JPH067196U - マイクロ波加熱装置 - Google Patents
マイクロ波加熱装置Info
- Publication number
- JPH067196U JPH067196U JP5083392U JP5083392U JPH067196U JP H067196 U JPH067196 U JP H067196U JP 5083392 U JP5083392 U JP 5083392U JP 5083392 U JP5083392 U JP 5083392U JP H067196 U JPH067196 U JP H067196U
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- microwave
- entrance
- oven
- heated
- exit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 開口高さがλ/4以上の出入口におけるマイ
クロ波の漏洩電波を有効に防止することを目的とする。 【構成】 出入口の上下にそれぞれL字型チョークを複
数配置する構成とした。
クロ波の漏洩電波を有効に防止することを目的とする。 【構成】 出入口の上下にそれぞれL字型チョークを複
数配置する構成とした。
Description
【0001】
本考案は、被加熱物をベルトコンベアで搬送しながらオーブン内でマイクロ波 によって加熱処理するマイクロ波加熱装置に関する。
【0002】
この種のマイクロ波加熱装置では、搬送しながら加熱するためオーブンに被加 熱物の出入口を開口しておかねばならず、この出入口には該出入口からのマイク ロ波の電波漏洩を防止する手段を設けねばならない。従来、この種のマイクロ波 の電波漏洩を防止する手段として、オーブンの被加熱物の出入口に金属シャッタ を設け、被加熱物の出入りするときだけシャッタを開き、開いている間はマイク ロ波電力の供給を停止する構成や、被加熱物の出入口に電波吸収体(水、フェラ イト等)を配置して漏洩電波を吸収させる構成などがある。また、図4に示すよ うに、被加熱物の出入口にλ/4(λ:自由空間波長)の長さの棒状チョークを λ/4ピッチで電波漏洩防止部の内壁上面に複数配置する構成が採られてきた。 図4において1はマイクロ波発振器、2は導波管、3はオーブン、5は搬送ベル ト、21は棒状チョークである。このような構成では、マイクロ波発振器1から 発振された電力は導波管2を通ってオーブン3内の被加熱物を(図示していない )を加熱し、その一部が出入口から漏洩してしまうので棒状チョーク21を配置 することによってマイクロ波の漏洩電波をなくしていたが、開口高さHはλ/4 までが限界であった。
【0003】
従来のシャッタ方式では、被加熱物の搬送が間欠的になり、連続的に搬送する には、シャッタを解放状態にしておかねばならず、漏洩電波を防止できず、吸収 体方式では、被加熱物の大きさに合わせてオーブンの出入口の開口高さを大きく すると、電波吸収体を大きくしなければならず、装置が大型化し、また電波吸収 体の吸収によるマイクロ波電力の損失も多くなるという欠点がある。また、棒状 チョーク方式では、オーブンの出入口の開口高さが漏洩電波の自由空間波長のλ /4未満でなければ漏洩防止の効果がないという欠点もある。 本考案は上記のような問題を解決し、オーブンの出入口の開口高さがλ/4以 上の場合もマイクロ波の漏洩を効果的に防止できるものを提供することを目的と する。
【0004】
本考案のマイクロ波加熱装置は、オーブンの被加熱物の出入口からのマイクロ 波の漏洩を防止する手段として、出入口の上下にL字型チョークを複数配置する 構成としたものである。
【0005】
図1は本考案の一実施例の全体の概略構成を示す。図において1、2、3、5 、は図4の同一符号と同一又は相当するものを示し、6は搬送ベルト5に矢印A 方向の搬送力を与える駆動ローラ、7は搬送ベルト5に張る力を与えるテンショ ンローラ、8、9はオーブン3の被加熱物の入口側と出口側に設置したマイクロ 波漏洩防止部である。
【0006】 図2は本考案のマイクロ波漏洩防止部の構成の一例を示す。図において10は 金属性の函体、11は高さがマイクロ波の自由空間波長のλ/4、横の寸法がλ /8で長手方向にλ/8間隔で複数配置したL字型チョークである。図3は図2 の矢印B方向から見たL字型チョーク11の配置状態を示す。チョーク11は縦 の寸法がλ/8ごとに狭いスリット部を設けてあり、該チョーク11両端と函体 10側壁との間に空間距離λ/8を置き、隣合うL字型チョーク11のスリット 部12をλ/16ずつずらした。また、函体の上下の対向するL字型チョーク1 1間においてもスリット同士をλ/16ずつずらして取付けたものである。
【0007】 L字型チョークを函体10の上下の面にそれぞれ複数上記構成に取付けた電波 漏洩防止部8、9をオーブン3の出入口に配置すると、オーブン3内より外部へ 向かうマイクロ波の漏洩電波と、非加熱物の出入口上下のL字型チョーク11か らの反射波との位相差がλ/2となって打ち消し合うようになり、出入口の開口 高さがλ/4以上でも有効に電波漏洩を防止できる。オーブンの開口高さが従来 はλ/4以下であったものがL字型チョークを用いることによりλ/3程度まで 開口高さを大きくすることができるようになった。本考案の実施によりマイクロ 波の発振周波数がf=2450MHZのマイクロ波加熱装置において従来の開口高 さはH=25mmであったものがH=40mmまで開口高さを高くしても電波漏 洩が基準値以内に納まることが確認されている。
【0008】
以上説明したように、本考案によれば、出入口の上下にそれぞれL字型チョー クを複数配置することにより、出入口の開口高さがλ/4以上の場合も有効に漏 洩電波を防止できるようになり、実用上の効果が大である。
【図1】本考案の一実施例の全体の概略構成を示す説明
図である。
図である。
【図2】本考案のマイクロ波漏洩防止部の一例の構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】図2のマイクロ波漏洩防止部におけるL字型チ
ョークの配置状態を示す図である。
ョークの配置状態を示す図である。
【図4】従来の棒状チョークを用いたマイクロ波加熱装
置の説明図である。
置の説明図である。
1 マイクロ波発振器 2 導波管 3 オーブン 5 搬送ベルト 6 駆動ローラ 7 テンションローラ 8、9 電波漏洩防止部 10 函体 11 L字型チョーク 12 スリット部
Claims (1)
- 【請求項1】 被加熱物をベルトコンベアで搬送しなが
らオーブン内でマイクロ波によって加熱処理するマイク
ロ波加熱装置において、 被加熱物の出入口にL字型チョークを複数配置する構成
としたことを特徴とするマイクロ波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5083392U JP2567415Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | マイクロ波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5083392U JP2567415Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | マイクロ波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067196U true JPH067196U (ja) | 1994-01-28 |
JP2567415Y2 JP2567415Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=12869762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5083392U Expired - Lifetime JP2567415Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | マイクロ波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567415Y2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5874399A (ja) * | 1981-10-29 | 1983-05-04 | 林 洋夫 | 鉛筆削り |
JPH0248395U (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-04 | ||
EP0959204A2 (en) | 1998-05-22 | 1999-11-24 | Nissan Motor Co., Ltd. | Car inside handle unit structure |
JP2002246787A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電磁波遮蔽装置および電子レンジ |
JP2016039140A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | インダストリアル マイクロウエイブズ システムズ,リミテッド ライアビリティー カンパニーIndustrial Microwaves Systems LLC | 管状絞り導波路アプリケータ |
JP2020167070A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 帝人株式会社 | 加熱装置及び炭素繊維の製造装置 |
JP2021044074A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | ミクロ電子株式会社 | マイクロ波加熱装置 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP5083392U patent/JP2567415Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5874399A (ja) * | 1981-10-29 | 1983-05-04 | 林 洋夫 | 鉛筆削り |
JPH0135760B2 (ja) * | 1981-10-29 | 1989-07-26 | Hiroo Hayashi | |
JPH0248395U (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-04 | ||
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JP2021044074A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | ミクロ電子株式会社 | マイクロ波加熱装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2567415Y2 (ja) | 1998-04-02 |
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