JPH0671450U - バッグの給・排気ポート - Google Patents

バッグの給・排気ポート

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JPH0671450U
JPH0671450U JP1864093U JP1864093U JPH0671450U JP H0671450 U JPH0671450 U JP H0671450U JP 1864093 U JP1864093 U JP 1864093U JP 1864093 U JP1864093 U JP 1864093U JP H0671450 U JPH0671450 U JP H0671450U
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bag
exhaust port
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housing
pressure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッグ内の気体を排出しやすくかつ圧力損失
が少ない給・排気ポートを提供すること。 【構成】 気体を導入また導出する筒体2が立設された
第1部材1に対して、この第1部材1との間に外部に連
なる隙間15ができるようにスペーサ部分9を介して第
2部材7を合わせ、隙間15と筒体2とが連通するよう
に構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バッグに止着されバッグ内に気体を導入または導出するためのバッ グの給・排気ポート(以下、単に給・排気ポートという)に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、米国における蒸散ガスの規制に対応するため、DBL(Diurnal Breath ing Loss)試験とR/L(Running-Loss)試験とが導入されるようになった。こ こで、DBL試験とは、密閉された試料蒸散ガス収集用ハウジング(Sealed Hou sing for Evaporative Determination:SHED)内に被試験車(以下、単に車 両という)をそのエンジンを停止した状態で収容し、この車両に所定の温度変化 (例えば18.3℃〜40.6℃〜18.3℃の温度サイクルを72時間繰り返 す)を与えたときに、車両全体から発生するHCまたはメタノールを測定する試 験をいい、また、R/L試験とは、前記ハウジング内にシャシダイナモメータを 設け、室内を40,6℃に温調しつつ、シャシダイナモメータ上において車両を 所定の走行速度パターンに従って走行させたときに、車両全体から発生するHC またはメタノールを測定する試験をいう。
【0003】 ところで、DBL試験においては、試験条件を一定にするために、ハウジング 内の圧力変動を吸収する必要があり、また、R/L試験においても、ハウジング 内部の温度調節の変動に伴ってハウジング内の圧力に変動が生じ、リーク量が増 大するのを防ぐため、ハウジング内の圧力変動を吸収する必要があるところから 、例えばDBL試験を行う場合には、そのハウジングを、例えば図4に示すよう に構成していた。
【0004】 すなわち、図4において、41は密閉することが可能なように構成された内容 積が既知のハウジングで、断熱構造のパネルで構成されている。このハウジング 41の一側には試験に供される車両42を出し入れするための大扉43が開閉自 在に設けられている。ハウジング41内には、ハウジング41内を温調する温調 装置本体44およびこれに連なる換気ダクト45が設けられている。そして、ハ ウジング41の上部には排気ダクト46が設けられている。
【0005】 また、ハウジング41の上部には、ハウジング41内と連通した室47が形成 され、この室47内にはフッ化樹脂シートを貼り合わせてなる圧力変動吸収用バ ッグ48が設けられている。49はこの圧力変動吸収用バッグ48に対して空気 を給気したり、圧力変動吸収用バッグ48内の空気を排気させるためのための給 ・排気装置で、例えば空気供給用ポンプ、電磁弁、給・排気管などよりなる。
【0006】 そして、DBL試験を行うに際しては、給・排気装置49を介して、圧力変動 吸収用バッグ48に、その膨張時の最大容積の80%程度の量の空気を供給して ハウジング41の初期容積を決定する。そして、車両42から蒸散されるガスの 収集を所定時間続けると、この蒸散ガスの収集を行う間において、例えばハウジ ング41内とハウジング41外の気圧に、ハウジング41内が正圧になる差が生 じると、その圧力が圧力変動吸収用バッグ48を加圧するようになる。この結果 、圧力変動吸収用バッグ48が押されて圧力変動吸収用バッグ48内から空気が 自然に流出することで、ハウジング41内の容積を変化させて圧力差を吸収し、 ハウジング41内とハウジング41外との圧力を平衡させることができる。
【0007】 逆に、ハウジング41内が負圧になると、ハウジング41外の大気圧が圧力変 動吸収用バッグ48を加圧するようになり、この結果、圧力変動吸収用バッグ4 8内へ空気が自然に流入することで、ハウジング41内の容積を変化させて圧力 差を吸収し、ハウジング41内とハウジング41外との圧力を平衡させることが できる。なお、R/L試験においても上述と同様である。
【0008】 そして、前記圧力変動吸収用バッグ48には、従来は、図5(A),(B)に 示すように、平面視が円形の第1部材51の内部に、断面が円形の流路52,5 3を十文字状に設けると共に、上面に、空気を導入また導出するための筒体54 を、前記流路52,53と連通した状態で立設した給・排気ポート55が止着さ れていた。なお、同図(B)において、ハッチングを施した部分は空気が流通す る部分を示している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記DBL試験またはR/L試験が完了したとき、圧力変動吸収用 バッグ48内にはかなりの量の空気が残留しているので、これをポンプなどの吸 引装置を用いて残留している空気を全て吸い出す必要がある。これは、ハウジン グ41の初期容積の値を正確に決定するためである。しかしながら、上記図5( A),(B)に示した従来の給・排気ポート55においては、内部流路52,5 3の断面形状が円形であり、しかも、断面積そのものが小さいため圧力損失が大 きく、このため、上記圧力変化を吸収するために必要な流量が流れなかったり、 圧力変動吸収用バッグ48内の空気を完全に排出することができなかった。
【0010】 本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、バッグ内の気 体を排出しやすくかつ圧力損失が少ない給・排気ポートを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る給・排気ポートは、気体を導入また導 出する筒体が立設された第1部材に対して、この第1部材との間に外部に連なる 隙間ができるようにスペーサ部分を介して第2部材を合わせ、前記隙間と筒体と が連通するように構成されている。 この場合、第2部材の外面側の周縁部に外方に向けて傾斜するテーパ面を形成 してあってもよい。
【0012】
【作用】
上記構成の給・排気ポートにおいては、空気など気体が流通する部分の断面積 が大きくなるので、圧力損失が小さくなり、スムーズに排気できる。また、第2 部材の外面側の周縁部に外方に向けて傾斜するテーパ面を形成した場合、バッグ が流通部分側に吸い寄せられて、給・排気ポートのコーナー部によって損傷され ることがなくなると共に、流通部分を塞ぐことがなくなる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
【0014】 図1は、本考案に係る給・排気ポートの一例を示し、この図において、1は例 えば塩化ビニル樹脂などの合成樹脂よりなる円板状の第1部材で、その上面には 空気などの気体を導入また導出するための例えばアルミニウムよりなる筒体2が 立設されている。この実施例においては、筒体2は、第1部材1の上面から下面 側にその先端が下面とほぼ面一となるように挿設されている。そして、この筒体 2の外周には雄ねじ部3が形成されている。また、第1部材1の筒体2立設側の 表面には、筒体2を囲むようにしてOリングなどのシール部材4を嵌装するため の溝5が周設されている。さらに、第1部材1には、溝5より外側に4つのねじ 孔6が円周を等分するように形成されている。
【0015】 7は前記第1部材1に対して、その下面側からねじ8によって合わせ込まれる 円板状の第2部材で、その上面には円周を等分する位置に例えば直方体形状のス ペーサ部分9が4つ突設されている。そして、各スペーサ部分9は同じ高さで、 それらの上下方向にはねじ8を挿通させる孔10が開設されている。そして、第 2部材7の外面(下面)側の周縁部には、図2に示すように、外方に向けて傾斜 するテーパ11が形成されている。このような形状の第2部材7は、例えば塩化 ビニル樹脂などの合成樹脂を用いて成形によって得ることができる。なお、12 は四フッ化エチレン樹脂などよりなるワッシャ、13は筒体2に螺着されるナッ ト部材である。
【0016】 上記第1部材1と第2部材7をねじ8によって互いに合わせ込むことにより、 内部に流通路を有する給・排気ポート14となる。すなわち、前記両部材1,7 をスペーサ部分9を介して合わせたとき、両部材1,7間には、図2に示すよう に、外部に開放されると共に第1部材1に立設された筒体2の内部と連通した隙 間15が形成され、この隙間15が空気など気体の流通路となる。
【0017】 このようにして構成された給・排気ポート14を圧力変動吸収用バッグ16に 取り付けるには、第1部材1に形成した溝5にシール部材4を嵌装した後、圧力 変動吸収用バッグ16に形成された孔17に第1部材1の筒体2を挿通し、その 後、ワッシャ12を介装してナット部材13を筒体2に螺着することにより、圧 力変動吸収用バッグ16に取り付けられる。なお、給・排気ポート14を圧力変 動吸収用バッグ16に取り付ける際、圧力変動吸収用バッグ16の一部は開放さ れており、前記取付け後、開放されている部分が綴じ合わせられる。また、図2 において、18は筒体2に接続される接続部材で、その他端側は、給・排気装置 9に接続されている。
【0018】 上記圧力変動吸収用バッグ16においては、給気に際しては、給・排気装置9 側からの空気が給・排気ポート14の筒体2内に至り、さらに、この筒体2内部 と連通した隙間15を経て圧力変動吸収用バッグ16内に入る。この場合、隙間 15はその平面的な断面積が大きいので、図5に示した従来のものに比べて、圧 力損失が大幅に小さくなる。従って、圧力変動吸収用バッグ16内を素早く充填 できる。そして、試験中においては、圧力吸収に伴って、圧力変動吸収用バッグ 16が収縮(図2において実線で示す)したり、膨張(図2において仮想線で示 す)したりするが、このときの空気の移動がスムーズに行われる。
【0019】 また、試験が完了したときには、前記給・排気装置9のポンプ(図外)によっ て圧力変動吸収用バッグ16内に残留する空気を吸引するが、この場合、圧力変 動吸収用バッグ16内に残留する空気は、断面積の大きい隙間15を経て移動す るので、速やかに排気が行われる。そして、第2部材7の外面側の周縁部には、 外方に向けて傾斜するテーパ面11が形成されているので、圧力変動吸収用バッ グ16が流通部分である隙間15側に吸い寄せられて、第2部材7の外面のコー ナー部によって損傷されることがなくなると共に、隙間15が閉塞されることが ない。
【0020】 本考案に係る給・排気ポートは、上記圧力変動吸収用バッグ16に取り付けて 有用であるのもならず、例えば浮袋やエヤーマットなど他のバッグに止着しても よい。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、バッグ内の気体を排出しやすくかつ圧 力損失が少ない給・排気ポートを得ることができる。また、構成が極めて簡単で あり、その製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る給・排気ポートの一例を示す分解
斜視図である。
【図2】前記給・排気ポートをバッグに取り付けた状態
を示す断面図である。
【図3】前記給・排気ポートをバッグに取り付けた状態
を示す斜視図である。
【図4】DBL試験に用いられるハウジングの一例を示
す図である。
【図5】従来の給・排気ポートを示し、(A)は正面
図、(B)は横断面図である。
【符号の説明】
1…第1部材、2…筒体、7…第2部材、9…スペーサ
部分、11…テーパ面、14…給・排気ポート、15…
隙間、16…バッグ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩井 保 大阪府東大阪市花園東町2丁目8番15号 株式会社ソダ工業内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッグに止着されバッグ内に気体を導入
    または導出するためのバッグの給・排気ポートにおい
    て、気体を導入また導出する筒体が立設された第1部材
    に対して、この第1部材との間に外部に連なる隙間がで
    きるようにスペーサ部分を介して第2部材を合わせ、前
    記隙間と筒体とが連通するように構成したことを特徴と
    するバッグの給・排気ポート。
  2. 【請求項2】 第2部材の外面側の周縁部に外方に向け
    て傾斜するテーパ面を形成した請求項1に記載のバッグ
    の給・排気ポート。
JP1993018640U 1993-03-20 1993-03-20 試料蒸散ガス収集用ハウジングの圧力変動吸収用バッグの給・排気ポート Expired - Lifetime JP2598039Y2 (ja)

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