JPH0670697U

JPH0670697U - タオル

Info

Publication number: JPH0670697U
Application number: JP40444890U
Authority: JP
Inventors: 成培田
Original assignee: 成培田
Priority date: 1990-12-21
Filing date: 1990-12-21
Publication date: 1994-10-04

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】タオル地を少なくとも２つの分割部分に分
け、分割部分の位置を入れ替えるか、一部の分割部分を
他の分割部分に交換することにより、タオルに施した記
号、数字、図柄、色彩などの組み合わせを変更し、タオ
ルの外観を容易に変更可能とする。【構成】タオル地を少なくとも２つの分割部分２、３
に分け、各分割部分２、３の両側縁に沿ってスナップ、
ボタン、マジックテープなどの連結部材４、５を設け、
各分割部分２、３に互いに異なる記号、数字、図柄、色
彩などを施し、連結部材４、５によって、各分割部分
２、３を分離可能に連結したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、スポーツタオル、バスタオルなどのタオルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術の構成と問題点】

たとえば、水泳、テニスなどのスポーツにおいて、身体を拭くためのタオルに記号、数字、図柄、色彩などを施した、ファッション性の高いタオルが使用されている。これらのタオルは外観の美しさによって、見た目の心地良さを演出している。また、これらのタオルにタオルの所有者の氏名の頭文字をあらわすイニシャルを施すことがあった。

【０００３】ところで、従来のタオルは、長く使用すると外観に見飽きがするという問題があった。そして、別のタオルを使用すると、タオルを購入する費用がかかり、使用者に経済的な負担がかかった。また、タオルにイニシャルを施す場合、アルファベットの２文字の組み合わせは数百通りあり、その数だけタオルを作らなければならず、製造者にとって大きな負担になるという問題があった。

【０００４】

【考案の目的】

そこで、本考案は、１つのタオルの外観を容易に異なる外観に変更できるようにすることと、タオルに施した記号、数字などの組み合わせを容易に変更できるようにすることを目的としてなされたものである。

【０００５】

【考案の構成】

この考案は、タオル地を少なくとも２つの分割部分に分割し、各分割部分の両側縁に沿ってスナップ、ボタン、マジックテープなどの連結部材を設け、各分割部分に互いに異なる記号、数字、図柄、色彩などを施し、連結部材によって、各分割部分を分離可能に連結したことを特徴とするものである。

【０００６】

【実施例】

以下、この考案の実施例について説明する。図１は、本考案に係るタオルの第１の実施例を示す。図１（Ａ）において、このタオルは細長い長方形のタオル地１からなり、中央位置において、タオル地１が２つの分割部分２、３に分割され、各分割部分２、３の左側縁に沿って、４個の凹型のスナップ４が等間隔を置いて上向きに配置され、各分割部分２、３の右側縁に沿って４個の凸型のスナップ５がスナップ４の間隔に対応する間隔で下向きに配置されており、スナップ４、５によって各分割部分２、３が連結されている。分割部分２の中央位置にはアルファベットのＡが、分割部分３の中央位置にはアルファベットのＢがそれぞれ染め抜かれている。

【０００７】このタオルの各分割部分２、３を手で引っ張り、各スナップ４、５を外すと、図１（Ｂ）に示すように、分割部分２、３が分離する。そして、図１（Ｃ）に示すように、分割部分３の右側縁に設けた各凸型のスナップ５を分割部分２の左側縁に設けた対応する位置の各凹型のスナップ４に連結すると、分割部分２と３の位置が入れ替わり、アルファベットのＡとＢの位置も入れ替わる。

【０００８】したがって、このタオルは２通りに使用することができる。このタオルを使用する人の氏名のイニシャルがＡ・Ｂである場合は図１（Ａ）のまま使用し、氏名のイニシャルがＢ・Ａである場合は、図１（Ｃ）に示すように分割部分２、３を入れ替えて使用するとよい。

【０００９】また、各分割部分２、３をそれぞれアルファベット２６種類分用意し、計５２枚作るだけで、どのような組み合わせにも対応することができ、従来のようにタオルを数百種類も作る必要がない。これは、アルファベットに限らず、数字、他の記号を組み合わせる場合でも同様であり、従来のように多数のタオルを作る必要がない。

【００１０】また、図柄を染め抜いたタオルの場合、長く使用していると見飽きることがある。この場合、分割部分の位置を互いに入れ替えることによりタオルの外観を容易に変更することができる。図２は、本考案に係るタオルの第２の実施例を示し、船舶等に使用される信号旗の意匠を施したタオルである。タオル６は３つの分割部分７〜９からなり、各分割部分７〜９にそれぞれ異なった旗の図柄が染め抜かれている。分割部分７〜９の位置を入れ替えることにより、旗の順序を自由に変更することができるので、容易に外観を変更することができる。また、分割部分の一部、たとえば９のみを別の分割部分に交換することによっても外観を変更することができる。

【００１１】さらに、各分割部分が異なる色彩を有するカラータオルの場合を図３〜５に示す。図３は、本考案に係るタオルの第３の実施例であり、分割部分１０〜１２が左側縁に沿って等間隔を置いて下向きに配置した４個の凸型のスナップ５と、右側縁に沿ってスナップ５の間隔に対応する間隔で上向きに配置した４個の凹型のスナップ４を有する場合を示す。分割部分１０〜１２の表面は、１０が赤、１１が青、１２が黄の色彩を有し、裏面も同じ色彩である。したがって、各分割部分の位置を入れ替えることにより、３種類のタオルを作ることができる。また、分割部分１０〜１２の裏面の色彩を、１０を橙、１１を紫、１２を緑に変えることにより、合計６種類の組合せが可能になる。図４は、本考案に係るタオルの第４の実施例であり、中央の分割部分１３が、両側縁に沿って上向きに配置した凹型のスナップ４を有し、分割部分１４が、右側縁に沿って下向きに配置した凸型のスナップ５と、左側縁に沿って上向きに配置した凸型のスナップ５を有し、分割部分１５が、左側縁に沿って下向きに配置した凸型のスナップ５と、右側縁に沿って上向きに配置した凸型のスナップ５を有する場合を示す。分割部分１３は常に中央の位置になる。分割部分１３〜１５の表面は、１３が赤、１４が青、１５が黄の色彩を有し、裏面は、１３が橙、１４が紫、１５が緑の色彩を有する。この場合、合計８種類の組合せが可能になる。図５は、本考案に係るタオルの第５の実施例であり、分割部分１６〜１８が、左側縁に沿って下向きに配置した凸型のスナップ５と、その右横に下向きに配置した凹型のスナップ４を有し、右側縁に沿って上向きに配置した凸型のスナップ５と、その左横に上向きに配置した凹型のスナップ４を有する場合を示す。各分割部分１６〜１８の表面は、１６が赤、１７が青、１８が黄の色彩を有し、裏面は、１６が橙、１７が紫、１８が緑の色彩を有する。このタオルでは、合計２４種類の組合せが可能になる。したがって、タオルの外観に見飽きた場合でも、タオルの分割部分の組合せを変更するだけで容易にタオルの外観を変更することができる。タオルの全部あるいは一部をそのまま使用することができるので、タオルが無駄にならず、使用者の経済的な負担が軽減される。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案によれば、水泳、テニスなどのスポーツに使用するスポーツタオルやバスタオルなどのタオルにおいて、タオルの分割部分の位置を互いに入れ替えるか、分割部分の一部を他の分割部分に入れ替えることにより、タオルの外観を容易に変更することができる。したがって、タオルの外観に見飽きた場合において、タオルの全てを取り替える必要がなく、使用者の経済的な負担を軽減することができる。また、タオルに記号や数字などを組み合わせたものを表示する場合、分割部分を入れ替えることによって、多数の組み合わせに対応することができるので、多数のタオルを作る必要がなく、製造者の負担を軽減することができる。したがって、所期の目的を達成することができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るタオルの第１の実施例を示し、タ
オルがアルファベットを有する場合を示す図である。

【図２】本考案に係るタオルの第２の実施例を示し、タ
オルが信号旗の意匠を有する場合を示す図である。

【図３】本考案に係るタオルの第３の実施例を示し、タ
オルが色彩を有する場合を示す図である。

【図４】本考案に係るタオルの第４の実施例を示し、タ
オルが色彩を有する場合を示す図である。

【図５】本考案に係るタオルの第５の実施例を示し、タ
オルが色彩を有する場合を示す図である。

【符号の説明】

１タオル地２、３分割部分４凹型のスナップ５凸型のスナップ６タオル７〜９分割部分１０〜１８分割部分

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【手続補正書】

【提出日】平成３年５月７日

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】タオル地を少なくとも２つの分割部分に
分割し、前記各分割部分の両側縁に沿ってスナップ、ボ
タン、マジックテープなどの連結部材を設け、前記各分
割部分に互いに異なる記号、数字、図柄、色彩などを施
し、前記連結部材によって、前記各分割部分を分離可能
に連結したことを特徴とするタオル。