JPH0670790B2 - ネットワーク型データベースにおける資源サーチ方式 - Google Patents

ネットワーク型データベースにおける資源サーチ方式

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JPH0670790B2
JPH0670790B2 JP59173552A JP17355284A JPH0670790B2 JP H0670790 B2 JPH0670790 B2 JP H0670790B2 JP 59173552 A JP59173552 A JP 59173552A JP 17355284 A JP17355284 A JP 17355284A JP H0670790 B2 JPH0670790 B2 JP H0670790B2
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政昭 三谷
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、最新使用レコード・タイプを記憶して置き、
GET NEXT WITHIN‘セットタイプ’という命令を実行す
る場合に、記憶している最新使用レコード・タイプの情
報を用いて所望のレコードを高速にサーチできるように
したネットワーク型データベースにおける資源サーチ方
式に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
ネットワーク型データベースは、レコードと言われる資
源と、セットと言われる資源を持つ事が特徴である。レ
コードは、データベースへのデータの入出力の単位で、
その実体はデータベース上に存在する。特に、同一種類
のレコードに名前をつけたものを、レコードタイプと呼
ぶ。第1図の右の○がレコードである。左の□(A,B,C,
D,E)が、レコードタイプである。セットとは、其のレ
コードの間の関係を表し、第1図の右のレコード間の線
(実線及び点線)がセットである。同一種類のセットの
集まりに名前をつけたのが、セットタイプである。(第
1図の左の□間の線。)なお、点線は図を見易くしたの
みで、他の意味はない。
ネットワーク型データベースの検索は、データベースか
ら、レコードを取り出すことに依り行うが、取り出し方
法により、命令がいくつかある。ここでは、以下の2つ
の命令について説明する。(説明簡素化の為正確なシン
タックスを省く) (1)GET ANY‘レコードタイプ’ 本命令は、指定レコードタイプの名の持っているキーを
指定して、直接一つのレコード(指定レコードタイプの
レコード)を取り出す命令である。
例1 a2レコードの持つキーを指定 GET ANY‘A'を発行 a2レコードが検索される。このとき、検索レコードタイ
プの上下1レベルのセットタイプに対して、最新セット
及び最新セット内最新レコードが設定される。
S1:最新セットはa2−b3間のセット、 最新レコードはa2 S2:最新セットはa2−c1−c2間のセ ット、最新レコードはa2 (2)GET NEXT WITHIN‘セットタイプ’ 本命令は、指定セットタイプの最新セットの最新レコー
ドの次のレコードを検索する命令である。
例2 a1レコードをGET ANY‘A'に依り検索 a1レコードが検索される。このとき、上下1レベルのセ
ットタイプに対して、最新セット及び最新セット内最新
レコードが設定される。
S1:最新セットはa1−b1−b2間のセ ット、最新レコードはa1 S2:最新セットはa1のみのセット、最新 レコードはa1 GET NEXT WITHIN‘S1'を発行 b1レコードが検索される。このときもGET ANY同様、検
索レコードタイプの上下1レベルのセットタイプに対し
て、最新セット及び最新セット内最新レコードが設定さ
れる。
S1:最新セットはa1−b1−b2間のセ ット、最新レコードはb1 S3:最新セットはb1−d1のセット、最 新レコードはb1 例3 a1レコードをGET ANY‘A'に依り検索 例2のと同様。
GET NEXT WITHIN‘S1'を発行 例2のと同様。
GET NEXT WITHIN‘S1'を発行 b2レコードが検索され、上下1レベルのセットタイプに
対して、最新セット及び最新セット内最新レコードが設
定される。
S1:最新セットはa1−b1−b2間のセ ット、最新レコードはb2 S3:最新セットはb2−d2−d3間のセ ット、最新レコードはb2 例4 a2レコードをGET ANY‘A'に依り検索 a2レコードが検索される。このとき、上下1レベルのセ
ットタイプに対して、最新セット及び最新セット内最新
レコードが設定される。
S1:最新セットはa2−b3間のセット、 最新レコードはa2 S2:最新セットはa2−c1−c2間のセ ット、最新レコードはa2 c1レコードをGET ANY‘C'に依り検索 c1レコードが検索される。このとき、上下1レベルのセ
ットタイプに対して、最新セット及び最新セット内最新
レコードが設定される。
S2:最新セットはa2−c1−c2間のセ ット、最新レコードはc1 S4:最新セットはc1−e1間のセット、 最新レコードはc1 S5:最新セットはc1−d2−d4間のセ ット、最新レコードはc1 GET NEXT WITHIN‘S1'を発行 b3レコードが検索される。このときもGET ANY同様、上
下1レベルのセットタイプに対して、最新セット及び最
新セット内最新レコードが設定される。
S1:最新セットはa2−b3間のセット、 最新レコードはb3 S3:最新セットはb3−d4−d5間のセ ット、最新レコードはb3 例5 a2レコードをGET ANY‘A'に依り検索 例4と同様 c1レコードをGET ANY‘C'に依り検索 例4と同様 GET NEXT WITHIN‘S5'を発行 d2レコードが検索される。このとき、上下1レベルのセ
ットタイプに対して、最新セット及び最新セット内最新
レコードが設定される。
S3:最新セットはb2−d2−d3間のセ ット、最新レコードはd2 S5:最新セットはc1−d2−d4間のセ ット、最新レコードはd2 第2図はデータベース・システムの概要を示すものであ
る。第2図において、1は応用プログラム、2はデータ
ベース管理システム、3はデータベース、4はディレク
トリをそれぞれ示している。応用プログラム1がGET AN
Y‘A'というマクロ命令を発行すると、データベース管
理システム2は指定されたレコード、例えばa1をデータ
ベース3から取り出し、応用プログラム1に渡す。応用
プログラム1が続いてGET NEXT WITHIN‘S1'というマク
ロ命令を発行すると、データベース管理システム2はデ
ータベース3からレコードb1を取り出して応用プログラ
ム1に渡す。
第3図はGET NEXT WITHIN‘セットタイプ’という命令
の実行が依頼された時、従来のデータベース管理システ
ムで行われる処理の流れを示す図である。
命令で指定されるセットタイプが最新使用セットタイ
プが否かを調べる。Yesのときはの処理を行い、Noの
ときはの処理を行う。なお、最新使用セットタイプの
名前及び対応するセットタイプ資源テーブルへのポイン
タ等は、最新使用セットタイプ格納域に格納されてい
る。
命令で指定されたセットタイプが最新直前使用セット
タイプであるか否かを調べる。Yesのときはの処理を
行い、Noのときはの処理を行う。なお、最新直前使用
セットタイプの名前及び対応するセットタイプ資源テー
ブルへのポインタ等は、最新直前使用セットタイプ格納
域に格納されている。
全てのセットタイプ資源テーブルをサーチし、目的セ
ットタイプのテーブルを求める。
最新使用セットタイプ格納域のデータを作業域に
入れ、求めたセットタイプの名前及び対応するセットタ
イプ資源テーブルへのポインタ等を最新使用セットタイ
プ格納域に入れ、上記作業域のデータを最新直前使用セ
ットタイプ格納域に入れる。
と略ぼ同様な処理を行う。
レコード検索を行う。
検索レコードタイプの名前及び対応するレコードタイ
プ資源テーブルへのポインタ等を最新使用レコードタイ
プ格納域に入れる。
第4図はデータベース・システムの有しているテーブル
及びそれらの関係を示す図である。第4図において、5
はレコードタイプ資源テーブル、6はレコードセット関
係テーブル、7はセットタイプ資源テーブル、8は最新
使用セットタイプ格納域、9は最新直前使用セットタイ
プ格納域、10は最新使用レコードタイプ格納域、11は検
索系マクロ命令の列をそれぞれ示している。レコードタ
イプ資源テーブル5は、レコード名、最新レコードの格
納位置情報、レコードタイプ詳細情報テーブル(レコー
ドタイプの長さ、その他)、レコードセット関係テーブ
ル6へのポインタが入っているテーブルなどを有してい
る。セットタイプ資源テーブル7は、セットタイプ名、
最新セット内最新レコードの格納位置情報、セットタイ
プ詳細情報テーブル(そのセットのオーナレコード、メ
ンバレコードの情報、その他)を有している。レコード
セット関係テーブル6は、一つのレコードタイプに関係
する(上、下レベル)セットタイプのセットタイプ資源
テーブル7へのポインタ・リストを有している。レコー
ドタイプ資源テーブル5は、レコードタイプの数だけ存
在する。レコードセット関係テーブル6は、1個のレコ
ードタイプ資源テーブル5に対して1個設けられてい
る。レコードセット関係テーブル6は関連せるセットタ
イプ資源テーブル7をポイントしている。セットタイプ
資源テーブル7の上側のポインタは上位のレコードタイ
プの資源テーブル5を示し、下側のポインタは下位のレ
コードタイプの資源テーブル5をポイントしている。最
新使用セットタイプ格納域8には、最新使用セットタイ
プの名前及び対応するセットタイプ資源テーブル7への
ポインタが格納され、最新直前使用セットタイプ格納域
9には最新直前使用セットタイプの名前及び対応するセ
ットタイプ資源テーブルへのポインタが格納されてい
る。最新使用レコードタイプ格納域10には、最新使用レ
コードタイプの名前及び対応するレコードタイプ資源テ
ーブル5へのポインタが格納されている。
第4図に示すように、の命令、即ちGET ANY‘A'とい
う命令が実行されると、最新使用セットタイプ格納域8
にはセットタイプS1に関する情報が格納され、最新使用
レコードタイプ格納域10にはレコードタイプAに関する
情報が格納される。の命令、即ちGET NEXT WITHIN‘S
1'という命令が実行されると、最新使用セットタイプ格
納域8の内容は変化せず、最新使用レコードタイプ格納
域10にはレコードタイプBに関する情報が格納される。
の命令、即ちGET NEXT WITHIN‘S3'という命令が実行
されると、最新使用セットタイプ格納域8にはセットタ
イプS3に関する情報が格納され、最新直前使用セットタ
イプ格納域9にはセットタイプS1に関する情報が格納さ
れ、最新使用レコードタイプ格納域10にはレコードタイ
プDに関する情報が格納される。なお、レコードタイプ
資源テーブルやセットタイプ資源テーブルには、これら
の資源定義時の属性や他のテーブルへのポインタなどが
格納される。レコードタイプ資源テーブル、セットタイ
プ資源テーブル及びレコードセット関係テーブルは、レ
コードタイプ、セットタイプ定義時に作成され、不変で
ある。これらをディレクトリという。
上述のの命令を実行する場合、全てのセットタイプ資
源テーブルをサーチする必要がある。ところが、セット
タイプS3はレコードタイプBに関連せるセットタイプで
あるので、レコードタイプBの資源テーブル、関連せる
レコードセット関係テーブルを辿ってセットタイプS3の
セットタイプ資源テーブルを検索した方が、全てのセッ
トタイプ資源テーブルを最初から検索するよりも早い場
合がある。一般に、GET NEXT命令は最も最近にアクセス
したレコードのレコードタイプに直接関連したセットタ
イプ、即ち、上下1レベルのセットタイプを指定する場
合が最も多く、上述の例4のような検索は少ない。
〔発明の目的〕
本発明は、上記の考案に基づくものであって、GET NEXT
命令が最も最近にアクセスしたレコードのレコードタイ
プに直接関連したセットタイプを指定する場合が最も多
いという事例に基づいて、GET NEXT WITHIN‘セットタ
イプ’命令を実行する場合におけるセット資源の検索平
均コストを少なくすることを目的としている。
〔目的を達成するための手段〕
そしてそのため、本発明のネットワーク型データベース
における資源サーチ方式は、レコードタイプ資源テーブ
ル、セットタイプ資源テーブル、上記レコードタイプ資
源テーブルとセットタイプ資源テーブルとを関係付ける
レコードセット関係テーブル、最近に使用されたセット
タイプを記憶する最近使用セットタイプ記憶手段、最近
使用されたレコードタイプを記憶する最近使用レコード
タイプ記憶手段、データベース管理システム及びデータ
ベースを具備するネットワーク型データベース・システ
ムにおいて、上記データベース管理システムは、指定さ
れたセットタイプのセットに属する直前に検索されたレ
コードの次のレコードを検索すべきことを応用プログラ
ムから依頼された時、目標とするセットタイプが上記最
近使用セットタイプ記憶手段に存在しない場合には、全
てのセットタイプ資源テーブルをサーチするときのコス
トと上記最近使用レコードタイプ記憶手段に記憶されて
いるレコードタイプのレコードセット関係テーブルを使
って目的とするセットタイプのセットタイプ資源テーブ
ルを得るときのコストとを比較し、前者が後者以下の場
合には全てのセットタイプ資源テーブルをサーチして目
的とするセットタイプのテーブルを求め、前者が後者よ
り大の場合には上記最近使用レコードタイプ記憶手段に
記憶されているレコードタイプのレコードセット関係テ
ーブルを用いて目的とするセットタイプのテーブルを求
める処理を行うよう構成されていることを特徴とするも
のである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第5図はGET NEXT WITHIN‘セットタイプ’という命令
の実行が依頼されたとき本発明のデータベース管理シス
テムで行われる処理の流れを示す図である。
命令で指定されるセットタイプが最新使用セットタイ
プであるか否かをしらべる。Yesのときはの処理を行
い、Noのときはの処理を行う。
最新直前使用セットタイプであるか否かを調べる。Ye
sのときはの処理を行い、Noのときはの処理を
行う。
全てのセットタイプ資源テーブルをサーチして目的セ
ットタイプのテーブルを求める処理のコストと、最新ア
クセス・レコードタイプのレコードセット関係テーブル
を辿って目的セットタイプのテーブルを求める処理のコ
ストとを比較し、前者が後者以下の場合にはの処理を
行い、前者が後者より大である場合にはの処理を行
う。
最新使用セットタイプ格納域のデータを作業域に
入れ、最新直前使用セットタイプ格納域のデータを最新
使用セットタイプ格納域に入れ、上記作業域のデータを
最新直前使用セットタイプ格納域に入れる。次にの処
理を行う。
最新アクセスレコードタイプのレコードセット関係テ
ーブルをサーチする。
目的セットタイプが存在するか否かを調べる。Yesの
ときはの処理を行い、Noのときはの処理を行う。
全てのセットタイプ資源テーブルをサーチし、目的セ
ットタイプのテーブルを求める。
最新使用セットタイプ格納域のデータを作業域に
入れ、求めたセットタイプの名前と対応するセットタイ
プ資源デーブルのポインタを最新使用セットタイプ格納
域に入れ、上記作業域のデータを最新直前使用セットタ
イプ格納域に入れる。
レコードの検索を行う。
検索したレコードのレコードタイプの名前及びレコー
ドタイプ資源テーブルへのポインタ等を最新使用レコー
ドタイプ格納域に入れる。
上記のサーチ・コストは次のようにして求めることが
出来る。本発明においては、サーチ・コストとは、機械
命令数を意味している。
第4図を参照して、全てのセットタイプ資源テーブルを
サーチして目的セット・タイプのテーブルを求める処理
のコストについて説明する。第4図の例では、5個のセ
ットタイプ資源テーブルが存在する。
全てのセットタイプ資源テーブルをサーチして目的セッ
トタイプのテーブルを求める処理は、下記のようにな
る。最初に一番上(1番目)のセットタイプ資源テーブ
ルの中に目的セットタイプのテーブルがあるか否かを調
べ、ない場合には2番目のセットタイプ資源テーブルの
中に目的セットタイプのテーブルがあるか否かを調べ、
ない場合には3番目のセットタイプ資源テーブルの中に
目的セットタイプのテーブルがあるか否かを調べ、ない
場合には4番目のセットタイプ資源テーブルの中に目的
セットタイプのテーブルがあるか否かを調べ、ない場合
には5番目のセットタイプ資源テーブルの中に目的セッ
トタイプのテーブルがあるか否かを調べる。5番目のセ
ットタイプ資源テーブルまで探したときの機械命令数を
N1とする。
実際には、1番目のセットタイプ資源テーブルの中に目
的セットタイプがある場合もあり、5番目のセットタイ
プ資源テーブルの中に目的セットタイプがある場合もあ
るので、平均を取ってN1/2を、全てのセットタイプ資源
テーブルをサーチして目的セットタイプのテーブルを求
める処理のコストと見做す。
第4図を参照して、最新アクセス・レコードタイプのレ
コードセット関係テーブルを辿って目的セットタイプの
テーブルを求める処理のコストについて説明する。最新
アクセス・レコードタイプがDであると仮定する。Dの
レコードタイプ資源テーブルに関係するレコードセット
関係テーブルは2個存在し、Dのレコードタイプ資源テ
ーブルは上側レコードセット関係テーブルをポイントし
ている。
最新アクセス・レコードタイプのレコードセット関係テ
ーブルを辿って目的セットタイプのテーブルを求める処
理を説明する。Dのレコードタイプ資源テーブルに関連
するレコードセット関係テーブルの内の上側のレコード
セット関係テーブルを求め、求めた上側のレコードセッ
ト関係テーブルのポインタを用いて関連するセットタイ
プ資源テーブル(S3のセットタイプ資源テーブル)を求
め、求めたS3のセットタイプ資源テーブルの中に目的セ
ットタイプのテーブルがあるか否かを調べ、ない場合に
は、Dのレコードタイプ資源テーブルに関連するレコー
ドセット関係テーブルの内の下側のレコードセット関係
テーブルを求め、求めた下側のレーコードセット関係テ
ーブルのポインタを用いて関連するセットタイプ資源テ
ーブル(S5のセットタイプ資源テーブル)を求め、求め
たS5のセットタイプ資源テーブルの中に目的セットタイ
プのテーブルがあるか否かを調べる。S5のセットタイプ
資源テーブルまで探した時の機械命令数をMDとする。実
際には、S3のセットタイプ資源テーブルの中に目的セッ
トタイプのテーブルがある場合もあり、S5のセットタイ
プ資源テーブルの中の目的セットタイプのテーブルがあ
る場合もあるので、平均を取ってMD/2を、最新アクセス
・レコードタイプのレコードセット関係テーブルを辿っ
て目的セットタイプのテーブルを求める処理のコストと
見做す。
上述の説明は、最新アクセス・レコードタイプをDにし
た場合の最新アクセス・レコードタイプのレコードセッ
ト関係テーブルを辿って目的セットタイプのテーブルを
求める処理のコストに関するものであるが、最新アクセ
ス・レコードタイプをA,B,C,Eにした場合にも、同様な
手法でもって、最新アクセス・レコードタイプのレコー
ドセット関係テーブルを辿って目的セットタイプのテー
ブルを求める処理のコストを得ることが出来る。
全てのセットタイプ資源テーブルをサーチして目的セッ
トタイプのテーブルを求める処理(前者と言う)と、最
新アクセス・レコードタイプのレコードセット関係テー
ブルを辿って目的セットタイプのテーブルを求める処理
(後者と言う)とを比較する。調査対象のセットタイプ
資源テーブルの数については、前者の方が後者よりも大
きい。調査対象のセットタイプ資源テーブルに到達する
ためのコストについては、後者の方が前者よりも大き
い。なお、一つの調査対象のセットタイプの資源テーブ
ルの中に目的セットタイプがあるか否かを調べるコスト
については、前者も後者も同じである。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、GET
NEXT WITHIN‘セットタイプ’という命令を実行する場
合におけるセット資源の検索平均コストを少なくするこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はレコード、セット、レコードタイプ及びセット
タイプを説明するための図、第2図はデータベース・シ
ステムの概要を示す図、第3図はGET NEXT WITHIN‘セ
ットタイプ’という命令の実行が依頼されたときに従来
のデータベース管理システムで行われる処理の流を示す
図、第4図はデータベースの有しているテーブル及びそ
れらの関係を示す図、第5図はGET NEXT WITHIN‘セッ
トタイプ’という命令が実行されたときに本発明のデー
タベース管理システムで行われる処理の流れを示す図で
ある。 1……応用プログラム、2……データベース管理システ
ム、3……データベース、4……スキーマ、5……レコ
ードタイプ資源テーブル、6……レコードセット関係テ
ーブル、7……セットタイプ資源テーブル、8……最新
使用セットタイプ格納域、9……最新直前使用セットタ
イプ格納域、10……最新使用レコードタイプ格納域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レコードタイプ資源テーブル、セットタイ
    プ資源テーブル、上記レコードタイプ資源デーブルとセ
    ットタイプ資源テーブルとを関係付けるレコードセット
    関係テーブル、最近に使用されたセットタイプを記憶す
    る最近使用セットタイプ記憶手段、最近使用されたレコ
    ードタイプを記憶する最近使用レコードタイプ記憶手
    段、データベース管理システム及びデータベースを具備
    するネットワーク型データベース・システムにおいて、
    上記データベース管理システムは、指定されたセットタ
    イプのセットに属する直前に検索されたレコードの次の
    レコードを検索すべきことを応用プログラムから依頼さ
    れた時、目標とするセットタイプが上記最近使用セット
    タイプ記憶手段に存在しない場合には、全てのセットタ
    イプ資源テーブルをサーチするときのコストと上記最近
    使用レコードタイプ記憶手段に記憶されているレコード
    タイプのレコードセット関係テーブルを使って目的とす
    るセットタイプのセットタイプ資源テーブルを得るとき
    のコストとを比較し、前者が後者以下の場合には全ての
    セットタイプ資源テーブルをサーチして目的とするセッ
    トタイプのテーブルを求め、前者が後者より大の場合に
    は上記最近使用レコードタイプ記憶手段に記憶されてい
    るレコードタイプのレコードセット関係テーブルを用い
    て目的とするセットタイプのテーブルを求める処理を行
    うよう構成されていることを特徴とするネットワーク型
    データベースにおける資源サーチ方式。
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