JPH0671209U

JPH0671209U - 交換性タイヤ輪子を嵌着した自動車タイヤ

Info

Publication number: JPH0671209U
Application number: JP2324793U
Authority: JP
Inventors: 高雄近藤; ひとみ小宮山
Original assignee: 高雄近藤; ひとみ小宮山
Priority date: 1993-03-24
Filing date: 1993-03-24
Publication date: 1994-10-04

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】交換性タイヤ輪子とタイヤ本体に分けて、嵌
着可能にした構造とし、よってタイヤ輪子表面の凸部の
磨耗で機能が損なわれた時、新しくタイヤ輪子を交換す
ることで、本来は廃タイヤとなるタイヤ本体を、新タイ
ヤと同効値までに再機能化できるようにする。【構成】タイヤ輪子７内側に嵌合固定の為の雄雌凹凸
及び両端に連締固定子を埋設し、更にタイヤ本体８表面
に嵌合用雄雌凹凸及びネジ挿入用貫孔のある連締固定子
を埋設し、これに上記タイヤ輪子を嵌合連締した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【現況】

１．地球温暖化、大気汚染、環境破壊は国際的であり、国際世論は急速に高まりつつある。その世論は企業に対し製造者責任を負わせる方向に進みつつあって、日本の企業も企業なりに防止ないし軽減策を進めている。こうした中にあって、自動車のタイヤは僅か数ミリの表面凸部が磨耗すれば即、廃棄物となる。廃タイヤの膨大な量の処分の仕方のおおよそは、燃焼によるところが大きいのであるが、このことは環境汚染の一源となることは周知の通りである。リサイクルの処理方法も奨められてはいるが、多大なリスク的経費を要するものでベストとは言えない。２．上記のような時代の流れに先駆けて、企業は廃タイヤを出さないような構造の、タイヤの出現を目指して研究開発が為されていく事と考えられる。

【０００２】

【目的】

当考案は、上記廃タイヤの量を極端に軽減することを可能にした構造のタイヤに関するものである。

【０００３】

【構造概要】

当考案は、タイヤ本体と表面凸磨耗部分を交換し得る構造としたものである。

【０００４】

【構造】

図面について説明する。１．内側に嵌合凹部１〜１’、嵌合凸部２〜２’、外側にタイヤ表面凸Ｙ〜Ｙ ’、両端３〜３’にネジ孔４、固定凸部５のある連締固定子６〜６’を埋設した、交換性タイヤ輪子７を形成し、更にタイヤ本体８の外周に嵌合凹部９〜９’、嵌合凸部１０〜１０’、両端周囲に凸部１１〜１１’を形成し、この部分内に貫孔１２、留め凸部１３のある連締固定子１４を埋設し、上記タイヤ輪子７を嵌着して、連締固定子６と同じく連締固定子１４をネジＮにて緊締してなる、交換性タイヤ輪子を嵌着した自動車タイヤの構造。２．尚、タイヤ輪子７及びタイヤ本体８、両中に形成した嵌合凹凸部分を連締固定子にして埋設し、ネジにて緊締する構造とすることもできる。

【０００５】

【作用】

１．上記構造であるから、タイヤ本体は従来の形状及び機能と全く同じ作用をする。２．走行中タイヤが横にスリップ圧力が掛かった場合でも、連締固定子及び嵌合された雄雌凹凸が、タイヤ輪子７が外れたり、まくれたりする懸念の防止作用をしている。

【０００６】

【特長】

当考案の特長は、上記構造及び作用について記載した通り、交換性タイヤ輪子とタイヤ本体とが分かれており、交換可能としている点である。

【０００７】

【効果】

新しいタイヤ輪子７と交換することで、タイヤ本体８は表面が新しくなり、従来の新タイヤの機能値まで復活再生化がなるから、タイヤ本体は何回でも使用できることになる。この事は、タイヤ輪子はタイヤ本体の価格に比すれば、極めて安価であるから、ユーザーにとって経済的効果は大であり、一方タイヤメーカーにとっては将来製造物責任を負う時代に入りつつある今日、廃タイヤが著しく減少するから、環境浄化的見地、又は廃タイヤ処理の不要ないし軽減により、膨大なリスク的出費の軽減となる実用的効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】タイヤ輪子の側面図。

【図２】タイヤ本体の側面図。

【図３】タイヤ輪子を嵌着したタイヤ本体の側面図。

【図４】Ａ−Ａ’間の断面図。

【図５】Ｂ−Ｂ’間の断面図。

【図６】点線丸内の拡大断面断片図。

【図７】タイヤ輪子の展開図。図中の同一符号は共に同
一、又は対等の剖分を示すものである。

【符号の説明】

１−１’ 嵌合凹部２−２’ 嵌合凸部３−３’ 両端４ネジ孔５固定凸部６−６’ 連締固定子７タイヤ輪子８タイヤ本体９−９’ 嵌合凹部１０−１０’ 嵌合凸部１１−１１’ 両端凸部１２貫孔１３留め凸部１４−１４’ 連締固定子Ａ−Ａ’ 断面線Ｂ−Ｂ’ 断面線Ｙ−Ｙ’ タイヤ表面凸Ｎ−Ｎ’ ネジ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】内側に嵌合凹部１〜１’、嵌合凸部２〜２’、外側にタ
イヤ表面凸Ｙ〜Ｙ’、両端３〜３’にネジ孔４、固定凸
部５のある連締固定子６〜６’を埋設した、交換性タイ
ヤ輪子７を形成し、更にタイヤ本体８の外周に嵌合凹部
９〜９’、嵌合凸部１０〜１０’、両端周囲に凸部１１
〜１１’を形成し、この部分内に貫孔１２、留め凸部１
３のある連締固定子１４を埋設し、上記タイヤ輪子７を
嵌着し、連締固定子６と同じく連締固定子１４をネジＮ
にて緊締してなる、交換性タイヤ輪子を嵌着した自動車
タイヤの構造。

【請求項１】登録請求の範囲の構造。