JPH0669807B2 - 包装体の製造方法と製造装置 - Google Patents

包装体の製造方法と製造装置

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JPH0669807B2
JPH0669807B2 JP62118195A JP11819587A JPH0669807B2 JP H0669807 B2 JPH0669807 B2 JP H0669807B2 JP 62118195 A JP62118195 A JP 62118195A JP 11819587 A JP11819587 A JP 11819587A JP H0669807 B2 JPH0669807 B2 JP H0669807B2
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祐司 沢
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/40Packages formed by enclosing successive articles, or increments of material, in webs, e.g. folded or tubular webs, or by subdividing tubes filled with liquid, semi-liquid, or plastic materials
    • B65D75/44Individual packages cut from webs or tubes
    • B65D75/46Individual packages cut from webs or tubes containing articles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C11/00Sausage making ; Apparatus for handling or conveying sausage products during manufacture
    • A22C11/12Apparatus for tying sausage skins ; Clipping sausage skins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B9/00Enclosing successive articles, or quantities of material, e.g. liquids or semiliquids, in flat, folded, or tubular webs of flexible sheet material; Subdividing filled flexible tubes to form packages
    • B65B9/10Enclosing successive articles, or quantities of material, in preformed tubular webs, or in webs formed into tubes around filling nozzles, e.g. extruded tubular webs
    • B65B9/20Enclosing successive articles, or quantities of material, in preformed tubular webs, or in webs formed into tubes around filling nozzles, e.g. extruded tubular webs the webs being formed into tubes in situ around the filling nozzles

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、ソーセージやハムなどを熱可塑性樹脂のケー
シングフィルムによって包装する包装体に係り、特に筒
状ケーシングフィルムの両端部を完全密封でき、しかも
レトルト殺菌工程などにおける内圧の上昇に耐え得る包
装体の製造方法と製造装置に関する。
〔発明の背景〕
第8図は従来のソーセージやハムなどを被包装物とする
包装体を示している斜視図である。
従来のこの種の包装体は、加工食品が、熱可塑性樹脂フ
ィルム、例えば塩化ビニリデンと塩化ビニールとの共重
合体などのケーシングフィルム1によって包まれてい
る。ケーシングフィルム1は、円筒状に成形され、その
縁部どうしが高周波溶着される。高周波溶着されたシー
ル線は第8図にて符号2で示されている。そして、筒状
に成形されたケーシングフィルム1内にソーセージなど
の原料となる加工食品が充填された後、ケーシングフィ
ルム1の両端部が絞られ、アルミニウムなどの金属クリ
ップ3によって結紮される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、金属クリップ3によって結紮されている
包装体では、結紮部における耐圧強度は高いが、クリッ
プ部分の密閉性が完全でない問題点がある。この金属ク
リップ3による結紮部にて包装の密封性を向上させよう
とする場合には、金属クリップ3の締め付け圧力を高め
ることになるが、あまり強く締め付けすぎるとケーシン
グフィルム1が損傷しやすくなり、かえって密閉性が低
下することになる。そこで、ケーシングフィルム1が損
傷しない程度の締め付け圧で妥協しているのが現状であ
る。したがって、金属クリップ2による結紮部では、包
装後のレトルト殺菌などにおける内圧の上昇に対しては
耐え得るが、密閉性が十分ではなく、被包装物に含まれ
る水分が浸出したり外気および雑菌が浸入するおそれが
ある。
また最近では、特開昭59-26424号公報あるいは特開昭59
-26467号公報などに開示されているように、包装体の密
閉性を高めることを目的として、筒状ケーシングフィル
ム1の両端部を集束させ、金属クリップを設けずにこの
部分を超音波溶着によってシールするだけの包装体が考
えられている。しかしながら、ケーシングフィルムの集
束部を超音波溶着しただけの包装体では、密閉性の面で
優れているが、その反面で溶着部分の耐圧強度が低い欠
点がある。すなわち、ケーシングフィルムを集束して溶
着すると、アンビルと超音波ホーンとの接圧によって溶
着部が平坦に圧接されてしまう。そのため溶着部が横長
で且つ薄いものになり、レトルト殺菌工程などにおいて
包装の内圧が上昇した場合に溶着部の境界面がこの圧力
に耐え得ないものになる。したがって、単に包装するだ
けで良い製品の包装には使用することが可能であるが、
ソーセージなどの加工食品のように、包装後にレトルト
殺菌やボイルなどの加熱工程が必要となる製品に使用し
た場合には、加熱による被包装物の膨張やケーシングフ
ィルムの収縮により、溶着部に破れなどが生じ、包装体
としての本来の機能を満足できなくなる。また、ハムや
食肉の包装などのように、真空包装しその後にケーシン
グフィルムをシュリンクさせる包装体に、上記の超音波
溶着だけのものを採用した場合においても、シュリンク
時のケーシングフィルムの張力に溶着部が耐えきれず、
真空戻り、すなわち包装体の内部に外気が侵入して内部
の真空状態が維持できなくなることなどが生じる可能性
が高くなる。
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、ケー
シングフィルムの端部の収縮部の耐圧強度や加熱による
被包装物の膨張による耐圧強度を十分に確保し、しかも
包装体の密封性を高めることができるようにして、これ
まで実現されていなかった包装体を提供できるようにし
たものである。
〔問題点を解決するための具体的な手段〕
本発明は、 筒状に成形されたケーシングフィルム内に被包装物を入
れ、ケーシングフィルムの端部を集束して、結紮金型を
用いてこの集束部を金属クリップによって結紮し、この
結紮と同時に、前記結紮金型を介して金属クリップに超
音波振動を与え、金属クリップを介して集束部のケーシ
ングフィルムを超音波振動させて溶融し、金属クリップ
に囲まれている部分のケーシングフィルムを溶着シール
する包装体の製造方法、 ならびに、 被包装物が包まれている筒状のケーシングフィルムの端
部を集束させる集束機構と、ケーシングフィルムの集束
部分を挟んで設けられ且つその圧接動作によって金属ク
リップをケーシングフィルムの集束部分に対して締付け
る結紮金型と、この結紮金型を介して金属クリップに超
音波振動を与える超音波振動発生器とから成る包装体の
製造装置である。
〔作 用〕
本発明による包装体の製造方法では、内容物を充填した
ケーシングフィルムを集束させて、この集束部分を金属
クリップによって結紮する。この結紮と同時に、結紮金
型を介して金属クリップに超音波振動を与える。この超
音波振動は金属クリップを介して、結紮部のケーシング
フィルムに伝達され、超音波振動によりケーシングフィ
ルムの結紮部分が自己発熱して溶融し、金属クリップに
て囲まれている部分が溶着される。このとき、ケーシン
グフィルムの結紮部分では、フィルムの中間に残ってい
る被包装物が超音波振動によって散逸されフィルムどう
しが溶着されやすい状態になり、よって衛生的に溶着さ
れる。また結紮部においてフィルムは金属クリップに囲
まれた状態にて溶融されるので、溶融した樹脂が広がる
ことなくフィルムどうしがむらなく溶着シールされるこ
とによる。また、単に溶着シールされた部分を金属クリ
ップで保護する効果の他に金属クリップの内部にて、フ
ィルムの断面がほぼ円形の状態にまとめられて溶着され
ることになるため、包装後の加熱工程における内圧の上
昇やフィルムの収縮において、溶着箇所の各所にて張力
が均一に作用するようになり、融着部の耐圧強度が安定
する。すなわち、金属クリップの内部を溶着することに
より、十分な耐圧強度を得ることができるととともに、
この結紮部の密閉性を十分に高く維持できるものとな
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第7図の図面によって
説明する。
第1図は本発明による包装体の製造装置の第一実施例の
概略を示す正面図、第2図は第1図の製造装置における
結紮・溶着ユニットを示す部分斜視図、第3図は結紮・
溶着ユニットの拡大正面図、第4図は結紮・溶着ユニッ
トによる集束、結紮および溶着動作を示す拡大正面図、
第5図は製造された包装体の結紮溶着部を示す拡大側面
図、第6図は第5図のVI−VI断面図である。第7図は本
発明の第二実施例による包装体の製造方法ならびに製造
装置を示す部分断面図である。
第1図〜第6図に示す第一実施例は、ソーセージなどの
連続包装充填工程を示しているものである。
第1図において、符号11は供給ポンプ、符号12は充填ノ
ズルを示している。ソーセージを製造する場合の加工食
肉などは、この供給ポンプ11によって加圧され、充填ノ
ズル12から供給される。また充填ノズル12の図示上部の
周囲には成形部材(フォーミングプレート)13が設けら
れている。原反14から引き出された帯状フィルム10は、
ガイドロール15aと15bとによって導かれ、上記成形部材
13によって円筒状に成形される。また成形部材13の下方
位置には対向する高周波電極16と17が設けられており、
成形部材13によって円筒状に成形された帯状フィルム10
の縁部どうしが上記高周波電極16と17とによって溶着さ
れ円筒状のケーシングフィルム1となる。高周波電極16
と17とによって溶着されたシール線は符号2で示され
る。前記充填ノズル12によって、円筒状に形成されたケ
ーシングフィルム1内に加工食品が充填される。
充填ノズル12の下方位置にはフィルム送りローラ18と19
が設けられており、円筒状に成形されたケーシングフィ
ルム1は、このフィルム送りローラ18と19によって下方
向へ連続的に送り出される。さらに下側には一対の絞り
ローラ21が設けられており、加工食品が充填されながら
下方向へ送り出されるケーシングフィルム1が、この絞
りローラ21によって間欠的に絞られ、ケーシングフィル
ム1に扁平部1aが形成される。
絞りローラ21の下方には結紮・溶着ユニット30が配置さ
れている。この結紮・溶着ユニット30は、円筒状のケー
シングフィルム1の下降速度に合わせて上下に往復動作
するようになっている。この結紮・溶着ユニット30によ
り、前記絞りローラ21によって絞られた扁平部1aがさら
に集束され、金属クリップ3(第4図参照)によって結
紮され且つ溶着され、さらに結紮部の中間が切断され
る。
第2図〜第4図に示す結紮・溶着ユニット30において、
符号31と32は集束機構を構成する四枚の集束板である。
片側に配置された一対の集束板31は上下に間隔を開けて
配置されており、他方に配置された一対の集束板32は、
前記収束板31よりもわずかに短い間隔にて上下に配置さ
れている。一方の集束板31の各々には、Vの字形状のガ
イド溝31aと、このガイド溝31aの底部に連続する集束溝
31bとが形成されている。同様に、他方の集束板32に
も、Vの字形状のガイド溝32aと集束溝32bが連続して形
成されている。各集束板31と32は駆動機構(図示せず)
によって往復駆動される。第3図と第4図に示すよう
に、両集束板31と32とが噛み合う状態に進出すると、第
4図に示す絞りローラ21によって挟圧されたケーシング
フィルム1の扁平部1aが両集束板31と32に形成されてい
る集束溝31によってさらに集束させられる。
一方の集束板31の中間には、結紮金型33が設けられ、他
方の集束板32の中間には結紮金型34が設けられている。
両結紮金型33と34はケーシングフィルム1を挟んで対向
し且つ互いに圧接動作できるように駆動される。第2図
の右側に位置している結紮金型33の上面には一次成形下
型33aが設けられており、この一次成形下型33aと図示し
ない一次成形上型とによって、アルミニウムなどの金属
ワイヤがU字形状に成形される。ワイヤがU字形状とさ
れた金属クリップ3は結紮金型33の上下二箇所に形成さ
れている成形溝33bの各々に保持される。そして両結紮
金型33と34とが互いに圧接動作すると、第4図に示すよ
うに結紮金型33の成形溝33bと結紮金型34の成形溝34aと
により、一対のU字形状のワイヤである金属クリップ3
が上下に間隔を開けて圧接成形され、フィルム集束部が
締め付けられる。この装置では、結紮金型33と34の一方
例えば33で示す側が超音波溶着用のアンビルとなってお
り、34で示す他方の結紮金型34が超音波ホーンとなって
いる。第1図に示すように、超音波ホーンとなる結紮金
型34には、高周波を超音波振動に変換するコンバータ36
と超音波振動を増幅するブースタ35とから成る超音波振
動発生器が連設されており、結紮金型34に20〜60KHz程
度の超音波振動が付与される。
また右側の結紮金型33には補助集束板39が一対設けられ
ている。この補助集束板39にもV字形状のガイド溝39a
と、このガイド溝39aの底部に連続する集束溝39bが設け
られている。第3図と第4図に示すように、一対の補助
集束板39の間にはカッター37が設けられている。このカ
ッター37はカッターベース38(第3図参照)に支持され
ている。このカッターベース38は結紮金型33の前進動作
からわずかに遅れて前進するように駆動され、この前進
動作によって、上下に間隔を開けて金属クリップ3で結
紮されている部分の中間のケーシングフィルム1が切断
される。
次に上記製造装置を用いた包装体の製造方法について説
明する。
帯状フィルム10(ケーシングフィルム1)としては熱可
塑性樹脂フィルムが使用される。一例としては、例えば
塩化ビニリデンと塩化ビニールの共重合体樹脂をインフ
レーション法などにより二軸延伸されたものであって、
厚さが20μm程度のものが2枚重ね合わされたフィルム
が使用される。あるいは厚さが40μm程度のシングルフ
ィルムが使用される場合もある。金属クリップ3は、直
径が1.8〜3.9mm程度の断面円形のアルミニウムワイヤが
使用される。この金属クリップ3の材質としては、締め
付け時に変形しやすくしかも超音波を伝達しやすいもの
が理想的であるが、アルミニウムの他に、銅、ステンレ
ススチール、鉄などを使用することが可能である。また
金属クリップ3は断面が円形のものに限られず、断面が
矩形のものを使用する場合もある。またこの実施例で
は、第5図と第6図に示すように、ケーシングフィルム
1の集束部が金属クリップ3によって一重に巻かれる
が、金属クリップ3を多重に巻くように構成してもよ
い。
第1図に示すように、原反14から引き出された帯状フィ
ルム10は、成形部材13によって円筒状に成形され、また
フィルム送りローラ18と19とによって一定の速度にて下
方向へ送り出される。円筒状に成形された帯状フィルム
10の縁部は互いに合わせられ、高周波電極16と17とによ
って溶着されて円筒状のケーシングフィルム1が形成さ
れる。なお、高周波溶着されたシール線は第5図にて符
号2で示される。そして、円筒状に成形されたケーシン
グフィルム1内に、供給ポンプ11と充填ノズル12から加
工食肉などの被包装物が連続的に充填される。
被包装物が充填されたケーシングフィルム1は、絞りロ
ーラ21によって間欠的に絞られ、ケーシングフィルム1
に部分的な扁平部1aが形成される。
さらに、上下に往復動作する結紮・溶着ユニット30で
は、まず、フィルムケーシング1の両側に対向する集束
板31と32とが互いに接近する方向へ駆動され、第3図に
示すように、互いに噛み合う集束板31の集束溝31bと集
束板32の集束溝32bとによって、ケーシングフィルム1
の扁平部1aがさらに集束させられ、集束部1bが形成され
る。集束板31と32の動作から少し遅れて、一対の結紮金
型33と34が互いに圧接する方法に前進する。そして一方
の結紮金型33の2箇所の成形溝33b内に保持されている
U字形状ワイヤによる金属クリップ3が、ケーシングフ
ィルム1の集束部1bに巻き付けられる。さらに結紮金型
33の二箇所の成形溝33bと結紮金型34の二箇所の成形溝3
4aとの加圧力によりU字形状ワイヤの金属クリップ3が
締め付けられ、第4図に示すように、フィルム集束部1b
が金属クリップ3によって結紮される。また、この結紮
動作と同時または金属クリップ3による結紮が完了した
直後に、両結紮金型33と34とが圧接されている状態のま
ま、コンバータ36からブースタ55を介して結紮金型34に
超音波振動が付与される。結紮金型34は超音波ホーンと
して機能し、アンビルとして機能する相手側の結紮金型
33との接圧の下で、金属クリップ3に対して超音波振動
が付与される。この超音波振動は金属クリップ3を介し
てこの金属クリップ3によって囲まれている部分のケー
シングフィルム1に伝達される。ケーシングフィルム1
は、この超音波振動によって自己発熱し、この発熱によ
ってフィルムが溶融して溶着シールされる。絞りローラ
21による挟圧動作ならびに集束板31と32とによる集束動
作により、ケーシングフィルム1の集束部1bの内部に被
包装物が残留している場合があるが、この残留物は超音
波によって散逸されることになるため、金属クリップ3
の内部においてフィルムは十分に且つ衛生的に溶着シー
ルされることになる。また金属クリップ3によって囲ま
れている部分にてフィルムが溶融することになるため、
溶着されるフィルムが広がることなく断面がほぼ円形状
のまま密集した状態にて溶融することになる。したがっ
て、集束部にてフィルムが確実にむらなく溶着シールさ
れることになる。
さらに溶着動作が完了した後、カッターベース38が進出
し、上下の金属クリップ3による結紮部の中間部分のケ
ーシングフィルムがカッター37によって切断される。こ
の切断動作によって個々に分離された包装体が製造され
る。
このようにして製造された包装体(第5図および第6図
参照)では、ケーシングフィルム1の両端の集束部1bが
金属クリップ3にて締め付けられているとともに、金属
クリップ3にて締め付けられている内部のフィルムが溶
着されていることになる。この金属クリップ3の結紮に
よって包装体の耐圧強度を高くすることができ、包装後
のレトルトやボイルなどの加熱処理による被包装物の緊
張やケーシングフィルムの熱収縮に十分に耐えることが
できる。しかも集束部のフィルム溶着によって包装の密
閉性が従来のものよりも格段に向上され、被包装物の浸
出や、包装体内部への外気の浸入などが生じなくなる。
第7図は本発明の第二実施例を示している。
この実施例は、生肉やハムなどを真空包装した後に、ケ
ーシングフィルム1を金属クリップ3によって結紮する
いわゆるハンディパッカーに対して本発明を適用したも
のである。第7図において、符号41と42は集束板であ
る。また符号43と44は金属クリップ3を締め付ける結紮
金型である。この結紮金型43と44においても、前記第一
実施例とほぼ同様に、太めのアルミニウムワイヤがU字
形状に曲げられて金属クリップが形成される。そして両
金型43と44との圧接動作により、ケーシングフィルム1
の集束部1bが金属クリップ3によって締め付けられるよ
うになる。この装置において、一方の結紮金型43をアン
ビルとして使用し、他方の結紮金型44を超音波ホーンと
して使用する。この場合、ホーンとして使用される結紮
金型44にはコンバータとブースタとを有する超音波振動
発生器を接続する。そして、金属クリップ3の締め付け
と同時あるいはその直後に金属クリップ3に対して超音
波振動を与え、金属クリップ3によって締め付けられて
いる内部のフィルムを自己発熱させ、溶着シールする。
この第7図に示す実施例では、円筒状に成形されたケー
シングフィルム1内に被包装物が充填され、ケーシング
フィルム1内が真空状態とされて、結紮金型43と44とに
よって金属クリップ3が締め付けられ且つ超音波溶着さ
れる。この包装体はその後に熱湯中などにおいてシュリ
ンク処理される。ケーシングフィルム1の集束部1bでは
金属クリップ3による結紮が行なわれているので、シュ
リンク処理におけるケーシングフィルム1の収縮力に対
し、結紮部は十分な強度を有することになる。また集束
部1bが超音波によって溶着されているので、包装体の内
部の密閉性が向上され、包装後の真空戻りなどが生じな
くなる。
なお、本発明はフィルム素材が塩化ビニリデンと塩化ビ
ニールの共重合体に限られるものではなく、他の熱可塑
性樹脂であっても同じ効果を期待できる。
〔実験結果〕
次に、本発明による包装体の強度試験の結果について説
明する。
ケーシングフィルムの材質 ケーシングフィルム1は、塩化ビニリデンが80重量部、
塩化ビニールが20重量部の重合仕込み組成比よりなる共
重合体樹脂に、可塑剤、安定剤、滑剤ならびに梨地化剤
を混合し、溶融押出機により加熱溶融し、管状ノズルか
ら押し出し、急冷後、インフレーション法によって二軸
延伸したものを使用した。ケーシングフィルム1は、厚
さ約20μmのフィルムを2枚重ね合わせたものを使用し
た。またケーシングフィルムの折り幅は約20mmのものを
使用した。なお、折り幅とは円筒状ケーシングフィルム
1を扁平につぶしたときの幅寸法であり、円周長の1/2
である。
金属クリップの材質 金属クリップ3は、断面円形で直径2.1mmのアルミワイ
ヤを使用した。
実験試料 (a)本発明に相当する試料(実施試料) 前記ケーシングフィルム1の一端を集束して金属クリッ
プ3によって結紮した。この集束ならびに結紮作業は従
来のソーセージなどの自動充填装置に装備されている結
紮機構によって行なった。ケーシングフィルム1を締付
けている金属クリップ3をアンビルと超音波ホーンによ
って挟持し、金属クリップ(1個の長さ約16mm)に、直
径が40mmの加圧シリンダーで3.0kg/cm2(ゲージ圧)の
圧力をかけ、周波数約28KHzの超音波を約0.8秒間金属ク
リップに与え、金属クリップ3にて囲まれている部分を
溶着シールした。
(b)比較試料−1 上記実施試料と同じ自動充填装置を用いて、ケーシング
フィルム1の一端を集束して金属クリップ3で結紮した
だけのものを作成した。
(c)比較試料−2 前記ケーシングフィルム1の一端を集束させ、金属クリ
ップ3による結紮を行なうことなく、この集束部をアン
ビルと超音波ホーンによって挟持し、接圧約4.5Kg/cm2
で周波数約40KHzの超音波を約0.2秒間与え、フィルム集
束部を直接溶着シールした。
実験方法ならびに結果 実験は、上記各試料につき100本ずつを使用した。各試
料について、一端が閉じられている円筒状のフィルムの
開放端部からエアーノズルを挿入し、集束溶着部から約
50mm離れた位置にてフィルムをゴム管にて締め空気が洩
れない状態にする。これを水中に埋没させ、空気圧を徐
々に高めてゆき、エアー漏れが生じた時点のゲージ圧
(Kg/cm2)を測定した。空気圧は15秒間で約1Kg/cm2
割合にて上昇させた。実験結果は以下の表の通りであ
る。以下の表では、各試料において、100本の包装体の
それぞれについて測定されたエアー漏れのゲージ圧の範
囲と平均値とを示す。
この表から明らかなように、シール強度が平均値および
範囲共に、本発明の結紮・溶着構造を有しているもの
は、従来の金属クリップによる結紮だけのものおよび超
音波シールしただけのものに比べて格段に向上している
ことが分る。
〔発明の効果〕
本発明では、以下に列記した効果を奏するようになる。
(1)本発明による包装体では、金属クリップによる結
紮部の内部のフィルムを溶着しているので、従来の金属
クリップだけのものや単に集束部を超音波シールしただ
けのものに比べて、金属クリップにより耐圧強度を確保
するとともに密閉性が大幅に向上するようになる。した
がって、レトルト殺菌工程などにおける被包装物の膨張
やケーシングフィルムの収縮により、結紮・溶着部に作
用する応力が大きくなったとしても、これに耐え得るこ
とができ、また密閉性が向上するため、充填物の漏れや
外気や雑菌などの侵入も生じなくなる。特に本発明で
は、金属クリップによって囲まれている部分のフィルム
を溶融して溶着させているので、フィルムがむらなく密
集して密着されることになり、十分なシール性すなわち
密閉性を発揮できるようになる。またフィルムは断面が
ほぼ円形の状態にて密集して密着されているため、レト
ルト殺菌などにおいて、ケーシングフィルムの張力は溶
着箇所の各部分に対して均一に作用するようになる。こ
の点において、従来のように集束部が平坦状に超音波溶
着されているものに比べて耐圧強度をきわめて向上でき
ることになる。
(2)従来の金属クリップによる結紮のみのものでは、
密閉性を向上させるために金属クリップの締付け圧力を
高める必要があり、これによってケーシングフィルムの
破れなどが生じやすくなっていた。これに対し、本発明
では、超音波溶着によって密閉性を向上させることがで
きるため、金属クリップの締め付け圧をさほど高くする
必要がなくなる。よって金属クリップの締め付け力によ
ってケーシングに破れが生じることもなくなる。また金
属クリップによって密閉性を向上させる必要がないの
で、金属クリップの材料を細いものにすることも可能で
あり、材料コストを低減し、金属クリップの素材となる
線材の供給作業も楽になる。
(3)金属クリップによって囲まれている部分に超音波
振動を与えることにより、フィルム集束部における被包
装物の残留物を散逸させることができるようになる。よ
って金属クリップだけで締め付けているものに比べて結
紮部を衛生的に保つことができ、カビの発生や腐敗など
を防止できるようになる。
(4)本発明では、金属クリップにより結紮するための
結紮金型を用い、この結紮金型を介して金属クリップか
らフィルムに超音波振動を与えているため、結紮と溶着
シールとを一連の工程に行なえ、またケーシングフィル
ムの集束部を均一に溶融できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による包装体の製造装置の第一実施例を
示す正面図、第2図は包装体の製造装置における結紮・
溶着ユニットを示す部分斜視図、第3図は第2図に示す
結紮・溶着ユニットによるフィルムの集束動作を示す正
面図、第4図は第2図に示す結紮・溶着ユニットによる
結紮ならびに溶着動作を示す正面図、第5図は本発明に
よる包装体の結紮・溶着部を示す部分正面図、第6図は
第5図のVI-VI断面図、第7図は本発明の第二実施例に
よる包装体の製造方法ならびに装置を示す部分断面図、
第8図は従来のソーセージなどの包装体を示す斜視図で
ある。 1……円筒状のケーシングフィルム、1a……ケーシング
フィルムの扁平部、1b……ケーシングフィルムの集束
部、3……金属クリップ、12……充填ノズル、13……成
形部材、16,17……高周波電極、18,19……フィルム送り
ローラ、21……絞りローラ、30……結紮・溶着ユニッ
ト、31,32,39……集束機構を構成する集束板、33……ア
ンビルとして兼用されている結紮金型、34……超音波ホ
ーンとして兼用されている結紮金型、35,36……超音波
振動発生器を構成するブースタとコンバータ、37……カ
ッター。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状に成形されたケーシングフィルム内に
    被包装物を入れ、ケーシングフィルムの端部を集束し
    て、結紮金型を用いてこの集束部を金属クリップによっ
    て結紮し、この結紮と同時に、前記結紮金型を介して金
    属クリップに超音波振動を与え、金属クリップを介して
    集束部のケーシングフィルムを超音波振動させて溶融
    し、金属クリップに囲まれている部分のケーシングフィ
    ルムを溶着シールする包装体の製造方法。
  2. 【請求項2】被包装物が包まれている筒状のケーシング
    フィルムの端部を集束させる集束機構と、ケーシングフ
    ィルムの集束部分を挟んで対向しており且つその圧接動
    作によって金属クリップをケーシングフィルムの集束部
    分に対して締付ける結紮金型と、この結紮金型を介して
    金属クリップに超音波振動を与える超音波振動発生器と
    から成る包装体の製造装置。
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