JPH0670929A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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Publication number
JPH0670929A
JPH0670929A JP4250624A JP25062492A JPH0670929A JP H0670929 A JPH0670929 A JP H0670929A JP 4250624 A JP4250624 A JP 4250624A JP 25062492 A JP25062492 A JP 25062492A JP H0670929 A JPH0670929 A JP H0670929A
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JP
Japan
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indicator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4250624A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshisada Sakamoto
義貞 坂本
Satoru Takashina
悟 高階
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP4250624A priority Critical patent/JPH0670929A/ja
Publication of JPH0670929A publication Critical patent/JPH0670929A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/06Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
    • G01N29/0609Display arrangements, e.g. colour displays

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の拡大、縮小機能、スクロール機能及び
フォーカス位置の選択機能等を改善して使い勝手を向上
させ、診断効率を高める。 【構成】 超音波画像の拡大、縮小等の倍率変更機能ま
たはスクロール機能を有する超音波診断装置において、
倍率変更後の超音波画像が表示可能範囲(移動可能範
囲)内で占める表示範囲を示す表示範囲インジケータ1
00を、超音波画像に付加して表示させる。また、スク
ロール位置指定用カーソルやフォーカス位置指定用カー
ソルを表示させ、瞬時のスクロールやフォーカス位置の
効率的な選択を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、倍率変更機能、スクロ
ール機能、フォーカス位置選択機能を改善した超音波診
断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置には超音波画像の倍率変
更(拡大、縮小)機能、上下左右のスクロール機能、フ
ォーカス位置の選択機能等を有するものがある。例え
ば、図12は拡大、縮小機能を有する従来の超音波診断
装置の画像表示例であり、中央の画像G0を縮小(図の
左側)または拡大(同右側)した画像G1,G2を示して
いる。ここで、画像を拡大または縮小した場合には、そ
の倍率に応じてスケールのピッチも変更されている。な
お、図示されていないが、画像の表示深度もスケールに
付加して数値表示される。また、図13は画像G0上に
ボックスカーソルCを設定し、この部分の拡大機能を持
つ超音波診断装置の画像表示例であり、図12と同様の
拡大画像G2が得られるようになっている。
【0003】更に、図14は画像G0を上下方向にスク
ロールする機能を有する超音波診断装置の画像表示例で
あり、スクロール後の画像G0′にはスクロール量(表
示深度)が数値表示されるようになっている。このスク
ロール操作は、例えばオペレータが上下方向のスクロー
ルキーを押し続けることにより行われている。
【0004】図15は、表示画像の選択されたフォーカ
ス位置(焦点が合っている深度)を表示する超音波診断
装置の画像表示例であり、スケールの近くにフォーカス
位置の始点及び終点を示すカーソルF1,F2が表示され
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図12に示した従来技
術では、拡大や縮小後の画像に付されたスケールのピッ
チや表示深度の数値表示により、これらの画像の大きさ
等を認識することが可能であるが、倍率変更後の画像
が、プローブの種類等により決まる表示可能範囲との関
係でどの程度拡大または縮小されたものかを視覚的に認
識することができなかった。また、図13の従来技術で
は、拡大後の画像が表示可能範囲に対してどの程度の範
囲のものかを知ることができなかった。
【0006】図14の従来技術では、スクロール量を数
値表示しても、表示可能範囲(深度)との関係で、あと
どのくらいスクロール可能か等を視覚的に判断するのが
困難であり、実際にスクロール操作してみないとスクロ
ール可能な量がわからないという不便があった。また、
スクロール操作時には目的のスクロール量が得られるま
でスクロールキーを押し続けなくてはならず、面倒であ
ると共に、スクロール操作に多くの時間を要するという
不都合があった。
【0007】図15の従来技術では、現在選択されてい
るフォーカス位置は判っても、表示画像の範囲内または
それ以外において選択可能なフォーカス位置が不明なた
め、目的とする部位がフォーカス位置にあるかどうかは
フォーカス選択を何度か繰り返さなければ確認できなか
った。
【0008】本発明は上記種々の問題点を解消するため
になされたもので、その目的とするところは、画像の拡
大、縮小機能、スクロール機能及びフォーカス位置の選
択機能等を改善して使い勝手を向上させた超音波診断装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、超音波画像の拡大、縮小等の倍率変
更機能を有する超音波診断装置において、倍率変更後の
超音波画像が表示可能範囲内で占める表示範囲を示す表
示範囲インジケータを、超音波画像に付加して表示させ
るものである。
【0010】第2の発明は、超音波画像のスクロール機
能を有する超音波診断装置において、スクロール後の超
音波画像が表示可能範囲すなわち移動可能範囲内で占め
る表示範囲を示す表示範囲インジケータを、超音波画像
に付加して表示させるものである。
【0011】第3の発明は、上記第2の発明において、
上下方向及び左右方向のスクロール機能を有し、かつ、
各方向に対応する表示範囲インジケータを備えたもので
ある。
【0012】第4の発明は、上記第2または第3の発明
において、表示範囲インジケータの表示範囲内の位置を
指定するスクロール位置指定用カーソルの、前記表示範
囲内における相対的な位置に基づいてスクロール量を演
算する手段を備えたものである。
【0013】第5の発明は、超音波画像のフォーカス位
置の選択機能を有する超音波診断装置において、表示範
囲インジケータの表示範囲内で現在選択されているフォ
ーカス位置及び表示可能範囲内で選択可能なフォーカス
位置を指定する複数のフォーカス位置指定用カーソルを
入力、表示可能とし、これらのカーソルにより選択され
たフォーカス位置を設定する手段を備えたものである。
【0014】
【作用】第1の発明では、拡大または縮小後の画像に表
示範囲インジケータが付加される。この表示範囲インジ
ケータは現時点での表示可能範囲と実際に画像として表
示されている表示範囲を表示したものであるから、この
インジケータを確認することにより、画像の拡大または
縮小状態を視覚により容易に把握することができる。
【0015】第2または第3の発明では、スクロール後
の画像に表示範囲インジケータが付加される。このイン
ジケータ内の表示可能範囲は移動(スクロール)可能範
囲に等しいため、現在の表示範囲との関係から、あとど
のくらいスクロール可能かを視覚により容易に把握する
ことができる。同時に、現在の表示画像がどの程度スク
ロールされた結果であるかを認識することが可能にな
る。
【0016】第4の発明では、表示範囲インジケータの
近傍に入力されたスクロール位置指定用カーソルの、表
示範囲内における相対的な位置をマイクロコンピュータ
が読み取ることにより、自動的にスクロール量が演算さ
れてスクロール処理が実行される。このため、オペレー
タがスクロールキーを押し続けるような面倒な操作が不
要になる。
【0017】第5の発明では、現在選択されていなくて
も表示可能範囲内で選択可能なフォーカス位置がフォー
カス位置指定用カーソルにより表示されるため、表示不
可能な範囲内でフォーカス位置を選択してしまうような
無駄な操作がなくなる。
【0018】
【実施例】以下、図に沿って各発明の実施例を説明す
る。図1は第1ないし第5の発明の実施例に共通する超
音波診断装置のブロック図である。図1において、1は
超音波振動子を内蔵したコンベックス形やセクタ形のプ
ローブ、2はプローブ1に高周波信号を送って超音波振
動子を励振させ、また、受信信号を増幅等する送受信回
路、3は受信したアナログのエコー信号をディジタル信
号に変換するA/D変換器、4はエコー信号が書き込ま
れるイメージメモリ、5はイメージメモリ4内のデータ
と後述する表示メモリ9内のデータとを合成し、画像表
示用のアナログ信号に変換するD/A変換器、6はモニ
タテレビ等の表示装置、7は装置全体の制御を行うマイ
クロコンピュータ、8は送受信回路2を制御する走査制
御回路、9はマイクロコンピュータ7により制御され、
後述する表示範囲インジケータや各種のカーソル等のデ
ータが書き込まれる表示メモリ、10はキーボードやマ
ウス等の操作部である。上記構成では、走査制御回路8
及び表示メモリ9の双方を一つのマイクロコンピュータ
7により制御しているが、別個のマイクロコンピュータ
により制御しても良いのは勿論である。
【0019】次に、第1の発明の実施例による作用を図
2ないし図4を参照しつつ説明する。この発明は、倍率
変更機能を持つ超音波診断装置において、倍率変更後の
超音波画像の現在の表示範囲(表示深度)及び表示可能
範囲(表示可能深度)を表示する表示範囲インジケータ
100を、表示画像に付加したものである。図3は、原
画像G0と縮小画像G1及び拡大画像G2を示しており、
各画像G0,G1,G2の例えば右側には表示範囲インジ
ケータ100が付加されている。なお、Sはスケールを
示す。ここで、表示範囲インジケータ100は画像
0,G1,G2の左側に付加しても良い。
【0020】上記表示範囲インジケータ100につい
て、図4に基づき詳述する。このインジケータ100
は、現在表示されている画像の表示範囲及びこの表示範
囲を含む表示可能範囲を、例えば輝度階調の相違や表示
パターンの相違、更にカラー表示が可能な場合には2色
表示等により二つの部分101,102に分け、部分1
01を表示範囲、部分(101+102)を表示可能範
囲として視覚的に表示したものである。
【0021】この実施例により表示画像の倍率変更すな
わち拡大、縮小を行う場合の動作を図2に基づき説明す
る。まず、オペレータが操作部10から倍率変更を指示
する(図2ステップS1)と、マイクロコンピュータ7
は、現在及び倍率変更後の表示深度やフォーカス切り換
え位置等のデータを使用して新たな画像の表示位置を計
算し(同S2)、走査制御回路8に対して変更後の倍率
を有する画像を生成するように状態設定を行う。そし
て、この表示位置に基づき、倍率変更後の画像に表示変
更する(同S3)。
【0022】一方、マイクロコンピュータ7は、プロー
ブ1の種類等により予め既知である表示可能範囲と倍率
変更後の表示範囲とを、表示画面上のピクセル(または
ドット)単位に置き換え、その内容を表示メモリ9に書
き込む。具体的には、表示可能範囲が25〔cm〕であ
ってこれが図4に示すごとく100〔PIX(ピクセ
ル)〕に対応するものとすれば、倍率変更後の表示範囲
が15〔cm〕である場合にはこれに対応するピクセル
数(=100×15/25=60〔PIX〕)を求め、
これらのピクセル数に応じたアドレスを計算して表示メ
モリ9に書き込む。その後、これらのデータに基づき表
示範囲インジケータ100を生成し、図2のフローチャ
ートによる倍率変更後の超音波画像と共に表示装置6に
表示する。
【0023】この実施例によれば、画像の倍率変更(拡
大、縮小)後において、表示範囲インジケータ100を
参照することで表示可能範囲に対する現在の画像表示範
囲を視覚的に認識することができるため、現在の画像が
どの程度拡大または縮小されているかという拡大または
縮小状態を容易に把握することができる。同時に、表示
範囲インジケータ100により現在の画像が被検体のど
の部分に相当するかを概略認識することが可能である。
【0024】次に、第2の発明の実施例による作用を図
5及び図6を参照しつつ説明する。この発明は、例えば
上下方向のスクロール機能を持つ超音波診断装置におい
て、図5に示すごとく前記同様の表示範囲インジケータ
100を表示画像に付加したものであり、この表示範囲
インジケータ100によって現在のスクロール状態を表
示することとした。図5はスクロール前後の画像G0
0′を示しており、各画像G0,G0′の例えば右側に
は表示範囲インジケータ100が付加されている。この
インジケータ100は画像G0,G0′の左側に付加して
も良い。
【0025】図6に示す表示範囲インジケータ100
は、図4と同様に現在表示されている画像の表示範囲及
びこの表示範囲を含む表示可能範囲すなわち移動(スク
ロール)可能範囲を、輝度階調の相違や表示パターンの
相違、更に2色表示等により二つの部分101,102
に分け、部分101を表示範囲、部分(101+10
2)を表示可能範囲つまりスクロール可能な範囲として
視覚的に表示したものである。
【0026】この実施例により表示画像をスクロールす
る場合の動作を説明する。オペレータが操作部10から
上下スクロールを指示する(図2ステップS1)と、マ
イクロコンピュータ7は、現在及びスクロール後の表示
深度やフォーカス切り換え位置等のデータを使用して新
たな画像の表示位置を計算し(同S2)、走査制御回路
8に対してスクロール状態の設定を行う。そして、前記
表示位置に基づきスクロール後の画像に表示変更する
(同S3)。
【0027】一方、マイクロコンピュータ7は、表示可
能範囲とスクロール後の表示範囲とを、表示画面上のピ
クセル(またはドット)単位に置き換え、その内容を表
示メモリ9に書き込む。具体的には、表示可能範囲が2
5〔cm〕であってこれが図6に示すごとく100〔P
IX(ピクセル)〕に対応し、表示範囲が15〔cm〕
である場合にこの画像を上下方向に5〔cm〕スクロー
ルする場合には、スクロール量に対応するピクセルの数
(=100×5/25=20〔PIX〕)を求め、これ
らのピクセル数に応じたアドレスを計算して表示メモリ
9に書き込む。その後、これらのデータに基づき表示範
囲インジケータ100を生成し、図2のフローチャート
によるスクロール後の画像と共に表示装置6に表示す
る。
【0028】この実施例によれば、画像のスクロール後
において、表示範囲インジケータ100を参照すること
で表示可能範囲に対する現在の表示範囲を視覚的に認識
することができるため、現在の画像がどの程度スクロー
ルされた結果のものであるかを容易に把握することがで
きる。同時に、現在の画像をあとどの程度スクロール可
能かを実際に試行錯誤することなく事前に確認できるか
ら、無駄なスクロール操作が解消され、操作効率、診断
効率を高めることができる。
【0029】次いで、第3の発明の実施例による作用を
図7及び図8を参照しつつ説明する。この発明は、拡大
機能及び上下左右方向のスクロール機能を持つ超音波診
断装置において、前記表示範囲インジケータとして上下
方向及び左右方向に対応するものを設け、これらを表示
画像に付加したものである。図7は原画像G0とその部
分拡大画像G2及びその横方向スクロール画像G2′を示
しており、各画像G0,G2,G2′の右側には上下方向
を示す表示範囲インジケータ100Aが付加され、各画
像G0,G2,G2′の下側には左右方向を示す表示範囲
インジケータ100Bが付加されている。なお、Cはボ
ックスカーソルを示す。ここで、表示範囲インジケータ
100A,100Bはそれぞれ画像G0,G2,G2′の
左側,上側に付加しても良い。
【0030】上下方向を示す表示範囲インジケータ10
0Aは、前記表示範囲インジケータ100と同様のもの
である。一方、左右方向を示す表示範囲インジケータ1
00Bは、図8に示すように現在表示されている画像の
表示範囲(幅)及びこの表示範囲を含む表示(移動)可
能範囲(幅)を、前記同様の手段により二つの部分10
1,102に分け、部分101を表示範囲、部分(10
1+102)を表示可能範囲として視覚的に表示してあ
る。
【0031】この実施例では、図7に示すようにまず原
画像G0のうちボックスカーソルCにより指定された部
分を部分拡大することにより拡大画像G2を得、次い
で、この画像を横方向にスクロールすることにより画像
2′を得る。ここで部分拡大時における表示範囲イン
ジケータ100A,100Bの生成、表示方法は図3、
図4の実施例において説明したのとほぼ同様である。
【0032】拡大画像G2から横方向スクロール画像
2′を得る場合の動作を説明すると、オペレータが操
作部10から横方向スクロールを指示する(図2ステッ
プS1)と、マイクロコンピュータ7は変更された画像
表示位置を計算し(同S2)、走査制御回路8に対して
状態の設定を行う。そして、この表示位置に基づき、ス
クロール後の画像に表示変更する(同S3)。
【0033】一方、マイクロコンピュータ7は、予め既
知である表示可能範囲とスクロール後の表示範囲とを、
表示画面上のピクセル(またはドット)単位に置き換
え、その内容を表示メモリ9に書き込む。すなわち詳述
はしないが、図8に示したような部分101,102か
らなる表示範囲インジケータ100Bに対し、スクロー
ル量に基づいて前記同様の比例計算により、スクロール
後の部分101,102の始点または終点に対応するピ
クセル数を求め、これらのピクセル数に応じたアドレス
を計算して表示メモリ9に書き込む。その後、これらの
データに基づき表示範囲インジケータ100Bを生成
し、図2のフローチャートによるスクロール後の画像と
共に表示装置6に表示する。
【0034】この実施例によれば、画像を部分拡大した
際に上下方向及び左右方向の表示範囲インジケータ10
0A,100Bが拡大画像と共に表示されるため、拡大
画像が表示可能範囲のどの部分に相当するかを容易に認
識することができる。また、横方向のスクロールについ
て、現在の画像がどの程度スクロールされた状態である
かを容易に把握でき、しかも現在の画像をあとどの程度
スクロール可能かを実際に試行錯誤することなく事前に
認識することができる。
【0035】次に、第4の発明の実施例による作用を図
9及び図10を参照しつつ説明する。この発明は、スク
ロール機能を持つ超音波診断装置において、表示範囲イ
ンジケータ100の近傍にスクロール位置指定用カーソ
ルを入力、表示可能とし、このカーソルに対応する表示
範囲内の位置が例えば画面中央に表示されるように自動
的にスクロール量を計算してスクロールを実行させる機
能を持つものである。なお、カーソルに対応する表示範
囲内の位置は画面中央以外に画面最上部または最下部に
表示させてもよい。
【0036】図9は、原画像G0及び上下方向のスクロ
ール画像G0′を示し、各画像G0,G0′の右側には上
下方向を示す表示範囲インジケータ100が付加されて
いる。そして、インジケータ100の近傍にはスクロー
ル位置指定用カーソル103が入力可能となっている。
ここで、カーソル103は矢印マークだけでなく他種の
指示マークであってもよい。
【0037】本実施例において、原画像G0からスクロ
ール画像G0′を得る場合の動作を説明すると、オペレ
ータが表示範囲インジケータ100の近傍にカーソル1
03を入力する(図2ステップS1)と、マイクロコン
ピュータ7は、上記カーソル103の位置に対応する表
示メモリ9内のアドレスからスクロール量を求めて変更
された画像表示位置を計算し(同S2)、走査制御回路
8に対して表示位置の設定を行う。そして、この表示位
置に基づき、スクロール後の画像に表示変更する(同S
3)。
【0038】具体的なスクロール処理は、次の方法によ
る。すなわち、図10に示すような表示範囲のときにカ
ーソル103が図の位置に入力されたとすると、マイク
ロコンピュータ7は、前記カーソル103が例えば表示
可能範囲の上端部から何ピクセル目にあるかを計算す
る。いま、カーソル103が表示可能範囲の上端部から
44〔PIX〕目にあるとし、表示可能範囲が100
〔PIX〕であり、かつ、表示範囲が60〔PIX〕で
あって表示可能範囲の上端部から20〔PIX〕目から
始まっているとすると、表示範囲の上端部からカーソル
103までは24(=44−20)〔PIX〕あること
になる。
【0039】カーソル103に対応する表示範囲内の位
置を画面中央に表示させるとすると、表示範囲の中央部
がカーソル103に一致するようにスクロールさせれば
良いから、まず表示範囲の中央部を求め(60/2=3
0〔PIX〕)、これから現在のカーソル103の位置
(24〔PIX〕)を差し引けば良い。つまり、30−
24=6〔PIX〕が求めるスクロール量となり、表示
範囲を上方へ6〔PIX〕だけスクロールさせればよい
ことになる。表示可能範囲100〔PIX〕を25〔c
m〕とすると、スクロール量は6×25/100=1.
5〔cm〕となる。こうして計算したスクロール量を用
いて、表示範囲インジケータ100を更新し、スクロー
ル後の断層画像と共に表示装置6に表示すれば良い。
【0040】本実施例によれば、表示範囲インジケータ
100内の表示範囲に対してスクロール位置指定用カー
ソル103を入力するだけでスクロール処理を行うこと
ができ、従来のようにオペレータがスクロールキーを押
し続ける等の煩雑な操作が不要になる。これにより、操
作性の向上及び診断時間の短縮が可能になる。なお、実
施例では表示範囲インジケータ100及びカーソル10
3により上下方向のスクロールを行う場合につき説明し
たが、本発明は左右方向のスクロールにも適用すること
ができる。
【0041】更に、第5の発明の実施例による作用を、
図11を参照しつつ説明する。この発明は、フォーカス
位置の選択機能を有する超音波診断装置において、図に
示すように、表示範囲インジケータ100の近傍に現在
選択中のフォーカス位置を示すフォーカス位置指定用カ
ーソルF11,F12(図では黒抜きで示してある)を表示
するほか、現在未選択であっても選択可能な他のフォー
カス位置を示すフォーカス位置指定用カーソルF21,F
22(図では白抜きで示してある)を表示するようにした
ものである。
【0042】図示されていないが、表示範囲インジケー
タ100は前記同様に画像の右側または左側に表示され
るものであり、フォーカス位置指定用カーソルF11,F
12,F21,F22はインジケータ100の左側に表示して
も良い。また、フォーカス位置指定用カーソルは表示範
囲内のある位置を指示できるものであれば如何なる態様
のものであっても良い。更に、カーソルF11,F12とF
21,F22との識別は、輝度階調の差やカーソル形状の相
違、2色の色分け等、どのような手段であっても良い。
現在未選択であっても選択可能な他のフォーカス位置指
定用カーソルは、更に多数表示することも自由である。
【0043】フォーカス位置指定用カーソルF11
12,F21,F22の表示方法としては、表示可能範囲が
100〔PIX〕で25〔cm〕、表示範囲が60〔P
IX〕で15〔cm〕とすると、現在選択されているフ
ォーカス位置つまりカーソルF11,F12に対応する位置
が表示可能範囲の上端部から各々5〔cm〕,12.5
〔cm〕であり、選択可能なフォーカス位置つまりカー
ソルF21,F22に対応する位置が各々10〔cm〕,2
0〔cm〕である場合、これらのカーソルF11,F12
21,F22の位置に対応するピクセル数は比例計算によ
ってそれぞれ20,50,40,80〔PIX〕と求め
ることができる。
【0044】マイクロコンピュータ7は、これらを演算
により求め、表示メモリ9への書き込み開始アドレスを
指定することにより、フォーカス位置指定用カーソルF
11,F12,F21,F22をデータとして表示メモリ9の所
定のアドレスに書き込むことができ、この表示メモリ9
のデータを用いて表示範囲インジケータ100及びフォ
ーカス位置指定用カーソルF11,F12,F21,F22を表
示する。
【0045】フォーカス位置を変更するに当たっては、
フォーカス位置指定用カーソルF21,F22を選択する等
の変更入力(図2ステップS1)により、マイクロコン
ピュータ7が対応する画像表示位置を計算し(同S
2)、走査制御回路8にフォーカス状態を設定し直して
(例えばカーソルF11,F12,のフォーカス位置からカ
ーソルF21,F22のフォーカス位置への変更)、超音波
画像の表示を変更する(同S3)。同時に、表示範囲イ
ンジケータ100内の表示範囲や各カーソルF11
12,F21,F22の識別を変更(非選択状態から選択状
態への変更、またはその逆)して超音波画像と共に表示
する。
【0046】この実施例によれば、表示可能範囲内に存
在して選択可能なフォーカス位置がフォーカス位置指定
用カーソルにより表示されるため、表示不可能な範囲に
あるフォーカス位置を誤って選択するおそれがなく、無
駄な選択操作を行わずに短時間で所望のフォーカス位置
を選択することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、倍率
変更後の画像に表示範囲インジケータが付加され、現時
点での表示可能範囲と実際に画像として表示されている
表示範囲とが表示されるため、このインジケータを確認
することにより、画像の拡大または縮小状態を視覚によ
り容易に把握することができる。
【0048】第2または第3の発明によれば、上下また
は左右方向にスクロールした画像に表示範囲インジケー
タが付加され、インジケータ内の表示可能範囲が移動
(スクロール)可能範囲を示すため、現在の表示範囲と
の関係から、あとどのくらいスクロール可能かを視覚に
より容易に把握することができる。同時に、現在の表示
画像がどの程度スクロールされた結果であるかを認識す
ることが可能になる。
【0049】第4の発明によれば、表示範囲インジケー
タの近傍に入力されたスクロール位置指定用カーソル
の、表示範囲内における相対的な位置をマイクロコンピ
ュータが読み取ってスクロール量を自動的に演算し、ス
クロール処理を実行するため、従来のようにオペレータ
がスクロールキーを押し続けるような面倒な操作が不要
になり、使い勝手が向上すると共に診断効率が向上す
る。
【0050】第5の発明によれば、現在選択されていな
くても表示可能範囲内で選択可能なフォーカス位置がフ
ォーカス位置指定用カーソルにより表示されるため、表
示不可能な範囲内でフォーカス位置を選択してしまうよ
うな無駄な操作がなくなる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】各発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】各実施例における処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図3】第1の発明の実施例の作用を示す図である。
【図4】表示範囲インジケータの説明図である。
【図5】第2の発明の実施例の作用を示す図である。
【図6】表示範囲インジケータの説明図である。
【図7】第3の発明の実施例の作用を示す図である。
【図8】表示範囲インジケータの説明図である。
【図9】第4の発明の実施例の作用を示す図である。
【図10】表示範囲インジケータの説明図である。
【図11】第5の発明の実施例の作用を示す表示範囲イ
ンジケータの説明図である。
【図12】従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【図13】従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【図14】従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【図15】従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 プローブ 2 送受信回路 3 A/D変換器 4 イメージメモリ 5 D/A変換器 6 表示装置 7 マイクロコンピュータ 8 走査制御回路 9 表示メモリ 10 操作部 100,100A,100B 表示範囲インジケータ 101,102 部分 103 スクロール位置指定用カーソル F11,F12,F21,F22 フォーカス位置指定用カーソ
ル G0,G0′,G1,G2,G2′ 画像 S スケール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波画像の倍率変更機能を有する超音
    波診断装置において、 倍率変更後の超音波画像が表示可能範囲内で占める表示
    範囲を示す表示範囲インジケータを、超音波画像に付加
    して表示させることを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 超音波画像のスクロール機能を有する超
    音波診断装置において、 スクロール後の超音波画像が表示可能範囲内で占める表
    示範囲を示す表示範囲インジケータを、超音波画像に付
    加して表示させることを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の超音波診断装置におい
    て、 上下方向及び左右方向のスクロール機能を有し、かつ、
    各方向に対応する表示範囲インジケータを備えたことを
    特徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の超音波診断装置
    において、 表示範囲インジケータの表示範囲内の位置を指定するス
    クロール位置指定用カーソルの、前記表示範囲内におけ
    る相対的な位置に基づいてスクロール量を演算する手段
    を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 超音波画像のフォーカス位置の選択機能
    を有する超音波診断装置において、 表示範囲インジケータの表示範囲内で現在選択されてい
    るフォーカス位置及び表示可能範囲内で選択可能なフォ
    ーカス位置を指定する複数のフォーカス位置指定用カー
    ソルを入力、表示可能とし、これらのカーソルにより選
    択されたフォーカス位置を設定する手段を備えたことを
    特徴とする超音波診断装置。
JP4250624A 1992-08-25 1992-08-25 超音波診断装置 Withdrawn JPH0670929A (ja)

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