JPH067112Y2 - 掘削装置用ディスクカッター - Google Patents

掘削装置用ディスクカッター

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JPH067112Y2
JPH067112Y2 JP1989019487U JP1948789U JPH067112Y2 JP H067112 Y2 JPH067112 Y2 JP H067112Y2 JP 1989019487 U JP1989019487 U JP 1989019487U JP 1948789 U JP1948789 U JP 1948789U JP H067112 Y2 JPH067112 Y2 JP H067112Y2
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JP
Japan
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alarm signal
cutter
excavator
base metal
hub
Prior art date
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JP1989019487U
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JPH02112789U (ja
Inventor
和博 北崎
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Okumura Corp
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Okumura Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、岩盤地帯にトンネルを掘る掘削装置のディス
クカッターに関するものである。
(従来の技術) 一般に岩盤にトンネルを掘る掘削装置には、ディスクカ
ッターが使用される。このディスクカッターは、トンネ
ル掘削装置の先端に付設したカッタ板の円周方向に複数
個取り付けられている。各々ディスクカッターは、カッ
タ板の回転に伴ってディスクカッター自体の回転しなが
らトンネルの円周方向に回転する。そして、このディス
クカッターに取り付けた超硬チップで岩盤を切削してい
る。
(考案が解決しようとする課題) このとき、岩盤の硬さが一様でなく、硬い部分と軟らか
い部分が混在すると往々にしてディスクカッター自体が
回転しなくなる。するとディスクカッター岩盤表面を滑
りながらトンネル円周方向に回転することになり、超硬
チップの擦り減り、更にこの超硬チップを固着した台金
は摩耗すると、ついにはこの台金を支持するハブを破損
してしまっていた。
また、通常ディスクカッターの取り替えは、超硬チップ
が摩耗した時点で取り換えるのであるが、ディスクカッ
ター自体が回転しなくて摩耗する場合は、その摩耗速度
が速く、またカッタ板に取り付けた複数のディスクカッ
ターのうち、摩耗が急速に進んでいるディスクカッター
は少数であるため、摩耗したことに気付かないのが現状
である。
一方、ディスクカッターはカッター板の前に取り付けら
れ、カッター板を岩盤に押し付けながら回転させること
によりディスクカッターにて岩盤を圧砕するものであ
る。したがって、ディスクカッターの摩耗状況を確認す
るには、カッター板の前に回らなければならないが、掘
削装置の稼働中は、カッター板の前に回わることができ
ず、ディスクカッターの摩耗状況を確認できない。
本考案は、掘削作業中においても、運転手は掘削装置の
運転席に居ながらにしてディスクカッターの摩耗限界を
知ることができる掘削装置用ディスクカッターを提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案は上記目的を有効に達するために、次の
ような構成にしてある。すなわち、中心軸に回動自在に
枢着したハブに、超硬チップを頂部外周に植設して成る
台金を着脱自在に付設した掘削装置用ディスクカッター
に於いて、警報信号発信剤である掘削ずりに着色する着
色剤、臭い粒子が飛散する発臭剤、破裂音を発する少量
の爆薬のうち少なくとも一種類の警報信号発信剤を上記
台金の所定箇所に埋設し、上記台金が上記警報信号発信
剤の埋設個所まで擦り減ることにより着色される上記掘
削ずり、飛散する上記臭い粒子、発生する上記破裂音の
うち少なくとも一種類の警報信号を通じて運転手に摩耗
限界を間接的に知らせるように構成したことを特徴とす
るものである。
(作用) 本考案の掘削装置用ディスクカッターによれば、警報信
号発信剤として着色剤を用いた場合には、ディスクカッ
ターが警報信号発信剤の埋設個所まで擦り減ると、着色
剤が外部に表れて掘削したずりに付着し、この着色した
ずりを運転手が目で確認することによりディスクカッタ
ーの摩耗限界を知ることができる。
また、警報信号発信剤として発臭剤を用いた場合には、
ディスクカッターは警報信号発信剤の埋設個所まで擦り
減ると、発臭剤の臭い粒子が飛散し、この臭い粒子は掘
削装置の運転席に達する。したがって、運転手は掘削装
置の運転席に居ながらにして、臭覚によってディスクカ
ッターの摩耗限界を知ることができる。
また、警報信号発信剤として爆薬を用いた場合には、デ
ィスクカッターが警報信号発信剤の埋設個所まで擦り減
ることにより、爆薬の破裂音が発生し、この破裂音が掘
削装置の運転席に達する。したがって、運転手は掘削装
置の運転席に居ながらにして、聴覚によてディスクカッ
ターの摩耗限界を知ることができる。
さらに、複数種類の警報信号発信剤を使用した場合に
は、運転手は掘削装置の運転席においてディスクカッタ
ーの摩耗限界を一層確実に知ることができる。
このように、本考案の構成を採用すれば、運転手は掘削
装置の運転席に居ながらにしてディスクカッターの摩耗
限界を知ることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第2図に基づいて説
明する。
1は本考案に係る一実施例にディスクカッターであっ
て、このディスクカッター1はトンネル掘削装置(図示
省略)の先端に付設したカッタ板の円周方向に複数個取
り付けられる。
このディスクカッター1の本体2に固着された中心軸3
には、所定間隔を以てベアリング4,4が嵌着してあ
る。この各ベアリング4にはハブ5が嵌着され、ベアリ
ング4を介してこのハブ5は回動する。このハブ5は、
上面外周の一端近傍に係止部5aを形成すると共に、上
面外周の他端近傍に環状溝5bを形成してある。環状溝
5bには着脱自在にストップリング6を嵌着できるよう
にしてあり、このストップリング6と上記係止部5aと
によって後述するリング状の台金7を挟持し、この台金
7をハブ5に嵌着することができるようにしてある。こ
の台金7の内周面7aは平坦に形成され、外周中央の頂
部7bには超硬チップ8が植設してある。
しかして、上記台金7には円周方向に沿って所定間隔毎
に、後述する警報信号発信剤9を埋設するための穴10
が穿設してある。この穴10は、上記台金7の内部で、
超硬チップ8の底部8aよりやや下方に達するようにし
て台金7の傾斜側面8bから穿設してある。この穴10
に警報信号発信剤9として、種々の着色剤または香水等
の発臭剤、或いは少量の爆薬等が詰め込まれ、穴10の
開口部10aを封じてある。
尚、穴0は台金7の内周面から穿設してもよい。また、
図示のように一個のディスクカッター1には二個の台金
7,7を並設してあるが、警報信号発信剤9である着色
剤若しくは発臭剤又は少量の爆薬の何れか1種類を詰め
た台金7を並設するも、或いは一方に着色剤を詰めた台
金7を、他方に発臭剤又は少量の爆薬を詰めた台金7を
設けるも自由である。また他の警報信号発信剤9の組み
合わせであってもよい。
上述のような構成からなるディスクカッター1にあって
は、このディスクカッター1を掘削装置先端のカッタ板
の円周方向に複数取り付けて岩盤を掘削することによ
り、その掘削中にディスクカッター1の超硬チップ8が
摩耗して、更に摩耗がこの超硬チップ8を固着した台金
7の警報信号発信剤9の埋設位置まで進んだ時、前記警
報信号発信剤9の種類によって、火薬であれば破裂音及
び煙を発し、香水等の発臭剤であれば匂いを辺りに漂わ
せ、或いは警報信号発信剤9が着色剤であれば掘削ずり
に色を付着してその付着した色によって、ディスクカッ
ター1の台金7の摩耗限界を掘削装置を操作する者に知
らせることになる。
この掘削装置を操作する者は、上記警報信号発信剤9の
作用を素早く五感で感知し、掘削装置を止めて摩耗の進
んだディスクカッター1の超硬チップ8付き台金7を、
ストップリング6を外して取り替えれば、ハブまで摩耗
が進んでその交換・修理に長時間作業を止めるといった
こともなく、短時間で再び掘削作業を行うことができ
る。
(考案の効果) このように本考案のディスクカッターは、上記説明でも
明らかなように台金に埋設した警報信号発信剤の作用に
より、運転手は運転席に異ながらにしてディスクカッタ
ーの摩耗限界を知ることができ、したがって台金を支持
するハブまで摩耗が進むのを事前に防ぐことができる。
したがって超硬チップを固定した台金だけを取り替えれ
ばよく、従来のようにハブまで摩耗が達した後にハブご
と超硬チップ付き台金を取り替えねば成らない、といっ
たことがなくなる。そして部品の取り替えコストを大幅
に低減することができる。また、上記のように超硬チッ
プを固定した台金だけを取り替えるだけでよいので、取
り替え作業が簡単で且つ短時間にでき、掘削作業の中断
時間を大幅に短縮でき、作業効率の向上にも大いに貢献
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の要部断面図、第2図は
略断面説明図である。 1……ディスクカッター、3……中心軸、5……ハブ、
7……台金、8……超硬チップ、9……警報信号発信
剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸に回動自在に枢着したハブに、超硬
    チップを頂部外周に植設して成る台金を着脱自在に付設
    した掘削装置用ディスクカッターに於いて、警報信号発
    信剤である掘削ずりに着色する着色剤、臭い粒子が飛散
    する発臭剤、破裂音を発する少量の爆薬のうち少なくと
    も一種類の警報信号発信剤を上記台金の所定箇所に埋設
    し、上記台金が上記警報信号発信剤の埋設個所まで擦り
    減ることにより着色される上記掘削ずり、飛散する上記
    臭い粒子、発生する上記破裂音のうち少なくとも一種類
    の警報信号を通じて運転手に摩耗限界を間接的に知らせ
    るように構成したことを特徴とする掘削装置用ディスク
    カッター。
JP1989019487U 1989-02-21 1989-02-21 掘削装置用ディスクカッター Expired - Lifetime JPH067112Y2 (ja)

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JPH02112789U JPH02112789U (ja) 1990-09-10
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