JPH0670474B2 - 外周金属嵌合型オイルシール - Google Patents

外周金属嵌合型オイルシール

Info

Publication number
JPH0670474B2
JPH0670474B2 JP62149933A JP14993387A JPH0670474B2 JP H0670474 B2 JPH0670474 B2 JP H0670474B2 JP 62149933 A JP62149933 A JP 62149933A JP 14993387 A JP14993387 A JP 14993387A JP H0670474 B2 JPH0670474 B2 JP H0670474B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
housing
oil seal
outer peripheral
crimp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62149933A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63312570A (ja
Inventor
栄一 杉野
栄五郎 塚越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Arai Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arai Seisakusho Co Ltd filed Critical Arai Seisakusho Co Ltd
Priority to JP62149933A priority Critical patent/JPH0670474B2/ja
Publication of JPS63312570A publication Critical patent/JPS63312570A/ja
Publication of JPH0670474B2 publication Critical patent/JPH0670474B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、補強環の外周部の外面をハウジングに嵌合
する外周金属嵌合タイプのオイルシール、特にその組付
性を向上するための改良に関するものである。
「従来の技術、発明が解決せんとする問題点」 一般に、金属補強環の外周部の外面をハウジングに嵌合
するタイプのオイルシールにおいては、第2図に示すよ
うに外周部は所要の嵌合代を保持した均等な外径寸法に
形成され、その外周面にシーラントが塗布されている。
そのため、従来のこの種のオイルシールをハウジングに
組付ける場合、その嵌合が容易でなく、自動車メーカー
においては強力な加圧力でオイルシールの全周を均等に
加圧する専用の押込み治具を用いているが、それ以外の
自動車整備修理工場などにおいてはこのような専用治具
がないため、エンジンの分解整備の度にハウジングにハ
ンマーを用いて叩き込む方法を採っている。
しかしながら、ハンマーを用いて叩き込む方法において
は、ハウジングに対して食付きが悪いために一部を叩く
と他部が持ち上がってしまい、嵌合に極めて困難を来た
しており、また無理に叩き込んでオイルシールを変形さ
せてしまうなどの問題があった。
ところで、上記従来の外周金属嵌合タイプのオイルシー
ルにおいては、一般に上下に積み重ねた状態で下方のも
のから順次横方向に円滑にスライド移動させて組付けで
きるように、外周部の上端部に円弧状部が形成されてお
り、この円弧状部はその極く一部の先端がハウジング内
径よりも小さい外径になっていることから、この先端の
極く僅かな部分をハウジングの開口縁に係合することが
できるが、ハンマーによる組付けをする場合、このハウ
ジングに対する接触角が大きい先端がハウジングに僅か
に係合しているだけでは、嵌合を容易にすることに全く
役立たない。
そのため、出願人らは最近、第3図に示すように補強環
の外周部の先端部を先端側に向って徐々にハウジング内
径よりも小さくなるようにテーパーを付けたオイルシー
ルも開発し、これによってハンマーによる打ち込みも可
能となったが、テーパーに対してハウジングの穴の端縁
が線接触するものであるため、テーパー部をハウジング
に嵌合してもオイルシールを安定して保持することがで
きず、しかも打ち込み作業を行う作業員によっては打撃
力や打ち込み方が様々で、打ち込み後のオイルシールの
変形量に個人差があり、必ずしも完璧な打ち込みを期待
できないという問題があった。
「問題点を解決するための手段」 この発明は前記従来の課題に対処するために、補強環の
外周部の基端側に所要の嵌合代をもってハウジングに圧
着嵌合する圧着嵌合部を設け、また外周部の先端側にハ
ウジング内径よりも僅かに小さい外径寸法に形成した挿
嵌部を設けることによって、ハウジングにハンマーを用
いて叩き込む嵌合方法によっても、円滑かつ確実に嵌合
させることを可能とした外周金属嵌合タイプのオイルシ
ールを提案するものである。
「実施例」 以下この発明を図面に示す実施例について説明すると、
補強環1は金属板により断面ほぼL型等の環状に成形さ
れ、ほぼ水平のフランジ部2の斜め上向きに屈曲された
内周縁部には、ふっ素ゴムなどの耐熱性ゴム等からなる
シールリップ3が形成され、またフランジ部2から立上
げられた外周部4が設けられている。
外周部4には、その基端側に所要の嵌合代をもってハウ
ジングHに圧着嵌合する圧着嵌合部4aが設けられ、また
先端側にはハウジングHの内径よりも僅かに小さい外径
寸法に形成された挿嵌部4bが設けられている。
なお、圧着嵌合部4aと挿嵌部4b間の微小な段差部4cに
は、圧着嵌合部4aから挿嵌部4bにかけて徐々に外径寸法
が小さくなるテーパー或いはアールを付けることが望ま
しく、また挿嵌部4bの先端部には、必要に応じて内側に
円弧状、円錐状又は鉤形状に屈曲された屈曲部4dを形成
する。
挿嵌部4bは、ハウジングH内に手又は押込み治具等を用
いて容易に押込むことができて、しかも押込み後ガタつ
いたり容易に脱落しない程度の外径寸法に設定すると共
に、押込み後オイルシール全体を安定的にハウジングH
に保持できる程度の嵌合巾を有するように設定する。
圧着嵌合部4aの外周面にはシーラントを塗布し、このシ
ーラントとしては望ましくは接着性及び圧縮流動性が良
く、剪断力の小さいシーラント、例えばアクリルゴムな
どのゴムラテックスに低分子四ふっ化エチレン樹脂の微
粉末を配合したものなどを用いる。
なお、挿嵌部4bには通常シーラントを塗布しないが、必
要に応じて塗布してもよい。
また、挿嵌部4bは、図示の実施例においては曲げ加工し
易いようにこの部分の内周面を切削加工するか、或いは
補強環1の絞り成形と同時にプレス成形する等により、
板厚を素材板厚の1/2〜2/3程度に薄肉に加工され
ているが、素材板厚のまま成形加工することも可能であ
るため、特にこの部分を圧着嵌合部4aよりも薄肉にする
必要はない。
「発明の作用」 以上のように構成されたオイルシールをハウジングHに
嵌合する際には、先ず補強環1の外周部4の先端の挿嵌
部4bを手又は押込み治具等によりハウジングHに嵌合す
る。
このとき、挿嵌部4bがハウジングHの内径よりも僅かに
小さい外径寸法に形成されているため、この部分を容易
にハウジングHに押込んでオイルシールを安定的に位置
決め保持させることができる。
そして、この状態で押込み治具等を用いて圧入するか、
或いはハンマーで叩いて圧入すると、補強環外周部4は
ハウジングHの内周面に対して挿嵌部4bから傾斜した段
差部によって圧着嵌合部4aにスムースに移行案内され、
圧着嵌合部4aにおいて所要の嵌合代をもって円滑かつ確
実に嵌合固定される。
「発明の効果」 以上の通りこの発明によれば、補強環の外周部をハウジ
ングに嵌合してシールする外周金属嵌合型オイルシール
において、補強環の外周部の基端側に所要の嵌合代をも
ってハウジングに圧着嵌合する圧着嵌合部を設け、外周
部の先端側にハウジング内径よりも僅かに小さい外径寸
法に形成した挿嵌部を設けてなるもので、オイルシール
の嵌合に際して、先ず挿嵌部を容易にハウジングに押込
んでオイルシールを安定的に位置決め保持させることが
でき、この状態において圧入治具による圧入力またはハ
ンマーによる打撃力によって、挿嵌部から圧着嵌合部に
かけて徐々に傾斜する段差部に案内移行されながら円滑
かつ確実に圧着嵌合部を嵌合することができる。
従ってこの発明によれば、作業員の個人差なく極めて円
滑かつ確実に、しかもオイルシールを変形させることな
くハウジングに嵌合させることができ、組付性を大幅に
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のオイルシールの部分縦断面図、第2
図及び第3図は従前のオイルシール補強環の部分縦断面
図である。 1……補強環、2……フランジ部、 4……外周部、4a……圧着嵌合部、 4b……挿嵌部、4c……段差部、 4d……屈曲部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−57708(JP,A) 特開 昭53−85255(JP,A) 特開 昭49−57965(JP,A) 実公 昭45−17042(JP,Y1) 実公 昭28−4806(JP,Y1) 米国特許4504068(US,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補強環の外周部をハウジングに嵌合してシ
    ールする外周金属嵌合型オイルシールにおいて、前記補
    強環の外周部の基端側に所要の嵌合代をもってハウジン
    グに圧着嵌合する圧着嵌合部を設け、前記外周部の先端
    側にハウジング内径よりも僅かに小さい外径寸法に形成
    した挿嵌部を設け、圧着嵌合部と挿嵌部との間には圧着
    嵌合部から挿嵌部にかけて徐々に外径寸法が小さくなる
    段差部を設けてなることを特徴とする外周金属嵌合型オ
    イルシール。
JP62149933A 1987-06-16 1987-06-16 外周金属嵌合型オイルシール Expired - Lifetime JPH0670474B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62149933A JPH0670474B2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 外周金属嵌合型オイルシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62149933A JPH0670474B2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 外周金属嵌合型オイルシール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63312570A JPS63312570A (ja) 1988-12-21
JPH0670474B2 true JPH0670474B2 (ja) 1994-09-07

Family

ID=15485741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62149933A Expired - Lifetime JPH0670474B2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 外周金属嵌合型オイルシール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0670474B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0725487Y2 (ja) * 1989-04-07 1995-06-07 株式会社荒井製作所 外周金属嵌合型オイルシール
JPH02134362U (ja) * 1989-04-14 1990-11-07
JPH0769017B2 (ja) * 1990-04-27 1995-07-26 株式会社荒井製作所 オイルシールの補強環
JPH0810713Y2 (ja) * 1990-05-18 1996-03-29 エヌオーケー株式会社 密封装置
US11384840B2 (en) 2018-03-15 2022-07-12 Eagle Industry Co., Ltd. Seal device

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4504068A (en) 1979-08-25 1985-03-12 Firma Carl Freudenberg Shaft sealing ring

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4517042Y1 (ja) * 1965-06-01 1970-07-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4504068A (en) 1979-08-25 1985-03-12 Firma Carl Freudenberg Shaft sealing ring

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63312570A (ja) 1988-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4176428A (en) Panel fastener
US4202243A (en) Self-compensating rivet
JP2002005145A (ja) かしめナットおよびその製造方法
EP0815979A2 (en) Method of punching a punch guide hole in a blank holder of a punch assembly, a punch assembly and a blank holder
US20110097172A1 (en) Clinch Pin Fastener
US8616039B2 (en) Method of manufacturing a clinch pin fastener
JPH03210931A (ja) 自己ピアシング・リベッティング・ファスナのパネルへの取付け法及び自己ピアシング・リベッティング・ファスナのパネルへの取付け用ダイ部材
JPH034013A (ja) クリンチ型締め具構造及び工具
JPH0670474B2 (ja) 外周金属嵌合型オイルシール
EP1500461B1 (en) Method for the attachment of a functional element to a sheet metal part and also a component assembly
JPH0448370Y2 (ja)
US5713116A (en) Clinch-type lock nut installation and formation process
JP2022507054A (ja) 薄いシート素材用ファスナー
US4402124A (en) Method of pressure locking an aperatured nut into a die-side hole of a metal plate
JP3190264B2 (ja) Tナットの製造方法
JP2022119589A (ja) 缶蓋及びその製造方法
CN208787456U (zh) 冲头
JP3804922B2 (ja) ボール栓用圧入・かしめ治具
JPH0725487Y2 (ja) 外周金属嵌合型オイルシール
JPS61144224A (ja) フランジ成形方法及びこれに使用するプレス成形型
JPS60252814A (ja) クリンチナツト
JP2507849B2 (ja) 座金付ナットとその製造方法
JPH0314569Y2 (ja)
JPH07305710A (ja) バランスピース付きボルト組立体,ボルト,バランスピースおよびバランスピース固定用治具並びにバランスピース固定方法
JPH0514614U (ja) カメラ用シヤツタのカシメ用ダボ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term