】本発明の複合輸送車両の連結装置では、ボギー
台車の心皿に回動自在に装着されたアダプターフレーム
に設けた連結ピンを、下部フレームに設けたピン案内部
材に対向配置して、アダプターフレームに設けた連結ピ
ンをトレーラの下部フレームに設けたピン案内部材を中
心が一致するようにし、連結ピンを下部フレームに設け
たピン案内部材に挿通して、連結ピンの先端部に設けた
溝がピン案内部材の上面より上方に突出するようにし、
連結ピンに形成した溝を囲むように軸着された一対の爪
をリンク装置を作動させて、一対の爪で連結ピンを係止
し、これにより、台車とトレーラとの結合を容易かつ確
実で、走行時においてトレーラ相互間の動きを妨げない
ように滑らかに連結する。
【0015】また、アダプターフレームの端部に、斜面
を有する案内部材を設けるとともに、トレーラにこの案
内部材に嵌合するガイドストッパを設けることで、連結
ピンとピン案内部材を中心が一致するように配置され
る。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図面につき説明する。
図1は、トレーラ1,1をボギー台車2に設けた連結装
置3,4で連結して列車編成とした図であり、連結装置
3は、2つのトレーラ1,1の間に配置されて2つのト
レーラ1,1を連結し、連結装置4は、端側に位置する
トレーラ1を連結する。連結装置3のアダプターフレー
ム5は、ボギー台車2の心皿6の上にコイルばね7を介
して回動自在に装着され、同様に、連結装置4のアダプ
ターフレーム5aは、ボギー台車2の心皿6の上にコイ
ルばね7を介して回動自在に装着されている。
【0017】上記アダプターフレーム5には、図2に示
すように連結ピン8が配設されている。この連結ピン8
は、アダプターフレーム5のボギー台車2の心皿6の中
心線O−Oを通る前後方向に延びる延長線でかつボギー
台車2の心皿6の両側に配設されている。同様に、アダ
プターフレーム5aにも、ボギー台車2の心皿6の中心
線O−Oを通る前後方向に延びる延長線でかつボギー台
車2の心皿6の一側に連結ピン(図示されていない)が
配設されている。このアダプターフレーム5aの他側に
は自動連結器9(図1)が取付けられている。
【0018】上記連結ピン8は、図3および図4に示す
ように、先端部分9を切頭円錐形10としかつこの先端
部分9の下側に隣接して環状溝11を有し、アダプター
フレーム5に設けた連結ピン案内筒12の内部に上下方
向に摺動して先端部に位置する環状溝11が、アダプタ
ーフレーム1の上面13より上方に突出するように配置
されている。連結ピン8の先端部分9に形成した切頭円
錐形面10はトレーラの位置ずれを矯正する作用をす
る。この連結ピン8は、油圧装置14により動かされた
上方突出位置(図3)では、トレーラ1の端側に位置す
る下部フレーム15に設けたピン案内部材16に挿嵌さ
れる。ピン案内部材16の嵌合孔の内周面は曲面をなし
ていて、トレーラのローリングやピッチング等の変位を
吸収する構造となっている。また、下部フレーム15の
ピン案内部材16より上側の位置には、連結ピン8の環
状溝11を囲むように一対の爪17,17が配置されて
いる。この一対の爪17,17は、連結ピン8と協同し
てロック装置を構成する。
【0019】上記一対の爪17,17は、図5に示すよ
うに基端側をピン18,18により回動自在に軸着され
ており、ピン18を中心に回動して連結ピン8の環状溝
11に嵌入することで連結ピン8のロック(上下方向の
位置固定)を行なう。各爪17は、図6に示すように
(図6では説明の簡略のため一方の爪を省略してい
る)、基端側のピン18の位置より半径方向外側の部位
を連結ピン8の方向に摺動するスライダ19にリンク2
0により連結されている。このスライダ19は、図示し
ないレバーにより動かされるように構成され、レバーを
作動することによりスライダ19が連結ピン8に近付く
方向に動くと、一対の爪17,17が連結ピン8を把持
する係止位置(図5)にあり、また、レバーによりスラ
イダ19が連結ピン8から離れる方向に動くと、一対の
爪17,17が連結ピンを解放する解除位置(図6)に
ある。一対の爪17,17は、係止位置では、図5に示
すように基端側をリンク20により押さえられているの
で、一対の爪17,17にピン18を中心とした開く方
向の力が作用しても、一対の爪17,17は、開く方向
に回動することはない。爪17の厚さは環状溝11の幅
より小さく設定されていて、これらの間に適当な遊びを
持たせている。
【0020】スライダ19が振動等によりその位置を移
動することがないようにするために、図7に示すコイル
ばね手段21がスライダ19に付設されている。このコ
イルばね手段21は、一対の爪17,17が連結ピン8
を把持する係止位置にある時、その位置を保つように作
用する。また、一対の爪17,17の上方に位置するレ
バー22は、一端側を下部フレーム15にばね23を介
して支持され、他端側に設けたピン24を下部フレーム
15に当接する位置に置くことで、ピン24がスライダ
19の前端に当るようにしている。レバー22が図7で
示す傾動位置にある時には、スライダ19がピン24に
当たり、一対の爪17,17が係止位置になることを阻
止している。図示しないレバーの開閉状態は、スライダ
19に設けた近接スイッチ25と爪17側に設けた検知
片26により検出される。
【0021】一方、上記アダプターフレーム5または5
aの端部に一体に形成されたアーム27は、嵌め込み角
を有する形状をなし、アダプターフレーム5または5a
をボギー台車2の心皿6の上の配置した状態において、
トレーラ1の下面より若干下がった高さに位置してい
る。このアーム27の先端部には、緩衝材として作用す
るゴム板28が固着されている。上記アーム27は、ト
レーラ1に設けた前方または後方下部に斜面を有する案
内板29に嵌入して、アーム27の先端部に設けたゴム
板28が案内板29に設けたストッパ30に当接した場
合に、連結ピン8の中心線と回動する一対の爪17の回
動中心とが一致するようにする。
【0022】図8は、アダプターフレーム5とトレーラ
1の係合前の状態を示す図であり、トレーラ1の前端に
設けた係合突部31は、アダプターフレーム5に設けた
案内部32に当接係合する。このアダプターフレーム5
に設けたガイドストッパ33は、アダプターフレーム5
に設けた連結ピン案内筒12の回りを回動自在に配置さ
れている。
【0023】つぎに作用を説明する。まず、ボギー台車
2の上に、トレーラ1を乗せるには、トレーラ1とボギ
ー台車2の心皿6に回動自在に装着されたアダプターフ
レーム5を対向配置する。アダプターフレーム5の端部
に設けた案内部材27は、トレーラ1の下面より若干下
がった位置に位置するので、トレーラ1を後退させてア
ダプターフレーム5の方向に動かすと、アダプターフレ
ーム5の端部に設けた案内部材27は、トレーラ1に設
けた斜面を有する案内板29に嵌入する。この嵌入は、
案内部材27のゴム板28が案内板29に設けたストッ
パ30に当接するまで続けられる。この案内部材27の
ゴム板28が案内板29のストッパ30に当接した位置
では、図9に示すように、アダプターフレーム5に設け
た連結ピン8とトレーラ1の下部フレーム15に設けた
ピン案内部材16はほぼ同一軸線上に位置する。
【0024】トレーラ1をボギー台車2に連結するに
は、トレーラに設けた空気ばねの空気圧を減ずること
で、トレーラ1は、図9で矢印で示す方向にトレーラ1
の下部フレーム15がアダプターフレーム5に接する位
置まで下降させる。この状態では、図10に示すよう
に、レバー22が傾動位置にあり、スライダ19がこの
ピン24に当たり、一対の爪17,17が開いた状態に
ある。
【0025】ついで、アダプターフレーム5に設けた連
結ピン8を油圧装置14により図11で矢印で示す方向
に押し上げると、連結ピン8の先端部は、下部フレーム
15に設けたピン案内部材16の中に嵌入する。連結ピ
ン8の先端傾斜面は、ピン案内部材16との多少のずれ
を矯正するように作用する。連結ピン8のピン案内部材
16に対する適正位置では、図11に示すように、連結
ピン8の先端面がレバー22を押し上げ、レバー22は
水平位置になり、レバー22のピン24は、スライダ1
9から離れた位置に位置され、スライダ19の連結ピン
8の方向への動きは自由になる。また、一対の爪17,
17は連結ピン8の環状溝11と同一面内に位置され
る。
【0026】つぎに、スライダ19を図示しないレバー
により連結ピン8に近付く方向に動かすと、一対の爪1
7,17は、スライダ19に連結されたリンク20を介
して、ピン18を中心とした閉じる方向に動き、一対の
爪17,17は、連結ピン8を把持する係止位置に位置
される。これにより、トレーラ1はボギー台車2に載置
結合される。一対の爪17,17が連結ピン8を把持す
る係止位置では、図5に示すように、一対の爪17,1
7は、基端側をリンク20により押さえられているの
で、一対の爪17,17にピン18を中心とした開く方
向の力が作用しても、一対の爪17,17は、開く方向
に回動することはない。なお、スライダ19に設けた近
接スイッチ25と爪17側に設けた検知片26は、イン
ターロックとして機能する。
【0027】インターロック機構は、連結ピンロック
部、車輪格納装置による道路走行タイヤの格納、および
ランディングギヤー格納部位に検知装置を設け、走行条
件の可、不可を非常ブレーキ電磁弁により制御してい
る。また、ブレーキ用空気タンクは、アダプターフレー
ムに設けられていて、走行中に何らかの原因で空気連結
ホースが脱落してもプレーキが働くようにしている。
【0028】このように構成することで、トレーラの連
結のための移動時、アダプターフレームの連結面がフラ
ット形状となり、トレーラをわずかに上げることでよい
から、空気ばねのストロークを小さくて済み、また、連
結箇所が少なく、連結確認を目視のみによらず、インタ
ーロック装置を設けることで安全性が向上する。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、台車
とトレーラとの結合を容易かつ確実で、走行時において
トレーラ相互間の動きを妨げないように滑らかに連結で
き、また、連結箇所が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合輸送車両の連結装置をボキー
台車に組み込んでトレーラを列車編成した状態を示す
図。
【図2】本発明による複合輸送車両の連結装置をボキー
台車に組み込んだ状態を示す図。
【図3】本発明による複合輸送車両の連結装置の要部を
示す図。
【図4】本発明による複合輸送車両の連結装置のトレー
ラへの結合状態を示す図。
【図5】連結ロッドをつかむ爪の平面図。
【図6】爪の作動装置を示す図。
【図7】同作動装置の側面図。
【図8】アダプターフレームとトレーラとの係合前の状
態を示す図。
【図9】本発明による複合輸送車両の連結装置の連結工
程の第1段階を示す図。
【図10】本発明による複合輸送車両の連結装置の連結
工程の第2段階を示す図。
【図11】本発明による複合輸送車両の連結装置の連結
工程の最終段階を示す図。
【図12】従来のトレーラを列車編成した状態を示す
図。
【図13】従来の複合輸送車両の連結装置を示す図。
【図14】従来の複合輸送車両の連結装置を示す図。
【図15】従来の複合輸送車両の連結装置を示す図。
【図16】従来の複合輸送車両の連結装置を示す図。
【符号の説明】
1 トレーラ 2 ボギー台車 3 連結装置 4 連結装置 5 アダプターフレーム 8 連結ピン 11 環状溝 15 下部フレーム 16 ピン案内部材 17 一対の爪 27 案内部材 29 ガイドストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂 田 勝 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 日 本貨物鉄道株式会社内 (72)発明者 渡 辺 靖 昭 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 越 智 巌 神奈川県厚木市依知上の原3034 日本フル ハーフ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクターに牽引されて路上を走行するト
    レーラを鉄道車両用台車に搭載し、連結して軌道上を走
    行する複合輸送車両の連結装置において、ボギー台車の
    心皿の中心にアダプターフレームを回動自在に装着し、
    アダプターフレームのボギー台車の心皿の中心を通る前
    後方向に延びる延長線上の部位に、先端傾斜面とこの傾
    斜面の下側に溝を設けた連結ピンを、アダプターフレー
    ムの上面より突出するように上下方向に摺動自在に配置
    し、トレーラの端側に位置する下部フレームに、内周面
    を曲面とし連結ピンに挿嵌するピン案内部材を固着する
    とともに、連結ピンに設けた溝に遊嵌して連結ピンを係
    止する一対の爪を軸着し、軸着された一対の爪にこの爪
    を連結ピンの係止位置と解除位置に回動するためのリン
    ク装置を連結したことを特徴とする複合輸送車両の連結
    装置。
  2. 【請求項2】アダプターフレームの端部に、斜面を有す
    る案内部材を設けるとともに、トレーラに、この案内部
    材に嵌合して連結ピンとピン案内部材の中心が一致して
    当接するようにガイドストッパを設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の複合輸送車両の連結装置。
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