JPH067112A - もろみの圧搾装置用型枠 - Google Patents

もろみの圧搾装置用型枠

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JPH067112A
JPH067112A JP18997492A JP18997492A JPH067112A JP H067112 A JPH067112 A JP H067112A JP 18997492 A JP18997492 A JP 18997492A JP 18997492 A JP18997492 A JP 18997492A JP H067112 A JPH067112 A JP H067112A
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JP
Japan
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soy sauce
mold
frame
moromi
squeezing
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Pending
Application number
JP18997492A
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English (en)
Inventor
Akio Inoue
明郎 井上
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IHARAYA SHOTEN KK
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IHARAYA SHOTEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 布に包んだもろみを圧搾する装置において、
順次布を広げてもろみを載置してゆく作業の際にその位
置と大きさを決めるために置いておく型枠を、軽量で、
且つ衛生的なものとする。 【構成】 設定する布詰めもろみの位置の数及び形状に
沿って区画された隔壁及び外枠をステンレスによって構
成する。更に、この外枠の両端部分には係止杆を取設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、醤油や清酒の製造過程
における、もろみの圧搾装置用型枠に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】醤油の製造過程におけるもろみ(諸味)
の圧搾工程は、一般に載置台上で諸味を布に包み込ん
で、これを順次積み重ねて油圧プレス等で圧縮すること
によって醤油を搾り取る工程である。この工程で搾出し
た醤油は生醤油であって、生醤油は火入れなどの工程を
経て醤油製品となる。
【0003】この圧搾工程は、醤油の製造の他、清酒を
製造する場合においても原材料が異なるだけで、もろみ
(醪)を布に包み込み、プレスで圧力をかけて搾り取る
という作業工程において、ほぼ同様である。
【0004】圧搾工程における圧搾装置は一般に、上部
の油圧プレス等の押圧装置と、下部の載置台より構成さ
れている。この載置台に、漉し布に包まれたもろみを多
数積層してゆく。積層は、漉し布包みの大きさに合わせ
た型枠(この型枠は、底のないものである)にまず漉し
布を展開し、次いでここにもろみを適量落とし込み、最
後にその漉し布を畳み込んでゆくという作業を繰り返し
て行なう。従って、載置台上に対して、漉し布の包装作
業高さは次第に高くなってゆくことになる。そこで、作
業高さをほぼ一定にするために、載置台は上下動可能と
なっている。
【0005】型枠は、漉し布の包装作業高さ位置に常時
あり、次第に低くなる載置台と共動しない。そしてこれ
は、漉し布の包装作業が完了すると、圧搾には邪魔な部
材となるので撤去する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】つまり型枠は、載置台
の上方にあるがこれと共動することはないので、型枠を
支持するのは、上下動しない例えば載置台の両端の種々
の装置等ということになる。よって、相当長さの長いも
のとなっている。また、従来よりその材質は木であり、
非常に重量が大きかった。従って、設置作業、撤去作業
が重労働であったし、撤去後の洗浄作業効率も低く衛生
面でも問題があるという指摘がしばしばなされていた。
【0007】このため、本業界では軽量であり、且つ洗
浄作業が容易で衛生的な型枠の出現が待たれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は上記問
題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、醤油若しくは清酒の製造
過程におけるもろみの圧搾装置に使用する布詰めもろみ
の位置決め用型枠であり、設定する布詰めもろみの位置
の数及び形状に区画された隔壁及び外枠が、ステンレス
によって構成されており、且つ該外枠にはその両端部分
に係止杆が取設されている点にある。
【0009】なお、本明細書中でいう「もろみ」とは、
醗酵飲食品の原料が醗酵微生物の作用で分解され熟成
し、外観がどろどろになった状態のものをいう。もろみ
は、原料の諸成分が分解して水溶性となっており、これ
を布地に収納して袋こしをし、それから強い圧力をかけ
て液汁だけを搾り取って醤油や酒とする。
【0010】「もろみの圧搾装置」とは、押圧装置と載
置台とにより構成された装置であり搾出した液汁を集め
る設備、モータ等の原動機等が付設されている。
【0011】「布詰めもろみ」とは、漉し布に包まれた
もろみをいう。この包装作業は、圧搾装置の載置台上で
行なう。漉し布は、押圧装置の圧力に耐え得る強度を有
すること、濾過能力が高いこと、等々の条件があり、材
質としては、もめんが一般的であるが、合成繊維などど
のようなものでもよく、特に限定しない。
【0012】「載置台」とは、もろみを圧搾する場合に
おいて、この上にもろみを布地に収納しながら順次積層
するための台をいう。載置台は上下動装置によって上下
動可能に支持され、もろみを布地に収納して積層する際
における作業高さをほぼ一定にするようにしている。
【0013】本発明に係る型枠は、こうしたもろみの圧
搾装置において、圧搾作業に先立って行なう「もろみの
包み込み作業」のためのものであり、一定の位置に一定
の広さの布詰めもろみを積層させる型枠である。
【0014】型枠は、布詰めもろみの大きさに区画され
た隔壁を有している。この区画域は通常複数個(多くは
2〜4個)あるが、押圧装置の能力その他の条件に応じ
て1つだけ、或いは5個以上としても良い。なお、区画
域が1個だけの場合には、外枠だけであって隔壁が存在
しないことになるが、これも本発明で定義する型枠の概
念に含めるものとする。
【0015】型枠はステンレス製である。その厚みは特
に限定するものではないが、実際の圧搾工程前には撤去
されるものであって強度がさして求められるものではな
いので、2〜3mmあれば充分である。なお、従来の木枠
製の型枠にはその各区画域内の壁面に、鉛直方向に多数
の溝が刻設されているが、本発明型枠においても同様の
構造を採った方が、圧搾効率は良好となる。その場合、
ステンレス板への加工は比較的困難であるので、鉛直方
向に多数の溝を有する板状体を別部材として準備してお
き、それを各区画域の内壁に設けるようにすると好適で
ある。
【0016】また型枠は、載置台の外部に固定しておく
ための連結杆を有している。この連結杆は、他の部分と
同様ステンレス製であっても良いが、直接もろみと接触
する部材ではないので、他の材質のものであっても良
い。更に、連結杆は型枠外枠にスライド可能に取設する
ようにしても良い。この場合、型枠の実質長さが変更で
きるので、載置台の大きさや設置箇所の変更に役立つと
共に、保管時のスペースを小さくすることができるなど
の利点を有する。
【0017】なお本発明型枠は、分割できるようにする
と撤去作業時、或いは保管時に便利である。分割は、設
置時には組み立てる必要があるので、多数に分割すると
不便であり、通常は2分割が好ましい。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明に係るもろみの圧搾装置用
型枠1(以下本発明型枠1という)の一例を示すもので
あり、図より明らかなように本発明型枠1は、4つの区
画域2を有する枠体と、連結杆3とにより構成されるハ
シゴ状の構造のものである。この枠体は、外枠4と隔壁
5とにより構成されており、すべてステンレス製であ
る。また連結杆3も同じくステンレス製であって、枠体
の外枠4の外部に固設された固定具6に、スライド可能
に固定され、これによって本発明型枠1の実質長さの調
整を可能としている。
【0020】また外枠4はその長手方向側の枠材の中央
に、連結機構を有している。この機構は、片方側に一端
が可回動に固定された固定棒41を、端部を合わせた状
態で他方側の係止突起42に掛けるというものである
が、分割が可能であり、ある程度の重量に耐え得る構造
であれば、どのような構造であっても良い。何故なら、
本発明型枠1は、袋詰めのもろみができた段階で撤去す
るので実際のプレス工程時の圧力は受けない部材である
からである。なお分割は本発明型枠1の設置時並びに撤
去時に行なうが、これによって作業性が向上すると共に
保管時のスペースの節約にもなる。なお分割の方法は、
本図以外にも例えば図3のように、長めに切り欠いた切
欠46と、蝶ネジ47との組合せによる方法もある。
【0021】各区画域2は、その内壁全周にわたって溝
付き板7を有している。この溝付き板7は図2にも示し
ているように、矩形状体であって、その表面に鉛直方向
に多数の溝71を有しており、外枠4又は隔壁5に着脱
自在に設けられる。設置する際には、上端にあるフック
72を外枠4又は隔壁5の上端に掛けるだけである。溝
付き板7の材質は、本例の場合ポリプロピレンである
が、他のプラスチック或いは木材等も採用可能である。
【0022】なおここまで外枠4は完全な板材であった
が、溝付き板7によって内部を構成しており、且つまた
大きな圧力を受けることもないので、図4の如きフレー
ム構造(但しすじかいは設けている)としても良い。こ
れによって、更に軽量化を図ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るもろみの圧搾装置用型枠は、醤油若しくは清酒の製造
過程における布詰めもろみの位置決め用型枠であり、設
定する布詰めもろみの位置の数及び形状に区画された隔
壁及び外枠が、ステンレスによって構成されており、且
つ該外枠にはその両端部分に係止杆が取設されているこ
とを特徴とするものであり、以下述べる如き種々の効果
を有する極めて高度な発明である。 材質として強度の高いステンレスを採用しているの
で、腐食しにくく、従って経時的な強度変化を考慮し
て、厚く重いものとせざるを得なかった従来の木材製の
ものとは異なり、相当軽量にできる。 洗浄性が良好であるため、非常に衛生的であると共
に洗浄作業自体が簡単になる。 分割可能とすれば、型枠設置作業、撤去作業が簡便
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るもろみの圧搾装置用型枠の一例を
示す斜視図である。
【図2】図1に示した型枠の溝付き板を示す斜視図であ
る。
【図3】分割手段の他の例を示す概略側面図である。
【図4】型枠本体の他の例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 もろみ圧搾装置用型枠 2 区画域 3 連結杆 4 外枠 41 固定棒 42 係止突
起 5 隔壁 6 固定具 7 溝付き板 71 溝 71 溝 72 フック 72 フック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 醤油若しくは清酒の製造過程におけるも
    ろみの圧搾装置に使用する布詰めもろみの位置決め用型
    枠であり、設定する布詰めもろみの位置の数及び形状に
    区画された隔壁及び外枠が、ステンレスによって構成さ
    れており、且つ該外枠にはその両端部分に係止杆が取設
    されていることを特徴とするもろみの圧搾装置用型枠。
  2. 【請求項2】 本体は、2分割されるものである請求項
    1記載のもろみの圧搾装置用型枠。
  3. 【請求項3】 係止杆は外枠の外側面に、スライド且つ
    その適宜箇所で固定可能に取設されたものである請求項
    1又は2記載のもろみの圧搾装置用型枠。
JP18997492A 1992-06-23 1992-06-23 もろみの圧搾装置用型枠 Pending JPH067112A (ja)

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JP18997492A JPH067112A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 もろみの圧搾装置用型枠

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JPH067112A true JPH067112A (ja) 1994-01-18

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9093191B2 (en) 2002-04-23 2015-07-28 CTC Global Corp. Fiber reinforced composite core for an aluminum conductor cable
EP1506085B1 (en) 2002-04-23 2016-12-07 CTC Global Corporation Aluminum conductor composite core reinforced cable and method of manufacture
US9685257B2 (en) 2011-04-12 2017-06-20 Southwire Company, Llc Electrical transmission cables with composite cores

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9093191B2 (en) 2002-04-23 2015-07-28 CTC Global Corp. Fiber reinforced composite core for an aluminum conductor cable
EP1506085B1 (en) 2002-04-23 2016-12-07 CTC Global Corporation Aluminum conductor composite core reinforced cable and method of manufacture
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