JPH0670778U - スカッシュ競技用コートの壁面パネル取付構造 - Google Patents

スカッシュ競技用コートの壁面パネル取付構造

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JPH0670778U
JPH0670778U JP1884593U JP1884593U JPH0670778U JP H0670778 U JPH0670778 U JP H0670778U JP 1884593 U JP1884593 U JP 1884593U JP 1884593 U JP1884593 U JP 1884593U JP H0670778 U JPH0670778 U JP H0670778U
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隆 江田
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株式会社エダキン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁面パネルを簡易にして、かつその各接合表
面ラインが平行で、表面が完全なる平坦面を呈する状態
での取り付けを可能とする。 【構成】 取付接合される各壁面パネル9の周端面に縦
方向切欠溝部と横方向切欠溝部及び上部裏面側横方向に
水平溝部が形成され、縦方向切欠溝部には、左右対称形
の2つの縦桟21、22のパネル取着片部37、38が
挿入されると共に、横方向切欠溝部には横桟46のパネ
ル取着片部49が、水平溝部にはパネル吊片部52がそ
れぞれ挿入されて取着され、かつ各縦桟21、22と各
横桟46の当接端面とにおいてネジ着連結固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラケットスポーツであるスカッシュ競技用のコートを形成する壁面 パネル、特に樹脂パネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スカッシュとは、四方を壁に囲まれた長方形のコートで、2人のプレイヤーが 交互に天井を除く五面の壁(床を含む)に向けてラケットでボールを打ち合うゲ ームで、床に二バンドさせずに、ノーバンドか一バンドで打ちながら得点を競う 体力と頭脳にチャレンジするスポーツで、テニス、卓球、バトミントンに次ぐ第 四のラケットスポーツとしてブームを呼んでいる。ところで、該スカッシュ競技 用のコートを構成する各面壁パネルユニットの表面は、ビス等の固着具が露呈し ていない、しかも各パネルの接合面ラインが平行な全くの平坦面であることが重 要な条件である。ところが、従来においては、スカッシュパネルの取付け接合は 、特に図示しないが、パネルに溝加工を施し、H形鋼の接合部材により接合し ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
この従来における接合方法では、溝とH形鋼接合部材との間に遊びが生じるた めに、パネルの表面ラインが平行になりにくく、パネルユニットの表面が全くの 平坦面であるスカッシュ競技用コートが得られないという問題点があった。本考 案は、このような従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは 、相隣れる2枚のパネル、特にアクリル樹脂等の樹脂パネルが僅少の間隙を有 し、かつ接合表面ラインが平行で表面が完全なる平坦面を呈する各面壁パネルユ ニットのスカッシュ競技用コートを提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
この目的のため、本考案は、正面壁パネルユニットと背面壁パネルユニツト及 び左右側面壁パネルユニットで連結されて四周が囲繞構成されるスカッシュ競技 用コートの前記壁パネルユニットを形成する壁面パネルの取付構造であって、各 壁面パネルの周端面に切欠溝部が設けられると共に、上部の裏面側には、横方向 いっぱいに水平溝部が設けられて、その相隣れる左右2枚の壁面パネルの縦方向 切欠溝部に、左右対称形の2つの縦桟におけるL形のパネル取着片部が外側より 略T字状に挿入されて2つの縦桟は連結され、また、壁面パネルの横方向切欠溝 部と水平溝部には各横桟における略T字状のパネル取着片部とパネル吊片部が外 側より挿入されると共に、該各横桟が前記2つの縦桟に各々連結固着されて各壁 面パネルが取り付け接合せられる構成を特徴とするものである。
【0005】
【実施例】
実施例について図面を参照し説明する。先ず、スカッシュ競技用コートの概略 を説明すると、該コートは図12から図15に示されているように、正面壁パネ ルユニット1と対向して設けられた左右側面壁パネルユニット2、3および背面 壁パネルユニット4でこれらが連結されて四周が囲繞されて所定広さの方形状に 構成され、しかも背面壁パネルユニット4の高さ正面壁パネルユニット1よりも 低く、また左右側面壁パネル2、3の上端縁は背面壁パネルユニット4に向かっ て下降状に傾斜している。
【0006】 各面壁パネルユニット1、2、3、4は、上下の横保持枠5、6と左右の縦保 持枠7、8内において、所要枚数の壁面パネル(アクリル樹脂パネル)9が縦桟 と横桟とにより取り付け接合されて構成されている。更に説明すると、各壁面パ ネル9は図2から図6に示されているように、その方形状に形成された上下およ び左右の四つの端面10、11、12、13に切欠溝部14、15、16、17 が切欠形成されると共に、上部の裏面側18には横方向いっぱいにして、かつ板 厚方向に水平溝部19が形成されている。なお、切欠溝部14、15、16、1 7は、その裏面側18が表面側20よりも若干浅く形成されている。
【0007】 各壁パネル9を相互に取り付け接合する縦桟21、22は対称形であって、ア ルミニウム等の軽金属材により一体成形された長尺の型材を切断することによっ て得られるもので、その断面形状は図10に示されている如くである。即ち、縦 桟21、22は中間中空部25、26と一対の中空部27、28、29、30を 有する矩形状の中空主体部23、24と、一対の中空部27、28の一方内側面 に設けられたタッピングホール31、32と、中空主体部23、24におけるタ ッピングホール31、32が設けられていない中空部他方外側端部に突設された 肉厚状の突片部33、34、35、36と、一方の突片部34、36に連設され 、かつその先端部には略円弧状膨出縁部39、40形成されたL形のパネル取 着片部37、38とを有しており、また縦桟21、22のうちいずれか一方の縦 桟(本実施例では縦桟22)における他方縦桟21との対向側にして、中空主体 部24の両突片部35、36間で、かつボルト、ナットによる両縦桟の固定部位 の複数個所には、後述する壁パネル9の接合時においてパネル9の表面ラインが 平行になるようにするため、横断面矩形板状(板厚Dは両縦桟の接合時に形成さ れる空間部幅dと略等長)にして所定の長さを有し、かつボルト挿通孔42を有 するフラットバー41が略図的に鎖線であらわされたネジ43により取り付けら れる。
【0008】 そして、縦桟21、22はその略円弧状膨出縁部39、40をガイドとしてL 形片部37、38が相隣れる2枚の壁面パネル9、9の縦方向切欠溝部17、1 6に外側より略T字状に挿入されて縦桟21、22はフラットバー41を介し、 かつ突片部33、35、34、36及びパネル取着片部37、38が当接するこ とによって一体的なる左右対称形に取着されると共に、複数個所において両中間 中空部25、26におけるボルト孔とフラットバー41のボルト孔42との適合 孔に挿着のボルト44とナット45の締着により連結固着される。
【0009】 横桟46は、アルミニウム等の軽金属材により一体成形された長尺の型材を切 断することによって得られるもので、その断面形状は図11に示されている如く である。即ち、横桟46は、その横幅を縦桟21、22における中空主体部23 、24の横幅と略等長の四角形中空主体部47と、該主体部47の相対向せる 内壁部両端に縦桟21、22にネジ着するための四つのタッピングホール48を 有すると共に、主体部47の一側面上部には、倒T字形にして、かつその垂直片 部50の上下端内側に略円弧状膨出縁部51が形成されたパネル取着片部49を 有し、更に該パネル取着片部49の下方にして、かつ主体部47の下面部をやや 前方に水平に突出させて形成のやや肉厚状のパネル吊片部52を有している。そ して、該横桟46は、その略円弧状膨出縁部51をガイドとして略T字状のパネ ル取着片部49がパネル9の横方向切欠溝部14、15に、またパネル吊片部5 2がパネル9の横方向水平溝部19にそれぞれ嵌め込まれることにより取着され ると共に、その縦桟21、22との当接部においては、図10に略図的に鎖線で あらわされたネジ53によって縦横両桟は連結固着される。
【0010】
【考案の効果】
しかして、本考案によれば、壁面パネルの縦方向切欠溝部と横方向切欠溝に縦 桟と横桟が嵌め込まれて両桟はネジ着連結されるものであるから、壁面パネルの 取り付け接合が容易であり、しかもパネル表面にはネジ等の固着具は全く露呈せ ず、その上、壁面パネルの縦方向は縦方向切欠溝部と縦桟におけるパネル取着片 部の略円弧状膨出縁部との係合により、また、横方向は横方向切欠溝部と横桟に おけるパネル取着片部の略円弧状膨出縁部との係合及び水平溝部とパネル吊片部 との係合によりパネル接合表面ラインが完全に平行となって全く平坦な目的とす るスカッシュ競技用コートが得られる。
【0011】 また、縦桟と横桟はアルミニウム製の中空体であるから軽量であって、その取 扱いが容易であり、また、2つの縦桟はその複数個所の連結部位においてフラッ トバーを介してボルト、ナットの締着により一体的に連結固着されるものである から、各壁面パネルは強固にして、かつ確実に取り付け接合される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した壁パネルユニットの一部省略
の表面図である。
【図2】壁面パネルの表面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2の側面図である。
【図5】図3の一部省略の拡大断面図である。
【図6】図4の一部省略の拡大断面図である。
【図7】一部省略の壁パネルユニットの裏面図である。
【図8】図7のA−A線に沿った拡大断面図である。
【図9】図7のB−B線に沿った拡大断面図である。
【図10】壁面パネルと縦桟との取り付け接合状態を示
す拡大横断面図である。
【図11】壁面パネルと横桟との取り付け接合状態を示
す一部省略の拡大縦断面図である。
【図12】スカッシュコートの概略平面図である。
【図13】正面壁パネルユニットの概略表面図である。
【図14】一部を切欠した側面壁パネルユニットの概略
表面図である。
【図15】背面壁パネルユニットの概略表面図である。
【符号の説明】
1 正面壁パネルユニット 2、3 側面壁パネルユニット 4 背面壁パネルユニット 9 壁面パネル 10 パネル上端面 11 パネル下端面 12、13 パネル側端面 14、15、16、17 切欠溝部 18 パネル裏面 19 水平溝部 21、22 縦桟 37、38 パネル取着片部 39、40 略円弧状膨出縁部 41 フラットバー 44 ボルト 45 ナット 46 横桟 49 パネル取着片部 51 略円弧状膨出縁部 52 パネル吊片部 53 ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面壁パネルユニットと背面壁パネルユ
    ニット及び左右側面壁パネルユニットで連結されて四周
    が囲繞構成されるスカッシュ競技用コートの前記壁パネ
    ルユニットを形成する壁面パネルの取付構造であって、 各壁面パネルの周端面に切欠溝部が設けられると共に、
    上部の裏面側には、横方向いっぱいに水平溝部が設けら
    れてその相隣れる左右2枚の壁面パネルの縦方向切欠溝
    部に、左右対称形の2つの縦桟におけるL形のパネル取
    着片部が外側より略T字状に挿入されて2つの縦桟は連
    結され、また、壁面パネルの横方向切欠溝部と水平溝部
    には各横桟における略T字状のパネル取着片部とパネル
    吊片部が外側より挿入されると共に、該各横桟が前記2
    つの縦桟に各々連結固着されて各壁面パネルが取り付け
    接合せられる構成を特徴とするスカッシュ競技用コート
    の壁面パネル取付構造。
JP1884593U 1993-03-22 1993-03-22 スカッシュ競技用コートの壁面パネル取付構造 Expired - Lifetime JPH0710789Y2 (ja)

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JPH0710789Y2 JPH0710789Y2 (ja) 1995-03-15

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08177252A (ja) * 1994-03-07 1996-07-09 Unitec:Kk ミニスカッシュコート

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JPH08177252A (ja) * 1994-03-07 1996-07-09 Unitec:Kk ミニスカッシュコート

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